JP3245777U - ゴルフクラブヘッド構造 - Google Patents

Abstract

【課題】ゴルフボールを打撃する打撃力を高め、打ち出すゴルフボールの飛距離を伸ばすことができる上、振動吸収効果を高めて身体が感じる不快感を低減するゴルフクラブヘッド構造を提供する。【解決手段】ゴルフクラブヘッド構造はゴルフクラブヘッド１及び減振装置２を備える。ゴルフクラブヘッドは後端から内部に向かって設ける結合スリーブ部１１を有する。結合スリーブ部の内面には雌ねじ段部１１１を設ける。ゴルフクラブヘッドの前端には、打球面１３を対応して設ける。打球面の前端周縁には、溝部１３２を凹設する。減振装置には、ゴルフクラブヘッドの結合スリーブ部に対応するスリーブ２１を設ける。スリーブの外端には螺着押圧穴２１１を形成する。スリーブの外縁には、結合スリーブ部の雌ねじ段部に対応して螺着する雄ねじ段部２１２を設け、工具により結合スリーブ部内にスリーブを螺着させる。スリーブ内には収容槽２１３を凹設する。【選択図】図１

Description

本考案は、ゴルフクラブヘッド構造に関し、特に、ゴルフボールを打撃する打撃力を高め、打ち出すゴルフボールの飛距離を伸ばすことができる上、振動吸収効果を高めてゴルフボールを打撃したときに発生する反作用力により身体が感じる不快感を低減し、全体の使用上、優れた実用的効用を奏する、ゴルフクラブヘッド構造に関する。

ゴルフは、テクニック、娯楽性を兼ね備え、ホールを回る際に歩いて移動する負担が少ないスポーツであるため、幅広い年齢層の人々に人気がある。ゴルフ場の大部分は自然の地形を利用し、様々なコースを作り出している。例えばゴルフコースには、山岳コース、林間コース、河川敷コース、丘陵コースなどがあり、プレーヤーは大自然の環境の中で、心身のストレスを解放することができる。また、ゴルフは、変化の多いゴルフコースにより、挑戦し甲斐のあるスポーツにもなり得る。

ゴルフは、ゴルフクラブにより１個のゴルフボールを打って、ホールカップに入れ、打数が少ないプレーヤーが勝者となるスポーツである。一般にゴルフコースは９ホール又は１８ホールからなり、各ホールは距離がそれぞれ異なり、変化があるように周辺環境も、例えばブッシュ、バンカーなどが設計され、プレーヤーはホールの番号順にゴルフボールをゴルフクラブで打撃してホールカップに入れ、打数の統計をとって、打数の少ないプレーヤーが勝者となる。

一般に市販されているゴルフクラブは、プレーヤーがスイングするのに用いるシャフトと、シャフトの一端に設けたヘッドと、ヘッドに設けた打球面とを含む。プレーヤーがスイングして打球すると、打球面がゴルフボールに当たり、ゴルフボールを打ち出すことができる。

しかし、上述したゴルフクラブは、ゴルフボールを打ち出すという期待される効果を達成することができるが、実際に使用すると分かるように、このようなゴルフクラブのシャフトは、大きなスイング力により、ゴルフボールを打ち出す過程で、クラブヘッドの打球面がゴルフボールに強力な衝撃力を与え、それにより発生する反作用力が、打球の瞬間にシャフトを通して身体に伝わって不快に感じ、ゴルフボールを打ち出す距離に悪影響を与えることがあった。そのため、全体の構造設計上、改善の余地があった。

