JP3246889B2 - 伝送制御システム及びその端末装置 - Google Patents

伝送制御システム及びその端末装置

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JP3246889B2
JP3246889B2 JP00111098A JP111098A JP3246889B2 JP 3246889 B2 JP3246889 B2 JP 3246889B2 JP 00111098 A JP00111098 A JP 00111098A JP 111098 A JP111098 A JP 111098A JP 3246889 B2 JP3246889 B2 JP 3246889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送制御装置から
引き出された一対の電源兼用信号線に端末装置を接続
し、伝送制御装置から伝送した制御信号に基づいて端末
装置に所定の制御を行わせる伝送制御システム及びその
端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災受信機から引き出された一対
の電源兼用信号線に例えば火災感知器等の端末装置を複
数接続した2線式の防災監視用の伝送制御システムにあ
っては、受信機からのアドレス指定により任意の端末を
指定して必要な制御を行うようにしている。このため端
末装置に割当アドレスを設定する必要があり、従来はデ
ィップスイッチ等を使用して端末装置にアドレスを設定
している。
【0003】しかし、ディップスイッチによるアドレス
設定にあっては、人為的なスイッチ設定を必要とするこ
とから設定操作が繁雑であり、また設置後の設定アドレ
スの変更を可能とするために完全防水構造とすることが
できず、腐食性ガスの雰囲気中で使用するような場合、
耐久性と信頼性に悪影響を及ぼしかねない。そこで近年
にあっては端末アドレスを設定するために不揮発性のE
EPROMを使用し、ディップスイッチの問題を解消し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アドレ
ス設定のためにEEPROMを使用した場合、EEPR
OMの書込アクセス及び読出アクセスを行うためにMP
Uを搭載する必要があり、MPUを搭載した場合には、
セラミックリゾネータや水晶振動子等からなるクロック
発振回路が不可欠となる。
【0005】このためEEPROMを搭載した場合に
は、MPUとそのクロック発振回路に加え、火災受信機
等からのアドレス指定による制御信号の受信のためのイ
ンタフェース回路を含めると、端末装置のハードウェア
量が増加して回路ユニットが大きくなり、結果としてコ
ストアップになる問題があった。更に、一対の電源兼用
信号線に複数の端末装置を接続する場合、MPUの動作
には大きく消費電流が掛かるため、接続できる個数を増
やせない問題があった。また、増やそうとすると火災受
信機の電源容量を大きくしなければならず、電源の大型
化、火災受信機の大型化につながる問題があった。
【0006】本発明は、端末側にEEPROMを搭載し
てもMPUやそのクロック発振回路を必要とせず、外部
とのインタフェース回路のみで済むようにして、ハード
ウェア量が少なくコスト的にも安価で且つ低消費電流化
したアドレス可能な伝送制御システム及びその端末装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、伝送制御
装置に対し一対の電源兼用信号線を介して端末装置を接
続し、伝送制御装置から伝送した制御信号に基づいて端
末装置に所定の制御を行わせる伝送制御システムを対象
とする。
【0008】このような伝送制御システムにおいて、そ
の端末装置は、自己の割当アドレスに所定の制御データ
を予め記憶したEEPROMと、伝送制御装置からの制
御信号に基づいてEEPROMの読出アクセスに必要な
複数種類の信号を生成し、EEPROMの割当アドレス
から前記制御データを読み出して制御動作を行わせるイ
ンタフェース回路とを備える。
【0009】また伝送制御装置は、内部クロックに同期
して端末装置のEEPROMの読出動作に必要な複数種
類の信号を合成してシリアル制御信号として端末装置に
伝送する伝送回路を備える。即ち、伝送制御装置の伝送
回路は、内部クロックに同期してチップセレクト信号C
S、シフトクロック信号SK、及び読出オペコードとア
ドレスを含むシリアルビットデータ信号を合成したシリ
アル制御信号を端末装置に伝送する。これに対し端末装
置のインタフェース回路は、シリアル制御信号を受信し
てチップセレクト信号CS、シフトクロック信号SK、
及び読出オペコードとアドレスを含むシリアルビットデ
ータ信号を生成してEEPROMの読出動作を行う。
【0010】このような本発明の伝送制御システムにあ
っては、端末装置にEEPROMを搭載していても、E
EPROMのアクセスに必要なMPUやそのクロック発
振回路は設けておらず、EEPROMのアクセスに必要
なチップセレクト信号CS、シフトクロック信号SK、
及び読出オペコードとアドレスを含むシリアルビットデ
ータ信号は全て伝送制御装置からのシリリアル制御信号
に基づいて生成して読出動作を行うことができる。この
ため、端末装置のハードウェア量がMPUを搭載してい
た場合に比べ大幅に低減し、コストダウンでき、且つ大
幅に消費電流を低減できる。
【0011】伝送制御装置の伝送回路は、EEPROM
のアクセス期間に亘り出力される例えば12Vのバイア
ス電圧、内部クロックに基づくシフトクロック信号に同
期してバイアス電圧12Vとバイアス電圧12Vより高
い例えば16Vの第1電圧との間で変化するシフトクロ
ック用の第1パルス電圧、読出オペコードとアドレスを
含むシリアルビットデータに同期してバイアス電圧12
Vと第1電圧より高い例えば22Vの第2電圧との間で
変化するデータ用の第2パルス電圧を重畳したシリアル
制御信号を生成して端末装置に伝送する。
【0012】端末装置のインタフェース回路は、シリア
ル制御信号の第1パルス電圧に基づいてシフトクロック
信号SKを生成して出力すると共に、第1パルス電圧の
継続期間に亘ってチップセレクト信号CSを出力し、更
に第2パルス電圧に同期して前記シリアルビットデータ
信号を生成して出力する。端末装置のインタフェース回
路は、第1パルス電圧を検出する第1電圧検出回路と、
第1電圧検出回路の検出出力を波形整形してシフトクロ
ック信号SKを出力する第1波形整形回路と、第1波形
整形回路から出力されるシフトクロック信号SKによる
コンデンサの充電に基づき第1パルス電圧の継続期間に
亘ってチップセレクト信号CSを出力するタイマ回路
と、第2パルス電圧を検出する第2電圧検出回路と、第
2電圧検出回路の検出出力を遅延した後に波形整形して
シリアルビットデータ信号を出力する第2波形整形回路
と、を備える。
【0013】伝送制御装置の伝送回路は、データ用の第
2パルス電圧の先頭部分にダミー用の第2パルス電圧を
複数パルス配置し、端末装置のインタフェース回路に設
けたタイマ回路は、複数のダミー用第2パルス電圧によ
りコンデンサを充電した時点でチップセレクト信号CS
の出力を開始する。端末装置のEEPROMの使い方と
しては、複数の端末装置に設けたEEPROMに同じア
ドレスを割り当てると共に各同一アドレスに格納してい
るデータの異なるビット位置に制御ビットを割り当て、
伝送制御装置からの共通アドレスの指定により各EEP
ROMでシフトクロック信号に同期して格納データをビ
ット順に読み出し、自己の割当ビット位置での制御ビッ
トの読出し出力により適宜の負荷を制御する。
【0014】また端末装置のEEPROMの別の使い方
としては、複数の端末装置に設けたEEPROMの各々
に固有のアドレスを割り当てると共に各割当アドレスに
格納しているデータの任意のビット位置に制御ビットを
割り当て、伝送制御装置からのアドレス指定に対応した
端末装置のEEPROMからの制御ビットの読出し出力
により適宜の負荷を制御する。
【0015】伝送制御装置は、火災受信機から引き出さ
れた一対の電源兼用信号線に接続され端末装置となる複
数の火災感知器の試験を遠隔的に行う試験器であり、火
災感知器を火災受信機から切離して試験器側に切替接続
した状態で、火災感知器に設けたインタフェース回路と
EEPROMに試験用のシリアル制御信号を伝送して試
験発報を行わせる。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の伝送制御システム
を示すシステムブロック図であり、火災報知設備の火災
感知器の遠隔試験に使用する外部試験器と火災感知器に
ついて、本発明による伝送制御システムを適用したこと
を特徴とする。図1において、警戒区域に設置された複
数の火災感知器10−1,10−2,・・・10−16
は、火災受信機12から引き出された一対の電源兼用信
号線20a,20b間に並列的に接続されている。火災
感知器10−1〜10−16は例えばサーミスタなどの
温度検出素子を備えており、火災による温度が所定温度
を超えると、電源兼用信号線20a,20b間を低イン
ピーダンスに短絡して発報電流を流すことで火災受信機
12に対し発報信号を出力する。
【0018】火災受信機12は火災感知器10−1〜1
0−16のいずれかの火災検出による発報電流を受信す
ると、火災警報表示を行う。このような火災報知設備に
あっては、通常、一定期間ごとに定期点検が必要であ
り、定期点検の際には火災感知器10−1〜10−16
が正常に動作するかどうかの試験を行う必要がある。こ
の火災感知器10−1〜10−16の試験を行うため、
図1のシステムにあっては、火災受信機12から引き出
された電源兼用信号線20a,20bの途中に切替器1
4を設け、この切替器14に対し外部試験器16を専用
のコネクタケーブルを使用して接続することで、外部試
験器16から遠隔的に火災感知器10−1〜10−16
の試験制御ができるようにしている。
【0019】このような外部試験器16による遠隔試験
が可能な火災報知設備について、本発明の伝送制御シス
テムは、火災感知器10−1〜10−16のそれぞれを
端末装置とし、外部試験器16を伝送制御装置としたシ
ステム形態をとる。図2は図1の火災感知器、火災受信
機、切替器及び外部試験器の具体的な回路ブロックであ
る。図2において、まず火災感知器10には端末回路部
26と感知器回路部32が設けられている。この端末回
路部26が本発明の伝送制御システムにおける端末装置
として機能し、感知器回路部32はその制御負荷とな
る。
【0020】感知器回路部32にはセンサ回路34、発
報回路36、定電圧回路38及び試験回路40が設けら
れる。センサ回路34には例えば火災による温度を検出
するサーミスタなどの温度検出素子が設けられており、
所定温度を超えるとセンサ回路34が火災検出信号を発
報回路36に出力する。発報回路36はセンサ回路34
からの火災検出信号を受けると、トランジスタなどのス
イッチング素子をオンし、端子L,C間に接続している
火災受信機12からの電源兼用信号線20a,20b間
を低インピーダンスに短絡して発報電流を流し、火災受
信機12に対し発報信号を出力する。
【0021】定電圧回路38は、センサ回路34に対し
一定電圧を供給する。試験回路40は試験信号E1を受
けた際に動作し、センサ回路34を疑似的に動作させて
火災検出信号を発報回路36に出力させ、火災感知器1
0の試験発報を行わせる。火災感知器10の端末回路部
26には、インタフェース回路28とEEPROM30
が設けられる。
【0022】EEPROM30としては、例えばセイコ
ー電子工業株式会社製S−29130Aとして知られた
CMOSシリアルEEPROMを使用することができ
る。EEPROM30は、チップセレクト端子CS、シ
フトクロック端子SK、データ入力端子DI、データ出
力端子DOを有する。全ての命令はチップセレクト端子
CSをHレベルにした後、シフトクロック端子SKに対
するSKパルスの立ち上がりに同期してデータ入力端子
DIの入力を取り込むことで行う。
【0023】命令はスタートビット,オペコードで指定
されるインストラクション、アドレス、データの順に入
力される。本発明にあっては、EEPROM30の予め
定めた割当アドレスに試験のための制御データが予め書
き込まれている。このため通常の運用状態にあっては、
試験時にEEPROM30の読出動作のみが行われるこ
とになる。
【0024】読出動作の場合には、EEPROM30の
データ入力端子DIに対する命令はスタートビット、読
出し用オペコード、アドレスの順に入力し、これにより
指定アドレスのリード動作が行われ、以後はシフトクロ
ックに同期して例えば16ビットデータが上位ビットか
ら順番にシリアル出力される。インタフェース回路28
は、伝送制御装置として機能する外部試験器16から出
力されるシリアル制御信号に基づいて、EEPROM3
0の読出アクセスに必要なチップセレクト信号、シフト
クロック及びデータを生成する。このインタフェース回
路28にはクロック発振器やMPUは設けられておら
ず、クロック動作は全て伝送制御装置として機能する外
部試験器16側の内部クロックに依存している。
【0025】火災受信機12には、受信回路部42、火
災信号処理部44、電源回路部50が設けられる。また
火災信号処理部44には警報表示部46及び操作部48
が内蔵されている。受信回路部42は、火災感知器10
のいずれかで火災検出による発報が行われたときの電源
兼用信号線20a,20b間に流れる発報電流を検出し
て発報受信信号を火災信号処理部44に出力する。
【0026】火災信号処理部44は、例えば受信回路部
42より発報受信信号を所定時間継続して受けたときに
火災と判断して、警報表示部46による火災代表灯の点
灯、音響警報の出力などを行う。電源回路部50は、火
災受信機12の各回路部に電源を供給すると共に、電源
兼用信号線20a,20bを介して火災感知器10側に
電源供給を行っている。
【0027】本発明の伝送制御システムの伝送制御装置
として機能する外部試験器16は、試験制御部52、伝
