JP3245620U - 釣竿用リールシートのナット、釣竿用リールシート及び釣竿 - Google Patents

釣竿用リールシートのナット、釣竿用リールシート及び釣竿 Download PDF

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Abstract

【課題】異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ軽量化に資する釣竿用リールシートのためのナット、及びこれを備えた釣竿用リールシートを提供する。【解決手段】リールシート本体の長手方向に沿って移動フード22を移動させるためのナット20であって、該リールシート本体に形成される雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を内周面に有し、その端部が該移動フードに連結される内側筒状部16と、該ナットの該移動フード側の端部に形成され、該内側筒状部に接着固定される第1のリング部17と、該ナットの該移動フード側とは反対側の端部に形成され、該内側筒状部に接着固定される第2のリング部18と、該第1のリング部と該第2のリング部との間に形成され、該第1のリング部と該第2のリング部とに接着固定される外側筒状部19と、を備えるように構成される。【選択図】図3

Description

本考案は、釣竿にリールを固定するための釣竿用リールシートにおけるナット、これを備えた釣竿用リールシート、及びこれを備えた釣竿に関する。
従来より、釣竿用リールシートのための様々なナットが知られている。
通常、筒状のリールシートにおいては、リールシート本体に筒状の移動フードが移動可能に装着され、該移動フードは、ナットに回転可能に係止されている。そして、ナットは、リールシート本体の雄ネジ部に螺合し、該ナットを回転させることにより移動フードを移動させることができる。
このようなナットとして、例えば、特許文献1には、リールシート本体の雄ネジ部に螺合し、移動フードを移動させるためのナットであって、リールシート本体の雄ネジ部に螺合する移動用の雌ネジ部を内周面に有する内筒体と、該内筒体の外側に固定され、その外周面がナットの外周面の少なくとも一部となる外筒体
を備え、外筒体は、内外方向に貫通した貫通孔を有し、該貫通孔よりも移動フードから遠い位置に、内筒体の外周面と外筒体の内周面とを固定する固定部を備えている釣竿用リールシートのナットが開示されている。
特開2020-89310号公報
しかしながら、特許文献1に開示のナットでは、ベース筒体(内筒体)がフード部端部と外筒体の端部との間から露出する構成であるため、異物や海水等が侵入し易く、ナットの回転性能が阻害され、耐久性の問題があることも判っている。また、同特許文献に開示のナットでは、ベース筒体と、中間筒体と、外筒体の三層構造であるため、構造が複雑化すると共に、重量が増大しかつ小型化するのが難しいという問題もあった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ軽量化に資する釣竿用リールシートのためのナット、釣竿用リールシート及び釣竿を提供することにある。本考案のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットは、リールシート本体の長手方向に沿って移動フードを移動させるためのナットであって、該リールシート本体に形成される雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を内周面に有し、その一端が該移動フードに連結される内側筒状部と、該ナットの該移動フード側の端部に形成され、該内側筒状部の外周面に接着固定される第1のリング部と、該ナットの該移動フード側とは反対側の端部に形成され、該内側筒状部の外周面に接着固定される第2のリング部と、該第1のリング部と該第2のリング部との間に形成され、該第1のリング部と該第2のリング部とに接着固定される外側筒状部と、を備えるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記第1のリング部は、前記内側筒状部の前記移動フード側の端部を覆うように設けられる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記第1のリング部は、前記移動フードに接着固定されないように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記内側筒状部と、前記外側筒状部との間には隙間が形成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記第1のリング部は、前記内側筒状部に接着固定される基部と、該基部から段状に形成される段部と、を備えるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記ナットの内、第1のリング部と第2のリング部が接着固定される部分の長さは、前記ナットの軸方向でみて、前記ナットの長さの30%から80%の範囲の長さを有するように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記ナットの内、第1のリング部と第2のリング部が接着固定される部分の長さは、前記ナットの軸方向でみて、5mmから13mmの範囲の長さを有するように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記第2のリング部は、前記内側筒状部と、前記外側筒状部とにより位置決めされる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートのナットにおいて、前記外側筒状部の一端は、前記第1のリング部に形成された第1の凹部に挿入されて接着固定され、前記外側筒状部の他端は、前記第2のリング部に形成された第2の凹部に挿入されて接着固定される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、上記いずれかのナットを備えるように構成される。本考案の一実施形態に係る釣竿は、上記いずれかのナットを有する釣竿用リールシートを備えるように構成される。
