JP3118761U - 櫛 - Google Patents

Abstract

【課題】
頭部に沿うような湾曲したフレーム形状であって、なおかつ、櫛歯が互いに平行に並設することで髪の毛のひっかかりをなくした櫛を提供することである。
【解決手段】
本考案に係る櫛は、櫛フレーム１と、複数の櫛歯２を有する。櫛フレーム１は、円弧状の湾曲部３と、取っ手部４を有する。櫛歯２は、櫛フレーム１の湾曲部３に、櫛の長さ方向に沿った直線と直交する向きに互いに平行に複数並設する。このように、櫛フレーム１に円弧状の湾曲部３を設けることで、頭部の湾曲面に沿うように髪の毛を梳かすことができ、さらに、各櫛歯２を互いに平行に並設することで髪の毛のひっかかりを防ぐことができる。なお、櫛歯２の長さは適宜決定することができる。
【選択図】 図１

Description

本考案は、頭部に沿うように湾曲した櫛フレームとその湾曲部に櫛歯が互いに平行に並設した櫛に関する。

一般的に、櫛といえば櫛フレームは直線的であり、櫛フレームには、櫛歯が互いに平行に並設している。しかし、上記のような一般的な直線的櫛形状では、散髪する際などに頭部形状に沿っていないため、専門的な技術を持たない人々にとっては決して使いやすいものではなかった。そこで、専門的な技術を持たない人々でも使いやすいようにと開発されたのが、頭部の湾曲した面に沿うような形状を有した「丸刈り用または裾刈り用櫛」（実開昭５４−９１９９３号公報、特許文献１参照）である。

上記特許文献１の「丸刈り用または裾刈り用櫛」は、櫛フレームが頭部に沿うような円弧状の湾曲部を有し、前記湾曲部に沿って各櫛歯がそれぞれ個々に湾曲部と直行する方向に向かうように並設した櫛である。すなわち、櫛歯同士は平行ではない。このような形状の櫛は、頭部に沿うように梳かすことができる反面、各櫛歯が互いに平行になっていないために梳かす際に髪の毛が頻繁にひっかかってしまう。
実開昭５４−９１９９３号公報

上述した特許文献１の櫛は、頭部に沿うような湾曲した櫛フレーム構造によって従来の一般的な直線状の櫛よりも専門的な技術を持たない人でも使いやすくしている。しかし、湾曲部に沿って各櫛歯がそれぞれ個々に湾曲部と直行する方向に向かうように並設しているために、櫛歯同士は平行ではなく、これにより、髪の毛が頻繁にひっかかってしまう問題があった。

そこで本考案においては、頭部に沿うような湾曲した櫛フレーム構造であって、なおかつ、櫛歯が互いに平行に並設することで髪の毛のひっかかりをなくした櫛を提供することである。

上述する課題を解決するために、本考案では、
円弧状の湾曲部を有する櫛フレームと、
上記櫛フレームの湾曲部に、櫛の長さ方向に沿った直線と直交する向きに複数の櫛歯が互いに平行に並設してなることを特徴としている（請求項１）。

本考案によれば、櫛を湾曲形状にすることで頭部に沿って髪を梳かすことができ、なおかつ、複数の櫛歯を互いに平行に並設することで髪の毛のひっかかりを防止し、よりスムーズに髪を梳かすことができる。

図１は、本考案に係る櫛の正面図である。図示した櫛は、櫛フレーム１と、複数の櫛歯２を有する。櫛フレーム１は、円弧状の湾曲部３と、取っ手部４を有する。櫛歯２は、櫛フレーム１の湾曲部３に、櫛の長さ方向に沿った直線と直交する向きに互いに平行に複数並設する。このように、櫛フレーム１に円弧状の湾曲部３を設けることで、頭部の湾曲面に沿うように髪の毛を梳かすことができ、さらに、各櫛歯２を互いに平行に並設することで髪の毛のひっかかりを防ぐことができる。なお、櫛歯２の長さは適宜決定することができる。

図２は、図１に示した櫛の側面図である。図示した櫛は、櫛フレーム１に厚みを持たせ、櫛フレーム１から櫛歯２の先端方向に向かって厚みを減らし、櫛歯２の先端が細くなるようにしている。このように、櫛歯２の先端を細くすることで、櫛歯２が髪の毛の根元まで容易に到達することができ、一回の梳かしで多くの髪の毛を梳かすことができる。もちろん、各櫛歯２の先端は人体に触れても人体を損傷させないように丸みを持たせている。

図３は、図１に示した櫛の櫛歯側から見た側面図である。図示した櫛は、櫛フレーム１と、複数の櫛歯２を有する。櫛フレーム１は、取っ手部４を有する。櫛歯２は、櫛フレーム１に互いに平行に複数並設する。このとき、櫛歯２は互いに平行であることから、櫛歯同士の間隔は一定である。したがって、髪の毛のひっかかりを防止し、よりスムーズに髪の毛を梳かすことができる。

本考案は、髪の毛を梳かす際のひっかかりをなくすことができる櫛に関するものであるが、例えば、馬や犬、猫といった動物の毛並みを整えることにも十分使用することができる。

本考案に係る櫛の正面図である。 図１に示した櫛の側面図である。 図１に示した櫛の櫛歯側から見た側面図である。

符号の説明

１ 櫛フレーム
２ 櫛歯
３ 湾曲部
４ 取っ手部

Claims (1)

1. 円弧状の湾曲部を有する櫛フレームと、
   上記櫛フレームの湾曲部に、櫛の長さ方向に沿った直線と直交する向きに複数の櫛歯が互いに平行に並設してなることを特徴とする櫛。
   

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