JP3242170U - 切絵 - Google Patents
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Abstract
【課題】適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵につき、遊戯者が細かな手作業を行うことを必要とすることなく、かつ、両面で異なった印象を観賞者に与えることができる切絵を提供する。【解決手段】切絵1は、切絵用紙2に適当な図柄を形成する切抜部3が設けられており、かつ、隣接する切抜部3を相互に隔てている非切抜部4の幅がその全部又は一部において広幅に形成されており、また、一方の面の切抜部3の周縁に縁取線5が描かれている。【選択図】図1
Description
本考案は、切絵に関し、予め適当な図柄に切り抜かれた切絵に、遊戯者が該切抜部に合わせて色紙、和紙、洋紙、千代紙、包装紙、写真等の所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵に関する。
切絵は、一般に、遊戯者が適当な図柄の描かれている切絵用紙を該図柄の輪郭線に沿って切り抜いて楽しむものとして行われている遊戯であり、近時では老人ホームや介護施設等におけるリハビリテーションとしても行われているところである。
しかしながら、特に、幼児のように手が十分に発達していない者、あるいは高齢者や手に障害を有する者のように自らの意思に基づいて手を十分に動かすことができない者にとっては、はさみやカッターナイフ等を用いて該図柄の輪郭線に沿って切絵用紙を切り抜くといった細かな手作業を行うことが困難であるために、切絵を十分に楽しむことができないという問題があった。また、通常人であっても、特に、切絵を手軽に楽しみたい者にとっては、上記のような細かな手作業を必要とすることが、切絵を手軽に楽しむことができない原因となっていた。
また、切絵用の適当な図柄の描かれた切絵用紙を製本した書籍等も多数刊行されているところではあるが、該書籍が購入者等により簡単に複製され他人に譲渡されてしまうことにより、該書籍の著作権者ないし出版権者等の有する利益が害されているという問題もあった。
そこで、予め適当な図柄に切り抜いた切絵を用意して、遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けて楽しむといった切絵の別の遊戯方法も考えられるところである。
上記のような切絵の遊戯方法であれば、切絵に所望の背景を貼り付けていく作業は、一般に、図柄の輪郭線に沿って切絵用紙を切り抜く作業よりも細かな手作業を必要としないことから、手が十分に発達していない者又は自らの意思に基づいて手を十分に動かすことができない者であっても切絵を十分に楽しむことができるとともに、手軽に切絵を楽しみたい通常人にとっても細かな手作業を行うことなく手軽に切絵を楽しむことができて、好適である。
また、上記のような切絵の遊戯方法に用いる切絵であれば、予め適当な図柄に切絵用紙を切り抜いておかなければならないため、適当な図柄が描かれただけの切絵用紙とは異なり、簡単に複製されて他人に譲渡されることはないため、該切絵の著作権者ないし出版権者等の有する利益が害されるような場合も減少することとなって好適である。
ここで、例えば、台紙上に着色した布部材を配置した上に適当な図柄に切り抜いた切絵を貼り重ねる切絵の制作技法(例えば、特許文献1参照。)、あるいは絵画の前に適当な図
柄に切り抜いた切絵を配置した立体切絵(例えば、特許文献2参照。)等が提案されているところである。従って、従来、予め適当な図柄に切り抜いた切絵を用意して、使用者が該切絵に所望の背景を設置して楽しむようなことは行われているところである。しかしながら、上記のいずれの従来技術に係る切絵も、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いるために好適な切絵を提供するものではない。
柄に切り抜いた切絵を配置した立体切絵(例えば、特許文献2参照。)等が提案されているところである。従って、従来、予め適当な図柄に切り抜いた切絵を用意して、使用者が該切絵に所望の背景を設置して楽しむようなことは行われているところである。しかしながら、上記のいずれの従来技術に係る切絵も、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いるために好適な切絵を提供するものではない。
しかしながら、予め適当な図柄に切り抜いた切絵にしたとしても、遊戯者が所望の背景を貼り付ける箇所となる該図柄を形成する隣接する切抜部を相互に隔てる非切抜部の幅が全体的に狭い場合には、該非切抜部に所望の背景を貼り付けるにあたって、遊戯者には細かな手作業が要求されることになる。また、遊戯者が近接する別個の切抜部に希望しない背景がかからないようにするためには、遊戯者が該切抜部に沿って正確に背景を切り取り、切り取った背景を正確に幅狭の非切抜部に貼り付けなければならない。そうすると、遊戯者には細かな手作業が要求されることになるため、手が十分に発達していない者及び手を十分に動かすことができない者にとっては該切絵に所望の背景を貼り付ける作業が困難となって切絵を十分に楽しむことができず、また、通常人にとっても手軽に切絵を楽しむことができない。そこで、本考案が解決しようとする第一の課題は、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵につき、遊戯者が細かな手作業を行うことを必要としない切絵を提供することにある。
また、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵は、図柄の切抜部の周縁に縁取線を描くか否かによって、完成した切絵が観賞者に与える印象は全く異なるものとなる。即ち、一般には、図柄の切抜部の周縁に縁取線の描かれた切絵は観賞者に男性的な逞しい印象を与え、図柄の切抜部の周縁に縁取線の描かれていない切絵は観賞者に女性的な柔らかい印象を与えるのである。そこで、本考案が解決しようとする第二の課題は、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵につき、両面で異なった印象を観賞者に与えることができる切絵を提供することにある。
本考案の第一の課題を解決するため、請求項1に係る切絵は、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵であって、該図柄を形成する隣接する切抜部を相互に隔てている非切抜部の幅が該切抜部の周縁に縁取線を描くことができる程度に太幅に形成されていることを特徴とする切絵である。
本考案の第二の課題を解決するため、請求項2に係る切絵は、請求項1に記載した切絵であって、一方の面の切抜部の周縁に縁取線が描かれていることを特徴とする切絵である。
本考案に係る切絵は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
まず、請求項1に記載した切絵は、該図柄を形成する隣接する切抜部を相互に隔てている非切抜部の幅が該切抜部の周縁に縁取線を描くことができる程度に太幅に形成されていることから、該非切抜部に所望の背景を貼り付けるにあたって、遊戯者には細かな手作業を行うことが要求されない。また、遊戯者が近接する別の切抜部に希望しない背景がかからないようにするためにも、遊戯者が該切抜部に沿って正確に背景を切り取り、切り取った背景を正確に非切抜部に貼り付ける必要はないことから、遊戯者は細かな手作業を必要とすることなく、切絵を楽しむことができる。従って、請求項1に記載した切絵は、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵につき、遊戯者が細かな手作業を行うことを必要としない切絵を提供するという本考案が解決しようとする第一の課題を解決することができるのである
次に、請求項2に記載した切絵は、一方の面の切抜部の周縁に縁取線が描かれていることから、遊戯者が、該縁取線の描かれていない面に該切抜部に合わせて背景を貼り付ければ観賞者に男性的な逞しい印象を与える切絵を作成することができる一方で、該縁取線の描かれている面に該切抜部に合わせて背景を貼り付ければ観賞者に女性的な柔らかい印象を与える切絵を作成することができるのである。また、請求項1に記載されている切絵は、上記の通り、該図柄を形成する隣接する切抜部を相互に隔てている非切抜部の幅が該切抜部の周縁に縁取線を描くことができる程度に太幅に形成されていることから、該縁取線を描くのに好適である。従って、請求項2に記載した切絵は、適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵につき、両面で異なった印象を観賞者に与えることができる切絵を提供するという本考案が解決しようとする第二の課題を解決することができるのである。
本考案の一実施形態に係る切絵1の切絵用紙2としては、遊戯者が糊をはじめとする各種の接着剤を用いて背景6を貼り付けた場合であっても容易に軟弱化することのない程度の強度を有する紙部材であって、かつ、遊戯者が貼り付けた背景6を透視することができない程度の厚みを有する紙部材を用いることが好適であり、例えば、ケント紙等を用いることができる。また、切絵用紙2の大きさとしては、遊戯者が所望の背景6を貼り付けて完成させた作品の展示を希望することが考えられることから、主要な規格の額縁に収納することができる程度の大きさとするのが好適である。
図1から3に図示するように、切抜部3は、切絵用紙2に適当な図柄の形状に穿たれた孔部であり、例えば、切絵用紙2を適当な図柄の形状にレーザーカットすること又はプレス機等を用いて打ち抜くこと等により簡便に形成することができる。隣接する切抜部3を相互に隔てている非切抜部4の幅は、切抜部3の周縁に縁取線5を描くことができる程度に全体的に太幅に形成されており、5ミリメートル程度の幅を設けておくのが好適である。遊戯者は、切抜部3の形状に合わせて背景6を切り取り、切抜部3を覆うようにして切抜部3の周縁に切り取った背景6を貼り付けて、切絵を楽しむのである。
図1に図示するように、切絵用紙2の一方の面の切抜部3の周縁には、切抜部3を縁取るようにして切抜部3の周縁に縁取線5が描かれている。遊戯者は、縁取線5の描かれていない面に切抜部3の形状に合わせて切り取った背景6を貼り付ければ観賞者に男性的な逞しい印象を与える切絵を作成することができる。一方、図2に図示するように、縁取線5の描かれている面に切抜部3の形状に合わせて切り取った背景6を貼り付ければ観賞者に
女性的な柔らかい印象を与える切絵を作成することができるのである。
女性的な柔らかい印象を与える切絵を作成することができるのである。
また、切絵1は、1枚ずつ頒布することももちろん可能であるが、図3に図示するように、書籍7として構成することも可能である。切絵1を書籍7として構成した場合には、それぞれに異なる適当な図柄を形成する切抜部3を有する複数の切絵1あるいはそれぞれに異なる着色を施した複数の切絵1を収録した書籍7とすると、遊戯者が自らの好みに合った切絵1を選択することができて好適である。尚、複数の切絵1を収録した書籍7として構成した場合には、切絵1の間に下敷紙8を挟み込んでおけば、遊戯者が切絵1に背景6を貼り付ける際に用いる接着剤が他の切絵1に付くことを防止することができて好適である。なお、下敷紙8としては、例えば、公知の蝋引き紙等を用いることができる。
1 切絵
2 切絵用紙
3 切抜部
4 非切抜部
5 縁取線
6 背景
7 書籍
8 下敷紙
2 切絵用紙
3 切抜部
4 非切抜部
5 縁取線
6 背景
7 書籍
8 下敷紙
Claims (2)
- 適当な図柄に切り抜かれた切絵に遊戯者が該切抜部に合わせて所望の背景を貼り付けていく遊戯に用いる切絵であって、該図柄を形成する隣接する切抜部を相互に隔てている非切抜部の幅が該切抜部の周縁に縁取線を描くことができる程度に太幅に形成されていることを特徴とする切絵。
- 請求項1に記載した切絵であって、一方の面の切抜部の周縁に縁取線が描かれていることを特徴とする切絵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001027U JP3242170U (ja) | 2023-03-31 | 2023-03-31 | 切絵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001027U JP3242170U (ja) | 2023-03-31 | 2023-03-31 | 切絵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3242170U true JP3242170U (ja) | 2023-05-31 |
Family
ID=86537511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001027U Active JP3242170U (ja) | 2023-03-31 | 2023-03-31 | 切絵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242170U (ja) |
-
2023
- 2023-03-31 JP JP2023001027U patent/JP3242170U/ja active Active
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