送回路部54及び電池電源部56を備える。試験制御部
52にはMPUが設けられ、内蔵したクロック発振回路
からのクロックに同期して火災感知器10の遠隔試験に
必要な各種の制御を行う。即ち、外部試験器16の電源
スイッチをオンした後に試験開始スイッチをオンする
と、試験制御部52が起動し、火災感知器10に設けて
いる端末回路部26のインタフェース回路28に対しE
EPROM30の割当アドレスの試験制御データを読み
出すためのシリアル制御信号の送出を伝送回路部54よ
り行う。
【0028】火災感知器10のEEPROM30にあっ
ては、読出しアクセスのためにシフトクロック、チップ
セレクト信号、データ信号が必要であることから、これ
らをインタフェース回路28で再現可能なように、伝送
回路部54に対し試験制御部52よりシフトクロック及
びデータを入力し、それぞれに対応した固有の電圧信号
に変換した後に重畳して、試験線22a,22bから切
替器14を介して火災感知器10に伝送するようにして
いる。
【0029】切替器14は外部試験器16を接続した際
に火災受信機12に対する電源兼用信号線20a,20
bを切り離し、外部試験器16側に接続する。即ち切替
器14にはリレー58が設けられ、リレー58に対して
は外部試験器より切替制御線24が接続されている。外
部試験器16の電源スイッチをオンすると、試験制御部
52より切替制御信号E2が出力されて切替器14のリ
レー58を作動する。
【0030】リレー58は切替リレー接点59を有し、
リレー58の非作動状態で切替リレー接点58はa側に
切り替わって、火災受信機12に対し火災感知器10側
の電源兼用信号線20a,20bを接続している。これ
に対し外部試験器16からの切替制御信号E2によりリ
レー58が作動すると、図示のように切替リレー接点5
9はb側に切り替わり、火災感知器10側の電源兼用信
号線20a,20bを外部試験器16を接続した試験線
22a,22bに切り替え、外部試験器16による火災
感知器10の遠隔試験が可能となる。
【0031】尚、切替リレー接点59aを図示のように
b側に切り替えて火災受信機12より切り離すと、火災
感知器10からの電源兼用信号線20a,20bは断線
状態となることから、このときの火災受信機12での断
線警報を防止するため、切替器14にリレー58の別の
リレー接点のオンにより終端抵抗を接続できるようにし
ておく。
【0032】図3は図2の火災感知器10の端末回路部
26に設けているインタフェース回路28の回路ブロッ
クをEEPROM30と共に示している。インタフェー
ス回路28は定電圧回路74を備え、EEPROM30
の動作に必要な電源電圧Vcc例えば3.2Vを作り出し
ている。EEPROM30のシフトクロック端子SKに
入力するシフトクロックは、第1電圧検出回路76、第
1波形整形回路78で作り出される。
【0033】EEPROM30のチップセレクト端子C
Sに対するチップセレクト信号は、タイマ回路80にお
いて第1波形整形回路78より出力されるシフトクロッ
ク信号の充電により作り出される。更にEEPROM3
0のデータ入力端子DIに対するデータ信号は、第2電
圧検出回路82、遅延型波形整形部84に設けている遅
延回路86、及び第2波形整形回路88で作り出され
る。
【0034】図4は図3のインタフェース回路28の
L,C端子に対する外部試験器16からのシリアル制御
信号とインタフェース回路28により生成されるシフト
クロック信号(SK信号)、データ入力信号(DI信
号)、更にタイマ回路80に設けている充電用のコンデ
ンサC3(図5参照)の電圧、及びチップセレクト信号
(CS信号)のタイミングチャートである。
【0035】まず図4(A)の端子LC間電圧は、読出
アクセス期間に亘り一定に保たれるバイアス電圧12V
と、シフトクロックを作り出すためのバイアス電圧12
Vより高い第1パルス電圧16V、更にシフトクロック
用の第1パルス電圧16Vをデータビット1とし、それ
より高い22Vをビット0とした第2パルス電圧の合成
信号となる。
【0036】このLC間電圧は、読出アクセス期間の先
頭に例えば3つのダミークロックを配置し、続いてEE
PROM30の読出アクセスのための1ビットのスター
トビット、2ビットの読出オペコード「10」、6ビッ
トのアドレスA5〜A0となり、続いて16ビットデー
タD15〜D0を順次読み出すシフトクロック用の第1
パルス電圧16Vとなる。
【0037】図4(B)のシフトクロック信号は、LC
間電圧の第1パルス電圧16V以上の部分を第1電圧検
出回路76で検出し、第1波形整形回路78で波形整形
することにより、読出アクセス期間に亘って連続的に生
成される。また図4(C)のデータ入力信号は第2電圧
検出回路82で第2パルス電圧22Vを検出し、遅延回
路86でシフトクロック信号の立ち上がりに対し所定時
間τ1だけ遅延させて立ち上げ、シフトクロック信号の
Hレベルへの立ち上がりタイミングで、そのときのデー
タ入力信号のレベルをEEPROM30が読み込めるよ
うにしている。
【0038】更に図4(E)のチップセレクト信号は、
図4(D)のタイマ回路80に設けているコンデンサC
3の充電完了時点から有効となる。このコンデンサC3
を充電するため、読出アクセスの先頭位置に第2電圧2
2Vのレベルをもつダミークロックを3パルス配置して
いる。このダミークロックによるタイマ回路80に設け
ているコンデンサC3の充電で、例えばダミークロック
の2パルス目の途中でコンデンサC3の充電電圧が規定
レベル以上となって、タイマ回路80から図4(E)の
チップセレクト信号がHレベルとして出力される。
【0039】コンデンサC3の充電電荷は、一度充電さ
れた後はシフトクロック信号が得られている限りその電
圧レベルを維持することから、読出アクセス期間に亘り
チップセレクト信号のHレベルが維持できる。図5は図
3のインタフェース回路28の具体的な回路図である。
まずシフトクロック信号を生成するための第1パルス電
圧16Vを検出する第1電圧検出回路76は、ツェナダ
イオードZD2、抵抗R4及びコンデンサC2の直列回
路をもち、コンデンサC2と抵抗R4の間を、抵抗R5
を介して第1波形整形回路78のトランジスタQ2のベ
ースに接続している。
【0040】トランジスタQ2はベース側にバイアス抵
抗R6を接続すると共に、コレクタを抵抗R7を介して
3.2Vの電源電圧を出力する定電圧回路74の出力側
にプルアップしている。そしてトランジスタQ2のコレ
クタは、EEPROM30のシフトクロック端子SKに
接続される。ツェナダイオードZD2は例えば14Vの
ツェナ電圧をもち、図4(A)のLC間電圧に含まれる
16Vの第1電圧パルスが入力するとツェナダイオード
ZD2が導通し、抵抗R4を介してコンデンサC2を充
電した後にトランジスタQ2をオンし、図4(B)のよ
うなシフトクロック信号を生成する。
【0041】このシフトクロック信号は、最初のバイア
ス電圧12Vの立ち上がりでコンデンサC2が充電され
ていることから、ダミークロック以降についてはコンデ
