JP3247254B2 - 硬質及び軟質成分から成る複合材料の製法 - Google Patents

硬質及び軟質成分から成る複合材料の製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少くとも1種の硬質成
分及び少くとも1種の軟質成分から成る複合材料の製法
に関し、その際、硬質成分は熱可塑性ポリエステルをベ
ースとし、かつ軟質成分は加硫ゴムである。更に、本発
明はこの方法により得られる材料に関する。
【0002】
【従来の技術】しばしば、単一の材料は、1つの物品か
ら求められる特性の全てを与えることはできない。この
ような合一できない特性の組合せは、例えば同時の高い
堅牢度とゴム弾性、又は一方で高い硬質及び剛度と他方
で滑落強度(Rutschfestigkeit)であ
る。
【0003】単一材料が与えることのできない特性を有
する建築部材に構成するために、種々異る材料からの部
材を一緒にする。
【0004】このような物品の機能を充分なものとする
ためには、しばしば、種々異る材料からの部材の間を堅
固に接合させることが必要な前提条件である。
【0005】ゴムと熱可塑性物質とを相互に堅固に結合
させるという工業的な課題は古くから存在し、かつ、従
来は、種々の、総じて不充分な方法により解決されてい
る。
【0006】熱可塑性硬質成形材料及びゴム弾性成形材
料から成る複合材料を、通常、糊、ねじ締め、リベッテ
ィング、機械的な爪止めにより、又は接着助剤の使用の
下で接合させる。近年では、ポリフェニレンエーテル
(PPE)及び硫黄もしくは過酸化物を用いて加硫可能
な特定のゴムとをベースとする成形材料の間を接合させ
る重要な方法が開発された(ヨーロッパ特許(EP−
A)第0196407号明細書及びヨーロッパ特許(E
P−A)第0315749号明細書;参照)。
【0007】その場合、達成された接着強度の値に注目
するべきである。前記の技術により複合材料が原則的に
製造可能となった後には、その熱可塑性成分が、高い耐
熱形状安定性(Waermeformbestaend
igkeit)と並んで、同時に良好な溶剤安定性、耐
候性並びに優れたすべり摩擦特性をも有する複合材料を
製造できることを望まれている。
【0008】前記のヨーロッパ特許出願から公知の方法
が、特定の臨界パラメータに関係していることが公知で
あるが、原則的に、ポリフェニレンエーテルを、前記の
所望要件をより良好に満たす別の熱可塑性物質と交換す
ることを考える。しかしながら、例えば前記の所望要件
を満たすことが知られているポリエステルを用いると、
本質的に公知の処理条件の下では、十分な接着値を達成
することはできないことが明らかである(比較例を参
照)。従って、熱可塑性ポリエステルとゴムとの複合材
料を製造することは不可能であるように見えた。
【0009】ヨーロッパ特許(EP−A)第03758
67号明細書に、その熱可塑性物質含分の少くとも30
%が、熱可塑性ポリエステル1種とポリイソシアネート
1種との反応生成物から成る複合材料の製法が記載され
ている。この反応生成物は、充分に高いポリイソシアネ
ートの濃度では、非常に狭い加工開口部のみで射出又は
押出成形が可能であるという欠点を有している。
【0010】
【発明の構成】ところで、意外にも、それを用いて、悪
影響となる加工特性を有さないポリエステルを、ゴムを
有する複合材料中で使用することができる方法を発見し
た。これは、脂肪族二重結合を有する熱可塑性ポリエス
テル1種をベースとする硬質成分を使用し、かつ、軟質
成分の場合は、硬質成分と接触して、通常の加硫条件の
下で加硫する次のゴム組成物から出発することより成
る: I.ゴム1種 100重量部 II.填料 0〜300重量部 III.過酸化物系加硫剤 1〜 10重量部 IV.加硫促進剤 0〜 4重量部 V.軟化剤 0〜150重量部 VI.一般式:
【0011】
【化4】
【0012】[式中、R1は、任意の2価の基であるか
又は直接結合であってよく、R2は相互に無関係に水素
又はそれぞれ最大20個のC原子を有するアルキル、シ
クロアルキル又はアリールであるか、又は置換されたア
ルキル、シクロアルキル又はアリールであってよく、X
は次のa)及びb)から選択される: a) 一般式:
【0013】
【化5】
【0014】(式中、R3、R4及びR5は相互に無関係
にR2と同じ基から選択されるか、又は−COOR2基で
