JP3242391U - 綿棒 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維塊部を有する綿棒であって、外耳道等に挿入して清掃する場合、外耳道等を従来よりも傷つけてしまうことを防いだり、従来よりも十分な清掃をできたりすることの可能な綿棒を提供することである。【解決手段】綿棒1において、複数の繊維が軸部10の軸端部の表面を覆うような塊状の繊維塊部20は、第1塊部22aの曲面と第2塊部22bの曲面との間における軸部10の外周面に向かって圧縮された第1縮径部25aと、第2塊部22bの曲面と第3塊部22cの曲面との間における軸部10の外周面に向かって圧縮された第2縮径部25bと、第3塊部22cの曲面と第4塊部22dの曲面との間における軸部10の外周面に向かって圧縮された第3縮径部25cと、が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、軸部の少なくとも一方の端部において、繊維が塊状に形成された繊維塊部を有する綿棒に関する。
従来、衛生医療分野や化粧分野などの用途に使用される綿棒として、軸部の一方の端部に巻き付けられた繊維の塊である繊維塊部が軸部に接着されたような一般的な綿棒があった。このような綿棒としては、具体的に、柔らかさを損なわない状態の繊維塊部が軸部から脱落するのを防止するために、繊維塊部の付け根部分において、軸部の外周面に向かって圧縮された縮径部が形成された綿棒があった(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2012-152329号公報
ところが、このような従来の綿棒においては、人間や動物の汚れた外耳道や鼻孔に挿入して清掃するといった用途に利用する場合、外耳道等に押し付けながら拭うことによって、繊維塊部が接触した部分に必要以上の圧力をかけてしまって外耳道等を傷つけてしまう、といった問題があった。一方で、必要以上の圧力をかけて外耳道等を傷つけないように繊維塊部を押し付ける力を弱めて利用する場合、十分に汚れを拭うことができず十分な清掃ができない、といった問題もあった。特に、清掃が必要な乳幼児の小さい外耳道や鼻孔に挿入して利用する場合、十分な清掃を行うため繊維塊部を押し付けてしまうと外耳道等を傷つけてしまう、という問題や、外耳道等を傷つけないように繊維塊部を押し付ける力を弱めてしまうと十分な清掃ができない、という問題があった。つまり、繊維塊部を有する綿棒であって、人間や動物(特に、乳幼児)の汚れた外耳道や鼻孔に挿入して清掃するといった用途に利用する場合、外耳道等を傷つけることを防ぐことができるとともに、十分に清掃をすることができるような綿棒が求められていた。
本考案は、こうした問題に鑑みなされたもので、目的の一つとしては、繊維塊部を有する綿棒であって、外耳道等における繊維塊部が接触した箇所において、従来よりも傷つけてしまうことを防ぐことのできる綿棒を提供することである。また、その他の目的の一つとしては、繊維塊部を有する綿棒であって、外耳道等における繊維塊部が接触した部分において、従来よりも十分な清掃をすることのできる綿棒を提供することである。
本考案は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本考案の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本考案を何ら限定するものではない。
本考案を適用させた適用例としての綿棒(綿棒1,100)は、軸部(軸部10,110)と、軸部の少なくとも一方の端部(軸端部15,115)において、複数の繊維が軸部の端部の表面を覆うような塊状の第1塊部(第1塊部22a,122a)と第2塊部(第2塊部22b,122b)と第3塊部(第3塊部22c,122c)と第4塊部(第4塊部22d,122d)とが形成された繊維塊部(繊維塊部20,120)と、を備え、繊維塊部は、第1塊部の曲面と第2塊部の曲面との間における軸部の外周面に向かって圧縮された第1縮径部(第1縮径部25a,125a)と、第2塊部の曲面と第3塊部の曲面との間における軸部の外周面に向かって圧縮された第2縮径部(第2縮径部25b,125b)と、第3塊部の曲面と第4塊部の曲面との間における軸部の外周面に向かって圧縮された第3縮径部(第3縮径部25c,125c)と、が形成されていることを要旨とする。