上記実施形態によれば、異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ軽量化に資する釣竿用リールシートのためのナット、釣竿用リールシート及び釣竿を提供することが可能となる。
本考案の一実施形態に係るナット20を備える釣竿用リールシート9が装着された釣竿1を示す図である。 本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9の基本構造を説明する図である。 (a)本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20の断面の一部を示す図であり、(b)本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20にうける部材間の接着箇所を説明する図である。 (a)本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における内側筒状部16の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面における断面図を示し、(b)本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における第1のリング部17の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面における断面図を示し、(c)本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における第2のリング部18の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面における断面図を示し、(d)本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における外側筒状部19の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面での断面図を示す。 本考案の他の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20の断面の一部を示す図である。 本考案の他の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20の断面の一部を示す図である。 本考案の他の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20の断面の一部を示す図である。
以下、本考案に係る釣竿用リールシートのナット、釣竿用リールシート及び釣竿の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構成要素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本考案に係る釣竿の一実施形態を示す図である。図示のように、本考案の一実施形態による釣竿1は、竿体2と、竿体2に釣竿用リールシート9を介して取り付けられたリール6と、竿体2に取り付けられた釣糸ガイド10と、を備える。図示の実施形態においては、釣竿用リールシート9及び釣糸ガイド10の各々が、竿体の外周面に取り付けられる取付部品に該当する。
竿体2は、例えば、元竿3、中竿5、及び穂先竿7等を連結することによって構成されている。これらの各竿体は、例えば、並継ぎ式に継合される。元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、振出方式、逆並継方式、インロー方式、又はこれら以外の公知の任意の継合方式により継合され得る。竿体2は、単一の竿体から構成されていても良い。
元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、例えば、繊維強化樹脂製の管状体で構成されている。この繊維強化樹脂製の管状体は、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させた繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、このプリプレグシートを加熱して硬化させることにより作成される。このプリプレグシートに含まれる強化繊維として、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、及びこれら以外の任意の公知の強化繊維を用いることができる。当該プリプレグシートに含まれるマトリクス樹脂として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。プリプレグシートが硬化された後には、芯金が脱芯される。また、管状体の外表面は、適宜研磨される。各竿体は、中実状に構成されてもよい。
図示の実施形態において、元竿3、中竿5及び穂先竿7には、釣竿用リールシート9に装着されるリール6から繰り出される釣糸を案内する複数の釣糸ガイド10(釣糸ガイド10A~10D)が設けられている。より具体的には、元竿3には釣糸ガイド10Aが設けられ、中竿5には釣糸ガイド10Bが設けられ、穂先竿7には釣糸ガイド10Cが設けられている。穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが設けられているが、詳細は省略する。
次に、図2を参照して、リールシート本体12及び釣竿用リールシート9の基本的構成につき説明する。リールシート本体12は、魚釣用リール6のリール脚(図示しない)が載置されるリール脚載置面12aをその軸方向に沿って有するリールシート本体12を備えている。リールシート本体12は、全体として筒状に形成されている。リールシート本体12は、例えば、300mmから450mmの範囲の長さを有するよう構成できるが、これに限られない。
また、このリールシート本体12は、リール脚載置面12aの反対側を僅かに膨出させ、握持する手で握り込んだときに、母指球またはその近部を支えることで握持し易い湾曲形状の外面を有する膨出部(トリガー)12bを形成してある。
リールシート本体12のリール脚載置面12aは、平坦または、リールシート本体12のリール脚載置面12aに隣接する他の周方向の部位(例えば握り部12b)よりも大きな曲率をもって略平坦に形成することができ、かつ、図2に示すリールシート本体12の軸方向に延びた状態に形成されている。リールシート本体12には、一端(竿元側)に固定フード14が一体的に配設されている。リールシート本体12のリール脚載置面12aの一端は、固定フード14の内部に配設されている。
リールシート本体12には、他端(竿先側)に移動フード22が釣竿用リールシート9の軸方向に移動自在に装着される。そして、リールシート本体12には、該移動フード22の一端と連結されながら該移動フード22を釣竿用リールシート9の軸方向に沿って移動させるためのナット20が装着される。本明細書では、該リールシート本体12と該移動フード22とナット20を含めて釣竿用リールシート9と呼ぶこととする。本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20については、次段落以降説明する。
次に、図3、4(及び図2)を参照して、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20について説明する。図3(a)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20の断面の一部を示す図であり、図3(b)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における部材間の接着箇所を説明する図である。また、図4(a)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における内側筒状部16の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面における断面図を示し、図4(b)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における第1のリング部17の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面における断面図を示し、図4(c)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における第2のリング部18の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面における断面図を示し、図4(d)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20における外側筒状部19の、該釣竿用リールシート9の軸方向に垂直な面における断面図を示す。図3、4(及び図2)に示すように、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20は、リールシート本体12の長手方向に沿って移動フード22を移動させるためのナット20であって、該リールシート本体12に形成される雄ネジ部(図示しない)と螺合する雌ネジ部(図示しない)を内周面に有し、その一端が該移動フード22に連結される内側筒状部16と、該ナット20の該移動フード22側の端部に形成され、該内側筒状部16の外周面に接着固定される第1のリング部17と、該ナット20の該移動フード22側とは反対側の端部に形成され、該内側筒状部16の外周面に接着固定される第2のリング部18と、該第1のリング部17と該第2のリング部18との間に形成され、該第1のリング部17と該第2のリング部18とに接着固定される外側筒状部19と、を備えるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20によれば、異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ軽量化ができる釣竿用リールシートのためのナットを提供することが可能となる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、当該第1のリング部17は、当該内側筒状部16の移動フード22側の端部を覆うように設けられる。このようにして、内側筒状部16と移動フード22との連結部分に異物や海水等が侵入することを効果的に防止できる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、当該第1のリング部17は、移動フード22に接着固定されないように構成される。このようにして、内側筒状部16と移動フード22との連結部分に、第1のリング部17が移動フード22に接着固定されていた場合の接着剤が侵入することによる回転機構の性能の阻害を効果的に防止できる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、当該内側筒状部16と、当該外側筒状部17との間には隙間が形成される。このようにして、ナット20全体としての軽量化を図ることが可能となる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、当該第1のリング部17は、当該内側筒状部16に接着固定される基部23と、該基部23から段状に延伸して形成される段部24と、を備えるように構成される。