ある)の基;及び b) 一般式:
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R3、R4及びR5は前記の意味を
有する)の基である]のシラン0.5〜10重量部 R1としては、直接結合、最大12個のC−原子を有す
る有利には線状のアルキレン基又は式:
【0017】
【化7】
【0018】(式中、nは1〜12の同値である)のカ
ルボキシアルキレン基が有利である。
【0019】R2としては、最大8個のC原子を有する
アルキル基又は最大6個のC原子を有するアルコキシ基
により置換された相応するアルキル基が有利である。
【0020】R3、R4及びR5としては、水素、最大8
個のC−原子を有するアルキル基又は最大10個のC−
原子を有するアリール基が有利である。
【0021】ゴムコンパウンド中に、過酸化物及びシラ
ンを使用することは自体公知である。
【0022】加硫ゴムにおいて高い温度安定性を達成し
たい場合には、加硫剤として硫黄又は硫黄供給物(Sc
hwefelspendern)よりも過酸化物が好適
である。
【0023】無機填料、例えば滑石粉末、石英粉末又は
ガラス繊維と有機ポリマーとを結合させたい場合には、
ポリマー、例えばゴム、デュロマー及び熱可塑性プラス
チック中でシランを使用する。填料の製造者は、一般
に、シラン又は他の糊(Schlichten)を用い
て完全に仕上げられた製品を使用者に提供する。使用者
はこのように前処理された填料をポリマーと混合し、こ
のように強化された成形材料又は強化されたコンパウン
ドを得る。だが、鉱物質高充填系の場合には、使用者
は、糊を添加されていない填料を使用し、シラン又は他
の糊を、ポリマーに、無機系填料の添加の前又は一緒に
いわゆる「添加法」で添加するのが有利である。しばし
ば、ゴムコンパウンドの製造にそのように実施される。
次いで、このコンパウンドは一般に、填料に対してシラ
ン約0.2〜2.5重量%で、又はコンパウンドに対し
て約1.5重量%までを含有する(Huels AG社
(D−45764 Mar1)の社内文書“Dynas
ilan”(登録商標)、発行7/92、26頁)。た
だし、コンパウンド中の、填料に対して2重量%のシラ
ン含分は、通常、これを越えない。架橋系に応じて、そ
の際、異なるシラン、例えば、硫黄架橋のためにはメル
カプトシラン、又は過酸化物架橋の場合にはビニルシラ
ンを使用する。
【0024】無機成分と有機成分との結合メカニズムに
ついての意見が数多くの刊行物中に詳述されている。殊
にそのためにHuels AG社(D−45764 M
ar1)の社内文書である、タイトル;“Anwend
ungen von organofunktione
llen Silanen”(1989年10月)を参
照することができる。
【0025】これに反し、本発明により使用されるシラ
ンは、それにより、熱可塑性プラスチック/加硫ゴムの
界面を堅固に接合することを目的として使用される。こ
のためには、無機系填料と強化剤との単なる結合のため
よりも、総じて多量が必要である。
【0026】ポリエステルと加硫ゴムとのこの場合に生
じる結合メカニズムに関する確かな知識は存在しない。
【0027】次に、硬質及び軟質成分の個々の構成要素
を詳述すべきである。
【0028】ポリエステルをベースとする硬質成分は、
ポリエステル、ポリエステル成形材料、ポリエステルブ
レンド又はポリエステルマトリックスを有する繊維複合
材料であってよい。
【0029】この際、8〜14個のC−原子を有する芳
香族ジカルボン酸、もしくはそのエステルを、好適なジ
オールを用いてエステル交換もしくはエステル化し、か
つ引続き重縮合させることによる公知の方法で、脂肪族
二重結合を有する熱可塑性ポリエステルを製造する
[“Polymer Chemistry”、Inte
rscience Publ.、New York、1
961、111〜127頁;Kunststoffha
ndbuch、第8巻、C.Hanser Verla
g、Muenchen、1973;Journal o
f PolymerScience、Part A1、
4、1851〜1859頁(1966)、参照]。
【0030】好適な芳香族ジカルボン酸は、例えばフタ
ル酸、イソ−及びテレフタル酸、もしくはそのエステル
である。芳香族ジカルボン酸は、部分的に、12個まで
