JP3246445U - 免震テーブル - Google Patents

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政志 木本
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Abstract

【課題】美術品等の展示に利用した際に見栄えが良いと共に、免震テーブルの本来の機能を阻害することがなく、しかも当該免震テーブルの移動や設置作業を容易に行うことが可能な免震テーブルを提供する。【解決手段】上部移動プレートが免震機構を介して下部固定プレートに対してX方向及びこれと直交するY方向へ移動自在に支承された免震テーブルにおいて、前記上部移動プレートの周囲に前記免震機構を外部から被覆する複数の板状カバー部材を設けると共に、前記複数のカバー部材を前記下部固定プレート及び前記上部移動プレートに対して移動自在に支持するカバー支持ガイドを設け、前記カバー支持ガイドによる各カバー部材の最大変位量を前記上部移動プレートの最大移動量よりも大きく設定する一方、各カバー部材は抜け止め部材の解除操作によって前記カバー支持ガイドから分離可能とした。【選択図】 図1

Description

本考案は、精密機器、電子機器、美術品等の免震対象物と建物の床面との間に介装され、前記免震対象物を地震等の外部振動から保護する目的で使用される免震テーブルに関する。
従来、精密機器、電子機器、美術品等の免震対象物の運搬時における振動対策として、あるいは当該免震対象物を建物内に設置した場合における地震等の外部振動対策として、これら免震対象物を床面の振動から断絶する目的で免震テーブルが用いられている。
この種の免震テーブルとしては、特許文献1に開示されるものが知られている。この免震テーブルは、床面に設置される下部プレートと、免震対象物が載置される上部プレートと、前記下部プレートと前記上部プレートの間に設けられて当該上部プレートを前記下部プレートに対してX方向及びY方向へ移動自在に支持する免震機構とを備えている。
このような構成の免震テーブルでは床面に対して振動が作用した場合に、前記上部プレートが床面に設置した下部プレートに対して互いに直交するX方向及びY方向へ自在に移動することにより、免震対象物を載せた上部プレートを床面の振動から断絶し、かかる上部プレートの振動の周期を十分に長く設定して免震対象物の揺れを軽減することが可能となっている。
更に、この免震テーブルでは前記上部プレートの外周四辺に沿って複数のカバープレートが設けられており、これらカバープレートによって前記上部プレートと前記下部プレートとの間に配置された免震機構が外部から見えないように配慮されている。これらカバープレートは案内部材を介して前記上部プレート又は前記下部プレートに保持されており、当該上部プレートが下部プレートに対してX方向又はY方向へ移動した際に、当該上部プレートの縁辺に押圧されて水平方向へ移動して、当該上部プレートの自由な運動を阻害しないように構成されている。
特開2003-130130
前記カバープレートは前記案内部材によって前記下部プレート又は前記上部プレートに対して移動自在に保持されているが、当該カバープレートは地震等の発生時に前記上部プレートのX方向及びY方向の自由な運動を阻害してはならず、また、意図しない脱落を防止する必要がある。また、前記前記カバープレートは前記上部プレートと前記下部プレートとの隙間を塞いでいるので、免震テーブルの移動や設置作業の際には、当該作業の効率を悪化させることも想定される。
本考案はこのような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、美術品等の展示に利用した際に見栄えが良いと共に、免震テーブルの本来の機能を阻害することのない免震テーブルを提供することにある。
すなわち、本考案の免震テーブルは、下部固定プレートと、免震対象物が載置された上部移動プレートと、前記上部移動プレートを前記下部固定プレートに対してX方向及びこれと直交するY方向へ移動自在に支承する免震機構と、前記下部固定プレートと前記上部移動プレートの縁辺の間に設けられ前記免震機構を外部から被覆すると共に、前記上部移動プレートのX方向及びY方向への移動に応じて水平方向へ変位する複数の板状カバー部材と、前記複数のカバー部材を前記下部固定プレート及び前記上部移動プレートに対して移動自在に支持するカバー支持ガイドと、を備えている。そして、前記カバー支持ガイドによる各カバー部材の最大変位量は前記下部固定プレートに対する前記上部移動プレートの最大移動量よりも大きく設定されている。
