JP3243499U - 頭髪用櫛 - Google Patents
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【課題】頭髪及び頭皮への刺激を指定箇所に効率よくかけることが可能であって、簡易に毛包の矯正が可能な頭髪用櫛を提供する。【解決手段】先端側に櫛歯4を備えた基台部2、基端側に把持部5を有する頭髪用櫛1であって、基台部と把持部とは平面視略同幅にて一体成型されて成り、基台部には複数の櫛歯が長手方向に列を成して略鉛直下方へ延伸して備えられて成り、櫛歯は先端が曲面状に成形されると共に、隣接する櫛歯間の間隙が0.3~1.0mm、櫛歯の長さが10~20mmで成形されて成り、基台部の長さが把持部の長さよりも短い。【選択図】図1
Description
本考案は、頭髪用櫛に関し、詳しくは、主に毛包矯正用として用いられる頭髪用櫛に関するものである。
従来、櫛は、頭髪を梳いて髪型を整える、もしくは、装飾として髪飾りに使用されるものである。また、理美容師による整髪等にも当然に使用されており、様々な種類・形状が存在する。現在では、頭皮マッサージ等の頭皮ケア等にも櫛やヘアブラシが使用されており、夫々の使用者の目的に沿った素材や形状の櫛が選択されることとなる。
しかしながら、くせ毛等で毛流が絡み合う場所を梳かしたり、該当箇所の毛流矯正をしたりする場合、櫛にかかる頭髪へ過大な力をかける必要がある、といった問題があった。また、毛流を整える場合、必要な箇所へ頭髪や頭皮内、特に毛包への刺激を与える必要がある、といった問題もあった。
そのため、使用時に必要な力を軽減させつつ、頭髪及び頭皮への刺激を与えやすい櫛が求められていた。
そのため、使用時に必要な力を軽減させつつ、頭髪及び頭皮への刺激を与えやすい櫛が求められていた。
上記問題を解決すべく、実開平7-24210(特許文献1)では、桁部に複数の櫛歯針を貫通させたフレーム部材を、櫛歯針が縦軸方向に若干移動可能、且つ縦軸方向に回転可能にするように櫛本体へ嵌合させた、髪毛が絡まりにくく頭皮を傷つけない整髪用櫛が提案されている。また、特開2011-224041(特許文献2)では、基台、櫛歯、及び把持部の厚さが薄肉状に形成されることで、頭皮や櫛歯の根元部を容易に確認することができる毛髪用コームが提案されている。
しかしながら、上記特許文献1の技術提案では、櫛歯が縦軸方向に回転してしまうため、頭髪及び頭皮への刺激を与える前に回転してしまい、上記問題の解決が困難であった。また、特許文献2の提案では、頭髪に薬剤を塗布する関係上、櫛歯同士の幅が広くなるため櫛歯の間に頭髪が多く入り込み、頭髪及び頭皮への刺激を与えづらくなってしまうため、やはり上記問題の解決には至っていない。
本出願人は、従来の櫛において頭髪への使用時に行われる頭髪や頭皮への刺激における問題に着目し、毛流が絡まっている箇所にて、毛流や毛包の矯正に必要な力を軽減しつつ効率的に頭髪及び頭皮への刺激を与えられないものかとの着想のもと、基台の長さを短くすることで把持部へかける力を減少させつつ、櫛歯同士の間隙や櫛歯の長さも短くすることで頭髪及び頭皮への刺激を指定箇所に効率よくかけることが可能であって、簡易に毛包の矯正が可能な頭髪用櫛を考案し、本考案にかかる「頭髪用櫛」の提案に至るものである。
本考案は、上記問題点に鑑み、頭髪及び頭皮への刺激を指定箇所に効率よくかけることが可能であって、簡易に毛包の矯正が可能な頭髪用櫛を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案は、先端側に櫛歯を備えた基台部、基端側に把持部を有する頭髪用櫛であって、基台部と把持部とは平面視略同幅にて一体成型されて成り、基台部には複数の櫛歯が長手方向に列を成して略鉛直下方へ延伸して備えられて成り、櫛歯は先端が曲面状に成形されると共に、隣接する櫛歯間の間隙が0.3~1.0mm、櫛歯の長さが10~20mmで成形されて成り、基台部の長さが把持部の長さよりも短い手段を採る。
また、本考案は、前記頭髪用櫛において、全体が金属で成形されて成る手段を採る。
さらに、本考案は、前記基台部に、2列の櫛歯が備えられて成る手段を採る。
またさらに、本考案は、前記櫛歯が、先端へ行くにつれて細くなる先細状である手段を採る。
さらにまた、本考案は、前記基台部における櫛歯の列の先後に、夫々親歯が備えられて成る手段を採る。
本考案にかかる頭髪用櫛によれば、櫛歯同士の間隙が0.3mmから1.0mmであることにより、櫛歯間に入り込む頭髪を従来の櫛よりも少なくしつつ、櫛歯間で頭髪を掴んだ様に引っ張ることが可能となり、櫛の使用に際し毛髪に対する抵抗を上げて毛流及び毛包を矯正する起毛作用が発揮されることとなる。さらに、基台の長さを把持部よりも短くすることで、櫛の使用に際し毛髪に対する抵抗を上げつつ、使用者の手や腕に要する力を軽減させることが可能となり、使用者の負担減に資する。
また、本考案にかかる頭髪用櫛によれば、櫛全体が金属で成形されることで、櫛の強度UPを実現し、使用に伴う櫛の変形や折損を防ぐことが可能になると共に、櫛自体の重量増加によって、下方へ向けた使用に際し必要な使用者の負担を軽減させる、といった優れた効果を奏する。
さらに、本考案にかかる頭髪用櫛によれば、櫛歯が長手方向に2列備えられていることで、一度に梳かす頭髪量が増加すると共に、1列の場合に比し櫛歯間で頭髪を掴んだ様に引っ張る起毛作用がより効果的に発揮されることとなって、頭髪及び頭皮への刺激を効率的に行なうことが可能となる。
またさらに、本考案にかかる頭髪用櫛によれば、櫛歯が先端に行くにつれ細くなる先細状とすることにより、櫛歯が頭髪へ進入する際に、矯正を行なう頭髪が櫛歯の先端で頭皮側へ押し付けられることなく櫛歯間へスムーズに誘導させることができると共に、1回でより多くの頭髪量を櫛歯間で掴んだ様に引っ張ることが可能になる。
さらにまた、本考案にかかる頭髪用櫛によれば、櫛歯の列の先後に夫々親歯が備えられることにより、櫛歯全体の強度上昇に資すると共に、頭髪に区切りを設ける際、親歯を使用して任意の位置で区切ることも可能となる。
本考案にかかる頭髪用櫛は、先端側に櫛歯を備えた基台部、基端側に把持部を有する頭髪用櫛であって、基台部には複数の櫛歯が長手方向に列を成して略鉛直下方へ延伸して備えられ、隣接する櫛歯間の間隙が0.3~1.0mm、櫛歯の長さが10~20mmで成形されて成ることを最大の特徴とする。
以下、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を、図面に基づいて説明する。
以下、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本考案にかかる頭髪用櫛は、以下に述べる実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状や寸法、材質等の範囲内で適宜変更することができるものである。
図1乃至図4に沿って、本考案を説明する。
図1は、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を示す説明図である。図2は、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を示す説明図であり、詳しくは、図1の囲いAを拡大した説明図及び断面図である。図3は、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を示す説明図であり、詳しくは、図1の囲いAを拡大した説明図及び図2と別の形態を示した断面図である。図4は、本考案にかかる頭髪用櫛の櫛歯を2列備えた形態の説明図であり、(a)は並列に2列備えた配置図、(b)は交互に2列備えた配置図である。
