JP3242543B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3242543B2
JP3242543B2 JP04074195A JP4074195A JP3242543B2 JP 3242543 B2 JP3242543 B2 JP 3242543B2 JP 04074195 A JP04074195 A JP 04074195A JP 4074195 A JP4074195 A JP 4074195A JP 3242543 B2 JP3242543 B2 JP 3242543B2
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洋二 及川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に家庭用電気掃除
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機としては、図9に示す
ようなものが知られている。
【0003】このようなものでは、樹脂製ケース1によ
って主に構成される電気掃除機本体2内に、電動送風機
3が配設されている。この電動送風機3は、スイッチ4
を入れることにより電力が供給されて回転するモータ5
と、このモータ5の回転によって、回転し、前記樹脂製
ケース1端部に開口形成される吸込口6から空気を導入
するファン7とから主に構成されている。このモータ5
は、冷却効率を良好なものとするため、ファン7によっ
て排出された空気をモータケース5a内部に導入可能な
ように前後端面5b,5cを開放している。また、前記
吸込口6には、ノズル8が嵌着されて配設されている。
【0004】この吸込口6から電動送風機3までの間に
は、通風路20が形成されている。そして、このノズル
8先端開口部9から吸引された空気は、ノズル管体10
内を通って、前記電気掃除機本体2内に形成されたフィ
ルタ室11へ導かれる。
【0005】このフィルタ室11内には、集塵フィルタ
としての紙パックフィルタ12が、蓋体13を開口する
ことにより交換可能に配設されている。
【0006】また、前記ファン7とこの紙パックフィル
タ12との間には、プレフィルタ14が配設されて、前
記紙パックフィルタ12によって集塵しきれなかった細
かい塵をこのプレフィルタ14で、集塵して前記電動送
風機3への塵の侵入を阻止するように構成されている。
【0007】そして、前記電気掃除機本体2の背面側に
は、排気口15が、開口形成されて、前記モータ5から
排出される空気が外部へ排出されるようにしている。
【0008】また、前記蓋体1上面には、リーク細孔
16…が形成されて、前記紙パックフィルタ12が、目
詰まりした際に、外気を、前記通風路20を構成するフ
ィルタ室11内に導入して、モータ5の過負荷を防止す
るようにしている。
【0009】この様に構成された従来の電気掃除機で
は、ノズル8の先端開口部9から吸引された塵を含む空
気は、通風路20である管体10から紙パックフィルタ
12内に導入されて、塵が、この紙パックフィルタ12
を通過する際に集塵される。
【0010】紙パックフィルタ12を通過した空気は、
プレフィルタ14を介して前記電動送風機3のファン
7,モータ5のモータケース5a内を通り、前記排気口
15から外部へ排出される。
【0011】この際、紙パックフィルタ12が、集塵さ
れた塵で目詰まりを起しても、前記蓋体13に形成され
たリーク細孔16…から外気が、通風路20内に導入さ
れて、モータ5の過負荷が防止される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電気掃除機では、リーク細孔16…の開口面
積を大きく設定することにより、モータ5の過負荷を防
止する事が出来るが、平常時に、このリーク細孔16…
から導入される外気の分、吸引力が減少してしまう。
このため、電気掃除機本体2の吸引力を確保するため、
リーク細孔16…の開口面積を一定量以上大きく設定す
ることができない。
【0013】したがって、ノズル8の先端開口部9を布
団や、紙等が塞いでしまう場合や、紙パックフィルタ1
2又はプレフィルタ14が、集塵された塵で完全に目詰
まりを起してしまう場合には、モータ5が過負荷を起し
てしまうことが考えられる。
【0014】モータ5の過負荷は、無駄な電力消費を招
くと共に、一定時間以上放置しておくと、安全面で問題
がある。このようなモータ5の過負荷を防止するため、
従来、蓋体13の上面側に、ピストンシリンダタイプの
弁体17を設けて、通風路20内と外気との圧力差が一
定圧力以上になった場合には、この弁体17を開いて外
気を通風路20内に導入するように構成するものや、或
は、圧力センサを設けて、通風路20内と外気との圧力
差が一定圧力以上になった場合に、開口部を電動モータ
等によって開口するように構成されたものが知られてい
る。
【0015】しかしながら、このようなピストンシリン
ダタイプの弁体17や圧力センサ等を設けるものは、こ
