JP3244980U - 脊柱管狭窄症用指圧マット - Google Patents

脊柱管狭窄症用指圧マット Download PDF

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Abstract

【課題】寝ている状態で、指圧ボールを左右の臀部又は左右の腰部の脊柱管狭窄症のツボに位置ずれせず押し当てて、セルフ指圧を行うことができる脊柱管狭窄症用指圧マットを提供する。【解決手段】枕12付きのマット11に、使用者の左右の臀部又は左右の腰部にある脊柱管狭窄症のツボに対して押し当てられる一対の指圧ボール13を配設したため、使用者は寝ている姿勢で、左右の臀部又は左右の腰部の脊柱管狭窄症のツボに位置ずれすることなく、対応する指圧ボール13を押し当てながらセルフ指圧を行えて、脊柱管狭窄症の症状を緩和できる。【選択図】図1

Description

この考案は、脊柱管狭窄症を改善するための脊柱管狭窄症用指圧マットに関する。
脊柱管狭窄症は、背骨内部の神経や脊髄の通り道である脊柱管が狭くなることで、腰痛や下肢(脚部)の痛み、しびれなどさまざまな症状が現れる病気である。主な原因としては、加齢による椎間板の変性と後方の椎間関節の肥大と考えられている。
従来、脊柱管狭窄症の症状を改善する器具としては、腰に巻くコルセットが一般的に知られている。これは、着用により腰の動きを規制することで、動作時の脊柱管の狭まりを防いで、痛みやしびれなどを和らげることができる。
しかしながら、コルセットは、軽度の腰痛や姿勢の改善に効果はあるものの、治療効果は得られない。それだけでなく、長期間の使用により背中の筋肉が弱くなる可能性があるとともに、コルセットを着用することで、呼吸がしにくくなることがある。
そこで、これを解消する従来技術として、例えば、テニスボール等からなる指圧ボールが知られている(例えば、非特許文献1など)。使用時には、高齢の患者が指圧ボールを握り、仰向けの姿勢で指圧ボールを痛みがある部位に押し当ててマッサージをすることで、筋肉の緊張が和らぎ、血流が促進されることで、脊柱管狭窄症の症状が改善される。
[令和5年10月9日検索]、インターネット<URL:https://serai.jp/health/1050575 ヘルニア・脊柱管狭窄症:テニスボールで脚の痛みやしびれを改善する方法>
しかしながら、非特許文献1の指圧ボールでは、このように高齢の患者が仰向けの姿勢で指圧ボールを痛みがある部位にこれを押し当ててマッサージを行う必要があった。
その際、指圧ボールが丸くて転がりやすいため、せっかく痛みがある部位にボールを押し当てても、マッサージ中にすぐにボールの位置がずれてしまっていた。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、枕付きのマットに、使用者の左右の臀部又は左右の腰部にある“脊柱管狭窄症のツボ”にそれぞれ押し当てられる一対の指圧ボールを配設すれば、上述した課題は解消されることを知見し、この考案を完成させた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、寝ている状態で、指圧ボールを左右の臀部又は左右の腰部の脊柱管狭窄症のツボに位置ずれせず押し当てて、セルフ指圧を行うことで、脊柱の周りの筋肉の緊張をほぐし、脊柱管狭窄症の症状を緩和できる脊柱管狭窄症用指圧マットを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、矩形状のマットと、該マットの長さ方向の一端部に取り付けられた枕と、前記マットの左右部分に配設されて、使用者の左右の臀部及び左右の腰部の何れかにある脊柱管狭窄症を改善するツボに押し当てられる左右一対の指圧ボールとを備えたことを特徴とする脊柱管狭窄症用指圧マットである。
各指圧ボールが押し当てられるのは、使用者の左右の臀部でも、使用者の左右の腰部でもよい。さらにはこれらの両方でもよい。
脊柱管狭窄症を改善するツボの種類は限定されない。例えば、志室、大腸兪、上りょう、次りょう、環跳、承扶等が挙げられる。
なお、指圧ボールの使用数は、少なくとも左右一対である。
また、請求項2に記載の考案は、前記指圧ボールは、下部が除去された半球状のものであることを特徴とする請求項1に記載の脊柱管狭窄症用指圧マットである。