本考案によれば、免震テーブルの周囲がカバー部材によって覆われていることから、美術品等の展示に利用した際に見栄えが良いと共に、当該カバー部材が上部移動プレートの変位の障害となって免震テーブルの機能を阻害することがない。
本考案の一実施形態にかかる免震テーブルを示す概略斜視図である。 実施形態の免震テーブルにおける免震機構を示す概略側面図である。 実施形態の免震テーブルにおける免震機構を示す概略平面図である。 下部固定プレートに保持されたカバープレートの動きを説明する概略平面図である。 上部移動プレートに保持されたカバープレートの動きを説明する概略平面図である。 カバー支持ガイドとして利用可能なスライドレールユニットの一例を示す斜視図である。
以下、添付図面を用いて本考案の免震テーブルを詳細に説明する。
図1は本考案を適用した免震テーブル1の概略を示す斜視図である。この免震テーブル1は、脚部20を介して床面に載置される下部固定プレート2と、精密機器、電子機器、美術品等の免震が必要とされる免震対象物を搭載する上部移動プレート3と、前記下部固定プレート2に対して前記上部移動プレート3をX方向及びこれと直交するY方向へ自在に移動させる免震機構4と、前記上部移動テーブルの四辺に設けられてこの免震テーブルの内部を外部から遮蔽する複数のカバープレート5a,5bと、を備えている。尚、図1中では前記免震機構4を一点鎖線で示し、その詳細は後述する。
図2及び図3は前記免震機構4の具体的構成を示すものである。この免震機構4は、前記下部固定プレート2に対する前記上部移動プレート3のX方向及びY方向の自由な移動を支持する案内部材6と、前記下部固定プレート2に対する前記上部移動プレート3の運動を早期に収束させる減衰部材7と、を備えている。
図2に示すように、前記案内部材6は、前記下部固定プレート2上に互いに平行に敷設された一対の下側軌道レール60と、この下側軌道レール60と直交する方向に沿って前記上部移動プレート3の下面側に互いに平行に固定された一対の上側軌道レール61と、これら下側軌道レール60及び上側軌道レール61の双方に沿って運動する四基の移動部材62と、を備えている。また、各移動部材62は、多数の転動体を介して下側軌道レール60に組付けられた下側スライドブロック63と、多数の転動体を介して上側軌道レール61に組付けられる上側スライドブロック64と、前記下側スライドブロック63と前記上側スライドブロック64を背面合わせで一体化する中間プレート65と、から構成されている。尚、この実施形態において、前記下側軌道レール60はX方向に沿って、前記上側軌道レール61はY方向に沿って敷設されているが、逆であっても差し支えない。
前記下側軌道レール60及び前記上側軌道レール61のそれぞれには長手方向に沿って転動体の転走面が複数条形成されている。一方、前記下側スライドブロック63及び前記上側スライドブロック64は無限循環しながら前記転走面を転走する多数の転動体を有しており、前記下側スライドブロック63は前記下側軌道レール60に沿って自在に移動し、前記上側スライドブロック64は前記上側軌道レール61に沿って自在に移動する。また、前記下側スライドブロック63は前記下側軌道レール60と、前記上側スライドブロック64は前記上側軌道レール61と、それぞれ分離不能に組み付けられている。
前記下側スライドブロック63と前記上側スライドブロック64が一体化した前記移動部材62は、前記下側軌道レール60に沿ってX方向に沿って移動自在である。一方、前記上側スライドブロック64が組つけられた上側軌道レール61は、前記移動部材に対してX方向と直交するY方向へ移動自在である。これにより、前記上側軌道レール61が固定された前記上部移動プレート3は前記下部固定プレート2に対してX方向及びY方向へ自在に移動可能である。
また、前記移動部材62は前記下側軌道レール60及び前記上側軌道レール61と分離不能であり、例えば前記上部移動プレート3を前記下部固定プレート2から持ち上げる方向の荷重、すなわち浮き上がり荷重が当該上部移動プレート3に作用した場合でも、前記案内部材4は浮き上がり荷重を負荷しながら前記上部移動プレート3をX方向及びY方向へ自在に案内することができる。尚、前記下側スライドブロック63及び上側スライドブロック64の耐荷重は、前記上部移動プレート3に搭載する免震対象物の重量に応じて適宜選定することができる。
尚、図2に示した実施形態では、前記上側軌道レール61を前記上部移動プレート3に、前記上側スライドブロック64を前記中間プレート65に固定しているが、この関係は逆であっても差し支えない。すなわち、前記上側軌道レール61を中間プレート65に固定し、前記上側スライドブロック64を前記上部移動プレート3に固定するようにし、その結果として、前記上部移動プレート3が前記下部固定プレート2に対してX方向及びY方向へ自在に移動するものであっても良い。
