JP3246147B2 - 放電ランプの製造方法 - Google Patents

放電ランプの製造方法

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ヘッドライト等
に用いる放電ランプおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の放電ランプは、内部に電極が対設
された放電部と、この放電部の両端に連設された封止部
とを備えており、この両端の封止部と紫外線遮断用ガラ
ス管の両端部とをそれぞれ封着して一体化し、放電部と
封止部とを紫外線遮断用ガラス管で包囲した構成を有し
ている(特開平5−234568号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の放電ランプでは、放電部と封止部は紫外線遮
断用ガラス管で包囲し、この紫外線遮断用ガラス管の両
端部と封止部とを封着して一体化されている。したがっ
て、この一体化の加工中、一度加工された発光管の封止
部を再び熱によって加工するので、封止部に封止された
導入箔であるモリブデン箔と、封止部のガラスとの気密
性、すなわち封止部内の気密性が損なわれリークを起こ
して不点となる。また、ランプ点灯中におけるヒートサ
イクルによって熱歪によるクラックを発生させてしま
う。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、加工中における封止部のリー
クを防止し、かつ熱歪によるクラックを防止することの
できる長寿命の放電ランプとその製造方法を提供するこ
とを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の放電ランプの製
造方法は、内部に一対の電極を有する発光部の両端に封
止部連設し、かつ前記封止部のそれぞれの反発光部側
に管状の非封止部それぞれ連設し、前記非封止部のそ
れぞれに紫外線遮断用ガラス管の両端部を直接固着し
て、前記発光部および前記封止部を前記紫外線遮断用ガ
ラス管で覆う放電ランプの製造方法であって、紫外線遮
断用ガラス管の両端部と非封止部との溶着は、前記紫外
線遮断用ガラス管の端部を加熱することによって軟化さ
せて、加工治具によって紫外線遮断用ガラス管端部と非
封止部とを加圧し、前記非封止部の外径を元の外径より
も小さくした後、前記加工治具を離間するとともに前記
非封止部内を不活性ガスで充填することにより前記非封
止部の内部圧力を高めて行なう構成を有する
【0006】
【作用】かかる構成により、非封止部と紫外線遮断用の
ガラス管の両端部とをそれぞれ固着しているため、封止
部内の気密性を損なわない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例である放電ランプに
ついて図面を用いて説明する。
【0008】図1および図2に示す本発明実施例の放電
ランプAにおいて、発光管1は、内部に一対の例えばタ
ングステンからなる電極5,6を有し、かつ放電空間を
形成する楕円体形状の発光部2と、この発光部2の両端
に封止部3,4を有している。発光部2の内部にはキセ
ノン、水銀とともにナトリウム、スカンジウム等の発光
金属がハロゲン化物の形で封入されている。封止部3,
4には、一端部に電極5,6が接続され、他端部に外部
リード線9,10が接続された導入箔としてモリブデン
箔7,8がそれぞれ封止されている。封止部3,4の反
発光部側には円管形状の非封止部11,12が連設され
ている。点灯中に発光管1から放射される紫外線を遮断
する紫外線遮断用ガラス管16は、発光部2を包囲する
中央部13と、その中央部13の両端部に連設され、か
つ封止部3,4を包囲し中央部13よりも細く絞られた
保持部14,15とからなる。放電ランプAは、図2に
示すように、ガラス管16内に発光管1を挿入し、発光
管1の非封止部11,12とガラス管16の保持部1
4,15とをそれぞれ溶着して一体化されている。これ
によって、封止部内の気密性が保たれた放電ランプを得
ることができる。
【0009】次に上記した本発明の一実施例の放電ラン
プの製造方法について説明する。図3および図4に示す
ように、通常の製造方法によって製作された発光管1
と、紫外線遮断用ガラス管16が通常のガラス旋盤28
に取り付けられている。この旋盤28は、一方に主軸台
29、他方に押し台33を備えており、この主軸台2
9には非封止部11を取り付けるためのコレットチャッ
ク30を有し、また押し台33の一方には、非封止部
12を取り付けるためのコレットチャック34を有して
いる。そして、発光管1はその非封止部11をコレット
チャック30に挿入して固定され、また非封止部12を
コレットチャック34に挿入して旋盤28内に取り付け
られている。ガラス管16内には、発光管1が挿通され
ており、ガラス管固定台31に固定されている。このガ
ラス管固定台31は、旋盤28の主軸台29に設けられ
ており、主軸台29と共に軸32を中心に回動する。
押し台33の他方には、非封止部12に窒素ガスを流す
ための窒素供給管36と、その窒素ガスを排出するため
の窒素排出管37が接続されている。ガラス管16の保
持部15に隣接してバーナー38と加工治具39が設け
られており、バーナー38は、保持部15の局限された
周面の領域41に対して炎40で加熱する。また加工治
具39は軸32に対して垂直に可動するように設けられ
ている。
【0010】旋盤28に固定された発光管1は、旋盤2
8が軸32を中心に回動することによって旋盤28と共
に回動し、かつ、ガラス管16を固定しているガラス管
固定台31も軸32の周りを回動する。旋盤28を回動
させながら非封止部12内に窒素ガスを流す。そして、
窒素ガスを流しながら、発光管1が旋盤28によって軸
32を中心にゆっくりと回動する間に、領域41の石英
が軟化点に達するまで炎40で保持部15の領域41を
加熱する。加工治具39はこの加熱動作中、静止されて
いるが、領域41の石英が充分に軟化すると、図4に示
すように、加工治具39は軸32に向かって垂直に可動
し、領域41をゆっくり加圧して圧縮していく。そして
この動作中に、非封止部12も徐々に軟化されていき、
この軟化によって保持部15と非封止部12が接触し溶
着される。この方法によって保持部15と非封止部12
を確実に溶着させることができる。
【0011】なお、上記した本発明一実施例である放電
ランプの製造方法に引き続いて次のような方法を行なっ
てもよい。すなわち、軟化によって保持部15と非封止
部12が接触し溶着を始めたら、さらに、加工治具39
で非封止部12を元の外径よりもわずかに小さくなるま
で圧縮させ、その後、加工治具39を離間させる。加工
治具39を離間させると同時に窒素排出管37を閉塞し
て、非封止部12の内部圧力を窒素ガスによって高く
し、軟化した領域41の非封止部12を徐々に膨張させ
る。この膨張によって非封止部12の外径が元に戻った
ら炎40を止めて窒素排出管37を開放して内部圧力を
元に戻し、非封着部12とガラス管16の保持部15と
の溶着が完了する。この方法によって保持部15と非封
止部12とを確実かつ強固に溶着させることができる。
【0012】上記したそれぞれの方法によって保持部1
5と非封止部12が溶着された後、コレットチャック3
0,34から発光管1をはずして、発光部2を中心にし
て発光管1を180゜回転させ、図5に示すように非封
止部11をコレットチャック34に、非封止部12をコ
レットチャック30にそれぞれ固定させた後、非封止部
11内に窒素ガスを流し、上記した動作を発光管1の非
封止部11とガラス管16の保持部14に対して繰り返
すことにより、上記した本発明の一実施例である放電ラ
ンプAを得ることができる。
【0013】なお、放電ランプAを形成する場合におい
て、図6に示すように紫外線遮断用ガラス管42に、ガ
ラス管42内を真空にしたり不活性ガスを充填するため
の排気管35を取り付けておき、発光管の非封着部1
1,12とガラス管42の保持部14,15をそれぞれ
溶着した後、排気管35を通してガラス管42内を真空
にまたは不活性ガス等を充填し、排気管35を圧搾また
は通常の方法を用いてガラス管42内を密閉してもよ
い。
【0014】図7および図8は上記した本発明の一実施
例である放電ランプAを用いた応用例の前照灯用放電ラ
ンプ装置Bを示すものである。
【0015】図1に示すような放電ランプAの非封止部
11が口金21内に挿入され支持されている。放電ラン
プAの外部リード線9は口金21内を貫通し反放電ラン
プ側に設けられた円筒状の金属端子19に接続されてい
る。また放電ランプAの外部リード線10は電力供給線
23の一端に接続されており、この電力供給線23の他
端は口金21内を貫通し口金21の反放電ランプ側に設
けられた円筒状の金属端子20に接続されている。な
お、金属端子19,20には高耐圧の絶縁被覆電線1
7,18がそれぞれ接続されている。また電力供給線2
3はセラミックスリーブ22で覆われており、そしてス
トッパー24が電力供給線23に固着されている。口金
21の凹部25は、絶縁被覆電線17,18と金属端子
19,20との接続部間の絶縁耐圧を確保するために、
口金21に隔壁26を一体成形し、かつそれぞれの接続
部を覆うように合成樹脂、例えばシリコーンゴム27を
充填している。これによって、長寿命の前照灯用放電ラ
ンプ装置を得ることができる。
【0016】なお、ガラス管16は中央部13とその両
端の保持部14,15とを内外径の異なった形状にして
いるが、同径の直管形状にしてもよい。また、発光管1
とガラス管16との間を真空とするか、またはその間に
窒素やアルゴン等を封入してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明は、加工中におけ
る封止部のリークを防止し、かつ熱歪によるクラックを
防止することができ、さらに放電ランプからの紫外線の
放射を減少することのできる長寿命の放電ランプおよび
その製造方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である放電ランプAの一部切
欠正面図
【図2】同じく分解斜視図
【図3】本発明の一実施例である放電ランプの製造方法
を実施するための装置の一例を示す一部切欠正面図
【図4】同じく要部拡大正面図
【図5】同じく一部切欠正面図
【図6】紫外線遮断用ガラス管に排気管を用いた場合を
説明するための正面図
【図7】本発明の一実施例である放電ランプAを用いた
応用例の前照灯用放電ランプ装置Bの斜視図
【図8】同じく一部切欠正面図
【符号の説明】
1 発光管 3,4 封止部 11,12 非封止部 16 紫外線遮断用のガラス管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に一対の電極を有する発光部の両端
    に封止部連設し、かつ前記封止部のそれぞれの反発光
    部側に管状の非封止部それぞれ連設し、前記非封止部
    のそれぞれに紫外線遮断用ガラス管の両端部を直接固着
    して、前記発光部および前記封止部を前記紫外線遮断用
    ガラス管で覆う放電ランプの製造方法であって、紫外線
    遮断用ガラス管の両端部と非封止部との溶着は、前記紫
    外線遮断用ガラス管の端部を加熱することによって軟化
    させて、加工治具によって紫外線遮断用ガラス管端部と
    非封止部とを加圧し、前記非封止部の外径を元の外径よ
    りも小さくした後、前記加工治具を離間するとともに前
    記非封止部内を不活性ガスで充填することにより前記非
    封止部の内部圧力を高めて行なうことを特徴とする放電
    ランプの製造方法。
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