本考案はこうした現状に鑑みてなされたものであり、本考案者は鋭意研究を重ねた結果、本考案に係るゴルフクラブヘッド構造を完成したものである。

本考案の主な目的は、ゴルフボールを打撃する打撃力を高め、打ち出すゴルフボールの飛距離を伸ばすことができる上、振動吸収効果を高めてゴルフボールを打撃したときに発生する反作用力により身体が感じる不快感を低減し、全体の使用上、優れた実用的効用を奏する、ゴルフクラブヘッド構造を提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案の第１の形態によれば、ゴルフクラブヘッド及び減振装置を備えた、ゴルフクラブヘッド構造であって、前記ゴルフクラブヘッドは、後端から内部に向かって設ける結合スリーブ部を有し、前記結合スリーブ部の内面には、雌ねじ段部を設け、前記ゴルフクラブヘッドの前端には、打球面を対応して設け、前記打球面の前端周縁には、溝部を凹設し、前記減振装置には、前記ゴルフクラブヘッドの前記結合スリーブ部に対応するスリーブを設け、前記スリーブの外端には、螺着押圧穴を形成し、前記スリーブの外縁には、前記結合スリーブ部の前記雌ねじ段部に対応して螺着する雄ねじ段部を設け、工具により前記螺着押圧穴を介し、前記結合スリーブ部内に前記スリーブを螺着させ、前記スリーブ内には、収容槽を凹設し、前記収容槽内には、ゴムからなる内パッキンを設け、前記内パッキンの外端には、金属からなる弾性部材を配設し、前記弾性部材の外端で前記打球面の内側端面を支えることを特徴とする、ゴルフクラブヘッド構造を提供する。

前記ゴルフクラブヘッドの前端周縁には、結合凸縁を設け、前記打球面の後端周縁には、前記結合凸縁に対応して嵌着する結合凹部を設けることが好ましい。

前記打球面の前端周縁に凹設する溝部の断面は、Ｕ字状に形成することが好ましい。

前記螺着押圧穴は、内六角穴、十文字穴又は一文字穴であることが好ましい。

前記弾性部材と前記打球面の内側端面との間には、ゴムからなる外パッキンを配設することが好ましい。

本考案に係るゴルフクラブヘッド構造は、ゴルフボールを打撃する打撃力を高め、打ち出すゴルフボールの飛距離を伸ばすことができる上、振動吸収効果を高めてゴルフボールを打撃したときに発生する反作用力により身体が感じる不快感を低減し、全体の使用上、優れた実用的効用を奏する。

本考案の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す組立断面図である。 本考案の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す分解斜視図である。 本考案の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す組立断面図である。

本考案の技術手段、目的及びそれにより達成可能な効果を、より完全かつ明白に開示するために、開示した添付の図面及び符号と併せて本考案を以下で詳説する。

まず、図１及び図２を参照する。図１は、本考案の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す分解斜視図である。図２は、本考案の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す組立断面図である。

図１及び図２に示すように、本考案の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造は、少なくともゴルフクラブヘッド１及び減振装置２から構成されてなる。

ゴルフクラブヘッド１には、後端から内部に向かって設ける結合スリーブ部１１を有する。結合スリーブ部１１の内面には、雌ねじ段部１１１を設ける。ゴルフクラブヘッド１の前端周縁には、結合凸縁１２を設ける。ゴルフクラブヘッド１の前端には、打球面１３を対応して設ける。打球面１３の後端周縁には、結合凸縁１２に対応して嵌着する結合凹部１３１を設ける。打球面１３の前端周縁には、溝部１３２を凹設する。溝部１３２の断面は、Ｕ字状に形成する。

減振装置２には、ゴルフクラブヘッド１の結合スリーブ部１１に対応するスリーブ２１を設ける。スリーブ２１の外端には、螺着押圧穴２１１を形成する。螺着押圧穴２１１は、内六角穴、十文字穴、一文字穴などでもよい。スリーブ２１の外縁には、結合スリーブ部１１の雌ねじ段部１１１に対応して螺着する雄ねじ段部２１２を設け、工具により螺着押圧穴２１１を介し、結合スリーブ部１１内にスリーブ２１を螺着させる。スリーブ２１内には、収容槽２１３を凹設する。収容槽２１３内には、ゴムからなる内パッキン２２を設ける。内パッキン２２の外端には、金属からなる弾性部材２３を配設し、弾性部材２３の外端で打球面１３の内側端面を支える。弾性部材２３と打球面１３の内側端面との間には、ゴムからなる外パッキン２４を配設してもよい。

