JP3069066U - 綿 棒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い自然感や安全性、さらに環境性にも優れ
ていることを使用者に強く印象づけることができる綿棒
を提供することである。 【解決手段】 細長い紙軸１と、この紙軸１の少なくと
も一端に繊維を巻き付けて作った繊維塊状部２とからな
り、前記紙軸１がクラフト紙からなる綿棒である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一般家庭等で使用される綿棒に関する。

【従来の技術】

【０００２】 通常の綿棒は、細長い紙軸と、この紙軸の一端または両端に脱脂綿等の綿繊維 を巻き付けて形成した綿球部（繊維塊状部）とからなる。紙軸には、清潔感を表 すために白い紙素材を使用しているのが一般的である。 かかる綿棒は、端部の綿球部で耳内等の汚れを掻き取ったり、あるいは綿球部 に消毒液や治療液を含浸させて傷口の清掃や治療を行う等の目的で使用されてい る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

綿棒は一般家庭で乳幼児の耳掃除等に広く使用されてることから、安全なもの でなければならない。このため、消費者や使用者に高い安全性が印象づけられる ように、自然に近い素材を使った、自然感に富む綿棒の開発が望まれている。

【０００４】 本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、より自然に近い素材を使って、 高い自然感を有し安全性や環境性にも優れていることを使用者に強く印象づける ことができる綿棒を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための本考案の綿棒は、細長い紙軸と、この紙軸の少なく とも一端に繊維を巻き付けて作った繊維塊状部とからなり、前記紙軸がクラフト 紙であることを特徴とする。 クラフト紙は、未さらし化学パルプの一種であり、表面が褐色であるため、自 然に近い素材であり、自然感に富み安全性や環境性にも優れていることを使用者 に強く印象づけることができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案の綿棒を詳細に説明する。 図１は本考案の一実施形態を示しており、紙軸１の両端に繊維塊状部２，２が 形成されている。紙軸１はクラフト紙で作られており、褐色である。また紙軸１ の径は特に制限されないが、使用時に折れない程度の強度を有し、かつ使用時に 持ちやすい太さであるのが好ましく、通常は１．５〜３mm程度の太さであるのが よい。

【０００７】 また、紙軸１の長さも特に制限されないが、使いやすい長さであるのが好まし く、通常は５０〜１５０mmであるのがよい。 紙軸１の端部に形成される繊維塊状部２，２は、綿繊維等の繊維を紙軸１に巻 き付けたものである。繊維の巻付け方法は、綿繊維を用いる通常の綿棒製造時に 採用される方法と同じでよい。

【０００８】 なお、綿繊維を使用するのは、綿繊維が有する高い吸液性と柔らかさを付与す るためである。また、綿繊維に代えてレーヨン繊維やその他の繊維を使用しても よい。また、毛羽立ち防止のためにポリビニルアルコール等の安全性の高い接着 剤を使用してもよい。 本考案の綿棒は、図１に示した形状のものに限定されるものではなく、使用目 的に応じて種々な形状や大きさの綿棒が使用可能である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の綿棒は、紙軸がクラフト紙であるため、自然に近い素材であり、自然 感に富み安全性や環境性にも優れていることを使用者に強く印象づけることがで き、その工業的意義は大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の綿棒の一実施形態を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 紙軸 ２ 繊維塊状部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】細長い紙軸と、この紙軸の少なくとも一端
   に繊維を巻き付けて作った繊維塊状部とからなる綿棒に
   おいて、 前記紙軸がクラフト紙であることを特徴とする綿棒。