のC−原子を有する脂肪族及び/又は環式脂肪族ジカル
ボン酸と交換されていてもよい。例えば、飽和ジカルボ
ン酸としては、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン
酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸及びデカン
ジカルボン酸を、並びに不飽和ジカルボン酸としては、
マレイン酸、フマル酸、アコニット酸、イタコン酸、テ
トラヒドロフタル酸、テトラヒドロイソフタル酸及びテ
トラヒドロテレフタル酸を挙げることができる。
【0031】ジオール成分としては、例えば次のものが
好適である: −一般式:HO−(CH2n−OH [式中、nは2〜12の数である]のジオール、例えば
エチレングリコール、プロパンジオール−(1,3)、
ブタンジオール−(1,4)及びヘキサンジオール−
(1,6)、 −ネオペンチルグリコール −1,4−シクロヘキサンジメタノール −不飽和ジオール、例えばブテンジオール−(1,
4)。
【0032】これらのジオールの一部を、3000まで
の分子量を有するポリ(オキシアルキレン)ジオール、
例えばポリ(オキシエチレン)ジオール又はポリ(オキ
シテトラメチレン)ジオールと、又は分枝アルキレンジ
オール、例えば2−メチル−1,4−ブタンジオールと
交換することができる。
【0033】本発明により使用されるポリエステルは、
DIN53728に従い、25℃で、5g/lの濃度を
有するフェノール/1,2−ジクロルベンゾール(5
0:50、w/w)中の溶液で測定された有意義な80
〜240cm3/gの範囲の粘度数Jを有する。
【0034】有利な1実施形においては、このポリエス
テルのジカルボン酸成分はテレフタル酸をベースとす
る。
【0035】殊に有利な1実施形においては、テレフタ
ル酸をベースとするジカルボン酸成分と、ブタンジオー
ル−(1,4)0〜99.9モル%及びブテンジオール
−(1,4)0.1〜100モル%から成るジオール成
分とのポリエステルを使用する。ジオール成分は、ブタ
ンジオール−(1,4)50〜99モル%及びブテンジ
オール−(1,4)1〜50モル%から成るのが殊に有
利である。
【0036】勿論、ポリエステルの二重結合含分を、例
えば、二重結合含有ポリエステル及び二重結合不含ポリ
エステルの混合物を使用することにより調節することが
できる。
【0037】本発明におけるポリエステル成形材料は、
加工特性の改善のために、又は使用特性の変性のために
処理されたポリエステルを、従来技術により相応して準
備したものである。ポリエステル成形材料は、例えば安
定剤、滑剤、填料例えばカーボンブラック、グラファイ
ト、金属片、二酸化チタン及び硫化亜鉛、補強剤例えば
ガラス繊維、炭素繊維アラミド繊維(Aramidfa
ser)又は金属繊維、軟化剤、染料及び/又は防炎剤
を含有している。成形材料中の補強剤の割合は、50重
量%まで、防炎剤の割合は20重量%まで、及び全ての
その他の添加剤の割合は、合計して10%まで(それぞ
れ全成形物に対して)であってよい。
【0038】本発明においてのポリエステルブレンド
は、ポリエステル及び他のポリマー、並びにポリエステ
ル成形材料に慣用の添加剤から成る成形材料である。こ
れらポリマー成分は相互に可溶であるか、又は一方のポ
リマー成分が他方に分散的に分布可能であるか、又は双
方が相互に内部浸透的に網状構造を形成することができ
る。
【0039】本発明の範囲では、原則的に、公知のポリ
エステルブレンドいずれもが使用可能である。例として
は次のものが挙げられる:PBT/PC−又はPET/
PC−ブレンド、耐衝撃性成分として、例えばMSA
−、又はグリシジルメタクリレートにより変性されたゴ
ムを含有する耐衝撃性に変性されたポリエステル、ポリ
エステル/ポリアミド−ブレンド、ポリエステル及びポ
リオレフィンから成るブレンド、並びにポリエステル及
びPMMAのブレンド、PMMI、ABS、エポキシ樹
脂又はブロックコポリエーテルエステル−エラストマ
ー。このような系は、例えば次の刊行物中に記載されて
いる:Polymer Blends、Ed.:E.M
artuscelli、R.Palumbo及びM.K
ryszewski、Plenum Press、Ne
w York、1980;Polymer Alloy
s III、Ed.:D.Klempner及びK.
C.Frisch、Plenum Press、New
York、1983;国際公開第WO−A−87/0
0850;ヨーロッパ特許(EP−A)第003754
7号明細書;ヨーロッパ特許(EP−A)第02763
27号明細書並びにH.Saechtling、Kun
ststoff−Taschenbuch、第25版、
C.Hanser Verlag、Muenchen、
Wien、1992。
【0040】ポリエステルブレンド中のポリエステルの
割合は、この場合、全てのポリマー成分の総重量に対し
て少くとも30重量%であるべきである。
【0041】ポリエステルマトリックスを有する繊維複
合材料としては、一方でアンカット補強繊維又はそれか
ら成る織物及び一方でポリエステルから成るマトリック
ス、ポリエステル成形材料又はポリエステルブレンドか
ら成る材料がこれに該当する。
【0042】ポリエステルから成るマトリックスを有す
る繊維複合材料、ポリエステル成形材料又はポリエステ
ルブレンドを、種々異なる方法で製造することができ
る;例えば、ポリエステルに含浸させた補強繊維又は補
強織物(いわゆる、プレプレグ)を圧力及び温度により
固めて、ラミネート板にすることができる。ポリエステ
ル繊維と補強繊維とから成る混合糸、又は前記の熱可塑
性物質から成るフィルム及び補強繊維から成る織物を圧
力及び温度下で、加工して複合材料にすることもでき
る。好適な補強繊維は、例えばガラス繊維、炭素繊維及
びアラミド繊維である。
【0043】軟質成分に使用されるゴムは、例えばEP
(D)M−ゴム、SB−ゴム(E−SBR又はL−SB
Rとして)、BR、NR、IR、IIR、CIIR、B
IIR、NBR、CR、スチロール含有ブロックコポリ
マー及び/又はポリアルケニレンである。
【0044】EP(D)M−ゴムは、ツィーグラー−ナ
ッタ−触媒の存在で、エチレン及びプロピレン及び場合
によりジエンから成る混合物を重合させる公知の方法に
より製造されたゴムである。
【0045】EP(D)M−ゴムを、次のものから成る
混合物を重合することにより製造する: エチレン 25重量%以上 プロピレン 25重量%以上 有利には共役されていないジエン、例えばビシクロ
(2,2,1)−ヘプタジエン、ヘキサジエン−1,
4、ジシクロペンタジエン及び殊に5−エチリデンノル
ボルネン 10重量%まで(殊に1〜3重量
%)。
【0046】SB−ゴムとしては、最大約40重量%ま
でのスチロール含分を有するE−及びL−SBRのどち
らもが、これに該当する。
【0047】E−SBRを、公知の方法でエマルジョン
中で重合させることにより製造し、一方、L−SBRを
溶液中で重合させることにより製造する。
【0048】ブタジエンゴム(BR)を例えば、Li−
又はCo−触媒を用いて重合させることによる公知の方
法で製造する。この場合、結合の方法は適合性に影響を
与えない。
【0049】天然ゴム(NR)は通常、シス−1,4−
型が使用されるが、本発明の範囲では、トランス−1,
4−型も好適である。
【0050】イソプレンゴム(IR)を、それが例えば
Ti−又はLi−触媒を用いて製造されたか、されなか
ったかに関わらず、使用することができる。シス−1,
4/トランス−1,4−含分もしくは1,2−及び3,
4−含分は接合特性に影響を与えない。
【0051】イソブテン−イソプレン−ゴム(IIR)
は、そのものとして、又はハロゲン化された形(CII
RもしくはBIIR)で使用することができる。
【0052】ニトリルゴム(NBR)を、ブタジエンと
アクリルニトリルとを重量比約51:48〜82:18
で共重合させることにより得る。この製造を、実際に
は、もっぱら水性エマルジョン中で実施する。この場
合、生ずるエマルジョンを、本発明の範囲での使用のた
めに、後処理して固形ゴムにする。
【0053】クロロプレンゴム(CR)を通常、ラジカ
ルエマルジョン重合により製造する。この場合、種々異
なる構造のモノマーが、ポリマー中に組み込まれる。シ
ス−1,4/トランス−1,4−含分もしくは1,2−
及び3,4−含分もしくは頭部/頭部−結合及び頭部/
尾部−結合の割合は、接合特性に影響を与えない。
【0054】スチロール含有ブロックコポリマーとして
は、スチロール/ブタジエン又はスチロール/イソプレ
ンをベースとする全ての公知のタイプを使用することが
できる。このための例は、SB、SBS及びSIS並び
にブロックコポリマーを多数含有する相応するタイプで
ある。このコポリマーは、この場合線状又は分枝状であ
ってよい。また更に、軟質相は水素化されていてもよ
い;即ち、相応するブロックコポリマーは、スチロール
−エチレン−ブチレン−スチロール−ブロックコポリマ
ー(SEBS)とも称される。
【0055】ポリアルケニレンはシクロアルケンの開環
重合もしくは環原子数増加性重合(ringerwei
ternde Polymerisation)により
製造される[K.J.Ivin、T.Saegusa、
“RingopeningPolymerisatio
n”、第1巻、Elsevier Appl.Sci.
