JP3246479U - 留具 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣服等に引っ掛かり難く、フックとアイの係合及び脱係合の動作時に生じる抵抗を高め、係合が正常に行われたことをユーザが容易に把握することができる留具を提供する。【解決手段】本考案に係る留具は、金属製のフック10と、前記フック10を係合及び脱係合させる金属製のアイ20とを備える。前記フック10は、断面がU字型のフック部11と、前記フック部11から延びる板状部12と、前記フック10からその全周において切れ目なく連続する第1凸部13とを含む。前記アイ20は、前記アイ20からその全周において切れ目なく連続する第2凸部23を含む。前記第1凸部13と前記第2凸部23は、前記フック10を前記アイ20に係合及び脱係合させる動作時に互いに接触する。【選択図】図7

Description

本考案は、主にズボン、スカート等の腰部に取り付けられる金属製の留具に関する。
ズボンやスカートの腰部に取り付けられる金属製のフックとアイからなる留具が知られている。このような留具はフック&アイ、カギホックなどとも呼ばれる。この留具は、フックをアイの受け部に係合及び脱係合させることで、ズボン等の腰部の合わせ目を開閉、調整することができる。
従来の留具の一例が実用新案登録第3095699号公報(特許文献1)に開示される。この留具では、フックに金属板を切開して折り曲げたフック側凸部が設けられ、アイにもアイ側凸部が設けられる。そして、フックをアイに係合させる際、フック側凸部がアイ側凸部に接触する。
しかしながら、特許文献1の留具は、フック側凸部が金属板を切開して形成されるため、フック側凸部の周りに切れ目が存在する。この切れ目に衣服等が引っ掛かる場合がある。また、特許文献1の留具では、フック側凸部がアイ側凸部と接触する時に前記切れ目から撓み、更にこの接触がピンポイントであるため、係合動作時に生じる抵抗が弱く、フックとアイの係合が正常に行われたか否かがユーザに分かりづらいという問題がある。
実用新案登録第3095699号公報
上記のような問題点に鑑み、本考案の目的は、衣服等に引っ掛かり難く、フックとアイの係合及び脱係合の動作時に生じる抵抗を高め、係合が正常に行われたことをユーザが容易に把握することができる留具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案によれば、金属製のフックと、前記フックを係合及び脱係合させる金属製のアイとを備え、前記フックは、断面がU字型のフック部と、前記フック部から延びる板状部と、前記フックからその全周において切れ目なく連続する第1凸部とを含み、前記アイは、前記アイからその全周において切れ目なく連続する第2凸部を含み、前記第1凸部と前記第2凸部は、前記フックを前記アイに係合及び脱係合させる動作時に互いに接触することを特徴とする留具が提供される。
本考案に係る留具は、フックがフック取付対象物に取り付けられ、アイがアイ取付対象物に取り付けられる。フック取付対象物及びアイ取付対象物は、例えば、同じズボンやスカートの腰部の合わせ目をなす生地である。フックとアイを係合する場合、フックの板状部及びフック部の一部(外側部)を、アイがアイ取付対象物との間に形成する受け部に挿入する。この係合動作時にフックの第1凸部とアイの第2凸部とが互いに接触し、これが抵抗として働く。なお、係合動作が完了してフックとアイが係合した状態において、第1凸部と第2凸部とは実質的に接触しない。
本考案において、フック及びアイは、例えばアルミニウム合金、銅合金等の金属から製造される。フックの第1凸部は第1凸部の全周においてフックと切れ目なく連続して凸となる。アイの第2凸部も第2凸部の全周においてアイと切れ目なく連続して凸となる。このような第1凸部及び第2凸部は、スタンプ加工、エンボス加工などと呼ばれる金属加工法により形成される。第1凸部及び第2凸部がフック及びアイから切れ目なく連続するため、フック及びアイは留具が取り付けられる衣服等の生地に引っ掛かり難い。また、第1凸部及び第2凸部がフック及びアイから切れ目なく連続するため、第1凸部及び第2凸部が相互の接触時に切れ目から撓むようなことがなく、接触により生じる抵抗を高めることができる。
