JP3245957U - 柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。 - Google Patents

柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】ペロブスカイト型をアモルファスシリコン型と同程度の大気劣化や耐久性を有し、両面入射による変換効率向上の柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置を提供する。【解決手段】柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置は、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層2・3・4・5・2またはペロブスカイト半導体薄膜光電変換層に、i型真性アモルファスシリコン薄膜層6を伴うヘテロ接合を設けて再結合を抑え、nip型アモルファスシリコン半導体薄膜光電変換層7・8・9・2接合のタンデム型半導体薄膜光電変換層2・3・4・5・6・7・8・9・2の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板1を接着して密閉し、変換効率を向上し、大気による劣化を防ぎ、耐久性を高めた。【選択図】図2

Description

本考案は、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層またはアモルファスシリコン半導体薄膜光電変換層接合のタンデム型半導体薄膜光電変換層の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉した、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置に関する。
ペロブスカイト型は塗料のような材料をフイルムなどに塗って作る。軽くて曲げられるため、設置が難しかった建物の壁や屋根、窓などに張るように取り付けられる。パナソニックHDの強みは光を電気に変える世界最高水準の変換効率で、2028年までに市場に投入する。積水化学工業の強みは耐久性である。ペロブスカイトの結晶は水や空気に弱く、屋外で利用する際に重要になるとみて、結晶の耐久性や保護する封止材の性能を高め、2025年の事業化を目指す。東芝は大面積でペロブスカイト太陽電池を製造する塗布技術に強みを持ち、2025年ごろの実用化を目指している。中国企業の量産品はガラス基板が中心である。日本企業は軽量化に向き、柔軟性が高いフィルム基板で耐久性を高くする技術を強みとしている。
実用新案登録文献1
登録第3234179号
実用新案登録文献2
登録第3234587号
実用新案登録文献3
登録第3234872号
実用新案登録文献4
登録第3234873号
実用新案登録文献5
登録第3236533号
実用新案登録文献6
登録第3238562号
実用新案登録文献7
登録第3239104号
実用新案登録文献8
登録第3241159号
実用新案登録文献9
登録第3241710号
非特許文献
引用非特許文献1
著者 堀越佳治、基礎から電力系への導入まで「太陽光発電」 第8章 太陽電池に用いられる材料と構造 8.3.1 アモルファスSi,微結晶Si薄膜太陽電池 p126~132、8.3.6 ペロブスカイト太陽電池 p145~148、2020年版、株式会社 内田老鶴圃。
引用非特許文献2
日本経済新聞、曲がる太陽電池 中国猛追、3面(総合2)、2023年11月29日発行、日本経済新聞社。
引用非特許文献3
日本経済新聞、太陽電池、次の「本命」量産、16面(テック)、2022年 9月23日発行、日本経済新聞社。
引用非特許文献4
日本経済新聞、日本初も海外勢が先行、14面(テック)、2021年 9月 3日発行、日本経済新聞社。
考案が解決しようとする課題
新型「ペロブスカイト」太陽電池も軽く安価で、変換効率も高いとされるが寿命が1~2年程度と短いのが課題とされた。2022年「屋外で10年に相当する耐久性を達成し量産にめどがついた」と積水化学が発表し、液晶向け封止材などの技術を応用し、液体や気体が内部に入り込まないよう工夫。10年程度の耐久性を実現し、曲がる太陽電池を2030年までに量産する。ペロブスカイト型太陽電池は日本生まれの技術である。ペロブスカイト薄膜太陽電池も、アモルファスシリコン薄膜太陽電池と同程度の大気劣化および耐久性を有することに課題があった。
中国企業のペロブスカイト型の量産品はガラス基板が中心である。日本企業は軽量化に向き、柔軟性が高いフィルム基板で耐久性を高くする技術に強みがある。
ペロブスカイト薄膜太陽電池を発明した桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授は、技術の基本的な部分については海外で特許を取得していない。出願手続きに多額の費用が必要なのが理由で、特許使用料を支払う必要がない海外企業の先行を許しているのが課題とされる。
国は国際特許の取得支援や技術流出の防止などを支援する制度の整備を進めているが、支援の手からこぼれ落ちる技術をどう減らして産業化につなげるか、国及び関連機関の戦略が最重要課題とされる。
課題を解決するための手段
入射面の透明フレキシブルガラスシート基板に、透明電極・n型電子輸送層・ペロブスカイト結晶層・p型正孔輸送層・透明電極を有するペロブスカイト半導体薄膜光電変換層の裏面に設けた透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉し、両面入射による変換効率向上および大気劣化や耐久性を高めたことを特徴とした、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層の接合部に、i型真性アモルファスシリコン薄膜層を伴うヘテロ接合を設けて再結合を抑え、nip型アモルファスシリコン半導体薄膜光電変換層接合のタンデム型半導体薄膜光電変換層の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉した両面入射による変換効率向上および大気劣化や耐久性を高めた、柔軟性及び曲がるガラスを用いたの薄膜太陽電池装置。
ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層、またはタンデム型半導体薄膜光電変換層の裏面電極にアルミ電極を設けた半導体薄膜光電変換層の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉した大気劣化や耐久性を高めた、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
考案の効果
「ペロブスカイト型またはタンデム型半導体薄膜光電変換層」の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉し、変換効率向上および大気劣化や耐久性を高めた、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
本考案は、入射面の透明フレキシブルガラスシート基板1に、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層2・3・4・5・2を設け、裏面に透明フレキシブルガラスシート基板1を設けた参考断面図。 本考案は、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層2・3・4・5に再結合を抑えるヘテロ接合のi型真性アモルファスシリコン薄膜層6を設け、nip型アモルファスシリコン半導体薄膜光電変換層7・8・9・2接合のタンデム型半導体薄膜光電変換層2・3・4・5・6・7・8・9・2の表裏に透明フレキシブルガラスシート基板1を設けた参考断面図。
柔軟性及び曲がるガラスは、北海道大学が開発した柔軟性および曲がる0.03mmの透明フレキシブルガラスを、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層またはタンデム型半導体薄膜光電変換層の表裏に用いた構成の薄膜太陽電池装置である。
本考案の柔軟性及び曲がるガラスの薄膜太陽電池装置は両面入射の構成であり、壁面等に設ける場合のペロブスカイト半導体薄膜光電変換層、またはタンデム型半導体薄膜光電変換層の裏面電極にアルミ電極を設けた半導体薄膜光電変換層の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉して大気劣化および耐久性を高め、両面入射による変換効率向上の、柔軟性及び曲がるガラスシートを用いた薄膜太陽電池装置である。
図1の参考断面図に示す。入射面の透明フレキシブルガラスシート基板1に、透明電極2・n型電子輸送層3・ペロブスカイト結晶層4・p型正孔輸送層5・透明電極2を有するペロブスカイト半導体薄膜光電変換層(PSC)2・3・4・5・2の裏面に用いた透明フレキシブルガラスシート基板1同旨を接着密閉し、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層の両面入射による変換効率向上および大気劣化や耐久性を高めた構成の、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
図2の参考断面図に示す。透明電極2・n型電子輸送層3・ペロブスカイト結晶層4・p型正孔輸送層5のペロブスカイト半導体薄膜光電変換層(PSC)2・3・4・5の接合部に、i型真性アモルファスシリコン薄膜層6を伴うヘテロ接合を設けて再結合を抑え、n型アモルファスシリコン半導体薄膜層7(CVDa-Si)・i型アモルファスシリコン薄膜層8(CVDa-Si)・p型アモルファスシリコン半導体薄膜層9(CVDa-Si)のnip型アモルファスシリコン半導体薄膜光電変換層7・8・9・2接合のタンデム型半導体薄膜光電変換層2・3・4・5・6・7・8・9・2の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板1同旨を接着密閉したタンデム型半導体薄膜光電変換層の両面入射による変換効率向上および大気劣化や耐久性を高めた構成の、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
図1・図2の参考断面図に示す。ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層またはタンデム型半導体薄膜光電変換層の裏面電極にアルミ電極2を設けた半導体薄膜光電変換層を、壁面等に設ける、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
1 透明フレキシブルガラスシート基板
2 透明電極
2 アルミ電極(裏面電極)
3 n型電子輸送層(PSC)
4 ペロブスカイト結晶層(PSC)
5 p型正孔輸送層(PSC)
6 i型真性アモルファスシリコン薄膜層(CVD a-Si ヘテロ接合)
7 n型アモルファスシリコン半導体薄膜層(CVD a-Si)
8 i型アモルファスシリコン薄膜層(CVD a-Si)
9 p型アモルファスシリコン半導体薄膜層(CVD a-Si)

Claims (3)

  1. 入射面の透明フレキシブルガラスシート基板に、透明電極・n型電子輸送層・ペロブスカイト結晶層・p型正孔輸送層・透明電極を有するペロブスカイト半導体薄膜光電変換層の裏面に設けた透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉し、両面入射による変換効率向上および大気劣化や耐久性を高めたことを特徴とした、柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
  2. ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層の接合部に、i型真性アモルファスシリコン薄膜層を伴うヘテロ接合を設けて再結合を抑え、nip型アモルファスシリコン半導体薄膜光電変換層接合のタンデム型半導体薄膜光電変換層の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉した、請求項1に記載の柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
  3. ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層、またはタンデム型半導体薄膜光電変換層の裏面電極にアルミ電極を設けた半導体薄膜光電変換層の表裏に、透明フレキシブルガラスシート基板同旨を接着密閉した、請求項1または請求項2に記載の柔軟性及び曲がるガラスを用いた薄膜太陽電池装置。
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