JP3244832B2 - 狭隘部検査用センサの送り装置 - Google Patents
狭隘部検査用センサの送り装置Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
二重筒のその隙間に検査用センサを挿入する狭隘部検査
用センサの送り装置に関する。
状に配列した燃料集合体と軽水とから構成され、これら
は原子炉容器内に収容されている。そして、この炉心の
反応度を制御するための制御棒クラスタは燃料集合体内
に上方から挿入または上方へ引抜きされる。この制御棒
クラスタは、原子炉容器の上蓋に設けられた制御棒駆動
装置(CRDM)によって駆動されるようになってい
る。
面、図5にその原子炉容器の上蓋に設けられた制御棒駆
動装置の管台の断面を示す。図4に示すように、原子炉
容器11は上部が開口した円筒形状をなし、内部に図示
しない炉心を構成する燃料集合体等を収容している。こ
の原子炉容器11の上部には上蓋12が取付けられてお
り、上蓋12には制御棒駆動装置13の駆動軸を支持す
る管台14が複数貫通して取付られている。
数の貫通孔15が形成されており、各貫通孔15にはそ
れぞれ円筒形状の管台14が貫通し、溶接によって固着
されている。そして、この管台14の内部には下端部に
ラッパ状のガイド16が固定されたサーマルスリーブ1
7が挿嵌されている。この場合、管台14に対してサー
マルスリーブ17の下端側は径方向に隙間δをもって嵌
合しており、この隙間δは可変となっている。
条件で使用されると共にその破損等は重大な結果を招く
ので、製作時の使用前検査、供用中検査を厳しく行って
いる。しかしながら、前述した制御棒駆動装置の管台の
取付部においては、主要な検査である浸透探傷試験(P
T検査)や外観目視試験(VT検査)は行われているも
のの、構造上の幾何学的制約から他の検査用センサの挿
入が難しく、二重、三重の十分な検査が行い難い面があ
った。
あって、微小隙間をもって嵌合した二重筒のその微小隙
間に簡単に検査用センサを挿入することのできる狭隘部
検査用センサの送り装置を提供することを目的とする。
めの本発明の狭隘部検査用センサの送り装置は、外筒に
対して内筒が微小隙間をもって摺動自在に嵌合した二重
筒の該微小隙間に検査用センサを挿入する狭隘部検査用
センサの送り装置において、前記二重筒の長手方向一端
に近接してセットされる支持台と、該支持台に前記二重
筒とほぼ同心の回転中心をもって駆動回転自在に取付け
られた回転台と、該回転台にその回転軸方向と直交する
方向に移動自在に支持されたスライド台と、該スライド
台に設けられて前記内筒に嵌合してクランプ可能なクラ
ンプ機構と、前記回転台に設けられ先端部に検査用セン
サが装着された取付プレートを移動させる送り機構と、
該送り機構によって移動する前記取付プレートを前記外
筒と内筒との間の微小隙間に案内するプレートガイドと
を具えたことを特徴とするものである。
イド台に対してこの内筒を保持する。次に、この保持状
態から回転台を駆動回転させることで内筒を回転し、続
いてスライド台を移動させることで、クランプ機構を介
して内筒を径方向に押圧し、外筒と内筒との間の微小隙
間を最大に広げる。そして、送り機構によりプレートガ
イドを介して先端部に検査用センサが装着された取付プ
レートをこの広げられた微小隙間に挿入する。
に説明する。
用センサの送り装置の断面、図2に狭隘部検査用センサ
の送り装置の側面視、図3に図1のIII−III断面を示
す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同一の符
号を付して重複する説明は省略する。
14は図示しない原子炉容器の上蓋に取付けられてお
り、この管台14の内部には下端部にガイド16が固定
されたサーマルスリーブ17が挿嵌され、サーマルスリ
ーブ17は管台14に対して径方向に隙間δをもって嵌
合している。
において、支持台21は管台14及びサーマルスリーブ
17の下方に配置されており、この支持台21の外周に
は上下一対の軸受22,23により回転筒24が回転自
在に取付けられている。この回転筒24の上部には歯車
箱を構成する回転台25が取付けられている。そして、
回転台25の内部において、支持台21には歯車26が
回転台25(回転筒24)と同じ中心をもって固定さ
れ、また、回転台25には旋回モータ27が装着され、
その駆動歯車28は歯車26と噛み合っている。従っ
て、この旋回モータ27を駆動すると、駆動歯車28は
回転しながら固定歯車26の外周を転動することとな
り、回転台25は支持台に対して回転できるようになっ
ている。
29にはスライド台30が支持されているが、これは回
転台25の回転軸方向と直交する(図1において左右)
方向に移動自在でる。詳述すれば、回転台25上に装着
されたスライドシリンダ31のシリンダロッド32の先
端部がこのスライド台30に連結され、スライドシリン
ダ31を駆動すると、シリンダロッド32を介してスラ
イド台30がスライドガイド29に沿って移動すること
ができるようになっている。
ンダ33が固定され、このクランプシリンダ33には支