れらの部品を設ける分、製造コストが増大してしまうと
いった問題があった。
【0016】そこで、この発明は、製造コストを抑制し
つつ、電動送風機の過負荷を防止することが出来る電気
掃除機を提供することを課題としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のものでは、電気掃除機本体
内に配設される電動送風機によって吸込口から空気を導
入すると共に、該吸込口から電動送風機までの間に形成
される通風路に集塵を行なうフィルタを設けたフィルタ
室を形成し、該フィルタと前記電動送風機との間にプレ
フィルタを設けると共に、前記フィルタ室には、前記フ
ィルタが目詰まりした際に、外気を前記フィルタ室内に
導入するリーク細孔を形成した電気掃除機であって、
記プレフィルタと電動送風機との間に隔室を形成すると
共に、該隔室の壁部には、前記電動送風機の過負荷によ
り、所定値以上の高温になる際、該温度で熱変形して大
気に開口し、外気を導入する外気導入部を前記電動送風
機に近接させて前記通風路の一部に設けた電気掃除機を
特徴としている。
【0018】また、請求項2に記載されたものでは、前
記外気導入部は、電気掃除機本体の外側面凸部近傍の凹
状部に形成されている請求項1記載の電気掃除機を特徴
としている。
【0019】
【作 用】かかる構成の請求項1に記載されたものによ
れば、前記フィルタが、集塵された塵で目詰まりを起し
ても、前記フィルタ室に形成されたリーク細孔から外気
が、フィルタ室内に導入されて、電動送風機の過負荷が
防止される。また、プレフィルタが目詰まりした場合
等、通風路内の圧力が低下して電動送風機が過負荷によ
り所定値以上の高温になる際、外気導入部が該温度で熱
変形して大気に開口し、外気を通風路内に導入する。
【0020】このため、電動送風機の過負荷は解消され
て、温度上昇が阻止される。
【0021】また、請求項2に記載されたものでは、前
記外気導入部が、電気掃除機本体の外側面凸部近傍の凹
状部に形成されている。このため、前記吸込口が、塞が
れた場合でも、外気導入部周縁には、近傍に形成されて
いる凸部によって外気を導入できる隙間が形成されてい
るので、熱変形によって開口した際に、確実に外気を通
風路内に導入することが出来る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。
【0023】図1及び図2は、この発明の第1実施例を
示すものである。なお、従来例と同一乃至均等な部分に
ついては同一符号を付して説明する。
【0024】まず構成を説明すると、図1中符号22
は、電気掃除機本体で、この電気掃除機本体22は、樹
脂製ケース21によって外側面が主に構成されている。
【0025】この電気掃除機本体22内には、電動送風
機3が配設されている。この電動送風機3は、スイッチ
4を入れることにより電力を供給されて回転するモータ
5と、このモータ5の回転によって、前記樹脂製ケース
1端部に開口形成される吸込口6から空気を導入するフ
ァン7とから主に構成されている。このモータ5は、冷
却効率を良好なものとするため、モータケース5a内部
に、ファン7によって排出された空気を導入可能なよう
に前後端面5b,5cを開放している。また、前記吸込
口6には、ノズル8が嵌着されて配設されている。
【0026】この吸込口6から電動送風機3までの間に
は、通風路20が形成されている。そして、このノズル
8先端開口部9から吸引された空気は、ノズル管体10
内を通って、前記電気掃除機本体22内に形成されたフ
ィルタ室11へ導かれるように構成されている。このフ
ィルタ室11内には、集塵フィルタとしての紙パックフ
ィルタ12が、蓋体13を開口することにより交換可能
に配設されている。
【0027】また、前記ファン7とこの紙パックフィル
タ12との間には、プレフィルタ14が配設されて、前
記紙パックフィルタ12によって集陣しきれなかった細
かい塵をこのプレフィルタ14で、集塵して前記電動送
風機3への塵の侵入を阻止するように構成されている。
【0028】そして、前記電気掃除機本体22の背面側
には、排気口15が、開口形成されて、前記モータ5か
ら排出される空気を外部へ排出するようにしている。
【0029】また、前記蓋体1上面には、リーク細孔
16…が形成されて、前記紙パックフィルタ12が、目
詰まりした際に、外気が前記通風路20を構成するフィ
ルタ室11内に導入されて、モータ5の過負荷が防止さ
れるようにしている。
【0030】そして、前記通風路20のうち、前記プレ
フィルタ14とファン7との間には、隔室23が形成さ
れている。この隔室23の上下壁部24,25には、図
2に示すような外気導入部26,27が形成されてい
る。
【0031】この外気導入部26,27は、他の上下壁
部24,25の厚さよりも薄板状に一体形成されること
により、前記電動送風機3のモータ5の過負荷により、
所定値以上の高温になる際、該温度で熱変形して大気に
開口し、外気を導入するように、前記電動送風機5に近
接させて設けられている。