本考案の一実施形態において、前記フック部は、フック取付対象物側となる内側部と、前記内側部と平行な外側部と、前記内側部と外側部とを連結する断面がC字型の連結部とを含み、前記外側部の前記連結部からの長さは、前記内側部の前記連結部からの長さと同じであり、前記板状部は、前記フック部の外側部から前記連結部とは反対側に延び、前記第1凸部は前記板状部に設けられ、前記第1凸部の前記板状部からの高さは、前記連結部側へと次第に高くなる。
この実施形態では、フックにおけるフック部の外側部の連結部からの長さが、内側部の連結部からの長さと同じであると定義される。これにより外側部と板状部との境界(図3の仮想線L参照)、従ってフック部と板状部との境界が明確になる。第1凸部は板状部に設けられる。また、第1凸部の板状部からの高さは、連結部側へと次第に高くなる。そのため、フックをアイに係合させる際に第1凸部が第2凸部に接触して生じる抵抗が次第に高まる。そのため、これによっても抵抗を高くすることができ、抵抗が次第に高まるため、ユーザは違和感なく円滑に係合動作を行うことができる。また、別の実施形態において、前記第1凸部の前記板状部からの高さが最も高い頂点は、前記板状部にある。第1凸部の頂点は、第2凸部と接触して実質的に抵抗が最も高まる箇所であり、このような頂点をフック部ではなく板状部に設けることにより、係合時の抵抗を有効に働かせることができる。
本考案の一実施形態において、前記アイは、アイ取付対象物との間で受け部を形成し、前記フックとアイの係合動作時に前記受け部には前記板状部と前記外側部が挿入される。アイの受け部にフックの板状部及びフック部の外側部を挿入することで、フックとアイの係合が行われる。この時、アイ本体は相対的にフックのフック部内の空間(S)に収容される。
本考案の一実施形態において、前記アイは、前記第2凸部が設けられるアイ本体と、アイ本体の左右方向における両端部から延びる2つの脚部とを備え、前記脚部それぞれは、アイ取付対象物に貫通させるピン部を含み、前記留具は、前記アイをアイ取付対象物に取り付ける際に前記ピン部を加締め付けるアイバックプレートを備え、前記アイバックプレートは、その左右方向における両端側から中央側へと前記受け部の間隔を狭くするように湾曲する。
この実施形態では、留具は、アイをアイ取付対象物に取り付ける際に使用するアイとは別個の部材であるアイバックプレートを含む。アイバックプレートは、アイの脚部のピン部をアイ取付対象物に貫通させて加締める時にピン部を受けさせる部材である。アイバックプレートを左右両端側から中央側へと受け部の間隔を狭くするように、すなわちアイ取付対象物に取り付けられたアイの第2凸部に近づくように湾曲させる。これにより、アイ取付対象物の厚みによらず、フックの第1凸部をアイの第2凸部に確実に接触させて必要な抵抗を得ることができる。
本考案の一実施形態において、前記フックの板状部における前記外側部とは反対側の端部は、前記内側部と反対側に反る。このようにフックの板状部の端部を湾曲させることにより、フックの板状部等をアイの受け部に挿入し易くなり、また、フックの製造、保管、搬送過程においてフック同士が密着してフックの表面が傷つくような事態を低減することができる。本考案の別の一実施形態において、前記フックの内側部における前記連結部とは反対側の端部は、前記外側部と反対側に反る。このようにフックの内側部の端部を湾曲させることにより、係合時にアイをフック部内の空間に相対的に受け入れ易くなり、また、係合時に内側部の端部でアイを受けながら第2凸部をフックの第1凸部に突き当てて抵抗を高めることができる。更に、板状部の端部と同様に、フックの製造、保管、搬送過程においてフック同士が密着してフックの表面が傷つくような事態を低減することができる。
本考案では、第1凸部及び第2凸部がこれらの全周においてフック及びアイから切れ目なく連続するため、フック及びアイは留具が取り付けられる衣服等の生地に引っ掛かり難い。また、第1凸部及び第2凸部がフック及びアイから切れ目なく連続するため、第1凸部及び第2凸部が相互の接触時に切れ目から撓むようなことがなく、接触により生じる抵抗を高めることができる。そのため、フックとアイの係合が正常に行われたことをユーザが容易に把握することができる。
図1はフック10の斜視図である。 図2は、図1の矢印Aから見たフック10の底面図である。 図3は図2のB-B線断面図である。 図4はアイ20の斜視図である。 図5はアイ20の正面図である。 図6は図5のC-C線断面図である。 図7は、フック10とアイ20の係合直前の状態を示す断面図である。 図8は、フック10とアイ20が係合した状態を示す断面図である。 図9は、フックバックプレート30の斜視図である。 図10は、第2生地部f2にアイバックプレート40と共に取り付けられたアイ20を示す前後方向における断面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。本考案に係る留具は、金属製のフック10と金属製のアイ20とを備える。フック10及びアイ20は、例えばアルミニウム合金、銅合金等から製造されるが、これに限定されるものではない。
フック
図1はフック10の斜視図である。
図2は、図1の矢印Aから見たフック10の底面図である。
図3は図2のB-B線断面図である。
フック10は、断面がU字型のフック部11と、フック部11から延びる板状部12とを備える。以下、フック10について、説明の便宜のため、図3の紙面における右を「前」、左を「後」といい、同紙面の上を「上」、下を「下」という。また、フック10についての前後方向及び上下方向にそれぞれ垂直な方向(同紙面の手前-奥方向)を左右方向という。
フック部11は、下方の内側部11aと、上方の外側部11bと、内側部11aの前端と外側部11bの前端とを連結する断面がC字型の連結部11cとを含む。内側部11aと外側部11bとは互いに実質的に平行である。フック部11の内側部11aと外側部11bとの間の空間Sは、前方が連結部11cによって閉じられ、後方及び左右に開放する。内側部11aは、左右方向に沿う直線状の後縁11aaを有する。内側部11aにおける後縁11aaを含む後端部11abは下方かつ後方に斜めに反るように曲げられている。
板状部12は、フック部11の外側部11bから後方すなわち連結部11cとは反対側に連続的に延びる。板状部12は外側部11bを後方に延伸した部位であり、内側部11aと実質的に平行である。図2を参照して、板状部12は、左右の直線状の側縁12aと、左右の側縁12aを後方において繋ぐ円弧状の後縁12bとを有する。板状部12の後縁12bを含む後端部12cは上方かつ後方に斜めに反るように曲げられている。
本考案のフック10において、外側部11bの連結部11cからの長さは、内側部11aの連結部11cからの長さと同じであると定義される。換言すれば、外側部11bと板状部12との境界は、図3に示すように内側部11aの後縁11aaを通る上下方向に沿う仮想線Lが交差する箇所となる。仮想線Lは、フック部11と板状部12との境界であるともいえる。以下、外側部11b(フック部11)と板状部12との境界を「境界L」という。フック部11の空間Sの後方開口端は境界Lに沿う。
板状部12は、下方に突き出る第1凸部13を有する。すなわち、第1凸部13は、境界Lよりも後方に設けられる。第1凸部13は、スタンプ加工、エンボス加工などと呼ばれる金属加工法により形成される。これにより、第1凸部13は第1凸部13の全周において板状部12から切れ目なく連続して凸となる。換言すれば、第1凸部13と板状部12との間に切れ目は存在しない。第1凸部13は、好ましくは第1凸部13自体が弾性変形しないように形成される。板状部12の上面には第1凸部13に対応する凹部が生じる。
第1凸部13は、平面視で長方形状であり、板状部12から下方への突出高さが後方から前方へと次第に高くなる。第1凸部13において突出高さが最も高い頂点13aは、境界Lよりも若干後方にある。頂点13aは左右方向に沿う直線状である。第1凸部13の突出高さは後方の頂点13aへと次第に高くなった後、頂点13aから段状にゼロとなる。
フック10は、フック部11の内側部11aの左右両端部から下方に延びる2つのピン部14を含む。ピン部14の前後幅は下方へと狭まり、先端部が鋭利となる。ピン部14はフック10をフック取付対象物に取り付けるための部位である。この点については後述する。
アイ
次にアイ20について説明する。
図4はアイ20の斜視図である。
図5はアイ20の正面図である。
図6は図5のC-C線断面図である。