また、上述の適用例の綿棒(綿棒1,100)において、繊維塊部は、軸部の中心軸に対して垂直をなす方向の最大の外径が2.2mm~3.2mmであって、軸部の中心軸に対して垂直をなす方向において、第1塊部の最大の外径と、第2塊部の最大の外径と、第3塊部の最大の外径と、第4塊部の最大の外径と、は同じ長さであってもよい。さらに、上述の適用例の綿棒(綿棒100)において、軸部(軸部110)は、繊維塊部(繊維塊部120)が形成された少なくとも一方の端部(軸端部115)において、第1塊部(第1塊部122a)により覆われる第1軸塊部(第1軸塊部112a)と、第2塊部(第2塊部122b)により覆われる第2軸塊部(第2軸塊部112b)と、第3塊部(第3塊部122c)により覆われる第3軸塊部(第3軸塊部112c)と、第4塊部(第4塊部122d)により覆われる第4軸塊部(第4軸塊部112d)と、を有し、第1軸塊部の曲面と第2軸塊部の曲面との間において第1縮径部(第1縮径部125a)により覆われる括れ状の第1軸括れ部(第1軸括れ部113a)が形成されており、第2軸塊部の曲面と第3軸塊部の曲面との間において第2縮径部(第2縮径部125b)により覆われる括れ状の第2軸括れ部(第2軸括れ部113b)が形成されており、第3軸塊部の曲面と第4軸塊部の曲面との間において第3縮径部(第3縮径部125c)により覆われる括れ状の第3軸括れ部(第3軸括れ部113c)が形成されていてもよい。
は、実施形態の一例である第1実施例の綿棒1を説明するための図であって、(A)は、綿棒1の概略構成を示す全体図であり、(B)は、綿棒1における繊維塊部20の概略構成を説明するための繊維塊部20の断面図である。 は、実施形態の一例である第2実施例の綿棒100を説明するための図であって、(A)は、綿棒100の概略構成を示す全体図であり、(B)は、綿棒100における繊維塊部120の概略構成を説明するための繊維塊部120の断面図である。 は、その他の実施例の綿棒200を説明するための図であって、(A)は、綿棒200の概略構成を示す全体図であり、(B)は、綿棒200における繊維塊部220の概略構成を説明するための繊維塊部220の断面図である。
以下、本考案が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
<第1実施例>
図1(A),(B)を参照して、まず、本考案が適用された実施形態の一例である第1実施例の綿棒1の全体構成について説明する。図1は、第1実施例の綿棒1を説明するための図であって、(A)は、綿棒1の概略構成を示す全体図であり、(B)は、綿棒1における繊維塊部20の概略構成を説明するための繊維塊部20の断面図である。
図1(A)に示すように、綿棒1は、紙で断面が略円となる円柱状に形成された軸部10と、所定の繊維(本実施例では、綿とする。)で形成された繊維塊部20を軸部10の両端の各々に備えており、全体の長さが75.0mm~79.0mmのものである。なお、綿棒1の2つの繊維塊部20は、同じ構成であるため、以下では、軸部10の一方の端部に形成された1つの繊維塊部20について説明する。繊維塊部20は、軸部10の一方の端部において、軸部10の中心軸方向の長さが10.0mm~14.0mmで軸部10の中心軸に対して垂直方向の最大の長さが2.2mm~3.2mmとなるように複数の所定の繊維が軸部10の端部の表面を覆うような塊状に成形されたものであって、後述する第1塊部22a、第2塊部22b、第3塊部22c、第4塊部22d、および第1縮径部25a、第2縮径部25b、第3縮径部25cが形成されたものである。
