JP3247983B2 - 赤外線式人体検知装置 - Google Patents
赤外線式人体検知装置Info
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Description
の存在が判断できる赤外線式人体検知装置の改良に関す
る。
する素子には、焦電素子と呼ばれるものがあり、この焦
電素子を備えた赤外線式人体検知装置が、防犯装置の
他、照明器具等の負荷制御用として急速に普及しつつあ
る。この種の赤外線式人体検知装置では、人体と背景の
温度差を赤外線のエネルギー差として検知して、所定値
を超える赤外線を検知する度に負荷を所定時間だけ動作
させる、いわゆるオフディレーによって所定の制御を行
っている。これによって、トイレや会議室などの照明装
置などを自動的に制御している。
例を示す断面図である。この赤外線式人体検知装置10
0は、監視空間内の赤外線を集光するレンズを有した集
光器101と、この集光した赤外線を受光する焦電素子
などの赤外線検出素子102と、この赤外線検出素子1
02を裏面に実装し、赤外線検出素子102の出力を処
理して監視空間内の人体の存在を判断するIC部品など
を実装した第1のプリント基板103と、人体検知信号
を負荷機器に出力する出力回路などを実装した第2のプ
リント基板104などを備えており、天井面に埋め込ま
れたときは、カバー105で覆われて保護されるように
なっている。
集光した赤外線を赤外線検出素子102で受光し、人体
の存在を検知して照明機器の点灯制御などを行うが、設
置環境によっては、太陽光の入射、風の流入、照明器具
からの入光などにより誤動作する場合もあり、この解決
策が検討されていた。解決策の1つとして、集光器10
1のレンズ面にシールを貼付けたり、アクリル等の赤外
線不透過素材で製されたカバー(キャップ)を取り付け
て、太陽光が入射する窓方向や、風が流入する入口方向
から、赤外線を受光しないようにする方法がある。
す。この図は監視空間を側方から見た図であり、集光器
101にシール110を貼付けて、シール110を貼付
けない場合の監視エリアb’のうち、中心にあたるエリ
アa’からのみ赤外線を受光し、人体を検知するように
している。
光器にシールを貼付けたり、カバーを取り付けたりする
方法では、外観上の見栄えが悪くなり、また、経年変化
によってシールがはがれたりカバーが外れたりして、監
視エリアが変化し、人体検知が正確にできなくなる場合
があった。
たものであり、監視エリアの変更設定を外観を損なうこ
となく、容易にできるようにし、正確な人体検知ができ
るようにした赤外線式人体検知装置を提供することを目
的とする。
式人体検知装置は、集光器と赤外線検出素子の間に、不
透過素材で製されたドーナツ状の遮光板を同心状に配置
して、監視エリアを規定を規定するようにし、不透過素
材で製されたドーナツ状の遮光板の位置を、赤外線検出
素子に対して接離調整できる遮光板調節手段を設けた構
成とし、且つ、遮光板調節手段が、ブラケット材、調整
ネジ及び支持柱を備え、支持柱は、赤外線式人体検知装
置ケース体に固定されており、調整ネジは、赤外線式人
体検知装置ケース体を挿通されて、その一端が、赤外線
式人体検知装置ケース体の外方に露出しており、遮光板
は、ブラケット材に支持されており、ブラケット材は、
ブラケット材を貫通する調整ネジと支持柱によって、赤
外線検出素子に対して同心状に配置され、調整ネジによ
って、赤外線検出素子に対し接離調整が可能になってい
る。この赤外線式人体検知装置では、遮光板をドーナツ
状に形成したので、赤外線検出素子は、集光器によって
集光された赤外線のうち、遮光板によってマスクされた
部分は受光できず、その透過孔からのみ受光する。この
結果、この赤外線式人体検知装置は、監視エリアを特定
することができる。且つ、この赤外線式人体検知装置で
は、遮光板調節手段を更に設けており、この遮光板調節
手段によって、不透過素材で製されたドーナツ状の遮光
板の位置を、赤外線検出素子に対して接離調整できる構
成としている。この結果、この赤外線式人体検知装置で
は、遮光板を赤外線検出素子に接近させれば監視エリア
を大きく(広く)し、赤外線検出素子から離せば監視エ
リアを小さく(狭める)ことができる。
て、図面とともに説明する。図1は、本発明の赤外線式
人体検知装置の構成の一例を示す断面図である。この赤
外線式人体検知装置Aは、トイレや会議室などの天井面
などに設置されており、監視空間内の赤外線を集光する
フレネルレンズを有した集光器1と、赤外線不透過素材
で製されたドーナツ状の遮光板2と、集光器1が集光し
た赤外線を受光する焦電素子などの赤外線検出素子3と
を備えるとともに、この赤外線検出素子3を裏面に実装
し、赤外線検出素子3の出力を処理して監視空間内の人
体の存在を判断するIC部品などを実装した第1のプリ
ント基板P1と、人体検知信号を負荷機器に出力する出
力回路などを実装した第2のプリント基板P2と、天井
面などに埋め込まれたときに集光器1のみが露出するよ
うに、この人体検知装置Aを覆うカバーCを備える。ま
た、図1中、Dで示す部材は、赤外線式人体検知装置ケ
ース体を示している。
をブロック図で示している。この人体検知装置Aは、集
光器1と赤外線検出素子3の間に遮光板2を配置すると
ともに、赤外線検出素子3の出力を増幅する増幅部4
と、高域及び低域の不要な周波数成分を除去する帯域フ
ィルタ5と、帯域フィルタ5の出力を予め設定されたし
きい値電圧と比較する比較回路である人体判断部6と、
人体判断部6において帯域フィルタ5の出力がしきい値
を超えて、人体が存在すると判断したときに、人体検知
信号を照明機器などの負荷に出力し、負荷のオン、オフ
制御などを行う出力回路7とを備えている。
の間にドーナツ状の遮光板2を同心状に配置したところ
に特徴があり、次に、この遮光板2の構造を図3ととも
に説明する。透過孔2xを設けた遮光板2は、ブラケッ