Publischers、London、(殊に121
〜183頁)、(1984)参照]。これによると、ポ
リオクテニレンが有利である(A.Draexler、
Kautschuk+Gummi、Kunststof
f 1981、185〜190頁参照)。種々異るシス
−及びトランス−二重結合の割合並びに種々異る分子量
を有するポリオクテニレンは文献公知の方法により得ら
れる。
【0056】本発明の範囲においては、EP(D)M−
ゴム30〜100重量部及び他のゴム70〜0重量部か
ら成るゴムを使用するのが有利である。
【0057】填料としては、通常ゴムに使用される全て
の物質、例えばカーボンブラック、珪酸、珪酸塩、炭酸
カルシウム、酸化亜鉛及び滑石が好適である。高活性填
料を使用する場合には、複合接合の達成のためにシラン
の量を高める必要がある。
【0058】好適な軟化剤は、殊にナフテン系及び/又
は脂肪族油又は特にゴム工業において慣用の軟化剤、例
えばゴム100重量部に対して、有利には50重量部ま
での量のポリアルコール脂肪酸エステル又はチオエーテ
ルである。
【0059】好適な過酸化物系加硫剤は、EP(D)M
−ゴムの架橋のために当業者に公知である過酸化物、例
えば、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペ
ルオキシ)−ヘキサン、ジクミルペルオキシド、4,4
−ジ−t−ブチルペルオキシ−n−ブチルバレラート、
1,1−ジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,5−トリ
メチル−シクロヘキサン及びビス(t−ブチルペルオキ
シイソプロピル)ベンゾールである。過酸化物系加硫剤
の使用に関する詳細は、Akzo−Chemie社の会
社パンフレット“Rubbery Chemical−
Crosslinking−Peroxides”(1
985年4月出版)に記載されている。
【0060】加硫促進剤としては、例えばトリアリルシ
アヌレート(TAC)及びアクリレート、例えばエチレ
ングリコールジメタクリレート(EDMA)、ブタンジ
オール−ジメタクリレート(BDMA)及びトリメチロ
ールプロパントリメタクリレート(TRIM)が好適で
ある。TAC、BDMA及び/又はEDMAが有利であ
る。
【0061】好適なシランは例えば、ビニルトリメトキ
シ−及び−トリエトキシシラン、ビニル−トリス(2−
メトキシ−エトキシ)シラン、3−メタクリルオキシプ
ロピル−トリメトキシ−及びトリエトキシシラン並びに
グリシジル−オキシプロピルトリメトキシシランであ
る。これらを、ゴム100重量部に対して、有利には1
〜8重量部、殊に有利には2〜6重量部使用する。
【0062】ゴム組成物はさらに、他の添加物、例えば
加硫抑制剤、老化防止剤、加工助剤、離型剤及び/又は
発泡剤を含有することができる。一般に、これらの更な
る添加物は、ゴム100重量部に対して最大50重量部
までである。このようなコンパウンドの製造を、例えば
F.W.Barrowが“Rubber Compou
nding”(1988、Marcel Dekker
Inc.、NewYork及びBasel)に、又は
W.Kleemannが“Mischungen fu
er die Elastverarbeitung”
(1982、VEB Beutscher Verla
g fuer Grundstoffindustri
e)に記載している。
【0063】ポリエステルをベースとする硬質成分とエ
ラストマー成分とから成る複合材料を、硬質成分と接触
して、ゴムコンパウンドを加硫することにより製造す
る。
【0064】一方でポリエステル、ポリエステル成形材
料又はポリエステルブレンド、及び一方でゴム−コンパ
ウンドから成る物体を、この場合1工程又は2工程で製
