JP3245093B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3245093B2
JP3245093B2 JP20936697A JP20936697A JP3245093B2 JP 3245093 B2 JP3245093 B2 JP 3245093B2 JP 20936697 A JP20936697 A JP 20936697A JP 20936697 A JP20936697 A JP 20936697A JP 3245093 B2 JP3245093 B2 JP 3245093B2
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に設けら
れるワイヤーハーネス接続用の電気接続箱に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車で用いられているワイヤー
ハーネスシステムでは、ワイヤーハーネスを簡素化し組
み付け性を向上させるため、回路の分岐を吸収する電気
接続箱を設け、これにリレーやヒューズ等の電気部品を
搭載している。図4は従来の電気接続箱を例示するもの
で、アッパーユニットUとロワーユニットLの間にバス
バーを形成した複数の絶縁基板IP,…が介装されてお
り、図示を省略した端子にワイヤーハーネスが接続され
るようになっている。
【0003】近年、自動車の装備が多様化するにつれ
て、電気接続箱にリレーやヒューズ等の部品が集中的に
搭載されるようになってきた結果、リレー等の搭載部品
からの発熱により電気接続箱の温度が高くなり、トラブ
ルが発生するおそれが強くなっている。
【0004】このため、電気接続箱の設計に際しては、
電気部品の発熱による昇温が耐用限度を越えないよう設
計する必要があり、設計上の制限が多くなったり、設計
期間が長くなったりするという問題点があった。
【0005】そこで、電気接続箱を冷却するため、さま
ざまな手段が考案されている。なかでも、ヒートパイプ
は受動型素子であるとともに、高い熱輸送能力を有する
ため、電気接続箱への応用が試みられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記電気接続箱の冷却
にヒートパイプを利用するには、発熱部、放熱部とヒー
トパイプとの熱的結合を如何に高めるかがポイントとな
る。一般にヒートパイプと発熱部、放熱部との熱的結合
を向上させるため、ヒートパイプに金属製の吸熱板を接
合し、該吸熱板を介して発熱部等の熱をヒートパイプに
伝熱することが考えられるが、基板、バスバー等の配線
材に対しては電気的な短絡を避ける必要があるため、直
接熱的結合を行うことができなかった。
【0007】本発明はのような事情に鑑み、電気接続
箱におけるヒートパイプの吸熱板と配線材との熱的結合
を向上させることができる電気接続箱を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、内部に電気部品が設けられるワイヤーハ
ーネス接続用の電気接続箱において、当該電気接続箱内
部の冷却手段として、管体に伝熱流体を封入してなるヒ
ートパイプと、このヒートパイプに接合した吸熱板とを
備え、この吸熱板を枠体内に設け、その周囲に伝熱性と
絶縁性を有するゲル状の充填材料を充填した吸熱具を電
気接続箱の配線材に接触させて設けたことを特徴として
いる。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、この発明を
より具体的に説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態を例示するもの
で、本発明の電気接続箱1では、銅製の吸熱板5が絶縁
基板IPの近傍に設けられている。この吸熱板5にはマ
イクロヒートパイプ10が接続されており、該ヒートパ
イプの外側の端部には銅製の放熱板11が接続される。
放熱板11は電気接続箱のボデイに取り付けられ、ボデ
イに放熱すると共に、ボデイに接地する。また、この放
熱板11を取り付け用のブラケットとして利用すること
もできる。
【0013】ヒートパイプ10は、その一部に加えられ
た熱を瞬間的に他の部分に伝達するもので、金属材料
(例えば銅、銅合金、アルミ合金、ステンレス鋼等)で
作られたパイプの内部に水、代替フロン、アルコール等
の伝熱流体(作動液)が封入されている。
【0014】基板IPの近傍にこのような吸熱板5を設
けておくと、これによってバスバーや基板の熱が吸収さ
れるので、基板や電気部品が高温になることが防がれ
る。吸熱板5によって吸収された熱はヒートパイプ10
を通して外部に導かれ、放熱板から放熱される。
【0015】上記吸熱板5の上下両面と上下のユニット
の間には伝熱ゴム板20,20が介装されている。伝熱
ゴム板20は、絶縁性と伝熱性と弾性を有するゴム板
で、その厚さは好ましくは数mm以下である。この伝熱
ゴム板を設けておくことにより、基板やバスバー等の配
線材の凹凸が吸収され、密着性が向上するので、吸熱性
が大幅に向上するほか、組立後のガタつきも少なくなる
という利点がある。
【0016】次に、図2は上記と異なる実施の態様を表
わすもので、本例では、ヒートパイプ10が接続された
吸熱板5がその四方を囲う枠体30内に収納されるとと
もに、その周囲に耐熱性と絶縁性と伝熱性を有するゲル
Gが充填され、全体として基板等に取り付け可能な吸熱
具となっている。このゲルGは、例えば従来からこの種
の基盤の充填材、接着剤等として利用されているシリコ
ン系ゲルで、2液を混合して加熱することにより硬化す
るものであり、硬化後は従来の室温硬化型ゴムと同様に
耐熱性、接着性及び電気特性等に優れたゴム弾性体とな
るものである。なお、ゲルの種類は、耐熱性、絶縁性、
伝熱性等に富んだものであれば他のものを使用すること
もできる。
【0017】図3は、図2に示す吸熱具を電気接続箱に
組み込んだ例を表わす。本図示例では、上記吸熱板とゲ
ルを入れた枠体30が基板IPに固定され、電気接続箱
内に組み込まれている。枠体30は、ケースや基板と一
体構造としてもよい。このように、吸熱板の周囲に絶縁
性と伝熱性に富んだゲルを充填することにより、配線部
材や基板と吸熱板との熱的結合が向上すると共に、ゲル
が凹部に入り込んで固化する結果、絶縁性が一段と向上
する。なお、この種のゲルは一般的に前記ゴム板よりも
凹凸吸収性に優れているので、密着性がさらに向上す
る。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気接続箱は、ヒートパイプに接合した吸熱板を枠体
内に設け、その周囲に伝熱性と絶縁性を有するゲル状の
充填材料を充填した吸熱具を電気接続箱の配線材に接触
させて設けたので、配線材と吸熱板との熱的結合を大幅
に向上することが可能となった。また、絶縁性も向上す
るので、電気的な短絡事故等を効果的に防止することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を表す分解斜視図であ
る。
【図2】異なる実施の形態を表わす斜視図である。
【図3】その組み付け状態を表わす斜視図である。
【図4】従来の電気接続箱の説明図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 バスバー 5 吸熱板 10 ヒートパイプ 11 放熱板 20 ゴム板 30 枠体 IP 絶縁基板 G ゲル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−15036(JP,A) 実開 平4−131119(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電気部品が設けられるワイヤーハ
    ーネス接続用の電気接続箱において、当該電気接続箱内
    部の冷却手段として、管体に伝熱流体を封入してなるヒ
    ートパイプと、このヒートパイプに接合した吸熱板とを
    備え、この吸熱板を枠体内に設け、その周囲に伝熱性と
    絶縁性を有するゲル状の充填材料を充填した吸熱具を電
    気接続箱の配線材に接触させて設けたことを特徴とする
    電気接続箱。
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