JP3247217B2 - 光ピックアップアクチュエータ - Google Patents

光ピックアップアクチュエータ

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JP3247217B2
JP3247217B2 JP24041893A JP24041893A JP3247217B2 JP 3247217 B2 JP3247217 B2 JP 3247217B2 JP 24041893 A JP24041893 A JP 24041893A JP 24041893 A JP24041893 A JP 24041893A JP 3247217 B2 JP3247217 B2 JP 3247217B2
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悠 河面
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日本コロムビア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの記録再生
に用いられる光ピックアップアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録再生に於いては、レー
ザビームを対物レンズにより絞り込み、ディスク面に微
小スポットを形成し微小スポットをディスク面上
定の位置に保つことが必要である。このために対物レ
ンズを、対物レンズの光軸方向に移動させ、焦点合わせ
するフォーカス制御、対物レンズを、対物レンズの光
軸と直交する方向に移動させ、微小スポットを信号溝に
追従させるトラッキング制御が行われる。
【0003】通常の光ディスクの記録再生に於いては、
上記2方向に対物レンズを平行移動させるため駆動力が
得られれば充分である。しかし、より高密度なディスク
の記録再生に於いては、更に小さなビームスポットを必
要とするため、開口数の大きい対物レンズが用いられる
ことがある。そして、対物レンズの開口数を大きくした
場合には、ビームスポットが形成される際、光ディスク
の傾斜によりコマ収差が発生し易くなり、期待されるス
ポットが得られなくなることがある。
【0004】これを防止するため、光ディスクの傾きに
応じて対物レンズを傾斜させ、対物レンズの光軸がディ
スク面と常に直交するように、対物レンズの姿勢を制御
することが考えられる。この場合、光学系の全てが対物
レンズと一体で動くことが望ましいが、対物レンズのみ
の制御でも十分な効果が得られる。図5(a)、(b)
は、従来例でこの様な目的のために製作された光ピック
アップアクチュエータの一例であり、本発明に関係する
駆動装置部分のみを示している。
【0005】同図に於いて、対物レンズ8が取り付けら
れた対物レンズホルダ9の側面に2個づつ角筒状の縦方
向駆動コイル10が接合され、更にこれら縦方向駆動コ
イル10のそれぞれに1ヶづつの横方向駆動コイル11
が取り付けられている。そして、縦方向駆動コイル10
の中空部には、ヨーク13の一端が挿入され、ヨーク1
3の他の端部に接合された磁石14とで磁気回路を構成
し、その空隙部に縦方向駆動コイル10の一側面と横方
向駆動コイルの一側面が配置されている。
【0006】また、コイル中に記した矢印は電流の向き
を表しており、この様な向きに電流が流れる様にコイル
を結線し、給電した場合、4個の縦方向駆動コイル10
により図中Z方向、即ちフォーカス方向に対物レンズが
動き、4個の横方向駆動により図中Y方向、即ちトラッ
キング方向に対物レンズが移動する。また、4個の駆動
コイルの電流の向きを適宜選ぶ事により、X軸及びY軸
回りの回転駆動力が得られる。
【0007】そして、図6(a)、(b)の従来例にお
ける光ピックアップの要部説明図に示すように、対物レ
ンズ8を回転させているための回転中心Cは光ディスク
12上のスポットPから離れている。そのため、縦方向
駆動コイル10のA,B点にFの力を加え、対物レンズ
8を角度θ回転させたとき、光ディスク上のスポットは
δだけY方向(横方向)に変位する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来例で
は、対物レンズをその光軸を含む面内で回転させるため
の駆動力を得る事はできるが、光ディスク上スポットの
横方向への変位はトラッキング方向の動きになり、トラ
ッキング制御に負担をもたらす欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、対物
レンズホルダの側面に取り付けられた一対の縦方向駆動
コイルをその駆動力の生じる向きがハの字又は逆ハの字
状になるよう並べて固着した事を特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】対物レンズをその光軸を含む面内で回転させる
ための力と共に、その面内で光軸と直交する方向に移動
させる力も得られるため、対物レンズ回転時に生ずる横
移動を相殺する事ができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例で、光ピックアップ
アクチュエータの概略構成を示しており、図中(a)は
上面図、(b)は側面図、(c)は要部のみを示す斜視
図である。部品構成は従来例と同様であるため、重複説
明を省略する。本発明に於いて、従来例と異なるのは縦
方向駆動コイル1の対物レンズホルダ2への取付状態で
ある。即ち従来例では、一対の縦方向駆動コイル1の軸
は互いに平行で且つ光軸にも平行であったが、本実施例
に於いては、一対の縦方向駆動コイル1はその軸が逆ハ