造することができる。繊維複合材料とゴム−コンパウン
ドとから成る物体は2工程で製造される。
【0065】2工程法の際には、まず、例えばプレプレ
グの例えば射出、押出又は圧縮成形により硬質成形部材
を製造し、かつ、第2工程で、場合により予め成形され
たゴムコンパウンドを送り込み、かつゴムの加硫条件を
実施する。圧縮、射出又は押出成形により、硬質成分に
ゴムを送り込むことができる。
【0066】2工程射出成形の際には、2色射出成形部
材の2工程製造の際と同様に実施する。インナー材料と
しては、前記硬質材料の成形部材を使用する。射出成形
装置のシリンダー及びスクリューを、公知の方法により
ゴム加工のために準備し、かつ、金型は加硫温度まで加
熱可能なものである。外側に離型助剤を使用する場合に
は、それが複合体接合に悪影響を与え得るので、それが
材料の界面に達しないよう注意する必要がある。
【0067】2工程押出成形での、送り込み及び加硫の
際には、例えば、第1工程で製造された熱可塑性物質か
らの異形材(例えば管)を、ゴム物質で被覆し、かつ場
合により加圧下で加硫する。同様に、プレート、不織
布、織物及びロープを処理することができる。
【0068】1工程射出成形の場合には、1工程の2色
射出成形法と同様に処理する。この場合には、一方には
熱可塑性物質処理のための射出成形装置を、他方にはゴ
ム処理のための射出成形装置を備える。金型を、ポリエ
ステル、ポリエステル成形材料もしくはポリエステルブ
レンドの硬化温度より低い所定の加硫温度まで加熱す
る。 最適な加硫条件は、選択されたゴム混合物、殊に
その加硫系及び成形部材形状に依存する。添加剤である
シランは反応条件に影響を与えないので、この場合、公
知の経験値を根拠にすることができる。
【0069】シリンダー内のゴム混合物の好適な物質温
度は、一般に40〜80℃、有利に60〜70℃の範囲
である。
【0070】好適な加硫温度はインサート部材の軟化温
度に応じて調節する。これは一般に140〜200℃の
範囲である。インサート材料の軟化温度が、それを許容
する場合には、前記の範囲の温度、例えば170〜19
0℃を選択する。加硫時間を、殊にゴム混合物以外に、
加硫温度及び部材の形状に応じて調節する。これらは一
般に30秒〜30分である;より低い温度及びより厚い
ゴム部材は、より長い時間を必要とする。
【0071】本発明による方法並びに、それを用いて製
造された複合材料は、次の利点により優れている: −この複合材料は、有利にも僅か数分で製造される。
【0072】−複合材料系に使用されたポリエステル
は、高い耐熱形状安定性、良好な溶剤安定性、優れた滑
り摩擦特性、並びに僅かな水分吸収のみを有し、かつ、
外面的にも問題なく使用可能である。
【0073】−テストケースにおいて、ゴム内の凝集力
破壊は生ずるが、相界面での分離は生じない程度にこの
複合材料は強固である。
【0074】この複合材料から、例えば次の物体を製造
することができる:ゴムで被覆されたローラ、フラン
ジ、管−及びチューブ連結材、封止フレーム(Dich
tungsrahmen)、衝撃−及び光線吸収部材、
ばね素子(Federelement)、振動緩衝材
(Schwingungsdaempfer)、強化ゴ
ム異形材、運搬ベルト、伝導ベルト、ビデオ−及びオー
ディオ−テープレコーダー用の支持ロール、シールリン
グ、殊に軸シールリング、走行ロール、連結−及びブレ
ーキ板、ダイヤフラム、シールリングを備えたピスト
ン、強化蛇腹、ポンプケーシング、ポンプフラップ弁、
ポリエステル強化ゴム管等。
【0075】次に、本発明を例により詳述する。
【0076】
【実施例】ゴム混合物を製造するために次の原料を用い
た:Buna Huels AP341、ML(1+
4)100℃=70のムーニー粘度を有する統計的EP
