JP3243842B2 - 水洗式実験動物飼育架台用尿石防止剤 - Google Patents

水洗式実験動物飼育架台用尿石防止剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水洗式の実験動物飼育
架台の尿石防止剤に係り、更に詳しくは、一定時間毎に
洗浄水を流し、実験動物が排出したフン尿を水洗除去す
る水洗式実験動物飼育架台の洗浄水中に微少量ずつ添加
することにより架台のフン尿受けの「トイ」に付着する
尿石を防止する薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】実験動物を底がかご状のケ−ジ内で飼育
し、このケ−ジを動物が排出したフン尿を受ける「ト
イ」を有する架台に設置し、一定時間毎に洗浄水を「ト
イ」に流し排出されたフン尿を洗い流す方法は実験動物
の飼育方法として広く採用されている。しかしながら、
この架台は長時間使用すると「トイ」に尿の分解により
生成する尿石と呼ばれるスケ−ルが強固に付着し、悪臭
を発生させ、かつ雑菌の繁殖を増加させ、実験動物の飼
育環境を悪化させることが知られている。従来この尿石
は一定期間毎に強酸性の洗浄剤で溶解除去するか、毎日
スチ−ルだわし等により研磨して物理的に除去してき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水洗式実験動物飼育架
台の「トイ」に付着した尿石を強酸性の洗浄剤で溶解除
去する方法は、尿石と洗浄剤との反応により刺激性のガ
ス、ミスト等を発生させるために実験動物飼育状態では
作業を実施できない。また、作業を実施する際には飼育
中の実験動物を他の施設に移動して行わねばならず、頻
繁に作業を実施することは困難であり、除去後の一定期
間は「トイ」への尿石付着は微少量であるが、その後は
多量の尿石が付着した状態で実験動物を飼育しなければ
ならなくなる欠点を有している。
【0004】毎日「トイ」をスチ−ルだわし等で人力に
より研磨する方法は有効であり、かつ実験動物への影響
も少ないがこの作業を完全に実施するには、多くの飼育
要員が必要で経済上問題があり実際に実施されている例
は少ない。本発明の目的は、容易かつ経済的に水洗式実
験動物飼育架台の「トイ」に付着する尿石を防止する薬
剤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前述の課
題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、水洗式実験動
物飼育架台の「トイ」を定期的に洗浄する洗浄水中に酸
性物質と界面活性剤を添加することにより「トイ」への
尿石の付着を防止できることを見い出し、本発明を完成
させた。
【0006】本発明において酸性物質とは、洗浄水に溶
解し、そのpHを5以下にすることの可能な物質であ
り、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸等の鉱酸類又はその酸性
塩類、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、マレイン酸、
フマル酸、安息香酸、クエン酸、0−フタル酸、グルコ
ン酸等の有機酸類、スルファミン酸等が好ましく使用さ
れる。
【0007】本発明において界面活性剤とは、非イオン
系、陰イオン系、陽イオン系の各種界面活性剤が使用さ
れるが、HLB12以上の非イオン系界面活性剤、ソル
ビタンモノパルミテ−ト、ソルビタンモノステアレ−
ト、ソルビタンモノオレ−ト、ジオクチルスルフォコハ
ク酸ナトリウム等が好ましく使用される。これらの界面
活性剤は単独でも使用可能であるが、二種以上の混合物
