JP3245706U - 衝撃工具用先端具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークに当接する先端部を交換することのできる衝撃工具用先端具を提供する。【解決手段】衝撃工具用先端具1にあっては、長尺状の第一部材10の一方の端部が雌モールステーパを含む第一テーパ部11であり、他方の端部が工具本体に取り付けられる被装着部12であり、長尺状の第二部材20の一方の端部が雄モールステーパを含む第二テーパ部21であり、他方の端部がワークに当接する先端部22であり、第一テーパ部11と第二テーパ部21とが接続されて第一部材10の軸芯と第二部材20の軸芯とが一致してなり、交換可能な部材を用いることによって材料の削減を図ることができる効果がある。【選択図】図1
Description
本考案は、ワークに当接する先端部を交換して使いまわしができる衝撃工具用先端具に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているチゼルのような、後端から先端にかけて一体的に形成された衝撃工具用の先端具が知られている。
衝撃工具用先端具は、軸に沿った長尺でありながら繰り返し衝撃をワークに与えることから、自身も繰り返し衝撃を受けることによって先端部が摩耗したり、金属疲労による破断が起きたりすることがある。
本考案は、ワークに当接する先端部を交換することのできる衝撃工具用先端具を提供することを目的とする。
本考案は、長尺状の第一部材と、長尺状の第二部材と、を備え、前記第一部材の一方の端部が雌モールステーパを含む第一テーパ部であり、他方の端部が工具本体に取り付けられる被装着部であり、前記第二部材の一方の端部が雄モールステーパを含む第二テーパ部であり、他方の端部がワークに当接する先端部であり、前記第一テーパ部と前記第二テーパ部とが接続されて前記第一部材の軸芯と前記第二部材の軸芯とが一致してなることを特徴とする衝撃工具用先端具である。
かかる構成にあっては、繰り返し衝撃を受けて最も摩耗しやすい先端部を含む前記第二部材が取り換え自在となり、前記第一部材は長期にわたって使用することができるため、材料の削減が可能となる。また、折れてしまった他のチゼルのうち先端部が残っている部分の後端部を、雄モールステーパを含む第二テーパ部の形状に成形することで、本考案の衝撃工具用先端具の第二部材として再利用することができる。
本考案にかかる衝撃工具用先端具は、交換可能な部材を用いることによって材料の削減を図ることができる効果がある。
以下に本考案を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本考案は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜、設計変更が可能である。
衝撃工具用先端具1(以下、単に先端具1ともいう)は、図1に示すように、長尺状の第一部材10と、長尺状の第二部材20と、を備えている。
第一部材10は、図2に示すように、一方の端部に孔が形成されており、孔の内周面が雌モールステーパを形成した第一テーパ部11とされている。また、他方の端部は図示しない工具本体に取り付けられる被装着部12とされている。さらに、第一部材10の外周側面には、第一テーパ部11に挿通される貫通孔部13が、第一部材10の軸芯方向に直交する方向に沿って形成されている。
第二部材20は、図3に示すように、一方の端部が雄モールステーパを含む第二テーパ部21とされている。また、他方の端部は図示しないワークに当接する先端部22とされている。
第一部材10及び第二部材20は、第一テーパ部11と第二テーパ部21とが接続されて一体化され、先端具1とされる。このとき、第一部材10の軸芯と第二部材20の軸芯とが一致して、先端具1としての衝撃付与効率が従来のものと同じとなる。
なお、第一部材10から第二部材20を抜脱する際には、貫通孔部13にくさび等を打ち込むことで、第一テーパ部11から第二テーパ部21を離開させて第一部材10と第二部材20とを分離することができる。
また、第二部材20は、新規部品として製造するのみならず、例えば図4に示すように、従来の衝撃工具用先端具100が折れた際に、先端部の残っている部分の後端部を、雄モールステーパを含む第二テーパ部121に加工するだけで製造することができる。
上述のように衝撃工具用先端具1は、摩耗の激しい先端部22を含む第二部材20を交換可能として第一部材10が長寿命化され、また他の折れた先端具を第二部材として再利用することができる。
1 衝撃工具用先端具
10 第一部材
11 第一テーパ部
12 被装着部
13 貫通孔部
20 第二部材
21 第二テーパ部
22 先端部
100 従来の衝撃工具用先端具
121 第二テーパ部
10 第一部材
11 第一テーパ部
12 被装着部
13 貫通孔部
20 第二部材
21 第二テーパ部
22 先端部
100 従来の衝撃工具用先端具
121 第二テーパ部
Claims (1)
- 長尺状の第一部材と、
長尺状の第二部材と、
を備え、
前記第一部材の一方の端部が雌モールステーパを含む第一テーパ部であり、他方の端部が工具本体に取り付けられる被装着部であり、
前記第二部材の一方の端部が雄モールステーパを含む第二テーパ部であり、他方の端部がワークに当接する先端部であり、
前記第一テーパ部と前記第二テーパ部とが接続されて前記第一部材の軸芯と前記第二部材の軸芯とが一致してなる
ことを特徴とする衝撃工具用先端具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023004578U JP3245706U (ja) | 2023-12-21 | 2023-12-21 | 衝撃工具用先端具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023004578U JP3245706U (ja) | 2023-12-21 | 2023-12-21 | 衝撃工具用先端具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3245706U true JP3245706U (ja) | 2024-02-19 |
Family
ID=89904290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023004578U Active JP3245706U (ja) | 2023-12-21 | 2023-12-21 | 衝撃工具用先端具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3245706U (ja) |
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2023
- 2023-12-21 JP JP2023004578U patent/JP3245706U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3245706 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |