JP3244985B2 - 低温靭性の優れた溶接性高張力鋼 - Google Patents
低温靭性の優れた溶接性高張力鋼Info
- Publication number
- JP3244985B2 JP3244985B2 JP01730395A JP1730395A JP3244985B2 JP 3244985 B2 JP3244985 B2 JP 3244985B2 JP 01730395 A JP01730395 A JP 01730395A JP 1730395 A JP1730395 A JP 1730395A JP 3244985 B2 JP3244985 B2 JP 3244985B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- temperature toughness
- low
- strength
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
張強さ(TS)を有する低温靭性・溶接性の優れた超高
張力鋼に関するもので、天然ガス・原油輸送用ラインパ
イプをはじめ、各種圧力容器、産業機械などの溶接用鋼
材として広く利用できる。
パイプラインに使用するラインパイプは、(1)高圧化
による輸送効率の向上や(2)ラインパイプの外径・重
量の低減による現地施工能率の向上のため、ますます高
張力化する傾向にある。これまでに米国石油協会(AP
I)規格でX80(降伏強さ551MPa以上、引張強
さ620MPa以上)までのラインパイプの実用化され
ているが、さらに高強度のラインパイプに対するニーズ
が強くなってきた。
は、従来のX80ラインパイプの製造技術(たとえばN
KK技報 No.138(1992), pp24-31、およびThe 7th Offs
horeMechanics and Arctic Engineering(1988) Volume
V pp179-185)を基本に検討されているが、これではせい
ぜい、X100(降伏強さ689MPa、引張強さ76
0MPa)ラインパイプの製造が限界と考えられる。
ンスをはじめとして、溶接熱影響部(HAZ)靭性、現
地溶接性、継ぎ手軟化など多くの問題を抱えており、こ
れらを克服した画期的な高張力ラインパイプ(X100
超)の早期開発が要望されている。
靭性のバランスが優れ、かつ現地溶接が容易な引張強さ
950MPa以上(API規格X100超)超高張力溶
接鋼を提供するものである。
が950MPa以上で、かつ低温靭性・現地溶接性の優
れた超高張力鋼材を得るための鋼材の化学成分(組成)
とそのミクロ組織について鋭意研究を行い、新しい超高
張力溶接鋼を発明するに至った。
0.05〜0.10%、 Si:0.6%以下、M
n:1.7〜2.0%、 P :0.015%
以下、S :0.003%以下、 Ni:0.
3〜1.0%、Cu:0.8〜1.2%、 M
o:0.35〜0.50%、Nb:0.01〜0.10
%、 Al:0.06%以下、Ti:0.005〜
0.030%、 N :0.001〜0.006%を含
有し、必要に応じて、さらにV :0.01〜0.10
%、 Cr:0.1〜0.6%、Ca:0.001
〜0.006の1種または2種以上を含有し、残部が鉄
および不可避的不純物からなると供に、P=2.7C+
0.4Si+Mn+0.8Cr+0.45(Ni+C
u)+Mo+V−1が1.9≦P≦2.8を満足する鋼
成分を有し、さらにそのミクロ組織が平均オーステナイ
ト粒径(dγ)が10μm以下の未再結晶オーステナイ
トから変態した60%以上の焼き戻しマルテンサイトを
含有し、かつ焼き戻しマルテンサイト分率と焼き戻しベ
イナイトの分率との和が90%以上であることを特徴と
する低温靭性の優れた溶接性高張力鋼にある。
uを含有したNi−Nb−Cu−Mo−微量Tiを複合
添加した低炭素・高Mn系(1.7%以上)のCu析出
硬化型鋼であること、(2) そのミクロ組織が平均オース
テナイト粒径10μm以下の未再結晶オーステナイトか
ら変態した微細なマルテンサイトおよびベイナイトから
なることである。
高張力鋼(引張強さ:784MPa級)などに利用され
ていたが、X100以上の超高強度ラインパイプにおけ
る開発例は見当たらない。これはCu析出硬化鋼は強度
は得やすいが低温靭性がラインパイプとしては不十分で
あったことによると考えられる。
発生特性とともに、伝播停止特性が極めて重要である。
従来のCu析出硬化鋼はシャルピー特性で代表される脆
性破壊の発生特性はまずまずであったが、脆性破壊の停
止特性は十分でなかった。これは(1) ミクロ組織の微細
