JP3246586U - キャンドル - Google Patents

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靖史 吉澤
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Abstract

【課題】照明として利用し、その後は薪として利用できるキャンドルを提供する。【解決手段】キャンドルは、木片からなる基体1に底12付きの穴11があり、穴11にはワックス2が充填され、ワックス2の内部から基体1の外部に向かって芯材3が立ち上がっている。穴11の周壁及び底面は不燃層15で覆われている。【選択図】図1

Description

本考案は、木片を利用したキャンドルに関するものである。
アウトドアにおけるレジャーの一つとしてキャンプがある。キャンプの楽しみの一つとしてキャンプファイヤがある。キャンプファイヤは薪を積み上げてこれを燃やす。薪は炊飯にも用いられる。薪はアウトドア用品店などで購入することができる。
キャンプなどアウトドアで活動する場合の夜間照明として、電気を利用したランプや油を燃料としたランプに代えて、あるいはこれらのランプとともにキャンドル(日本の伝統的な名称は「蝋燭」)がよく用いられる。
薪もキャンドルも、機能を果たしながら消耗し、最後は消滅する。薪もキャンドルも燃焼して消滅するものであるから、両方の機能を兼ね備えたものが考えられないだろうか、という発想が本願考案の契機となっている。かかる発想をもとにした考案について調査した結果、比較的近いものが以下の特許文献1と特許文献2に記載されていることが分かった。
韓国公開特許第10-2014-0071211号公報 米国特許出願公開第2022/0145214号明細書
特許文献1記載の考案は、色花火キャンプファイヤ木材に関するもので、中心部に穴をあけて芯と溶融パラフィンワックスとを入れてパラフィンワックスを冷却させることにより、外部は木材で内部を蝋燭にしたものである。穴の周囲に色花火発現剤を埋め込んで多様な色を出すようにするとともに木材への着火を容易にしたものである。
特許文献2記載の考案は、丸太木材の上端に1つ以上の芯穴があり、芯穴には芯が収容されたワックスが充填されてなる卓上トーチに関するものである。
特許文献1記載の考案も特許文献2記載の考案も、木材をベースにしてこれにキャンドルを組み込んだ形態になっており、キャンドルの燃焼によって発せられる光による装飾効果を狙っている。
特許文献1記載の考案は、一旦着火すると木材ベースが焼失する。すなわち、1回の使用で木材ベースは消滅し、木材ベースを再利用することはできない。
特許文献2記載の考案も、ワックスと芯の燃焼がベースとなる丸太木材に延焼することを防止する構造がなく、ワックスと芯の燃焼に伴い丸太木材に延焼し、丸太木材が焼失することを想定している。
本考案は、照明およびインテリアとして利用することができ、照明やインテリアとして利用した後は必要に応じて薪としても利用でき、木片からなる基体は繰り返し利用できるキャンドルを提供することを目的とする。
本考案に係るキャンドルは、
木片からなる基体に穴があり、
前記穴にはワックスが充填され、
前記ワックスの内部から前記基体の外部に向かって芯材が立ち上がり、
前記穴の少なくとも周壁は不燃層で覆われていることを特徴とする。
本考案は、薪、あるいは木工所や建築現場から出る廃材を基体にしてキャンドルを構成することができる。従来、薪や廃材は燃やされるだけであったが、本考案によれば、薪や廃材などの木片をキャンドルとして機能させることができる。さらに、基体とワックスとの間に不燃層が介在するため、キャンドル部分が燃焼しても基体への延焼を防止することができる。したがって、本考案に係るキャンドルは、屋外のみでなく屋内においても照明のためのキャンドルとして使用可能であるとともに、インテリア置物としても使用可能である。キャンドルを構成している部分は焼失すると再生することができ、基体は繰り返し利用することができる。基体は、必要に応じて燃料やキャンプファイヤなどとして燃焼させることもできる。