としても使用できる。ソルビタンモノパルミテ−ト、ソ
ルビタンモノステアレ−ト、ソルビタンモノオレ−ト、
ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウ等は水に難溶性で
あり単独では使用が困難であり、水に溶解させるために
は、他の水に易溶性の界面活性剤と混合して使用すると
より効果を発揮する。これら界面活性剤の中でもソルビ
タンモノオレ−トと水溶性の非イオン系界面活性剤の混
合物は水への溶解性が良好であり、かつ尿石防止効果も
優れており特に好ましく使用される。
【0008】薬剤中の界面活性剤の含有量は、界面活性
剤の種類により若干異なるが、酸性物質100重量部に
対し1〜100重量部添加される。
【0009】本発明の尿石防止剤中には、所望により腐
食防止剤、増粘剤、消泡剤、結合助剤等が添加される。
腐食防止剤としては、洗浄水貯水槽や排水管の腐食を防
止するために添加されアルキルチオ尿素系、アミン系、
トリアゾ−ル系等の腐食防止剤が一種若しくは二種以上
の混合物として添加される。増粘剤としては、薬剤を添
加した洗浄剤が「トイ」の表面に残留し易くするために
添加され、各種水溶性高分子等が好ましく添加される。
消泡剤としては、界面活性剤の泡立ちによる浄化槽等へ
の悪影響を防止するために添され、非イオン系界面活性
剤やシリコン系の消泡剤等が好ましく添加される。結合
助剤としては、加圧成形時に錠剤の成形性を良好にし、
使用時の崩れを防止するために添加され、ポリエチレン
グリコ─ル粉末、ヒドロキシプロピルセルロ─ス粉末、
ポリビニ─ルピロリドン粉末等が使用される。
【0010】本発明の尿石防止剤(薬剤)を洗浄水に添
加する方法としては、公知の各種方法が採用できるが、
作業性と効果の面から(1)液状の薬剤を洗浄水中にポ
ンプや高位置の薬剤タンクからの落下圧と電磁弁との組
合せにより<一定量ずつ添加する方法、(2)洗浄水の
貯水タンク内に固形の薬剤を投入する方法、(3)洗浄
水の貯水タンク内にタンク水面の上下により、一定量の
液状薬剤を放出する容器(実開55−161220)に
液体状薬剤を収納し設置する方法、(4)固形もしくは
粉末状の薬剤を容器に収納して洗浄水タンク内に設置す
る方法、(5)固形薬剤をカゴ状容器に収納し、洗浄水
流水部に設置して薬剤を溶解させ洗浄水中に添加する方
法等が好ましく使用される。
【0011】特に(1)の方法においては洗浄水流出タ
イマ−と薬剤添加ポンプ作動タイマ−や薬剤タンクの電
磁弁作動タイマ─を連動させることより初期の洗浄水中
には薬剤を添加せず最終洗浄水にのみ薬剤を添加するこ
とが可能となる。また、(3)、( 4)の方法において
は容器の構造を工夫することにより洗浄水タンク内の水
面が下がった際にその水面部に薬剤若しくは薬剤の水溶
液が容器内より放出させることが可能であり、初期の洗
浄水中には少量の薬剤しか添加せず、最終洗浄水中に多
量の薬剤を添加することが可能となる。
【0012】尿石を防止するに必要な洗浄水中への薬剤
の添加量は、実験動物の飼育数、「トイ」の洗浄間隔等
により異なるが、最終洗浄水のpHが5以下であり、好
ましくは4以下になる程度の添加量で使用される
【0013】固形の薬剤は、常温で固体の酸性物質と界
面活性剤と所望による添加物の混合物を加圧成形する方
法、常温で固体の酸性物質と界面活性剤と所望による添
加物を加熱溶融して得られたスラリ−を型に注入し冷却
固化する方法等公知の方法で成形される。加圧成形する
方法の場合は界面活性剤を1〜5mm程度に造粒しておく
と加工性及び使用時の溶解特性が良好となる。液状の薬
剤は、酸性物質と界面活性剤の混合水溶液が最も使用し
易いが、強酸性の水溶液中では界面活性剤が変質し易い