化が不十分なこと、(2) いわゆるシャルピー衝撃値名度
の試験片破面に発生するセパレーションの利用がなされ
ていなかったことによる(セパレーションはシャルピー
衝撃試験などの破面に発生する板面に平行な層状剥離現
象で、脆性亀裂先端での3軸応力度を低下させ、脆性亀
裂伝播停止特性を改善すると考えられている)。
る。引張強さ950MPa以上の超高強度を達成するた
めには、鋼材のミクロ組織を一定量以上のマルテンサイ
トとする必要があり、その分率は60%以上でなければ
ならない。焼き戻しマルテンサイト分率が60%以下で
あると、十分な強度が得られないだけでなく、良好な低
温靭性を確保することが困難となる。しかし、たとえ焼
き戻しマルテンサイト分率が60%以上であっても、残
りの組織が不適切であると目的とする強度・低温靭性は
達成できない。このため焼き戻しマルテンサイト分率と
焼き戻しベイナイト分率の和を90%以上とした。
限定しても、必ずしも良好な低温靭性は得られない。優
れた低温靭性を得るためには、γ−α変態前のオーステ
ナイト組織(旧オーステナイト組織)を最適化し、鋼材
の最終組織を効果的に微細化する必要がある。このため
旧オーステナイト組織を未再結晶オーステナイトとし、
かつその平均粒径(dγ)を10μm以下に限定した。
これにより、従来低温靭性が悪いと考えられていたNb
−Cu鋼の焼き戻しマルテンサイトとベイナイトとの混
合組織においても極めて優れた強度・低温靭性バランス
が得られることを見いだした。
b−Cu系の本発明の低温靭性改善にとくに有効であ
る。目的とする低温靭性(たとえばVノッチシャルピー
試験の遷移温度で−80℃以下)を得るには、平均粒径
を10μm以下としなければならない。ここで見掛けの
平均オーステナイト粒径は図1のように定義し、オース
テナイト粒径の測定では、オーステナイト粒界と同様の
作用をもつ変形帯や双晶境界も含めた。具体的には、鋼
板厚み方向に引いた直線の全長を、該直線上に存在する
オーステナイト粒界戸の交点の数で除し、dγを求め
た。このようにして求めた平均オーステナイト粒径は低
温靭性(シャルピー衝撃試験の遷移温度)と極めて良い
相関があることを見つけた。
o−Cu添加)、ミクロ組織(オーステナイトの未再結
晶化)の形態を上述のように厳密に制御することによ
り、シャルピー衝撃試験などの波面にセパレーションが
発生し、破面遷移温度はより一層向上することも明らか
となった。
ロ組織を厳密に制御しても目的とする特性を有する鋼材
は得られない。このためにはミクロ組織と同時に化学成
分を限定する必要がある。
る。 C:C量は0.05〜0.10%に限定する。Cは鋼の
強度向上に極めて有効な元素であり、焼き戻しマルテン
サイト・ベイナイト混合組織において目的とする強度を
得るためには、最低0.05%は必要である。またこの
量はNb,V添加による析出硬化、結晶粒の微細化効果
の発現や溶接部強度の確保のための最少量でもある。し
かしC量が多すぎると母材、HAZの低温靭性や現地溶
接性の著しい劣化を招くので、その上限を0.10%と
した。
であるが、多く添加するとHAZ靭性、現地溶接性を著
しく劣化させるので、上限を0.6%とした。鋼の脱酸
はTiあるいはAlでも十分可能であり、Siは必ずし
も添加する必要はない。
テンサイト・ベイナイト混合組織とし、優れた強度・低
温靭性バランスを確保する上で不可欠な元素であり、そ
の下限は1.7%である。しかしMn量が多すぎると鋼
の焼き入れ性が増加してHAZ靭性、現地溶接性を劣化
させるだけでなく、連続鋳造鋼片の中心偏析を助長し、
母材の低温靭性をも劣化させるので上限を2.0%とし
た。
明の強度を低温靭性を劣化させることなく向上させるた
めである。Cu添加はMnやCr,Mo添加に比較して
圧延組織(特にスラブの中心偏析帯)中に低温靭性に有
害な硬化組織を形成することが少なく、強度を増加させ
ることが判明した。Cu添加は主としてCu析出硬化に
よって強度を増加させる。このためCu添加量は最低
0.8%必要である。しかし多く添加すると現地溶接性
やHAZ靭性を劣化させるので、その上限を1.2%と
した。
明鋼の強度を低温靭性や現地溶接性を劣化させることな
く向上させるためである。Ni添加はMnやCr,Mo
添加に比較して圧延組織(とくにスラブの中心偏析帯)
中に低温靭性に有害な硬化組織を形成することが少ない
ばかりか、微量のNi添加がHAZ靭性の改善にも有効
であることが判明した(HAZ靭性上、とくに有効なN
i添加量は0.3%以上である)。しかし添加量が多す
ぎると、経済性だけではなく、HAZ靭性や現地溶接性
を劣化させるので、その上限を1.0%とした。またN
i添加は連続鋳造時、熱間圧延時におけるCuクラック
の防止にも有効である。この場合NiはCu量の1/3
以上添加する必要がある。
れ性を向上させ、目的とするマルテンサイト・ベイナイ
ト混合組織を得るためである。またMoはNbと共存し
て制御圧延時にオーステナイトの再結晶を強力に抑制
し、オーステナイト組織の微細化にも効果がある。この
ような効果を得るために、Moは最低0.35%必要で
ある。しかし過剰なMo添加はHAZ靭性、現地溶接性
を劣化させるので、その上限を0.5%とした。
定する。NbはMoと共存して制御圧延時にオーステナ
イトの再結晶を抑制して結晶粒を微細化するだけでな
く、析出硬化や焼き入れ性増大にも寄与し、鋼を強靭化
する作用を有する。しかしNb添加量が多すぎると、H
AZ靭性や現地溶接性に悪影響をもたらすので、その上
限を0.10%とした。
し、スラブ再加熱時および溶接HAZのオーステナイト
粒の粗大化を抑制してミクロ組織を微細化し、母材、H
AZの低温靭性を改善する。またAl量が少ないとき
(たとえば0.005%以下)、Tiは酸化物を形成
し、HAZにおいて粒内フェライト生成核として作用
し、HAZ組織を微細化する効果も有する。このような
TiNの効果を発現させるには、最低0.005%Ti
添加が必要である。しかしTi量が多すぎると、TiN
の粗大化やTiCによる析出硬化が生じ、低温靭性を劣
化させるので、その上限を0.03%に限定した。
る元素で組織の微細化にも効果を有する。しかしAl量
が0.06%を超えるとAl系非金属介材物が増加して
鋼の清浄度を害するので、上限を0.06%とした。脱
酸はTiあるいはSiでも可能であり、Alは必ずしも
添加する必要はない。
よび溶接HAZのオーステナイト粒の粗大化を抑制して
母材、HAZの低温靭性を向上させる。このために必要
な最少量は0.001%である。しかしN量が多すぎる
とスラブ表面疵や固溶NによるHAZ靭性の劣化の原因
となるので、その上限は0.006%に抑える必要があ
る。
層向上させるためにP量を0.015%以下にする。さ
らにP量の低減は連続鋳造スラブの中心偏析を軽減する
とともに、粒界破壊を防止して低温靭性を向上させる。 S:Sも母材およびHAZの低温靭性をより一層向上さ
せるためにS量を0.003%以下にする。さらにS量
の低減は熱間圧延で延伸したMnSを低減して延靭性を
向上させる効果がある。
同様の効果を有するが、その効果はNbに比較して弱
い。しかし超高強度におけるV添加の効果は大きく、N
bとVの複合添加は本発明鋼の優れた特徴をさらに顕著
なものとする。(本発明鋼では、0.03〜0.08%
V添加がとくに望ましい)。その上限はHAZ靭性、現
地溶接性の点から0.10%まで許容できる。またV量
の下限0.01%はV添加による材質上の効果が顕著に
なる最少量である。
め必要に応じて添加するが、多すぎるとHAZ靭性や現
地溶接性を著しく劣化させる。このためCr量の上限は
0.6%である。またCr量の下限0.1%はCr添加
による材質上の効果が顕著になる最少量である。
低温靭性を向上(シャルピー試験の吸収エネルギ−の増
加など)させるため必要に応じ添加する。とくに超高強
度ラインパイプを主用途とする本発明鋼では、不安定延
性破壊の伝播防止のため高シャルピー吸収エネルギ−が
要求されるので、S量の低減とCa処理は重要である。
しかしCa量が0.001%以下では実用上効果がな
く、また0.006%を超えて添加するとCaO−Ca
Sが多量に生成して大型クラスター、大型介材物とな
り、鋼の清浄度を害するだけでなく、現地溶接性にも悪
影響を及ぼす。このためCa添加量の上限を0.006
%に制限した。なお超高強度ラインパイプではS,O量
をそれぞれ0.001%、0.002%以下に低減し、
かつESSP=(Ca)[ 1−124(O)] /1.2
5S)を0.5≦ESSP≦10.0とすることがとく
に有効である。ここでESSPとは、有効硫化物形態制
御パラメーターの略である。
明では、さらにP=2.7C+0.4Si+Mn+0.
8Cr+0.45(Ni+Cu)+Mo+V−1で求め
るP値を1.9≦P≦2.8に制限する。これはHAZ
靭性、現地溶接性を損なうことなく、目的とする強度・
低温靭性バランスを達成するためである。P値の下限を
1.9としたのは950MPa以上の強度と優れた低温
靭性を得るためである。また、P値の上限を2.8とし
たのは優れたHAZ靭性、現地溶接性を維持するためで
ある。
溶解(50kg,120mm厚鋼塊)または転炉−連続鋳造
法(厚み:240mm)で種々の鋼成分の鋳片を製造し
た。これらの鋳片を種々の条件で厚みが15〜30mmの
鋼板に圧延し、焼き戻し処理(550℃〜620℃×2
0分空冷)を行って諸性質、ミクロ組織を調査した。
強さ:TS,シャルピー衝撃試験の−40℃での吸収エ
ネルギー:vE-40 と遷移温度:vTrs)は圧延と直角方向
で調査した。HAZ靭性(シャルピ−衝撃試験−20℃
での吸収エネルギ−:vE-20 )は再現熱サイクル装置で
再現したHAZで評価した(最高加熱温度:1400
℃,800〜500℃の冷却時間〔Δt800-500 〕:2
5秒)。また現地溶接性はY−スリット溶接割れ試験
(JIS G3158)においてHAZの低温割れ防止
に必要な最低予熱温度で評価した(溶接方法:ガスメタ
ルアーク溶接,溶接棒:引張強さ100MPa,入熱:
0.5kJ/mm ,溶着金属の水素量:3cc/100g)。
従って製造した鋼板は優れた強度靭性バランス、HAZ
靭性および現地溶接性を有する。これに対して比較鋼は
化学成分またはミクロ組織が不適切なため、いずれかの
特性が著しく劣る。
AZのシャルピー吸収エネルギーが低くかつ溶接時の予
熱温度も高い。鋼10はNiが添加されていないため、
母材およびHAZの低温靭性が劣る。また鋼板表面に微
小な疵が多数発生し、ラインパイプとして使用できな
い。鋼11はMn,P量が多すぎるために、母材および
HAZの低温靭性がわるく、かつ溶接時の余熱温度も著
しく高い。
に予熱を要する。鋼13はNbが添加されていないため
に強度不足で、かつオーステナイト粒径が大きく母材の
靭性が悪い。鋼14はS量が多すぎるため、母材および
HAZの吸収エネルギ−が低い。鋼15はMo量が少な
すぎるために、目標とする強度が達成できない。鋼16
はオーステナイト粒径が大きすぎるため、母材の低温靭
性が劣る。鋼17は焼き戻しマルテンサイト分率が小さ
すぎるため、強度不足で、かつ母材のシャルピー遷移温
度が劣る。鋼18は焼き戻しマルテンサイトと焼き戻し
ベイナイトの分率が小さすぎるため、強度不足である。
鋼19はオーステナイト粒径が大きく、かつ焼き戻しマ
ルテンサイト分率が小さすぎるため、強度および低温靭
性が目標に達しない。鋼20はCu添加量が少ないため
に、目標とする強度が達成できない。
れた超高強度ラインパイプ(引張強さ950MPa以
上、API規格X100超)用鋼が安定して大量に製造
できるようになった。その結果、パイプラインの安全性
が著しく向上するとともに、パイプラインの輸送効率、
施工能率の飛躍的な向上が可能となった。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量%で C :0.05〜0.10%、 Si:0.6%以下、 Mn:1.7〜2.0%、 P :0.015%以下、 S :0.003%以下、 Ni:0.3〜1.0%、 Cu:0.8〜1.2%、 Mo:0.35〜0.50%、 Nb:0.01〜0.10%、 Ti:0.005〜0.030%、 Al:0.06%以下、 N :0.001〜0.006% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなると共
に、下記式で定義されるP値が1.9〜2.8の範囲内
にあり、さらに鋼のミクロ組織として平均オーステナイ
ト粒径が10μm以下の未再結晶オーステナイトから変
態した焼き戻しマルテンサイトを体積分率で60%以上
含有し、かつ焼き戻しマルテンサイト分率と焼き戻しベ
イナイトの分率との和が90%以上であることを特徴と
する低温靭性の優れた溶接性高張力鋼。 P=2.7C+0.4Si+Mn+0.8Cr+0.45(Ni+Cu) +Mo+V−1 - 【請求項2】 請求項1記載の成分に加えて、重量%
で、 V :0.01〜0.10%、 Cr:0.1〜0.6%の1種または2種を含有するこ
とを特徴とする請求項1記載の低温靭性の優れた溶接性
高張力鋼。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の成分に加えて、
重量%で、 Ca:0.001〜0.006%を含有することを特徴
とする請求項1または2記載の低温靭性の優れた溶接性
高張力鋼。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01730395A JP3244985B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 低温靭性の優れた溶接性高張力鋼 |
KR1019960705330A KR100206151B1 (ko) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | 저온인성이 뛰어난 용접성 고장력강 |