以下、アイ20についての上下方向及び左右方向は図5の紙面に基づくものとする。アイ20について、左右方向と上下方向それぞれに垂直な方向が前後方向である。アイ20は、左右方向と前後方向とにおいて実質的に対称な部材である。アイ20は、左右方向に細長い矩形板状のアイ本体21と、アイ本体21の左右両端部から下方に延びる2本の脚部22とを備える。アイ本体21は、下方に突き出る第2凸部23を有する。第2凸部23も第1凸部13と同様に、スタンプ加工、エンボス加工などと呼ばれる金属加工法により形成される。これにより、第2凸部23は第2凸部23の全周においてアイ本体21から切れ目なく連続して凸となる。換言すれば、第2凸部23とアイ本体21との間に切れ目は存在しない。第2凸部23は、好ましくは第2凸部23自体が弾性変形しないように形成される。また、アイ本体21の上面には第2凸部23に対応する凹部が生じる。第2凸部23は平面視でほぼ長方形状である。
各脚部22は上方の基部24と、基部24から下方に延びるピン部25とを含む。基部24は前後方向の幅が一定である。ピン部25は前後方向の幅が基部24よりも小さく、この幅が下方へと狭まり、下端部が鋭利となる。各脚部22における基部24とピン部25との境界には段部26が存在する。ピン部25はアイ20をアイ取付対象物に取り付けるための部位である。この点については後述する。
図7は、フック10とアイ20の係合直前の状態を示す断面図である。
図8は、フック10とアイ20が係合した状態を示す断面図である。
図7及び図8を参照して、フック10は、衣服の腰部の合わせ目をなすフック取付対象物である第1生地部f1に取り付けられ、アイ20は前記合わせ目をなすアイ取付対象物である第2生地部f2に取り付けられる。
本考案に係る留具は、金属製のフックバックプレート30と、金属製のアイバックプレート40を更に備える。図9は、フックバックプレート30の斜視図である。フックバックプレート30は、第1生地部f1に貫通させたフック10の2つのピン部14を通す2つの開口31と、開口31に通したピン部14を加締め付ける左右方向に延びる凹部32とを有する。凹部32は図7等の紙面に基づく上方に相対的に隆起し、フック10の内側部11aとの間で第1生地部f1を挟み込む。
図10は、第2生地部f2にアイバックプレート40と共に取り付けられたアイ20を示す前後方向における断面図である。アイバックプレート40は、第2生地部f2を貫通させたアイ20の2つのピン部25を通す2つの開口41を有する。アイ20の各ピン部25を第2生地部f2に貫通させる際、基部24は段部26(図4等参照)により第2生地部f2に入らない。第2生地部f2を貫通したピン部25はアイバックプレート40の開口41を通った後にアイバックプレート40上で加締められる。これにより、アイ本体21と左右の基部24とは、第2生地部f2との間に矩形環状の受け部20aを形成する。図10から分かるように、アイバックプレート40は、その左右方向における両端側から中央側へと受け部20aの間隔を狭くするように、すなわち第2凸部23に近づくように湾曲する。このようなアイバックプレート40の湾曲は、アイ20を第2生地部f2に取り付ける際に第2生地部f2に厚さに応じて作ることができる。これにより、第2生地部f2の厚みによらず、フック10の第1凸部13をアイ20の第2凸部23に確実に接触させて必要な抵抗を得ることができる。
次に、図7及び図8を参照して、フック10とアイ20の係合動作について説明する。この説明において、上下方向及び前後方向は図7に示した通りとする。図7を参照して、フック10とアイ20を係合させる場合、ユーザは、まずフック10の板状部12をアイ20の受け部20aに挿入する。この際、フック10の板状部12の後端部12cが前方かつ上方に斜めに湾曲しているため、板状部12を受け部20aに導入し易い。また、板状部12を受け部20aに挿入すると、フック10の第1凸部13がアイ20の第2凸部23に接触しつつ前方に移動する。この際、第1凸部13が後方へと次第に高くなるため、板状部12を受け部20aに挿入する抵抗が次第に高くなる。次いで、ほぼ図7の時点において、第1凸部13の頂点13aが第2凸部23と接触して抵抗が実質的に最も高くなる。この時点において、フック10の内側部11aの後端部11abがアイ本体21の下方に入り、アイ本体21の後端側を上方に持ち上げ、これによりアイ本体21はフック部11の内側部11a及び外側部11bに対してほぼ平行な状態から斜めに傾き、これにより第2凸部23が第1凸部13の頂点13aに押し付けられる。これにより抵抗がしっかりと働くように作用する。なお、第1凸部13及び第2凸部23を弾性変形しないように形成することにより、更には、上述したようにアイバックプレート40を湾曲させることにより、上記抵抗を更に高めることができる。