ト材2aに支持されて、このブラケット材2aを貫通す
る調整ネジ2bと支持柱2cによって、赤外線検出素子
3に対して同心状に配置され、また、遮光板調整手段で
ある調整ネジ2bによって、赤外線検出素子3に対し接
離調整(人体検知装置Aを天井面に設置した場合、上下
に移動)が可能になっている。
付位置を調整することによって変化する監視エリアの例
を示している。(a)に示したように、遮光板2を赤外
線検出素子3から遠ざけて、集光器1側に近づけた場合
の監視エリアaは、(b)に示した遮光板2を赤外線検
出素子3に近づけた場合の監視エリアbより小さくな
る。つまり、調整ネジ2bによって遮光板2の位置を調
整すれば、この遮光板2によって集光器1の集光の一部
がマスクされるため、監視エリアa,bを調整できる。
ジ2によるものには限定されず、例えば、バネを利用し
た構造によって段階的に行えるようにしてもよい。図5
は、この監視エリアa,bの構成を上方から見た図であ
る。図において、複数の正方形で示したものが、赤外線
検出素子3を構成する複数のエレメントによって形成さ
れる検知ビームである。
2を取り替えることでも可能である。例えば、図6に示
すように、遮光板取付手段であるブラケット材2aに、
透過孔2xの異なる遮光板2を取り替え設置するもので
ある。この場合、透過孔2xの大きさや形状を自由に変
えることができるので、様々な監視エリアa,bの規定
が可能になる。
2cは不要となり、ブラケット材2aをこの人体検知装
置Aにネジ止め2dなどで固定して、透過孔2xのサイ
ズが異なる遮光板2のみを差し替えればよい。
項1に記載の赤外線式人体検知装置によれば、集光器と
赤外線検出素子の間にドーナツ状の遮光板を同心状に配
置することによって、監視エリアを規定することができ
る。また、監視エリアを特定するために、集光器にシー
ルを貼付けたり、カバーを取り付けたりする必要がない
ので、外観を損なうことがなく、規定した監視エリアが
時間経過によって変化することもない。
ば、遮光板の位置を調整することによって、監視エリア
の調整が可能なので、この人体検知装置の設置場所に応
じた最適な監視エリアを簡単に設定することができる。
また、微調整も容易にできる。且つ、この赤外線式人体
検知装置によれば、この監視エリアを規定でき、集光器
にシールを貼付けたり、カバーを取り付けたりする必要
がないので、外観を損なうことがなく、調整ネジを調整
することで、監視エリアの調整をすることができる。
例を示す断面図である。
の一例を示すブロック図である。
検知装置による監視エリアの構成例を示す側方図であ
る。
エリアの構成例を示す上方図である。
す断面図である。
の構成例を示す側方図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 監視空間内の赤外線を集光するレンズを有
した集光器と、この集光した赤外線を受光する赤外線検
出素子と、この赤外線検出素子の出力を処理して監視空
間内の人体の存在を判断する人体判断部とを備えた構成
の赤外線式人体検知装置において、 集光器と赤外線検出素子の間に、不透過素材で製された
ドーナツ状の遮光板を同心状に配置して、監視エリアを
規定するようにし、 前記不透過素材で製されたドーナツ状の遮光板の位置
を、赤外線検出素子に対して接離調整できる遮光板調節
手段を設けた構成とし、且つ、 前記遮光板調節手段が、ブラケット材、調整ネジ及び支
持柱を備え、 前記支持柱は、赤外線式人体検知装置ケース体に固定さ
れており、 前記調整ネジは、前記赤外線式人体検知装置ケース体を
挿通されて、その一端が、前記赤外線式人体検知装置ケ
ース体の外方に露出しており、 前記遮光板は、前記ブラケット材に支持されており、前
記ブラケット材は、前記ブラケット材を貫通する調整ネ
ジと支持柱によって、前記赤外線検出素子に対して同心
状に配置され、前記調整ネジによって、前記赤外線検出
素子に対し接離調整が可能になっている、赤外線式人体
検知装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05295496A JP3247983B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 赤外線式人体検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09243455A JPH09243455A (ja) | 1997-09-19 |
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ID=12929286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05295496A Expired - Fee Related JP3247983B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 赤外線式人体検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3247983B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113588658A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-11-02 | 河北地质大学 | 一种基于近红外的脑损伤检测方法及检测装置 |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP05295496A patent/JP3247983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09243455A (ja) | 1997-09-19 |
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