【0032】また、前記外気導入部26近傍の前記樹脂
製ケース21外側面のうち、把手部28の近傍の前側基
部29両側面の凹状部30,30には、図2に示すよう
な外気導入部26,27と同様の形状の外気導入部3
1,31が形成されている。
【0033】この外気導入部31,31は、他の樹脂製
ケース21外側面の厚さよりも薄板状に一体形成される
ことにより、前記電動送風機3のモータ5の過負荷によ
り、所定値以上の高温になる際、該温度で熱変形して大
気に開口し、外気を導入するように、前記電動送風機5
に近接させて設けられている。
【0034】そして、前記外気導入部27近傍の前記樹
脂製ケース21外側面のうち、載置用凸部32近傍の凹
状部33には、図2に示すような外気導入部26,27
と同様の形状の外気導入部34が形成されている。
【0035】この外気導入部34は、他の樹脂製ケース
21外側面の厚さよりも薄板状に一体形成されることに
より、前記電動送風機3のモータ5の過負荷により、所
定値以上の高温になる際、該温度で熱変形して大気に開
口し、外気を導入するように、前記電動送風機5に近接
させて設けられている。
【0036】前記外気導入部26,27,31,34の
熱変形により開口する温度は、電気掃除機本体22の安
全許容温度よりも、低い温度に設定されている。
【0037】次に、この第1実施例の電気掃除機の作用
について説明する。
【0038】ノズル8の先端開口部9から吸引された塵
を含む空気は、通風路20である管体10から紙パック
フィルタ12内に導入されて、塵が、この紙パックフィ
ルタ12を通過する際に集塵される。紙パックフィルタ
12を通過した空気は、プレフィルタ14を介して前記
電動送風機3のファン7,モータ5のモータケース5a
内を通り、前記排気口15から外部へ排出される。この
際、紙パックフィルタ12が、集塵された塵で目詰まり
を起した場合や、図1に示すように、吸込口が、布団や
紙等によって塞がれた場合は、前記蓋体13に形成され
たリーク細孔16…から外気が、通風路20内に導入さ
れて、モータ5の過負荷が防止される。 また、プレフィ
ルタ14が目詰まりした場合等、通風路20内の圧力が
低下して電動送風機3のモータ5に、過負荷が生じる。
この過負荷により、モータ5の温度が上昇して所定値以
上の高温になる際、外気導入部が該温度で熱変形して大
気に開口し、外気を通風路内に導入する。
【0039】詳しくは、前記外気導入部26,27,3
1,34の薄板状部が図2の二点鎖線で示すように溶け
て、通風路20内の負圧によって吸引されて内側に熱変
形する。この熱変形によって、外気導入部26,27,
31,34は開口し、外気が、これらの外気導入部3
4,27及び31,26を介して隔室23から通風路2
0内に導入される。
【0040】このため、電動送風機3のモータ5の過負
荷は解消されて、温度上昇が阻止される。この第1実施
例では、モータ5のモータケース5a内に外気が導入さ
れるので、急速にモータ5は冷却される。
【0041】このように、前記外気導入部26,27,
31,34の熱変形により開口する温度を、電気掃除機
本体22の安全許容温度よりも、低い温度に設定してお
けば、安全許容温度を超える前に、これらの外気導入部
34,27及び31,26が開口し、冷却するので、安
全面での問題がない。
【0042】外気導入部34,27及び31,26は、
樹脂製ケース21を部分的に薄板状に形成するだけで、
電気掃除機本体2に容易に形成出来、他の部品等を必要
としないので、製造コストを抑制しつつ、電動送風機3
のモータ5の過負荷を防止することが出来る。この第1
実施例の外気導入部34,27及び31,26は、樹脂
製ケース21を射出成形する際の金型に外気導入部3
4,27及び31,26の形状を形成しておくだけで、
材質等の変更を伴わず、一体成形することが出来るの
で、更に製造コストの増大を抑制することが出来る。
【0043】また、前記外気導入部31が、電気掃除機
本体22の樹脂製ケース21の外側面の凸部である把手
部28の近傍の前側基部29両側面の凹状部30,30
に、前記外気導入部31が、電気掃除機本体22の樹脂
製ケース21の外側面の凸部である載置用凸部32近傍
の凹状部33に、各々形成されている。このため、前記
吸込口6が、布団や紙35等により、予期せず塞がれた
場合でも、外気導入部31,34周縁は、把手部28又
は載置用凸部32によって外気が導入できる隙間を布団
や紙35等との間に形成するので、熱変形によって開口
した際に、確実に外気を通風路20内に導入することが
出来る。
【0044】例えば、電気掃除機本体22が横転した場
合でも、把手部28又は載置用凸部32によって、一定
の隙間を布団や紙35等との間に形成して、布団や紙3
5等によって前記外気導入部31,34が塞がれる虞は
少ない。
【0045】また、前記把手部28又は載置用凸部32
は、既存の把持部28等を利用できるので、特に別途形
成する必要がなく、この点においても製造コストを抑制
することが出来る。
【0046】図3は、この発明の第2実施例を示すもの
