JP3244482U - 通路型箱罠 - Google Patents

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正 大平
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Abstract

【課題】農作物に被害を及ぼす害獣を確実に捕獲するべく、簡単な構造でかつ低コストの通路型箱罠を提供する。【解決手段】通路型箱罠は、格子状の底面部1cの裏面に着脱可能な踏板3と、この踏板に連動してスライド式の扉2a、2bを閉じるトリガー機構を備えている。動物が前方の開口部1aから箱罠内部に踏板の存在を気付かずに侵入し、格子状の底面部の隙間を通じて踏板を踏むと、踏板が落下しトリガー機構が作動し、前後のスライド式扉が閉じ、動物が確実に捕獲される。【選択図】図1

Description

本考案は害獣等の動物を捕獲する通路型箱罠に関するものである。
従来から、農作物等に被害を及ぼす害獣を捕獲するために箱罠が用いられてきた。
近年では、特に警戒心の強い野生動物の習性を利用した害獣侵入防止柵との組み合わせによる通路型箱罠が提案されている。
例えば、特許文献1には圃場の周囲を囲むように設置された害獣侵入防止柵との組み合わせで、両端に開口部を有する通路型箱罠が開示されている。このような通路型箱罠では圃場内の農作物が「餌」となり動物の箱罠への侵入を促すため、箱罠内に餌を設置する必要がないという利点がある。
しかし、上記の通路型箱罠では、一旦箱罠へ侵入した動物の捕獲に失敗すると、その動物の圃場内への侵入を許すことになり、圃場の農作物を食い荒らされるなど被害が甚大になる。そこで、箱罠に侵入した動物を感知して両端の扉を閉めて動物を確実に捕獲すべく、センサやカメラが用いられるが、製造コストが掛かりすぎるという問題があった。
一方、特許文献2には、センサやカメラを用いずに、侵入した動物を感知するための踏板を箱罠の底面部に設けた箱罠が開示されている。
しかるに、上記の踏板は通路型箱罠に侵入した動物の前方に位置することになるため、動物の視界に入りやすく、警戒されて動物が箱罠への侵入を躊躇するという問題があった。また、動物が侵入した場合でも踏板を飛び越えてしまうと、動物の捕獲に失敗するばかりでなく、上述の通り箱罠を通過して圃場に侵入され、農作物に被害を生じるという問題があった
特開2022-22925号 実用新案登録第3203801号
この考案は、簡単な構造によりコストを掛けずに、かつ動物に警戒されることなく動物を箱罠に誘引し、確実に捕獲する構成の通路型箱罠を提供するものである。
また、捕獲した動物が箱罠内で暴れまわることを防止し、動物が無用に傷つくことを防止できる構造の通路型箱罠を提供するものである。
本考案にかかる通路型箱罠は、両端に開口部を有し底面部が格子状の通路型箱罠であって、前記両端の開口部を閉じるスライド式の扉と、前記格子状の底面部の裏面に少なくとも一辺が着脱可能に設けられた踏板と、前記踏板に連動して動作し前記スライド式の扉を閉状態にするトリガー機構とを備えるものである。
また、本考案は捕獲対象の動物が前記格子状の底面の隙間を通して前記踏板を踏み抜くことにより前記踏板が移動して、前記トリガー機構を動作させて前記スライド式の扉を閉状態にするように構成されるものである。
さらに、前記格子状の底面部の格子間の最小寸法は、前記捕獲対象とする動物の脚部の断面の最大長よりも大きいことを特徴とする。
また、前記踏板は磁石による固定部を有し、磁性材料で形成された前記格子状の底面部の裏面に磁力により固定されるようにしたものである。
さらに、本考案の通路型箱罠は略直方体であって、前記両端の開口部の横方向の寸法は前記開口部の縦方向の寸法の2分の1以下であることを特徴とする。
なお、本考案では上記磁石に代えてクリップなどの固定具を用いてもよく、また踏板の一辺のみを回動自在に固定し、対向する一辺を脱着可能に固定してもよい。
本考案にかかる通路型箱罠は、格子状の底面部の裏面に着脱可能に設けられた踏板と、この踏板に連動して動作しスライド式の扉を閉状態にするトリガー機構とを備えるようにしたので、前方の開口部より箱罠を通過しようとする動物が踏板の存在に気付くことなく、箱罠内部に侵入し、その結果踏板を踏むことによりトリガー機構が作動し、前後のスライド式扉が閉鎖することにより、動物が確実に捕獲できる効果がある。
