JP3245088U - 調理器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】こびり付きや焦げ付きを低減すると共に、速やかに全体を均一に加熱することを可能とし、電磁調理器での使用も可能とする調理器具を簡易な構成で提供する。【解決手段】調理器具1は、加熱容器本体10と蓋体20とから構成されていて、加熱容器本体は、内面層12を非磁性金属材、外面層14を磁性金属材、その中間層13を非磁性金属材及び磁性金属材より熱伝導率が高い高熱伝導金属材として一体化した複層構造のクラッド材11を用いて成型される。非磁性金属材としてはオーステナイト系ステンレス、磁性金属材としてはフェライト系ステンレス又はマルテンサイト系ステンレス、高熱伝導金属材としてアルミニウムを用いることができる。また、加熱容器本体の内面と蓋体の内面(裏面)には、例えば、ショットピーニング処理により微細な凹凸15が夫々設けられたものとなっている。【選択図】図1
Description
本願考案は、調理中に食材がこびり付いたり、焦げ付いたりしてしまうことを軽減するように改良した調理器具に関するものである。
従来市販されている鍋やフライパンといった加熱調理用の器具(以下、単に「調理器具」という。)は、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅などの金属単体又は複合体により成形加工されたものが知られている。このような調理器具においては、焼きや炒め、煎りといった調理中に誤って食材がこびり付いたり、焦げ付いたりしてしまうことがある。その場合、例えば、金属製のたわしを用いることで食材のこびり付きや焦げ付きを素早く確実に落とすことができるが、調理器具の表面に傷を付けてしまうと共に、表面についた傷が目立ち見栄えの悪いものとなってしまう。しかも、この傷はその後の調理において食材のこびり付きや焦げ付きを助長する一因となってしまう。
また、鋳鉄製の調理器具も古くから知られており、この調理器具は、蓄熱性の高さから、遠赤外線によって食材本来の味を引き出して味が良くなるといわれている。しかしながら、やはり調理中に誤って調理器具に食材がこびり付いたり、焦げ付いたりしてしまうことがある。しかも、この調理器具は、鋳鉄のため分厚くて重いものとなり、普段の調理においては扱いづらいと言わざるを得ない。
そこで、調理器具の内面に、フッ素系樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)をコーティングして表面処理を施したものが既に広く知られている。このようなフッ素加工が施された調理器具においては、調理中に食材が調理器具にこびり付いたり、焦げ付いたりしてしまうことを軽減することができる。
しかしながら、このようなコーティング処理がなされた調理器具は、高価であると共に、使用頻度に応じてコーティングが剥がれてしまうおそれがある。つまり、コーティング面は柔らかい性質であるため、長時間使用しているうちにコーティング面が次第に摩耗してしまうことや、高熱で劣化することがある。
そこで、二層のステンレススチール鈑の間に、夫々組成内容を異にする多層のアルミ鈑を介在した多重層よりなる鍋構造とすることで、部分的な焦げ付きを無くして保温性を助長するようにした鍋構造が提案されている(特許文献1を参照)。
このような鍋構造では、二層のステンレススチール鈑の間に多層のアルミ鈑が介在しているため、部分的な加熱であっても鍋全体が均一な温度となり、部分的な焦げ付きを防止することができる。
このような鍋構造では、二層のステンレススチール鈑の間に多層のアルミ鈑が介在しているため、部分的な加熱であっても鍋全体が均一な温度となり、部分的な焦げ付きを防止することができる。
しかしながら、上記特許文献1に開示された鍋構造では、オール電化住宅の広がりと共に普及が進んでいるIH調理器(電磁調理器)への対応について何ら言及されていない。
一方、ステンレス製容器の内側底面にショットピーニングにより微細な凹凸の粗面を形成することで、調理物が底面にぴったりと密着することがなく、焦げ付きを防止するようにした鍋やフライパン類も提案されている(特許文献2を参照)。
ところが、このような鍋やフライパン類は、全体がステンレス製で構成されているために、速やかに均一に加熱することが難しく、食材が接する内面において加熱ムラが生じてしまうおそれがあると共に、加熱ムラを軽減するために厚みを増やすと重量が大きくなって扱いに支障が生じてしまう。また、特許文献2においても、IH調理器(電磁調理器)への対応については何ら明言されていない。