図３及び図４を参照する。図３は、本考案の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す分解斜視図である。図４は、本考案の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造を示す組立断面図である。

図３及び図４に示すように、本考案の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド構造のゴルフクラブヘッド１は、例えば、ドライバー、アイアン、パターなど、機能の違いに応じて異なる外観に設計してもよい。

本実施形態を組み立てて結合する際、ゴルフクラブヘッド１の結合凸縁１２を、打球面１３の後端周縁の結合凹部１３１に対応して嵌着させる。減振装置２のスリーブ２１の収容槽２１３内には、内パッキン２２、弾性部材２３及び外パッキン２４を順次挿設する。スリーブ２１は、雄ねじ段部２１２を介して結合スリーブ部１１の雌ねじ段部１１１に螺着し、スリーブ２１の外端の螺着押圧穴２１１を介して工具により結合スリーブ部１１内にスリーブ２１を螺着すると、外パッキン２４により打球面１３の後端面を支える。また、使用ニーズに応じて結合スリーブ部１１内のスリーブ２１の位置を調整し、弾性部材２３と打球面１３との支持弾性強度を調整してもよい。

プレーヤーがゴルフボールを打撃する際、打球面１３がゴルフボールに接触すると、打球面１３の前端周縁に凹設された溝部１３２は、打球面１３を介して衝撃力を外パッキン２４、弾性部材２３及び内パッキン２２に伝え、弾性部材２３の支持弾性力を利用して打球面１３の打撃力を高め、打ち出すゴルフボールの飛距離を伸ばすことができる上、外パッキン２４及び内パッキン２２を利用して振動を吸収し、身体が感じる不快感を低減させることができる。

上述したことから分かるように、本考案は、従来の構造と比べ、ゴルフボールを打撃する打撃力が高まり、打ち出すゴルフボールの飛距離を伸ばすことができる上、振動吸収効果を高めてゴルフボールを打撃したときに発生する反作用力による不快感を低減し、全体の使用上、優れた実用的効用を奏する。

１ ゴルフクラブヘッド
２ 減振装置
１１ 結合スリーブ部
１２ 結合凸縁
１３ 打球面
２１ スリーブ
２２ 内パッキン
２３ 弾性部材
２４ 外パッキン
１１１ 雌ねじ段部
１３１ 結合凹部
１３２ 溝部
２１１ 螺着押圧穴
２１２ 雄ねじ段部
２１３ 収容槽

Claims (5)

1. ゴルフクラブヘッド及び減振装置を備えた、ゴルフクラブヘッド構造であって、
   前記ゴルフクラブヘッドは、後端から内部に向かって設ける結合スリーブ部を有し、前記結合スリーブ部の内面には、雌ねじ段部を設け、前記ゴルフクラブヘッドの前端には、打球面を対応して設け、前記打球面の前端周縁には、溝部を凹設し、
   前記減振装置には、前記ゴルフクラブヘッドの前記結合スリーブ部に対応するスリーブを設け、前記スリーブの外端には、螺着押圧穴を形成し、前記スリーブの外縁には、前記結合スリーブ部の前記雌ねじ段部に対応して螺着する雄ねじ段部を設け、工具により前記螺着押圧穴を介し、前記結合スリーブ部内に前記スリーブを螺着させ、前記スリーブ内には、収容槽を凹設し、前記収容槽内には、ゴムからなる内パッキンを設け、前記内パッキンの外端には、金属からなる弾性部材を配設し、前記弾性部材の外端で前記打球面の内側端面を支えることを特徴とする、
   ゴルフクラブヘッド構造。
2. 前記ゴルフクラブヘッドの前端周縁には、結合凸縁を設け、
   前記打球面の後端周縁には、前記結合凸縁に対応して嵌着する結合凹部を設けることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド構造。
3. 前記打球面の前端周縁に凹設する溝部の断面は、Ｕ字状に形成することを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド構造。
4. 前記螺着押圧穴は、内六角穴、十文字穴又は一文字穴であることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド構造。
5. 前記弾性部材と前記打球面の内側端面との間には、ゴムからなる外パッキンを配設することを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド構造。

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