本考案に係るキャンドルの第1実施例を示す斜視図である。 第1実施例の正面断面図である。 本考案に係るキャンドルの第2実施例を示す斜視図である。 本考案に係るキャンドルの第3実施例を示す分解斜視図である。 第3実施例におけるキャンドル構造部の変形例を示す斜視図である。 図5に示すキャンドル構造部を用いた変形実施例を示す縦断面図である。 本考案に係るキャンドルの第4実施例を示す斜視図である。
以下、本考案に係るキャンドルの実施例について図面を参照しながら説明する。
図1および図2において、符号1はキャンドルの基体を示している。この実施例における基体1は長いブロック状の部材であって、例えば、適宜の長さに輪切りにした木材を縦方向(木目方向)に割って適宜の大きさに分割した木片であってもよい。基体1は薪として燃やすことができる。この実施例では基体の上面側が表皮13で覆われているが、木材を割る位置によっては表皮13のないものもある。
基体1には円筒状の穴11が設けられている。図1、図2の例では基体1に3個の穴11が設けられている。3個の穴11は等間隔に設けてもよいし、不規則な間隔で設けてもよい。1個の基体1に設ける穴11の数は任意で、1個だけでもよい。孔11は基体1を突き抜ける穴ではなく、底12付きの穴である。基体1に底12付きの穴11を設けるには、木工用ドリルを用いることもできるが、底12を平らにした状態で穴11を設けることが望ましいので、例えば、フォスナービットと呼ばれている工具などを用いるとよい。
穴11の周壁及び底面は不燃層15で覆われている。不燃層15は、例えば、含浸系あるいは塗装系といわれる不燃加工によって形成することができる。含浸系原料としては、例えば、リン酸系の液体、ホウ酸系ナトリウムの個体などがある。塗装系原料としては、例えば、ウレタン塗料、ホウ酸系ナトリウム塗料などがある。不燃層15は、アルミ箔などの金属材料で形成してもよい。
周壁及び底面が不燃層15で覆われた穴11にはワックス2が充填されている。ワックス2は、日本では「蝋」、「ろう」あるいは「ロウ」といわれるもので、原材料の種類や香りの違いなどで様々な種類があり、それぞれに燃焼の違いがある。本考案に使用するワックス2の種類は問わない。ワックスは加熱することによって液状になり、液状のワックスを穴11に流し込み、冷却させて固化させることにより、穴11に充填することができる。
穴11の中心部には、芯材3が立てられている。芯材3はワックス2の内部から基体1の外部に向かって立ち上がり、芯材3の先端部はワックス2の上面から突出している。この実施例では、薄板状の芯材3が用いられている。芯材3は、熱で液状になったワックス2を吸い上げてワックスを燃焼させる役割を持っている。燃焼したワックスは気体となって放散する。芯材3は一般的には木綿を編み込んで作られ、図示の実施例のように薄板状に形成したものを用いてもよいし、多くのキャンドルに見られるような丸型のものを用いてもよい。芯材3として、座金付きのものを用いてもよいし、座金のないものを用いてもよい。
基体1は木片からなり、燃料用の薪として使用することができるものである。本実施例では、このような木片からなる基体1に底付きの穴11を設けて不燃層15を形成し、穴11にワックス2を充填し、ワックス2から芯材3を立ち上がらせることにより、キャンドル構造部6を構成している。したがって、芯材3の先端部に着火させることによりキャンドルとして機能し、周辺を照明することができる。図1において、符号4はキャンドルの炎を示している。
ワックス2が燃え尽くすと、炎4は自然に消滅する。不燃層15が存在しない場合、炎4が基体1に延焼することもあり得るが、不燃層15があるので、ワックス2が燃え尽くすと炎4は基体1に延焼することなく消滅する。ワックス2が燃焼し尽くした後の穴11に再びワックス2を充填し芯材3を立てて再びキャンドル構造部6を構成すればキャンドルとして使用することができる。キャンドルとして使用する必要がなければ、基体1を薪として燃焼させることもできる。
このように、本考案の第1実施例に係るキャンドルによれば、廃棄処分され、あるいは薪として燃料に供される木片からなる基体1を、これらの処分前にキャンドルとして活用するため、資源を有効に利用することができる。
また、基体1の穴11の表面が不燃層15で覆われているため、キャンドル構造部6の炎4が基体1に延焼することがない。したがって、屋内で安全に使用することができ、薪などの木材が有する質感を利用したインテリア装飾品あるいは照明装飾品とすることができる。キャンドル構造部6を再構築することによって基体1を繰り返し使用することもできる。
次に、図3に示すキャンドルの第2実施例について説明する。この実施例が図1、図2に示す第1実施例と異なる点の一つは、ブロック状の木材からなる基体10であり、1個の基体10に1個の穴110が設けられて、1個の基体10に対して1個のキャンドル構造部40が組み込まれている点である。穴110は底120付きの穴であり、穴110にはワックス20が充填され、ワックス20の内部から基体10の外部に向かって芯材30が立ち上がってキャンドル構造部40が形成されている。穴110の表面すなわち周壁面および底面は不燃層150で覆われている。
基台10は、例えば、木工所や建設現場などにおいて端材として廃棄され、あるいは燃料として供されるものを想定している。基台10は、これを最終処分する前にキャンドルとしての機能を持たせることができる。また、基体10の穴110の周囲は不燃層150で覆われているため、図1、図2に示す第1実施例と同様の効果を得ることができる。
図4に第3実施例を示す。図4において、符号200は木片からなる基体を示す。基体200は薪であってもよいし、端材として木材本体から分離された木片などであってもよい。図示の実施例では、基体200は表皮201付きの木材からなる薪であり、基体200の表皮201から内方に向かって円筒形の穴211が形成されている。穴211は底付きの穴であってもよいし、基体200を突き抜けた孔であってもよい。本実施例における穴211は底212付きである。
穴211にはキャンドル構造部50が嵌め込まれている。キャンドル構造部50は一般のキャンドルと同様に、固形のワックス52とワックス52の内方からその中心軸線方向に立ち上がった芯材53を有してなる。このキャンドル構造部50は、ワックス52の円柱状の外周面と平らな下面とが不燃層51で覆われていることが特徴になっている。このような構造のキャンドル構造部50は、不燃層51を構成するカップ状の部材内に溶融したワックス52を充填し、ワックス52から芯材53を立ち上がらせてワックス52を固化させることによって構成することができる。
不燃層51はアルミ箔で形成してもよい。不燃層51をアルミ箔で構成する場合の一例として、カップ状のアルミ箔の内部にワックス52を充填し、ワックス52から芯材53を立ち上がらせる方法がある。別の例として、ワックス52と芯材53からなるキャンドル構造部50の外周面と下面をアルミ箔で覆いこれを不燃層51とする方法もある。
穴211の内径とキャンドル構造部50の外径すなわち不燃層51の外径をほぼ同じにして、キャンドル構造部50が適宜の摩擦力をもって穴211に嵌合するようにするとよい。しかし、図4に示す例のように穴211が底212付きの場合は、穴211の内径よりもキャンドル構造部50の外径を小さくしてもよい。
図4に示す第3実施例においても、木片からなる基体200とワックス52との間に不燃層51が介在するため、キャンドル構造部50の燃焼が基体200に延焼することがなく、第1、第2実施例の効果と同様の効果を得ることができる。また、キャンドル構造部50は基体200とは別に制作しておき、一つのキャンドル構造部50が焼失した場合、新たなキャンドル構造部50を基体200の穴211に装填するという簡単な操作でキャンドルを再生することができる。
図4に示す第3実施例におけるキャンドル構造部50に代えて、図5に示すキャンドル構造部60を用いてもよい。図5に示すキャンドル構造部60は、カップ状の不燃層61の開放した上端縁部にフランジ611を有している。不燃層61の内部にはワックス62が充填され、ワックス62からは芯材63が立ち上がり、芯材63の上端部はワックス62の上端面から上方に突出している。
図5に示すキャンドル構造部60を使用したキャンドルの変形実施例を図6に示す。図6において、木片からなる基体300には底のない穴311すなわち基体300を突き抜ける孔が形成されている。穴311にはキャンドル構造部60が嵌め込まれている。穴311の深さすなわち縦方向の長さは、キャンドル構造部60の不燃層61の縦方向長さよりも長く、不燃層61のフランジ611が穴311の上端開口端縁に当たることによりキャンドル構造部60が位置決めされている。
第4の実施例を図7に示す。この実施例は、符号70で示すキャンドル構造部に特徴がある。キャンドル構造部70を構成する芯材73は、薄板状の木片などからなり、芯材73の下端部は不燃層74で覆われている。不燃層74は金属製で、芯材73を上から挿入する穴を有するとともに下端が横に広がっていて、この広がった部分が接着材75によって木片からなる基体400に設けられた穴411の底面412に接着されている。穴411内には図示されないワックスが充填され、芯材73とともにキャンドル構造部70を構成する。
この実施例では、キャンドル構造部70の炎が基体400に延焼するのを不燃層74が防止するので、キャンドル構造部70を再生することにより基体400を再利用することができるなど、前述の実施例と同様の効果を得ることができる。キャンドル構造部70を再生するには、不燃層74に新たな芯材73を差し込み、あるいは不燃層74とともに芯材73を交換するという方法がある。
この実施例において、穴411の周壁面あるいは底面412に不燃層を設けてもよい。
本考案に係るキャンドルは、アウトドア用品店、ホームセンター、キャンプ場などにおいて販売することができる。販売するときの形態は1個のみでもよいが、基体が長い形状の場合は複数本を束ね、薪と同様の販売形態としてもよい。複数本を束ねる場合、少なくとも1本を本考案に係るキャンドルとし、そのほかは通常一般の薪としてもよい。つまり、薪の束の中にキャンドルとして使用可能な薪すなわち本考案に係るキャンドルを混入させて販売してもよい。
図4乃至図7に示すような実施形態の場合、キャンドル構造部のみを、木片からなる基体とは別に販売するとよい。
1 基体
2 ワックス
3 芯材
4 炎
6 キャンドル構造部
11 穴
12 底
10 基体
15 不燃層
20 ワックス
30 芯材
50 キャンドル構造部
51 不燃層
60 キャンドル構造部
61 不燃層
70 キャンドル構造部
611 フランジ

Claims (5)

  1. 木片からなる基体に底付きの穴があり、
    前記穴の周壁及び底面は不燃層で覆われ、
    前記不燃層に囲まれた前記穴にはワックスが充填され、
    前記ワックスの内部から前記基体の外部に向かって芯材が立ち上がっているキャンドル。
  2. 木片からなる基体に底付きの穴または前記基体を突き抜けた孔があり、
    前記穴または孔には、ワックスと、このワックスの内部から立ち上がった芯材を有してなるキャンドル構造部が嵌め込まれ、
    前記キャンドル構造部は、前記穴または孔に嵌め込まれる部分が不燃層で覆われているキャンドル。
  3. 前記キャンドル構造部の前記不燃材は、前記穴または孔の開口端縁に当たるフランジを有する請求項2記載のキャンドル。
  4. 木片からなる基体に底付きの穴があり、
    前記穴にはワックスが充填され、
    前記ワックスの内部から前記基体の外部に向かって芯材が立ち上がり、
    前記芯材の下部表面は不燃層で覆われているキャンドル。
  5. 前記基体は、燃料に供することができる薪又は廃材である請求項1乃至4のいずれかに記載のキャンドル。

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