また、本考案は捕獲対象の動物が格子状の底面の隙間を通して踏板を踏み抜くことにより前記踏板が落下等して、前記トリガー機構を動作させて前記スライド式の扉を閉状態にするように構成されるようしたので、簡便な構造で確実に動物を捕獲できる効果がある。
また、本考案は格子状の底面部の格子間の最小寸法を、捕獲対象とする動物の脚部の断面の最大長よりも大きい寸法としたので、捕獲対象動物の脚が底面部の格子の隙間を通過して確実に踏板を踏むことになり、トリガー機構が作動して前後のスライド式扉を閉状態にして動物を閉じ込めることができる効果がある。
また、本考案にかかる踏板は磁石による固定部を有し、磁性材料で形成された前記格子状の底面部の裏面に磁力により固定されるようにしたので、動物の脚が踏板に接触することで容易に踏板が移動しトリガー機構が作動することにより、動物を確実に捕獲できる効果がある。
さらに、本考案の通路型箱罠は略直方体であって、両端の開口部の横方向の寸法はこの開口部の縦方向の寸法の2分の1以下であるようにしたので、箱罠に侵入しようとする動物から見て縦長であり、動物の習性上罠に入りやすく、前後の扉が閉じて箱罠内に捕獲された後も横幅が狭いため反転が困難であり、さらに底面部が格子状であるため暴れまわることができず、捕獲した動物を無用に傷つけることを防止できる効果がある。
本考案の通路型箱罠の全体を示す斜視図である。 本考案の通路型箱罠の開口部が開いた状態の側面図である。 本考案の通路型箱罠の開口部が閉じた状態の側面図である。 本考案の通路型箱罠の開口部が開いた状態の正面図である。 本考案の通路型箱罠の開口部が閉じた状態の正面図である。
以下、この考案を実施するための形態の一例を図に基づいて説明する。
図1において、1は略直方体の箱罠本体であり、断面が縦長の矩形形状である。また、箱罠本体1の左右の側面、上面は、底面は金属性のメッシュ乃至格子材により構成されている。
なお、箱罠本体1の断面は縦長の矩形に限られず、正方形や横長の矩形としてもよい。また、底面を除いてメッシュや格子材以外の部材を用いてもよい。
また、1aは箱罠の前方開口部、1bは箱罠の後方開口部、1cは箱罠の底面部、2aは前方のスライド式の扉、2bは後方のスライド式の扉、2cは箱罠本体の前後の開口部の左右の計4か所に取り付けられた断面がコの字形状の支柱であり、前後のスライド式の扉2a及び2bはこの支柱2cに沿って上下にスライドして開閉する。
踏板3は箱罠の底面部1cの下面の格子材の裏面に例えば磁石31等により着脱可能に取り付けられる。なお、踏板3の材料は金属製のメッシュや木製の板等により構成されるが、材質はこれらに限られない。また、形状は矩形に限られず例えば正方形や楕円等としてもよい。
図1では踏板3の四隅には箱罠の底面部1cに固定するための4個の磁石31が配置されているが、磁石31の数は4個に限られず、例えば踏板3の中央部両脇に2個の磁石を配置してもよい。また、5個以上の磁石を配置してもよいことは勿論であり、踏板3の重量や形状、磁石の磁力等を勘案してその個数や位置を調整することができる。
なお、上記では踏板3を箱罠の底面部1cの裏面に固定する際に磁石31を用いたが、少なくとも踏板の一辺が着脱可能であれば他の固定手段を用いてもよく、例えば嵌め込みクリップなどで固定してもよい。また踏板3の一辺を蝶番等で箱罠の底面部1cに回動可能に固定し、これに対向する他辺を自由端として磁石やクリップ等で着脱可能に固定してもよい。
4は踏板3とトリガー機構5を接続する連結部材である。動物の侵入により踏板3が落下または下方に傾斜する等移動すると連結部材4は機械的にトリガー機構5作動させ、トリガー機構5は箱罠本体の前後方上部に設けられたスライド式の扉2a及び2bを開状態に保持する保持手段6に作用する。次いで、この保持手段6は保持していた扉2a及び2bを開放し、この扉2a及び2bは落下して箱罠本体1の前後方の開口部1a及び1bを閉じることにより箱罠1を閉鎖し侵入した動物を捕獲する。
なお、上記連結部材4はワイヤーや棒状の機械的な連結手段としたが、センサ等電気的通信手段により踏板3の動作をトリガー機構5に伝達してもよい。この場合、動物が踏板3を踏み抜いて踏板3が移動するとセンサが作動して通信手段によりトリガー機構5にその結果を伝達して、扉2a及び2bを落下せしめ動物を捕獲することができる。
また、7(図示せず)はトリガー機構5と前後方扉の保持手段6とを連結するワイヤー等の連結部材であるが、物理的な連結手段に限らず電気的通信手段により連結してもよい。
次に本考案の動作について、図2及び図3に基づいて説明する。図2は本考案の箱罠本体1の前後方の扉2a及び2bが支柱1cの上部に保持手段6により固定されて、扉が開いた状態を示す。
図2において猪等の野生動物8が前方の開口部1aより箱罠本体1に侵入し、箱罠本体1を通過して圃場に侵入すべく、後方の開口部1bを目指して前方への歩行を進める。
さらに図3において、侵入した動物8が踏板3を踏むと、上記踏板3は矢印の方向に落下し、同時に踏板3とトリガー機構5の連結部材4を介してトリガー機構5を作動して、トリガー機構5と保持手段6との連結部材7を介して保持手段6に作用し、前方及び後方の扉2a及び2bを矢印の方向に落下せしめ、箱罠本体1を閉鎖することにより動物8を捕獲することに成功する。
ここで、箱罠本体1の底面部1cの格子の隙間の間隔の最小寸法を、捕獲対象動物の脚の断面の最大長よりも大きい寸法に構成することにより、侵入した動物が底面部1cの隙間に露出している踏板3を確実に踏むことになり、捕獲漏れを防止することができる。
また、踏板3の侵入動物の進行方向の長さLを捕獲対象動物の歩幅よりも長くすることにより、動物が踏板3を跨ぐことを防止し、確実に動物を捕獲することができる。
さらに、図4の箱罠本体1の正面図において、開口部1a及び1bの間口の形状を矩形とし、横方向の寸法Wを縦方向の寸法Hの2分の1以下、すなわち縦長の間口とすることにより、狭い場所から侵入を図る習性のある動物の警戒心を和らげ、捕獲の確立を上げることができる。さらに、横幅Wが比較的小さいことにより、箱罠本体1に侵入した動物の反転が困難になり、捕獲された動物が箱罠内部で暴れまわることもできず動物を無用に傷つけることを防止できる。
なお、図5は箱罠本体1の正面図において、動物8(図示せず)が箱罠に侵入し、かつ踏板3を踏み抜いて踏板が矢印方向に落下するとともに、トリガー機構5が作動して前方のスライド式の扉2aが矢印方向に落下し、間口1aを閉じる様子を示している。
この考案に係る通路型箱罠は農作物に被害を及ぼす害獣を捕獲するべく使用され、産業の発達に貢献するものである。
1 箱罠本体
1a 前方開口部
1b 後方開口部
1c 底面部
2a 前方扉
2b 後方扉
2c 支柱
3 踏板
31 磁石
4 踏板とトリガー機構の連結部材
5 トリガー機構
6 保持手段
7 トリガー機構と保持手段の連結部材
8 捕獲対象動物

Claims (5)

  1. 両端に開口部を有し底面部が格子状の通路型箱罠であって、前記両端の開口部を閉じるスライド式の扉と、前記格子状の底面部の裏面に少なくとも一辺が着脱可能に設けられた踏板と、前記踏板に連動して動作し前記スライド式の扉を閉状態にするトリガー機構と、を備えたことを特徴とする通路型箱罠。
  2. 捕獲対象の動物が前記格子状の底面部の隙間を通して前記踏板を踏み抜くことにより前記踏板が移動して、前記トリガー機構を動作させて前記スライド式の扉を閉状態にするように構成されることを特徴とする請求項1記載の通路型箱罠。
  3. 前記格子状の底面部の格子間の最小寸法は、前記捕獲対象とする動物の脚部の断面の最大長よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の通路型箱罠。
  4. 前記踏板は磁石による固定部を有し、磁性材料で形成された前記格子状の底面部の裏面に磁力により脱着可能に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の通路型箱罠。
  5. 前記通路型箱罠は略直方体であって、前記両端の開口部の横方向の寸法は前記開口部の縦方向の寸法の2分の1以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の通路型箱罠。
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