JP3244868B2 - 運搬具表面処理装置 - Google Patents
運搬具表面処理装置Info
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Description
の処理を施す運搬具表面処理装置に関するものである。
にさらされた状態で移動するため、その外表面は塵、
埃、水垢などにより汚れやすい。このため、運搬具の外
表面に付着した汚れを洗浄する洗浄装置が種々開発さ
れ、実用化されている。以下、従来の運搬具表面処理装
置として車両洗浄装置を例に挙げて説明する。
成を概略的に示す側面図である。図37を参照して、車
両洗浄装置には、車両800の表面を洗浄する洗浄駆動
体410が設置されている。この洗浄駆動体410は、
ブラシ401と回転軸402とを含んでいる。回転軸4
02は、その軸線(一点鎖線A−A)が鉛直もしくは鉛
直よりやや斜めとなるように支持されており、また軸線
を中心として回転可能である。ブラシ401は、摩擦抵
抗の小さい化学繊維よりなっており、回転軸402の軸
線から外周方向へ伸びるように取付けられている。
は、まず回転軸402が軸線を中心として回転する。こ
の回転軸402の回転に連動して、ブラシ401も同方
向に回転し、この回転するブラシ401により車両80
0の表面が洗浄される。このため、この洗浄駆動体41
0の洗浄軌跡は、図38に示すように水平線もしくは水
平よりやや斜めの洗浄軌跡700となる。
面)には、多種多様な凹凸がある。図39は、車両の横
断面を示す概略図である。図39を参照して、たとえば
車両800の側部には乗客の乗り降りに必要な扉部80
1を設置する必要があり、また窓部802や車側灯80
3なども多数設置される。これらの扉部801、窓部8
02および車側灯803の設置の必要性から車両800
の表面を完全に平坦にすることは困難であり、特に扉部
801は車両800の主表面に対して大きな凹部とな
る。なお、車両800間には車両連結部(図示せず)が
あり、かかる連結部も車両を洗浄する際には非常に大き
な凹部とみなすことができる。
慮する必要がある。従来の第1の車両洗浄装置ではブラ
シ401は、凹凸を有する車両表面になじみやすい。す
なわち、図40に示すように車両800の表面に多少の
凹凸があった場合でも、ブラシ401は、そのブラシの
長さよりも小さい段差を有する凹凸面に接触することが
できる。したがって、凹凸を有する車両の表面に追従さ
せることは比較的容易である。
は、図37に示すように回転軸402の軸線(一点鎖線
A−A)が鉛直方向に、すなわち車両の被洗浄表面に対
して略平行方向に設けられている。この場合、車両80
0の被洗浄表面に凹凸があると、被洗浄表面の各部でブ
ラシ401が車両800の表面を押圧する力が異なる。
具体的には、図40に示すように、ブラシ401が被洗
浄表面の凸部800aを押圧する力F11は、凹部800
bを押圧する力F12に比較して大きくなる。当然ながら
押圧力の大きい部分800aでは押圧力の小さい部分8
00bに比較して洗浄効果が大きくなり、結果として凹
部800bで汚れが落ちにくいという洗浄ムラを生じ
る。
は、実公昭48−22673号公報に開示されたものが
ある。以下、その洗浄装置を従来の第2の車両洗浄装置
として説明する。
の車両洗浄装置の構成を概略的に示す側面図である。図
41を参照して、車両洗浄装置に取付けられた洗浄駆動
体510は、ブラシ501、ブラシ取付台502、ブラ
シ取付軸503、変芯用板504および回転軸505を
備えている。
けられており、このブラシ取付台502にはブラシ取付
軸503が固着されている。このブラシ取付軸503に
は変芯用板504が取付けられている。この変芯用板5
04には、回転軸505がブラシ取付軸503とは異な
る軸線(一点鎖線B−B)を有するように取付けられて
いる。この洗浄駆動体510では、回転軸505の軸線
(一点鎖線B−B)は水平方向、すなわち車両800の
被洗浄表面に対して略垂直方向となるように設けられて
いる。このような構造を有しているため、従来の第2の
車両洗浄装置は鉛直方向に複数個の洗浄駆動体510を
設けることが比較的容易である。
は、まず回転軸505が軸線(一点鎖線B−B)を中心
として回転する。この回転力が変芯用板504を介在し
てブラシ取付軸503に伝達されることによりブラシ5
01が軸線(一点鎖線B−B)を中心として公転する。
この公転するブラシ501により車両800の表面が洗
浄される。
が車両800の被洗浄表面を押圧する力はばねなどによ
り制御できる。このため、車両800の被洗浄表面に多
少の凹凸がある場合でも、ブラシ501がばね力の範囲
内で略均一な力で各凹部および凸部を押圧できる。すな
わち、図42を参照して、洗浄駆動体510aが凸部8
00aを押圧する力F21と洗浄駆動体510bが凹部8
00bを押圧する力F 22とをほぼ均一に制御することが
可能となる。よって、車両800の凹凸を有する被洗浄
表面をほぼ均一に洗浄することが可能となり、洗浄ムラ
の発生を抑制することができる。
第2の洗浄装置は、洗浄ムラを抑制し得るが、以下の問
題点を有している。
車両の被洗浄表面へのなじみやすさを考慮してブラシ5
01が採用されている。しかし、ブラシ501を被洗浄
表面になじませることができるのも車両表面の凹凸の段
差がブラシ自体の長さより小さい場合のみである。すな
わち、図43を参照して、仮に車両800の表面にブラ
シ501の長さY12よりも大きい段差Y11を有する凹凸
がある場合には、ブラシ501は段差の凹部には達せ
ず、この凹部は未洗浄のままという不都合を生じる。
にすき間が生じ、ブラシがあたらない部分も生じる。特
に車両に対する洗浄装置の移動速度が速い場合、これが
顕著となり、これは洗浄ムラの原因ともなりうる。
れゆえ、洗浄時には多量の水分および洗剤を車両表面に
噴射する必要があり経済性に欠ける。
射して洗浄を行なうため、ブラシ501が車両表面の水
分および洗剤の膜上をスリップするという、いわゆるハ
イドロプレーニング現象が生じる。このため、ブラシ5
01では車両表面上に軽く付着した塵埃すら洗い落すこ
とができないおそれがある。また、水垢のごとく車両表
面に密着した汚れを洗い落すことは、なおさら困難であ
る。
車両表面の水垢などの汚れを洗い落すには、人手作業に
よる手洗いが必要となり、この手洗いによる洗浄では洗
浄に要する時間および手間は多大なものとなる。
水圧で車両表面に水分を噴射するいわゆる高圧洗浄法が
採用されることがある。しかし、高圧洗浄法では水分の
噴射圧が160kg/cm2 程度と非常に高いため、噴
射距離が近過ぎると車両表面の塗膜が取れるなど、車両
表面を傷めることとなる。逆に噴射距離が遠いと、車両
表面がきれいにならないため、余程制御をうまくしない
と車両表面に洗浄ムラが生じる。また、扉部などから車
両内部へ水分が浸入し、車両内部を汚す結果ともなり得
る。
は、ばねなどにより凹凸を有する被洗浄表面を均一な力