図1(B)に示すように、繊維塊部20は、軸部10の一方の端部である軸端部15の表面を覆うように所定の接着剤(本実施例では、ポリビニルアルコールとする。)で軸端部15に接着されて形成されており、軸端部15の先端を覆うように成形された略球状の第1塊部22a(本実施例では、軸部10の中心軸方向の最大の長さが2.5mm~3.5mmのものとする。)と、軸部10の中心軸に対して垂直方向に凸形状となるように軸端部15の外周面に成形された第2塊部22b(本実施例では、軸部10の中心軸方向の最大の長さが2.4mm~3.4mmのものとする。)と、第2塊部22bと略同様の形状となるように成形された第3塊部22cと、第2塊部22bおよび第3塊部22cと略同様の形状となるように成形された第4塊部22dと、が軸端部15の先端側から順に並ぶように形成されている。また、繊維塊部20は、第1塊部22aの曲面と第2塊部22bの曲面との間における軸部10の外周面に向かって圧縮された第1縮径部25aと、第2塊部22bの曲面と第3塊部22cの曲面との間における軸部10の外周面に向かって圧縮された第2縮径部25bと、第3塊部22cの曲面と第4塊部22dの曲面との間における軸部10の外周面に向かって圧縮された第3縮径部25cと、が形成されている。つまり、繊維塊部20は、軸部10の中心軸方向の最大の長さが10.0mm~14.0mmのものであって、第1縮径部25aと第2縮径部25bと第3縮径部25cとが形成されていることによって、軸部10の中心軸に対して垂直方向の最大の長さ(外径)が2.2mm~3.2mmとなるような4つの塊部と、3つの括れ状の縮径部と、が形成された繊維の塊のような形状となっている。
ここで、繊維塊部20における第1縮径部25b等の縮径部の形成方法について説明する。まず、綿棒1の繊維塊部20において、縮径部が形成される前は、軸部10の中心軸方向に沿った断面の形状が略楕円となるように成形されており、縮径部が形成される所定の箇所で所定の型が軸端部15の外周面に沿って押し付けられることによって、軸部10の外周面に向かって圧縮された3つの縮径部とともに4つの塊部が形成されることとなる。つまり、第1縮径部25a等においては、第1塊部22a等に比べて、所定の繊維の密度が高くなっている。
<第2実施例>
図2(A),(B)を参照して、次に、本考案が適用された実施形態の一例である第2実施例の綿棒100の全体構成について説明する。図2は、第2実施例の綿棒100を説明するための図であって、(A)は、綿棒100の概略構成を示す全体図であり、(B)は、綿棒100における繊維塊部120の概略構成を説明するための繊維塊部120の断面図である。
図2(A)に示すように、綿棒100は、所定の樹脂(本実施例では、ポリプロピレンとする。)で形成された軸部110と、所定の繊維(本実施例では、綿とする。)で形成された繊維塊部120を軸部110の両端の各々に備えたものである。なお、綿棒100の2つの繊維塊部120および軸部110の両端部は、同じ構成であるため、以下では、軸部110の一方の端部に形成された1つの繊維塊部120と軸部110の一方の端部について説明する。繊維塊部120は、軸部110の一方の端部において、複数の所定の繊維が軸部110の端部の表面を覆うような塊状に成形されたものであって、後述する第1塊部122a、第2塊部122b、第3塊部122c、第4塊部122d、および第1縮径部125a、第2縮径部125b、第3縮径部125cが形成されたものである。また、本実施例において、綿棒100における全体の長さ、繊維塊部120における軸部110の中心軸方向の長さおよび軸部110の中心軸に対して垂直方向の最大の長さ、第1塊部122aにおける軸部110の中心軸方向の最大の長さ、および第2塊部122b等における軸部110の中心軸方向の最大の長さは、上述の第1実施例と同じ長さである。
図2(B)に示すように、繊維塊部120は、軸部110の一方の端部である軸端部115の表面を覆うように所定の接着剤(本実施例では、ポリビニルアルコールとする。)で軸端部115に接着されて形成されており、軸端部115の先端を覆うように略球状に成形された第1塊部122aと、軸部110の中心軸に対して垂直方向に凸形状となるように軸端部115の外周面に成形された第2塊部122bと、第2塊部122bと略同様の形状となるように成形された第3塊部122cと、第2塊部122bおよび第3塊部122cと略同様の形状となるように成形された第4塊部122dと、が軸端部115の先端側から順に並ぶように形成されている。また、繊維塊部120は、第1塊部122aの曲面と第2塊部122bの曲面との間における軸部110の外周面に向かって圧縮された第1縮径部125aと、第2塊部122bの曲面と第3塊部122cの曲面との間における軸部110の外周面に向かって圧縮された第2縮径部125bと、第3塊部122cの曲面と第4塊部122dの曲面との間における軸部110の外周面に向かって圧縮された第3縮径部125cと、が形成されている。つまり、繊維塊部120は、上述の第1実施例と同様に、第1縮径部125aと第2縮径部125bと第3縮径部125cとが形成されていることによって、軸部110の中心軸に対して垂直方向の最大の長さ(外径)が2.2mm~3.2mmとなるような4つの塊部と、3つの括れ状の縮径部と、が形成された繊維の塊のような形状となっている。
図2(B)に示すように、また、軸端部115は、軸部110の中心軸方向の断面が円形状であり略球形状で第1塊部122aにより覆われる第1軸塊部112aと、軸部110の中心軸に対して垂直方向に凸形状で軸端部115の外周面に成形されており第2塊部122bにより覆われる第2軸塊部112bと、第2軸塊部112bと略同様の形状となるように成形されており第3塊部122cにより覆われる第3軸塊部112cと、第2軸塊部112bおよび第3軸塊部112cと略同様の形状となるように成形されており第4塊部122dにより覆われる第4軸塊部112dと、が軸端部115の先端側から順に並ぶように形成されている。また、軸端部115は、第1軸塊部112aの曲面と第2軸塊部112bの曲面との間において第1縮径部125aにより覆われる括れ状の第1軸括れ部113aと、第2軸塊部112bの曲面と第3軸塊部112cの曲面との間において第2縮径部125bにより覆われる括れ状の第2軸括れ部113bと、第3軸塊部112cの曲面と第4軸塊部112dの曲面との間において第3縮径部125cにより覆われる括れ状の第3軸括れ部113cと、が形成されている。
ここで、繊維塊部120における第1縮径部125b等の縮径部の形成方法について説明する。まず、綿棒100の繊維塊部120において、縮径部が形成される前は、軸部110の中心軸方向に沿った断面の形状が略楕円となるように成形されており、軸端部115の第1軸括れ部113a、第2軸括れ部113b、および第3軸括れ部113cにおいて所定の型が軸端部115の外周面に沿って押し付けられることによって、軸部110の外周面に向かって圧縮された3つの縮径部とともに4つの塊部が形成されることとなる。つまり、第1縮径部125a等においては、第1塊部122a等に比べて、所定の繊維の密度が高くなっている。
<第1実施例および第2実施例の特徴>
上述の第1実施例の綿棒1および第2実施例の綿棒100によれば、綿棒1,100は、軸部10,110と、軸部10,110の少なくとも一方の軸端部15,115において、複数の繊維が軸部10,110の軸端部15,115の表面を覆うような塊状の第1塊部22a,122aと第2塊部22b,122bと第3塊部22c,122cと第4塊部22d,122dとが形成された繊維塊部20,120と、を備え、繊維塊部20,120は、第1塊部22a,122aの曲面と第2塊部22b,122bの曲面との間における軸部10,110の外周面に向かって圧縮された第1縮径部25a,125aと、第2塊部22b,122bの曲面と第3塊部22c,122cの曲面との間における軸部10,110の外周面に向かって圧縮された第2縮径部25b,125bと、第3塊部22c,122cの曲面と第4塊部22d,122dの曲面との間における軸部10,110の外周面に向かって圧縮された第3縮径部25c,125cと、が形成されていることを特徴とする。
このような綿棒1,100であれば、繊維塊部20,120において、第1塊部22a,122aの曲面と第2塊部22b,122bの曲面との間における第1縮径部25a,125aと、第2塊部22b,122bの曲面と第3塊部22c,122cの曲面との間における第2縮径部25b,125bと、第3塊部22c,122cの曲面と第4塊部22d,122dの曲面との間における第3縮径部25c,125cと、が形成されているため、繊維塊部20,120には従来よりも多くの曲面が形成されていることとなる。したがって、このような綿棒1等であれば、従来の綿棒の繊維塊部に比べて繊維塊部の接触する面積を小さくすることができ、外耳道等の清掃に使用した場合に繊維塊部が接触した箇所において、従来よりも傷つけてしまうことを防ぐことができるものとなっている。
また、このような綿棒1,100であれば、繊維塊部20,120において、第1塊部22a,122a、第2塊部22b,122b、第3塊部22c,122c、および第4塊部22d,122dといった4つの塊部と、3つの括れ状の第1縮径部25a,125a、第2縮径部25b,125b、および第3縮径部25c,125cが形成された繊維の塊のような形状となっているため、繊維塊部20,120には従来よりも多くの括れ状の縮径部が形成されていることとなる。したがって、このような綿棒1等であれば、従来の綿棒の繊維塊部に比べて汚れや異物を掻き出すための括れ状の縮径部が多いため、外耳道等の清掃に使用した場合に従来よりも十分な清掃をすることができる。
また、上述の第1実施例の綿棒1および第2実施例の綿棒100によれば、繊維塊部20,120は、軸部10,110の中心軸に対して垂直をなす方向の最大の外径が2.2mm~3.2mmであって、軸部10,110の中心軸に対して垂直をなす方向において、第1塊部22a,122aの最大の外径と、第2塊部22b,122bの最大の外径と、第3塊部22c,122cの最大の外径と、第4塊部22d,122dの最大の外径と、は同じ長さであることを特徴とする。このような綿棒1,100であれば、繊維塊部20,120の第1塊部22a,122a、第2塊部22b,122b、第3塊部22c,122c、および第4塊部22d,122dにおける軸部10,110の中心軸に対して垂直をなす方向における最大の外径が2.2mm~3.2mmであるため、繊維塊部20,120自体における軸部10,110の中心軸に対して垂直をなす方向における最大の外径が2.2mm~3.2mmのものとすることができる。したがって、このような綿棒1等であれば、従来に比べて軸部の中心軸に対して垂直をなす方向における最大の外径が小さい繊維塊部であるため、乳幼児といった狭い外耳道等の清掃に使用した場合に従来よりも外耳道等を傷つけることを防止することができる。
さらに、上述の第2実施例の綿棒100によれば、軸部110は、繊維塊部120が形成された少なくとも一方の軸端部115において、第1塊部122aにより覆われる第1軸塊部112aと、第2塊部122bにより覆われる第2軸塊部112bと、第3塊部122cにより覆われる第3軸塊部112cと、第4塊部122dにより覆われる第4軸塊部112dと、を有し、第1軸塊部112aの曲面と第2軸塊部112bの曲面との間において第1縮径部125aにより覆われる括れ状の第1軸括れ部113aが形成されており、第2軸塊部112bの曲面と第3軸塊部112cの曲面との間において第2縮径部125bにより覆われる括れ状の第2軸括れ部113bが形成されており、第3軸塊部112cの曲面と第4軸塊部112dの曲面との間において第3縮径部125cにより覆われる括れ状の第3軸括れ部113cが形成されていることを特徴とする。このような綿棒100であれば、軸部110において、第1軸塊部112aの曲面と第2軸塊部112bの曲面との間の第1軸括れ部113a、第2軸塊部112bの曲面と第3軸塊部112cの曲面との間の第2軸括れ部113b、および第3軸塊部112cの曲面と第4軸塊部112dの曲面との間の第3軸括れ部113cが形成されているため、軸部110を外周面に凹凸が形成されたものにすることができる。したがって、このような綿棒100であれば、外耳道等の清掃に使用した場合に繊維塊部における所定の繊維が押し潰されて括れ状の縮径部が浅くなってしまうことを防止でき、汚れや異物を掻き出すための括れ状の縮径部の形状を保持することができるため、従来よりも十分な清掃をすることができる。
<その他の実施例>
上述の実施例の綿棒1、100においては、第1塊部22a、122a等の4つの塊部における軸部110の中心軸に対して垂直方向の最大の長さが2.2mm~3.2mmと同じとなるような形状であったが、4つの塊部のうち1つの塊部のみの当該長さが異なるようなものであってもよい。具体的な実施例として、図3(A),(B)を参照してその他の実施例である綿棒200の全体構成について説明する。図3は、その他の実施例の綿棒200を説明するための図であって、(A)は、綿棒200の概略構成を示す全体図であり、(B)は、綿棒200における繊維塊部220の概略構成を説明するための繊維塊部220の断面図である。
図3(A)に示すように、綿棒200は、紙で断面が略円となる円柱状に形成された軸部210と、所定の繊維(本実施例では、綿とする。)で形成された繊維塊部220を軸部210の両端の各々に備えたものである。なお、綿棒200の2つの繊維塊部220は、同じ構成であるため、以下では、軸部210の一方の端部に形成された1つの繊維塊部220について説明する。繊維塊部220は、軸部210の一方の端部において、複数の所定の繊維が軸部210の端部の表面を覆うような塊状に成形されたものであって、後述する第1塊部222a、第2塊部222b、第3塊部222c、第4塊部222d、および第1縮径部225a、第2縮径部225b、第3縮径部225cが形成されたものである。なお、本実施例において、綿棒200における全体の長さ、繊維塊部220における軸部210の中心軸方向の長さ、第1塊部222aにおける軸部210の中心軸方向の最大の長さ、および第2塊部222bおよび第3塊部222cにおける軸部110の中心軸方向の最大の長さは、上述の第1実施例と同じ長さである。
図3(B)に示すように、繊維塊部220において、第1塊部222a、第2塊部222b、および第3塊部222cは、各々が第1実施例の第1塊部22a、第2塊部22b、および第3塊部22cと同じ形状であるため、詳細な説明を省略する。また、第1縮径部225a、第2縮径部225b、および第3縮径部225cも、各々が第1実施例の第1縮径部25a、第2縮径部25b、および第3縮径部25cと同じ形状であって形成方法も同じであるため、詳細な説明を省略する。なお、第1塊部222a、第2塊部222b、および第3塊部222cは、上述した第1実施例と同様に、軸部210の中心軸に対して垂直方向の最大の長さ(外径)が2.2mm~3.2mmとなっている。そして、繊維塊部220における第4塊部222dは、軸部210の中心軸に対して垂直方向に凸形状となるように軸端部115の外周面に成形されており、軸部210の中心軸に対して垂直方向の最大の長さが2.7mm~3.7mmのものである。つまり、繊維塊部220において、第1塊部222a、第2塊部222b、および第3塊部222cよりも軸部210の他端部側に形成された第4塊部222dは、軸部210の中心軸に対して垂直方向の最大の長さ(外径)が第1塊部222a、第2塊部222b、および第3塊部222cの最大の外径よりも大きくなるように形成されている。
このような綿棒200であれば、第1塊部222a、第2塊部222b、および第3塊部222cよりも軸部210の他端部側に形成された第4塊部222dは、軸部210の中心軸に対して垂直方向の最大の長さ(外径)が第1塊部222a、第2塊部222b、および第3塊部222cの最大の外径よりも大きくなるように形成されているため、第4塊部222dは、狭い外耳道等の清掃に使用する場合に、繊維塊部220が奥まで挿入されることを防ぐストッパとして機能し、外耳道等の奥を傷つけてしまうようなことを防ぐことができる。なお、上述では、4つの塊部のうち1つの塊部のみの当該長さが異なるようなものの具体例として綿棒200について説明したが、当該長さが異なる態様としては、4つの塊部のうち複数の塊部の当該長さが異なるようなものであってもよいし、4つの塊部の各々の当該長さが異なるようなものであってもよい。また、上述では、4つの塊部のうち1つの塊部の当該長さが異なる態様として、2.2mm~3.2mmより大きいものであったが、2.2mm~3.2mmより小さいものであってもよい。
また、上述の実施形態の綿棒1、100においては、繊維塊部20等は、所定の繊維としての綿が塊状となるように成形されたものとしたが、繊維塊部の接触部分を傷つけることを防止可能であったり十分な清掃が可能であったりすれば、所定の繊維としては種々の繊維であってもよい。具体的に、例えば、所定の繊維としては、羊毛等の種々の天然繊維、ポリエステル等の種々の化学繊維、レーヨン等の種々の再生繊維等があり、これら複数の種類の繊維のうちの1種類の繊維からなるものであってもよいが、2種類以上の繊維からなるものであってもよい。これらの種々の繊維であっても、上述の実施例の綿棒1等と同様の効果を奏することができる。
さらに、上述の実施形態の綿棒1、100においては、所定の接着剤は、水溶性接着剤であるポリビニルアルコールとしたが、軸部の外周面に対して所定の繊維を接着させることができれば、種々の成分を利用してもよい。具体的に、接着成分としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体等があり、これら複数の種類の成分のうちの1種類の成分からなるものであってもよい。これらの種々の接着剤であっても、軸部の外周面に対して所定の繊維を接着させることができれば、上述の実施例の綿棒1等と同様の効果を奏することができる。
以上、実施形態、変形例に基づき本考案について説明してきたが、上記した考案の実施の形態は、本考案の理解を容易にするためのものであり、本考案を限定するものではない。本考案は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本考案にはその等価物が含まれる。
1,100…綿棒、10,110…軸部、15,115…軸端部、20,120…繊維塊部、22a,122a…第1塊部、22b,122b…第2塊部、22c,122c…第3塊部、22d,122d…第4塊部、25a,125a…第1縮径部、25b,125b…第2縮径部、25c,125c…第3縮径部。

Claims (3)

  1. 軸部と、
    前記軸部の少なくとも一方の端部において、複数の繊維が前記軸部の端部の表面を覆うような塊状の第1塊部と第2塊部と第3塊部と第4塊部とが形成された繊維塊部と、
    を備え、
    前記繊維塊部は、前記第1塊部の曲面と前記第2塊部の曲面との間における前記軸部の外周面に向かって圧縮された第1縮径部と、前記第2塊部の曲面と前記第3塊部の曲面との間における前記軸部の外周面に向かって圧縮された第2縮径部と、前記第3塊部の曲面と前記第4塊部の曲面との間における前記軸部の外周面に向かって圧縮された第3縮径部と、が形成されている綿棒。
  2. 請求項1に記載の綿棒において、
    前記繊維塊部は、前記軸部の中心軸に対して垂直をなす方向の最大の外径が2.2mm~3.2mmであって、前記軸部の中心軸に対して垂直をなす方向において、前記第1塊部の最大の外径と、前記第2塊部の最大の外径と、前記第3塊部の最大の外径と、前記第4塊部の最大の外径と、は同じ長さである綿棒。
  3. 請求項1に記載の綿棒において、
    前記軸部は、
    前記繊維塊部が形成された少なくとも一方の端部において、前記第1塊部により覆われる第1軸塊部と、前記第2塊部により覆われる第2軸塊部と、前記第3塊部により覆われる第3軸塊部と、前記第4塊部により覆われる第4軸塊部と、を有し、
    前記第1軸塊部の曲面と前記第2軸塊部の曲面との間において前記第1縮径部により覆われる括れ状の第1軸括れ部が形成されており、前記第2軸塊部の曲面と前記第3軸塊部の曲面との間において前記第2縮径部により覆われる括れ状の第2軸括れ部が形成されており、前記第3軸塊部の曲面と前記第4軸塊部の曲面との間において前記第3縮径部により覆われる括れ状の第3軸括れ部が形成されている綿棒。
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