フック10の板状部12に続いてフック部11の外側部11bが受け部20aに挿入されると、第1凸部13が第2凸部23を越え、抵抗がゼロとなり、図8に示すようにフック10とアイ20が係合状態となる。この係合状態において、フック部11の内側部11aがアイ本体21と第1生地部f1との間に入り込む。また、アイ本体21は、フック10の空間Sに相対的に収容され、フック部11の内側部11a及び外側部11bと実質的に平行に保持される。
これにより、ユーザはフック10とアイ20との係合が正常に行われたことを、容易に把握することができる。
以上の本考案に係る留具では、フック10とアイ20の係合動作中、第1凸部13と第2凸部23との接触によって生じる抵抗が次第に高まり、係合動作の実質的完了により抵抗がゼロになる。そのため、ユーザは円滑に係合動作を行うことができ、また、フック10とアイ20の係合が正常に行われたことを、クリック感などを通じて容易に把握することができる。また、第1凸部13及び第2凸部23がフック10及びアイ20から切れ目なく連続するため、フック10及びアイ20が取り付けられる第1生地部f1及び第2生地部f2に引っ掛かり難く、また、第1凸部13及び第2凸部23が相互の接触時に切れ目から撓むようなことがなく、接触により生じる抵抗を高めることができる。
10 フック
11 フック部
11a 内側部
11ab 内側部の後端部
11b 外側部
11c 連結部
12 板状部
12c 板状部の後端部
13 第1凸部
13a 頂点
14 ピン部
20 アイ
21 アイ本体
22 脚部
23 第2凸部
24 基部
25 ピン部
30 フックバックプレート
40 アイバックプレート
f1 第1生地部(フック取付対象物)
f2 第2生地部(アイ取付対象物)
L 外側部(フック部)と板状部の境界
S フック部内の空間

Claims (7)

  1. 金属製のフックと、前記フックを係合及び脱係合させる金属製のアイとを備え、
    前記フックは、断面がU字型のフック部と、前記フック部から延びる板状部と、前記フックからその全周において切れ目なく連続する第1凸部とを含み、
    前記アイは、前記アイからその全周において切れ目なく連続する第2凸部を含み、
    前記第1凸部と前記第2凸部は、前記フックを前記アイに係合及び脱係合させる動作時に互いに接触することを特徴とする留具。
  2. 前記フック部は、フック取付対象物側となる内側部と、前記内側部と平行な外側部と、前記内側部と外側部とを連結する断面がC字型の連結部とを含み、
    前記外側部の前記連結部からの長さは、前記内側部の前記連結部からの長さと同じであり、
    前記板状部は、前記フック部の外側部から前記連結部とは反対側に延び、
    前記第1凸部は前記板状部に設けられ、
    前記第1凸部の前記板状部からの高さは、前記連結部側へと次第に高くなる請求項1に記載の留具。
  3. 前記第1凸部の前記板状部からの高さが最も高い頂点は、前記板状部にある請求項1又は2に記載の留具。
  4. 前記アイは、アイ取付対象物との間で受け部を形成し、前記フックとアイの係合動作時に前記受け部には前記板状部と前記外側部が挿入される請求項2に記載の留具。
  5. 前記アイは、前記第2凸部が設けられるアイ本体と、アイ本体の左右方向における両端部から延びる2つの脚部とを備え、
    前記脚部それぞれは、アイ取付対象物に貫通させるピン部を含み、
    前記留具は、前記アイをアイ取付対象物に取り付ける際に前記ピン部を加締め付けるアイバックプレートを備え、
    前記アイバックプレートは、その左右方向における両端側から中央側へと前記受け部の間隔を狭くするように湾曲する請求項4に記載の留具。
  6. 前記フックの板状部における前記外側部とは反対側の端部は、前記内側部と反対側に反る請求項2に記載の留具。
  7. 前記フックの内側部における前記連結部とは反対側の端部は、前記外側部と反対側に反る請求項2に記載の留具。
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