JP3246050B2 - 無菌充填包装機 - Google Patents
無菌充填包装機Info
- Publication number
- JP3246050B2 JP3246050B2 JP07207593A JP7207593A JP3246050B2 JP 3246050 B2 JP3246050 B2 JP 3246050B2 JP 07207593 A JP07207593 A JP 07207593A JP 7207593 A JP7207593 A JP 7207593A JP 3246050 B2 JP3246050 B2 JP 3246050B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling
- aseptic
- packaging machine
- sterile
- bellows
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、食品等の無菌充填包装
機に関する。さらに詳しくは、本発明はカートン等の包
装材料を殺菌すると共に、無菌状態で内容物を充填密封
する装置に関する。
機に関する。さらに詳しくは、本発明はカートン等の包
装材料を殺菌すると共に、無菌状態で内容物を充填密封
する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂、
アルミ箔等を紙に積層してなる包装材料を殺菌し、その
後殺菌液を除去し、容器成形、被充填物を充填後、密封
シールして成形包装する無菌充填包装機が開発されてい
る。
アルミ箔等を紙に積層してなる包装材料を殺菌し、その
後殺菌液を除去し、容器成形、被充填物を充填後、密封
シールして成形包装する無菌充填包装機が開発されてい
る。
【０００３】無菌充填包装機の装置内は生産開始前に装
置の殺菌行われる。更に殺菌後の無菌チャンバー内には
除菌フィルター等により除菌された無菌エアーを吹き込
み陽圧状態とすることで外気の侵入を防ぎ無菌状態の維
持を行っている。
置の殺菌行われる。更に殺菌後の無菌チャンバー内には
除菌フィルター等により除菌された無菌エアーを吹き込
み陽圧状態とすることで外気の侵入を防ぎ無菌状態の維
持を行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】無菌充填包装機の無菌
チャンバーの大部分はステンレス等により構成されてい
るが一部の摺動部、例えばボトムヒーター等は固定する
ことができない為、ステンレスや樹脂等の蛇腹によって
外気と無菌チャンバー内を遮断し無菌保持を行ってい
る。
チャンバーの大部分はステンレス等により構成されてい
るが一部の摺動部、例えばボトムヒーター等は固定する
ことができない為、ステンレスや樹脂等の蛇腹によって
外気と無菌チャンバー内を遮断し無菌保持を行ってい
る。
【０００５】この蛇腹等によって無菌チャンバーの一部
を構成する部分は無菌チャンバーに対して直角方向上下
運動を行う。通常の呼吸運動を行っても陰圧にならない
よう無菌エアーの吹き込み量を設定している。しかしこ
の蛇腹等にピンホール等が発生した場合、このピンホー
ル部分から呼吸運動によって外気が流入することにな
る。
を構成する部分は無菌チャンバーに対して直角方向上下
運動を行う。通常の呼吸運動を行っても陰圧にならない
よう無菌エアーの吹き込み量を設定している。しかしこ
の蛇腹等にピンホール等が発生した場合、このピンホー
ル部分から呼吸運動によって外気が流入することにな
る。
【０００６】このことは、無菌保持状態が破壊されるこ
とになり無菌充填包装機の致命的な欠陥となり、製品の
汚染につながるといったことになる。
とになり無菌充填包装機の致命的な欠陥となり、製品の
汚染につながるといったことになる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、無菌チャンバ
ー内でカートン等の包装材料を殺菌すると共に、無菌状
態で内容物を充填密封する無菌充填包装機において、前
記無菌チャンバー内の各充填、密封、包装工程の各摺動
部を被覆し、前記無菌チャンバー内部と無菌状態にて接
続する蛇腹部内に、その蛇腹部内の粒子数を検出する光
散乱式粒子係数器のサンプリング管を設置し、前記摺動
部の繰り返し摺動により蛇腹部に発生する亀裂やピンホ
ール等による蛇腹部内への外気吸引状態を前記蛇腹部内
の粒子数の大小により検査して、無菌保持状態を管理す
るようにしたことを特徴とする無菌充填包装機である。
ー内でカートン等の包装材料を殺菌すると共に、無菌状
態で内容物を充填密封する無菌充填包装機において、前
記無菌チャンバー内の各充填、密封、包装工程の各摺動
部を被覆し、前記無菌チャンバー内部と無菌状態にて接
続する蛇腹部内に、その蛇腹部内の粒子数を検出する光
散乱式粒子係数器のサンプリング管を設置し、前記摺動
部の繰り返し摺動により蛇腹部に発生する亀裂やピンホ
ール等による蛇腹部内への外気吸引状態を前記蛇腹部内
の粒子数の大小により検査して、無菌保持状態を管理す