ンサC2の充電を必要とすることなく、適切に波形整形
されたシフトクロック信号を出力することができる。タ
イマ回路80は、第1波形整形回路78のトランジスタ
Q2のコレクタより出力されるシフトクロック信号を入
力し、コンデンサC3の充電によって読出アクセス期間
に亘りHレベルとなるチップセレクト信号をEEPRO
M30のチップセレクト端子CSに出力する。
【0042】このタイマ回路80は入力側にインバータ
I1を備え、インバータI1に続いてダイオードD1,
抵抗R9を介してコンデンサC3を接続した充電回路
と、ダイオードD1と抵抗R9の直列回路に抵抗R10
を並列接続した放電回路を備える。ここで抵抗R10
は、抵抗R9に対し十分大きい。したがって、ダイオー
ドD1と抵抗R9によってコンデンサC3の急速充電回
路を形成し、同時に抵抗R10によってコンデンサC3
の緩速放電回路を形成している。
【0043】コンデンサC3の出力側には、インバータ
I2,I3が直列接続される。このインバータI2,I
3の直列回路は、コンデンサC3の充電電圧によるCM
OSゲートICを使ったインバータI2,I3の変遷点
レベル付近での消費電流の増加を抑えるために設けてい
る。EEPROM30に対するデータ入力信号は第2電
圧検出回路82で検出される。第2電圧検出回路82に
はツェナダイオードZD1、抵抗R1及びコンデンサC
1の直列回路が設けられる。ツェナダイオードZD1は
例えばツェナ電圧20Vを有し、図4(A)のデータビ
ット0に対応した第2パルス電圧22Vの印加で導通
し、抵抗R1を介してコンデンサC1を充電し、コンデ
ンサC1の充電電圧が規定電圧に達すると第2波形整形
回路88に設けているコンデンサQ1をオンし、データ
入力端子DIに対する信号入力をデータビット0に対応
したLレベルとする。
【0044】ここで第1電圧検出回路76のコンデンサ
C2に対し、第2電圧検出回路82のコンデンサC1は
十分に容量の大きいものを使用しており、抵抗R1とコ
ンデンサC1の時定数で決まる遅延時間τ1だけ、第1
電圧検出回路76及び第1波形整形回路78で生成され
るシフトクロックに対しデータパルスを遅延させてい
る。即ち、抵抗R1とコンデンサC1が図3に示した遅
延型波形整形部84の遅延回路86を構成している。
【0045】図6は本発明のシステムにおける伝送制御
装置として機能する図1の外部試験器16の説明図であ
る。外部試験器16は電源スイッチ60を有し、電源ス
イッチ60をオンすると内部回路に電池電源より電源供
給が行われる。またモード切替スイッチ62が設けられ
ており、このモードとしては、 アドレス設定 アドレス確認 遠隔試験 の3つがある。
【0046】アドレス設定モード及びアドレス確認モー
ドは、外部試験器16の上部の感知器接続部73に火災
感知器の感知器本体を接続して、その端末回路部26に
設けているEEPROM30に対しアドレス設定を行っ
て試験データを書き込むため及び書き込んだアドレスを
表示させるためのモードである。つまり外部試験器16
は、EEPROM30のライタとしても使用することが
できる。
【0047】また外部試験器16には試験開始スイッチ
64と試験終了スイッチ66が設けられる。また、試験
開始スイッチ64はアドレス設定モード及びアドレス確
認モードにあっては実行スイッチとなり、試験終了スイ
ッチ66はアドレス設定モード及びアドレス確認モード
にあっては解除スイッチとなる。更に外部試験器16の
上部側には表示器70が設けられる。表示器70は、遠
隔試験モードの際には、感知器試験数の設定に使用さ
れ、また試験時の異常感知器番号の表示に使用される。
またアドレス設定モード及びアドレス確認モードの際
に、表示器70はアドレス表示部となる。
【0048】表示器70の右側にはアップキー71aと
ダウンキー71bが設けられ、遠隔試験モードにあって
は試験数の設定が行われ、またアドレス設定及びアドレ
ス確認モードにあってはアドレス設定が行われる。更に
外部試験器16の上部には試験コネクタ72が設けられ
ており、専用のコネクタケーブルを使用して図1,2の
ように切替器14に接続することで火災感知器の遠隔試
験ができる。
【0049】図7は図2に示した外部試験器16の伝送
回路部54の回路ブロック図である。外部試験器16の
伝送回路部54にはバイアス電圧発生回路90、SK電
圧発生回路92及びDI電圧発生回路94が設けられ、
MPUを用いた試験制御部52からのチップセレクト信
号CS、シフトクロック信号SK及びデータ入力信号D
Iを内部クロックに同期して受けている。
【0050】バイアス電圧発生回路90は規定の電源電
圧12Vの供給を受けており、試験制御部52の読出ア
クセス期間に亘るチップセレクト信号CSに基づいて、
ダイオードD11を介して試験線22a,22b間にバ
イアス電圧12Vを出力する。SK電圧発生回路92に
は規定電圧16Vが与えられており、試験制御部52か
らのシフトクロック信号SKに応じて、ダイオードD1
2を介して試験線22a,22b間に第1パルス電圧1
6Vを出力する。
【0051】DI発生回路94に対しては規定の電源電
圧22Vが印加され、試験制御部52からのデータ入力
信号DIに基づき、第2パルス電圧をダイオードD13
を介して試験線22a,22b間に出力する。ダイオー
ドD11,D12,D13のアノード側は共通接続さ
れ、これによって異なった電圧信号を合成して図4
(A)に示すようなバイアス電圧12V、第1パルス電
圧16V及び第2パルス電圧22Vとなる複合パルス電
圧を出力している。
【0052】ここで試験制御部52からDI電圧発生回
路94に出力されるデータ入力信号DIには、図4
(A)のL,C間電圧から明らかなように先頭部分にダ
ミークロックとして第2パルス電圧22Vを3パルス配
置している。図8は図7の外部試験器16によるシリア
ル制御信号を出力するためのタイミングチャートであ
る。図8(A)はMPUを用いた試験制御部52で作り
出されるクロック信号であり、試験開始スイッチの操作
により時刻t1で試験が開始されると、図8(B)のよ
うに試験制御部52からのチップセレクト信号CSに基
づいてバイアス電圧発生回路90より12Vのバイアス
電圧が出力される。
【0053】続いて図8(D)のように、時刻t2〜t
3に亘りDI電圧発生回路94よりダミーパルスが3パ
ルス出力される。続いて時刻t4より図8(C)のよう
に、SK電圧発生回路92がシフトクロック用の第1パ
ルス電圧16Vを図8(A)のクロックに同期して出力
する。同時に図8(D)のように、DI電圧発生回路9
4がスタートビット、読出オペコード、アドレスに応じ
たデータ入力信号、例えば「1101101・・・」に
ついて、データビット0のタイミングで第2パルス電圧
22Vを出力する。その結果、試験線22a,22b間
に対する出力電圧は図8(E)のように、図8(B)の
バイアス電圧、図8(C)のSK電圧、更に図8(D)
のDI電圧を合成した複合パルス電圧として火災感知器
側に出力される。
【0054】図9は図2に示した火災感知器10の端末
回路部26に設けているEEPROM30の割当アドレ
