JP3248181B2 - 液性状の計測装置 - Google Patents

液性状の計測装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、排水凝集処理装置又は汚泥脱水処理装置に
組み込まれ、被処理水の性状を検出して薬注量(凝集剤
の添加量)を制御するために用いられる液性状の計測装
置に関する。
[従来の技術] 従来から、凝集処理装置や汚泥脱水装置における薬注
制御装置として、種々のものが提案されている。例え
ば、液中の残留ポリマー量を、その量が多くなると液の
粘性が変化することから粘度計等を用いて間接的に計測
し、その計測値を指標として薬注制御を行なうことが提
案されている。
液の物性としては、粘度のみならず比熱、電気伝導度
等種々のものが挙げられ、それらが薬注では各々影響す
る。従って、単に液の物性の一つである粘度のみを指標
として薬注量を制御したのでは、薬注量に過不足が生
じ、凝集不良や過剰添加による薬剤コスト高が避けられ
なかった。
このような従来技術の問題点を解決するものとして、
汚泥性状等の変化による液の物性値の変化を熱移動の変
化としてとらえて指標とし、その値により薬注量の制御
を行なうことが考えられている。
熱移動検出計の一種としての熱線流速計は、周知のよ
うに、加熱体となる熱線に定電流を流しておき、この熱
線を流体中に挿入するものである。流速の変動がある
と、熱線からの熱の奪われ度合が変化する。これにより
熱線の温度が変化して抵抗も変わる。熱線流速計は、こ
の抵抗の変化を電圧の変化としてとらえて流速を計測す
るものである。
この熱線流速計の原理に基づき、液の流速を一定とし
た上で熱線から奪われる微小な熱の移動を抵抗(電圧)
の変化として検出すると、この変化を液の物性の変化と
して把握することができる。
熱移動検出計を用いた液性状の測定装置として第3図
に示したものが考えられている。第3図は熱移動検出計
の一種である熱線流速計31及びその設置構造の概略構成
図である。この熱線流速計31は熱線(抵抗)32、定電流
発生器33、電圧計34を備えている。
熱線32は濾液貯槽30内を一定の流速で旋回する液Fと
接しており、この液が一定の物性の際には、定電流を流
すと熱線32から奪われる熱量は一定であるので、抵抗は
一定で電圧にも変化はない。液の物性が変化すると、熱
線32から奪われる熱量が変化するので抵抗が変化する。
即ち、熱線から液中への熱移動が生じ抵抗が変化する。
いま、電流を一定として流しているので、この抵抗の変
化は電圧の変化としてとらえることができ、この変化が
液中の物性値の検出値となる。なお、熱線32の特性値の
変化は、抵抗値あるいは電圧の変化のどちらでとらえて
も良い。
また、上述は定電流型で説明したが、定温度型あるい
は定電圧型の熱線流速計でも良い。
以上から明らかな如く、熱移動検出計を用いれば、一
定の流速を与えるだけで微小な物性値の変化をとらえる
ことが可能となる。
なお、第3図ではコイル状に巻回された熱線が図示さ
れているが、白金等の導体をセラミック等よりなるセン
サプレートの表面に焼き付け等の手法により膜状に貼設
したセンサも用いられる。
[発明が解決しようとする課題] 上記の導体をセンサプレート上に設けたセンサを有す
る液性状の計測装置においては、該センサプレートを液
流通方向に対面させるようプレート面を液流通方向と垂
直方向に設けると、導体やセンサプレートに気泡や汚れ
が付着しやすい。即ち、この種の液性状の計測装置で
は、計測時の該導体の表面温度が30〜200℃という高温
状態となり、温度上昇に伴う気泡が導体表面に付着す
る。また、計測試料(例えば脱水濾液)中の汚れ因子
(SS(懸濁物質)、有機物、塩類等)が計測時間の経過
と共にセンサ表面に付着しようとする。
センサプレートを液流通方向と垂直方向に設けると、
プレートの板央部分では局所的に液流れに澱みが生じ、
上記の気泡が剥離しなかったり、汚れが付着しやすくな
る。このような気泡や汚れの蓄積の結果、液性状の計測
装置の検出精度および、センサ耐久性が低下する。
[課題を解決するための手段] 本発明の液性状の計測装置は、排水凝集処理装置又は
汚泥脱水処理装置の凝集剤の添加量の制御に用いられる
液性状の計測装置であって、内部に被検液体と洗浄水と
が切り替えて流通される中空管と、板面を該中空管の管
軸方向と平行方向にして該中空管の内部に液と接触する
ように設けられたセンサプレートと、該センサプレート
の表面に設けられた熱移動検出用の導体とを備えること
を特徴とするものである。
[作用] 本発明の液性状の計測装置においては、センサプレー
トが液流れ方向と平行方向に設置されるので、センサプ
レート表面の全域においてプレート表面に沿う液の流速
が大きくなる。この結果、導体の表面部分で気泡が生じ
ても該気泡はすぐに剥離されるようになる。また、汚れ
も付着しにくいものとなる。
なお、本発明の液性状の計測装置は、導体に一定電流
を流し、熱線両端の電圧変化を検出するほか、熱線の温
度(抵抗)が一定となるように通電電流を制御し、この
際に消費される電力を計測する定抵抗方式も採用でき
る。
本発明の計測装置においては、被検液体を中空管に流
通させて計測を行なった後、定期的に又は適宜に浄水を
中空管に流して導体表面や中空管内面の洗浄を行なう。
このようにすると、計測装置の計測精度が一段と向上す
ると共に耐久性も向上する。なお、洗浄時の洗浄水流速
は計測時の液流速よりも大きく(例えば5〜20倍)する
のが好適である。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例に係る液性状の計測装置の側