で押圧することができるが、それもばね力の範囲内であ
る。このため大きな凹凸などがある場合には、凸部では
ばねの付勢力が過大になり、また凹部ではばねの付勢力
が小さくなるため、やはり押圧力の不均一化を招くこと
になる。この押圧力の不均一化は、結局、洗浄ムラとい
う弊害を招来する。
両洗浄装置を用いれば、車両の主要な表面を洗浄するこ
とは可能である。しかし、たとえば車両連結部が取付け
られる面、いわゆる妻面などは洗浄できず、この妻面な
どは未洗浄部分として残ることとなる。
りモップやブラシなどを用いており、人手作業に頼らざ
るを得なかった。このため、洗浄に要する時間および手
間は多大なものとなっていた。
圧洗浄により未洗浄部分を洗浄することとすると、上述
と同様、車両表面を傷めるなどの弊害が生じる。
合には、一旦、車両表面の塗装を落とした後に再塗装し
直す必要がある。かかる再塗装時には、塗膜が車両表面
に密着性よく塗装されるよう車両表面を処理する必要が
ある。しかしながら、従来の車両表面処理装置において
は、少ない労力で可能な限り車両表面の未処理部分を少
なくすることは困難であった。
の窓部、車側灯などの比較的小さい凹凸や扉部、車両連
結部などの比較的大きい凹凸などの多種多様な表面形状
に追従して、水垢などの汚れを洗い落すことができな
い。また、従来の洗浄装置では、車両に未洗浄部分が生
じ、この未洗浄部分を効率よく洗浄することができな
い。さらに、再塗装時には、上述したように車両表面に
所定の処理を施す必要もある。
っていたり、また再塗装時による塗膜が剥がれたりする
場合には、車両の美的外観が著しく損なわれ、乗客に対
するイメージが悪くなる。
ためになされたもので、少ない労力で運搬具表面が清浄
な外観を有するように運搬具表面を処理可能な運搬具表
面処理装置を提供することを目的とする。
表面処理装置は、車両等の運搬具の主たる外表面に所定
の処理を施す運搬具表面処理装置であって、第1の軸
と、駆動手段と、第2の軸と、緩衝部材と、不織布部材
と、継手部材とを備えている。第1の軸は、第1の軸線
を有している。駆動手段は、第1の軸を保持して回転さ
せる。第2の軸は、外表面に交差する方向に配置可能な
第2の軸線を有している。緩衝部材は第2の軸の端部に
取付けられている。不織布部材は緩衝部材に取付けら
れ、外表面に接触可能な表面を有している。継手部材
は、第1の軸の回転を第2の軸に伝達可能に、第1の軸
の軸線方向の端縁と第2の軸の軸線方向の端縁とを対向
させて第1および第2の軸を連結している。この継手部
材を介して第2の軸線が第1の軸線となす所定の角度範
囲で第2の軸が移動可能となっている。
車両等の運搬具の主たる外表面に所定の処理を施す運搬
具表面処理装置であって、第1の軸と、駆動手段と、第
2の軸と、緩衝部材と、不織布部材と、継手部材と、流
体圧シリンダと、流体圧シリンダ内の圧力を所定の値に
保持する手段とを備えている。第1の軸は第1の軸線を
有している。駆動手段は第1の軸を保持して回転させ
る。第2の軸は、外表面に交差する方向に配置可能な第
2の軸線を有している。緩衝部材は第2の軸の端部に取
付けられている。不織布部材は緩衝部材に取付けられ、
外表面に接触可能な表面を有している。継手部材は第1
の軸の回転を第2の軸に伝達可能に第1および第2の軸
を連結している。また継手部材を介して第2の軸線が第
1の軸線となす所定の角度範囲で第2の軸が移動可能と
なっている。流体圧シリンダは駆動手段に連結され、駆
動手段を後退位置と前進位置との間で往復運動させ、か
つ後退位置で保持する。流体圧シリンダ内の圧力を所定
の値に保持する手段は、駆動手段を押し出す。
ましい局面によれば、不織布部材の表面は、中央部から
端縁へ達する切欠部を有している。
ば、車両等の運搬具の主たる外表面に接触可能な表面を
有する不織布部材を備えている。この不織布部材はブラ
シに比較して保水力が極めて高い。このため、多量の水
分および洗剤を噴射する必要はなく、不織布部材が運搬
具の主たる外表面でハイドロプレーニング現象によりス
リップすることもない。したがって、外表面の塵埃のみ
ならず水垢までも洗い落すことが可能となる。また、洗
浄時に多量の水分および洗剤を噴射する必要がないた
め、不織布部材に所望量の水分および洗剤を滴下するだ
けでよい。よって、経済性に優れており、また洗剤によ
る水質汚濁を抑制できる点において環境問題上も好まし
い。
搬具表面処理装置の移動速度が速くなった場合でも接触
面積を確保でき、これに対する洗浄ムラなども抑制しう
る。
緩衝部材が取付けられている。このため、運搬具の主た
る外表面に凹凸がある場合でも緩衝部材がその凹凸を吸
収し、不織布部材の表面を外表面の凹凸形状に沿う形状
に変位させることが可能となる。よって、不織布部材の
表面を外表面になじませることができる。
2の軸に伝達可能なように第1および第2の軸を連結し
ている。また、継手部材により第2の軸線が第1の軸線
となす所定の角度範囲で第2の軸が移動可能である。こ
のため、運搬具の主たる外表面に凹凸があることにより
外表面と不織布部材の表面との位置関係が変化した場合
でも、第2の軸が所定の角度範囲で移動することによ
り、外表面と不織布部材の表面とは所定の位置関係を維
持することが可能となる。よって、運搬具の主たる外表
面に凹凸がある場合でも、不織布部材の表面を外表面に
なじませることが容易となる。
により、不織布部材の表面を運搬具の主たる外表面にな
じませることがより一層容易となり、多種多様な凹凸に
追従させることが可能となる。
れば、駆動手段を押し出すための流体圧シリンダ内の圧
力を所定の値に保持する手段が設けられている。このた
め、駆動手段に連結される不織布部材をつねにほぼ一定
の圧力で車両の主たる外表面に押圧することができる。
よって、運搬具の主たる外表面に比較的大きな凹凸があ
っても、凹部および凸部での一定した押圧力を実現する
ことが可能となる。したがって、凹部と凸部とで洗浄ム
ラが生じることもない。
い凹凸部を洗浄する場合、すなわち凹部と凸部との段差
が非常に大きい場合、不織布部材が凹部から凸部へ移動
することが困難となる。しかし、請求項5に記載の運搬
具表面処理装置によれば、駆動手段に連結され、駆動手
段を後退位置と前進位置との間で往復運動させ、かつ後
退位置で保持することが可能な流体圧シリンダが設けら
れている。このため、凹部を洗浄中の不織布部材の進行
方向付近に段差の大きい凸部が接近した場合でも、たと
えばセンサなどにより凸部の接近が検知され、それに応
じて流体圧シリンダにより駆動手段を前進・後退させる
ことができる。これにより、駆動手段に連結された不織
布部材を凹凸の段差以上の変位量で後退させることがで
きる。また、後退後、上記のキープエンドの機構により
所定時間内、その後退位置を保持し、不織布部材の表面
が車両表面の凸部と対面する時点で流体圧シリンダによ
り不織布部材を前進させて、凸部の表面に不織布部材を
接触させることができる。これにより、外表面の凹凸の
段差が大きい場合でも不織布部材の凹部から凸部への移
動が容易となり、非常に大きい凹凸でも追従させること
が可能となる。
圧力を所定の値に保持する手段とを併用することによ
り、非常に大きい段差を有する凹凸における凹部と凸部
での不織布部材の押圧力を一定に保つことができ、かつ
凹部から凸部への移動が容易となる。したがって、洗浄
ムラの発生を抑制でき、かつ非常に大きい凹凸にも追従
することが可能となる。
ましい局面によれば、不織布部材の表面は、中央部から
端部へ達する切欠部を有している。このため、洗浄中に
不織布部材に付着した汚れは、不織布部材の回転の遠心
力により切欠部を通じて端縁から外周方向へ排除され
る。よって、不織布部材には汚れが溜り難くなり、長時
間使用しても不織布部材から運搬具の主たる外表面に汚
れが再付着することが防止される。
例として車両洗浄装置について図を用いて説明する。
浄装置に取付けられる洗浄駆動体の側面図である。図1
を参照して、洗浄駆動体10は、不織布1、マジックテ
ープ2、凹凸緩衝部材3、取付台4、不織布取付軸5、
継手部材6、回転軸7および駆動手段8を備えている。
緩衝部材3に取付けられている。この凹凸緩衝部材3に
は、たとえばエアバッグが採用されるが、これに限定さ
れずスポンジやゴムなどが採用されてもよい。この凹凸
緩衝部材3は取付台4に取付けられており、この取付台
4には不織布取付軸5が固着されている。この不織布取
付軸5は、継手部材6を介在して回転軸7に連結されて
いる。この不織布取付軸5は、その軸線(一点鎖線D−
D)を中心として回転可能であり、また継手部材6によ
り回転軸7の軸線と交差する所定の角度範囲内で軸線
(一点鎖線D−D)が移動可能なように取付られてい
る。この継手部材6には、たとえばボールジョイントが
採用されるが、これに限定されず不織布取付軸5の軸線
を回転軸7の軸線に対して所定の角度範囲内で移動可能
なものであればよい。回転軸7は、駆動手段8によりそ
の軸線を中心として回転可能なように設けられている。
なおこの駆動手段8にはモータなどが採用される。
容易に凹凸緩衝部材3に取付けまたは取外しできる。ま
た不織布の代わりに水研ぎ用研摩剤入りの不織布をマジ
ックテープ2により取付けた場合、車両の表面の再塗装
時における表面処理がこの水研ぎ用研摩剤入り不織布に
より可能となる。すなわち、水研ぎ用研磨剤入りの不織
布により車両の表面を処理することで、車両表面に微細
な凹凸を形成することができる。これにより、再塗装時
の塗膜を密着性よく車両表面に付着させることができ
る。
ず駆動手段8により回転軸7がその軸線を中心として回
転する。この回転力は、継手部材6を介在して不織布取
付軸5に伝達される。すなわち不織布取付軸5はその軸
線(一点鎖線D−D)を中心として回転する。この不織
布取付軸5の回転により取付台4と凹凸緩衝部材3とと
もに不織布1が回転する。この回転する不織布1により
車両800の表面が洗浄される。
に示すように洗浄駆動体10の進行方向(矢印F方向)
に螺旋状となり、人手作業による手洗いに近似した洗浄
軌跡600となる。
は、その軸線(一点鎖線D−D)が車両800の表面に
交差する方向、すなわち略水平方向となるように設けら
れている。このため、図3に示すように鉛直方向に対し
て複数個の洗浄駆動体10a、10bを設けることが容
易となる。また、複数個設けた洗浄駆動体10a、10
bの押圧力F31、F32を個別に調整することができる。
これにより、車両の表面に凹凸がある場合でも、各部で
均一な押圧力を実現することができる。すなわち、図4
に示すように洗浄駆動体10aが凸部を押圧する力F31
と洗浄駆動体10bが凹部を押圧する力F32とをほぼ同
一に調整することが可能となる。よって、車両表面各部
において均一な洗浄効果が得られ、洗浄ムラは生じなく
なる。
駆動体10では不織布1により車両800の表面の汚れ
を洗い落している。この不織布1は、従来のブラシに比
較して保水力が極めて高い。このため、洗浄時に多量の
水分および洗剤を噴射する必要はなく不織布1に水分お
よび洗剤を所望量滴下するだけでよい。よって本実施例
の洗浄駆動体10は経済性に優れており、また洗剤によ
る水質汚濁を抑制できる点において環境問題上も好まし
い。
要がないため、不織布1が車両の表面でハイドロプレー
ニング現象によりスリップすることもない。したがっ
て、車両表面の塵埃のみならず水垢までも洗い落すこと
が可能となる。
面、車両の被洗浄表面になじみやすいという点において
はブラシに及ばない。このため、車両表面に凹凸がある
と、その凹凸に追従させることが困難である。したがっ
て、本実施例の洗浄駆動体10では、凹凸を有する車両
の被洗浄表面にもなじみやすくするため、エアバックな
どの緩衝部材およびボールジョイントなどの継手部材を
採用している。以下、両部材の役割について詳細に説明
する。
を説明するための図である。図5を参照して、車両80
0の表面に車側灯803などによる比較的小さい凹凸が
あっても、この凹凸をエアバッグなどの凹凸緩衝部材3
が吸収する。このため、車両800の被洗浄表面の凹凸
に沿う形状に不織布1の表面を変位させることができ
る。よって、不織布1の表面を車両800の凹凸を有す
る表面になじませることが容易となる。
するための図である。まず図6を参照して、不織布取付
軸5の軸線(一点鎖線D−D)は、回転軸7の軸線(一
点鎖線E−E)と所定の角度範囲θ0 で移動可能なよう
に継手部材6に取付けられている。一般に、継手部材6
に通常のボールジョイントを採用した場合、この角度範
囲θ0 は15°程度となる。
り、不織布1の表面は車両800の表面に対して最もな
じみやすい角度で保持されうる。すなわち、車両800
の表面に凹凸がある場合でも、不織布取付軸5の軸線
(一点鎖線E−E)が回転軸7の軸線に対して角度θ1
をなすように保持されることにより、不織布1の表面を
車両800の凹凸になじませることが容易となる。
用することで両部材の相乗効果により洗浄駆動体10を
比較的小さい多種多様な凹凸に追従させることが可能と
なる。
への押圧力を個別に調整する押圧手段について詳細に説
明する。
浄装置本体(図示せず)に取付けられる洗浄駆動体と押
圧手段との構成を概略的に示す側面図である。図8を参
照して、洗浄駆動体10には、押圧手段20が連結され
ている。ここでは押圧手段20は、キープエンドシリン
ダ21およびハイリリーフレギュレータ25を備えてい
る。
21a、ピストン21b、シリンダ21cとを含んでい
る。ピストン棒21aは駆動手段8に連結されており、
その先端にピストン21bが固着されている。このピス
トン21bは、シリンダ21cの内周に接して移動可能
である。このキープエンドシリンダ21には、ピストン
21bがストロークエンド位置(点線22)に達した場
合、この位置で設定時間内ピストン21bを保持でき
る、いわゆるキープエンドの機構が採用され、車両を動
かす時、先端ポリッシャー部を車両限界外に保持し、車
両の安全を確保している。
は、シリンダ21c内でピストン21bを挟んで前進側
23aの圧力と後退側23bの圧力との差圧を一定に保
つハイリリーフレギュレータ25が取付けられている。
リリーフレギュレータ25の動作については、まずピス
トン21bがシリンダ21cの内周を往復運動する。こ
の往復運動により、ピストン棒21aに連結された駆動
手段8が前進または後退する。ピストン21bの往復運
動時において、シリンダ21c内の前進側23aと後退
側23bとの差圧がハイリリーフレギュレータ25によ
り一定に保持される。このため、駆動手段8を前進方向
へ押出す力は、ハイリリーフレギュレータ25により一
定に保持されることとなる。また、かかる往復運動によ
りピストン21bが後退してストロークエンド位置(点
線22)に達した場合、ピストン21bはその位置で所
定時間内保持されうる。
体10を車両表面に均一の力で押圧するように調整する
ことができる。また、各洗浄駆動体10ごとに押圧手段
20を取付けることにより、各洗浄駆動体10の車両表
面への押圧力を個別に調整することが可能となり、洗浄
ムラも生じなくなる。
けた1個の洗浄駆動体10の動作を具体的に示す概略平
面図である。図9を参照して、押圧手段20により洗浄
駆動体10の車両表面に対する押圧力を調整することが
可能である。このため、洗浄駆動体10の進行方向(矢
印G方向)に沿って車両800の表面に凹凸があった場
合でも、洗浄駆動体10が凸部を押圧する力F31と凹部
を押圧する力F32とをほぼ同一の圧力にすることが可能
となる。
め、以下に述べる利点も有する。一般に車両の洗浄は、
車両をレール上に載せた状態で行なわれる。たとえば検
車場で洗車線を設ける場合、真直にレイアウトできれば
理想的であるが、現実には諸事情により曲線を含む形状
にレールを敷設せざるを得ない場合がある。かかるレー
ルの曲線部においては、レールと車両との位置関係は、
弧と弦のごとくとなり、いわゆる車両偏倚が生じること
となる。
車両との間で車両偏倚が生じた様子を示す概略平面図で
ある。図10を参照して、車両偏倚が生じた場合、車両
側面はレール850の弧に対して弦の状態となる。この
ため、レール850に沿って敷設された装置移動用軌条
900上を走行する車両洗浄装置100と車両表面との
間の距離が各部で異なる。すなわち、車両洗浄装置10
0が位置X1 を走行する時の車両800の表面と車両洗
浄装置100との距離は、位置X2 を走行する時に比較
して大きくなる。このように、車両洗浄装置100と車
両800の表面との距離が異なると、ばねにより洗浄駆
動体10の押圧力を調整する場合には、各部(位置
X1 ,X2 )での押圧力を一定にすることはできない。
これに対して押圧手段20を設ければ、かかる車両偏倚
により、洗浄装置100と車両800との間の距離が変
化した場合でも、車両800の各表面での各洗浄駆動体
10の押圧力を一定にすることができる。
面に不織布をなじませるためにもボールジョイントは有
効である。
の機構を有するキープエンドシリンダ21を用いたた
め、本実施例の車両洗浄装置は以下に述べる利点も有す
る。
有する凹凸を洗浄する様子を示す概略平面図である。図
11を参照して、車両800の側面に設けられる扉部
は、一般にその凹凸の段差Y21が150mmである。こ
れに対して洗浄駆動体10の不織布1、マジックテープ
2、凹凸緩衝部材3および取付台4の厚みの和Y22は約
100mmである。このため洗浄時における車両洗浄装
置の進行により、不織布1、両面テープ2、凹凸緩衝部
材3、取付台4が段差部側壁に衝突することになる。こ
のように、洗浄駆動体10が段差部側壁に衝突した場
合、特に取付台4の衝突する部分Pにおいて車両が損傷
するおそれがある。
ことにより、上記の車両800の表面の損傷が以下のよ
うにして防止される。凹部を洗浄中の洗浄駆動体10の
進行方向(矢印G方向)付近に扉部等の段差の大きい凸
部が接近した場合、その凸部の接近がまずセンサ30a
などにより検知される。このセンサ30aには、たとえ
ばリミットスイッチなどが採用される。このセンサ30
aは洗浄駆動体10の進行よりも先行するように車両洗
浄装置本体に取付けられる。
進行によりセンサ30aが段差部と接触すると、それに
応じて洗浄駆動体10が矢印J方向に後退する。この洗
浄駆動体10の後退は、ピストン21bがストロークエ
ンド位置に達するまで行なわれ、洗浄駆動体10はスト
ロークエンド位置で所定時間保持される。また車両洗浄
装置は、洗浄駆動体10がこの後退運動をしている間に
も矢印G方向に進行し続ける。
より、不織布1の表面が車両800の凸部表面に対面す
るとき、押圧手段20により洗浄駆動体10が矢印K方
向に前進させられる。これにより、洗浄駆動体10の不
織布1が車両800の凸部表面に接触することとなる。
採用したことにより、センサ30aなどとの併用によ
り、扉部などの比較的大きい凹凸に対しても洗浄駆動体
10を容易に追従させることが可能となる。
め、洗浄駆動体10は後退位置で保持され得る。このた
め、車両洗浄装置を使用していないときに洗浄駆動体1
0の重量によって、ピストン21bが前進し、前進した
洗浄駆動体10によって車両の進行が妨げられることも
なくなる。
り車両連結部の凹凸にも洗浄駆動体は追従することが可
能となる。以下、車両連結部の凹凸に追従可能となるこ
とについて詳細に説明する。
の動作を示す車両上方から見た概略平面図である。図1
5を参照して、車両800の表面を洗浄する洗浄駆動体
10はその進行により車両連結部に達すると、押圧手段
20の働きにより矢印K方向へ前進させられる。この洗
浄駆動体10が前進した状態で矢印G方向へ進行し続け
ると、車両側面に取付部4が衝突し、車両側面のR部を
損傷するおそれがある。
両連結部の凹凸を検知するためのセンサが併用される。
図16は、このセンサと車両との位置関係を示す車両の
概略的な横断面図である。図16を参照して、このセン
サ30bには、上述と同様、たとえばリミットスイッチ
が採用される。また、このリミットスイッチは車両洗浄
装置の進行方向に対して、洗浄駆動体10に先行するよ
うに、また車両800の肩部(コーナー部)に接触する
ように洗浄装置に設置される。
れた場合の洗浄駆動体10の動作を説明するための車両
上方から見た概略平面図である。図17を参照して、車
両800の表面に接触するリミットスイッチ30bは、
車両洗浄装置の進行により車両連結部に達すると車両表
面に接触しなくなる。これにより、車両連結部が検知さ
れ、洗浄駆動体10は扉部の凹凸の場合と同様、一旦後
退した後、一定時間経過後(すなわち、次の車両表面に
達した後)、洗浄駆動体10が前進される。よって、洗
浄駆動体10が車両側面を損傷することなく、車両連結
部などの非常に大きい凹凸にも追従することが可能とな
る。
る不織布1の洗浄表面は、実質的に平坦な表面でもよ
く、また表面に切欠部を有していてもよい。
からみた洗浄表面に切欠部を有する不織布の概略的な正
面図である。図18、図19を参照して、不織布1a、
1bの洗浄表面には、十字形やヒトデ形の切欠部11
a、11bが形成されている。この切欠部11a、11
bにより、洗浄時に不織布1a、1bに車両の汚れが溜
っても、回転時の遠心力により切欠部11a、11bか
ら外周方向へ汚れが排除される。このため、不織布1
a、1bには汚れは溜りにくく、長時間連続洗浄をして
も、不織布1a、1bから車両表面に汚れが再付着する
ことはない。なお、不織布の切欠部の形状は上記のもの
に限られず、不織布の表面の中央部から端縁に達するよ
うな形状であれば、どのような形状でもよい。
車両洗浄装置の一例について詳細に説明する。
示す側面図(a)、正面図(b)である。図20を参照
して、車両洗浄装置200は、洗浄駆動体110、押圧
手段120、センサ130a、130b、130c、平
行リンク140、洗剤供給機構150、水分供給機構1
60および走行機構170を備えている。
ンク140を介在して押圧手段120に連結されてい
る。この平行リンク140を支持する固定リンクは第2
の取付板193に、また押圧手段120は第1の取付板
192に各々取付けられている。また第1および第2の
取付板192、193は取付台191に固着されてい
る。
構150および水分供給機構160が取付けられてい
る。まず洗剤供給機構150は、洗剤タンク151、ポ
ンプ152、供給管153およびノズル154とを備え
ている。取付台191の上に設置された洗剤タンク15
1から洗剤がポンプ152により供給管153へ供給さ
れる。供給管153に供給された洗剤は、ノズル154
より洗浄駆動体110に滴下される。
1、ポンプ162、供給管163およびノズル164
a、164bを備えている。取付台191の上に設置さ
れた水タンクから水がポンプ162により供給管163
へ供給される。この水は、供給管163からノズル16
4a、164bにより車両表面に噴射される。なお、洗
剤にはしゅう酸を50〜100倍程度に希釈した溶液が
用いられる。
取付けられている。すなわち、取付台191に取付けら
れた車輪171はインバータ付トルクモータ172によ
り回転可能である。またインバータ付トルクモータ17
2によりこの車輪171の回転速度は容易に変化させる
ことができる。すなわち、車両洗浄装置の走行速度を調
節することができる。なお、トルクモータは特にインバ
ータを備えていなくてもよい。
81やコンプレッサ182などが設置されている。この
ケーブルリール181は、自ら走行する洗浄装置200
に電源を供給するために用いられる。またコンプレッサ
182は、押圧手段120に空気を送るために用いられ
る。
aは、車両洗浄装置200が双方向に走行することを考
慮して各洗浄駆動体110の左右両側に設けられてい
る。また連結部検知用のセンサ130bは、図16のセ
ンサ30bと同様に車両のコーナー部に接触可能なよう
に取付けられている。さらに自動的に双方向の走行を可
能にするためのセンサ130cが取付台191に取付け
られている。またこのセンサ130cにより検知される
物体として検知体131が装置移動用軌条900の上表
面に取付けられている。
ンク140の構成について詳細に説明する。
す側面図である。図21を参照して、平行リンク140
は、第1、第2、第3および第4のリンク141、14
2、143a、144とピン145a、145b、14
5c、145dとから構成されている。
の駆動手段108に固着されている。この第1のリンク
141には、第2および第3のリンク142、143a
の一方端部が各々ピン145a、145bにより取付け
られている。この第2および第3のリンク142、14
3aは第1のリンク141に対してピン145a、14
5bを中心として各々回転可能である。この第2および
第3のリンク142、143aの他方端部が各々ピン1
45c、145dにより第4のリンク(固定リンク)1
44に回転可能に取付けられている。この第4のリンク
144と第1のリンク141は平行であり、かつ第2の
リンク142と第3のリンク143aも平行となってい
る。すなわち平行リンク140では、常に平行四辺形の
形状が保持される。第4のリンク144は第2の取付板
192に取付固定されている。また第3のリンク143
aは連結リンク143bを介在して押圧手段120のピ
ストン棒121aに連結されている。この押圧手段12
0の端部はピン127により回転可能なように第1の取
付板191に取付けられている。
20は、図1および図8に示す洗浄駆動体10および押
圧手段20とほぼ同様の構成であるためその説明は省略
する。
明する。図22は、平行リンクの動作を説明するための
概略的な側面図である。図22を参照して、この平行リ
ンク140の役割は、洗浄駆動体110の先端に取付け
られた不織布101の洗浄表面を車両800の主表面と
略平行に維持することである。平行リンク140では対
向するリンクが常に平行を維持することを利用して、第
4の固定リンク144と平行となる第1のリンク141
が水平に維持される。これにより、車両800の表面に
凹凸がある場合でも常に不織布101の洗浄表面が車両
800の表面に平行に維持される。
表面に平行となるように不織布101の洗浄表面を設定
すれば、凹部800bと平行な表面を有する凸部800
aの表面にも不織布101の洗浄表面は平行に維持され
る。
段120により制御される。しかし、上記の役割を有す
る平行リンクにも以下に述べる問題点がある。
面図である。図22を参照して、上述のごとく平行リン
ク140を用いれば、常に第1のリンク141は水平に
維持される。しかし、図23に示すように車両800の
表面の凹部800bと凸部800aとで不織布101が
車両800に接触する高さ位置が高さY30だけ異なるこ
ととなる。このため、この高さY30の領域分だけ未洗浄
部分が残ることになる。
は、かかる未洗浄部の生じない改良平行リンクを採用し
ている。以下、その改良平行リンクについて説明する。
洗浄装置に採用される改良平行リンクの構成を概略的に
示す側面図である。図24を参照して、平行リンク14
0を構成する第2のリンク142には、スライド孔14
2aが設けられている。このスライド孔142aに第1
のリンク141に取付けられたピン145aが嵌められ
ている。すなわち、ピン145aはスライド孔142a
に沿って摺動することにより、第2のリンク142の長
さ方向に移動可能である。また第1のリンク141は、
第2のリンク142に取付けられたシリンダ147a内
に配置されたばね(図示せず)により押圧力伝達棒14
2aを介在して矢印N方向に付勢されている。
行リンクの構成とほぼ同様であるためその説明は省略す
る。
て詳細に説明する。図25は、改良平行リンクの動作を
概略的に示す側面図である。図25を参照して、凹部8
00bの表面に不織布101の洗浄表面が接触している
場合、改良平行リンク140の第2および第3のリンク
142、143aと水平線(一点鎖線S−S)とがなす
角度θ21は比較的小さい。このため、第1のリンク14
