JP3244752U - 安全ベスト - Google Patents

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潤三 神事
拓也 八木橋
範人 堀口
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トーアン株式会社
ダンレックス株式会社
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Abstract

Figure 0003244752000001
【課題】作業員の判別性を高めることのできる安全ベストを提供する。
【解決手段】安全ベスト10は、前身頃21と後身頃25とを有するベスト本体20と、ベスト本体20に配置され、発光色を切り替えて発光可能な発光体であるLED35と、LED35の発光を制御する制御部と、LED35の発光色を切り替える切替スイッチ50と、LED35に電力を供給する電源部と、を備える。これにより、安全ベスト10を着衣した作業員が、安全ベスト10の切替スイッチ50を操作することによってLED35の発光色を任意の色にしてLED35を発光させることができ、LED35の発光色に基づいて作業員を判別することができる。
【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り トーアン株式会社 ダンレックス株式会社 販売日 令和5年6月16日
本考案は、安全ベストに関する。
夜間の工事現場等で作業員が着衣する安全ベストでは、自発光する発光体が安全ベストの前側や後ろ側に配置されているものが従来より知られている(例えば、特許文献1~3参照)。このように発光体が配置される安全ベストでは、安全ベストを作業員が着衣した状態で発光体を発光させることにより、作業員の被視認性を高めることができる。
実用新案登録第3240300号公報 実用新案登録第3223168号公報 特開2015-67906号公報
ここで、工事現場で行う作業は、1つの工事現場でも複数の作業が存在するため、同じ工事現場で作業する複数の作業員は、作業員同士で異なる作業を行っている者もいる。このような工事現場で作業を行う作業員が安全ベストを着衣した場合、発光体を発光させることにより作業員の存在自体は認識し易くなるものの、どの作業を行う作業員かは瞬時に判別し難いことがある。このため、発光体を備える安全ベストでは、判別性の観点で改良の余地があった。
本考案は、上記に鑑みてなされたものであって、作業員の判別性を高めることのできる安全ベストを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案に係る安全ベストは、前身頃と後身頃とを有するベスト本体と、前記ベスト本体に配置され、発光色を切り替えて発光可能な発光体と、前記発光体の発光を制御する制御部と、前記発光体の前記発光色を切り替える切替スイッチと、前記発光体に電力を供給する電源部と、を備えることを特徴とする。
また、上記安全ベストにおいて、前記制御部は、前記発光体の点滅と点灯を含んで前記発光体の発光を制御することが好ましい。
また、上記安全ベストにおいて、前記発光体は、帯状の部材に複数の前記発光体が配置される帯状発光体に備えられ、前記ベスト本体には、前記帯状発光体が配置されることが好ましい。
また、上記安全ベストにおいて、前記電源部は、モバイルバッテリーであることが好ましい。
また、上記安全ベストにおいて、前記切替スイッチは、前記ベスト本体が有する前記前身頃の表面に配置されることが好ましい。
また、上記安全ベストにおいて、前記ベスト本体の前記後身頃には、左右方向における中央の下部に前記制御部と前記電源部とを収容する収容部が配置されることが好ましい。
本考案に係る安全ベストは、作業員の判別性を高めることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る安全ベストの正面図である。 図2は、実施形態に係る安全ベストの背面図である。 図3は、図1に示す安全ベストの左右の前身頃を開いた状態を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る安全ベストの機能ブロック図である。 図5は、LEDの発光状態の切り替えパターンの一例を示す説明図である。
