JP3247787B2 - ヘアケア用エアゾール組成物 - Google Patents

ヘアケア用エアゾール組成物

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JP3247787B2 JP00487494A JP487494A JP3247787B2 JP 3247787 B2 JP3247787 B2 JP 3247787B2 JP 00487494 A JP00487494 A JP 00487494A JP 487494 A JP487494 A JP 487494A JP 3247787 B2 JP3247787 B2 JP 3247787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘアケア用エアゾール
組成物に関する。さらに詳しくは、ヘアスプレー、ヘア
トリートメントスプレーなどに好適に使用しうるヘアケ
ア用エアゾール組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ヘアケア用品としては、直接頭髪
にスプレーするだけでその使用目的を達成することがで
きることから、エアゾールタイプのものが使用されつつ
ある。
【0003】しかしながら、従来の製品は、頭髪に向け
て噴射させた際には、噴射力が大きく、あらかじめセッ
トされた髪型が乱れてしまうという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、頭髪に向けて噴射させ
た際に、あらかじめセットされた髪型を乱すような大き
な噴射力がなく、しかも頭髪に対する乾燥性にすぐれた
ヘアケア用エアゾール組成物を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ヘ
アケア成分を含む原液20〜60重量%、イソペンタン
またはノルマルペンタン20〜60重量%および臨界
温度が150℃以下のガス10〜40重量%を含有して
なるヘアケア用エアゾール組成物に関する。
【0006】
【作用および実施例】本発明のヘアケア用エアゾール組
成物は、前記したように、ヘアケア成分を含む原液20
〜60重量%、イソペンタンまたはノルマルペンタン
0〜60重量%および臨界温度が150℃以下のガス
10〜40重量%を含有したものである。
【0007】原液には、前記したように、ヘアケア成分
が用いられる。かかるヘアケア成分としては、たとえば
ヘアセッティングポリマー、トリートメント成分などが
あげられる。
【0008】前記ヘアセッティングポリマーの代表例と
しては、たとえばポリビニルピロリドン、ポリビニルピ
ロリドン−酢酸ビニル共重合体などのポリビニルピロリ
ドン系セッティングポリマー;メチルビニルエーテル−
無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体などの
酢酸ビニルエーテル系セッティングポリマー;酢酸ビニ
ル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸−ネ
オデカン酸ビニル共重合体などの酸性ポリ酢酸ビニル系
セッティングポリマー;(メタ)アクリル酸−(メタ)
アクリル酸エステル共重合体、(メタ)アクリル酸−
(メタ)アクリル酸アルキルエステル−アルキル(メ
タ)アクリルアミド共重合体などの酸性アクリル系セッ
ティングポリマー;ジアルキルアミノエチル(メタ)ア
クリレート−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重
合体、アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブ
チルアミノエチル−アクリル酸オクチルアミド共重合体
などの両性アクリル系セッティングポリマーなどがあげ
られるが、本発明はかかる例示のみに限定されるもので
はない。なお、これらのヘアセッティングポリマーは、
単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0009】前記トリートメント成分の代表例として
は、たとえばミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸
イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソオ
クタン酸セチル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸
ジオクチル、パルミチン酸オクチル、オレイン酸オレイ
ル、ラウリン酸ヘキシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデ
シルなどの脂肪酸エステル;ホホバ油、オリーブ油、ミ
ンク油、メドウフォーム油、ヤシ油脂肪酸トリグリセラ
イド、アボガド油などの天然動植物油;スクワラン、ス
クワレン、植物性スクワラン、α−オレフィンオリゴマ
ー、流動パラフィンなどの炭化水素類;メチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシ
クロペンタシロキサン、高重合メチルポリシロキサン/
軽質イソパラフィン、トリメチルシロキシケイ酸/メチ
ルポリシロキサンなどのシリコーンなどがあげられる
が、本発明はかかる例示のみに限定されるものではな
い。なお、これらのトリートメント成分は、単独または
2種以上を混合して用いられる。
【0010】また、本発明においては、前記セッティン
グポリマー、トリートメント成分に加えて、たとえば顔
料、染料などの着色料、香料、ヤシ油脂肪酸ポリオキシ
エチレングリセリンなどの加脂成分、酢酸液状ラノリン
などの紫外線吸収性成分、各種水分保存剤などを配合し
てもよい。
【0011】前記ヘアケア成分の原液中における含有量
は、その種類によって異なり、一概には決定することが
できないので、かかるヘアケア成分の種類に応じて適宜
調整することが好ましい。なお、かかるヘアケア成分の
含有量があまりにも少ないばあいには、該ヘアケア成分
による効果が充分に発現されなくなる傾向があり、また
あまりにも多いばあいには、作用が減退したり、コスト
が高くなる傾向があるので、かかるヘアケア成分の含有
量は、原液の0.01〜50重量%程度、なかんづく
0.1〜30重量%程度となるように調整することが好
ましい。
【0012】なお、前記ヘアケア成分の溶媒として、た
とえば精製水などの水;エタノール、プロパノールなど
の低級1価アルコール;プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポ
リエチレングリコールなどの多価アルコール;ステアリ
ルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール
などの高級アルコールなどをはじめ、溶解補助用の溶媒
として、たとえばメチルエーテル、メチルエチルケトン
などを単独でまたは2種以上を混合して用いることがで
きる。
【0013】前記溶媒の含有量は、原液中のほかの成分
の種類や含有量などによって異なるので一概には決定す
ることができないが、通常原液の0〜99.9重量%程
度、なかんづく0.5〜99.5重量%程度であること
が好ましい。
【0014】なお、前記原液中の油性成分と水性成分と
の混和性を向上させるために、たとえば油中水型エマル
ジョン、水中油型エマルジョン、溶解状態または可溶化
状態などの形をとってもよく、必要により、界面活性剤
を配合してもよい。
【0015】かかる界面活性剤としては、たとえばポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンラノリン、ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステルなどのエステル型非イオ
ン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ルなどのエーテル型非イオン性界面活性剤、ポリオキシ
エチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油な
どのエーテルエステル型非イオン性界面活性剤などの非
イオン性界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸塩などの硫酸エステル塩、ア
ルキルリン酸塩などのリン酸エステル塩、N−アシルア
ミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩などのカルボ
ン酸塩、アルキルスルホン酸塩、N−アシルスルホン酸
塩などのスルホン酸塩などのアニオン性界面活性剤;ア
ルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム
塩などのカチオン性界面活性剤;酢酸ベタイン、イミダ
ゾリニウムベタイン、レシチンなどの両性界面活性剤な
どがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合し
て用いることができる。
【0016】前記界面活性剤を配合するばあいには、そ
の配合量は、前記ヘアケア成分の種類およびその含有量
などによって異なるので一概には決定することができな
いが、通常原液に対して0〜30重量%程度、なかんづ
く0.1〜10重量%程度であることが好ましい。
【0017】前記原液の配合量は、用いられるヘアケア
成分の種類などによって異なるので一概には決定するこ
とができないが、あまりにも多いばあいには、乾燥性が
わるくなり、またあまりにも少ないばあいには、ヘアケ
ア成分による効果を充分に発現させることができなくな
るので、通常エアゾール組成物に対して20〜60重量
%、好ましくは30〜50重量%である。
【0018】本発明のエアゾール組成物には、イソペン
タンまたはノルマルペンタンが用いられる。かかるイソ