るようにしたことを特徴とする無菌充填包装機である。
【０００８】
【作用】光散乱式粒子計数器を設置した無菌充填包装機
はこれまで検出不可能であった無菌チャンバー部分のピ
ンホールの発生による外部エアーの流入を瞬時に察知で
き、無菌破壊の危険性を検出することができる。
はこれまで検出不可能であった無菌チャンバー部分のピ
ンホールの発生による外部エアーの流入を瞬時に察知で
き、無菌破壊の危険性を検出することができる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明による無菌充填包装機全体を示
す説明図でありカートンブランクスａが図面の左端方向
から供給され、順次左方向に移動しつつ、包材殺菌工程
２、殺菌液除去工程、ボトム成形工程４、充填工程１２
及びトップシール１３、１４の工程を経て左端から排出
されるものである。
す説明図でありカートンブランクスａが図面の左端方向
から供給され、順次左方向に移動しつつ、包材殺菌工程
２、殺菌液除去工程、ボトム成形工程４、充填工程１２
及びトップシール１３、１４の工程を経て左端から排出
されるものである。
【００１０】図１に示すように、本発明の無菌充填包装
機１はステンレス、樹脂等よりなる無菌チャンバー１７
に覆われており、除菌フィルター５によりされた無菌エ
アーが導入菅６により無菌チャンバー１７内に吹き込ま
れ陽圧保持され無菌保持状態が保たれている。無菌充填
包装機にはボトムヒーター９やボトムブレーカー１０あ
るいはボトムプレス１１、トップシール１３のような工
程があるがこれらの工程は部分の無菌チャンバー１７と
の接続には金属製あるいは樹脂製の蛇腹等が使用され
る。
機１はステンレス、樹脂等よりなる無菌チャンバー１７
に覆われており、除菌フィルター５によりされた無菌エ
アーが導入菅６により無菌チャンバー１７内に吹き込ま
れ陽圧保持され無菌保持状態が保たれている。無菌充填
包装機にはボトムヒーター９やボトムブレーカー１０あ
るいはボトムプレス１１、トップシール１３のような工
程があるがこれらの工程は部分の無菌チャンバー１７と
の接続には金属製あるいは樹脂製の蛇腹等が使用され
る。
【００１１】この蛇腹部分は摺動があるため金属疲労や
その他の原因により、蛇腹等の部分に亀裂やピンホール
が発生することがある。またこの部分は無菌チャンバー
１７に対して直角方向に摺動するために亀裂が発生した
場合にその呼吸作用によって無菌チャンバー１７内に外
気を吸引することになる。この外気の流入は無菌保持状
態を破壊することになる。
その他の原因により、蛇腹等の部分に亀裂やピンホール
が発生することがある。またこの部分は無菌チャンバー
１７に対して直角方向に摺動するために亀裂が発生した
場合にその呼吸作用によって無菌チャンバー１７内に外
気を吸引することになる。この外気の流入は無菌保持状
態を破壊することになる。
【００１２】本実施例は、この摺動部１６に光散乱式粒
子計数器７のサンプリング菅８を配置し、このサンプリ
ング菅８を光散乱式粒子計数器７に繋ぎ無菌充填包装機
が無菌保持状態にあるときは常に計測を行うように配置
した。
子計数器７のサンプリング菅８を配置し、このサンプリ
ング菅８を光散乱式粒子計数器７に繋ぎ無菌充填包装機
が無菌保持状態にあるときは常に計測を行うように配置
した。
【００１３】ここで、配置する位置としては、図１に示
すように、ボトムヒーター９やボトムブレーカー１０あ
るいはボトムプレス１１、トップシール１３などの摺動
部分を有するところに配置することとし、その構造とし
ては、図２のボトムヒーター部９のところを代表して説
明すると、ボトムヒーター部９の摺動部（蛇腹部）１６
の中にサンプリング菅８の先端を配置し、このサンプリ
ング菅８に光ファイバー等の伝送部１８を介して光散乱
式粒子計数器７を接続してある。
すように、ボトムヒーター９やボトムブレーカー１０あ
るいはボトムプレス１１、トップシール１３などの摺動
部分を有するところに配置することとし、その構造とし
ては、図２のボトムヒーター部９のところを代表して説
明すると、ボトムヒーター部９の摺動部（蛇腹部）１６
の中にサンプリング菅８の先端を配置し、このサンプリ
ング菅８に光ファイバー等の伝送部１８を介して光散乱
式粒子計数器７を接続してある。
【００１４】この光散乱式粒子計数器７は０．３μｍ以
上の粒子数を計測することが可能であり、通常除菌フィ
ルター５により、除菌された無菌エアーによって無菌保
持状態にある無菌チャンバー１７内は０．３μｍ以上の
粒子が１リットル中に１００個以下である。除菌フィル
ター直後の粒子数は０．３μｍ以上の粒子は殆ど検出さ
れないため、この通常検出される粒子の大部分は無菌チ
ャンバー１７の塵等であると推定されるものであり、こ
の無菌チャンバー１７の塵は初期殺菌時に滅菌されてい
るものである。
上の粒子数を計測することが可能であり、通常除菌フィ
ルター５により、除菌された無菌エアーによって無菌保
持状態にある無菌チャンバー１７内は０．３μｍ以上の
粒子が１リットル中に１００個以下である。除菌フィル