DM−ゴム(Huels AG、D−45764 Ma
rl) Durex O:20m2/gのCTAB値を有するD
egussa社のカーボンブラック Corax N220:111m2/gのCTAB値を
有するDegussa社のカーボンブラック Corax N550:43m2/gのCTAB値を有
するDegussa社のカーボンブラック Omyalite:約7.5m2/gの特殊な表面を有
するOmya社(Koeln)の炭酸カルシウム Sillitin Z86:約14m2/gの特殊な表
面を有するHoffmann Mineral社(Ne
uburg、Donau)の珪酸アルミニウム ZnO RS:Carl Arnsberger(Ko
eln)社の酸化亜鉛 Vulkanox HS:Rhein−Chemie社
(Rheinau)の重合2,2,4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリン BDMA:Lehmann&Voss社の珪酸カルシウ
ム上の75%ブタンジオールジメタクリレート Perkadox14/40:Akzo Chemic
als社(Dueren)の炭酸カルシウム及びSiO
2上の40%ビス−t−ブチルペルオキシ−イソプロピ
ルベンゼン DYNASILAN MEMO:Huels社(Tro
isdorf)のメタクリル−オキシプロピル−トリメ
トキシシラン DYNASILAN AMEO:Huels社(Tro
isdorf)のアミノプロピルトリエトキシシラン DYNASILAN VTMOEO:Huels社(T
roisdorf)のビニル−トリ(メトキシ−エトキ
シ)シラン DYNASILAN GLYMO:Huels社(Tr
oisdorf)のグリシジル−オキシプロピルトリメ
トキシシラン DYNASILAN DAMO:Huels社(Tro
isdorf)のN−アミノエチル−3−アミノプロピ
ル−トリメトキシシラン Sunpar2280:Sun Oil社(ベルギー)
のパラフィン(73%)、ナフテン(23%)芳香族化
合物(4%)から成る油 ポリエステル原料として次の成形材料を使用した:タイ
プA(本発明外)は、一般のポリブチレンテレフタレー
トであるHuels AG社(D−45764 Mar
l)のVESTODUR1000に相応する;溶液粘度
J 108cm3/g。
【0077】タイプBは、1,4−ブテン−2−ジオー
ル1モル%の共重縮合分を有するポリブチレンテレフタ
レートに相応する;溶液粘度J 105cm3/g。
【0078】タイプCは、1,4−ブテン−2−ジオー
ル5モル%の共重縮合分を有するポリブチレンテレフタ
レートに相応する;溶液粘度J 106cm3/g。
【0079】タイプDは、1,4−ブテン−2−ジオー
ル10モル%の共重縮合分を有するポリブチレンテレフ
タレートに相応する;溶液粘度J 105cm3/g。
【0080】タイプEは、1,4−ブテン−2−ジオー
ル20モル%の共重縮合分を有するポリブチレンテレフ
タレートに相応する;溶液粘度J 106cm3/g。
【0081】タイプF(本発明外)は、切断ガラス繊維
30重量%を有するポリブチレンテレフタレートであ
る、Huels AG社(D−45764 Marl)
のVESTODUR GE30に相応する;溶液粘度1
08cm3/g。
【0082】タイプG(本発明外)は、ガラス球30重
量%を有するポリブチレンテレフタレートである、Hu
els AG社(D−45764 Marl)のVES
TODUR GK30に相応する;溶液粘度J 104
cm3/g。
【0083】ゴム混合物の製造 I〜XVの個々のゴム混合物の製造を、Batch−L
abor−Messkneter(Haake社製)中
で実施した。60℃の開始温度と、64Upmの回転数
で、まず、BUNA HUELS AP341 28.