図3は前記免震機構4を示す平面図であり、前記上部移動プレート3を取り除いた状態を示している。前記移動部材62の中間プレート65(図中に一点鎖線で表示)は下部固定プレート2よりも小さな矩形状に形成されている。前記中間プレート65と前記下部固定プレート2との間にはコイルスプリングからなる複数の下側弾性部材6aが設けられている。前記下側弾性部材6aは長手方向が前記下側軌道レール60と平行な方向に合致しており、前記中間プレート65が前記下側軌道レール60の長手方向の中央に位置している状態において、当該下側弾性部材6aの張力が最も軽減するように張り渡されている。従って、前記下側弾性部材6aは、前記中間プレート65が前記下側軌道レール60に沿ってX方向へ往復移動するのに伴い伸縮し、当該中間プレート65を前記下側軌道レール60の長手方向の中央位置に引き戻す方向の引っ張り力を発揮する。
一方、前記中間プレート65と上部移動プレート3との間にはコイルスプリングからなる複数の上側弾性部材6bが設けられている。前記上側弾性部材6bは長手方向が前記上側軌道レール61と平行な方向に合致しており、前記中間プレート65が前記上側軌道レール61の長手方向の中央に位置している状態において、当該上側弾性部材6bの張力が最も軽減するように張り渡されている。従って、前記上側弾性部材6bは、前記上部移動プレート3が前記上側軌道レール61と共に前記中間プレート65に対してY方向へ往復移動するのに伴い伸縮し、前記中間プレート65が当該上側軌道レール61の長手方向の中央に位置するように前記上部移動プレート3に対して引っ張り力を及ぼす。
従って、この免震テーブル1は前記免震機構4、前記下側弾性部材6a及び前記上側弾性部材6bの作用によって振動系を構成しており、床面に設置された下部固定プレート2に対して当該床面から振動が作用した際に、前記上部移動プレート3が下部固定プレート2と異なる周期でX方向及びY方向へ自由に振動することが可能となっている。
尚、前記下側弾性部材6a及び前記上側弾性部材6bの数やその配置は、前記上部移動プレート3上に設置する免震対象物の重量や、前記下側軌道レール60に対する下側スライドブロック63の移動抵抗、前記上側軌道レール61に対する上側スライドブロック64の移動抵抗等を考慮し、適宜変更して差し支えない。
前記免震機構4を構成する前記減衰部材7はこの実施形態において一対のロータリーダンパ70を備えている。これら一対のロータリーダンパ70は前記中間プレート65の表裏に固定されると共に、前記下側軌道レール60及び上側軌道レール61に囲まれた前記中間プレート65の中央に位置している。各ロータリーダンパ70にはピニオンギア71が設けられ、前記ピニオンギア71と噛み合うラックギア72が前記下部固定プレート2及び上部移動プレート3に敷設されている。前記下部固定プレート2に敷設されたラックギア72は前記下側軌道レール60と平行にX方向に沿って設けられており、前記中間プレート65が前記下部固定プレート2に対してX方向へ移動すると、前記ロータリーダンパ70が回転して前記中間プレート65のX方向の移動に対して減衰力を及ぼす。また、前記上部移動プレート3に敷設されたラックギア72は前記上側軌道レール61と平行にY方向に沿って設けられており、前記上部移動プレート3が前記中間プレート65に対してY方向へ移動すると、前記ロータリーダンパ70が回転して前記上部移動プレート3のY方向の移動に対して減衰力を及ぼす。
この免震テーブル1には前記免震機構4を外部から遮蔽する4枚のカバープレート5a,5bが設けられている。図1に示すように、これらカバープレート5a,5bは前記上部移動テーブル3の周囲から前記脚部20の周囲に垂下して設けられており、免震テーブル1の外部から前記免震機構4及び前記脚部20の存在を隠している。これにより、前記上部移動プレート3上に美術品等を載せて展示した場合にも、当該展示の見栄えを損なうことがないようになっている。
図4は前記カバープレート5aと前記下部固定プレート2及び前記上部移動プレート3の関係を示している。前記カバープレート5aは前記下部固定プレート2のX方向の両端に一対設けられており、当該下部固定プレート2に配設されたカバー支持ガイド8aによって保持されている。前記カバー支持ガイド8aは、前記下部固定プレート2に固定されるアウターレールと、このアウターレールからX方向へ伸縮自在であると共に先端が前記カバープレート5aに固定されたインナーレールと、を備えている。前記カバープレート5aは、前記インナーレールがアウターレール内に完全に収納された状態において、前記下部固定プレート2の縁辺に当接するように構成されている。
このため、前記上部移動プレート3(図4中に破線で表示)が前記下部固定プレート2に対してX方向及びY方向へ移動すると、前記カバープレート5aは前記上部移動プレート3に押圧されて、前記下部固定プレート2の端部からX方向へ押し出される。但し、前記カバープレート5aを支えているカバー支持ガイド8aは前記下部固定プレート2に対して配設されているので、前記上部移動プレート3がY方向へ移動しても、前記カバープレート5aがY方向へ移動することはない。
図5は前記カバープレート5bと前記下部固定プレート2及び前記上部移動プレート3の関係を示している。前記カバープレート5bは前記上部移動プレート3のY方向の両端に一対設けられており、当該上部移動プレート3に配設されたカバー支持ガイド8bによって保持されている。前記上部移動プレート3に配設されたカバー支持ガイド8bは前記下部固定プレート2に配設されたカバー支持ガイド8aと同じであるが、アウターレールに対してインナーレールがX方向へ伸縮自在であり、当該インナーレールの先端に前記カバープレート5bが固定されている。前記カバープレート5bは、前記インナーレールがアウターレール内に完全に収納された状態において、前記上部移動プレート3の縁辺に当接するように構成されている。
このため、前記上部移動プレート3が前記下部固定プレート2(図5中に破線で表示)に対してX方向及びY方向へ移動すると、前記カバープレート5bは前記下部固定プレート2に押圧されて、前記上部移動プレート3の端部からY方向へ押し出される。但し、前記カバープレート5bを支えているカバー支持ガイド8bは前記上部移動プレート3に対して配設されているので、前記上部移動プレートがX方向へ移動すると、前記カバープレート5bも当該上部移動プレートと一緒にX方向へ移動する。
図6は前記カバー支持ガイド8a,8bとしてのスライドレールユニット8を示す斜視図である。前記スライドレールユニット8は、アウターレール80と、このアウターレール80に対して多数のボールを介して組付けられた中間レール81と、前記中間レール81に対して多数のボールを介して組付けられたインナーレール82と、を備えている。前記カバープレート5a,5bは前記インナーレール82の先端にブラケット(図示外)を介して固定されている。
前記インナーレール82は前記中間レール81に対して進退自在である一方、前記中間レール81は前記アウターレール80に対して進退自在であり、図6はこのスライドレールユニット8を最も伸ばした状態であり、前記アウターレール80から前記中間レール81が突出し、前記中間レール81からインナーレール82が突出している。また、このスライドレールユニット8を最も短くした状態では前記アウターレール80内に前記中間レール81が収納され、前記インナーレール82が前記中間レール81に収納される。すなわち、前記アウターレール80と前記インナーレール82が完全に重なった状態となる。
既に説明したように、上部移動プレート3の四辺に接する四枚のカバープレート5a,5bは、前記上部移動プレート3が前記下部固定プレート2に対してX方向及びY方向への変位した際に、当該上部移動プレート3に押圧されてX方向又はY方向へ移動する。このとき、前記スライドレールユニット8に保持されたカバープレート5a,5bは小さな押圧力で移動可能であり、前記上部移動プレート3の変位を抑え込むことがない。このため、カバープレート5a,5bが存在しても免震テーブル1はその機能を十分に発揮することが可能である。
また、前記アウターレール80に対する前記インナーレール82の最大進出量、すなわち前記インナーレール2に固定されたカバープレート5a,5bの最大移動量は、前記下部固定プレート2に対する前記上部移動プレート3のX方向及びY方向への最大変位量よりも大きく設定されている。すなわち、この免震テーブル1に対して地震動等が作用した場合に、前記カバープレート5a,5bが前記下部固定プレート2に対する前記上部移動プレート3の変位を阻害しないように構成されている。
この免震テーブル1の運搬中や設置作業中に前記カバープレート5a,5bが前記下部固定プレート2や前記上部移動プレート3から脱落するのを防止するため、前記スライドレールユニット8にはインナーレール82の抜け止めストッパー83が設けられている。この抜け止めストッパー83は例えはインナーレール82に設けられた板バネ状の部材であり、インナーレール82をアウターレール80及び中間レール81に対して最大に引き出した際に、当該抜け止めストッパー83が中間レール81の端部に設けた係止部材(図示せず)に当接して、中間レール81に対するインナーレール82の移動が拘束されるようになっている。