本考案にかかる頭髪用櫛1(以降、櫛本体1という場合がある。)は、基台部2と、把持部5にて構成されている。
図1は、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を示す説明図である。図2は、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を示す説明図であり、詳しくは、図1の囲いAを拡大した説明図及び断面図である。図3は、本考案にかかる頭髪用櫛の実施形態を示す説明図であり、詳しくは、図1の囲いAを拡大した説明図及び図2と別の形態を示した断面図である。図4は、本考案にかかる頭髪用櫛の櫛歯を2列備えた形態の説明図であり、(a)は並列に2列備えた配置図、(b)は交互に2列備えた配置図である。
本考案にかかる頭髪用櫛1(以降、櫛本体1という場合がある。)は、基台部2と、把持部5にて構成されている。
櫛本体1は、平面視略同幅にて成形された櫛であり、先端側には櫛歯4が備わった基台部2と、基端側には使用者が手で把持する把持部5とを有して、一体成型されたものである。
櫛本体1の長さや厚さについて特に限定はしないが、片手で保持しながら頭髪を梳かしやすい長さ、例えば、14.0mmから16.0mm程度の長さ、及び、5mmから8mm程度の厚さを有する態様が好適である。
また、櫛本体1の形状に特に限定はなく、図1に図示したように、側面視において把持部5の縦幅に膨らみを形成して把持しやすい形状にする等、種々形状が考え得る。櫛本体1の素材については、木や骨材(角)、金属、樹脂素材等、従来公知のものを使用すれば足りるが、その中でも金属素材が好ましく、特にチタンを用いる態様が特に望ましい。かかる態様を採ることにより、櫛歯4の形状加工が容易となり、熱や腐食にも強いため、櫛本体1へのメンテナンスが容易となる。また、チタンの重量は、ステンレス等に比べて軽く、さらに、金属アレルギーを起こしにくい性質を有するため、使用者への負担を軽減させることが可能となる。
櫛本体1の長さや厚さについて特に限定はしないが、片手で保持しながら頭髪を梳かしやすい長さ、例えば、14.0mmから16.0mm程度の長さ、及び、5mmから8mm程度の厚さを有する態様が好適である。
また、櫛本体1の形状に特に限定はなく、図1に図示したように、側面視において把持部5の縦幅に膨らみを形成して把持しやすい形状にする等、種々形状が考え得る。櫛本体1の素材については、木や骨材(角)、金属、樹脂素材等、従来公知のものを使用すれば足りるが、その中でも金属素材が好ましく、特にチタンを用いる態様が特に望ましい。かかる態様を採ることにより、櫛歯4の形状加工が容易となり、熱や腐食にも強いため、櫛本体1へのメンテナンスが容易となる。また、チタンの重量は、ステンレス等に比べて軽く、さらに、金属アレルギーを起こしにくい性質を有するため、使用者への負担を軽減させることが可能となる。
基台部2は、櫛歯4を備えるための土台であり、把持部5と一体成型されているものである。
基台部2の長さについて特に限定はしないが、把持部5よりも短くすることで、頭髪用櫛1を使用する際に要する手や腕の力を軽減させると同時に、櫛歯4へ均等に力を伝達させることが可能となる。例えば、櫛本体の長さを140mmから160mm程度に成形する態様であれば、45mmから60mmを基台部2の長さに設定することが好適である。
また、基台部2の下面には、図1に図示した通り、略鉛直下方に向けて複数の櫛歯4が、長手方向へ列を成して備えられている。備えられる櫛歯4同士の間隙Sは、0.3mmから1.0mmと幅狭に成形される。櫛歯4同士の間隙Sが0.3mmよりも狭くすると、櫛歯4間に毛髪が挟まってしまい、かえって櫛の抜けが悪くなって抜け毛を誘発してしまうと共に、1.0mmよりも幅広にした場合には、従来の櫛と何ら変わらず、本考案が所望する毛髪を掴む様に引っ張る作用(起毛作用)が働かないからである。かかる態様とすることで、櫛歯4間に進入した頭髪を従来の櫛よりも掴みやすくなり、櫛本体1の使用に際し、梳かす時に頭髪を引っ張って毛髪に対する抵抗を上げ、頭髪及び頭皮(特に毛包)への刺激を与えると共に、毛流を矯正することが可能となる。このとき、間隙Sの幅を同一間隔とすることで、備えられた櫛歯4へかかる力を均等にすることが可能となる。
基台部2に備えられる櫛歯4の本数に限定はなく、該基台部2の長さや使用態様による必要長さ等によって適宜決定される。また、基台部2の形状にも特に限定はなく、例えば、側面視において基台部2を把持部5と同程度に広く成形し、把持部5と基台3を同時に把持して頭髪を梳かす態様も考え得る。
基台部2の長さについて特に限定はしないが、把持部5よりも短くすることで、頭髪用櫛1を使用する際に要する手や腕の力を軽減させると同時に、櫛歯4へ均等に力を伝達させることが可能となる。例えば、櫛本体の長さを140mmから160mm程度に成形する態様であれば、45mmから60mmを基台部2の長さに設定することが好適である。
また、基台部2の下面には、図1に図示した通り、略鉛直下方に向けて複数の櫛歯4が、長手方向へ列を成して備えられている。備えられる櫛歯4同士の間隙Sは、0.3mmから1.0mmと幅狭に成形される。櫛歯4同士の間隙Sが0.3mmよりも狭くすると、櫛歯4間に毛髪が挟まってしまい、かえって櫛の抜けが悪くなって抜け毛を誘発してしまうと共に、1.0mmよりも幅広にした場合には、従来の櫛と何ら変わらず、本考案が所望する毛髪を掴む様に引っ張る作用(起毛作用)が働かないからである。かかる態様とすることで、櫛歯4間に進入した頭髪を従来の櫛よりも掴みやすくなり、櫛本体1の使用に際し、梳かす時に頭髪を引っ張って毛髪に対する抵抗を上げ、頭髪及び頭皮(特に毛包)への刺激を与えると共に、毛流を矯正することが可能となる。このとき、間隙Sの幅を同一間隔とすることで、備えられた櫛歯4へかかる力を均等にすることが可能となる。
基台部2に備えられる櫛歯4の本数に限定はなく、該基台部2の長さや使用態様による必要長さ等によって適宜決定される。また、基台部2の形状にも特に限定はなく、例えば、側面視において基台部2を把持部5と同程度に広く成形し、把持部5と基台3を同時に把持して頭髪を梳かす態様も考え得る。
櫛歯4は、頭髪を梳かすために基台部2へ備えられる複数の歯である。
櫛本体1の使用にあたり、櫛歯4を頭髪内へ差し入れることにより、該櫛歯4に接触した頭髪は、櫛歯4と櫛歯4の間に進入することとなる。そして、櫛本体1を所定の方向へ向け移動させることにより、櫛歯4が差し入れられた範囲内の頭髪が、櫛歯4間で掴まれる様に引っ張られながら梳かれることとなる。
櫛歯4は、図1や図2に図示したような、所定の長さを有する棒状の歯体であり、複数本が基台部2の下面から長手方向に列を成して備えられることにより、頭髪を梳かすための歯となるものである。なお、櫛歯4の先端部は頭皮に接触する場所であるため、先端形状を曲面状に成形する態様が好適であり、頭皮を傷つけることなく使用することが可能となる。
櫛歯4の配設方法については、特に限定するものではなく、例えば、櫛本体1の成型と同時に櫛歯4も成型し、基台部2と把持部5と櫛歯4が一体となった態様や、予め櫛歯4を作成しておき、基台部2の下面に接着や嵌着、螺着等の方法で固着させる態様等が考え得る。また、櫛歯4の長さについては、おおよそ10mmから20mmの間で使用者や使用態様によって夫々決定されるが、必ずしも全ての櫛歯4の長さを同一に揃える必要はない。例えば、図1に図示したように、全ての櫛歯4の長さを同一に揃えることで、側面視において夫々の櫛歯4の先端部が、基台部2のラインと略平行に揃った態様のほか、図示してはいないが、櫛歯4の長さを変えることで、側面視において櫛歯4の先端部が円弧を描いたり、緩やかなカーブを有した形状とする態様も可能である。
櫛本体1の使用にあたり、櫛歯4を頭髪内へ差し入れることにより、該櫛歯4に接触した頭髪は、櫛歯4と櫛歯4の間に進入することとなる。そして、櫛本体1を所定の方向へ向け移動させることにより、櫛歯4が差し入れられた範囲内の頭髪が、櫛歯4間で掴まれる様に引っ張られながら梳かれることとなる。
櫛歯4は、図1や図2に図示したような、所定の長さを有する棒状の歯体であり、複数本が基台部2の下面から長手方向に列を成して備えられることにより、頭髪を梳かすための歯となるものである。なお、櫛歯4の先端部は頭皮に接触する場所であるため、先端形状を曲面状に成形する態様が好適であり、頭皮を傷つけることなく使用することが可能となる。
櫛歯4の配設方法については、特に限定するものではなく、例えば、櫛本体1の成型と同時に櫛歯4も成型し、基台部2と把持部5と櫛歯4が一体となった態様や、予め櫛歯4を作成しておき、基台部2の下面に接着や嵌着、螺着等の方法で固着させる態様等が考え得る。また、櫛歯4の長さについては、おおよそ10mmから20mmの間で使用者や使用態様によって夫々決定されるが、必ずしも全ての櫛歯4の長さを同一に揃える必要はない。例えば、図1に図示したように、全ての櫛歯4の長さを同一に揃えることで、側面視において夫々の櫛歯4の先端部が、基台部2のラインと略平行に揃った態様のほか、図示してはいないが、櫛歯4の長さを変えることで、側面視において櫛歯4の先端部が円弧を描いたり、緩やかなカーブを有した形状とする態様も可能である。
基台部2における櫛歯4の列の先後には、図1に図示した様に、幅広の歯である親歯6が夫々備えられる態様が好ましい。かかる態様を採ることにより、頭髪を梳かす際の始点と終点が把握しやすくなると共に、落下等の衝撃を吸収し櫛歯4全体の強度上昇が期待できる他、頭髪に区切りを設ける際に幅広の親歯6を使用して容易に区切ることができるなど、多くの優れた効果を奏する。
櫛歯4の形状については、特に限定するものではないが、図2に図示した様に、基台部2側である櫛歯4の基端部から先端部にかけて略同一径を維持(櫛歯径D1=櫛歯径D2)する態様の他、図3に図示した様に、櫛歯4の基端部から先端部にかけて徐々に径を細くさせた先細状(櫛歯径D1>櫛歯径D2)とする態様も好適である。後者の態様を採ることにより、絡んだ頭髪へ櫛本体1を差し込んだ際に、櫛歯4の先端部から間隙Sに進入した頭髪が、徐々に間隙Sが狭くなることで適度に纏まりつつ基台部2側へ移動する作用が夫々の間隙Sにて行われる。そして、櫛歯4が頭髪へ進入する際に、矯正を行なう頭髪が櫛歯4の先端で頭皮側へ押し付けられることなく、櫛歯4間の間隙Sへスムーズに誘導させることができると共に、1回でより多くの頭髪量を間隙Sで掴んだ様に引っ張ることが可能になる。また、櫛歯4の先端が先細状となることで、当該先端部の櫛歯4間が離れて基端部よりも間隙Sが幅広になるため、櫛本体1を動作させる際に頭髪の絡まりがほぐれやすくなる、といった優れた効果を奏する。さらには、櫛歯4の基端部において、頭髪を梳かす際に櫛歯4にかかる絡まり等の抵抗力や、把持部5から櫛歯4へ提供される梳かす力が集中するため、当該基端部が太く成形されることで、櫛歯4全体の強度を上げる効果も奏する。
基台部2へ配設される櫛歯4の配列数について、特に限定するものではないが、通常、該基台部2に1列の櫛歯4を配列させる態様が用いられる。また、頭髪用櫛1の使用態様によっては、図4に図示した様に、2列の櫛歯4を基台部2に配設する態様も考え得る。櫛歯4を2列にすることで、櫛本体1を使用した際、一度に梳かすことができる頭髪量を増加させ、1列の場合に比し櫛歯4間で頭髪を掴んだ様に引っ張る起毛作用がより効果的に発揮されると共に、夫々の櫛歯4間に頭髪が均等に分散するため、梳かす範囲内の頭髪及び頭皮への刺激を効率的に行なうことが可能となる。
尚、基台部2に櫛歯4を2列配設した場合において、当該2列の櫛歯4を並列に配設する態様(図4(a))であったり、2列交互に櫛歯4を配列する態様(図4(b))など、種々配列態様を採用し得る。
尚、基台部2に櫛歯4を2列配設した場合において、当該2列の櫛歯4を並列に配設する態様(図4(a))であったり、2列交互に櫛歯4を配列する態様(図4(b))など、種々配列態様を採用し得る。
把持部5は、頭髪用櫛1の使用者が把持する箇所である。
把持部5は、基台部2と同幅で一体成型されることで、基台部2と把持部5が別々に成形された態様に比べ、梳かすための力が効率よく伝達されることになる。
把持部5の形状については特に限定はなく、例えば、基台部2を長手方法へそのまま伸長させた態様や、図1に図示した様に、使用者が把持した際に櫛本体1を安定させやすく梳かす際の力を伝達しやすく幅広状に成形する態様等が好適である。また、把持部5の長さについては、基台部2よりも長くなるよう構成されることとなるが、長過ぎても安定性が欠けるため、例えば、基台部2を45mmから60mm程度の長さで構成するのであれば、把持部5をおおよそ95mmから100mm程度の長さを有した構成で一体成型させる態様が望ましい。
把持部5は、基台部2と同幅で一体成型されることで、基台部2と把持部5が別々に成形された態様に比べ、梳かすための力が効率よく伝達されることになる。
把持部5の形状については特に限定はなく、例えば、基台部2を長手方法へそのまま伸長させた態様や、図1に図示した様に、使用者が把持した際に櫛本体1を安定させやすく梳かす際の力を伝達しやすく幅広状に成形する態様等が好適である。また、把持部5の長さについては、基台部2よりも長くなるよう構成されることとなるが、長過ぎても安定性が欠けるため、例えば、基台部2を45mmから60mm程度の長さで構成するのであれば、把持部5をおおよそ95mmから100mm程度の長さを有した構成で一体成型させる態様が望ましい。
以上の各構成要素により構成されている頭髪用櫛1の作用について、図面に基づき説明する。
まず、櫛歯4を頭髪の矯正箇所へ差し入れることで、該当箇所の頭髪は櫛歯4の間隙Sに進入する。使用者は、把持部5を把持し下方へ櫛本体1を移動させることで、基台部2及び櫛歯4も下方へ移動し、矯正箇所の頭髪も櫛本体1の移動に合わせ、櫛歯4の間隙Sに沿って梳かれることになる。このとき、頭髪は櫛歯4の間隙Sで掴んだ様に引っ張られる(起毛)と共に、櫛歯4の先端が頭皮(特に毛包)へ刺激を与えるように移動することで、毛包と毛包内毛髪へ刺激が伝達され、毛包の向き並びに毛流を矯正、例えば毛流が上向きの場合に下向きへ矯正することが可能となる。
まず、櫛歯4を頭髪の矯正箇所へ差し入れることで、該当箇所の頭髪は櫛歯4の間隙Sに進入する。使用者は、把持部5を把持し下方へ櫛本体1を移動させることで、基台部2及び櫛歯4も下方へ移動し、矯正箇所の頭髪も櫛本体1の移動に合わせ、櫛歯4の間隙Sに沿って梳かれることになる。このとき、頭髪は櫛歯4の間隙Sで掴んだ様に引っ張られる(起毛)と共に、櫛歯4の先端が頭皮(特に毛包)へ刺激を与えるように移動することで、毛包と毛包内毛髪へ刺激が伝達され、毛包の向き並びに毛流を矯正、例えば毛流が上向きの場合に下向きへ矯正することが可能となる。
以上、本考案にかかる頭髪用櫛1の基本的構成態様、並びに、動作・作用について説明したが、本考案は、上記実施形態や図面に示す構成態様に限定するものではない。例えば、櫛本体1を金属素材で成形した際に、使用者に起こり得る金属アレルギーへの対策として、櫛本体1の全部、もしくは一部をガラスやセラミック等でコーティングすることで、金属アレルギーの起因となる金属素材のイオン化を軽減させることも考え得る。
以上の通り、本考案にかかる頭髪用櫛1によれば、櫛歯4間の幅を0.3mmから1.0mmにすることにより、櫛歯4の間隙Sに進入した頭髪を掴む様に引っ張ることが可能であって、毛流や毛包の矯正に必要な力を付与すると共に、把持部5にかかる力を均一に櫛歯4から頭髪へ伝達することが可能となり、頭髪のスタイリングにおけるボリュームアップやボリュームダウン等の毛流・毛包矯正が容易となる。
本考案にかかる頭髪用櫛は、従来の櫛やヘアブラシ等と比較して、毛包及び毛包内毛髪への刺激及び毛流の矯正が容易であるため、様々な頭髪のスタイリングに使用する櫛として採用し得るものである。したがって、本考案にかかる「頭髪用櫛」の利用可能性は大であると思料する。
1 頭髪用櫛
2 基台部
4 櫛歯
5 把持部
6 親歯
A 拡大対象箇所
S 間隙
D1 櫛歯径(基端部)
D2 櫛歯径(先端部)
2 基台部
4 櫛歯
5 把持部
6 親歯
A 拡大対象箇所
S 間隙
D1 櫛歯径(基端部)
D2 櫛歯径(先端部)
Claims (5)
- 先端側に櫛歯を備えた基台部、基端側に把持部を有する頭髪用櫛であって、
基台部と把持部とは平面視略同幅にて一体成型されて成り、
基台部には複数の櫛歯が長手方向に列を成して略鉛直下方へ延伸して備えられて成り、
櫛歯は先端が曲面状に成形されると共に、隣接する櫛歯間の間隙が0.3~1.0mm、櫛歯の長さが10~20mmで成形されて成り、
基台部の長さが把持部の長さよりも短いことを特徴とする頭髪用櫛。 - 前記頭髪用櫛において、全体が金属で成形されて成ることを特徴とする請求項1に記載の頭髪用櫛。
- 前記基台部に、2列の櫛歯が備えられて成ることを特徴とする請求項1に記載の頭髪用櫛。
- 前記櫛歯が、先端へ行くにつれて細くなる先細状であることを特徴とする請求項1に記載の頭髪用櫛。
- 前記基台部における櫛歯の列の先後に、夫々親歯が備えられて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の頭髪用櫛。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023002334U JP3243499U (ja) | 2023-07-03 | 2023-07-03 | 頭髪用櫛 |
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JP2023002334U JP3243499U (ja) | 2023-07-03 | 2023-07-03 | 頭髪用櫛 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3243499U true JP3243499U (ja) | 2023-08-31 |
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JP2023002334U Active JP3243499U (ja) | 2023-07-03 | 2023-07-03 | 頭髪用櫛 |
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