57gに可塑性を与えた。約5分かけて、第1表に記載
された填料、Sunpar2280 5.71g、Zn
O RS1.43g及びVulkanox HS0.5
7gを添加し、かつ更に3分間かけて均質化した。この
時間内に、温度は約110℃まで上昇した。この予備混
合物を引続き室温で24時間以上放置した。引続き、同
じ条件(開始温度60℃、64Upm)で、Perka
dox14/40 1.71g、BDMA0.43g並
びに第1表に記載されたシランを約4分間かけて均質に
添加した。その際、混合物の温度は130℃より上昇し
なかった。
【0084】第1表
【0085】
【表1】
【0086】複合材料の製造 試験ポリエステルから、250℃のシリンダー温度で射
出成形により試験体(100×100×4mm)を製造
した。引続き、V2A−鋼(100×100×8mm)
製の一定形の板を置き、かつ20mm幅のPTFE−箔
片で片面を塗覆した。全面を試験されるべきゴム混合物
を用いて被覆した。このようにして準備された板に、水
圧プレス(Schwabenthan−Polysta
t 200T)中で、180℃、200バールで20分
間圧力をかけた。
【0087】複合材料接着度試験 ポリエステル材料と加硫ゴムとの複合材接着度の試験
を、DIN53531による剥離実験(Schaelv
ersuch)により実施した。この際、テフロン箔に
より加硫の際にポリエステル材料から分離されたゴム部
材を、剥離実験の際にゴム片が熱可塑性物質表面に対し
て垂直に引きはがされるように引張った結果を、第2表
に示し、その際、評価は次の基準により行った: H:接着(ゴム内で破損、即ち凝集力のある破損;高い
分離力) −:非−接着(ゴムとポリエステルとの境界面で破損、
即ち癒着性の破損;僅か、あるいは非常に僅かな分離
力) t:部分的接着(凝集力のある破損及び癒着性の破損の
中間;中程度の分離力)第2表
【0088】
【表2】
【0089】例3、7、9、11及び13は、強化もし
くは填料含有成形物(成形物F及びG)を使用した場合
にも、その成形材料が通常のポリエステルから成ってい
る場合には、部分的な接着が得られることを示してい
る。これらを次の方法で使用することができる: 1) 強化もしくは填料含有成形材料を使用する場合に
は、堅固な複合材料を生ぜしめるために、比較的僅かな
二重結合分がポリエステル中に必要である;又は 2) ポリエステル中に比較的高い二重結合分を有する
強化もしくは填料含有成形材料を使用する場合には、堅
固な複合材料を製造するために必要とされるシランの量
を減少させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス グローセ−プッペンダール ドイツ連邦共和国 ハルテルン フレス ハイマー シュトラーセ 343 (56)参考文献 米国特許5102489(US,A) 米国特許3972973(US,A) 英国特許出願公開2271313(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/06 - 67/07

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも1種の硬質成分及び少くとも1
    種の軟質成分から複合材料を製造する方法において、硬
    質成分が熱可塑性ポリエステルをベースとし、かつ軟質
    成分が加硫ゴムである場合に、 a) 熱可塑性ポリエステルは、脂肪族系二重結合を有
    し、かつ、 b) 通常の加硫条件の下で、硬質成分と接触する加硫
    ゴムは、次の成分: I.ゴム 100重量部 II.填料 0〜300重量部 III.過酸化物系加硫剤 1〜 10重量部 IV.加硫促進剤 0〜 4重量部 V.軟化剤 0〜150重量部 VI.式: 【化1】 [式中、R1は、任意の2価の基であるか、又は直接結
    合であり、R2は水素又は置換又は非置換の、それぞれ
    最大C原子20個を有するアルキル、シクロアルキル又
    はアリールを表わし;Xは、次の2種の式: 【化2】 又は 【化3】 (式中、R3、R4及びR5は、相互に無関係にR2と同じ
    意味を有するか又は−COOR2基を表わす)から選択
    される]のシラン 0.5〜10重量部を含有するゴ
    ム組成物の加硫により製造されることを特徴とする、複
    合材料の製法。
  2. 【請求項2】 硬質成分は、ポリエステル、ポリエステ
    ル成形材料、ポリエステルブレンド又はポリエステルマ
    トリックスとの繊維複合物質である、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 脂肪族系二重結合を有する熱可塑性ポリ
    エステルのジカルボン酸成分は、テレフタル酸をベース
    としている、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ジオール成分が、ブタンジオール−
    (1,4)0〜99.9モル%及びブテンジオール−
    (1,4)0.1〜100モル%から成る、請求項3に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 ゴム100重量部に対して、シラン1〜
    8重量部を使用する、請求項1から4のいずれか1項に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 ゴムは、EP(D)M−ゴム、E−SB
    R、L−SBR、BR、NR、IR、IIR、CII
    R、BIIR、NBR、CR、スチロール含有ブロック
    コポリマー及び/又はポリアルケニレンである、請求項
    1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ゴムは、EP(D)M−ゴム30〜10
    0重量部及び他のゴム70〜0重量部から成る、請求項
    1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ゴム組成物は、更に加硫抑制剤、老化防
    止剤、処理助剤、離型剤及び/又は発泡剤を含有する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 複合材料を1工程又は2工程で製造し、
    その際、シリンダー内のゴム混合物の物質温度は40〜
    80℃の範囲であり、加硫温度は140〜200℃の範
    囲である、請求項1から8のいずれか1項に記載の方
    法。
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