ペンタンまたはノルマルペンタンを用いたばあいには、
頭髪に向けてエアゾール組成物を噴射させた際に、あら
かじめセットされた髪型を乱すようなことがなく、しか
もすぐれた乾燥性が付与される。
【0019】
【0020】前記イソペンタンまたはノルマルペンタン
の配合量は、あまりにも多いばあいには、可燃性が高く
なり、またあまりにも少ないばあいには、えられるエア
ゾール組成物にソフトな噴射力が付与されがたくなり、
また乾燥性が低下するので、通常エアゾール組成物に対
して20〜60重量%、好ましくは30〜50重量%で
ある。
【0021】本発明に用いられる噴射剤は、液化石油ガ
ス(LPG)、ジメチルエーテルやプロパンなどの臨界
温度が150℃以下のガスであり、これらは単独でまた
は2種以上を混合して用いることができる。
【0022】前記噴射剤の配合量は、あまりにも多いば
あいには、噴射力が大きくなってあらかじめセットされ
た髪型を乱すようになり、またあまりにも少ないばあい
には、噴射の際の噴霧が粗くなり、望ましい噴射パター
ンを形成しがたくなるので、通常エアゾール組成物に対
して10〜40重量%、好ましくは20〜30重量%で
ある。
【0023】かくして、ヘアケア成分を含む原液、イソ
ペンタンまたはノルマルペンタン、および噴射剤である
臨界温度が150℃以下のガスの配合量を調整すること
により、本発明のヘアケア用エアゾール組成物がえられ
る。
【0024】本発明においては、前記ヘアケア用エアゾ
ール組成物を用い、エアゾール製品の製造の常法にした
がって目的とするエアゾール製品を製造することができ
る。なお、原液をエアゾール用容器に充填するにあたっ
ては、原液を充填したのちに、イソペンタンまたはノル
マルペンタン、噴射剤である臨界温度が150℃以下の
ガスを充填してもよく、あらかじめこれらの混合物をつ
くり、充填してもよい。
【0025】つぎに、本発明のヘアケア用エアゾール組
成物を実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本
発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0026】実施例1 ヘアケア成分として、ヘアセッティングポリマーである
(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体(ダイヤホールド LP503,三菱油化(株)
製)3重量部(樹脂固形分量)、エタノール38.5重
量部からなる原液をエアゾール用容器に充填したのち、
バルブを装着した。これにイソペンタン38.5重量部
および噴射剤としてプロパン20.0重量部を圧入し、
ヘアセット用エアゾール製品をつくった。
【0027】えられたヘアセット用エアゾール製品を用
いて、セット性、乾燥性、付着性および噴射の勢いを調
べた。その結果を表1に示す。
【0028】比較例1 実施例1において、エタノールの使用量を47.0重量
部に、また噴射剤としてジメチルエーテルの使用量を5
0.0重量部に変更し、イソペンタンを用いなかったほ
かは、実施例1と同様にしてヘアセット用エアゾール製
品をえた。
【0029】えられたヘアセット用エアゾール製品を用
いて、実施例1と同様にしてセット性、乾燥性、付着性
および噴射の勢いを調べた。その結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1に示された結果から、実施例1でえら
れたエアゾール組成物は、セット性、乾燥性および付着
性のいずれの点についても良好であり、しかも噴射の勢
いが弱いので、あらかじめセットされた髪型を乱すよう
なことがないことがわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明のヘアケア用エアゾール組成物
は、頭髪に向けて噴射させた際に、あらかじめセットさ
れた髪型を乱すようなことがなく、しかも頭髪に対して
すぐれた乾燥性を付与するという効果を奏する。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘアケア成分を含む原液20〜60重量
    %、イソペンタンまたはノルマルペンタン20〜60重
    量%および臨界温度が150℃以下のガス10〜40
    重量%を含有してなるヘアケア用エアゾール組成物。
  2. 【請求項2】 臨界温度が150℃以下のガスがプロパ
    ンである請求項1記載のヘアケア用エアゾール組成物。
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DE69838065T2 (de) 1998-03-03 2008-03-13 Osaka Shipbuilding Co., Ltd. Aerosolprodukte und verfahren zu deren herstellung

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