の字状になるように対物レンズホルダ2に取り付けられ
ている。
【0012】この様な縦方向駆動コイル1の配置によ
り、図2(a)、(b)の本発明における一実施例の要
部説明図に示すように、対物レンズ3を回転させるため
の駆動力Fは対物レンズの光軸に対して或る傾きを持
つ。従って対物レンズ光軸と直交する方向の駆動力の成
分を有するため、回転中心をCからC’へとδだけ移動
させる事ができ、光ディスク4上のスポットPの横移動
を防ぐ事が可能となる。
【0013】図3は本発明を説明するためのベクトル図
である。回転中心Cから距離rf の点にあるコイルに角
度ψの方向に力Fが働き、対物レンズホルダが距離rs
の点にてY,Z方向のコンプライアンスがCY,CZの支
持装置(前記の構成図では省略してある)で支えられて
いるとする。対物レンズがθだけ傾き、回転中心からr
l の距離のスポットPがP’へδだけ図中左方向に移動
した時、回転中心CをC’へδだけ右方向へ移動させス
ポット移動を相殺させるためには次式が成り立つ必要が
ある。
【0014】 (FZ・CZ・rf・rl)/rS 2=FY・CY ・・・(1) 従ってコイルの傾斜角度ψは次の様になる。 ψ=tanー1(FY/FZ)=tanー1{(CZ/CY)(rf・rl/rs2)}・・・(2) (2)式により例えば、CZ/CY=0.9(やわらかさの
比),rl=6mm,rf=4mm,rs=10mmの場
合、ψは約12゜となる。したがって、この角度となる
ようにコイルを傾斜させれば良い。
【0015】図4は、本発明の他の実施例で、光ピック
アップアクチュエータの概略構成図で、図中(a)は上
面図、(b)は側面図、(c)は要部のみを示す斜視図
である。同図に於いて、対物レンズ3が取り付けられた
対物レンズホルダ2の側面には、2個づつ角筒状の縦方
向駆動コイル1が接合されおり、そのコイルは一対の角
偏平状で駆動力の生じる向きが逆ハの字状となるように
して対物レンズホルダ2の側面に取り付けたものである
(この例では横方向移動コイルは付けていない)。そし
て、ヨーク7の端部には、ほぼ中央部から磁極の異なる
磁石14が取り付けてある。
【0016】また、コイル中に記した矢印は電流の向き
を表しており、このような向きに電流が流れるように結
線した場合、4個の縦方向駆動コイル1によりフォーカ
ス方向に対物レンズが動く。縦方向駆動コイルは駆動力
の生じる向きが逆ハの字状となるようにしてあるため、
対物レンズの回転の中心を移動でき回転による横移動を
補正できる。この様に本発明は縦方向駆動コイル1の形
状は問わず、単にその駆動力の生じる向きを問題とする
だけである。
【0017】以上の実施例に於いては縦方向駆動コイル
をその駆動力の生じる向きが逆ハの字状になるように配
置しているが、これは回転方向の動きと横方向の動きが
同相となる場合に適用できる。また、回転方向の共振周
波数と横方向の共振周波数が著しく異なり、逆相となる
領域で使用する場合には、駆動力の生じる向きがハの字
状になるように縦方向駆動コイルを配置すれば良い。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクの傾斜に合わ
せて対物レンズを傾動させ、対物レンズの収差を発生す
る事を防止する目的の光ピックアップアクチュエータに
於いて、対物レンズの回転中心がディスク面にない事に
より付随的に発生する対物レンズのトラッキング方向の
移動を防ぐ事ができる。したがって、トラッキングの負
担を軽減し高品位で安定な光ディスクの記録再生を簡単
な構成で可能とするため、その実用的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明における一実施例を示す概略
構成の上面図。(b)は、(a)の側面図。(c)は、
(a)の要部斜視図。
【図2】本発明における一実施例を示す要部説明図。
【図3】本発明を説明するためのベクトル図。
【図4】(a)は、本発明における他の実施例を示す概
略構成の上面図。(b)は、(a)の側面図。(c)
は、(a)の要部斜視図。
【図5】(a)は、従来例を示す本発明関係部分の上面
図。(b)は、(a)の側面図。
【図6】(a)(b)は、従来例を示す要部説明図。
【符号の説明】
1,10 縦方向駆動コイル 2,9 対物レンズホルダ 3,8 対物レンズ 4,12 光ディスク 5,11 横方向駆動コイル 6,14 磁石 7,13 ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを保持する対物レンズホルダ
    と、前記対物レンズホルダを前記対物レンズの光軸方向
    に移動させる駆動力と共に前記対物レンズの光軸に直交
    する軸を中心に回転させる駆動力を得る縦方向移動コイ
    ルと、該縦方向移動コイルに駆動力を与えるヨーク及び
    磁石とを備えた光ピックアップアクチュエータにおい
    て、前記縦方向移動コイルは、前記対物レンズの光軸に
    対して予め定めた角度を有したハの字状に前記対物レン
    ズホルダの側面に設置されたことを特徴とする光ピック
    アップアクチュエータ。
JP24041893A 1993-09-01 1993-09-01 光ピックアップアクチュエータ Expired - Fee Related JP3247217B2 (ja)

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JPH0773484A (ja) 1995-03-17

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