ところが、このような鍋やフライパン類は、全体がステンレス製で構成されているために、速やかに均一に加熱することが難しく、食材が接する内面において加熱ムラが生じてしまうおそれがあると共に、加熱ムラを軽減するために厚みを増やすと重量が大きくなって扱いに支障が生じてしまう。また、特許文献2においても、IH調理器(電磁調理器)への対応については何ら明言されていない。
本考案は、従来の上記事情に鑑みて開発されたものであり、こびり付きや焦げ付きを低減すると共に、速やかに全体を均一に加熱することを可能とし、更に、IH調理器(電磁調理器)での使用も可能とする調理器具を簡易な構成で提供することを目的とする。
本考案に係る調理器具は、ステンレスを材料として含む複数の金属素材を重ね合わせて一体化した多層構造として成型した加熱容器の内面に、微細な凹凸を設けてなることを特徴とする。
更に、本考案に係る調理器具は、内面層を非磁性金属材、外面層を磁性金属材、その中間層を前記非磁性金属材及び前記磁性金属材より熱伝導率が高い高熱伝導金属材として一体化した多層構造のクラッド材を用いて成型した加熱容器の内面に、微細な凹凸を設けてなることを特徴とする。
更に、本考案に係る調理器具は、内面層を非磁性金属材、外面層を磁性金属材、その中間層を前記非磁性金属材及び前記磁性金属材より熱伝導率が高い高熱伝導金属材として一体化した多層構造のクラッド材を用いて成型した加熱容器の内面に、微細な凹凸を設けてなることを特徴とする。
この調理器具において、前記非磁性金属材は、オーステナイト系ステンレスであり、前記磁性金属材は、フェライト系ステンレス又はマルテンサイト系ステンレスであるものとすることができる。
また、この調理器具において、前記高熱伝導金属材は、アルミニウムとすることができる。
また、この調理器具において、前記高熱伝導金属材は、アルミニウムとすることができる。
更にまた、この調理器具において、前記凹凸は、ショットピーニング処理により設けられたものとすることができる。
また、この調理器具において、前記非磁性金属材は、オーステナイト系ステンレスであり、前記磁性金属材は、フェライト系ステンレス又はマルテンサイト系ステンレスであり、前記高熱伝導金属材は、アルミニウムであり、前記凹凸は、ショットピーニング処理により設けられたものとしてもよい。
また、上述した各調理器具において、前記加熱容器の外面に、装飾処理を施してなるものとしても良い。
更に、上述した各調理器具は、前記加熱容器の開口を被覆する蓋体を備えていて、前記蓋体は、内面に微細な凹凸を設けてなるものとしても良い。
更に、上述した各調理器具は、前記加熱容器の開口を被覆する蓋体を備えていて、前記蓋体は、内面に微細な凹凸を設けてなるものとしても良い。
本考案に係る調理器具によれば、ステンレスを材料として含む複数の金属素材を重ね合わせて一体化した多層構造とする簡易な構成で、速やかに加熱容器の内層面全体を均一に加熱することが可能となると共に、加熱容器の内面に、微細な凹凸を設けることで調理中に食材が加熱容器にこびり付いたり、焦げ付いたりしてしまうことを軽減することができる。
更に、本考案に係る調理器具によれば、内層面となる非磁性金属材と外層面となる磁性金属材で、中間層となる高熱伝導金属材をサンドイッチするという簡易な構成で、速やかに加熱容器の内層面全体を均一に加熱することが可能となると共に、加熱容器の内面全体に、微細な凹凸を設けることで調理中に食材が加熱容器にこびり付いたり、焦げ付いたりしてしまうことを軽減することができる。
しかも、加熱容器の外面層に磁性金属材を用いているので、ガスコンロだけでなく、IH調理器(電磁調理器)に対応することができるものとなっている。
更に、本考案に係る調理器具によれば、内層面となる非磁性金属材と外層面となる磁性金属材で、中間層となる高熱伝導金属材をサンドイッチするという簡易な構成で、速やかに加熱容器の内層面全体を均一に加熱することが可能となると共に、加熱容器の内面全体に、微細な凹凸を設けることで調理中に食材が加熱容器にこびり付いたり、焦げ付いたりしてしまうことを軽減することができる。
しかも、加熱容器の外面層に磁性金属材を用いているので、ガスコンロだけでなく、IH調理器(電磁調理器)に対応することができるものとなっている。