さらに、請求項3に記載の考案は、前記マットの表面のうち、少なくとも前記使用者の左右の臀部及び左右の腰部の何れかと対峙する部分には、面状ファスナの一方を構成する第1面状掛止部が設けられ、前記各指圧ボールの少なくとも下部の表面には、前記第1面状掛止部に掛止可能で、かつ前記面状ファスナの他方を構成する第2面状掛止部が配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の脊柱管狭窄症用指圧マットである。
面状ファスナの種類は任意である。例えば、多数の起毛がある雌側面状掛止部と、各起毛に掛止される多数のフックがある雄側面状掛止部とを有したものなどを採用できる。その他、掛合される両方の面状掛止部に、雌側と雄側との両方の機能を有したものでもよい。
さらに、請求項4に記載の考案は、前記マットに設けられた第1面状掛止部の表面のうち、前記使用者の左右の臀部及び左右の腰部の何れかと対峙する部分には、前記指圧ボールの掛止位置を特定する複数の指圧ボール掛止ポイントが、縦横所定ピッチでそれぞれ表示されたことを特徴とする請求項3に記載の脊柱管狭窄症用指圧マットである。
さらにまた、請求項5に記載の考案は、前記マットに設けられた第1面状掛止部に掛止可能な第3面状掛止部が各裏側に配設される一方、前記指圧ボールに設けられた第2面状掛止部に掛止可能な第4の面状掛止部が各表側に配設された左右一対のマーク表示用掛止シートを有し、該各マーク表示用掛止シートは、前記各指圧ボールに配設された第2面状掛止部より大判で、前記各第4の面状掛止部の表面には、前記各指圧ボールの掛止位置を示すボール位置決めマークがそれぞれ表示されたことを特徴とする請求項3に記載の脊柱管狭窄症用指圧マットである。
本考案によれば、枕付きのマットには、使用者の左右の臀部及び左右の腰部の何れかにある脊柱管狭窄症のツボに対してそれぞれ押し当てられる左右一対の指圧ボールが配設されている。
そのため、使用者は、頭を枕にのせて寝ている姿勢で、左右の臀部及び左右の腰部の何れかの脊柱管狭窄症のツボに、対応する指圧ボールを位置ずれせずに押し当ててセルフ指圧を行える。これにより、脊柱の周りにある例えば腸腰筋や、小,中,大殿筋などの筋肉のこわばりをほぐし、最終的に脊柱管狭窄症の痛みやしびれなどの症状を緩和することができる。
また、マット使用時には、使用者が頭を枕にのせた状態で寝るため、頭から各指圧ボールまでの長さが略一定となる。そのため、同じ使用者が使用する度に、一対の指圧ボールを使用者の左右の臀部にある脊柱管狭窄症のツボに略正確に押し当てることができる。
本考案の実施例1に係る脊柱管狭窄症用指圧マットの使用状態の平面図である。 本考案の実施例1に係る脊柱管狭窄症用指圧マットの使用状態の縦断面図である。 本考案の実施例1に係る脊柱管狭窄症用指圧マットの別形態で使用される半球状の指圧ボールの使用状態を要部拡大縦断面図である。 本考案の実施例2に係る脊柱管狭窄症用指圧マットの使用状態の平面図である。 (a)は、本考案の実施例3に係る脊柱管狭窄症用指圧マットの使用状態を示す要部平面図である。(b)は、実施例3で使用されるマーク表示用掛止シートの使用状態を示す一部を切欠した拡大平面図である。(c)は、実施例3で使用されるマーク表示用掛止シートの使用状態を示す拡大縦断面図である。
以下、本考案の実施例を具体的に説明する。
図1において、10は本考案の実施例1に係る脊柱管狭窄症用指圧マットで、この脊柱管狭窄症用指圧マット10は、矩形状のマット11と、マット11の上端部(長さ方向の一端部)に取り付けられた枕12と、マット11の左右部分に配設されて、使用者の左右の臀部(左右の腰部又はその両方でもよい)にある脊柱管狭窄症を改善するツボに押し当てられる左右一対の指圧ボール13とを備えたものである。
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
マット11は、上下方向の長さが180cm~200cm、左右方向の幅が60cm~100cm、厚さが1cm~5cmで、中綿又は所定硬度のスポンジを表布と裏布とによりサンドイッチしたものである。
枕12は、上下方向の長さが10cm~30cm、左右方向の幅が60cm~100cm、高さが5cm~10cmの矩形状のもので、同じく厚肉な中綿又はスポンジを布袋に収納したものである。
ここでの枕12は、マット11の表面に縫着されているが、図示しない面状ファスナを介して着脱自在に掛止してもよい。また、枕12の上面の中央部一帯には、使用者の頭部を位置決めする断面円弧状の凹部が形成されている。マット使用時、この凹部に後頭部を収めて仰向けに寝ることで、枕12に頭を浅くのせたり、深くのせたりすることで、使用者の頭から各指圧ボール13までの長さを、常時、略一定とすることができる。
マット11の上下方向の中間部付近で、かつ使用者の左右の臀部とそれぞれ対峙する部分には、使用者の脊柱管狭窄症を改善するツボに押し当てられる左右一対の指圧ボール13を収納する左右一対の収納ポケット14が配設されている(図2を参照)。これらの収納ポケット14には、対応する指圧ボール13の下部が、例えばホットメルト等の接着剤や溶着などによって固定状態で収納される。なお、指圧ボール13は、必ずしも収納ポケット14に固定しなくてもよい。例えば、それぞれ図示しない面状ファスナや凹凸嵌合構造等を利用して掛止してもよい。
また、各指圧ボール13は、硬質テニス競技用のテニスボールを布袋に封入したものである。硬質テニス競技のボール規格では、直径6.54cm~6.86cm、重さ56.7g~58.5gで、高さ254cmの位置から落下させた時に、134.62cm~147.32cmの高さだけバウンドするものと規定されている。
なお、各指圧ボール13としては、例えば、下部が除去されて,下面開口が底板により封止された半球状の指圧ボール13Aを採用してもよい(図3を参照)。半球状の指圧ボール13Aを採用することで、収納ポケット14の底部に指圧ボール13Aを固定し易くなり、使用中の指圧ボール13Aの安定性が高まる。
次に、図1及び図2を参照して、この考案の実施例1に係る脊柱管狭窄症用指圧マット10の使用方法を説明する。
脊柱管狭窄症用指圧マット10の使用時には、使用者が枕12に頭をのせて、仰向けにマット11に寝る。このとき、マット11の長さ方向の中間部付近には、使用者の左右の臀部にある脊柱管狭窄症のツボ(例えば、環跳や承扶など)に対して押し当てられる左右一対の指圧ボール13が配設されている。
そのため、使用者は、左右の臀部にある脊柱管狭窄症のツボに、対応する指圧ボール13を位置ずれせずに押し当ててセルフ指圧を行うことができる。これにより、脊柱の周りにある腸腰筋や、小,中,大殿筋などの筋肉のこわばりをほぐし、最終的に脊柱管狭窄症の痛みやしびれなどの症状を緩和することができる。
また、マット使用時には、使用者が頭を枕12にのせた状態で寝るため、頭から各指圧ボール13までの長さ(距離)が略一定となる。そのため、同じ使用者が使用する度に、一対の指圧ボール13を使用者の左右の臀部にある脊柱管狭窄症のツボに略正確に押し当てることができる。
次に、図3及び図4を参照して、本考案の実施例2に係る脊柱管狭窄症用指圧マットについて説明する。
図4に示すように、実施例2の脊柱管狭窄症用指圧マット10Aの特長は、マット11Aの長さ方向の中間部付近における、左右一対の半球状(球状でもよい)の指圧ボール13Aの位置をそれぞれエリアコード化し、このマット11Aの所定のエリアに、対応する指圧ボール13Aをそれぞれ掛止することで、脊柱管狭窄症用指圧マット10Aを使用者の身長や体格に合わせたオーダーメイド品とすることができるとともに、1つの脊柱管狭窄症用指圧マット10Aを、例えば病院や施設に入っている身長や体格が異なる複数の使用者でも、簡単に利用できるようにした点である。
これを実現する具体的な構成としては、マット11Aから各収納ポケット14を排除するとともに、マット11Aの表面の全域に、面状ファスナFのうち、多数の起毛がある大判な矩形状の雌側表シート(第1面状掛止部)15を展張する一方、半球状の指圧ボール13Aの下面に、面状ファスナFのうち、この雌側表シート15の起毛に掛止される多数のフックが下面に植設された雄側小円シート(第2面状掛止部)16を固着する。
雌側表シート15は、例えば、一柳株式会社の「トイクロス」からなり、この雌側表シート15の表面のうち、使用者の左右の臀部と対峙する部分には、それぞれ指圧ボール13Aの掛止位置を特定する左右各9つの指圧ボール掛止エリア(指圧ボール掛止ポイント)Eが、例えば縦横1cmピッチ~3cmピッチで多数の直線を格子状に印刷することで表示されている。なお、これらの指圧ボール掛止エリアEに代えて、対応する指圧ボール13Aの掛止位置をスポット的に表示するための指圧ボール掛止ポイントを、雌側表シート15の表面の所定部分に、縦横へ所定ピッチで複数表示してもよい。