持筒34が立設されており、このクランプシリンダ33
及び支持筒34の内周部にはピストンとなるクランプス
リーブ35が軸方向移動自在に嵌合している。そして、
クランプスリーブ35の上部外周にはゴムリング36が
装着されると共に中空のナット37が螺合している。こ
の場合、クランプシリンダ33の上部はテーパ状をなし
てガイド16に接触することができ、支持筒34及びゴ
ムリング36、ナット37をサーマルスリーブ17内に
挿入することができるようになっている。なお、ナット
37にはCCDカメラ38が取付けられている。
リンダ33の上部をガイド16に接触した状態で、クラ
ンプシリンダ33とクランプスリーブ35との間に所定
の流体圧を作用させ、このクランプスリーブ35と共に
ナット37を下降させると、ナット37と支持筒34と
により加圧圧縮されたゴムリング36が外方に膨張し、
サーマルスリーブ17の内周面に圧接される。すると、
クランプシリンダ33とサーマルスリーブ17とは一体
的に連結された形となり、サーマルスリーブ17をスラ
イド台30にクランプすることができるようになってい
る。
ルスリーブ17との隙間に後述する検査用センサが装着
された取付プレートを挿入させる送り機構が装着されて
いる。即ち、図1及び図2に示すように、回転筒24に
はその回転中心に対しスライドシリンダ31の反対側の
位置にブラケット39を介して外筒40が取付けられて
おり、外筒40には長手方向に沿ってラック41が形成
されたスライド筒42が軸方向移動自在に嵌合してい
る。一方、ブラケット39には昇降モータ43が取付け
られ、駆動ピニオン44がこのラック41に噛み合って
いる。スライド筒42内には先端部に検査用センサ45
が装着された取付プレート46をガイドするガイド部材
47が移動自在に装着され、ガイド部材47の上端部に
は昇降台48が取付けられている。また、スライド筒4
2には側方に延びる支持プレート49が取付けられ、こ
の支持プレート49の両側には昇降シリンダ50が装着
されており、そのシリンダロッドの先端部は昇降台48
に連結されている。
動ピニオン44及びラック41を介してスライド筒42
を上下に移動することで、ガイド部材47を介して昇降
台48を昇降することができ、また、昇降シリンダ50
を作動しても、支持プレート49及びスライド筒42を
介して昇降台48を昇降することができるようになって
おり、これによって昇降台48の昇降ストロークを大き
くしている。
持して送り移動する一対の送りローラ51,52が装着
されており、少なくとも一方が図示しない送りモータに
よって回転駆動することができるようになっている。ま
た、この昇降台48の上端部には管台14とサーマルス
リーブ17との間の隙間に取付プレート46を案内する
プレートガイド53の基端部が枢着されている。このプ
レートガイド53は、図3に示すように、断面が四角い
中空形状をなして内部を検査用センサ45及び取付プレ
ート46が移動できるようになっており、その先端部は
上方に延ばされて管台14とサーマルスリーブ17との
間の隙間の方向を向いている。そして、プレートガイド
53にはチルトシリンダ54が装着されており、シリン
ダロッド55の先端部が昇降台48に連結されている。
1,52を回転駆動すると、検査用センサ45が装着さ
れた取付プレート46が移動し、この取付プレート46
をプレートガイド53を介して管台14とサーマルスリ
ーブ17との間の隙間に挿入できるようになっている。
そして、チルトシリンダ54を駆動してシリンダロッド
55を介して昇降台48に対してプレートガイド45を
回動させることで、その先端部を管台14とサーマルス
リーブ17との間の隙間に接近するようにして位置合せ
できるようになっている。
を行うために、この管台14とサーマルスリーブ17と
の間の微小な隙間に検査用センサ45が装着された取付
プレート46を挿入する作業について説明する。
ンダ33の上部をサーマルスリーブ17のガイド16に
接触させる。そして、この状態でクランプシリンダ33
とクランプスリーブ35との間に所定の流体圧を作用さ
せる。これによりクランプスリーブ35と共にナット3
7は下降してゴムリング36を軸方向に圧縮し、膨張さ
せてサーマルスリーブ17の内周面に圧接させる。この
ようにしてサーマルスリーブ17はクランプシリンダ3
3にクランプ保持される。
マルスリーブ17との間の隙間全周にわたって挿入する
ために、この保持状態から旋回モータ28を駆動して回
転台25を旋回させる。そして、スライドシリンダ31
を駆動してスライド台30を移動することで、クランプ
シリンダ33にクランプ保持されたサーマルスリーブ1
7を径方向に押圧し、管台14とサーマルスリーブ17
との間の微小隙間δを最大に広げる。
微小隙間δが最大となったら、昇降モータ43並びに昇
降シリンダ50を作動して昇降台48を上昇させると共
に、チルトシリンダ54を駆動してプレートガイド45
を回動させることで、その先端部と管台14とサーマル
スリーブ17との隙間との位置合せを行う。そして、送
りモータによって送りローラ51,52を回転駆動して