以下、本考案に係る調理器具の実施の形態の一例について、図面に基づき説明する。
本考案の調理器具は、主に焼く・炒めるなどの調理法で用いる鍋やフライパンといった加熱調理用の器具をいう。
なお、以下に述べる実施の形態は、本考案の好適な具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
本考案の調理器具は、主に焼く・炒めるなどの調理法で用いる鍋やフライパンといった加熱調理用の器具をいう。
なお、以下に述べる実施の形態は、本考案の好適な具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1に示すように、本実施の形態における調理器具1は、加熱容器本体10と蓋体20とから構成されている。
加熱容器本体10は、ステンレスを材料として含む複数の金属素材を重ね合わせて一体化したクラッド材11を用いて製造され、例えば、プレス成型することにより平面視円形をした凹状の加熱調理領域が形成されたものとなっている。
加熱容器本体10は、ステンレスを材料として含む複数の金属素材を重ね合わせて一体化したクラッド材11を用いて製造され、例えば、プレス成型することにより平面視円形をした凹状の加熱調理領域が形成されたものとなっている。
クラッド材11は、内面層12を非磁性金属材、外面層14を磁性金属材、その中間層13を非磁性金属材及び磁性金属材より熱伝導率が高い高熱伝導金属材として積層し一体化した複層構造をしたものとなっている。
すなわち、調理面となる内面層12が非磁性金属材であり、調理において熱源による加熱面となる外面層14が磁性金属材で構成されていて、これらで中間層13となる高熱伝導金属材をサンドイッチしたものとなっている。
すなわち、調理面となる内面層12が非磁性金属材であり、調理において熱源による加熱面となる外面層14が磁性金属材で構成されていて、これらで中間層13となる高熱伝導金属材をサンドイッチしたものとなっている。
内面層12を構成する非磁性金属材及び外面層14を構成する磁性金属材としては、例えば、共にステンレスを挙げることができる。ステンレスは、鉄に比べて熱伝導率は低いが、サビに強く、機械的強度や表面硬度が高く傷が付きにくいと共に、耐摩耗性や蓄熱性に優れているため加熱調理器に適した素材であるといえる。
非磁性金属材としては、例えば、オーステナイト系ステンレスを挙げることができる。
オーステナイト系ステンレスは、他のステンレスに比べ耐食性に強く、靭性があるので、調理面となる内面層に用いることが望ましい。主なオーステナイト系ステンレスとしては、例えば、SUS304を挙げることができる。
オーステナイト系ステンレスは、他のステンレスに比べ耐食性に強く、靭性があるので、調理面となる内面層に用いることが望ましい。主なオーステナイト系ステンレスとしては、例えば、SUS304を挙げることができる。
また、磁性金属材としては、例えば、フェライト系ステンレス又はマルテンサイト系ステンレスを挙げることができる。フェライト系ステンレスやマルテンサイト系ステンレスは、熱源としてガスコンロで用いることができると共に、磁性を持っているのでIH調理器(電磁調理器)に対応することもできるので、調理において加熱面となる外面層14に用いることが望ましい。
なお、外面層14としては、表面硬度や機械的強度を考慮するとマルテンサイト系ステンレスが望ましいが、コスト面を考慮するとフェライト系ステンレスが望ましいものといえる。主なフェライト系ステンレスとしては、例えば、SUS430を挙げることができる。
前記中間層13を構成する高熱伝導金属材としては、ステンレスに比して熱伝導率が高い、例えば、アルミニウムや銅を挙げることができる。
これにより、調理面となる内面層12全体を速やかに均一に加熱することができるので、加熱ムラが生じてしまうことなく、予熱を含む調理時間の短縮による省エネルギー化を図ることができる。特に、アルミニウムは、銅やステンレスに比して比重が小さいので、加熱容器本体10の軽量化を図り、使い勝手が向上したものとすることができる。ゆえに、高熱伝導金属材としてアルミニウムを用いることが望ましい。
このように、本考案の調理器具1を構成する加熱容器本体10は、熱伝導率が高いアルミニウムからなる第一の金属板を中間層13として、その一面側と他面側に機械的強度や表面硬度、保温性・蓄熱性が高いステンレスからなる第二の金属板及び第三の金属板を内面層12及び外面層14として積層し、圧着にて一体化したクラッド材11を用いて成型されたものとなっている。
故に、加熱容器本体10は、外層面14が熱源から受けた熱を中間層13が全体的に速やかに伝え、加熱調理領域において調理面となる内層面12を均一に加熱すると共に、熱を保持することができる。つまり、熱源と接触している外層面14の一部だけが加熱されても、アルミニウムは熱伝導性に優れているため中間層13全体に速やかに伝わって内層面12全体を均一に加熱することができるので、食材の不均一な加熱により加熱ムラや焦げ付きを生じさせてしまうおそれを著しく解消することができる。しかも、蓄熱性に優れているため、熱源による加熱が無くても高温を維持することができるものとなっている。
したがって、例えば、炒め調理を行った場合、食材に熱が効率的に伝わり、高温、短時間で調理を行うことができる。また、煮物調理を行った場合、熱源を消した後でも、保温性・蓄熱性が高いため、高温を維持することができ、遠赤外線の効果で味が良い。
加熱容器本体10は、少なくとも加熱調理面となる底部内面に微細な凹凸15を有することが望ましく、本実施の形態においては、図2に示すように、内面全体に微細な凹凸15を有する。
すなわち、加熱調理領域において調理面となる内層面12の表面に微細な凹部15Aと凸部15Bが設けられたものとなっている。この凹凸15はランダムに設けられている。
このような凹凸は、例えば、ショットピーニング処理により設けることができる。ショットピーニングは、投射材と呼ばれる金属や硬質化合物などの小さな粒状物(球体)を、空気圧又は遠心力により高速で投射し、金属表面に衝突させることで、塑性変形(永久変形・残留変形)による加工硬化、圧縮残留応力の付与を図る処理である。
つまり、ショットピーニングを行った内面層12の表面は、無数の球面状窪み痕(凹凸15)で覆われた梨子地模様状となり、加工硬化により表面の硬さや強さが増して、傷が付き難いものとなる。また、表面の硬さが増すことで、耐摩耗性が向上し、凹凸15の効果が長持ちするものとなり、金属製のたわしを用いて内面を洗浄することもできる。しかも、表面がマット(つや消し)状態となり、傷がついても目立たないものとすることができる。
なお、ショットピーニングにおける投射材の種類や粒度、硬さ、ショットスピード、ショットピーニングを施す時間(投射時間)、投射角度、といった条件は適宜選定される。
なお、ショットピーニングにおける投射材の種類や粒度、硬さ、ショットスピード、ショットピーニングを施す時間(投射時間)、投射角度、といった条件は適宜選定される。
このように加熱容器本体10の内面全体に微細な凹凸15が設けられていることで、図3に示すように、食材Fは多数の凸部15Bの先端部分に支えられることで凹部15Aには触れず、加熱容器本体10の内層面12と接触する面積が減り、内層面12に対する食材Fのこびり付きや焦げ付きが生じにくい機能を付加したものとすることができる。つまり、加熱容器本体10の内面にフッ素系樹脂などをコーティングする表面処理を施すことなく、調理面(内層面12の表面)に対する食材Fのこびり付きや焦げ付きが著しく低減されるものとなる。
また、凹部15A内に油が留まることで食材Fに対する油馴染みが良くなったり、凹部15A内に食材Fから出た水分が留まることで膜ができ、食材Fと内層面12とが接触する面積が更に減少したりすることで、一層食材Fのこびり付きや焦げ付きが生じにくいものとすることができる。
しかも、前記加熱容器本体10は、内面に高価なコーティングは何ら施されていないので、使用頻度に応じてコーティングが剥がれ、食材Fのこびり付きや焦げ付きが生じることとなってしまうおそれがなく、簡易な構成で安価に製造することができるものとなっている。
蓋体20は、加熱容器本体10の開口を被覆するものであって、図4に示すように、内面に加熱容器本体10における内層面12と同様に微細な凹凸25が設けられたものとなっている。このように蓋体20の内面に凹凸25を設けることで、水滴Wが蓋体20の内面と接する表面積が増え、蓋体20内面に対する水滴Wの接触角が小さくなる。ゆえに、図5(A)中矢印で示すように、蓋体20の内面が垂直方向に沿うように蓋体20を縦向きにすると、図5(B)中矢印で示すように、水滴Wが容易に落下して蓋体20の内面の水はけを良くすることができるものとなる。
つまり、蓋体20の内面に設けた凹凸25によって、水滴Wが内面と接する表面積が増えることでより多くの水滴Wが内面に保持されて重さを増すことになると共に、水滴Wが内面と接する接触角が小さくなることで内面に対する保持力が小さくなり、水滴Wが落下し易くなる(内面から離脱し易くなる)ものとすることができる。
しかも、微細な凹凸25をショットピーニング処理により設けられた球面状の窪みとすることで、水滴Wが一層落下し易くなると共に、凹部内の隅々まで容易に洗浄などがし易いものとすることができる。
また、加熱容器本体10や蓋体20は、外面に装飾処理を施すようにしても良い。つまり、加熱容器本体10の外面(外面層14表面)や蓋体20の外面は、ヘアラインや鏡面といった一般的な仕上げを行うものとしても良いが、意匠的な効果を高めるために装飾処理を施すことが望ましい。この装飾処理としては、例えば、鋳鉄鍋のような塗装やホーロー加工をいい、これらの装飾処理により、模様や着色による美しい外観を呈するものとすることができる。
なお、上述した実施の形態において、微細な凹凸15は、加熱容器本体10の内面全体に設けられたものとしているが、これに限定されることなく、例えば、加熱容器本体10の底部内面といった少なくとも一部にだけ設けられたものとしてもよい。
また、調理器具1は、蓋体20を有するものではなく、加熱容器本体10だけで用いるものであってもよい。
本考案に係る調理器具は、鍋やフライパンといった鍋類に限らず、鉄板やホットプレート、グリルプレート、タコ焼きやたい焼き、大判焼きなどの型、といった加熱調理用の器具に用いることが期待される。
F 食材
W 水滴
1 調理器具
10 加熱容器本体
11 クラッド材
12 内面層(非磁性金属材)
13 中間層(高熱伝導金属材)
14 外面層(磁性金属材)
15 凹凸
15A 凹部
15B 凸部
20 蓋体
25 凹凸
W 水滴
1 調理器具
10 加熱容器本体
11 クラッド材
12 内面層(非磁性金属材)
13 中間層(高熱伝導金属材)
14 外面層(磁性金属材)
15 凹凸
15A 凹部
15B 凸部
20 蓋体
25 凹凸
Claims (8)
- ステンレスを材料として含む複数の金属素材を重ね合わせて一体化した多層構造として成型した加熱容器の内面に、微細な凹凸を設けてなることを特徴とする調理器具。
- 内面層を非磁性金属材、外面層を磁性金属材、その中間層を前記非磁性金属材及び前記磁性金属材より熱伝導率が高い高熱伝導金属材として一体化した多層構造のクラッド材を用いて成型した加熱容器の内面に、微細な凹凸を設けてなることを特徴とする調理器具。
- 前記非磁性金属材は、オーステナイト系ステンレスであり、前記磁性金属材は、フェライト系ステンレス又はマルテンサイト系ステンレスであることを特徴とする請求項2に記載の調理器具。
- 前記高熱伝導金属材は、アルミニウムであることを特徴とする請求項2に記載の調理器具。
- 前記凹凸は、ショットピーニング処理により設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の調理器具。
- 前記非磁性金属材は、オーステナイト系ステンレスであり、
前記磁性金属材は、フェライト系ステンレス又はマルテンサイト系ステンレスであり、
前記高熱伝導金属材は、アルミニウムであり、
前記凹凸は、ショットピーニング処理により設けられたことを特徴とする請求項2に記載の調理器具。 - 前記加熱容器の外面に、装飾処理を施してなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の調理器具。
- 前記加熱容器の開口を被覆する蓋体を備え、
前記蓋体は、内面に微細な凹凸を設けてなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の調理器具。
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JP2023003904U Active JP3245088U (ja) | 2023-10-27 | 2023-10-27 | 調理器具 |
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2023
- 2023-10-27 JP JP2023003904U patent/JP3245088U/ja active Active
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