このうち、左側の9つの指圧ボール掛止エリアEには、L1~L9のエリア番号が1つずつ印刷され、右側の9つの指圧ボール掛止エリアEには、R1~R9のエリア番号が1つずつ印刷されている。
また、雄側小円シート16としては、例えば、クラレファスニング社の“マジックテープ(登録商標)の雄側テープ”等を採用することができる。
以下、図4に基づいて、実施例2の脊柱管狭窄症用指圧マット10Aの使用方法を説明する。
まず、使用者が枕12に頭をのせて仰向けにマット11Aに寝る。その後、左側の指圧ボール13Aを、使用者の左の臀部にある脊柱管狭窄症のツボに押し当てた状態で、対応する雄側小円シート16を介して、左側の指圧ボール13Aを雌側表シート15に掛止する。ここでは、左側の指圧ボール13AがL5のエリアEに取り付けられたものとする。
一方、右側の指圧ボール13Aの場合には、右側の指圧ボール13Aを、使用者の右の臀部にある脊柱管狭窄症のツボに押し当てた状態で、対応する雄側小円シート16を介して、右側の指圧ボール13Aを雌側表シート15に掛止する。ここでは、右側の指圧ボール13がR5のエリアに取り付けられたものとする。
こうして、実施例2の脊柱管狭窄症用指圧マット10Aにあっては、このような簡単なボール掛止操作を行うだけで、使用者の身長や体格に合わせたオーダーメイド品とすることができる。
また、別の使用者がこの脊柱管狭窄症用指圧マット10Aを使用したいときには、各指圧ボール13Aをマット11Aの雌側表シート15から剥がしてから、別の使用者が上述した作業を繰り返す。
これにより、1つの脊柱管狭窄症用指圧マット10Aを、例えば病院や施設内にいる身長や体格が異なる複数の使用者が使用できる。
その他の構成、作用及び効果は、実施例1と略同じであるため、説明を省略する。
次に、図5を参照して、本考案の実施例3に係る脊柱管狭窄症用指圧マットについて説明する。
図5(a)~(c)に示すように、実施例3の脊柱管狭窄症用指圧マット10Bの特長は、エリアコードを採用した実施例2に比べて、マット11Bの長さ方向の中間部付近における左右一対の半球状(球状でもよい)の指圧ボール13Aの掛止位置を、使用者の身長や体格に合わせて、自在に変更可能でかつより高精度に表示できる点である。
具体的な構成としては、雌側表シート15の表面から、指圧ボール掛止エリア(指圧ボール掛止ポイント)E及びエリア番号を削除し、また裏側に別の面状ファスナF1の雄側中円シート(第3面状掛止部)17が設けられる一方、表側に別の面状ファスナF1の雌側中円シート(第4面状掛止部)18が設けられた左右一対のマーク表示用掛止シート19を用意する。
各マーク表示用掛止シート19は、各指圧ボール13Aの雄側小円シート16より大判(例えば2倍から3倍)な円形シートである。
これらのマーク表示用掛止シート19の裏面には、雌側表シート15に掛止される雄側中円シート17がそれぞれ固着されている。一方、各マーク表示用掛止シート19の表面には、雌側中円シート(雌側面状部)18がそれぞれ固着されている。
また、各雌側中円シート18の表面の中央部には、対応する指圧ボール13Aの掛止位置を示すボール位置決めマークMがそれぞれ表示されている。各ボール位置決めマークMのサイズは、各指圧ボール13Aの雌側表シート15への掛止位置をさらに高精度(ピンポイント)化できるように、指圧ボール13Aの直径と同じとしている。
次に、図5を参照して、実施例3の脊柱管狭窄症用指圧マット10の使用方法を説明する。
まず、実施例2と同様に、左右側の指圧ボール13Aを、使用者の左右の臀部にある各脊柱管狭窄症のツボに押し当てた状態で、対応する雄側小円シート16を介して、左右側の指圧ボール13Aを、指圧ボール掛止エリアE及びエリア番号がない雌側表シート15の表面にそれぞれ掛止する。
その後、雌側表シート15の表面における左右側の指圧ボール13Aの掛止位置を、例えば、各指圧ボール13Aをマット11Bに強く押し付けて一時的な凹みを付ける等してそれぞれ記憶させる。次いで、各指圧ボール13Bを雌側表シート15から剥がして、それぞれのボール押し付け位置に、対応するボール位置決めマークMを一致させた状態で、左右一対のマーク表示用掛止シート19をそれぞれ雌側表シート15に掛止する。
次に、各マーク表示用掛止シート19の表面の中央部に、ボール位置決めマークMとボール裏面の雄側小円シート16とを一致させた状態で、対応する指圧ボール13Aをそれぞれ掛止する。
これにより、左右一対の指圧ボール13Aが、各マーク表示用掛止シート19を介して、雌側表シート15のうち、使用者の左右の臀部にある脊柱管狭窄症のツボとの対峙位置に配設される。その結果、エリアコードを採用した実施例2に比べて、マット11B上の各指圧ボール13Aの掛止位置を、使用者の身長や体格に合わせて、自在に変更可能でかつより高精度に表示できる。
例えば、横向きに寝た使用者が、一方の足の付け根で骨盤の骨が飛び出している箇所から斜め下にある小殿筋のツボに一方の指圧ボール13Aを押し当てて指圧する際には、他方の指圧ボール13Aが邪魔になる。そこで、この指圧を行う前に、他方の指圧ボール13Aをマーク表示用掛止シート19から剥がしておくことがある。
その場合、指圧後には、剥がした他方の指圧ボール13Aを元に戻す必要があるが、例えば、実施例2のエリアコード式のものでは、エリアE単位での位置戻ししかできないために、その位置戻しの精度が低かった。これに対して、実施例3のものは、ボール位置決めマークMとボール裏面とを一致させての位置戻しが可能なため、より高精度な位置戻しができる。
なお、各マーク表示用掛止シート19の雄側中円シート17は、各指圧ボール13Aの雄側小円シート16より大判であるため、雌側表シート15に対する掛止力は高い。そのため、各指圧ボール13Aを対応するマーク表示用掛止シート19から剥がした際に、誤ってマーク表示用掛止シート19が雌側表シート15から剥がれるおそれはほとんどない。
その他の構成、作用及び効果は、実施例2から推測可能であるため、説明を省略する。
この考案は、脊柱管狭窄症を改善するための脊柱管狭窄症用指圧マットの技術として有用である。
10,10A,10B 脊柱管狭窄症用指圧マット
11,11A,11B マット
12 枕
13,13A 指圧ボール
17 雄側中円シート(雄側面状部)
18 雌側中円シート(雌側面状部)
19 マーク表示用掛止シート(雌側面状部)
E 指圧ボール掛止エリア(指圧ボール掛止ポイント)
F 面状ファスナ
M ボール位置決めマーク

Claims (5)

  1. 矩形状のマットと、
    該マットの長さ方向の一端部に取り付けられた枕と、
    前記マットの左右部分に配設されて、使用者の左右の臀部及び左右の腰部の何れかにある脊柱管狭窄症を改善するツボに押し当てられる左右一対の指圧ボールとを備えたことを特徴とする脊柱管狭窄症用指圧マット。
  2. 前記指圧ボールは、下部が除去された半球状のものであることを特徴とする請求項1に記載の脊柱管狭窄症用指圧マット。
  3. 前記マットの表面のうち、少なくとも前記使用者の左右の臀部及び左右の腰部の何れかと対峙する部分には、面状ファスナの一方を構成する第1面状掛止部が設けられ、
    前記各指圧ボールの少なくとも下部の表面には、前記第1面状掛止部に掛止可能で、かつ前記面状ファスナの他方を構成する第2面状掛止部が配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の脊柱管狭窄症用指圧マット。
  4. 前記マットに設けられた第1面状掛止部の表面のうち、前記使用者の左右の臀部及び左右の腰部の何れかと対峙する部分には、前記指圧ボールの掛止位置を特定する複数の指圧ボール掛止ポイントが、縦横所定ピッチでそれぞれ表示されたことを特徴とする請求項3に記載の脊柱管狭窄症用指圧マット。
  5. 前記マットに設けられた第1面状掛止部に掛止可能な第3面状掛止部が各裏側に配設される一方、前記指圧ボールに設けられた第2面状掛止部に掛止可能な第4の面状掛止部が各表側に配設された左右一対のマーク表示用掛止シートを有し、
    該各マーク表示用掛止シートは、前記各指圧ボールに配設された第2面状掛止部より大判で、
    前記各第4の面状掛止部の表面には、前記各指圧ボールの掛止位置を示すボール位置決めマークがそれぞれ表示されたことを特徴とする請求項3に記載の脊柱管狭窄症用指圧マット。
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