AU44964/96A AU680590B2 (en) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | Weldable high-tensile steel excellent in low-temperature toughness |
CA002186476A CA2186476C (en) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | Weldable high strength steel having excellent low temperature toughness |
DE69608179T DE69608179T2 (de) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | Schweissbarer hochfester stahl mit ausgezeichneter tieftemperaturzähigkeit |
CN96190123A CN1146784A (zh) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | 低温韧性优良的可焊性高强度钢 |
PCT/JP1996/000155 WO1996023083A1 (fr) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | Acier soudable de haute resistance ayant une durete excellente a basse temperature |
EP96901129A EP0753596B1 (en) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | Weldable high-tensile steel excellent in low-temperature toughness |
US08/714,098 US5798004A (en) | 1995-01-26 | 1996-01-26 | Weldable high strength steel having excellent low temperature toughness |
NO964034A NO964034L (no) | 1995-01-26 | 1996-09-25 | Stål som kan sveises og som har höy strekkfasthet og utmerket seighet ved lave temperaturer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01730395A JP3244985B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 低温靭性の優れた溶接性高張力鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209288A JPH08209288A (ja) | 1996-08-13 |
JP3244985B2 true JP3244985B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=11940247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01730395A Expired - Lifetime JP3244985B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-02-03 | 低温靭性の優れた溶接性高張力鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244985B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO320153B1 (no) * | 1997-02-25 | 2005-10-31 | Sumitomo Metal Ind | Stal med hoy seighet og hoy strekkfasthet, samt fremgangsmate for fremstilling |
CN112180066A (zh) * | 2020-08-25 | 2021-01-05 | 航天材料及工艺研究所 | 一种单相钛合金孪生变形行为的验证方法 |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP01730395A patent/JP3244985B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08209288A (ja) | 1996-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100206151B1 (ko) | 저온인성이 뛰어난 용접성 고장력강 | |
US5755895A (en) | High strength line pipe steel having low yield ratio and excellent in low temperature toughness | |
JP4268317B2 (ja) | 溶接部の低温靱性に優れた超高強度鋼管及びその製造方法 | |
JPH11140580A (ja) | 低温靱性に優れた高強度鋼用の連続鋳造鋳片およびその製造法、および低温靱性に優れた高強度鋼 | |
JP3244984B2 (ja) | 低降伏比を有する低温靱性に優れた高強度ラインパイプ用鋼 | |
JP3258207B2 (ja) | 低温靭性の優れた超高張力鋼 | |
JP3612115B2 (ja) | 低温靭性に優れた超高強度鋼板の製造方法 | |
JP2647302B2 (ja) | 耐水素誘起割れ性の優れた高強度鋼板の製造方法 | |
JPH10298707A (ja) | 高靭性高張力鋼およびその製造方法 | |
JP3262972B2 (ja) | 低降伏比を有する低温靭性に優れた溶接性高強度鋼 | |
JP4477707B2 (ja) | 低温靱性に優れた超高強度鋼管およびその製造方法 | |
JP3244986B2 (ja) | 低温靭性の優れた溶接性高張力鋼 | |
JP4116817B2 (ja) | 低温靭性と変形能に優れた高強度鋼管および鋼管用鋼板の製造法 | |
JP3244981B2 (ja) | 低温靭性の優れた溶接性高強度鋼 | |
JP2002146471A (ja) | 低温靱性および溶接熱影響部靭性に優れた超高強度鋼板、超高強度鋼管およびそれらの製造法 | |
JP3244987B2 (ja) | 低降伏比を有する高強度ラインパイプ用鋼 | |
JP3244985B2 (ja) | 低温靭性の優れた溶接性高張力鋼 | |
RU2136776C1 (ru) | Высокопрочная сталь для магистральных трубопроводов, имеющая низкий коэффициент текучести и повышенную низкотемпературную вязкость | |
JP3526723B2 (ja) | 耐低温割れ性に優れた超高強度鋼管 | |
JPH10306347A (ja) | 低温靭性に優れた超高強度鋼管 | |
JP2003293078A (ja) | 溶接熱影響部靭性及び変形能に優れた鋼管及び鋼管用鋼板の製造法 | |
JPH08311548A (ja) | 溶接部靭性の優れた超高強度鋼管用鋼板の製造方法 | |
JPH08311550A (ja) | 超高強度鋼管用鋼板の製造方法 | |
JP3854412B2 (ja) | 溶接熱影響部靱性に優れた耐サワー鋼板およびその製造法 | |
JP2001207242A (ja) | 円周方向溶接部の低温靱性に優れた厚肉耐サワー鋼管およびパイプライン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010918 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071026 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081026 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091026 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026 Year of fee payment: 11 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026 Year of fee payment: 12 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |