JP3243006B2 - 浄化装置の水回路の殺菌構造 - Google Patents

浄化装置の水回路の殺菌構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道水等の原水を浄化
する浄化装置において、この浄化装置の水回路を殺菌す
る殺菌構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浄化装置として実開昭6
4ー19681号公報に開示されたものが知られてい
る。
【0003】この浄化装置はその内部に電解装置を備
え、この電解装置でアルカリイオン水と酸性イオン水を
生成し、このアルカリイオン水を飲料用の水として給送
し、他方、酸性イオン水をキッチンのシンクタンクに貯
水し、食器や肉・野菜等の殺菌洗浄に利用したり、或い
は、洗顔等に用い肌の弱酸性化保持に利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、浄化装置の
水回路内は原水の長時間に亘る流通で、その内部に殺菌
等が繁殖している。そこで、従来はこの水回路内の殺菌
を行うため、別個に設けられた殺菌槽内の殺菌水をこの
水回路に流しており、この酸性イオン水が水回路の殺菌
に有効に利用されていなかった。
【0005】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、電
解装置で生成された酸性イオン水を水回路の殺菌に利用
できる浄化装置の水回路の殺菌構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、原水を浄化する浄化槽
と、該浄化槽から給送された水をアルカリイオン水と酸
性イオン水に分離する電解装置とを備え、アルカリイオ
ン水を飲料水として給送する浄化装置の水回路の殺菌構
造において、前記電解装置で生成された酸性イオン水を
前記浄化槽の上流側に還流する還流水回路を設けるとと
もに、該還流水回路中に貯水可能な貯溜タンクと該貯溜
タンク内の酸性イオン水を汲み上げるポンプを設けたこ
とを特徴とする。また、前記還流水回路は、前記貯溜タ
ンクのフロー検知器の満水検知信号に基づき、該貯溜タ
ンクへの酸性イオン水の通水又は外部への排水を選択的
に切り換える弁機構を有する(請求項2)。
【0007】請求項の発明は、原水を浄化する浄化槽
と、該浄化槽から給送された水に陰陽一対の電極に通電
してアルカリイオン水と酸性イオン水に分離する電解装
置とを備え、アルカリイオン水を飲料水として給送する
浄化装置の水回路の殺菌構造において、前記電解装置の
下流側には加熱冷却槽及び殺菌槽に順次接続された主水
回路と、該主水回路から分岐し該加熱冷却槽及び該殺菌
槽を迂回して該殺菌槽の下流側の該主水回路に接続する
バイパス水回路と、該分岐部に設置し該電解装置で生成
された水を該分岐部から下流側の該主水回路又は該バイ
パス水回路の何れかに流すよう選択的に切り換える弁機
構とを備え、前記電解装置から前記分岐部に向かって流
す水がアルカリイオン水のときは該弁機構が該分岐部の
下流側を開放するよう制御し、酸性イオン水のときは該
弁機構が該バイパス水回路を開放するとともに前記各電
極の極性を切り換えるよう制御することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、電解装置で生成され
た酸性イオン水を還流水回路を通じて浄化槽の上流側に
還流できるため、この酸性イオン水により浄化槽内及び
この下流側の水回路を殺菌できる。
【0009】請求項2の発明によれば、バイパス水回路
により電解装置の下流側に酸性イオン水を流すことがで
きるため、電解装置の下流側に接続された水回路を殺菌
できる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る浄化装置の水回
路の第1実施例を示すもので、図1はこの水回路図を示
している。
【0011】図中、1は孔径10μm以上のフイルタ材
から構成されたプレフイルタで、原水例えば水道水中に
浮遊する割合大きな塵埃を除去している。このフレプイ
ルタ1を通った水は電磁弁2aを通じて第1の浄化槽、
即ち重金属吸着カラム3に流れ、或いは、電磁弁2bを
通じてこの重金属吸着カラム3を迂回して流れる。
【0012】この重金属吸着カラム3はその内部にゼオ
ライト、イオン交換樹脂等の吸着剤3aが充填されてお
り、この吸着剤3aにより水中に含まれている重金属イ
オンが吸着される。
【0013】この重金属吸着カラム3を通った水、或い
は、これを迂回して流れた水は、第2の浄化槽4に流れ
込む。この浄化槽4は活性炭等の吸着剤4aが充填され
ており、この吸着剤4aにより有機塩素化合物が吸着さ
れる。
【0014】この浄化槽4を通った浄水は2方に分岐さ
れ、一方は流量制御弁5を通じて貯溜タンク6に流れ、
他方はミネラル溶出器7に流される。
【0015】このミネラル溶出器7は、その内部にコー
ラルサンド等のミネラル分が溶出可能なミネラル溶出物
質7aが充填されている。また、このミネラル溶出器7
の外面にはパネル状の電熱ヒータ7bが付設され、ミネ
ラル溶出物質7aを加熱してミネラルを効率よく溶出す
るようになっている。
【0016】このミネラル溶出器7から流れ出たミネラ
ル水はキャピラリチューブ8を通じて貯溜タンク6に流
れ込む。ここで、このキャピラリチューブ8及び流量制
御弁5は各配管に流れる流量を所定比率に設定している
もので、例えば、 流量制御弁側:キャピラリチューブ側=3:2 に設定している。
【0017】このような比率で貯溜タンク6内に流れ込
んだ水は循環ポンプ9の駆動により電磁弁2cを通じて
電解装置10に流れ込む。
【0018】この電解装置10の構造を図2に示してい
る。即ち、この電解装置10はその電解槽10a内に陽
極と陰極との電極10b,10cを配設しており、電源
装置10dからこの各電極10b,10cに通電するよ
うになっている。この電極10b,10cに通電すると
き、陽極10b側には塩素イオン等の酸性イオンが吸引
され、また、陰極10c側にはカルシュウムイオン等の
アルカリイオンが吸引され、これにより、陽極10b側
の出口10eからは酸性イオン水が流出し、また、陰極
10c側の出口10fからはアルカリイオン水が流出す
る。
【0019】このように生成されたアルカリイオン水は
加熱冷却槽11に流れ込む。この加熱冷却槽11はその
内部に電熱ヒータ11aと冷却コイル11bが配置され
ており、この電熱ヒータ11aに通電することにより温
水が生成され、他方、冷却コイル11bに図示しない冷
凍機の冷媒を流すことにより冷水が生成される。
【0020】この加熱冷却槽11で生成された温水或い
は冷水は殺菌槽12に流れ込む。この殺菌槽12の内部
には紫外線ランプ12aが配設されており、この紫外線
ランプ12aから照射された光で大腸菌やその他のバク
テリアが除去される。この殺菌槽12から流れ出た水は
電磁弁2dを通って飲料用のミネラル水として供給され
る。なお、2fは貯溜タンク6内の水を排水するときこ
れを開放する電磁弁である。
【0021】このように原水が浄化殺菌され飲料用の水
として供給されるが、電解装置10で生成された酸性イ
オン水は、還流水回路13を通じて重金属吸着カラム3
の上流側に導かれるようになっている。
【0022】即ち、この酸性イオン水は電解槽10aの
出口10eから三方弁14を通って酸性イオン水タンク
15に給送される。この酸性イオン水タンク15はその
内部にフロースイッチ15aを有しており、このタンク
15が満水となったときは、三方弁14の排水ポート1
4aを開放し、電解槽10aから流れ出る酸性イオン水
を外部に排水するようになっている。
【0023】この酸性イオン水タンク15内の水は電磁
弁2e及び逆止弁16を介して循環ポンプ17の駆動に
より重金属吸着カラム3の上流側に導かれる。
【0024】このように、本実施例によれば、還流水回
路13の循環ポンプ17を駆動するとき、酸性イオン水
タンク15の水が重金属吸着カラム3の上流側に流れ
る。そして、この酸性イオン水が重金属吸着カラム3、
第2の浄化槽4、ミネラル溶出器7、貯溜タンク6、電
解装置10、酸性イオン水タンク15と順次循環する。
この酸性イオン水の循環により第1の浄化槽即ち重金属
吸着カラム3と電解装置10との間の水回路が殺菌され
る。なお、この殺菌運転は飲料を供給する頻度が少ない
深夜に駆動すると良い。
【0025】図3は本発明に係る水回路の第2実施例を
示すものである。即ち、この実施例では、電解装置10
に接続され、三方弁14、酸性イオン水タンク15、電
磁弁2e、循環ポンプ17を備えたバイパス水回路18
を殺菌槽12の下流側に接続している。
【0026】この実施例によれば、酸性イオン水タンク
15に貯溜された酸性イオン水が殺菌槽12の下流側に
流れ、殺菌槽12から図示しない蛇口までの殺菌を行
う。なお、その他の構成作用は前記第1実施例と同様で
ある。
【0027】図4は本発明に係る水回路の第3実施例を
示すものである。即ち、この実施例では、電解装置10
の下流側に三方弁19を介装し、その一方のポート19
aをバイパス水回路20を介して殺菌槽12の下流側に
接続している。また、電解装置10の出口10e側に排
水回路21を接続している。
【0028】この実施例によれば、飲料水を給送すると
きは、電解装置10への電流の流れを通常に設定してお
く。他方、殺菌槽12の下流側を殺菌するときは、電解
装置10への電流の流れを逆に設定するとともに、三方
弁19の一方のポート19aを開放する。
【0029】これにより、飲料水を給送するときは、ア
ルカリイオン水が通常通り加熱冷却槽11側に流れ、美
味なアルカリ飲料が供給される一方、酸性イオン水が排
水回路21を通じて排水される。他方、殺菌槽12の下
流側の水回路を殺菌するときは、酸性イオン水がバイパ
ス水回路20を通じて殺菌槽12の下流側に流れて殺菌
作用を行い、他方、排水回路21を通じてアルカリイオ
ン水が排水される。なお、その他の構成作用は前記第1
実施例と同様である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、還流水回路を通じて電解装置で生成された酸性
イオン水が浄化槽の上流側に還流され、この酸性イオン
水により浄化槽内及びこの浄化槽の下流側の水回路が殺
菌されるため、電解装置による酸性イオン水が有効に利
用される。
【0031】請求項の発明によれば、バイパス水回路
により電解装置の下流側に酸性イオン水が流れ、電解装
置の下流側に接続された水回路が殺菌されるため、これ
また、水回路の殺菌に酸性イオン水が有効に利用され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浄化装置の第1実施例の水回路図
【図2】電解装置の断面図
【図3】本発明に係る浄化装置の第2実施例の水回路図
【図4】本発明に係る浄化装置の第3実施例の水回路図
【符号の説明】 3…重金属吸着カラム、4…浄化槽、10…電解装置、
13…還流水回路、18,20…バイパス水回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水を浄化する浄化槽と、該浄化槽から
    給送された水をアルカリイオン水と酸性イオン水に分離
    する電解装置とを備え、アルカリイオン水を飲料水とし
    て給送する浄化装置の水回路の殺菌構造において、 前記電解装置で生成された酸性イオン水を前記浄化槽の
    上流側に還流する還流水回路を設けるとともに、該還流
    水回路中に貯水可能な貯溜タンクと該貯溜タンク内の酸
    性イオン水を汲み上げるポンプを設けたことを特徴とす
    る浄化装置の水回路の殺菌構造。
  2. 【請求項2】 前記還流水回路は、前記貯溜タンクのフ
    ロー検知器の満水検知信号に基づき、該貯溜タンクへの
    酸性イオン水の通水又は外部への排水を選択的に切り換
    える弁機構を有することを特徴とする請求項1記載の浄
    化装置の水回路の殺菌構造。
  3. 【請求項3】 原水を浄化する浄化槽と、該浄化槽から
    給送された水に陰陽一対の電極に通電してアルカリイオ
    ン水と酸性イオン水に分離する電解装置とを備え、アル
    カリイオン水を飲料水として給送する浄化装置の水回路
    の殺菌構造において、前記電解装置の下流側には加熱冷却槽及び殺菌槽に順次
    接続された主水回路と、該主水回路から分岐し該加熱冷
    却槽及び該殺菌槽を迂回して該殺菌槽の下流側の該主水
    回路に接続するバイパス水回路と、該分岐部に設置し該
    電解装置で生成された水を該分岐部から下流側の該主水
    回路又は該バイパス水回路の何れかに流すよう選択的に
    切り換える弁機構とを備え、 前記電解装置から前記分岐部に向かって流す水がアルカ
    リイオン水のときは該弁機構が該分岐部の下流側を開放
    するよう制御し、酸性イオン水のときは該弁機構が該バ
    イパス水回路を開放するとともに前記各電極の極性を切
    り換えるよう制御する ことを特徴とする浄化装置の水回
    路の殺菌構造。
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