以下に、本考案に係る保安灯の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの考案が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想到できるもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る安全ベスト10の正面図である。図2は、実施形態に係る安全ベスト10の背面図である。なお、以下の説明では、安全ベスト10の通常の使用状態における上下方向を安全ベスト10の上下方向とし、安全ベスト10の通常の使用状態における上側を安全ベスト10における上側とし、安全ベスト10の通常の使用状態における下側を安全ベスト10における下側として説明する。また、以下の説明では、作業員が安全ベスト10を着衣した状態における作業員の前側を安全ベスト10の前側とし、作業員が安全ベスト10を着衣した状態における作業員の後ろ側を安全ベスト10の後ろ側として説明する。また、以下の説明では、作業員が安全ベスト10を着衣した状態における作業員の左右方向を安全ベスト10の左右方向とし、作業員が安全ベスト10を着衣した状態における作業員の左側を安全ベスト10の左側とし、作業員が安全ベスト10を着衣した状態における作業員の右側を安全ベスト10の右側として説明する。
本実施形態に係る安全ベスト10は、前身頃21と後身頃25とを有するベスト本体20を有している。前身頃21は、作業員が安全ベスト10を着衣した際に身体の前側に位置する部分になっており、後身頃25は、作業員が安全ベスト10を着衣した際に身体の後ろ側に位置する部分になっている。前身頃21と後身頃25とは、安全ベスト10の上端付近と下端付近とで繋がっている。詳しくは、前身頃21と後身頃25とは、作業員が安全ベスト10を着衣した際における作業員の肩のあたりに位置する部分付近と、作業員の腰のあたりに位置する部分付近とで互いに繋がっている。本実施形態では、ベスト本体20は通気性を有するメッシュ状の素材からなり、通気性が確保されている。
安全ベスト10の前身頃21は、前身頃21における左側に位置する部分である左側前身頃21aと、右側に位置する部分である右側前身頃21bとに分かれており、前身頃21は、左側前身頃21aと右側前身頃21bとがそれぞれ、後身頃25に繋がっている。前身頃21の左側前身頃21aと右側前身頃21bとは、いわゆる線ファスナーからなるファスナー22によって着脱可能になっている。つまり、左側前身頃21aにおける右端と、右側前身頃21bにおける左端とには、一組のファスナー22が設けられており、前身頃21の左側前身頃21aと右側前身頃21bとは、ファスナー22を開閉することにより、離隔させたり接続させたりすることができる。
また、ベスト本体20には、反射材28が配置されている。反射材28は帯状の形状で形成され、再変反射を行うことが可能になっている。帯状の反射材28は、第1反射材28aと、第2反射材28bと、第3反射材28cとを有している。
第1反射材28aは、ベスト本体20における前身頃21と後身頃25とに亘って配置されている。また、第1反射材28aは、左右方向における2箇所に配置されている。2箇所の第1反射材28aはそれぞれ、前身頃21の下端付近から前身頃21の上端側に向かって延び、後身頃25側に回り込んで後身頃25の上端側から後身頃25の下端付近まで延びて配置されている。
第2反射材28bは、ベスト本体20の下端付近の一周に亘って配置されており、前身頃21の下端付近と後身頃25の下端付近に亘って配置されている。即ち、第2反射材28bは、作業員が安全ベスト10を着衣した際における腰回りの位置に配置されている。
第3反射材28cは、ベスト本体20における後身頃25に配置されており、左右方向における2箇所の第1反射材28aの、後身頃25に配置される部分同士の間に亘って、左右方向に延びて配置されている。
また、ベスト本体20には、複数のLED(Light Emitting Diode)35が配置される帯状発光体であるテープLED30が配置されている。テープLED30は、帯状の部材であるテープ31に、複数のLED35がテープ31の延在方向に並んで配置される部材になっている。
テープLED30が有する複数のLED35は、自発光する発光体になっている。LED35は、発光時における発光色を3色以上の色で切り替えて発光可能になっている。本実施形態では、LED35は、赤色、緑色、青色の光の三原色の光を1つのLED35で発光することのできるフルカラーLEDになっている。これらのLED35は、テープLED30がベスト本体20に配置されることにより、ベスト本体20に配置されている。
テープLED30は、ベスト本体20に配置される反射材28における第1反射材28aに配置されている。テープLED30は、帯状の第1反射材28aの幅よりも幅が狭くなっており、第1反射材28aの延在方向に沿って配置されている。テープLED30は、ベスト本体20の左右方向の2箇所に配置される第1反射材28aのそれぞれに配置されている。詳しくは、2箇所の第1反射材28aのそれぞれにおける、前身頃21に配置される部分と後身頃25に配置される部分とのそれぞれに配置されている。