スと格納データの説明図である。ここで端末数を図1の
システムブロックに示したように火災感知器10−1〜
10−16の16台とし、それぞれの端末番号を#0
0,#01,#02,・・・#15としている。図9の
実施形態にあっては、各端末#00〜#15のEEPR
OM30のアドレスを全て同一としたアドレスA5,A
4,A3,A2,A1,A0=「000001」を割当
てている。
【0055】このような端末#00〜#15の共通アド
レスに対し、16ビットの格納データ「D15,D1
4,D13,・・・D00」は、各端末ごとに異なった
位置に制御ビット“1”を書き込んでいる。例えば端末
#00はデータビットD15=1とし、端末#02はデ
ータビットD14=1とし、以下端末#15まで順次ず
らしながらデータビットD00=1としている。
【0056】このようなEEPROM30に対するアド
レス割当てと制御データの格納を行っておけば、図1の
ように外部試験器16を接続して火災感知器10−1〜
10−16の遠隔試験を行う際に、試験開始スイッチの
操作で外部試験器16を起動すると、全ての火災感知器
10−1〜10−16に対し共通のアドレスが送出さ
れ、アドレス送出後のシフトクロックに同期して16ビ
ットのデータ読出しが順次行われる。即ち図10(A)
のように、読出アドレスを指定した後のシフトクロック
SKの立ち上がりに同期して、各端末において図10
(B)のような16ビットデータD15〜D00のシリ
アルビット出力が順次行われる。これに対し各端末のE
EPROM30には、図9のように試験制御のための制
御ビット“1”の位置を異ならせて書き込んでいるた
め、図10(C)のように端末#00,#01,・・・
#15の順番に制御ビット“1”の出力がデータ出力端
子D0から行われ、試験信号E1として試験回路40に
供給される。
【0057】このため図1の火災感知器10−1〜10
−16の遠隔試験を、共通アドレスの指定でシフトクロ
ックに同期して順番に行うことができる。したがって、
読出アドレスを指定した後のデータビットの読出しに使
用するシフトクロックの周期を火災感知器1台の試験発
報を含む試験処理に必要な処理時間となるように定めて
おくことで、16台の火災感知器の連続的な遠隔試験が
実現できる。
【0058】尚、図9のEEPROMのアドレス指定及
び制御データの格納にあっては、1回の共通アドレスで
指定できる火災感知器の台数はEEPROM30のデー
タのビット数に依存している。このため、1回線当たり
の火災感知器の接続台数が16台を超えた場合には別の
共通アドレスを設定すればよい。図11は図2の火災感
知器10に設けている端末回路部26のEEPROM3
0に対する割当アドレスと格納データの他の実施形態の
説明図である。この実施形態にあっては、端末#00,
#01,・・・#15ごとに異なった固有のアドレスを
割り当てている。これに対し格納データは最初に出力さ
れるデータビットD15にデータビット1を格納してい
る。この図11のアドレス割当てと制御データの格納に
あっては、外部試験器16で自由に遠隔試験を行いたい
火災感知器のアドレスを自由に指定できる利点を有す
る。
【0059】図12は、図6の外部試験器16の感知器
接続部73に感知器本体を接続してEEPROM30に
制御データを書込む際の外部試験器16からのシリアル
制御信号と火災感知器側のインタフェース回路28によ
り生成されるシフトクロック信号(SK信号)、データ
入力信号(DI信号)、更にタイマ回路80に設けてい
る充電用のコンデンサC3(図5参照)の電圧、及びチ
ップセレクト信号(CS信号)のタイミングチャートで
ある。
【0060】この書込み動作にあっては、図12(A)
のDC間電圧から生成された図12(C)のオペコード
が書込コード「01」となっている。またアドレスA5
〜A0に続いて書込データD15〜D00が生成され、
この書込データが図12(B)のシフトクロックに同期
して1ビットずつEEPROMに書込まれる。それ以外
の点は、図4の読出動作と同じになる。
【0061】図13は、図2の外部試験器16に設けた
伝送回路部54の具体的な実施形態の回路図である。伝
送回路部54は、昇圧回路100、電流検出回路10
2、電圧制御回路104、出力バッファ回路106及び
ノイズ防止回路108で構成される。昇圧回路100
は、外部試験器16から切替器14を介して感知器電源
及び感知器呼出信号を供給するためDC/DCコンバー
タ110を備えており、試験制御部52からの起動信号
E11によりDC/DCコンバータ110を動作して、
電池電源部56からの端子PN−CN間に対する入力電
圧12ボルトを約23.5ボルトに昇圧して出力する。
【0062】即ち、DC/DCコンバータ110は、試
験制御部52からの起動信号E11によりトランジスタ
Q29,Q6をオンすることで起動し、約23.5ボル
トの昇圧電圧を出力する。抵抗R29及びボリュームV
R1は出力電圧調整用であり、またコンデンサC8,C
17は回路の平滑と安定用に設けている。抵抗R32,
R43の分圧回路は入力電圧を監視するもので、電圧検
出信号E12を試験制御部52に与えてローバッテリ等
の電源監視を行っている。
【0063】更に、DC/DCコンバータ110の出力
電圧を抵抗R40,R44で分圧して電圧検出信号E1
3を試験制御部52に供給しており、この電圧検出信号
E13は端子L−C間に接続している感知器側の電源兼
用信号線20a,20bの過電流負荷の有無及び感知器
回線の短絡等を検出するために使用する。電圧制御回路
104は昇圧回路100からの電源電圧の供給を受け、
遠隔試験時に試験制御部52から出力されるビット0信
号E15とビット1信号E16により動作する。試験制
御部52は遠隔試験の際には、例えば図14(A)
(B)に示すようなビット0信号E15とビット1信号
E16を出力する。このビット0信号E15及びビット
1信号E16は、火災感知器10側に遠隔試験のために
出力するオペコード,アドレスのビットデータをビット
0とビット1に分けた信号である。
【0064】このようなビット0信号15及びビット1
信号E16に対し電圧制御回路104は、図14(C)
のように端子L−C間に11ボルトを規定レベルとし
て、ビット0で23ボルト、ビット1で18ボルトに変
化する出力電圧を送出する。即ち、試験制御部52より
ビット0信号E15及びビット1信号E16のいずれも
出力されない状態にあっては、DC/DCコンバータ1
10からの出力電圧は抵抗R21を介してツェナダイオ
ードZD2にツェナ電流を流し、抵抗R28,R39で
分圧された電圧がオペアンプ112に入力される。
【0065】オペアンプ112は差動増幅回路を構成
し、増幅利得が1となっているため、このときの出力電
圧はツェナダイオードZD2のツェナ電圧と等しい約1
1ボルトとなる。オペアンプ112からの出力電圧11
ボルトは、抵抗R27を介してトランジスタQ3,Q
5,Q7,Q4,Q9、及び抵抗R14,R15,R1
6,R41,R25,R30で構成されるコンプリメン