1を付勢するばね力は洗浄駆動体110の自重に打勝
ち、ピン145aはスライド孔147bの最も上側に位
置する。したがって、第1のリンク141は略水平の状
態を維持する。
布101の洗浄表面が接触している場合、平行リンク1
40の第2および第3のリンク142、143aと水平
線(一点鎖線S−S)とがなす角度θ22は比較的大きく
なる。このため、第1のリンク141を付勢するばね力
と洗浄駆動体110の自重との釣合いによりピン145
aはスライド孔147bの下側位置(矢印0方向位置)
に位置することとなる。したがって、第1のリンク14
1は水平状態を維持できず、洗浄駆動体110の取付け
られた先端の高さ位置が低い傾斜状態となる。このた
め、図26に示すように不織布101の表面の高さ位置
は、凹部800bと凸部800aとで変化せず、未洗浄
部分が生じることはない。なお、第1のリンク141が
傾斜状態となった際には、不織布101の表面を車両表
面800bに平行とするのに継手部材106が有効であ
る。
200の走行動作について以下に説明する。
洗浄装置の走行動作について説明するための車両上方か
ら見た概略平面図である。図27を参照して、本発明の
車両洗浄装置200は、装置移動用軌条900上を双方
向(矢印T方向)に走行可能であり、また走行方向の反
転を自動的に行なうことが可能である。この走行方向の
反転を自動的に行なう方法については、まず車両洗浄装
置200に取付けられたセンサ130c、たとえばリミ
ットスイッチがその走行により装置移動用軌条900に
設けられた検知体131に接触する。これにより、トル
クモータが反転し、車両洗浄装置200は逆方向へ走行
することとなる。
cが車両洗浄装置200の両端に設けられている。この
ため、双方向(矢印T方向)のどちらに走行していても
走行方向を自動的に反転させることが可能となる。
るときの水分噴射などの動作については図20を参照し
て、矢印T1 方向へ走行する場合には、左側に設置され
た給水管163のノズル164aより水分が噴射され
る。これに対して、矢印T2 方向に車両洗浄装置200
が走行する場合には、右側に設置された給水管163の
ノズル164bより水分が噴射される。
浄駆動体110が複数個設けられた構成を示している
が、たとえば洗浄駆動体は1つであってもよい。洗浄駆
動体が1つの場合には、これを車両に対して上下等に移
動可能とすることにより効果的に車両側面等の洗浄を行
なうことが可能となる。
両洗浄装置について説明する。図28は、洗浄駆動体が
1つの場合の車両洗浄装置の構成を概略的に示す正面図
(a)、側面図(b)である。また、図29は、図28
に示す車両洗浄装置の平面図である。さらに、図30
は、図28に示す車両洗浄装置の洗浄部を拡大して示す
概略側面図である。
装置300には、1つの洗浄駆動体210が設けられて
いる。この洗浄駆動体210は、不織布部材201と、
マジックテープ202と、凹凸緩衝部材203と、取付
部204と、不織布取付軸205と、固定軸207と、
駆動手段208と、連結部材220とを備えている。
マジックテープ202により凹凸緩衝部材203に取付
けられている。この凹凸緩衝部材203は、たとえば内
部が中空の中空スポンジが用いられている。この凹凸緩
衝部材203は、取付部204を介在して不織布取付軸
205に取付けられている。この不織布取付軸205
は、駆動手段208により軸線M1 −M1 を中心として
回転可能である。この駆動手段208には、たとえばエ
アモータが用いられる。
201などが先端に取付けられた不織布取付軸205
は、連結部材220を介在して固定軸207に支持され
ている。
円管係合部材212と、第2の円管係合部材213とを
含んでいる。支軸211の一方端部には、不織布取付軸
205が駆動手段208により回転可能なように支持さ
れている。また、支軸211は、第1の円管係合部材2
12に挿通されており、その他方端部に操作ハンドル2
21が取付けられている。この第1の円管係合部材21
2は、第2の円管係合部材213に取付けられている。
またこの第2の円管係合部材213には、固定軸207
が挿通されている。
と複数個の車輪235等を備えた取付台231にその下
端が支持されている。また固定軸207の上端には取付
板223を介在してバランサー225が設けられてい
る。
ンサー用ワイヤ225bと、錘225cとを含む滑車装
置よりなっている。取付板223に回転可能に取付けら
れた滑車225aには、バランサー用ワイヤ225bが
かけられている。このバランサー用ワイヤ225bの一
方端部には、連結部材220を構成する第2の円管係合
部材213が取付けられており、他方端部には錘225
cが取付けられている。
部が中空の円環形状を有しており、その内部にチューブ
209が挿設されている。このチューブ209は、タン
クから洗剤などを輸送する経路となり、支軸211から
引き出された開口209aをさらに引き延ばすことによ
り、車両表面に洗剤などを滴下する役割をなす。
について詳細に説明する。図31は、連結部材220に
おける各部材の係合状態を概略的に示す部分拡大断面図
である。図31を参照して、第1の円管係合部材212
は、円管部212aと、係合部212bと、凸部212
cとを有している。この円管部212aには、支軸21
1が、軸線M2 −M2 に沿う方向(矢印H1 方向)に摺
動可能なように、かつ軸線M2 −M2 を中心として矢印
H2 方向に回転可能なように挿通されている。この円管
部212aの側部には、凸部212cを有する係合部2
12bが取付けられている。
3aと、係合部213bと、凹部213cとを有してい
る。この円管部213aは、軸線M3 −M3 に沿う方向
(矢印H4 方向)に移動可能なように、かつ軸線M3 −
M3 を中心として矢印H5 方向に回転可能なように固定
軸221に嵌挿されている。この円管部213aの側部
には、凹部213cを有する係合部213bが取付けら
れている。
3cに凸部212cが嵌められることにより係合されて
いる。この係合部212bと213bとの係合により、
第1と第2の円管係合部材212、213は、互いに矢
印H3 方向に回転可能なように支持される。
部材は、大きな自由度をもって相互に支持されている。
このため、図28と図29に示すように支軸211に取
付けられた操作ハンドル221を操作することにより矢
印H1 、H2 、H3 、H4 、H5 方向へ不織布201を
移動もしくは回転させることができる。この不織布20
1の操作により移動させた例を図32と図33に示す。
0を構成する各部の相互動作により、不織布201を様
々な位置状態(高さ、角度、向きなど)に移動させるこ
とができる。よって、車両の妻面、肩部の曲面、屋根な
どの頂部表面にも好適な状態で不織布201の洗浄表面
を接触させることが可能となる。したがって、複雑な表
面形状を有する車両においても、車両表面の未洗浄部分
を少なくすることが可能となり、未洗浄部分を洗浄する
人手による労力を大幅に削減することができる。
5に接続されている。このバランサー225は、連結部
材220を含む移動部分をある程度の位置で保持する力
を与える。すなわち、バランサー225は、連結部材2
20を含む移動部分の保持力を与えることにより、人力
による操作を補助する役割をなしている。これにより、
作業者は操作ハンドル221により容易に不織布201
の位置状態を移動させることが可能となる。
間には中空スポンジよりなる凹凸緩衝部材203が設け
られている。これにより、不織布201の洗浄表面と車
両の被洗浄表面との間でより一層好適な接触状態を確保
することができ、かつ洗浄可能な車両表面が増す。これ
により、より望ましい洗浄などの処理を車両表面に施す
ことが可能となる。
他の車両洗浄装置について説明する。
的に示す正面図である。また図35は、他の洗浄装置の
洗浄部を拡大して示す部分正面図である。図34と図3
5を参照して、洗浄駆動体310は、不織布301と、
マジックテープ302と、凹凸緩衝部材303と、取付
部304と、不織布取付軸305と、固定軸307と、
駆動手段308と、連結部材320とを備えている。
より凹凸緩衝部材303に取付けられている。この凹凸
緩衝部材303には、たとえばエアバックが用いられる
が、これに限定されず上述の中空スポンジなどが用いら
れてもよい。また凹凸緩衝部材303は、取付部304
を介在して不織布取付軸305に取付けられている。こ
の不織布取付軸305は、駆動手段308により軸線L
1 −L1 を中心として回転可能なように支持されてい
る。なお、この駆動手段308には、たとえばエアモー
タが用いられ、エアモータが用いられた場合には、エア
(空気)を供給するチューブ308aが取付けられる。
また駆動手段308には、エアモータに限られず、誘導
電動機が用いられてもよい。誘導電動機が用いられる場
合には、誘導電動機308には電線308aが接続され
る。この不織布301などを支持する駆動手段308
は、連結部材320を介在して固定軸307に支持され
ている。また、水または洗剤を車両表面に供給するホー
ス309も取付けられている。
ングバランサー312と、保持手段313とを含んでい
る。支持部材であるスプリングバランサー312のバラ
ンサー用ワイヤ312aは、駆動手段308に取付けら
れている。また、スプリングバランサー312は、支軸
311の軸線L2 −L2 に沿う方向(矢印I2 方向)に
移動可能なように支軸311に取付けられている。また
支軸311は、固定軸307の軸線L3 −L3 を中心と
して矢印I3 方向に回転可能なように固定軸307に保
持手段313を介在して取付けられている。なお、支持
部材としてスプリングバランサー312が用いられてい
るが、これに限定されず、エアバランサーが用いられて
もよい。
が水平となるように一方端部が固定軸307の上端に固
定されたワイヤ325により支持されている。
は、不織布301は、スプリングバランサー312によ
って上下方向(矢印I1 方向)に移動させることができ
る。また、不織布301の移動は、駆動手段308に取
付けられた把手321を作業者が操作することにより行
なわれる。この不織布301の上下方向の操作について
は、スプリングバランサー312により不織布301な
どにある程度の保持力が与えられるため、作業者は少な
い労力で容易に不織布301を移動させることができ
る。また、この不織布301などを支持するスプリング
バランサー312は、矢印I2 方向へ横行させることが
できる。
は、固定軸307を中心として矢印I 3 方向に回転させ
ることができる。なお、図36は、車両洗浄装置の構成
を概略的に示す平面図である。
軸311やスプリングバランサー312の相互動作によ
り、不織布301は、様々な位置状態(高さ、角度、向
きなど)に移動させることができる。これにより、図3
6に示すように、車両800の片側側面のみならず、車
両800の両側面と車両連結部が取付けられる妻面80
0tとをも洗浄することが可能となる。したがって、車
両表面の未洗浄部分を少なくすることが可能となり、未
洗浄部分を洗浄する人手による労力を大幅に削減するこ
とができる。
の車両を洗浄する装置について説明したが、これに限定
されるものではなく、本発明は飛行機、船、車などあら
ゆる運搬具の洗浄に適用することが可能である。また、
その用途も洗浄に限られず再塗装時の表面処理等、各種
の表面処理に用いられる。
よれば、車両などの運搬具の主たる外表面に接触可能な
表面を有する不織布部材を備えている。この不織布部材
はブラシに比較して保水力が極めて高い。したがって、
運搬具の主たる外表面の塵埃のみならず梨地仕上げの肌
理に入りこんだ水垢までも洗い落すことが可能となる。
また、使用する洗剤が少なくてすむので、経済性、環境
汚染の点からいっても非常に好都合である。
衝部材が取付けられている。したがって、不織布部材の
表面を運搬具の主たる外表面になじませることができ
る。
2の軸に伝達可能に第1および第2の軸を連結してい
る。また継手部材により第2の軸線が第1の軸線となす
所定の角度範囲で第2の軸が移動可能である。このた
め、運搬具の主たる外表面に凹凸がある場合でも不織布
部材の表面を外表面になじませることが容易となる。
により、不織布部材の表面を運搬具の主たる外表面にな
じませることがより一層容易となり、多種多様な凹凸に
追従させることが可能となる。
れば、駆動手段を押し出すための流体圧シリンダ内の圧
力を所定の値に保持する手段が設けられている。したが
って、運搬具の主たる外表面に比較的大きな凹凸があっ
ても凹部および凸部での一定した押圧力を実現すること
が可能となり、凹部と凸部とで洗浄ムラが生じることが
ない。
退位置と前進位置との間で往復運動させ、かつ後退位置
で保持することが可能な流体圧シリンダが設けられてい
る。このため、運搬具の主たる外表面の凹凸の段差が大
きい場合でも不織布部材の凹部から凸部への移動が容易
となり、非常に大きい凹凸へも追従させることが可能と
なる。
圧力を所定の値に保持する手段を併用することにより、
段差の非常に大きい凹凸における凹部と凸部との押圧力
を一定に保つことができ、かつ凹部から凸部への移動が
より一層容易となる。
ましい局面によれば、不織布部材の表面は中央部から端
縁へ達する切欠部を有している。このため、不織布部材
には汚れが溜り難くなり、長時間洗浄した後であっても
不織布部材から運搬具の主たる外表面に汚れが再付着す
ることが防止される。
けられる洗浄駆動体の構成を概略的に示す側面図であ
る。
けられる洗浄駆動体の洗浄軌跡を示す概略図である。
けられる洗浄駆動体の一般的な動作を示す概略的な側面
図である。
けられる洗浄駆動体の動作を示す概略的な側面図であ
る。
けられた凹凸緩衝部材の役割を説明するための概略的な
側面図である。
けられた継手部材の役割を示す概略的な側面図である。
けられる洗浄駆動体に設けられたボールジョイントの役
割を示す概略的な側面図である。
駆動体に取付けられる押圧手段の構成を概略的に示す側
面図(一部断面図)である。
される押圧手段の役割を示す概略図である。
車両偏倚が生じた様子を示す概略平面図である。
生じる弊害を説明するための概略図である。
ける車両洗浄装置の洗浄駆動体の動作の第1工程を示す
概略図である。
ける車両洗浄装置の洗浄駆動体の動作の第2工程を示す
概略図である。
ける車両洗浄装置の洗浄駆動体の動作の第3工程を示す
概略図である。
浄駆動体の車両連結部での動作を示す車両上方から見た
概略平面図である。
的な横断面図である。
動体の動作を説明するための車両上方から見た概略平面
図である。
を有する不織布の概略的な正面図である。
を有する不織布の概略的な正面図である。
成を概略的に示す側面図(a)、正面図(b)である。
行リンクの構成を具体的に示す概略的な側面図である。
作を概略的に示す側面図である。
である。
用される改良平行リンクの構成を具体的に示す概略的な
側面図である。
用される改良平行リンクの動作を概略的に示す側面図で
ある。
位置を示す図である。
作を示す車両上方から見た概略平面図である。
成を概略的に示す正面図(a)、側面図(b)である。
示す平面図である。
て示す部分断面図である。
部材の各部材の支持構造を概略的に示す部分断面図であ
る。
移動させた状態を示す図28(a)、(b)に対応する
正面図および側面図である。
移動させた様子を示す図29に対応する平面図である。
図である。
面図である。
示す平面図である。
示す側面図である。
概略図である。
図である。
概略図である。
示す側面図である。
示す側面図である。
害を説明するための概略図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両等の運搬具の主たる外表面に所定の
処理を施す運搬具表面処理装置であって、 第1の軸線を有する第1の軸と、 前記第1の軸を保持して回転させるための駆動手段と、 前記外表面に交差する方向に配置可能な第2の軸線を有
する第2の軸と、 前記第2の軸の端部に取付けられた緩衝部材と、 前記緩衝部材に取付けられ、前記外表面に接触可能な表
面を有する不織布部材と、 前記第1の軸の回転を前記第2の軸に伝達可能に、前記
第1の軸の軸線方向の端縁と前記第2の軸の軸線方向の
端縁とを対向させて前記第1および第2の軸を連結する
継手部材とを備え、 前記継手部材を介して前記第2の軸線が前記第1の軸線
となす所定の角度範囲で前記第2の軸が移動可能となっ
ている、運搬具表面処理装置。 - 【請求項2】 車両等の運搬具の主たる外表面に所定の
処理を施す運搬具表面処理装置であって、 第1の軸線を有する第1の軸と、 前記第1の軸を保持して回転させるための駆動手段と、 前記外表面に交差する方向に配置可能な第2の軸線を有
する第2の軸と、 前記第2の軸の端部に取付けられた緩衝部材と、 前記緩衝部材に取付けられ、前記外表面に接触可能な表
面を有する不織布部材と、 前記第1の軸の回転を前記第2の軸に伝達可能に前記第
1および第2の軸を連結する継手部材とを備え、 前記継手部材を介して前記第2の軸線が前記第1の軸線
となす所定の角度範囲で前記第2の軸が移動可能となっ
ており、 前記駆動手段に連結され、前記駆動手段を後退位置と前
進位置との間で往復運動させ、かつ前記後退位置で保持
することが可能な流体圧シリンダと、 前記駆動手段を押し出すための前記流体圧シリンダ内の
圧力を所定の値に保持する手段とを備えた、運搬具表面
処理装置。 - 【請求項3】 前記不織布部材の表面は、中央部から端
縁へ達する切欠部を有する、請求項1または2に記載の
運搬具表面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15660293A JP3244868B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-06-28 | 運搬具表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-12930 | 1993-01-28 | ||
JP1293093 | 1993-01-28 | ||
JP15660293A JP3244868B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-06-28 | 運搬具表面処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278578A JPH06278578A (ja) | 1994-10-04 |
JP3244868B2 true JP3244868B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=26348624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15660293A Expired - Fee Related JP3244868B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-06-28 | 運搬具表面処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244868B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
EP3919273A4 (en) * | 2019-01-30 | 2022-05-11 | FUJIFILM Corporation | WASHING DEVICE AND WASHING PROCEDURE |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60229899A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-15 | 鈴木技研工業株式会社 | 洗浄装置 |
JPS62146748A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-30 | Seidensha:Kk | 軌道車両の洗浄装置 |
JPS6357009A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-11 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 自走式清掃ロボツトの回転パツド装置 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15660293A patent/JP3244868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06278578A (ja) | 1994-10-04 |
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