JP3246544B2 - ブラシレスモータ駆動回路 - Google Patents

ブラシレスモータ駆動回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブラシレスモー
タの駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシレスモータを高速駆動する
駆動回路には、一般に速度制御フィードバック方式が用
いられている。この速度制御フィードバック方式は、速
度の指令値と検出された実際値とを制御増幅器により比
較し、その誤差がなくなるように制御対象である電動機
(ブラシレスモータ)を制御するフィードバック方式の
一種である。ここで、ブラシレスモータの速度は、ブラ
シレスモータに取り付けられたロータ側の界磁マグネッ
トの極性を検出するためのホールセンサの出力に基づき
検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブラシレスモータは、
一般に、定速度駆動する場合に広く用いられ、高速のみ
ならず、低速でも用いる場合には、変速度駆動が容易な
ブラシモータが用いられている。即ち、上記ブラシレス
モータをホールセンサの出力に基づき速度制御フィード
バック方式にて制御する場合、低速にてブラシレスモー
タを駆動しようとすると、ホールセンサからの出力では
情報量が少ないため、フィードバックの応答性が低くな
り、回転が不安定になると共に負荷変動により回転が低
下するという問題が発生する。この問題を解決するため
には、ブラシレスモータに、界磁マグネットの極性検出
用のホールセンサとは別に、回転位置を検出するエンコ
ーダを備えることで、速度制御に関する情報量を増大す
る方法を採用し得るが、速度制御のためのみに高価なエ
ンコーダを備えると、コストが非常に高いものとなる。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、ブラシ
レスモータを幅広い回転域で駆動できる駆動回路を提案
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため請求項1の発明では、界磁マグネットを有す
るロータと、該ロータを回転するための第1相、第2
相、第3相のコイルを有するステータと、前記第1相、
第2相、第3相のコイルに相当する磁極位置を検出する
ホールセンサとから成る三相のブラシレスモータの駆動
回路であって、前記ブラシレスモータを低速回転する際
には、前記第1相、第2相、第3相のコイルにそれぞれ
120°ずつ位相の異なる正弦波PWM方式にて駆動
し、前記ブラシレスモータを高速回転する際には、三相
120°導通型に基づいた方形波PWM信号にて駆動
し、低速回転域では、前記ホールセンサで検出される回
磁マグネットの磁極位置と、第1相、第2相、第3相の
各コイルの励磁電圧波形との位相差を、少なくとも1相
分検出してトルク制御を行うことを技術的特徴とする。
【0006】
【0007】また、請求項の発明は、請求項におい
て、高速回転域では、前記ホールセンサの信号により回
転数を検出して速度制御するとともに、回転数に応じて
前記ホールセンサの信号のてい倍比または分割比を切り
替え、回転数の検出精度を損なうことなく速度制御する
ことを技術的特徴とする。
【0008】請求項1の発明では、ブラシレスモータを
低速(所定回転数未満)で回転する際には、正弦波PW
M方式にて駆動し、ブラシレスモータを高速(所定回転
数以上)で回転する際には、方形波PWM方式にて駆動
するため、低速(0)から高速(数万回転)にわたる全
回転領域において、トルク脈流が少なく滑らかにブラシ
レスモータを駆動することができる。
【0009】また、低速回転域では、ホールセンサで検
出される回磁マグネットの磁極位置と、第1相、第2
相、第3相の各コイルの励磁電圧波形との位相差を、少
なくとも1相分検出してトルク制御を行うため、低速回
転域でも安定してブラシレスモータを駆動することがで
きる。
【0010】請求項の発明では、高速回転域では、ホ
ールセンサの信号により回転数を検出して速度制御する
とともに、回転数に応じて前記ホールセンサの信号のて
い倍比または分割比を切り替えるため、回転数の検出精
度を損なうことなく、高速にて安定してブラシレスモー
タを駆動することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブラシレスモータ
駆動回路の実施形態について図を参照して説明する。図
1は、第1実施態様の歯科治療に用いる機械用のブラシ
レスモータの機械的構成を示している。該ブラシレスモ
ータ40は、歯の研削時に4万回転/分で駆動されると
共に、歯根治療時には、100回転/分の超低速にて駆
動される。
【0012】セラミックスリーブから成るロータ50の
外周にセラミックスリーブから成るステータ60が配設
されており、該ステータ60にはエアーが供給されて、
通孔66から排出されることでラジアル静圧軸受けを形
成している。該ロータ50の外周には、4極の界磁マグ
ネット52が配設されている。また、ステータ60の外
周には、3組のコイル62が取り付けられている。更
に、コイル62の外側には、ヨーク69が配設されてい
る。このロータ50の図中右端部及び左端部には、マグ
ネット54A、54Bが配設され、ステータ60側に取
り付けられたマグネット64A、64Bとの反発力によ
りロータ50のスラスト方向への移動が規制される。な
お、該ブラシレスモータには、界磁マグネット52の極
性を検出するための図示しないホールセンサが取り付け
られている。
【0013】図2は第1実施形態に係るブラシレスモー
タ駆動回路を示している。ブラシレスモータ駆動回路
は、上記界磁マグネットの極性を検出するためのホール
センサ10からの信号をフィルタするフィルタ12と、
三角波を発生する三角波発生回路18と、該ホールセン
サからの信号を平滑化してブラシレスモータの回転速度
を電圧値に変換したDA信号を生成するD/A変換回路
19と、ブラシレスモータを高速時に方形波PWM方式
で制御するため方形波PWM出力を送出するコンパレー
タ16とを備える。
【0014】CPU14は、フィルタ12からのホール
センサ10の信号と、該コンパレータ16からのPWM
出力とに基づき、或いはCTで検出した負荷電流に基づ
きパワー回路20の駆動信号を生成する。
【0015】図2に示すパワー回路20の回路構成につ
いて、図3を参照して説明する。ホトカプラ・パワー回
路20は、電源Vcc側へ接続された3個の上段側FE
T1、FET3、FET5と、アース側へ接続された下
段側FET2、FET4、FET6とから成るブリッジ
回路として構成されている。該上段側及び下段側FET
1〜FET6には、それぞれをオン・オフするための6
個のフォトカプラFC1〜FC6が接続されている。
【0016】上段側FET1をオン・オフするフォトカ
プラFC1の入力は、ダイオードD1を介して+15V
のFET制御電圧ラインに接続され、また、該フォトカ
プラFC1の出力側はFET1のゲート側へ接続されて
いる。該フォトカプラFC1へ直列に、抵抗器R1が接
続されている。このフォトカプラFC1及び抵抗器R1
と該コンデンサC1と直列に、下段側FET2が接続さ
れている。
【0017】下段側FET2をオン・オフするフォトカ
プラFC2の入力は、ダイオードD2を介して+15V
のFET制御電圧ラインに接続され、また、該フォトカ
プラFC2の出力側はFET2のゲート側へ接続される
と共に、抵抗器R2を介してアースに接続されている。
なお、上段のFET1と下段のFET2とは直列に接続
されており、該FET1とFET2との接続点から図示
しないブラシレスモータの固定子コイルのU相に電流が
印加されるように構成されている。
【0018】このホトカプラ・パワー回路20の動作に
ついて説明する。ここで、固定子コイルのW相−U相に
電流を流す際には、図1に示すCPU14からの信号に
より、図2に示すフォトカプラFC5、FC2がオンさ
れ、該フォトカプラFC5により上段のFET5がオン
されると共に、該フォトカプラFC2により下段のFE
T2がオンされ、電源電圧Vccが固定子コイルのW相
−U相へ印加される。即ち、Vcc−FET5−コイル
のW相−U相(図示せず)−FET2−抵抗器R7−ア
ースの順に電流が流れる。この際に、+15VのFET
制御電圧ラインからの電流が、ダイオードD1、コンデ
ンサC1を介して該FET2側へ流れ、コンデンサC1
に図中で示す極性の電荷を蓄える。
【0019】次に、固定子コイルのU相−V相に電流を
流す際には、CPU14からの信号によりフォトカプラ
FC1、FC4がオンされる。ここで、フォトカプラF
C1がオンすると、上記FET2がオンされた際にコン
デンサC1へ充電された電荷が、フォトカプラFC1を
通ってFET1のゲートに印加され、該FET1をオン
する。他方、フォトカプラFC4のオンにより、+15
VのFET制御電圧ラインからの電流がダイオードD
4、該フォトカプラFC4、抵抗器R4を介してアース
側へ流れ、抵抗器R4で分圧された電位がFET4のゲ
ート側へ加わり、該FET4をオンにする。FET1、
FET4のオンによりU相−V相のコイルに電源電圧V
ccが印加される。また、FET4のオンによって、コ
ンデンサC3が図中の極性に充電される。
【0020】固定子コイルのV相−U相に電流を流す際
には、フォトカプラFC3、FC6がオンされる。ここ
で、フォトカプラFC3がオンすると、コンデンサC3
に充電された電荷によりFET3をオンする。他方、フ
ォトカプラFC6のオンにより、FET6がオンする。
FET3、FET6のオンによりU相−W相のコイルに
電源電圧Vccが印加される。また、FET6のオンに
よって、コンデンサC5が図中の極性に充電される。こ
の電荷によって、上述したW相が励磁される際に、上段
側FET5がオンされる。
【0021】以上説明したように、下段側のフォトカプ
ラFC2、FC4、FC6により下段FET2、FET
4、FET6をオンした際に、下段のFET、FET
4、FET6へ直列に接続されたコンデンサC1、C
3、C5をそれぞれ充電し、充電された電荷を用いて、
上段のフォトカプラFC1、FC3、FC5によって上
段FET1、FET3、FET5を順次オンする。この
ため、三相の電力変換回路の上段側及び下段側FET1
〜FET6を単一の電源(+15VのFET制御電圧)
で制御することができる。
【0022】引き続き、該電力変換回路がブラシレスモ
ータを停止した際の動作について説明する。図1に示す
CPU14は、ホールIC10からの信号を監視してい
る。ここで、該CPU14は、ホールIC10からの信
号が所定時間以上変化しないと、即ち、ブラシレスモー
タの回転の停止を検出すると、図2に示すホトカプラパ
ワー回路20の上段側フォトカプラFC1、FC3、F
C5を全てオフし、下段側フォトカプラFC2、FC
4、FC6をオンして、モータを短絡制動する。即ち、
充電シーケンスに切り替える。これにより、該FET
2、FET4、FET6へ直列に接続されたコンデンサ
C1、C3、C5を全て充電しておく。
【0023】そして、ブラシレスモータを再起動する際
には、上記U相、V相、W相のいずれかのコイルを励磁
するため、上段側及び下段側のいずれかのフォトカプラ
をオンする。ここで、本実施態様では、上段側のFET
1、FET3、FET5をオンにするためのコンデンサ
C1、C3、C5が停止中に全て充電状態に保たれてい
るため、該フォトカプラのオンによって、上段側のFE
T1、FET3、FET5を直ちに導通状態にできる。
【0024】即ち、図2に示す構成において、ブラシレ
スモータ停止時に下段側FET2、FET4、FET6
を導通状態に切り換えて置かないと、コンデンサC1、
C3、C5に蓄えられた電荷は徐々に放電される。ブラ
シレスモータを長期間停止した後に、アースから浮いた
状態にあるフォトカプラFC1、FC3、FC5をオン
しても、コンデンサC1、C3、C5からの電位の印加
のない限り、FET1、FET3、FET5をオンでき
ない。これに対して、第1実施態様の電力変換回路で
は、ブラシレスモータの停止中に、コンデンサC1、C
3、C5を全て充電しておくことにより、該コンデンサ
に蓄えられた電荷によって上段FET1、FET3、F
ET5をオンし得るため、ブラシレスモータを長期間停
止した後にも、速やかに再起動できる。
【0025】なお、再起動する際最初に励磁するコイル
を通電するための上段FET用のコンデンサのみを充電
しておくことも可能である。例えば、U相から励磁を開
始する際には、上段FET1を駆動するコンデンサC1
のみを充電しておくことも考え得る。これに対して、本
実施態様では、ブラシレスモータの停止中に下段側の全
てのFET2、FET4、FET6をオンし、上段FE
T駆動用の全てのコンデンサC1、C3、C5を充電し
ている。このため最初に励磁するコイルへの通電用のF
ETを特定する必要がないと共に、予め全てのコンデン
サC1、C3、C5が全て充電してあり、始動に伴って
徐々にコンデンサを充電して行く必要がないため、起動
時から全ての上段FET1、FET3、FET5を円滑
にオンすることができる。
【0026】引き続き、図2を参照して駆動回路のブラ
シレスモータ高速回転時(4万回転/分)の制御動作に
つい説明する。ブラシレスモータ駆動回路は、1000
〜3000回転/分を越える高速回転時において、回転
数をホールセンサ10からの信号により検出して速度フ
ィードバック制御を実施する。この際に、三相120°
導通型に基づいた方形波PWM方式を用いてコイルへ電
流を印加する。
【0027】即ち、ホールセンサ10がブラシレスモー
タのロータ50に取り付けられた界磁マグネット52の
極性を検出した信号を出力する。D/A変換回路19
が、この信号を平滑化してブラシレスモータの回転速度
を電圧値に変換したDA信号を生成する。そして、コン
パレータ16は、該DA信号と、三角波発生回路18か
らの三角波とを比較して、図4(イ)、(ロ)に示すよ
うな方形波PWM信号を生成する。該方形波PWM信号
は、一定の周期T(20KHz)で、目標速度に対して実
測速度が等しいときには、図4(イ)に示すように波幅
t1の短い矩形波が出力され、目標速度に対して実測速
度が低いときには、図4(ロ)に示すように波幅t1’
の長い矩形波が出力される。
【0028】CPU14は、フィルタ12からのホール
センサ(ホールIC)10の信号に基づきコイル62に
導通するタイミングを120°導通型に基づき生成する
と共に、該コンパレータ16からのPWM出力に基づ
き、パワー回路20の駆動信号を生成する。高回転時に
は、回転数を直接検出してフィードバックを行うため高
い回転精度を実現できる。
【0029】ここで、高速回転域では、ホールセンサの
信号により回転数を検出して速度制御するとともに、回
転数に応じて前記ホールセンサの信号を図2に示すてい
倍回路13でてい倍比を切り替え、または、分周切替回
路15にて、分割比を切り替え、回転数の検出精度を高
め速度制御を行う。
【0030】次に、該駆動回路のブラシレスモータ超低
速回転時(数回転/分)の動作につい説明する。ブラシ
レスモータ駆動回路は、1000〜3000回転/分未
満の低速回転時に、上述した高速回転時の速度フィード
バック制御の方形波PWM方式から、トルクフィードバ
ック制御の正弦波PWM方式に切り換えてブラシレスモ
ータを制御する。即ち、磁極位置とコイル励磁電圧波形
(三相中の少なくとも1相分)との位相差により負荷を
検出し、位相差が60°を越えないよう位相差(負荷)
に応じてPWMのデューティ比を調整する。
【0031】ここで、CPU14は、低速回転におい
て、磁極位置とコイル励磁電圧波形との位相差により負
荷を検出し、位相差が60°を越えないようにブラシレ
スモータのコイルを励磁する。この際に、該CPU14
は、図4の(ハ)に示すように2つの正弦波と三角波と
を組み合わせることにより、(へ)に示す正弦波PWM
信号を生成する。この正弦波PWM信号は三相で120
°ずつ位相の異なる。第1実施態様では、負荷を検出
し、負荷に応じた電流を流してトルク制御するようにフ
ィードバックを行うため、低回転で発生し易い脱調を未
然に防ぐことができる。本実施態様では正弦波PWM信
号を印加しているため、円滑に回転させることができ、
脱調を発生させることがない。
【0032】この第1実施態様では、ブラシレスモータ
の制御方式を低速(正弦波PWM方式)と高速(方形波
PWM方式)とで切り換える動作をCPU14が行って
いる。
【0033】以上記述したように本発明の実施態様の駆
動回路は、高速でブラシレスモータを制御する際には、
界磁マグネットの極性検出用のホールセンサの出力に基
づき回転数を検出するため、回転数検出用の素子を用い
ることなく速度フィードバック制御を行い得る。一方、
低速でブラシレスモータを制御する際に、回転数を検出
してフィードバックを行うにはホールセンサの出力では
情報量が不足する。このため、低速時には、負荷電流に
基づきトルクフィードバック制御を行い、ブラシレスモ
ータの回転を安定させる。
【0034】また、ブラシレスモータを低速(1000
〜3000回転数未満)で回転する際には、正弦波PW
M方式にて駆動し、ブラシレスモータを高速(1000
〜3000回転数以上)で回転する際には、方形波PW
M方式にて駆動するため、低速及び高速にて安定してブ
ラシレスモータを駆動することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高速で
ブラシレスモータを制御する際には、界磁マグネットの
極性検出用のホールセンサの出力に基づき回転数を検出
するため、回転数検出用の素子を用いることなく速度フ
ィードバック制御を行い得る。一方、低速でブラシレス
モータを制御する際には、負荷電流に基づきトルクフィ
ードバック制御を行うため、安定してブラシレスモータ
の回転を制御することが可能となる。
【0036】また、ブラシレスモータを低速で回転する
際には、正弦波PWM方式にて駆動し、ブラシレスモー
タを高速で回転する際には、方形波PWM方式にて駆動
するため、低速及び高速共に円滑にブラシレスモータを
駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施態様に係るブラシレスモータの構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施態様に係るブラシレスモータ
駆動回路のブロック図である。
【図3】図2に示すパワー回路の回路図である。
【図4】図2に示すパワー回路の正弦波PWM制御用の
信号及び方形波PWM制御用の信号を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
10 ホールセンサ 12 フィルタ 14 CPU 16 コンパレータ 18 三角波発生回路 20 パワー回路 40 ブラシレスモータ 50 ロータ 52 界磁マグネット 60 ステータ 62 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−225581(JP,A) 特開 平6−284778(JP,A) 特開 平7−241095(JP,A) 特開 平6−233585(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/14 H02P 6/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁マグネットを有するロータと、該ロ
    ータを回転するための第1相、第2相、第3相のコイル
    を有するステータと、前記第1相、第2相、第3相のコ
    イルに相当する磁極位置を検出するホールセンサとから
    成る三相のブラシレスモータの駆動回路であって、 前記ブラシレスモータを低速回転する際には、前記第1
    相、第2相、第3相のコイルにそれぞれ120°ずづ位
    相の異なる正弦波PWM方式にて駆動し、 前記ブラシレスモータを高速回転する際には、三相12
    0°導通型に基づいた方形波PWM信号にて駆動し、 低速回転域では、前記ホールセンサで検出される回磁マ
    グネットの磁極位置と、第1相、第2相、第3相の各コ
    イルの励磁電圧波形との位相差を、少なくとも1相分検
    出してトルク制御を行う ことを特徴とするブラシレスモ
    ータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 高速回転域では、前記ホールセンサの信
    号により回転数を検出して速度制御するとともに、回転
    数に応じて前記ホールセンサの信号のてい倍比または分
    割比を切り替え、回転数の検出精度を損なうことなく速
    度制御することを特徴とする請求項のブラシレスモー
    タ駆動回路。
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