取付プレート46を移動し、プレートガイド53を介し
て管台14とサーマルスリーブ17との間の隙間にこの
取付プレート46を挿入することで、検査用センサ45
もこの隙間に挿入される。
は旋回駆動モータ27により、スライド台30はスライ
ドシリンダ31により、更に、昇降台48は昇降モータ
43並びに昇降シリンダ50により、送り機構の送りロ
ーラ51,52は送りモータにより、プレートガイド5
3はチルトしりんだ54によりそれぞれ作動するように
構成したが、各駆動源はこれらに限定されるものではな
い。また、クランプ機構も前述した実施例のものに限定
されるものではない。
うに本発明の狭隘部検査用センサの送り装置によれば、
支持台に駆動回転自在な回転台を取付け、この回転台に
回転軸方向と直交する方向に駆動機構により移動自在な
スライド台を支持してこのスライド台に二重筒の内筒に
嵌合してクランプ可能なクランプ機構を設けると共に、
その回転台に先端部に検査用センサが装着された取付プ
レートを移動させる送り機構と取付プレートを外筒と内
筒との間の微小隙間に案内するプレートガイドとを設け
たので、簡単な機構で外筒と内筒の微小隙間を最大に広
げてから検査用センサを挿入するようにしたことで、そ
の微小隙間に容易に検査用センサを挿入することがで
き、検査作業の作業性を向上することができる。
送り装置の断面図である。
る。
の管台の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒に対して内筒が微小隙間をもって摺
動自在に嵌合した二重筒の該微小隙間に検査用センサを
挿入する狭隘部検査用センサの送り装置において、前記
二重筒の長手方向一端に近接してセットされる支持台
と、該支持台に前記二重筒とほぼ同心の回転中心をもっ
て駆動回転自在に取付けられた回転台と、該回転台にそ
の回転軸方向と直交する方向に移動自在に支持されたス
ライド台と、該スライド台に設けられて前記内筒に嵌合
してクランプ可能なクランプ機構と、前記回転台に設け
られ先端部に検査用センサが装着された取付プレートを
移動させる送り機構と、該送り機構によって移動する前
記取付プレートを前記外筒と内筒との間の微小隙間に案
内するプレートガイドとを具えたことを特徴とする狭隘
部検査用センサの送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00310993A JP3244832B2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 狭隘部検査用センサの送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00310993A JP3244832B2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 狭隘部検査用センサの送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06207927A JPH06207927A (ja) | 1994-07-26 |
JP3244832B2 true JP3244832B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=11548185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00310993A Expired - Lifetime JP3244832B2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 狭隘部検査用センサの送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244832B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5189469B2 (ja) * | 2008-11-27 | 2013-04-24 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 渦電流探傷プローブ及び渦電流検査装置 |
CN105510432B (zh) * | 2015-12-25 | 2019-01-11 | 浙江久立特材科技股份有限公司 | 用于核电蒸汽发生器用u形传热管的涡流检测夹持装置 |
KR102454263B1 (ko) * | 2021-11-16 | 2022-10-14 | 한전케이피에스 주식회사 | 원자로헤드 검사장치 |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP00310993A patent/JP3244832B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06207927A (ja) | 1994-07-26 |
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