また、前記抜け止めストッパー83はこれを押圧することによって、中間レール81に対するインナーレール82の拘束を解除し、インナーレール82を前記中間レール81から引き抜くことが可能である。これにより、免震テーブル1の設置段階で前記免震機構4の調整作業を実施する際には、前記カバープレート5a,5bを前記インナーレール82と共に前記下部固定プレート2及び前記上部移動プレート3から一時的に取り外し、その作業性を向上させることが可能である。また、免震機構4の調整作業が終了した後は、前記インナーレール82を前記中間レール81に押し込むことにより、前記カバープレート5a,5bを前記下部固定プレート2及び前記上部移動プレート3に再装着することができる。尚、前記アウターレール80と前記中間レール81の間にも同様な抜け止めストッパーが設けられており、アウターレール80に対する中間レール81の意図しない引き抜きが防止されている。
前記カバー支持ガイド8a,8bとしてのスライドレールユニット8は図6に示すものに限られず、例えば前記中間レール81が存在することなく、前記インナーレール82が多数のボールを介して前記アウターレール80に直接組付けられたものであっても良い。
以上説明してきたように本考案の免震テーブル1によれば、カバープレート5a,5bが上部移動プレート3の四辺に接して外部から内部の免震機構4を覆っているので、この免震テーブル1を美術品等の保護を目的としてその展示に利用した場合であっても、展示の美観を損なうことなく免震テーブル1を利用することが可能となる。
また、前記カバー支持ガイド8a,8bとしてのスライドレールユニット8に保持された前記カバープレート5a,5bの最大移動量は、前記上部移動プレート3のX方向及びY方向への最大変位量よりも大きく設定されているので、前記カバープレート5a,5bが前記下部固定プレート2に対する前記上部移動プレート3の変位を阻害することはなく、美観を高めつつも免震テーブル1の機能を十分に発揮して免震対象物を地震動などから保護することが可能となる。
更に、前記カバープレート5a,5bは抜け止めストッパー83を操作した場合にのみ免震テーブル1から取り外し可能であり、この免震テーブル1の移動や設置作業の際にカバープレート5a,5bが意図せずして脱落するのを防止することができる他、設置時の免震機構4の調整作業の際にはカバープレート5a,5bを取り外して作業を実施することが可能であり、当該免震テーブル1の取り扱いを容易なものとすることができる。
1…免震テーブル、2…下部固定プレート、3…上部移動プレート、4…免震機構、5a,5b…カバープレート、8a,8b…カバー支持ガイド、80…アウターレール、81…中間レール、82…インナーレール、83…抜け止めストッパー

Claims (3)

  1. 下部固定プレートと、
    免震対象物が載置された上部移動プレートと、
    前記上部移動プレートを前記下部固定プレートに対してX方向及びこれと直交するY方向へ移動自在に支承する免震機構と、
    前記下部固定プレートと前記上部移動プレートの縁辺の間に設けられ前記免震機構を外部から被覆すると共に、前記上部移動プレートのX方向及びY方向への移動に応じて水平方向へ変位する複数の板状カバー部材と、
    前記複数のカバー部材を前記下部固定プレート及び前記上部移動プレートに対して移動自在に支持するカバー支持ガイドと、を備え、
    前記カバー支持ガイドによる各カバー部材の最大変位量は前記下部固定プレートに対する前記上部移動プレートの最大移動量よりも大きく設定されていることを特徴とする免震テーブル。
  2. 各カバー部材は抜け止めストッパーの解除操作によって最大変位量を超えて前記カバー支持ガイドから分離可能であることを特徴とする請求項1記載の免震テーブル。
  3. 前記カバー支持ガイドは複数のレールが多数のボールを介して組付けられたスライドレールユニットであり、かかるスライドレールユニットは、前記下部固定プレート又は前記上部移動プレートに固定されたアウターレールと、多数のボールを介して前記アウターレールに組付けられると共に先端に前記カバー部材が固定されたインナーレールとを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の免震テーブル。


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