JP3245583B2 - 携帯装置の情報処理方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、持ち運び可能な外
部記録媒体に記録された情報を読み込み、編集等の情報
加工が可能な携帯装置の情報処理方法に関するものであ
り、特に外部記録情報を光学的手段による記録再生手段
と、磁気的手段による記録再生手段とを一体化した複合
ディスクを用いて成就するものである。そして液晶表示
装置等の１つの複合ディスクに記録された異なる記録媒
体からの表示部に修正可能な形態で表示し得るものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来からある書籍は、紙面上に文字、数
字、記号、図面、表等が印刷されて形を成し、使用者に
販売されているものであり、使用者はその印刷された文
字、数字、記号等を読み書籍の内容を把握するものであ
った。そしてかかる書籍に対応した電子式書籍の試みは
まったくなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の書籍は紙面により構成されており、一冊の書籍は最
低数十ペ−ジ、通常は数百ペ−ジより構成されているた
め、一冊の書籍の重量が相当重く、いわゆる文学小説ま
たは専門書籍では一冊あたり１Kgを越える重量になって
しまっていた。 【０００４】また書籍は頁を連続してとじてあり、任意
頁のみを取り出して異なる頁との比較、またその一部の
内容の修正、編集を行うことはまったく不可能であっ
た。これらの比較、修正、編集を行う手段またかかる手
段を行わしめる読み出し専用の外部記録媒体に加えて、
変更可能な外部記録媒体を同一物に設けることが実用上
の処理、保管の容易さより求められていた。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述した数々
の問題点を解決するものであり、軽量でコンパクトな外
部記録媒体を使用して情報の書き込みおよび読み出しが
できる携帯装置の情報処理方法に関するものである。 【０００６】本発明は、文字、数字、記号、図面等のキ
ャラクタ信号をコ−ド変換した情報を記録したCD-ROM(
コンパクトディスク型を有する読み出し専用メモリ) 等
の光学手段を用いる第１の外部記録媒体と、この媒体の
情報を光学的に再生する記録再生装置と、平面型表示部
と、外部より読みだし頁等の指定をする情報処理用の入
力キ−と、任意処理を可能とするメモリと、マイクロコ
ンピュ−タとを有する。さらに機能向上のため、情報の
加工用の外部入力端子また他の第２の磁気的に記録再生
可能な記憶再生装置をも具備し得る。そして、前記第１
および第２の外部記録媒体に記録されたデ−タを前記再
生装置にて再生し、マイクロコンピュ−タにより、外部
記録媒体の処理装置にー画面分の文字、数字、記号、図
面、表等を表示し、使用者が前記表示画面を読むことに
より外部記録媒体の内容を把握せしめるものである。 【０００７】 【発明の実施の形態】本発明は、書籍等の内容の文字、
数字、記号等をコ−ド信号に変換してある磁気メモリと
光メモリとが一体化した複合ディスク等の記録媒体を用
いる。 【０００８】本発明は、この記録媒体の情報を視覚検出
情報とする表示部を有する。この再生するデ−タ量は１
表示画面分のみをー回ずつ再生してもよいが、ー度の再
生で双方の両画面分のデ−タ再生を行ってもよい。また
一方の表示部の表示を固定し、他方をタッチペンまたは
ライトペン等により読者に必要な形態に構成し修正させ
てもよい。このためー度その外部入力端子よりの指示情
報を表示装置内のICメモリに保管しておき、必要な時に
使用者が外部キ−操作により必要画面を表示せしめる機
能を有する。以下、実施例により本発明を説明する。 【０００９】 【実施例】「実施例１」図１に本発明の外部記録媒体の
処理装置の実施例を示す。図１(A) は２つ折りになった
外部記録媒体の処理装置を開いた状態の正面図、図１
(B) は２つ折りになる外部記録媒体の処理装置を折りた
たんだ状態の正面図を示す。両図において、外部記録媒
体の処理装置本体(10)は本体(1) 及び蓋(1')よりなる。
それぞれは表示部(2),(2')と外部入力キ−(3) と、蓋
(1')に付けられた補助電源用の光電変換装置(5) と、外
部記憶媒体再生装置(4) と、外部電源入力端子(13)と、
外部入力／出力端子(14), (15)により構成されている。 【００１０】本実施例の場合、表示部(2),(2')として液
晶表示装置を、またデ−タファイルの第１の記録媒体と
して光ディスクつまり照射光の反射率の違いによりデ−
タを記録するCD ROM方式を採用し、同時にこのディスク
の他部に設けられた第２の記録媒体として磁気ディスク
を用いて複合ディスクを構成させている。また光電変換
装置(5) は20mm×300 mmの大きさのアモルファスシリコ
ン光電変換装置を採用し、この光電変換装置(5) にて発
生させた電力を充放電装置(16)に供給する。加えて外部
電源(6) よりの不足分の電力の充電によりこの外部記録
媒体の処理装置(10)の駆動を行う。 【００１１】また外部記録媒体の処理装置(10)の内部に
は、図２に示す機能が内装されている。この内装機能は
マイクロコンピュ−タ(20)を中心とし、必要に応じ外部
記録情報を一時メモリ(17)に移し（ストア）、これより
外部入力キ−(3) より指示された任意の場所の情報をラ
ンダムに表示部(2),(2')に表示せしめる。この外部記録
媒体の処理装置(10)において外部入力キ−(3) の操作に
より画面分の情報を再生し、表示部(2),(2')に表示し、
使用者がその表示を読むことにより情報の表示の機能を
有せしめた。この時、表示部(2),(2')はそれぞれ縦書き
表示で例えば30文字×50行の表示を行う。ある頁に対応
する表示を蓋の表示部(2')で行い、更に次の頁に対応す
る表示を表示部(2) で行う。またそれぞれの表示の内容
の比較を行う。このための操作は入力キ−(3) の操作に
より行い、次画面を表示し読めばよい。このようにして
本発明を完成することができた。 【００１２】「実施例２」この実施例は図２および図３
に示された他の記憶、再生機能に関するものである。 【００１３】図２において、第１の光学式の外部記憶媒
体１(11)、および第２の磁気式の記憶媒体２(11') を有
する。さらにそれぞれに対応し、一方に再生装置(12)、
他方に記録および再生装置(12') を有する。 【００１４】図３にその概要が示されている如く、１つ
のディスクにROM とRAM とを一体の複合ディスク(30)と
して設けてある。即ち、コンパクトディスクよりなる第
１の外部記憶媒体(11)(ROM即ち読み出し専用),その一部
に設けられた第２の外部記録媒体である磁気記憶媒体(1
1')(書き込み、読みだし両用) を有する。このため一方
の再生装置(12)は光学系(13)および発光、受光系(14)よ
りなる反射型のROM(リ−ド・オンリ・メモリ）式再生装
置である。他方は磁気ヘッド(16)およびその駆動系(16)
よりなるRAM(書き込みおよび読み出し随時方式即ちラン
ダム・アクセス・メモリ) 式記憶および再生装置(12')
である。この目的のため、図面では１つの磁気ヘッドを
示したが、このヘッドを２つにして一方を消去、他方は
記録または再生としてもよい。しかしRAM 容量が光学式
に比べて小さい。 この磁気記録部はコンパクトディス
クの記録面(11)側の中心部または外周部に設けるか、ま
たその裏面側( 図面での上面側) の中心部または全面に
設けてもよい。 【００１５】かくすると、情報の加工、編集を行なう過
程および得られた結果をメモリ（図２(17)) に記憶さ
せ、その結果の情報を記録・再生装置(12') を経て磁気
の外部記憶媒体(11') に移し、コンパクトディスクの情
報(11)に1:1 に対応して永久保存が可能となる。 【００１６】このためROM 情報が主であり、一部の情報
の修正または訂正をも可能とし、ROM メモリを長期間有
効に使用させることが可能となった。 【００１７】 【発明の効果】以上述べたように、本発明により持ち運
び可能であり、軽量、コンパクトな書籍機能をもつ外部
記録媒体の処理装置用の記録媒体を実現することができ
た。また記録デ−タファイルが軽量コンパクトなため、
多量情報の保管運送が可能である。さらに１つの再生装
置に対してデ−タファイルを複数持っていることで、書
籍を何冊も持っていることと同じ効果を持つことができ
る。 【００１８】また、本発明で示された如く、表示部のそ
れぞれのピクセルに対応してセンサをマトリックス状に
配置した液晶外部記録媒体の処理装置を用いた場合、表
示画面の重要部分に使用者がタッチペンまたはライトペ
ン等で指示することにより、その重要部分を磁気記録媒
体に記憶させ、またはその部分の表示を強調表示例えば
アンダ−ライン、反転文字とすることができ、教科書等
紙面に赤線を引いたり、螢光ペンでアンダ−ラインを引
いたことと同様の機能を持たせることが可能となる。 【００１９】よって小中学生が学校へ重たい書籍を何冊
も持って通う必要もなく、軽量コンパクトなデ−タファ
イルを複数個持って通うだけでよいという特徴を有す
る。さらに太陽電池等補助電源等の組み込みにより、携
帯して書籍を読むことも長時間可能である。

【図面の簡単な説明】 【図１】 本発明の装置の概略図を示す。 【図２】 本発明装置のシステムの概略を示す。 【図３】 本発明の機能のー部の概要を示す。 【符号の説明】 １・・・本体 １’・・蓋 2,2'・・・表示部 ３・・・外部入力キ− ４・・・外部記録媒体挿入部 ６・・・光電変換装置 ７・・・外部記録再生部 10・・・外部記録媒体の処理装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−134338（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−263225（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−52691（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−173620（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−55526（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−104344（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−170828（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−158251（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G06F 1/16 - 1/18 G06F 15/02 G06F 3/14 - 3/153 G09F 9/00

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．第１の表示パネルと第２の表示パネルが内面で対向
   して開閉自在に設けられている携帯装置における情報処
   理方法であって、 前記携帯装置に外部記録媒体を装着し、前記外部記録媒
   体に記録された情報を前記携帯装置のメモリーに転送
   し、 前記第１および第２の表示パネルのそれぞれに前記転送
   された情報のうち外部入力キーで指定した任意の情報を
   表示し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を編集できないよ
   うに固定し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を参照しながら前
   記第２の表示パネルに表示した情報の編集を行い、 前記編集を行う過程および得られた結果を編集内容とし
   て前記メモリーに記憶し、 前記メモリーに記憶した編集内容を記録再生装置を経て
   外部記録媒体に記録し、 前記外部入力キーで指定することで前記第１の表示パネ
   ルまたは前記第２の表示パネルに前記編集内容を表示す
   ることを特徴とする携帯装置の情報処理方法。 ２．第１の表示パネルと第２の表示パネルが内面で対向
   して開閉自在に設けられている携帯装置における情報処
   理方法であって、 前記携帯装置に外部記録媒体を装着し、前記外部記録媒
   体に記録された情報を前記携帯装置のメモリーに転送
   し、 前記第１および第２の表示パネルのそれぞれに前記転送
   された情報のうち外部入力キーで指定した任意の情報を
   表示し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を編集できないよ
   うに固定し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を参照しながら前
   記第２の表示パネルに表示した情報の編集を行い、 前記編集を行う過程および得られた結果を編集内容とし
   て前記メモリーに記憶し、 前記外部入力キーで指定することで前記第１の表示パネ
   ルまたは前記第２の表示パネルに前記編集内容を表示す
   ることを特徴とする携帯装置の情報処理方法。 ３．第１の表示パネルと第２の表示パネルが内面で対向
   して開閉自在に設けられている携帯装置における情報処
   理方法であって、 前記携帯装置に外部記録媒体を装着し、前記外部記録媒
   体に記録された情報を前記携帯装置のメモリーに転送
   し、 前記第１および第２の表示パネルのそれぞれに前記転送
   された情報のうち外部入力キーで指定した任意の頁の情
   報を頁単位で表示し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を編集できないよ
   うに固定し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を参照しながら前
   記第２の表示パネルに表示した情報の編集を行い、 前記編集を行う過程および得られた結果を編集内容とし
   て前記メモリーに記憶し、 前記メモリーに記憶した編集内容を記録再生装置を経て
   外部記録媒体に記録し、 前記外部入力キーで指定することで前記第１の表示パネ
   ルまたは前記第２の表示パネルに前記編集内容を表示す
   ることを特徴とする携帯装置の情報処理方法。 ４．第１の表示パネルと第２の表示パネルが内面で対向
   して開閉自在に設けられている携帯装置における情報処
   理方法であって、 前記携帯装置に外部記録媒体を装着し、前記外部記録媒
   体に記録された情報を前記携帯装置のメモリーに転送
   し、 前記第１および第２の表示パネルのそれぞれに前記転送
   された情報のうち外部入力キーで指定した任意の頁の情
   報を頁単位で表示し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を編集できないよ
   うに固定し、 前記第１の表示パネルに表示した情報を参照しながら前
   記第２の表示パネルに表示した情報の編集を行い、 前記編集を行う過程および得られた結果を編集内容とし
   て前記メモリーに記憶 し、 前記外部入力キーで指定することで前記第１の表示パネ
   ルまたは前記第２の表示パネルに前記編集内容を表示す
   ることを特徴とする携帯装置の情報処理方法。 ５．前記第１の表示パネルは、表示された情報が編集で
   きないように固定された参照画面を表示し、第２の表示
   パネルは、前記参照画面を参照しながら編集を行う編集
   画面を表示することを特徴とする請求項１ないし請求項
   ４のいずれか１項に記載された携帯装置の情報処理方
   法。 ６．前記編集は、タッチペンまたはライトペンにより行
   うことを特徴とする請求項１ないし請求項５のいずれか
   １項に記載された携帯装置の情報処理方法。 ７．前記情報には、文字情報または画像情報が含まれる
   ことを特徴とする請求項１ないし請求項６のいずれか１
   項に記載された携帯装置の情報処理方法。 ８．前記表示パネルは、液晶表示パネルであることを特
   徴とする請求項１ないし請求項７のいずれか１項に記載
   された携帯装置の情報処理方法。 ９．前記携帯装置は、マイクロコンピュータを有し、前
   記マイクロコンピュータは、前記２つの表示部と前記外
   部入力キーとに接続していることを特徴とする請求項１
   ないし請求項８のいずれか１項に記載された携帯装置の
   情報処理方法。 １０．前記携帯装置は、光電変換装置を有することを特
   徴とする請求項１ないし請求項９のいずれか１項に記載
   された携帯装置の情報処理方法。 １１．前記外部記録媒体は、光学的手段により情報の再
   生を行う第１の外部記録媒体と、磁気的手段により情報
   の記録および再生を行う第２の外部記録媒体とを有する
   複合ディスクであることを特徴とする請求項１ないし請
   求項１０のいずれか１項に記載された携帯装置の情報処
   理方法。