タリAB級のエミッタフォロアを構成する出力バッファ
回路106に入力され、ノイズ防止回路108を介して
L−C間に約11ボルトの電圧を出力する。
【0066】試験制御部52よりビット1信号E16が
出力されると、電圧制御回路104のトランジスタQ1
1がオンし、抵抗R38と並列にボリュームVR2と抵
抗R37の直列合成抵抗が接続され、入力抵抗値が低下
することでオペアンプ112の利得が上昇し、出力電圧
は約18ボルトとなり、出力バッファ回路106を介し
て端子L−C間に18ボルトの電圧を出力する。
【0067】試験制御部52よりビット0信号E15が
出力されると電圧制御回路104のトランジスタQ10
がオンし、これに伴って出力バッファ回路106のトラ
ンジスタQ3がオンする。トランジスタQ3がオンする
と、トランジスタQ5がオフ、トランジスタQ4がオン
となり、DC/DCコンバータ110からの出力電圧2
3.5ボルトが直接トランジスタQ4からノイズ防止回
路108を介して端子L−C間に出力される。DC/D
Cコンバータ110からの出力電圧23.5ボルトは、
端子L−C間に出力される際には、途中の損失により約
23ボルトとなる。
【0068】このときトランジスタQ10のオンによ
り、オペアンプ112の入力抵抗R38と並列にダイオ
ードD6を介して抵抗R91が接続され、オペアンプ1
12の入力抵抗値がビット1信号E16でトランジスタ
Q11をオンしたときよりも更に低下し、オペアンプ1
12の利得が更に増加して飽和レベルまで達し、出力電
圧は約22ボルトとなる。
【0069】このときオペアンプ112の出力電圧約2
2ボルトが加わった抵抗R27の右側にはトランジスタ
Q3のオンによる約23.5ボルトの電圧が加わり、こ
の結果、飽和レベルで動作しているオペアンプ112に
対する電流の流れ込みは殆んど起きず、22ボルトの電
圧出力の動作状態におけるオペアンプ112の消費電流
を抑えている。
【0070】ここで、出力バッファ回路106はコンプ
リメンタリAB級のエミッタフォロア回路を構成してい
るため、オペアンプ112の出力電圧が規定レベルとな
る11ボルトから18ボルトまたは23ボルトに立ち上
がった後に元の規定レベル11ボルトに立ち下がると
き、端子L−C間の線間容量をトランジスタQ9が吸収
し、このため立ち下がりが鈍らない電圧パルス波形を出
力することができる。
【0071】次に電流検出回路102を説明する。電流
検出回路102は、図14の(A)(B)(C)に示す
ビット0信号E15とビット1信号E16に基づく端子
L−C間の出力電圧の制御で、火災感知器側で遠隔試験
を行わせ、遠隔試験発報により流れる試験発報電流を検
出する。即ち、図14(C)の端子L−C間出力電圧に
より先頭の2ビットのダミービット「00」とスタート
ビット「1」に続いて2ビットの読出オペコード「1
0」が送出される。
【0072】次が6ビットの読出アドレス「10011
0」となり、10進でアドレス38を示している。この
読出アドレスの後ろには、火災感知器側に設けているE
EPROM30から16ビットのデータをビット単位に
シリアル出力するためのビット「0」の電圧パルスを1
6パルス出力している。このような外部試験器16から
の読出命令に対し、火災感知器側にあっては、例えば図
4のタイミングチャートに示したようにEEPROM3
0の読出動作を行い、図10に示したように感知器ごと
に順番に試験制御のための読出データを出力し、全ての
火災感知器が正常であれば、図14(D)のように感知
器番号No.1〜No.16に対応して試験発報による
返送電流が感知器回線に流れる。
【0073】この火災感知器の遠隔試験に伴って流れる
発報電流は、出力バッファ回路106を介して、電流検
出回路102に設けた電流検出用の抵抗R13で検出さ
れる。抵抗R13は例えば10オーム程度の微小な抵抗
であり、発報試験により感知器回線に例えば35ミリア
ンペアの発報電流が流れた場合、抵抗R13の両端には
350ミリボルトの検出電圧が生ずる。
【0074】発報電流に応じて抵抗R13に生じた検出
電圧はオペアンプ116で増幅される。オペアンプ11
6は抵抗R19,R20,R34,R35,R24,R
90及びR33によって差動増幅回路を構成している。
オペアンプ116により増幅された電流検出電圧は抵抗
R90,R33で分圧され、バッファ回路として動作す
るオペアンプ118で低インピーダンスに変換された
後、差動増幅回路を構成するオペアンプ120に入力さ
れる。
【0075】オペアンプ120は抵抗R11,R49,
R85で差動増幅回路を構成しており、試験制御部52
に対する電流検出信号E14が試験制御部52に設けて
いるADコンバータのダイナミックレンジ3.0ボルト
となるように調整して出力する。全体的に見ると、発報
電流35ミリアンペアで抵抗R13に生じた電流検出電
圧350ミリボルトは、オペアンプ116で増幅された
後、ADコンバータのダイナミックレンジの3.0ボル
トより大きめの例えば3.27ボルトに変換され、抵抗
R90,R33により分割され、オペアンプ118で低
インピーダンスに変換され、最終的にオペアンプ120
で3.0ボルトに調整された後、電流検出信号E14と
して試験制御部52に与えられる。
【0076】また電流検出回路102の抵抗R13と並
列に過電流保護用のダイオードD3を接続している。通
常の感知器発報で流れる発報電流は35ミリアンペア
で、10オームの抵抗R13の両端に生ずる電圧は35
0ミリボルトである。この抵抗R13の両端に生ずる電
圧350ミリボルトは、ダイオードD3が導通するため
の順方向のバイアス電圧例えば0.6ボルトに達してい
ない。
【0077】このため通常の発報時にあってはダイオー
ドD5はオフとなっている。これに対し端子L−C間に
過電流が流れると抵抗R13の両端電圧が増加し、ダイ
オードD3の順方向バイアス電圧0.6ボルトを超える
とダイオードD3が導通し、抵抗R13を過電流から保
護する。更にノイズ防止回路108は、ツェナダイオー
ドZD1により例えばツェナ電圧47ボルトを超えるノ
イズパルスを吸収し、また抵抗R26、コンデンサC2
5、インダクタンスL2によりノイズフィルタを構成
し、更にサージ吸収素子VRD1によりL−C間に加わ
るサージを吸収するようにしている。
【0078】ここで、図13の電圧制御回路106は、
出力バッファ回路106を介して端子L−C間に、11
ボルトを規定レベル、ビット1で18ボルト、ビット0
で23ボルトと変化する電圧を出力しているが、図8に
示したように、12ボルトを規定レベル、ビット1で1
6ボルト、ビット0で22ボルトと変化する電圧を出力
してもよく、出力電圧は必要に応じて適宜に決めること
ができる。
【0079】尚、上記の実施形態にあっては、外部試験
器16を伝送制御装置としていたが、火災受信機12を
伝送制御装置としたシステム形態としても良いことはも
ちろんである。また、上記の実施形態は、図1のように
火災報知設備に設けている火災感知器の遠隔試験を行う
場合について本発明の伝送制御システムを適用している
が、試験以外の適宜の遠隔制御、例えば防災監視盤から
防排煙機器などの端末機器に対するアドレス指定による
遠隔制御などについても、そのまま適用することができ
る。また上記の実施形態にあっては、6ビットアドレス
で16ビットデータを格納するEEPROMを例にとっ
ているが、7ビットアドレス、8ビットアドレスなどの
更に容量の大きなEEPROMであってもよいことはも
ちろんである。更に、EEPROMに限られず不揮発性
メモリであれば同様に適用できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、端末装置側にEEPROMを搭載していても、EE
PROMのアクセスに必要なMPUやそのクロック発振
回路は設けておらず、端末装置側のハードウェア量がM
PUを搭載していた場合に比べ大幅に低減でき、この結
果、コスト的にも大幅なダウンが期待できる。
【0081】また端末装置側にMPUやそのクロック発
振回路を必要としないため端末装置における消費電流も
低減することができ、この結果、伝送制御装置側の電源
容量が少なくて済み、システム全体としての簡略化とコ
ストダウンも達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムブロック図
【図2】図1のシステムにおける火災感知器、火災受信
機及び外部試験器のブロック図
【図3】図2の端末回路部の回路ブロック図
【図4】図3のインタフェース回路によるEEPROM
の読出アクセスのタイミングチャート
【図5】図3のインタフェース回路の回路図
【図6】図1の外部試験器の説明図
【図7】図6の試験器の回路ブロック図
【図8】図7の外部試験器のシリアル制御信号の伝送動
作のタイミングチャート
【図9】端末割当アドレスを同一としたEEPROMの
格納データの説明図
【図10】図9のEEPROMを用いた端末制御のタイ
ミングチャート
【図11】端末毎に割当アドレスを異ならせたEEPR
OMの格納データの説明図
【図12】図6の外部試験器と図3のインタフェース回
路によるEEPROMの書込アクセスのタイミングチャ
ート
【図13】図2の外部試験器に設けた伝送回路部の具体
的な実施形態の回路図
【図14】図13の電圧制御回路の動作を示したタイミ
ングチャート
【符号の説明】
10,10−1〜10−16:火災感知器(端末装置) 12:火災受信機 14:切替器 16:外部試験器 20a,20b:電源兼用信号線 22a,22b:試験線 24:切替制御線 26:端末回路部 28:インタフェース回路 30:EEPROM 32:感知器回路部 34:センサ回路 36:発報回路 38:定電圧回路 40:試験回路 42::受信回路部 44:火災信号処理部(MPU) 50:電源回路部 52:試験制御部(MPU) 54:伝送回路部 56:電池電源部 60:電源スイッチ 62:モード切替スイッチ 64:試験開始スイッチ 66:試験終了スイッチ 68:試験結果表示灯 70:表示器 71a:アップキー 71b:ダウンキー 72:試験コネクタ 76:第1電圧検出回路 78:第1波形整形回路 80:タイマ回路 82:第2電圧検出回路 84:遅延型波形整形部 86:遅延回路 88:第2波形整形回路 90:バイアス電圧発生回路 92:SK電圧発生回路 94:DI電圧発生回路 100:昇圧回路 102:電流検出回路 104:電圧制御回路 106:出力バッファ回路 108:ノイズ防止回路 110:DC/DCコンバータ 112,116,118,120:オペアンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−168982(JP,A) 特開 昭63−292299(JP,A) 特開 平5−242390(JP,A) 特開 平8−161673(JP,A) 実開 昭53−166395(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00 H04Q 9/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送制御装置に対し一対の電源兼用信号線
    を介して端末装置を接続し、前記伝送制御装置から伝送
    した制御信号に基づいて前記端末装置に所定の制御を行
    わせる伝送制御システムに於いて、 前記端末装置は、 自己の割当アドレスに所定の制御データを予め記憶した
    EEPROMと、 前記伝送制御装置からの制御信号に基づいて前記EEP
    ROMの読出アクセスに必要な複数種類の信号を生成
    し、前記EEPROMの割当アドレスから前記制御デー
    タを読み出して制御動作を行わせるインタフェース回路
    と、 を備え、 前記伝送制御装置は、内部クロックに同期して前記端末
    装置のEEPROMの読出動作に必要な複数種類の信号
    を合成してシリアル制御信号として前記端末装置に伝送
    する伝送回路を備えたことを特徴とする伝送制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の伝送制御システムに於い
    て、前記伝送制御装置の伝送回路は、内部クロックに同
    期してチップセレクト信号CS、シフトクロック信号S
    K、及び読出オペコードとアドレスを含むシリアルビッ
    トデータ信号を合成したシリアル制御信号を前記端末装
    置に伝送し、 前記端末装置のインタフェース回路は、前記シリアル制
    御信号を受信してチップセレクト信号CS、シフトクロ
    ック信号SK、及び読出オペコードとアドレスを含むシ
    リアルビットデータ信号を生成して前記EEPROMの
    読出動作を行うことを特徴とする伝送制御システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の伝送制御システムに於い
    て、 前記伝送制御装置の伝送回路は、前記EEPROMのア
    クセス期間に亘り出力される規定のバイアス電圧、内部
    クロックに基づくシフトクロック信号に同期して前記バ
    イアス電圧と該バイアス電圧より高い第1電圧との間で
    変化するシフトクロック用の第1パルス電圧、前記読出
    オペコードとアドレスを含むシリアルビットデータに同
    期して前記バイアス電圧と前記第1電圧より高い第2電
    圧との間で変化するデータ用の第2パルス電圧を重畳し
    たシリアル制御信号を生成して前記端末装置に伝送し、 前記端末装置のインタフェース回路は、前記シリアル制
    御信号の第1パルス電圧に基づいてシフトクロック信号
    SKを生成して出力すると共に、前記第1パルス電圧の
    継続期間に亘ってチップセレクト信号CSを出力し、更
    に前記第2パルス電圧に同期して前記シリアルビットデ
    ータを生成して出力することを特徴とする伝送制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の伝送制御システムに於い