面図であり、第2図は第1図のII−II線部分の断面斜視
図である。
中空管1の上流側に給液用配管2と洗浄水用配管3が
接続され、配管2、3にはそれぞれ弁4、5が設けられ
ている。中空管1の下流側には排液用の配管6が接続さ
れている。
中空管1内には導体8(第2図)を線状にパターニン
グしたセンサプレート7が設けられており、該センサプ
レート7からリード線9が引き出されている。なお、導
体8はセンサプレート7全面に平面状にパターニングし
たものでも良い。このセンサプレート7は、その板面が
中空管1の管軸方向と平行方向になるように設けられて
いる。
10は液温検出用の温度センサである。
なお、本実施例の液性状の計測装置は、脱水機への脱
水用凝集ポリマを過不足なく供給する自動薬液制御シス
テムへの計測部を構成している。
このように構成された液性状の計測装置においては、
配管2から液を中空管1に流通させ、センサプレート7
の導体8により液性状を検出するのであるが、導体8を
担持したセンサプレート7が液流れ方向と平行方向に設
置されるので、センサプレー表面の全域においてプレー
ト表面に沿う液の流速が大きい。そして、この結果、導
体8の表面部分で気泡が生じても該気泡がすぐに剥離さ
れるようになる。また、導体8やセンサプレート7の表
面に汚れが付着しにくいものとなる。これにより、高精
度の計測が可能である。また、装置の耐久性も良い。な
お、第2図の矢印は中空管1内における液流れを模式的
に示している。
なお、配管3から中空管1に定期的又は適宜に洗浄水
を流して導体付きセンサプレート7及び中空管1の内面
を洗浄する。
[効果] 以上の通り、本発明の液性状の計測装置においては、
表面に導体が形成されたセンサプレートが液流れ方向と
平行方向に設置されているので、センサプレート表面の
全域においてプレート表面に沿う液の流速が大きくな
る。この結果、導体の表面部分で気泡が生じても該気泡
はすぐに剥離されるようになる。また、導体やセンサプ
レートへの汚れも付着しにくいものとなる。
従って、計測精度が高いと共に、液性状の変動に対す
るセンサ出力の応答性が良い。
なお、本発明によると、導体やセンサプレート、中空
管内面などを洗浄することにより精度や耐久性を更に高
めることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例装置の側面図、第2図は第1図のII−II
線部分の断面図、第3図は熱線型計測装置の構成図であ
る。 1……中空間、7……センサプレート、 8……導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重見 弘毅 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗 田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−45715(JP,A) 特開 平1−150818(JP,A) 特開 昭64−16957(JP,A) 特開 昭58−214814(JP,A) 特開 昭61−111186(JP,A) 特開 昭56−168142(JP,A) 国際公開90/9835(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/18 G01F 1/68 - 1/699 B21D 21/00 C02F 11/00 G01N 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水凝集処理装置又は汚泥脱水処理装置の
    凝集剤の添加量の制御に用いられる液性状の計測装置で
    あって、内部に被検液体と洗浄水とが切り替えて流通さ
    れる中空管と、板面を該中空管の管軸方向と平行方向に
    して該中空管の内部に液と接触するように設けられたセ
    ンサプレートと、該センサプレートの表面に設けられた
    熱移動検出用の導体とを備えることを特徴とする液性状
    の計測装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記センサプレートの
    洗浄時の洗浄水流速は計測時の液流速よりも大きいこと
    を特徴とする液性状の計測装置。
JP28372790A 1990-10-22 1990-10-22 液性状の計測装置 Expired - Fee Related JP3248181B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7689152B2 (en) 2006-01-23 2010-03-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with first and second transfer sections
JPWO2017086214A1 (ja) * 2015-11-16 2018-08-23 ナブテスコ株式会社 センサ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7689152B2 (en) 2006-01-23 2010-03-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with first and second transfer sections
JPWO2017086214A1 (ja) * 2015-11-16 2018-08-23 ナブテスコ株式会社 センサ装置

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