このようにして、内側筒状部16と移動フード22との連結部分に、外部からの接着剤が侵入しにくい構造を採用できるため、回転機構の性能の阻害を効果的に防止できる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、前記ナットの内、第1のリング部と第2のリング部が接着固定される部分の長さは、ナット20の軸方向でみて、ナット20の長さの30%から80%の範囲の長さを有するように構成される。また、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、前記ナットの内、第1のリング部と第2のリング部が接着固定される部分の長さ(L1+L2に相当)は、ナット20の軸方向でみて、5mmから13mmの長さを有するように構成される。このようにして、内側筒状部16との十分な接着長さを確保しながら、第2のリング部18を第1のリング部17に当接させないような長さとすることで、ナット20全体としての軽量化を図ることが可能となる。ここで、第2のリング部18(及び第1のリング部17)の長さは、通常、どの程度の接着長さLを確保する必要があるかとも密接に関連する。図3(b)には、各部材の接着部分を示す。例えば、第2のリング部18と内側筒状部16との接着部における径がφ18.8mmの場合、3mm以上の接着長さLを確保する必要がある。当該接着部の内径が小さくなればなる程、必要な接着長さLが長くなる。ナット20のこのような接着部における最小内径の場合、必要な接着長さLは4mmとなる。このようなことから、第1のリング部17の接着長さをL1、第2のリング部18の接着長さをL2とした場合(図3(b)参照)、L1、L2共に4mm以上となる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、当該第2のリング部18は、当該内側筒状部16と、当該外側筒状部19とにより位置決めされる。このようにして、第2のリング部18を第1のリング部17に当接させることなく、第1のリング部17を確実に支持することができるため、安定的な構造を保持しながら、ナット20全体としての軽量化を図ることが可能となる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20において、当該外側筒状部19の一端は、当該第1のリング部17に形成された第1の凹部27に挿入されて接着固定され、当該外側筒状部19の他端は、当該第2のリング18に形成された第2の凹部28に挿入されて接着固定される。このようにして、当該外側筒状部19は、第1のリング部17及び第2のリング部18と接着固定されるため、成型誤差や塗装ムラによる回転阻害の発生を低減することが可能となる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9は、上記いずれかのナット20を備えるように構成される。また、本考案の一実施形態に係る釣竿1は、上記いずれかのナット20を有する釣竿用リールシート9を備えるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9及び釣竿1によれば、異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ軽量化に資する釣竿用リールシートのためのナットを備えた釣竿用リールシート及び釣竿を提供することが可能となる。
次に、図5を参照して、本考案の他の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20について説明する。本考案の別の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20は、リールシート本体12の長手方向に沿って移動フード22を移動させるためのナット20であって、該リールシート本体12に形成される雄ネジ部13と螺合する雌ネジ部15を内周面に有し、その一端が該移動フード22に連結される内側筒状部16と、該ナット20の該移動フード22側の端部に形成され、該内側筒状部16の外周面に接着固定される第1のリング部17と、該ナット20の該移動フード22側とは反対側の端部に形成され、該内側筒状部16の外周面に接着固定される第2のリング部18と、該第1のリング部17と該第2のリング部18との間に形成され、該第1のリング部17と該第2のリング部18とに接着固定される外側筒状部19と、を備え、該第2のリング部18は、底部29と、該底部から延伸する筒状の延伸部31とを備え、該延伸部31はその内部が円環状に切り欠かれるようにされる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20によれば、異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ更なる軽量化ができる釣竿用リールシートのためのナットを提供することが可能となる。
次に、図6を参照して、本考案の他の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20について説明する。本考案の別の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20は、リールシート本体12の長手方向に沿って移動フード22を移動させるためのナット20であって、該リールシート本体12に形成される雄ネジ部13と螺合する雌ネジ部15を内周面に有し、その一端が該移動フード22に連結される内側筒状部16と、該ナット20の該移動フード22側の端部に形成され、該内側筒状部16の外周面に接着固定される第1のリング部17と、該ナット20の該移動フード22側とは反対側の端部に形成され、該内側筒状部16の外周面に接着固定される第2のリング部18と、該第1のリング部17と該第2のリング部18との間に形成され、該第1のリング部17と該第2のリング部18とに接着固定される外側筒状部19と、を備え、該第2のリング部18の外周面の一部に円環状の切欠き部30が形成されている。この切欠き部30には、第2のリング部18と外側筒状部19との接着面に接着だまりを形成し、接着強度及び作業性の向上をもたらすことができる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20によれば、異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ部材のより安定した構造を採用し、引いては更なる軽量化ができる釣竿用リールシートのためのナットを提供することが可能となる。
次に、図7を参照して、本考案の他の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20について説明する。本考案の別の実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20は、リールシート本体12の長手方向に沿って移動フード22を移動させるためのナット20であって、該リールシート本体12に形成される雄ネジ部13と螺合する雌ネジ部15を内周面に有し、その一端が該移動フード22に連結される内側筒状部16と、該ナット20の該移動フード22側の端部に形成され、該内側筒状部16の外周面に接着固定される第1のリング部17と、該ナット20の該移動フード22側とは反対側の端部に形成され、該第1のリング部17の外周面に接着固定される第2のリング部18と、該第1のリング部17と該第2のリング部18との間に形成され、該第1のリング部17と該第2のリング部18とに接着固定される外側筒状部19と、を備え、該第2のリング部18は、外側筒状部19に接着固定される第1接着部32と、該第1の接着部32からナット20の径方向内側の段状に形成され、内側筒状部16ではなく第1のリング部17に接着固定される第2の接着部33とを備えるように構成される。このようにして、第2のリング部18を段状に構成することで、リングを薄肉化することができ、また、本構造により、第2のリング部18を内側筒状部16ではなく第1のリング部17に接着固定するようにすることで、内側筒状部16の長さを短く形成することができる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9のナット20によれば、異物や海水等の内部への侵入を防止しながら、寸法精度を向上させ、回転性能を確保し、かつ更なる軽量化ができる釣竿用リールシートのためのナットを提供することが可能となる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本考案の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 釣竿
2 竿体
3 元竿
5 中竿
6 リール
7 穂先竿
9 釣竿用リールシート
10 釣糸ガイド
12 リールシート本体
12a リール脚載置面
14 固定フード
16 内側筒状部
17 第1のリング部
18 第2のリング部
19 外側筒状部
20 ナット
22 移動フード
23 基部
24 段部
27 第1の凹部
28 第2の凹部
29 底部
30 切欠き部
31 延伸部
32 第1の接着部
33 第2の接着部

Claims (11)

  1. リールシート本体の長手方向に沿って移動フードを移動させるためのナットであって、
    該リールシート本体に形成される雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を内周面に有し、その一端が該移動フードに連結される内側筒状部と、該ナットの該移動フード側の端部に形成され、該内側筒状部の外周面に接着固定される第1のリング部と、該ナットの該移動フード側とは反対側の端部に形成され、該内側筒状部の外周面に接着固定される第2のリング部と、該第1のリング部と該第2のリング部との間に形成され、該第1のリング部と該第2のリング部とに接着固定される外側筒状部と、を備えることを特徴とする釣竿用リールシートのナット。
  2. 前記第1のリング部は、前記内側筒状部の前記移動フード側の端部を覆うように設けられる、請求項1に記載の釣竿用リールシートのナット。
  3. 前記第1のリング部は、前記移動フードに接着固定されない、請求項2に記載の釣竿用リールシートのナット。
  4. 前記内側筒状部と、前記外側筒状部との間には隙間が形成される、請求項1に記載の釣竿用リールシートのナット。
  5. 前記第1のリング部は、前記内側筒状部に接着固定される基部と、該基部から段状に形成される段部と、を備える、請求項1に記載の釣竿用リールシートのナット。
  6. 前記ナットの内、第1のリング部と第2のリング部が接着固定される部分の長さは、前記ナットの軸方向でみて、前記ナットの長さの30%から80%の範囲の長さを有する、請求項1に記載の釣竿用リールシートのナット。
  7. 前記ナットの内、第1のリング部と第2のリング部が接着固定される部分の長さは、前記ナットの軸方向でみて、5mmから13mmの長さを有する、請求項1に記載の釣竿用リールシートのナット。
  8. 前記第2のリング部は、前記内側筒状部と、前記外側筒状部とにより位置決めされる、請求項1に記載の釣竿用リールシートのナット。
  9. 前記外側筒状部の一端は、前記第1のリング部に形成された第1の凹部に挿入されて接着固定され、前記外側筒状部の他端は、前記第2のリング部に形成された第2の凹部に挿入されて接着固定される、請求項1に記載の釣竿用リールシートのナット。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項に記載のナットを備える釣竿用リールシート。
  11. 請求項10に記載の釣竿用リールシートを備える釣竿。
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