    て、前記端末装置のインタフェース回路は、 前記第1パルス電圧を検出する第1電圧検出回路と、 前記第1電圧検出回路の検出出力を波形整形して前記シ
    フトクロック信号SKを出力する第1波形整形回路と、 前記第1波形整形回路から出力されるシフトクロック信
    号によるコンデンサの充電に基づき前記第1パルス電圧
    の継続期間に亘ってチップセレクト信号CSを出力する
    タイマ回路と、 前記第2パルス電圧を検出する第2電圧検出回路と、 前記第2電圧検出回路の検出出力を遅延した後に波形整
    形して前記シリアルビットデータ信号を出力する第2波
    形整形回路と、 を備えたことを特徴とする伝送制御システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の伝送制御システムに於い
    て、 前記伝送制御装置の伝送回路は、前記シリアルビットデ
    ータ信号の先頭部分にダミー用の第2パルス電圧を複数
    パルス配置し、 前記端末装置のインタフェース回路に設けたタイマ回路
    は、前記複数のダミー用第2パルス電圧によりコンデン
    サを充電した時点で前記チップセレクト信号CSの出力
    を開始することを特徴とする伝送制御システム。
  6. 【請求項6】請求項1記載の伝送制御システムに於い
    て、複数の端末装置に設けたEEPROMに同一アドレ
    スを割り当てると共に該同一アドレスに格納しているデ
    ータの異なるビット位置に制御ビットを割り当て、前記
    伝送制御装置からの同一アドレスの指定により各EEP
    ROMで前記シフトクロック信号に同期して前記格納デ
    ータをビット順に読み出し、自己の割当ビット位置での
    制御ビットの読出し出力により適宜の負荷を制御するこ
    とを特徴とする伝送制御システム。
  7. 【請求項7】請求項1記載の伝送制御システムに於い
    て、複数の端末装置に設けたEEPROMの各々に固有
    のアドレスを割り当てると共に各割当アドレスに格納し
    ているデータの任意のビット位置に制御ビットを割り当
    て、前記伝送制御装置からのアドレス指定に対応した端
    末装置のEEPROMからの制御ビットの読出し出力に
    より適宜の負荷を制御することを特徴とする伝送制御シ
    ステム。
  8. 【請求項8】請求項1記載の伝送制御システムに於い
    て、前記伝送制御装置は、火災受信機から引き出された
    一対の電源兼用信号線に接続され複数の端末装置となる
    火災感知器の試験を遠隔的に行う試験器であり、前記火
    災感知器を前記火災受信機から切り離して前記試験器側
    に切替接続した状態で、前記火災感知器に設けた前記イ
    ンタフェース回路とEEPROMに試験用のシリアル制
    御信号を伝送して試験発報を行わせることを特徴とする
    伝送制御システム。
  9. 【請求項9】請求項記載の伝送制御システムの端末装
    置に於いて、前記インタフェース回路は、前記伝送制御
    装置から内部クロックに同期したチップセレクト信号C
    S、シフトクロック信号SK、及び読出オペコードとア
    ドレスを含むシリアルビットデータ信号を合成して伝送
    されたシリアル制御信号を受信して、チップセレクト信
    号CS、シフトクロック信号SK、及び読出オペコード
    とアドレスを含むシリアルビットデータ信号の各々を生
    成して前記EEPROMの読出動作を行うことを特徴と
    する伝送制御システムの端末装置。
  10. 【請求項10】請求項記載の伝送制御システムに於い
    て、前記端末装置のインタフェース回路は、 前記シリアル制御信号に含まれる前記EEPROMのア
    クセス期間に亘り出力される規定のバイアス電圧、該バ
    イアス電圧より高い第1電圧との間で変化するシフトク
    ロック用の第1パルス電圧を検出する第1電圧検出回路
    と、 前記第1電圧検出回路の検出出力を波形整形してシフト
    クロック信号SKを出力する第1波形整形回路と、 前記第1波形整形回路から出力されるシフトクロック信
    号SKによるコンデンサの充電に基づき前記第1パルス
    電圧の継続期間に亘ってチップセレクト信号CSを出力
    するタイマ回路と、 前記シリアル制御信号に含まれる前記バイアス電圧と前
    記第1電圧より高い第2電圧との間で変化するデータ用
    の第2パルス電圧を検出する第2電圧検出回路と、 前記第2電圧検出回路の検出出力を遅延した後に波形整
    形して前記シリアルビットデータ信号を出力する第2波
    形整形回路と、 を備えたことを特徴とする伝送制御システムの端末装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の伝送制御システムの端
    末装置に於いて、 前記伝送制御装置の伝送回路は、前記データ用の第2パ
    ルス電圧の先頭部分にダミー用の第2パルス電圧を複数
    パルス配置し、 前記インタフェース回路に設けたタイマ回路は、前記複
    数のダミー用第2パルス電圧によりコンデンサを充電し
    た時点で前記チップセレクト信号CSの出力を開始する
    ことを特徴とする伝送制御システムの端末装置。
  12. 【請求項12】請求項記載の伝送制御システムの端末
    装置に於いて、前記EEPROMに他の端末装置と同じ
    アドレスを割り当てると共に該同一アドレスに格納して
    いるデータの異なるビット位置に制御ビットを割り当
    て、前記伝送制御装置からの共通アドレスの指定により
    EEPROMで前記シフトクロック信号に同期して前記
    格納データをビット順に読み出し、自己の割当ビット位
    置での制御ビットの読出し出力により適宜の負荷を制御
    することを特徴とする伝送制御システムの端末装置。
  13. 【請求項13】請求項記載の伝送制御システムの端末
    装置に於いて、前記EEPROMに固有のアドレスを割
    り当てると共に該割当アドレスに格納しているデータの
    任意のビット位置に制御ビットを割り当て、前記伝送制
    御装置からの割当アドレスの指定による前記EEPRO
    Mの制御ビットの読出し出力により適宜の負荷を制御す
    ることを特徴とする伝送制御システムの端末装置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の伝送制御システムの端末
    装置に於いて、前記インタフェース回路及びEEPRO
    Mは火災感知器に設けられ、該火災感知器を接続してい
    る電源兼用信号線を火災受信機から切り離して試験器に
    接続した状態で該試験器からのシリアル制御信号を受信
    して前記火災感知器の試験発報を行わせることを特徴と
    する伝送制御システムの端末装置。
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