ター直後の粒子数は０．３μｍ以上の粒子は殆ど検出さ
れないため、この通常検出される粒子の大部分は無菌チ
ャンバー１７の塵等であると推定されるものであり、こ
の無菌チャンバー１７の塵は初期殺菌時に滅菌されてい
るものである。
【００１５】蛇腹等摺動部にピンホールが発生すると外
気を無菌チャンバー１７内に吸引するため、０．３μｍ
以上の粒子数は１リットル中に１００００個以上に急激
に上昇する。これを光散乱粒子計数器によって検出する
ことにより、蛇腹等摺動部のピンホールの発生を検出す
ることができる。
気を無菌チャンバー１７内に吸引するため、０．３μｍ
以上の粒子数は１リットル中に１００００個以上に急激
に上昇する。これを光散乱粒子計数器によって検出する
ことにより、蛇腹等摺動部のピンホールの発生を検出す
ることができる。
【００１６】
【発明の効果】無菌チャンバー１への外気の流出つまり
ピンホールの発生等を検出することができ、無菌充填製
品への汚染を未然に防ぐことが可能となる。
ピンホールの発生等を検出することができ、無菌充填製
品への汚染を未然に防ぐことが可能となる。
【図１】本発明の無菌充填包装機の一実施例を示す説明
図である。
図である。
【図２】本発明の無菌充填包装機の一実施例のボトムヒ
ーター部の説明図である。
ーター部の説明図である。
１ 無菌充填包装機 ２ 包材殺菌工程 ３ 殺菌液除去工程 ４ 成形充填工程 ７ 光散乱粒子計数器 ８ サンプリング菅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−103819（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−185138（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−100956（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−96082（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−57532（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65B 55/04 G01N 15/00 B05B 1/00 A23L 3/34
Claims (1)
- 【請求項１】無菌チャンバー内でカートン等の包装材料
を殺菌すると共に、無菌状態で内容物を充填密封する無
菌充填包装機において、前記無菌チャンバー内の各充
填、密封、包装工程の各摺動部を被覆し、前記無菌チャ
ンバー内部と無菌状態にて接続する蛇腹部内に、その蛇
腹部内の粒子数を検出する光散乱式粒子係数器のサンプ
リング管を設置し、前記摺動部の繰り返し摺動により蛇
腹部に発生する亀裂やピンホール等による蛇腹部内への
外気吸引状態を前記蛇腹部内の粒子数の大小により検査
して、無菌保持状態を管理するようにしたことを特徴と
する無菌充填包装機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07207593A JP3246050B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 無菌充填包装機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07207593A JP3246050B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 無菌充填包装機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06286734A JPH06286734A (ja) | 1994-10-11 |
| JP3246050B2 true JP3246050B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=13478932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07207593A Expired - Lifetime JP3246050B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 無菌充填包装機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3246050B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP07207593A patent/JP3246050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06286734A (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
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