JP3243221B2 - ルーバ機構 - Google Patents
ルーバ機構Info
- Publication number
- JP3243221B2 JP3243221B2 JP26392098A JP26392098A JP3243221B2 JP 3243221 B2 JP3243221 B2 JP 3243221B2 JP 26392098 A JP26392098 A JP 26392098A JP 26392098 A JP26392098 A JP 26392098A JP 3243221 B2 JP3243221 B2 JP 3243221B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- feed
- guide plate
- wind guide
- support arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の空調設
備、装置を構成するエアの吹き出し口からのエアの吹き
出し方向を可変するように、当該吹き出し口からのエア
の吹き出しを遮る向きに板面を配する風案内板をスライ
ド移動させるようにしたルーバ機構の提供に関する。
備、装置を構成するエアの吹き出し口からのエアの吹き
出し方向を可変するように、当該吹き出し口からのエア
の吹き出しを遮る向きに板面を配する風案内板をスライ
ド移動させるようにしたルーバ機構の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】空調設備、装置を構成するエアの吹き出
し口100からのエアの吹き出し方向fを可変するルー
バ機構として、細長く構成された吹き出し口100の長
さ方向に亙る長尺の風案内板200(一般にフラップと
称される。)を吹き出し口100の内側においてその両
端部において回動可能に組み付け、この風案内板200
における吹き出し前方側にある端部201を上下に揺動
させることにより吹き出されるエアの吹き出し向きを例
えば上下に可変するようにしたものがある。(図13/
同図中、符号300は熱交換器、符号400はファンで
ある。)
し口100からのエアの吹き出し方向fを可変するルー
バ機構として、細長く構成された吹き出し口100の長
さ方向に亙る長尺の風案内板200(一般にフラップと
称される。)を吹き出し口100の内側においてその両
端部において回動可能に組み付け、この風案内板200
における吹き出し前方側にある端部201を上下に揺動
させることにより吹き出されるエアの吹き出し向きを例
えば上下に可変するようにしたものがある。(図13/
同図中、符号300は熱交換器、符号400はファンで
ある。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
のルーバ機構にあっては、空調設備、装置内に前記風案
内板200を回動させるためのスペースを要するもので
あった。特に、いわゆるエアコンなどの空調装置にあっ
ては当該装置の奥行を小さくし、装置のコンパクト化を
できる限り図ろうとする場合、かかるスペースがこうし
たコンパクト化などを図るにあたってのマイナス要因と
なっていた。また、こうしたスペースにより、かかる空
調装置における他の部品などの設置位置、スペースも少
なからず制約を受けるところであり、こうした装置の設
計の自由度確保や、こうした装置内におけるデッドスペ
ースを減少させるなどの要請から、従来と異なるルーバ
機構の提供が望まれていた。
のルーバ機構にあっては、空調設備、装置内に前記風案
内板200を回動させるためのスペースを要するもので
あった。特に、いわゆるエアコンなどの空調装置にあっ
ては当該装置の奥行を小さくし、装置のコンパクト化を
できる限り図ろうとする場合、かかるスペースがこうし
たコンパクト化などを図るにあたってのマイナス要因と
なっていた。また、こうしたスペースにより、かかる空
調装置における他の部品などの設置位置、スペースも少
なからず制約を受けるところであり、こうした装置の設
計の自由度確保や、こうした装置内におけるデッドスペ
ースを減少させるなどの要請から、従来と異なるルーバ
機構の提供が望まれていた。
【0004】また、前記従来のルーバ機構における風案
内板200は、その両端側で空調装置本体側に回動可能
に組み付けられていることから、吹き出し口100側を
その吹き出し口100の長さ方向に向けて湾曲させるよ
うに構成された空調装置における当該吹き出し口100
から吹き出されるエアの吹き出しの向きをかかる構成の
風案内板200によって可変させるように当該風案内板
200を構成し、また、駆動させるようにすることは単
純にはなし難かった。
内板200は、その両端側で空調装置本体側に回動可能
に組み付けられていることから、吹き出し口100側を
その吹き出し口100の長さ方向に向けて湾曲させるよ
うに構成された空調装置における当該吹き出し口100
から吹き出されるエアの吹き出しの向きをかかる構成の
風案内板200によって可変させるように当該風案内板
200を構成し、また、駆動させるようにすることは単
純にはなし難かった。
【0005】そこでこの発明は、空調装置内に格別のス
ペースを要することなく適切かつ円滑に吹き出されるエ
アの吹き出し方向を可変でき、また、吹き出し口側をそ
の吹き出し口の長さ方向に向けて湾曲させるように構成
された空調装置などにおける当該吹き出し口から吹き出
されるエアの吹き出しの向きの可変も比較的単純になす
ことができるルーバ機構の提供に関する。
ペースを要することなく適切かつ円滑に吹き出されるエ
アの吹き出し方向を可変でき、また、吹き出し口側をそ
の吹き出し口の長さ方向に向けて湾曲させるように構成
された空調装置などにおける当該吹き出し口から吹き出
されるエアの吹き出しの向きの可変も比較的単純になす
ことができるルーバ機構の提供に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、ルーバ機構が以下
の(1)〜(8)の構成を有するものとした。 (1)エアの吹き出し口からのエアの吹き出しを遮る向
きに板面を配し、かつ、当該吹き出し口からのエアの吹
き出し方向を可変するように幅方向に向けて往復動可能
に備えられる長尺の風案内板と、 (2)この風案内板の長さ方向に沿って配される連動軸
と、 (3)この連動軸に交叉する向きに配され、かつ、前記
風案内板の長さ方向において少なくとも二か所に配され
る送り軸と、 (4)前記連動軸を介して各送り軸の回転を連動させる
ように、当該連動軸及び送り軸に設けられる伝達手段
と、 (5)前記風案内板への取付部を備えると共に、前記送
り軸により移動される支持アームと、 (6)前記連動軸又は前記送り軸のいずれか一方側を回
転駆動させる駆動手段とを備え、 (7)しかも、前記送り軸と略平行をなすように、各送
り軸の側方に、前記支持アームに開設された穴に差し通
されて当該支持アームを案内する案内ロッドが配設して
あると共に、 (8)前記送り軸を挟んだ前記案内ロッドと反対の側
に、前記支持アームの移動方向に沿い、かつ、当該支持
アームの端部を収めるガイド溝が設けてある。
に、請求項1記載の発明にあっては、ルーバ機構が以下
の(1)〜(8)の構成を有するものとした。 (1)エアの吹き出し口からのエアの吹き出しを遮る向
きに板面を配し、かつ、当該吹き出し口からのエアの吹
き出し方向を可変するように幅方向に向けて往復動可能
に備えられる長尺の風案内板と、 (2)この風案内板の長さ方向に沿って配される連動軸
と、 (3)この連動軸に交叉する向きに配され、かつ、前記
風案内板の長さ方向において少なくとも二か所に配され
る送り軸と、 (4)前記連動軸を介して各送り軸の回転を連動させる
ように、当該連動軸及び送り軸に設けられる伝達手段
と、 (5)前記風案内板への取付部を備えると共に、前記送
り軸により移動される支持アームと、 (6)前記連動軸又は前記送り軸のいずれか一方側を回
転駆動させる駆動手段とを備え、 (7)しかも、前記送り軸と略平行をなすように、各送
り軸の側方に、前記支持アームに開設された穴に差し通
されて当該支持アームを案内する案内ロッドが配設して
あると共に、 (8)前記送り軸を挟んだ前記案内ロッドと反対の側
に、前記支持アームの移動方向に沿い、かつ、当該支持
アームの端部を収めるガイド溝が設けてある。
【0007】かかる構成によれば、前記風案内板の長さ
方向に亙る一側部側を当該一側部側と対向する他側部側
との間で前記吹き出し口を覆うようにして当該吹き出し
口における長さ方向に亙る開口縁の一方に近付ける閉塞
方向に移動させ、また、遠ざける開放方向に移動させる
ことができる。前記風案内板が前記閉塞方向に移動すれ
ばする程、前記吹き出し口から吹き出されるエアは、当
該風案内板の内面に案内されて、吹き出す向きを次第に
大きく湾曲させる。一方、前記風案内板が前記開放方向
に移動すればする程、前記吹き出し口から吹き出される
エアの吹き出す向きは、次第に真直になる。
方向に亙る一側部側を当該一側部側と対向する他側部側
との間で前記吹き出し口を覆うようにして当該吹き出し
口における長さ方向に亙る開口縁の一方に近付ける閉塞
方向に移動させ、また、遠ざける開放方向に移動させる
ことができる。前記風案内板が前記閉塞方向に移動すれ
ばする程、前記吹き出し口から吹き出されるエアは、当
該風案内板の内面に案内されて、吹き出す向きを次第に
大きく湾曲させる。一方、前記風案内板が前記開放方向
に移動すればする程、前記吹き出し口から吹き出される
エアの吹き出す向きは、次第に真直になる。
【0008】また、前記連動軸により、一方の送り軸と
他方の送り軸とを同じ向きに、同じ回転数で回転させる
ことができ、各送り軸の回転により移動される支持アー
ムをそれぞれ同じストロークで移動させて、前記風案内
板を前記閉塞方向または開放方向に当該風案内板の長さ
方向に亙るいずれの箇所においても傾きを生じさせない
ように適切に移動させることができる。
他方の送り軸とを同じ向きに、同じ回転数で回転させる
ことができ、各送り軸の回転により移動される支持アー
ムをそれぞれ同じストロークで移動させて、前記風案内
板を前記閉塞方向または開放方向に当該風案内板の長さ
方向に亙るいずれの箇所においても傾きを生じさせない
ように適切に移動させることができる。
【0009】さらに、かかる構成によれば、前記案内ロ
ッドに支持アームを案内、支持させて、前記送りねじ体
の回転に伴う当該支持アームの移動の過程において支持
アームに傾きが生じないようにすることができ、当該支
持アームの移動を常時円滑に行わせることができる。
ッドに支持アームを案内、支持させて、前記送りねじ体
の回転に伴う当該支持アームの移動の過程において支持
アームに傾きが生じないようにすることができ、当該支
持アームの移動を常時円滑に行わせることができる。
【0010】さらにまた、かかる構成によれば、前記風
案内板の長さ方向に向けた力、すなわち、前記支持アー
ムにおける当該風案内板への取付部側を送り軸の軸線に
直交する方向に揺動させる向きの力が作用された場合で
あっても、前記ガイド溝の溝壁にこの向きの力を受けさ
せて当該向きでの支持アームの揺動を阻止することがで
き、こうした向きの力により送り軸による支持アームの
送り移動が円滑になされなくなる事態を防止することが
できる。
案内板の長さ方向に向けた力、すなわち、前記支持アー
ムにおける当該風案内板への取付部側を送り軸の軸線に
直交する方向に揺動させる向きの力が作用された場合で
あっても、前記ガイド溝の溝壁にこの向きの力を受けさ
せて当該向きでの支持アームの揺動を阻止することがで
き、こうした向きの力により送り軸による支持アームの
送り移動が円滑になされなくなる事態を防止することが
できる。
【0011】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載のルーバ機構における送り軸が、送りねじ体
として構成してあると共に、伝達手段が、前記連動軸を
介して各送りねじ体の回転を連動させるように、当該連
動軸及び送りねじ体に設けられる伝達ギアとしてあり、
かつ、支持アームが前記送りねじ体へのナット部を備え
ている構成とした。
求項1記載のルーバ機構における送り軸が、送りねじ体
として構成してあると共に、伝達手段が、前記連動軸を
介して各送りねじ体の回転を連動させるように、当該連
動軸及び送りねじ体に設けられる伝達ギアとしてあり、
かつ、支持アームが前記送りねじ体へのナット部を備え
ている構成とした。
【0012】かかる構成によれば、前記伝達ギアにより
前記連動軸を介して各送りねじ体の回転を連動させるこ
とができる。また、この送りねじ体へのナット部を備え
ている前記支持アームは当該送りねじ体の回転に伴って
移動され、しかも、各支持アームを同じストロークで連
動させて移動させることができる。
前記連動軸を介して各送りねじ体の回転を連動させるこ
とができる。また、この送りねじ体へのナット部を備え
ている前記支持アームは当該送りねじ体の回転に伴って
移動され、しかも、各支持アームを同じストロークで連
動させて移動させることができる。
【0013】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1記載のルーバ機構がさらに、駆動手段をモータと
してあると共に、連動軸又は送り軸のいずれか一方側
が、このモータの駆動軸との間に張り込まれた無端状の
ゴムベルトを介して回転駆動される構成を備えたものと
した。
求項1記載のルーバ機構がさらに、駆動手段をモータと
してあると共に、連動軸又は送り軸のいずれか一方側
が、このモータの駆動軸との間に張り込まれた無端状の
ゴムベルトを介して回転駆動される構成を備えたものと
した。
【0014】かかる構成によれば、前記モータの駆動に
伴う振動を前記ゴムベルトによりある程度吸収させるこ
とができ、こうした振動に起因した異音などが空調設備
ないしは装置の運転に伴ってできる限り生じないように
することができる。
伴う振動を前記ゴムベルトによりある程度吸収させるこ
とができ、こうした振動に起因した異音などが空調設備
ないしは装置の運転に伴ってできる限り生じないように
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図12に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態の一つについて説明
する。
て、この発明の典型的な実施の形態の一つについて説明
する。
【0016】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かるルーバ機構を、風案内板1を省略して正面側から示
した図であり、また、図2は、図1における上方から見
て表した図である。また、図3は、図2における右側に
位置される後述の支持ユニット2の組み付け部分を拡大
して、また、図4は、図2における中央に表されたモー
タ5の組み付け部分を一部を破断して、それぞれ示して
いる。(なお、この実施の形態にあっては、二つの支持
ユニット2、2は、後述するギア構成体41におけるベ
ベルギア状部41cの形成位置、リミットスイッチ27
の有無を除き、実質的に略同一構成のもとのされてい
る。)また、図5は、かかるモータ5の組み付け部分を
側方から見て示している。
かるルーバ機構を、風案内板1を省略して正面側から示
した図であり、また、図2は、図1における上方から見
て表した図である。また、図3は、図2における右側に
位置される後述の支持ユニット2の組み付け部分を拡大
して、また、図4は、図2における中央に表されたモー
タ5の組み付け部分を一部を破断して、それぞれ示して
いる。(なお、この実施の形態にあっては、二つの支持
ユニット2、2は、後述するギア構成体41におけるベ
ベルギア状部41cの形成位置、リミットスイッチ27
の有無を除き、実質的に略同一構成のもとのされてい
る。)また、図5は、かかるモータ5の組み付け部分を
側方から見て示している。
【0017】また、図6ないし図8は、風案内板1の移
動状態を理解し易いように、ルーバ機構を一方の支持ユ
ニット2側(図1における左側の支持ユニット2側)か
ら見た状態で、かつ、風案内板1および空調設備、装置
の本体H側を想像線で表して、それぞれ示しており、図
6は、吹き出し口100を風案内板1により覆った状態
を、図7は、吹き出し口100の下側が比較的狭く開か
れてこの下側からエアが下向きに送り出されている状態
を、図8は、図7の状態よりも吹き出し口100が大き
く開かれてエアが図7の状態よりも上側よりに案内、送
り出されている状態を、示している。また、図9は、支
持ユニット2の一方を斜視の状態で示しており、図10
は、かかる支持ユニット2を構成する各部品を分解斜視
の状態として、示している。
動状態を理解し易いように、ルーバ機構を一方の支持ユ
ニット2側(図1における左側の支持ユニット2側)か
ら見た状態で、かつ、風案内板1および空調設備、装置
の本体H側を想像線で表して、それぞれ示しており、図
6は、吹き出し口100を風案内板1により覆った状態
を、図7は、吹き出し口100の下側が比較的狭く開か
れてこの下側からエアが下向きに送り出されている状態
を、図8は、図7の状態よりも吹き出し口100が大き
く開かれてエアが図7の状態よりも上側よりに案内、送
り出されている状態を、示している。また、図9は、支
持ユニット2の一方を斜視の状態で示しており、図10
は、かかる支持ユニット2を構成する各部品を分解斜視
の状態として、示している。
【0018】また、図11は、図1ないし図10に示さ
れる例と支持ユニット2における伝達手段としての伝達
ギア4の構成を変更させた例を、また、図12は、この
実施の形態にかかるルーバ機構を適用させた空調装置H
aの例を、それぞれ示している。
れる例と支持ユニット2における伝達手段としての伝達
ギア4の構成を変更させた例を、また、図12は、この
実施の形態にかかるルーバ機構を適用させた空調装置H
aの例を、それぞれ示している。
【0019】この実施の形態にかかるルーバ機構は、各
種の空調設備、装置を構成する細長いエアの吹き出し口
100からのエアの吹き出し方向fを可変するように、
当該細長いエアの吹き出し口100の長さ方向に沿って
長く、かつ、当該吹き出し口100からのエアの吹き出
しを遮る向きに板面を配する風案内板1をその幅方向に
移動させるものである。
種の空調設備、装置を構成する細長いエアの吹き出し口
100からのエアの吹き出し方向fを可変するように、
当該細長いエアの吹き出し口100の長さ方向に沿って
長く、かつ、当該吹き出し口100からのエアの吹き出
しを遮る向きに板面を配する風案内板1をその幅方向に
移動させるものである。
【0020】より具体的には、この実施の形態における
ルーバ機構は、前記風案内板1を、この風案内板1によ
り前記細長い吹き出し口100の全体を当該吹き出し口
100の長さ方向に亙って当該吹き出し口100からの
エアの大半の吹き出しを遮るようにした位置から、この
吹き出し口100からのエアの吹き出しを許容させる各
位置に向けて、当該風案内板1の幅方向1aに向けて適
宜移動させ、あるいは、往復動させ、あるいは、適宜の
位置に移動、停止できるようにするものである。
ルーバ機構は、前記風案内板1を、この風案内板1によ
り前記細長い吹き出し口100の全体を当該吹き出し口
100の長さ方向に亙って当該吹き出し口100からの
エアの大半の吹き出しを遮るようにした位置から、この
吹き出し口100からのエアの吹き出しを許容させる各
位置に向けて、当該風案内板1の幅方向1aに向けて適
宜移動させ、あるいは、往復動させ、あるいは、適宜の
位置に移動、停止できるようにするものである。
【0021】すなわち、かかる風案内板1は、吹き出し
口100の前方に前記移動を可能にするように当該吹き
出し口100を構成する空調設備本体Hまたは空調装置
本体Hに取り付けられると共に、この風案内板1は、そ
の長さ方向に亙る一側部1c側を当該一側部1c側と対
向する他側部1d側との間で当該吹き出し口100を覆
うようにして前記吹き出し口100における長さ方向に
亙る開口縁の一方100aに近付ける向き(以下、閉塞
方向CLという。)に移動可能とされ、また、遠ざける
向き(以下、開放方向OPという。)に移動可能とされ
る。前記風案内板1が前記閉塞方向CLに移動すればす
る程、前記吹き出し口100から吹き出されるエアは、
当該風案内板1の内面1eに案内されて、吹き出す向き
を次第に大きく湾曲させる。一方、前記風案内板1が前
記開放方向OPに移動すればする程、前記吹き出し口1
00から吹き出されるエアの吹き出しの向きは、次第に
前記湾曲を緩めていく。
口100の前方に前記移動を可能にするように当該吹き
出し口100を構成する空調設備本体Hまたは空調装置
本体Hに取り付けられると共に、この風案内板1は、そ
の長さ方向に亙る一側部1c側を当該一側部1c側と対
向する他側部1d側との間で当該吹き出し口100を覆
うようにして前記吹き出し口100における長さ方向に
亙る開口縁の一方100aに近付ける向き(以下、閉塞
方向CLという。)に移動可能とされ、また、遠ざける
向き(以下、開放方向OPという。)に移動可能とされ
る。前記風案内板1が前記閉塞方向CLに移動すればす
る程、前記吹き出し口100から吹き出されるエアは、
当該風案内板1の内面1eに案内されて、吹き出す向き
を次第に大きく湾曲させる。一方、前記風案内板1が前
記開放方向OPに移動すればする程、前記吹き出し口1
00から吹き出されるエアの吹き出しの向きは、次第に
前記湾曲を緩めていく。
【0022】より具体的には、この実施の形態における
ルーバ機構にあっては、前記風案内板1は、(1)この
風案内板1の幅方向1aに軸線を沿わせた送り軸として
の送りねじ体20と、(2)この送りねじ体20の回転
に伴って当該送りねじ体20の長さ方向に向けて移動さ
れるように当該送りねじ体20に噛み合うナット部21
aをもって組み付けられる支持アーム21とを備えた支
持ユニット2により、前記のように吹き出し口100に
取り付けられている。かかる支持ユニット2は、前記風
案内板1の長さ方向1bにおいて間隔を開けた二か所に
おいて、前記空調設備本体Hまたは空調装置本体H側に
固定されている。また、各支持ユニット2における前記
支持アーム21のナット部21a側と反対の端部に前記
風案内板1への取付部21bが形成してあり、この取付
部21bをもって当該風案内板1は二か所の支持ユニッ
ト2、2の組み付け部において支持、組み付けられてい
る。
ルーバ機構にあっては、前記風案内板1は、(1)この
風案内板1の幅方向1aに軸線を沿わせた送り軸として
の送りねじ体20と、(2)この送りねじ体20の回転
に伴って当該送りねじ体20の長さ方向に向けて移動さ
れるように当該送りねじ体20に噛み合うナット部21
aをもって組み付けられる支持アーム21とを備えた支
持ユニット2により、前記のように吹き出し口100に
取り付けられている。かかる支持ユニット2は、前記風
案内板1の長さ方向1bにおいて間隔を開けた二か所に
おいて、前記空調設備本体Hまたは空調装置本体H側に
固定されている。また、各支持ユニット2における前記
支持アーム21のナット部21a側と反対の端部に前記
風案内板1への取付部21bが形成してあり、この取付
部21bをもって当該風案内板1は二か所の支持ユニッ
ト2、2の組み付け部において支持、組み付けられてい
る。
【0023】また、この実施の形態にあっては、前記風
案内板1の長さ方向に沿って前記空調設備本体Hまたは
空調装置本体H側に回転可能に組み付けられた連動軸3
を備えている。この連動軸3と前記二か所の支持ユニッ
ト2、2を構成する前記送りねじ体20とは、回転軸線
を交叉させるように配されている。より具体的には、か
かる連動軸3は二か所の支持ユニット2、2間に架け渡
されるように配され、かつ、一端側を当該二か所の支持
ユニット2、2の一方に回転可能に軸支されると共に、
他端側を当該二か所の支持ユニット2、2の他方に回転
可能に軸支されている。また、各支持ユニット2、2に
おける前記送りねじ体20の一端部と、前記連動軸3の
当該支持ユニット2への軸支側とには、この連動軸3を
介して、一方の支持ユニット2の送りねじ体20の回転
と他方の支持ユニット2の送りねじ体20の回転とを連
動させる伝達ギア4が設けてある。
案内板1の長さ方向に沿って前記空調設備本体Hまたは
空調装置本体H側に回転可能に組み付けられた連動軸3
を備えている。この連動軸3と前記二か所の支持ユニッ
ト2、2を構成する前記送りねじ体20とは、回転軸線
を交叉させるように配されている。より具体的には、か
かる連動軸3は二か所の支持ユニット2、2間に架け渡
されるように配され、かつ、一端側を当該二か所の支持
ユニット2、2の一方に回転可能に軸支されると共に、
他端側を当該二か所の支持ユニット2、2の他方に回転
可能に軸支されている。また、各支持ユニット2、2に
おける前記送りねじ体20の一端部と、前記連動軸3の
当該支持ユニット2への軸支側とには、この連動軸3を
介して、一方の支持ユニット2の送りねじ体20の回転
と他方の支持ユニット2の送りねじ体20の回転とを連
動させる伝達ギア4が設けてある。
【0024】この結果、この実施の形態にあっては、第
一に、前記連動軸3をモータなどの適宜の駆動手段によ
り回転させることにより、前記二か所の支持ユニット
2、2の一方の送りねじ体20と他方の送りねじ体20
とを同じ向きに、同じ回転数で回転させることができ、
この二か所の支持ユニット2、2の一方の支持アーム2
1と他方の支持アーム21とを同じストロークで移動さ
せて、前記風案内板1を前記閉塞方向CLまたは開放方
向OPに当該風案内板1の長さ方向1bに亙るいずれの
箇所においても傾きを生じさせないように適切に移動さ
せることができる。
一に、前記連動軸3をモータなどの適宜の駆動手段によ
り回転させることにより、前記二か所の支持ユニット
2、2の一方の送りねじ体20と他方の送りねじ体20
とを同じ向きに、同じ回転数で回転させることができ、
この二か所の支持ユニット2、2の一方の支持アーム2
1と他方の支持アーム21とを同じストロークで移動さ
せて、前記風案内板1を前記閉塞方向CLまたは開放方
向OPに当該風案内板1の長さ方向1bに亙るいずれの
箇所においても傾きを生じさせないように適切に移動さ
せることができる。
【0025】また、第二に、前記二か所の支持ユニット
2、2のいずれか一方の送りねじ体20をモータなどの
適宜の駆動手段により回転させることにより、前記連動
軸3を介して、前記二か所の支持ユニット2、2の他方
の送りねじ体20が当該一方の送りねじ体20と同じ向
きに、同じ回転数で回転するようにすることができ、こ
の二か所の支持ユニット2、2の一方の支持アーム21
と他方の支持アーム21とを同じストロークで移動させ
て、前記風案内板1を前記閉塞方向CLまたは開放方向
OPに当該風案内板1の長さ方向1bに亙るいずれの箇
所においても傾きを生じさせないように適切に移動させ
ることができる。
2、2のいずれか一方の送りねじ体20をモータなどの
適宜の駆動手段により回転させることにより、前記連動
軸3を介して、前記二か所の支持ユニット2、2の他方
の送りねじ体20が当該一方の送りねじ体20と同じ向
きに、同じ回転数で回転するようにすることができ、こ
の二か所の支持ユニット2、2の一方の支持アーム21
と他方の支持アーム21とを同じストロークで移動させ
て、前記風案内板1を前記閉塞方向CLまたは開放方向
OPに当該風案内板1の長さ方向1bに亙るいずれの箇
所においても傾きを生じさせないように適切に移動させ
ることができる。
【0026】より具体的には、この実施の形態にあって
は、前記吹き出し口100側に取り付けられる長方形状
の枠体Wにおける、長さ側枠部Waの両端間に亙るよう
に前記支持ユニット2を取り付け、この支持ユニット2
における後述するフレーム22の取り付け板部22aを
この枠体Wの幅側枠部Wbとし、かつ、この枠体Wにお
ける前記長さ側枠部Waの一方に沿って前記連動軸3を
配した構成としてある。
は、前記吹き出し口100側に取り付けられる長方形状
の枠体Wにおける、長さ側枠部Waの両端間に亙るよう
に前記支持ユニット2を取り付け、この支持ユニット2
における後述するフレーム22の取り付け板部22aを
この枠体Wの幅側枠部Wbとし、かつ、この枠体Wにお
ける前記長さ側枠部Waの一方に沿って前記連動軸3を
配した構成としてある。
【0027】また、この実施の形態にあっては、前記駆
動手段は、前記連動軸3が沿わされた前記枠体Wの長さ
側枠部Waの長さ方向略中程に取り付けられたモータ5
としてある。
動手段は、前記連動軸3が沿わされた前記枠体Wの長さ
側枠部Waの長さ方向略中程に取り付けられたモータ5
としてある。
【0028】かかるモータ5は駆動軸5aを前記連動軸
3と平行に配するように収納ケース5c内に収められ、
この収納ケース5cが前記枠体Wに取り付けられてい
る。
3と平行に配するように収納ケース5c内に収められ、
この収納ケース5cが前記枠体Wに取り付けられてい
る。
【0029】また、この実施の形態にあっては、前記連
動軸3の長さ方向略中程に設けられたプーリー3aと前
記モータ5の駆動軸5aに設けられたプーリー5bとの
間に無端状のゴムベルト5dが張り込まれており、この
ゴムベルト5dを介して当該モータ5の駆動軸5aの回
転に伴って連動軸3が回転駆動される構成としてある。
動軸3の長さ方向略中程に設けられたプーリー3aと前
記モータ5の駆動軸5aに設けられたプーリー5bとの
間に無端状のゴムベルト5dが張り込まれており、この
ゴムベルト5dを介して当該モータ5の駆動軸5aの回
転に伴って連動軸3が回転駆動される構成としてある。
【0030】また、この実施の形態にあっては、前記モ
ータ5の駆動軸5aが突出している端部面5eとこれに
向き合う収納ケース5c内面との間および当該モータ5
の駆動軸5aが突出している側と反対の側の端部面5e
とこれに向き合う収納ケース5c内面との間にそれぞ
れ、ゴム製のスペーサ部材5fが介装されている。
ータ5の駆動軸5aが突出している端部面5eとこれに
向き合う収納ケース5c内面との間および当該モータ5
の駆動軸5aが突出している側と反対の側の端部面5e
とこれに向き合う収納ケース5c内面との間にそれぞ
れ、ゴム製のスペーサ部材5fが介装されている。
【0031】この結果、この実施の形態にあっては、前
記モータ5の駆動に伴う振動を前記ゴムベルト5dおよ
びスペーサ部材5fによりある程度吸収させることがで
き、こうした振動に起因した異音などが空調設備ないし
は装置の運転に伴って生じ難くなっている。
記モータ5の駆動に伴う振動を前記ゴムベルト5dおよ
びスペーサ部材5fによりある程度吸収させることがで
き、こうした振動に起因した異音などが空調設備ないし
は装置の運転に伴って生じ難くなっている。
【0032】一方、前記支持ユニット2は、この実施の
形態にあっては、前記枠体Wの幅側枠部Wbとなる取り
付け板部22aと、この取り付け板部22aの一側部か
ら当該取り付け板部22aに略直交する向きに突き出す
側板部22bとを備えたフレーム22を備えている。こ
のフレーム22を構成する前記側板部22bの突き出し
方向にある一側部は、前記取り付け板部22aの他側部
側に向けて屈曲されており、前記送りねじ体20の一端
側を回転可能に軸支する軸穴22dを備えた底板部22
cが形成されている。また、この底板部22cと反対の
側には、一対の側壁28a、28aと当該側壁28a、
28a間に亙る底部28dとを備えた略コ字状をなすブ
ラケット部材28が組み付けられている。このブラケッ
ト部材28における一対の側壁28a、28aには後述
するギア構成体41の端部を軸支する軸受体23の嵌込
み穴28bが形成してある。また、かかるブラケット部
材28は、前記側壁28aを前記底板部22cと反対の
側に突き出されるように組み付けられている。また、か
かるブラケット部材28の底部28dには、前記送りね
じ体20の他端部が差し通され、かつ、突き出される軸
穴28eが形成されている。
形態にあっては、前記枠体Wの幅側枠部Wbとなる取り
付け板部22aと、この取り付け板部22aの一側部か
ら当該取り付け板部22aに略直交する向きに突き出す
側板部22bとを備えたフレーム22を備えている。こ
のフレーム22を構成する前記側板部22bの突き出し
方向にある一側部は、前記取り付け板部22aの他側部
側に向けて屈曲されており、前記送りねじ体20の一端
側を回転可能に軸支する軸穴22dを備えた底板部22
cが形成されている。また、この底板部22cと反対の
側には、一対の側壁28a、28aと当該側壁28a、
28a間に亙る底部28dとを備えた略コ字状をなすブ
ラケット部材28が組み付けられている。このブラケッ
ト部材28における一対の側壁28a、28aには後述
するギア構成体41の端部を軸支する軸受体23の嵌込
み穴28bが形成してある。また、かかるブラケット部
材28は、前記側壁28aを前記底板部22cと反対の
側に突き出されるように組み付けられている。また、か
かるブラケット部材28の底部28dには、前記送りね
じ体20の他端部が差し通され、かつ、突き出される軸
穴28eが形成されている。
【0033】前記送りねじ体20は、このように構成さ
れるフレーム22における前記底板部22cと前記ブラ
ケット部材28の底部28d間に回転可能に組み付けら
れている。また、前記連動軸3は、前記ブラケット部材
28の一対の側壁28a、28aにおける前記モータ5
の組み付け側にある側壁28aに対し、後述する軸受体
23を介して、当該ブラケット部材28に回転可能に組
み付けられている。
れるフレーム22における前記底板部22cと前記ブラ
ケット部材28の底部28d間に回転可能に組み付けら
れている。また、前記連動軸3は、前記ブラケット部材
28の一対の側壁28a、28aにおける前記モータ5
の組み付け側にある側壁28aに対し、後述する軸受体
23を介して、当該ブラケット部材28に回転可能に組
み付けられている。
【0034】そしてこの実施の形態にあっては、前記ブ
ラケット部材28の一対の側壁28a、28a間に、前
記連動軸3の端部の挿通固定穴41bを備えた軸部41
aとベベルギア状部41cとを備えたギア構成体41が
その軸部41aの一端側を前記一対の側壁28a、28
aの一方に、また、当該軸部41aの他端側を当該一対
の側壁28a、28aの他方に回転可能に軸支させた状
態で取り付けてあると共に、当該ブラケット部材28の
底部28dから突き出された前記送りねじ体20の端部
に当該ギア構成体41におけるベベルギア状部41cに
噛み合うベベルギア42が取り付けてある。そして、前
記連動軸3の平板状に構成された取付端3bを前記ギア
構成体41の挿通固定穴41bに差し入れて、この連動
軸3の回転により当該ギア構成体41が回転されるよう
にして、当該連動軸3とギア構成体41とが組み付けら
れている。すなわち、この実施の形態にあっては、前記
ギア構成体41のベベルギア状部41cと前記送りねじ
体20のベベルギア42とにより、前記連動軸3を介し
て送り軸としての前記各送りねじ体20、20の回転を
連動させる伝達手段としての前記伝達ギア4を構成して
いる。
ラケット部材28の一対の側壁28a、28a間に、前
記連動軸3の端部の挿通固定穴41bを備えた軸部41
aとベベルギア状部41cとを備えたギア構成体41が
その軸部41aの一端側を前記一対の側壁28a、28
aの一方に、また、当該軸部41aの他端側を当該一対
の側壁28a、28aの他方に回転可能に軸支させた状
態で取り付けてあると共に、当該ブラケット部材28の
底部28dから突き出された前記送りねじ体20の端部
に当該ギア構成体41におけるベベルギア状部41cに
噛み合うベベルギア42が取り付けてある。そして、前
記連動軸3の平板状に構成された取付端3bを前記ギア
構成体41の挿通固定穴41bに差し入れて、この連動
軸3の回転により当該ギア構成体41が回転されるよう
にして、当該連動軸3とギア構成体41とが組み付けら
れている。すなわち、この実施の形態にあっては、前記
ギア構成体41のベベルギア状部41cと前記送りねじ
体20のベベルギア42とにより、前記連動軸3を介し
て送り軸としての前記各送りねじ体20、20の回転を
連動させる伝達手段としての前記伝達ギア4を構成して
いる。
【0035】なお、この実施の形態にあっては、図2に
おける左側の支持ユニット2と右側の支持ユニット2と
で前記ギア構成体41におけるベベルギア状部41cの
形成位置が異なっており、この結果、図2における左側
の支持ユニット2では前記連動軸3の取付端3bに対す
る挿通固定穴41bが前記ギア構成体41におけるベベ
ルギア状部41cの形成側と反対の側に、また、図2に
おける右側の支持ユニット2では前記連動軸3の取付端
3bに対する挿通固定穴41bが前記ギア構成体41に
おけるベベルギア状部41cの形成側に、設けられるよ
うにしてある。
おける左側の支持ユニット2と右側の支持ユニット2と
で前記ギア構成体41におけるベベルギア状部41cの
形成位置が異なっており、この結果、図2における左側
の支持ユニット2では前記連動軸3の取付端3bに対す
る挿通固定穴41bが前記ギア構成体41におけるベベ
ルギア状部41cの形成側と反対の側に、また、図2に
おける右側の支持ユニット2では前記連動軸3の取付端
3bに対する挿通固定穴41bが前記ギア構成体41に
おけるベベルギア状部41cの形成側に、設けられるよ
うにしてある。
【0036】また、前記ブラケット部材28の側壁に形
成された前記嵌込み穴28bに、この嵌込み穴28bに
差し入らる筒部23aとこの嵌込み穴28bの両側に形
成された掛合凹部28cへの掛合爪23bとを備えた軸
受体23を嵌め付けてあると共に、この軸受体23に前
記ギア構成体41の軸穴23cを形成してある。また、
図中符号42aで示されるのは、前記送りねじ体20に
取り付けられるベベルギアの受座部材である。
成された前記嵌込み穴28bに、この嵌込み穴28bに
差し入らる筒部23aとこの嵌込み穴28bの両側に形
成された掛合凹部28cへの掛合爪23bとを備えた軸
受体23を嵌め付けてあると共に、この軸受体23に前
記ギア構成体41の軸穴23cを形成してある。また、
図中符号42aで示されるのは、前記送りねじ体20に
取り付けられるベベルギアの受座部材である。
【0037】また、かかる支持ユニット2を構成する前
記支持アーム21は、この実施の形態にあっては、前記
送りねじ体20に噛み合う雌ネジ穴を備えたナット部2
1aを一端側に有すると共に、他端側に前記風案内板1
への取付部21bを備えている。また、この実施の形態
にあっては、かかる支持アーム21における前記取付部
21bと前記ナット部21aとの間に、前記送りねじ体
20の回転軸方向に沿った円形の穴21dを備えた両端
開放の円筒状部21cが形成してある。
記支持アーム21は、この実施の形態にあっては、前記
送りねじ体20に噛み合う雌ネジ穴を備えたナット部2
1aを一端側に有すると共に、他端側に前記風案内板1
への取付部21bを備えている。また、この実施の形態
にあっては、かかる支持アーム21における前記取付部
21bと前記ナット部21aとの間に、前記送りねじ体
20の回転軸方向に沿った円形の穴21dを備えた両端
開放の円筒状部21cが形成してある。
【0038】そして、この実施の形態にあっては、前記
フレーム22の底板部22cと、前記ブラケット部材2
8における底部28dの一側部から起立され先端側で外
向きに張り出された張り出し板部28fとの間に、前記
送りねじ体20と平行をなす円柱状の案内ロッド24が
設けられており、この案内ロッド24が前記支持アーム
21における前記円筒状部21cの穴21dに差し通さ
れた構成としてある。
フレーム22の底板部22cと、前記ブラケット部材2
8における底部28dの一側部から起立され先端側で外
向きに張り出された張り出し板部28fとの間に、前記
送りねじ体20と平行をなす円柱状の案内ロッド24が
設けられており、この案内ロッド24が前記支持アーム
21における前記円筒状部21cの穴21dに差し通さ
れた構成としてある。
【0039】この結果、この実施の形態にあっては、当
該案内ロッド24に支持アーム21を案内、支持させ
て、前記送りねじ体20の回転に伴う当該支持アーム2
1の移動の過程において支持アーム21に傾きが生じな
いようにすることができ、当該支持アーム21の移動を
常時円滑に行わせることができる。
該案内ロッド24に支持アーム21を案内、支持させ
て、前記送りねじ体20の回転に伴う当該支持アーム2
1の移動の過程において支持アーム21に傾きが生じな
いようにすることができ、当該支持アーム21の移動を
常時円滑に行わせることができる。
【0040】なお、この実施の形態にあっては、前記フ
レーム22の取り付け板部22aの内面に、前記支持ア
ーム21の移動方向に沿ったガイド溝25aを有するガ
イド部材25が組み付けられており、前記支持アーム2
1の前記ナット部21a側の端部に形成された突部21
eがこのガイド溝25aに収まった状態で当該支持アー
ム21が移動される構成とされている。この結果、この
実施の形態にあっては、前記風案内板1の長さ方向に向
けた力、すなわち、前記支持アーム21における当該風
案内板1への取付部21b側を送りねじ体20の軸線に
直交する方向に揺動させる向きの力が作用された場合で
あっても、前記ガイド溝25aの溝壁にこの向きの力を
受けさせて当該向きでの支持アーム21の揺動を阻止す
ることができ、こうした向きの力により送りねじ体20
に対しナット部21aが押し付けられ、当該送りねじ体
20による支持アーム21の送り移動が円滑になされな
くなる事態を防止することができる。
レーム22の取り付け板部22aの内面に、前記支持ア
ーム21の移動方向に沿ったガイド溝25aを有するガ
イド部材25が組み付けられており、前記支持アーム2
1の前記ナット部21a側の端部に形成された突部21
eがこのガイド溝25aに収まった状態で当該支持アー
ム21が移動される構成とされている。この結果、この
実施の形態にあっては、前記風案内板1の長さ方向に向
けた力、すなわち、前記支持アーム21における当該風
案内板1への取付部21b側を送りねじ体20の軸線に
直交する方向に揺動させる向きの力が作用された場合で
あっても、前記ガイド溝25aの溝壁にこの向きの力を
受けさせて当該向きでの支持アーム21の揺動を阻止す
ることができ、こうした向きの力により送りねじ体20
に対しナット部21aが押し付けられ、当該送りねじ体
20による支持アーム21の送り移動が円滑になされな
くなる事態を防止することができる。
【0041】また、この実施の形態にあっては、前記フ
レーム22における前記側板部22bの設けられた側と
反対の側に、前記送りねじ体20に突き出し端を弾性的
に摺接させる板バネ材26が取り付けてあり、当該送り
ねじ体20の回転に伴う振動などを吸収できるようにし
てある。
レーム22における前記側板部22bの設けられた側と
反対の側に、前記送りねじ体20に突き出し端を弾性的
に摺接させる板バネ材26が取り付けてあり、当該送り
ねじ体20の回転に伴う振動などを吸収できるようにし
てある。
【0042】また、図2における左側にある支持ユニッ
ト2における前記フレーム22の底板部22cの外側に
は、リミットスイッチ27が取り付けられており、前記
支持アーム21における当該底板部22cに向き合った
側に設けられた突部21fが当該底板部22cに透設さ
れた小孔22eを通じ、当該支持アーム21の所定の移
動位置において当該リミットスイッチ27のバネ状スイ
ッチレバー27aを押圧して、当該リミットスイッチ2
7が閉成されるようにしてある。このリミットスイッチ
27の閉成によりモータ5を逆転駆動させ、この閉成位
置を限界として、支持アーム21の移動を規制すること
ができる。
ト2における前記フレーム22の底板部22cの外側に
は、リミットスイッチ27が取り付けられており、前記
支持アーム21における当該底板部22cに向き合った
側に設けられた突部21fが当該底板部22cに透設さ
れた小孔22eを通じ、当該支持アーム21の所定の移
動位置において当該リミットスイッチ27のバネ状スイ
ッチレバー27aを押圧して、当該リミットスイッチ2
7が閉成されるようにしてある。このリミットスイッチ
27の閉成によりモータ5を逆転駆動させ、この閉成位
置を限界として、支持アーム21の移動を規制すること
ができる。
【0043】この実施の形態にかかるルーバ機構は、以
上の構成を備えることから、前記細長いエアの吹き出し
口100から吹き出されるエアの吹き出し方向fを、前
記風案内板1をその幅方向1aに向けて適切かつ円滑に
移動させて可変させることができる。かかる風案内板1
はその幅方向1aにスライド移動されることから、吹き
出し口100を備えた空調設備、空調装置の奥行側に風
案内板1の移動スペースを確保する必要がない。
上の構成を備えることから、前記細長いエアの吹き出し
口100から吹き出されるエアの吹き出し方向fを、前
記風案内板1をその幅方向1aに向けて適切かつ円滑に
移動させて可変させることができる。かかる風案内板1
はその幅方向1aにスライド移動されることから、吹き
出し口100を備えた空調設備、空調装置の奥行側に風
案内板1の移動スペースを確保する必要がない。
【0044】また、前記風案内板1は、その幅方向1a
に移動されることから、湾曲状に形成されていてもその
移動に支障はなく、吹き出し口100側を湾曲させるよ
うに構成された空調装置Haにおける当該湾曲に沿うよ
うに湾曲させて形成させ、こうした空調装置Haにおけ
る当該吹き出し口100から吹き出されるエアの吹き出
し方向fも効果的に可変させることができる。(図1
2)
に移動されることから、湾曲状に形成されていてもその
移動に支障はなく、吹き出し口100側を湾曲させるよ
うに構成された空調装置Haにおける当該湾曲に沿うよ
うに湾曲させて形成させ、こうした空調装置Haにおけ
る当該吹き出し口100から吹き出されるエアの吹き出
し方向fも効果的に可変させることができる。(図1
2)
【0045】(その他の実施の形態) 以上に説明した実施の形態とは別に、フレーム22に連
動軸3の端部に固定されるウォームギア43を回転可能
に軸支させると共に、送りねじ体20の端部に当該ウォ
ームギア42に噛み合うギア44を設けて前記伝達ギア
4を構成することもできる。(図11)
動軸3の端部に固定されるウォームギア43を回転可能
に軸支させると共に、送りねじ体20の端部に当該ウォ
ームギア42に噛み合うギア44を設けて前記伝達ギア
4を構成することもできる。(図11)
【0046】
【発明の効果】この発明にかかるルーバ機構によれば、
各種空調設備、装置におけるエアの吹き出し口から吹き
出されるエアの向きを、前記風案内板をその幅方向に向
けて適切かつ円滑に移動させて可変させることができ
る。かかる風案内板はその幅方向にスライド移動される
ことから、吹き出し口を備えた空調設備、空調装置の奥
行側に風案内板の移動スペースを確保する必要がない特
長を有する。
各種空調設備、装置におけるエアの吹き出し口から吹き
出されるエアの向きを、前記風案内板をその幅方向に向
けて適切かつ円滑に移動させて可変させることができ
る。かかる風案内板はその幅方向にスライド移動される
ことから、吹き出し口を備えた空調設備、空調装置の奥
行側に風案内板の移動スペースを確保する必要がない特
長を有する。
【0047】また、前記風案内板は、その幅方向に移動
されることから、湾曲状に形成されていてもその移動に
支障はなく、吹き出し口側を湾曲させるように構成され
た空調装置における当該湾曲に沿うように湾曲させて形
成させて、こうした空調機器における当該吹き出し口か
ら吹き出されるエアの吹き出しの向きも効果的に可変さ
せることができる。
されることから、湾曲状に形成されていてもその移動に
支障はなく、吹き出し口側を湾曲させるように構成され
た空調装置における当該湾曲に沿うように湾曲させて形
成させて、こうした空調機器における当該吹き出し口か
ら吹き出されるエアの吹き出しの向きも効果的に可変さ
せることができる。
【図1】ルーバ機構の要部正面図
【図2】ルーバ機構の要部平面図
【図3】ルーバ機構の拡大平面図
【図4】ルーバ機構の要部断面図
【図5】ルーバ機構の要部側面図
【図6】風案内板1の動作状態を示す側面構成図
【図7】風案内板1の動作状態を示す側面構成図
【図8】風案内板1の動作状態を示す側面構成図
【図9】支持ユニット2の斜視図
【図10】支持ユニット2の分解斜視図
【図11】図1ないし図10に示される例と支持ユニッ
ト2における伝達ギア4の構成を変更させた例を示す構
成図
ト2における伝達ギア4の構成を変更させた例を示す構
成図
【図12】ルーバ機構の適用される空調装置Haの一例
を示す斜視図
を示す斜視図
【図13】従来例を示す断面構成図
100 吹き出し口 1 風案内板 1a 幅方向 3 連動軸 20 送りねじ体 4 伝達ギア 21 支持アーム 21a ナット部 21b 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−296552(JP,A) 実開 昭63−159143(JP,U) 実開 平4−57155(JP,U) 実開 平2−15508(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/08 - 13/18
Claims (3)
- 【請求項1】 エアの吹き出し口からのエアの吹き出し
を遮る向きに板面を配し、かつ、当該吹き出し口からの
エアの吹き出し方向を可変するように幅方向に向けて往
復動可能に備えられる長尺の風案内板と、 この風案内板の長さ方向に沿って配される連動軸と、 この連動軸に交叉する向きに配され、かつ、前記風案内
板の長さ方向において少なくとも二か所に配される送り
軸と、 前記連動軸を介して各送り軸の回転を連動させるよう
に、当該連動軸及び送り軸に設けられる伝達手段と、 前記風案内板への取付部を備えると共に、前記送り軸に
より移動される支持アームと、 前記連動軸又は前記送り軸のいずれか一方側を回転駆動
させる駆動手段とを備え、 しかも、前記送り軸と略平行をなすように、各送り軸の
側方に、前記支持アームに開設された穴に差し通されて
当該支持アームを案内する案内ロッドが配設してあると
共に、 前記送り軸を挟んだ前記案内ロッドと反対の側に、前記
支持アームの移動方向に沿い、かつ、当該支持アームの
端部を収めるガイド溝が設けてあることを特徴とするル
ーバ機構。 - 【請求項2】 送り軸が、送りねじ体として構成してあ
ると共に、伝達手段が、前記連動軸を介して各送りねじ
体の回転を連動させるように、当該連動軸及び送りねじ
体に設けられる伝達ギアとしてあり、 かつ、支持アームが前記送りねじ体へのナット部を備え
ていることを特徴とする請求項1記載のルーバ機構。 - 【請求項3】 駆動手段が、モータとしてあると共に、
連動軸又は送り軸のいずれか一方側が、このモータの駆
動軸との間に張り込まれた無端状のゴムベルトを介して
回転駆動されることを特徴とする請求項1記載のルーバ
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26392098A JP3243221B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | ルーバ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26392098A JP3243221B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | ルーバ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000074474A JP2000074474A (ja) | 2000-03-14 |
JP3243221B2 true JP3243221B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=17396116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26392098A Expired - Fee Related JP3243221B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | ルーバ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243221B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4622207B2 (ja) * | 2002-02-21 | 2011-02-02 | オイレス工業株式会社 | 吸振器及びそれを用いた制震構造 |
CN106066084B (zh) * | 2016-06-06 | 2022-07-12 | 奥克斯空调股份有限公司 | 落地式空调出风窗组件 |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP26392098A patent/JP3243221B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000074474A (ja) | 2000-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3885845B2 (ja) | 空気調和機 | |
US6415622B2 (en) | Air outlet opening apparatus for air conditioners | |
US5888133A (en) | Air conditioner | |
JP4110863B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN109882931B (zh) | 壁挂式空调室内机和空调器 | |
JPH05187706A (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP4262579B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2002228249A (ja) | 空気調和装置における風向等調整機構 | |
JP4437029B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3243221B2 (ja) | ルーバ機構 | |
JP4266785B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4313184B2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JPH10318597A (ja) | 空気調和機 | |
JP2002106952A (ja) | 空気調和機 | |
JP3507950B2 (ja) | 車両用風向調整装置 | |
JP2010032179A (ja) | 空気調和機のパネル駆動装置 | |
CN218820659U (zh) | 空调柜机 | |
JP2005271688A (ja) | 車両用空気吹出口ユニット | |
JP3290409B2 (ja) | 鎧戸の鎧板調整機構 | |
JP3322589B2 (ja) | 空気調和機 | |
EP4086527A1 (en) | Air conditioner indoor unit | |
KR200341462Y1 (ko) | 공기조화기의 오토셔터 개폐장치 | |
WO2018154804A1 (ja) | 空気調和機 | |
KR100347954B1 (ko) | 공기 조화기의 토출구 개폐 장치 | |
JPH09164837A (ja) | 車両用空気吹出口装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |