JP3057945U - Ｃｄ−ｒｏｍ読み取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の読書習慣と同じように操作でき、一回
で二ページ分の内容を表すＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置を
提供する。 【解決手段】 この装置は書物の寸法に類似し、開けて
使える。ＬＣＤ表示モジュール２０、３０の下の本体１
０内部には、ＣＤ−ＲＯＭを挿入できるＣＤ−ＲＯＭド
ライブ１１がある。本体１０の一側にページめくりボタ
ン１６と、サーチボタン１５と、電源スイッチ１４と、
縦横方向表示の切替ボタン１３と、タッチ制御および光
電ペンのコネクタ１２とが設けられる。ＣＤ−ＲＯＭを
ＣＤ−ＲＯＭドライブ１１に挿入すると、ＬＣＤ表示モ
ジュール２０、３０に二ページの画面が表示され、ペー
ジめくりボタン１６でページをめくったり、サーチボタ
ン１５でデータを探したり、切替ボタン１３により文章
の縦向き、横向きを問わず便利に読める。さらに、光電
ペンをコネクタ１２に接続したり手で書くという方式に
より入力をすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ＣＤ−ＲＯＭ（ｃｏｍｐａｃｔ ｄｉｓｋ ｒｅａｄ ｏｎｌｙ ｍｅｍｏｒｙ）読み取り装置に関し、特に開閉できて携行が便利であって、ＣＤ −ＲＯＭを挿入すると同時に二ページの資料を表し、さらにページめくりボタン によりＣＤ−ＲＯＭの文章および相関する資料を便利に読むことができる書物状 の電子式読み取り装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、印刷、装丁により構成された従来の書物は、体積が巨大、重量が大 きい、空間を占める、湿気を受けて変質し易いために保存しにくいなどの欠点が あるので、だんだん電子式の資料に取って代わられている。現今、ＣＤ−ＲＯＭ ドライブの価格は安いので、コンピュータの基本設備になっている。各出版社も 電子化の方式へ進み、書物の全ての資料、図面を含むＣＤ−ＲＯＭ化を次第に推 し進めていく。その結果、書物はコンピュータで読み取りされるので、空間を占 めないばかりでなく、使用が簡便、保存が容易などの利点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、実際に応用するとなると、家庭用のコンピュータでＣＤ−ＲＯ Ｍを読む場合、その制限として家庭の固定位置で使用しなければならないことに なる。ノートブック型コンピュータでも、体積および重さが依然として小さくな いので、携行は不便であるといえる。また、家庭用のコンピュータおよびノート ブック型コンピュータとも単一ページの画面だけであって、書物のページをめく るようにすることができず、左、右のページを同時に表さない。めくる回数は増 加し、時間も多くかかるので、簡便であるとはいえない。ひどい場合は、家庭用 のコンピュータまたはノートブック型コンピュータの操作は適当な知識が必要で あって、コンピュータに習熟していない使用者は、操作が便利という要求を満足 できない。

【０００４】 以上のように、家庭用のコンピュータまたはノートブック型コンピュータで読 み取りする方式では効率が悪く、本来の読み習慣にも合わず、操作知識がなけれ ばならないという制限があるという欠点がある。 したがって、本考案の目的は、コンピュータの操作知識がなくても、使用者が 従来の読書習慣と同じように邪魔なく操作でき、その表示形態は書物のページを めくるように一回で二ページ（左、右ページ）の内容を表す形態であり、本を読 む習慣にぴったり合うＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置を提供することにある。

【０００５】 本考案のもう一つの目的は、書物と同じ大きさであって開閉でき、開けると左 、右面により全ページの液晶表示装置（以下、液晶表示装置を「ＬＣＤ」という ）表示画面になり、同時に左、右ページの内容を表し、携行が便利な電子書物を 形成するＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置を提供することにある。 本考案のさらに一つの目的は、本体に電子書物のＣＤ−ＲＯＭを挿入すると、 内容をＬＣＤ表示画面に表し、ページを順番に便利にめくることができるＣＤ− ＲＯＭ読み取り装置を提供することにある。

【０００６】 本考案の別の目的は、キーワードを早く探すことができ、かつ内容の表示方式 を変換でき、光電ペン、手で書く入力板などによる操作が可能であるＣＤ−ＲＯ Ｍ読み取り装置を提供することにある。 本考案のさらに別の目的は、手で書く入力板をさらに付加すると、練習のノー トとして使えるＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するための本考案の手段によると、ＣＤ−ＲＯＭ読み取り装 置は書物状の寸法に類似し、開けて使える。読み取り装置のＬＣＤモジュールの 下における本体内部には、バッテリを収容するだけでなく、電子書物のＣＤ−Ｒ ＯＭを挿入できるＣＤ−ＲＯＭドライブもある。また、本体の一側にページめく りボタンと、サーチボタンと、電源スイッチと、縦横方向表示の切替ボタンと、 タッチ制御および光電ペンのコネクタとが設けられる。

【０００８】 使用する場合にＣＤ−ＲＯＭをＣＤ−ＲＯＭドライブに挿入すると、ＬＣＤモ ジュールには二ページの画面が表示され、ボタンでページをめくったり、サーチ ボタンでデータを探したりする。また、縦横方向表示の切替ボタンにより、文章 または図面を９０゜回転できるので、縦向き、横向きを問わず便利に読める。さ らに、光電ペンをコネクタに接続したりあるいは手で書くという方式により入力 することができ、つまり本、新聞を読むための簡易かつ便利な電子式読み取り装 置を形成する。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず、図１および図２に示すように、本実施例によるＣＤ−ＲＯＭ読み取り装 置はほぼ書物と同じ寸法であり、開閉できる二枚の本体１０から形成される。二 枚の本体１０の表面には、大きなＬＣＤの表示モジュール２０が設けられる。二 つのＬＣＤの表示モジュール２０は、二ページの資料（書物の左、右ページ）を 表す。本体１０の一方の内部に電子書物のＣＤ−ＲＯＭを挿入するためのＣＤ− ＲＯＭドライブと、電力を供給するバッテリ１７とが設置される。本体１０の一 側にページめくりボタン１６と、サーチボタン１５と、電源スイッチ１４と、縦 横方向表示の切替ボタン１３と、光電ペンおよび手で書く入力板などを接続する コネクタ１２とが設置される。

【００１０】 一側にある電源スイッチ１４をオンさせたあとで、ＣＤ−ＲＯＭドライブのＣ Ｄ−ＲＯＭ入口に読み取りしたい電子書物のＣＤ−ＲＯＭを挿入する。内部の読 み取り機構により、ＣＤ−ＲＯＭの第１、第２ページの内容を読み取りする。左 、右のＬＣＤの表示モジュール２０、３０がそれぞれ二ページの資料、図面を表 す。使用者がページを先に進めたかったりまたは前に戻したかったりする場合、 前述のページめくりボタン１６を押すと、他のページの内容へ変更できる。それ は、従来の書物の読み習慣とほぼ同じ方式で操作できる。一側のサーチボタン１ ５を利用すると、必要な内容を探すことができる。また、外部に接続された光電 ペンまたは手で書く入力板を応用すれば、読みたいページへ早くとぶこともでき る。縦横方向表示の切替ボタン１３により、二ページの文章、図面を９０゜回転 できるだけでなく、電子式読み取り装置の上、下画面を逆様に回すことができる ので、異なる使用者の習慣に対応できる。さらに、上、下画面の状態では、光電 ペンのコネクタ１２に手で書く入力板を挿入すると、練習のノートとしても使え る。必要に応じてスピーカを追加すると、音のある読み取り装置またはビデオＣ Ｄ（ｃｏｍｐａｃｔ ｄｉｓｋ）の放送装置としても使える。その他、内部のバ ッテリで電力を供給するほか、電源のプラグを外部のＡＣ電源コンセントに挿入 すると、外部から電力を供給しながらバッテリの充電ができる。

【００１１】 本考案によれば、全ページＬＣＤの表示モジュールの構造は、バックライト透 過式または反射式を採用してもよい。その実施例としては、図３に示すように、 上から下に順番にフレームカバー２１、ＬＣＤプレート２２、トランジスタが内 部に排列された回路基板２３、エッジに冷陰極蛍光管２５をもつ光のガイドプレ ート２７および保護カバー２８などの要素を有する。ガイドプレート２７はＬＣ Ｄの表示モジュールのバックライトとして設けられ、回路基板２３のトランジス タのオンオフによりＬＣＤプレート２２に影像が形成される。それは従来の技術 であるから、ここでは詳しい説明を省略する。

【００１２】 制御回路としては、図４に示すように、中央演算処理装置（以下、中央演算処 理装置を「ＣＰＵ」という）１８を二つのＬＣＤの表示モジュール２０、３０お よびＣＤ−ＲＯＭドライブ１１に接続する。バッテリ１７で電力を供給する状態 では、ＣＰＵ１８がＣＤ−ＲＯＭドライブ１１のデータを読み取りし、ＬＣＤ表 示の駆動信号に転換する。そうすると、ＬＣＤの表示モジュール２０、３０が内 容を表す。なお、前述の各ボタン１３、１５、１６、電源スイッチ１４および光 電ペンのコネクタ１２は直接ＣＰＵ１８に連結してもよいが、転換回路を経て連 結してもよい。それで、ＬＣＤの表示モジュール２０、３０が内容を表す。

【００１３】 以上から分かるように、本考案により提供されるＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置は 、開閉できてコンパクトであり、携行が便利なものである。その操作は従来から の本を読む習慣に応じるので、使用者が従来の読書習慣と同じように邪魔なく操 作できる。また、ノートブックおよび練習のノートとして使える効果もある。ス ピーカを追加すれば、音のある読み取り装置またはビデオＣＤの放送装置として も使える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例によるＣＤ−ＲＯＭ読み取り装
置を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例によるＣＤ−ＲＯＭ読み取り装
置を示す分解斜視図である。

【図３】本考案の実施例によるＬＣＤの表示モジュール
を示す分解斜視図である。

【図４】本考案の実施例による電気回路図である。

【符号の説明】

１０ 本体 １１ ＣＤ−ＲＯＭドライブ １７ バッテリ １８ ＣＰＵ １３ 切替ボタン １４ 電源スイッチ １５ サーチボタン １６ ページめくりボタン ２０、３０ ＬＣＤ表示モジュール

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二つの本体と、二つの液晶表示装置表示
   モジュールと、ＣＤ−ＲＯＭドライブと、バッテリと、
   中央演算処理装置と、複数のボタンとを備え、 前記二つの本体は、活動自在に接合され、開閉可能であ
   り、 前記二つの液晶表示装置表示モジュールは、前記本体の
   内面に配置され、前記本体が開けられると左、右排列の
   二画面をなし、 前記ＣＤ−ＲＯＭドライブは、前記本体の中に配置さ
   れ、前記ＣＤ−ＲＯＭドライブに電子書物のＣＤ−ＲＯ
   Ｍが挿入されると前記液晶表示装置表示モジュールが前
   記ＣＤ−ＲＯＭの内容を表示し、 前記バッテリは、前記本体の中に配置され、内部の必要
   電力を供給し、 前記中央演算処理装置は、前記液晶表示装置表示モジュ
   ールおよび前記ＣＤ−ＲＯＭドライブの処理ユニットと
   して前記ＣＤ−ＲＯＭの資料を表示データに転換し、 前記複数のボタンは、ページめくり、ページサーチ、電
   源のオンオフおよび画面の変換を制御することを特徴と
   するＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置。
2. 【請求項２】 縦横方向表示の切替ボタンをさらに備
   え、その切替ボタンにより文章および図面を９０゜回転
   させることが可能であり、前記本体が９０゜回されても
   前記文章および図面を読み取り可能であることを特徴と
   する請求項１記載のＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置。
3. 【請求項３】 コネクタをさらに備え、そのコネクタに
   より光電ペンおよび手で書く入力板を接続可能である請
   求項１記載のＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置。
4. 【請求項４】 スピーカをさらに備え、音の出る読み取
   り装置またはビデオＣＤの放送装置としても使用可能で
   あることを特徴とする請求項１記載のＣＤ−ＲＯＭ読み
   取り装置。
5. 【請求項５】 電源のプラグが外部のＡＣ電源コンセン
   トに挿入されることにより、外部からの電力の供給が可
   能であることを特徴とする請求項１記載のＣＤ−ＲＯＭ
   読み取り装置。
6. 【請求項６】 前記液晶表示装置表示モジュールは、バ
   ックライト透過式あるいは反射式であることを特徴とす
   る請求項１記載のＣＤ−ＲＯＭ読み取り装置。
7. 【請求項７】 前記本体に手で書く入力板が直接接続さ
   れていることを特徴とする請求項１記載のＣＤ−ＲＯＭ
   読み取り装置。