である。なお、前記第1実施例の電気掃除機と同一乃至
均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0047】この第2実施例の電気掃除機の外気導入部
36は、前記外気導入部26,27,31,34と同一
箇所に形成されている。この外気導入部36は、この薄
板状に形成された部分の周囲に、更に、熱により融解変
形しやすい溝37が形成されている。
【0048】次に、この第2実施例の作用について説明
する。この第2実施例の電気掃除機では、溝37が、モ
ータ5の熱によって溶融して、前記通風路20内の負圧
によって薄板状部分が、内側に吸い込まれて変形し開口
する。
【0049】他の構成及び作用については、前記第1実
施例と略同様であるので、説明を省略する。
【0050】図4は、この発明の第3実施例を示すもの
である。なお、前記第1実施例の電気掃除機と同一乃至
均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0051】この第3実施例の電気掃除機の外気導入部
38は、前記外気導入部26,27,31,34と同一
箇所に形成されている。この外気導入部38は、熱によ
り融解変形しやすいように断面V字溝状に形成されてい
る。
【0052】次に、この第3実施例の作用について説明
する。この第3実施例の電気掃除機では、外気導入部3
8が、モータ5の熱によって溶融して、前記通風路20
内の負圧によって、断面V字溝の最薄部分39から2つ
に割れて、内側に吸い込まれて変形し開口する。
【0053】他の構成及び作用については、前記第1実
施例と略同様であるので、説明を省略する。
【0054】図5は、この発明の第4実施例を示すもの
である。なお、前記第1実施例の電気掃除機と同一乃至
均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0055】この第4実施例の電気掃除機の外気導入部
40は、前記外気導入部26,27,31,34と同一
箇所に形成されている。この外気導入部40は、熱によ
り融解変形しやすいように、薄板状部41の略中央位置
に断面V字状溝42が形成されている。
【0056】次に、この第4実施例の作用について説明
する。この第4実施例の電気掃除機では、外気導入部4
0が、モータ5の熱によって溶融して、前記通風路20
内の負圧によって、断面V字状溝42の最薄部分から2
つに割れて、内側に吸い込まれて変形し開口する。
【0057】他の構成及び作用については、前記第1実
施例と略同様であるので、説明を省略する。
【0058】図6及び図7は、この発明の第5実施例を
示すものである。なお、前記第1実施例の電気掃除機と
同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明
する。
【0059】この第5実施例の電気掃除機の外気導入部
43は、前記外気導入部26,27,31,34と同一
箇所に形成されている。この外気導入部40は、熱によ
り融解変形しやすいように、方形すり鉢状の凹部44が
形成されている。
【0060】次に、この第5実施例の作用について説明
する。この第5実施例の電気掃除機では、外気導入部4
3が、モータ5の熱によって溶融して、前記通風路20
内の負圧によって、凹部44から4つに割れて、内側に
吸い込まれて変形し開口する。
【0061】他の構成及び作用については、前記第1実
施例と略同様であるので、説明を省略する。
【0062】図8は、この発明の第6実施例を示すもの
である。なお、前記第1実施例の電気掃除機と同一乃至
均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0063】この第6実施例の電気掃除機の外気導入部
45は、前記外気導入部26,27,31,34と同一
箇所に形成されている。この外気導入部45は、熱によ
り融解変形しやすいように、円形薄板状の凹部46に、
更に放射状に薄肉ヒンジ部47…が形成されている。
【0064】次に、この第6実施例の作用について説明
する。この第6実施例の電気掃除機では、外気導入部4
5が、モータ5の熱によって溶融して、前記通風路20
内の負圧によって、薄肉ヒンジ部47…から放射状に複
数に割れて、内側に吸い込まれて変形し開口する。
【0065】他の構成及び作用については、前記第1実
施例と略同様であるので、説明を省略する。
【0066】以上、この発明の前記各実施例を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施例に限
らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等
があってもこの発明に含まれる。
【0067】例えば、前記各実施例では、前記外気導入
部26,27,31,34等を上下壁部24,25、及
び樹脂製ケース21の凹状部30,33に形成するよう
にしているが、特にこれに限らず、例えば、樹脂製ケー
ス21の側面部等、開口することにより、外気を通風路
20内へ導入できる位置であるならば、どの様な位置で
あってもよい。また、数量及び開口面積,形状について
も、前記各実施例の外気導入部26,27,31,34
等に限らず、前記電動送風機3の温度上昇による熱変形
によって開口し、外気を導入するものであるならばどの
ような外気導入部であってもよい。
【0068】例えば、前記第1実施例において、外気導
入部26を上壁部24に形成した場合には、凹部30に
形成される外気導入部31のかわりに、常時開口する開
口部を形成するようにしてもよい。また、外気導入部2
7を下壁部25に形成した場合には、凹部33に形成さ
れる外気導入部34のかわりに、常時開口する開口部を
形成するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に記載されたものによれば、前記フィルタが、集
塵された塵で目詰まりを起しても、前記フィルタ室に形
成されたリーク細孔から外気が、フィルタ室内に導入さ
れて、電動送風機の過負荷が防止される。また、プレフ
ィルタが目詰まりした場合等、通風路内の圧力が低下し
て電動送風機が過負荷により所定値以上の高温になる
際、外気導入部が該温度で熱変形して大気に開口し、外
気を通風路内に導入する。
【0070】このため、電動送風機の過負荷は解消され
て、温度上昇が阻止される。
【0071】外気導入部は、電気掃除機本体に容易に形
成出来、他の部品等を必要としないので、製造コストを
抑制しつつ、電動送風機の過負荷を防止することが出来
る。
【0072】また、請求項2に記載されたものでは、前
記外気導入部が、電気掃除機本体の外側面凸部近傍の凹
状部に形成されている。このため、前記吸込口が、塞が
れた場合でも、外気導入部周縁には、近傍に形成されて
いる凸部によって外気を導入できる隙間が形成されてい
るので、熱変形によって開口した際に、確実に外気を通
風路内に導入することが出来る。
【0073】前記凸部は、既存の把持部等を利用できる
ので、この点においても製造コストを抑制することが出
来る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気掃除機を示し、全体
の構成を表す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の電気掃除機を示し、外気
導入部の拡大斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例の電気掃除機を示し、外気
導入部の拡大斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例の電気掃除機を示し、外気
導入部の拡大斜視図である。
【図5】本発明の第4実施例の電気掃除機を示し、外気
導入部の拡大斜視図である。
【図6】本発明の第5実施例の電気掃除機を示し、外気
導入部の拡大斜視図である。
【図7】本発明の第5実施例の電気掃除機を示し、図6
のA−A線に沿った位置の断面図である。
【図8】本発明の第6実施例の電気掃除機を示し、外気
導入部の拡大斜視図である。
【図9】従来例の電気掃除機を示し、全体の構成を表す
断面図である。
【符号の説明】
6 吸込口 12 紙パックフィルタ(フィルタの一つ) 14 プレフィルタ(フィルタの一つ) 20 通風路 21 樹脂製ケース 22 電気掃除機本体 26,27,31,34,36,38,40,43,4
5 外気導入部 30,33 凹状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−152921(JP,A) 実開 昭56−23048(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気掃除機本体内に配設される電動送風機
    によって吸込口から空気を導入すると共に、該吸込口か
    ら電動送風機までの間に形成される通風路に集塵を行な
    うフィルタを設けたフィルタ室を形成し、該フィルタと
    前記電動送風機との間にプレフィルタを設けると共に、
    前記フィルタ室には、前記フィルタが目詰まりした際
    に、外気を前記フィルタ室内に導入するリーク細孔を形
    成した電気掃除機であって、前記プレフィルタと電動送風機との間に隔室を形成する
    と共に、該隔室の壁部には、 前記電動送風機の過負荷に
    より、所定値以上の高温になる際、該温度で熱変形して
    大気に開口し、外気を導入する外気導入部を前記電動送
    風機に近接させて前記通風路の一部に設けたことを特徴
    とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記外気導入部は、電気掃除機本体の外
    側面凸部近傍の凹状部に形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の電気掃除機。
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