ので、酸性物質の水溶液と界面活性剤の水溶液を使用時
に混合し洗浄水に添加する2液タイプの薬剤、更には酸
性物質の水溶液と界面活性剤の水溶液を各々独立に洗浄
水貯水槽に添加するタイプの薬剤とすることも可能であ
る。
【0014】
【作用】ウサギやモルモット等の実験動物の尿中にはカ
ルシウムが水に溶解及び不溶解の両方の形で存在してい
る。また、尿中には尿素が含まれており、この尿素に動
物のフン中や空気中の雑菌が作用しアンモニアと二酸化
炭素に分解する。アンモニアの生成により尿のpHが上
昇すると尿中のカルシウムの溶解度は減少し、これが二
酸化炭素と反応すると強固な炭酸カルシウムのスケ−ル
を生成し、「トイ」や器具類に付着することになる。こ
の炭酸カルシウムのスケ−ルに微生物の作用や「トイ」
上での乾燥により、尿中のタンパク質等の有機物が不溶
化して取り込まれたものが実験動物の尿石である。
【0015】尿石は炭酸カルシウムと不溶解性有機物の
混合物であり、両者が層状に混じりあっているため酸性
の洗浄剤と尿石との反応に際しては不溶解性有機物が反
応を阻害するので、多量の尿石が付着している場合には
強酸性であり、かつ濃度の濃い洗浄剤を使用しないと尿
石を溶解除去することは困難となる。しかしながら、尿
が排出されて洗浄水により洗い流されるまでの1〜4時
間の間に「トイ」に付着する尿石の量は微少量であり、
弱酸性かつ低濃度の酸性液でも充分に溶解除去が可能と
なる。
【0016】すなわち、本発明の水洗式実験動物飼育架
台の尿石防止剤を用いた尿石防止方法は「トイ」上のフ
ンや尿を洗浄するために一定時間毎に流される洗浄水中
に酸性物質と界面活性剤を添加し、その洗浄水のpHが
5以下、好ましくは4以下にしておくことにより、フン
や尿が洗い流され「トイ」上に微小量付着している尿石
と酸性物質と界面活性剤を添加された洗浄水とを直接接
触させ、尿石の主成分である炭酸カルシウムを洗浄水中
の酸性物質と反応させ溶解除去させることにより、「ト
イ」への尿石の付着を防止するものである。洗浄水中の
界面活性剤は薬液を尿石中に浸透させ、酸性物質と炭酸
カルシウムとの反応を容易にするとともに、不溶性有機
物の「トイ」からの剥離を促進する。「トイ」上に微少
量付着している初期の尿石は厚さが薄く、不溶解性の有
機物もあまり取り込んではおらず、弱酸性かつ低濃度の
酸性物質液でも容易に溶解除去が可能であり、反応がマ
イルドであるため、ガスやミストを発生し、飼育中の実
験動物に影響を与えることもない。
【0017】上記の様に、薬剤の効果は主として「ト
イ」上のフン尿を洗浄した後に「トイ」上に付着した微
少量の尿石を酸性物質と界面活性剤を添加した洗浄水が
溶解除去することにより、発揮されるものであるため、
薬剤は洗浄水中に均一に添加する方法よりも初期に流れ
る洗浄水中には添加しないか少量しか添加せず、最後に
流れる洗浄水中に多量の薬剤を添加する方法の方が、薬
剤使用量が少量でも優れた尿石防止効果を発揮すること
が可能となる。
【0018】尿石の付着量は実験動物の飼育数や洗浄水
の流出間隔によって異なるが、通常は洗浄水のpHが5
以下になる程度の酸性物質の添加量でトイへの尿石付着
防止は可能であり、飼育数が多く、洗浄水の流出間隔が
長い場合でも洗浄水pHが4以下になる程度に酸性物質
を添加すれば「トイ」への尿石防止は可能である。
【0019】
【実施例】本発明を、実施例により更に具体的に説明す
る。ただし、本発明の範囲は、下記実施例により何等限
定されるものではない。
【0020】1)試験−1 薬剤の調製 実施例1〜36 酸性物質と界面活性剤を表1に示す割合で混合した本発
明の薬剤(尿石防止剤)D−1〜D−36を調製し、該薬
剤1gを1lの水に溶解した水溶液を用い、下記の方法
にて評価試験を実施した。 評価試験 スライドガラスにモルモットの尿1mlを塗布し、1夜放
置して乾燥させた。このスライドガラスをシャ−レ−中
の前記調製した各D−1〜D−36の薬剤を溶解した水溶
液10ml中に浸漬した。10分間放置した後、静かに水
洗いし、残存する尿石付着物の量を目視評価した。
【0021】比較例1〜5 比較用試料として、表1に示す各酸性物質に界面活性剤
を配合しない薬剤1gを1lの水に溶解した水溶液と水
道水を用い、前記実施例と同様に試験した。前記の本発
明の尿石防止剤の実施例1〜36(D−1〜D−36)、比
較例1〜4(R−1〜R−4)及び比較例5(水道水)
の薬剤内容と評価結果を表1に示した。
【0022】
【表101】
【0023】
【表102】
【0024】2)試験−2 薬剤の調製 実施例37 塩酸9%、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ−テル
(HLB13.3)0.5%、ソルビタンモノオレ−ト
0.5%、アルキルチオ尿素系腐食防止剤0.5%の割
合で含まれた本発明の薬剤(尿石防止剤)D−37を調製
した。
【0025】実施例38 リンゴ酸30%、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
−テル(HLB14.1)3%、ジオクチルスルフォコ
ハク酸ナトリウム3%、アルキルチオ尿素系腐食防止剤
0.5%、トリアゾ−ル系腐食防止剤0.5%の割合で
含まれた水溶液D−38を調製した。
【0026】実施例39 アジピン酸89%、分子量約10,000のエチレンオ
キサイドプロピレンオキサイド共重合物2部とソルビタ
ンモノオレ−ト1部の溶融混合物顆粒5%、アルキルチ
オ尿素系腐食防止剤1%、ポリエチレングリコ─ル微粉
末5%の混合物を加圧成形し直径60mm、厚さ40m
mの錠剤D−39を製造した。
【0027】実施例40 コハク酸88%、分子量約13,000のポリオキシエ
チレンポリプロピレングリコ−ル2部とソルビタンモノ
オレ−ト1部の溶融混合物顆粒10%、アルキルチオ尿
素系腐食防止剤1%、トリアゾ−ル系腐食防止剤1%の
混合物を加圧成形し直径50mm、厚さ30mmの錠剤
D−40を製造した。
【0028】比較例6 塩酸9%、アルキルチオ尿素系腐食防止剤0.5 %の割合
で含まれた水溶液R−6を調製した。
【0029】比較例7 コハク酸98%アルキルチオ尿素系腐食防止剤1%、ト
リアゾ−ル系腐食防止剤1%の混合物を加圧成形し直径
50mm、厚さ30mmの錠剤R−7を製造した。以上
調製したD−37〜D−40、R−6、R−7の薬剤を用
い、後記の薬剤添加方法及び評価方法にて評価試験を行
った。
【0030】比較例8 また、薬剤を添加しない水道水用いて評価試験を実施し
た。
【0031】薬剤添加方法 前記で得られた本発明の薬剤及び比較用薬剤を用い、以
下の方法により洗浄水に添加して試験した。 <薬剤D−37、D−38、R−6の場合> 常時30lの洗浄水を貯水し、タイマ─により一定時間
毎にその貯蔵水を流出し、洗浄水流出後は速やかに再度
洗浄水が補給される方式の洗浄水貯水槽にpH計と攪拌
装置と薬剤をポンプにより洗浄水貯水槽に注入し貯水槽
内の洗浄水のpHを4.4にするpHコントロ─ル装置
をセットした。 <薬剤D−39の場合> 上記洗浄水貯水槽に薬剤を3日に一回3個づつ投入し
た。 <薬剤D−40、R−7の場合> 上記洗浄水貯水槽に固形薬剤3個を収納し洗浄水流出時
に貯水槽水面の下降に伴い薬剤水溶液が貯水槽に流出し
洗浄水に混入する溶解器をセットした。この溶解器は貯
水槽より流出する洗浄水中の薬剤濃度は初期流出水には
低濃度であり、最終流出水が高濃度となるタイプのもの
であり、薬剤3個が3日で溶解する様溶解器を調節し
た。
【0032】評価試験 各段に5ケ─ジをセットできる3段の水洗式実験動物飼
育用架台に各薬剤をセットした洗浄水貯水槽を設置し
た。各段の「トイ」の尿石を完全に除去した後に各ケ─
ジで各々3匹のモルモットを飼育し、4週間後の尿石の
付着状態を観察した。洗浄水を流す間隔は1時間に一回
30lとし、試験期間中「トイ」面は3日に一回ブラシ
と水による洗浄を行い、薬剤は洗浄水が所定のpHを保
つ様に定期的に補給した。以上、試験−2で行った評価
結果を纏めて表2に示した。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明の酸性物質と界面活性剤を有効成
分とする水洗式実験動物飼育架台の尿石防止剤は、前記
評価試験結果の表1、表2に示す如く、実験動物飼育時
に「トイ」に付着する尿石の付着防止に顕著な効果を発
揮する。本発明は、水洗式実験動物飼育架台の「トイ」
に発生し、悪臭や雑菌の繁殖により実験動物の飼育環境
を悪化させる尿石の防止薬剤であり、試験精度の向上と
飼育労力の低減による科学的かつ産業的意義は極めて大
きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−38299(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 5/00 - 5/14 A01K 1/01 E03D 9/00 - 9/16 C11D 1/00 - 19/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸性物質及び界面活性剤を含有してなり、
    洗浄水に溶解した際に洗浄水のpHが5〜3.8になる
    ことを特徴とする水洗式実験動物飼育架台用尿石防止
    剤。
  2. 【請求項2】常温で固体の酸性物質と界面活性剤の混合
    物からなる成形体である請求項1記載の水洗式実験動物
    飼育架台用尿石防止剤
  3. 【請求項3】酸性物質と界面活性剤からなる混合水溶液
    である請求項1記載の水洗式実験動物飼育架台用尿石防
    止剤
  4. 【請求項4】常温で固体の酸性物質がフマル酸、アジピ
    ン酸、コハク酸、マレイン酸及びスルファミン酸よりな
    る群から選ばれた一種若しくは二種以上の混合物である
    請求項2記載の水洗式実験動物飼育架台用尿石防止剤
  5. 【請求項5】界面活性剤がHLB12以上の非イオン系
    界面活性剤である請求項1〜4記載の水洗式実験動物飼
    育架台用尿石防止剤
  6. 【請求項6】界面活性剤がソルビタンモノパルミテ─
    ト、ソルビタンモノステアレ─ト、ソルビタンモノオレ
    ─ト及びジオクチルスルフォコハク酸ナトリウムよりな
    る群から選ばれた一種若しくは二種以上の混合物である
    請求項1〜4記載の水洗式実験動物飼育架台用尿石防止
  7. 【請求項7】界面活性剤がソルビタンモノパルミテ─
    ト、ソルビタンモノステアレ─ト、ソルビタンモノオレ
    ─ト及びジオクチルスルフォコハク酸ナトリウムよりな
    る群から選ばれた一種若しくは二種以上の混合物と水溶
    性の非イオン界面活性剤との混合物である請求項1〜4
    記載の水洗式実験動物飼育架台用尿石防止剤
  8. 【請求項8】界面活性剤がソルビタンモノオレ─トと常
    温で固体の水溶性非イオン系界面活性剤の溶融混合物で
    ある請求項2、4記載の水洗式実験動物飼育架台用尿石
    防止剤
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