第1反射材28aの前身頃21に配置される部分に配置されるテープLED30と、後身頃25に配置される部分に配置されるテープLED30とは、それぞれ複数のLED35を有している。また、1つの第1反射材28aの前身頃21に配置される部分に配置されるテープLED30と、後身頃25に配置される部分に配置されるテープLED30とは、電線(図示省略)によって電気的に接続されている。
図3は、図1に示す安全ベスト10の左右の前身頃21を開いた状態を示す説明図である。図4は、実施形態に係る安全ベスト10の機能ブロック図である。なお、図4では、便宜上テープLED30には1つのLED35を図示しているが、図1、図2に示すように、テープLED30には複数のLED35が配置されている。安全ベスト10は、LED35の発光を制御する制御部40と、LED35の発光色を切り替える切替スイッチ50と、LED35に電力を供給する電源部60とを有している。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理部や、RAM(Random Access Memory)等の記憶部を備える電子制御装置として構成されている。テープLED30が有するLED35と、切替スイッチ50と、電源部60とは、それぞれ制御部40に接続されている。制御部40は、電源部60から供給される電力を制御しながらLED35に供給することにより、LED35の点滅と点灯を含んでLED35の発光を制御することが可能になっている。
電源部60は、充電が可能な二次電池になっている。本実施形態では、電源部60には、例えばスマートフォンの外部電源として使用される、市販のモバイルバッテリーが用いられている。
切替スイッチ50は、LED35の発光状態を切り替えるスイッチになっている。切替スイッチ50は、押すことによって入力を行うプッシュスイッチになっており、切替スイッチ50を押すことによって、LED35の発光状態を切り替えることが可能になっている。本実施形態では、切替スイッチ50は、電源のONとOFFとを切り替えるスイッチと、LED35の発光状態を切り替えるスイッチとを兼ねており、切替スイッチ50を押すことによってLED35の点滅と点灯と消灯とを切り替えることが可能になっている。詳しくは、切替スイッチ50が押された際には、押されたことについての信号が制御部40に伝達され、制御部40で行うLED35の発光制御を制御部40で切り替える。
このように、LED35の発光状態を切り替える切替スイッチ50は、ベスト本体20が有する前身頃21の表面に配置されている。切替スイッチ50は、例えば、図1に示すように、ベスト本体20が有する前身頃21の下端付近における、ファスナー22の近傍に配置されている。
ベスト本体20の後身頃25には、左右方向における中央の下部に、制御部40と電源部60とを収容する収容部26が配置されている。収容部26は、後身頃25における内面側、即ち、後身頃25における前面側の下端付近に配置されている。収容部26は、制御部40と電源部60とを収容することが可能なポケット状の形状で形成されており、制御部40や電源部60とを収容したり取り出したりする際の開口部を閉じることのできる蓋を有している。電源部60は、収容部26内で制御部40に接続されており、テープLED30が有するLED35と切替スイッチ50とは、収容部26に収容される制御部40に対して電線によって電気的に接続されている。
本実施形態に係る安全ベスト10は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。安全ベスト10は、工事現場等で作業を行う作業員が着衣して使用する。安全ベスト10を着衣する際には、前身頃21が作業員の前側に位置し、後身頃25が後ろ側に位置する向きで着衣する。また、電源部60として用いられるモバイルバッテリーは、極力高い充電量で充電されているものを使用し、制御部40に接続して制御部40と共に収容部26に収容する。
安全ベスト10を着衣した作業員が作業を行う時間帯が夜間であったり、または作業を行う環境が、太陽光があまり照射されなかったりすることにより暗い環境である場合には、テープLED30のLED35を発光させる。LED35は、切替スイッチ50によって発光状態を切り替えることができるため、LED35を発光させる際には、前身頃21の表面に配置される切替スイッチ50に対して入力操作を行うことにより、所望の発光状態に切り替える。
制御部40でLED35の発光を制御する際には、LED35の点滅と点灯を含んで制御を行う。また、テープLED30に配置されるLED35は、フルカラーLEDであるため、様々な発光色で発光することが可能になっている。このため、LED35の発光状態を切り替える際には、これらを組み合わせて切り替える。
図5は、LED35の発光状態の切り替えパターンの一例を示す説明図である。図5は、切替スイッチ50を押すごとに変化するLED35の発光状態の変化の一例を図示している。本実施形態では、切替スイッチ50を押すごとに、LED35は発光色が赤色での点滅、緑色での点滅、青色での点滅に切り替わる。さらに、LED35が青色で点滅している状態で切替スイッチ50を押すと、LED35は白色での点灯に切り替わる。即ち、発光色はLED35において輝度が最も高い白色になり、白色の状態で点灯し続ける。
LED35が白色で点灯している状態で切替スイッチ50を押すと、電源がOFFとなりLED35は消灯する。電源がOFFとなってLED35が消灯している状態で切替スイッチ50を押すと、LED35は発光して赤色で点滅を行う。本実施形態では、切替スイッチ50を押すごとにLED35の発光状態がこれらのように切り替わる。
また、LED35が発光する際には、テープLED30が有する全てのLED35が、同じ発光状態で発光する。このため、例えば、LED35が青色で点滅する際には全てのLED35が青色で点滅し、白色で点灯する際には全てのLED35が白色で点灯する。また、電源がOFFとなってLED35が消灯する際には、全てのLED35が消灯する。
LED35を発光させる際には、これらのように切替スイッチ50を操作して発光状態を切り替えることにより、所望の発光状態で発光させる。このため、例えば、同じ工事現場で作業をする複数の作業員同士で異なる作業を行う場合には、異なる作業を行う作業員同士ではLED35の発光状態を互いに異なる発光状態にし、同じ作業を行う作業員同士ではLED35の発光状態を互いに同じ発光状態にする。これにより、工事現場の環境が比較的暗い環境であることにより作業員の作業の様子を認識し難い状況であっても、LED35の発光状態を視認することにより、どの作業を行っている作業員であるかを判別することができる。
また、LED35は、白色で点灯させることができるため、周囲を高い輝度で照射することができる。このため、作業員が周囲の状況をより鮮明に視認したい際には、切替スイッチ50を操作してLED35の発光状態を白色での点灯に切り替える。これにより、白色光を照射する照明としてLED35を用いることができ、輝度が高い白色光を発光するLED35によって周囲を照射することにより、周囲の状況を鮮明に視認することができる。
また、LED35を白色で点灯させた場合には、高い輝度で周囲を照射することができるため、LED35を白色で点灯させることにより、LED35から照射する光を遠くまで届かせることができる。これにより、トンネル等の暗闇においても、安全ベスト10を着衣する作業員を、LED35からの光に基づいて遠くから認識することができる。
以上の実施形態に係る安全ベスト10は、発光色を切り替えて発光可能なLED35がベスト本体20に配置され、LED35の発光色を切替スイッチ50によって切り替えることが可能になっている。これにより、安全ベスト10を着衣した作業員が、着衣している安全ベスト10の切替スイッチ50を操作することによって、LED35の発光色を任意の色にしてLED35を発光させることができる。従って、LED35の発光色を視認することにより作業員を判別することができ、例えば、工事現場でどの作業を行っている作業員であるか等を、LED35の発光色に基づいて判別することができる。この結果、作業員の判別性を高めることができる。
また、制御部40は、LED35の点滅と点灯を含んでLED35の発光を制御するため、LED35を発光色の切り替えのみでなく、点滅と点灯との切り替えを含んでLED35の発光状態を切り替えることができる。これにより、LED35をより多様なパターンで発光させることができ、どの作業を行っている作業員であるか等を、LED35の発光状態に基づいてより確実に判別することができる。また、LED35を点滅のみでなく点灯させることができるため、LED35からの光を照明として用いることができる。これにより、安全ベスト10を着衣した作業員が作業を行う際に、点灯するLED35からの光によって作業する部分を明るく照らすことができ、作業を行い易くすることができる。この結果、作業員の判別性をより高めることができ、また、作業員が作業を行う際の作業性を高めることができる。
また、LED35は、帯状のテープ31に複数のLED35が配置されるテープLED30がベスト本体20に配置されることによってベスト本体20に配置されるため、複数のLED35をベスト本体20に対して容易に配置することができる。これにより、ベスト本体20の製造時に複数のLED35を配置する工程を簡略化することができる。また、複数のLED35は、テープLED30を用いてベスト本体20に配置するため、個々のLED35を制御するための配線回路を個別に配置する工程を省略することができる。つまり、複数のLED35は、個々のLED35を制御するための配線回路を個別に配置することなく、テープLED30と制御部40とを接続することにより、複数のLED35を制御部40によって制御可能にすることができる。これにより、ベスト本体20の製造時に複数のLED35を制御するための回路を設ける工程を簡略化することができる。これらの結果、ベスト本体20の製造コストの上昇を抑えることができる。
また、電源部60は、市販のモバイルバッテリーを用いるため、電源部60を容易に準備することができる。このため、入手が容易なモバイルバッテリーを予め複数の用意しておくことにより、LED35を発光させることにより電源部60の充電量が少なくなった場合でも、電源部60であるモバイルバッテリーを入れ替えることによってLED35を継続的に発光させることができる。また、電源部60の充電量が少なくなった際に、モバイルバッテリーの用意が無い場合でも、スマートフォンの外部電源として所有しているモバイルバッテリーを緊急的に電源部60として用いることにより、LED35を継続して発光させることができる。さらに、モバイルバッテリーは充電式であるため、電源部60に一次電池の乾電池を用いる場合と比較して、廃棄処分する電池を大幅に減らすことができる。これらの結果、LED35を継続的に発光させ易くすることができ、また、環境負荷の低減を図ることができる。
また、切替スイッチ50は、ベスト本体20が有する前身頃21の表面に配置されるため、作業員は安全ベスト10を着衣した状態で、切替スイッチ50を容易に操作することができる。このため作業員は、ベスト本体20を着衣し、さらに作業用の手袋を装着したままでも切替スイッチ50を容易に操作することができ、LED35の発光状態を容易に切り替えることができる。この結果、作業員の判別性を容易に高めることができる。
また、ベスト本体20の後身頃25には、左右方向における中央の下部に制御部40と電源部60とを収容する収容部26が配置されるため、重量物である制御部40と電源部60とを、ベスト本体20の左右方向における中央付近に配置することができる。これにより、安全ベスト10の重量が左右方向における両側で偏ることを抑制でき、作業員が着衣する安全ベスト10が重量の偏りに起因して左右方向において偏ってしまうことを抑制することができる。この結果、安全ベスト10を着衣した際における快適性の低下を抑えつつ、LED35を発光させることによって作業員の判別性を高めることができる。
[変形例]
なお、上述した実施形態では、LED35は、赤色、緑色、青色、白色で発光させているが、LED35の発光色は、これ以外であってもよい。LED35にフルカラーLEDを用いた場合は、LED35は様々な色の光を発光することができるため、LED35から発光する際の色や発光色の数は、安全ベスト10を使用する状況等に応じて適宜設定するのが好ましい。
また、上述した実施形態では、LED35は、赤色、緑色、青色の発光時は点滅し、白色の発光時は点灯をしているが、LED35が発光する際の色と、点滅または点灯との組み合わせは、これ以外の組み合わせであってもよい。LED35が発光する際の色と、点滅または点灯とを適宜組み合わせることにより、作業員の判別性を高めたり、作業員が作業を行う際の作業性を高めたりすることができる。
10 安全ベスト
20 ベスト本体
21 前身頃
21a 左側前身頃
21b 右側前身頃
22 ファスナー
25 後身頃
26 収容部
28 反射材
28a 第1反射材
28b 第2反射材
28c 第3反射材
30 テープLED
31 テープ
35 LED
40 制御部
50 切替スイッチ
60 電源部

Claims (6)

  1. 前身頃と後身頃とを有するベスト本体と、
    前記ベスト本体に配置され、発光色を切り替えて発光可能な発光体と、
    前記発光体の発光を制御する制御部と、
    前記発光体の前記発光色を切り替える切替スイッチと、
    前記発光体に電力を供給する電源部と、
    を備えることを特徴とする安全ベスト。
  2. 前記制御部は、前記発光体の点滅と点灯を含んで前記発光体の発光を制御する請求項1に記載の安全ベスト。
  3. 前記発光体は、帯状の部材に複数の前記発光体が配置される帯状発光体に備えられ、
    前記ベスト本体には、前記帯状発光体が配置される請求項1または2に記載の安全ベスト。
  4. 前記電源部は、モバイルバッテリーである請求項1または2に記載の安全ベスト。
  5. 前記切替スイッチは、前記ベスト本体が有する前記前身頃の表面に配置される請求項1または2に記載の安全ベスト。
  6. 前記ベスト本体の前記後身頃には、左右方向における中央の下部に前記制御部と前記電源部とを収容する収容部が配置される請求項1または2に記載の安全ベスト。
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