JP3242134U

JP3242134U - ペンダントトップ

Info

Publication number: JP3242134U
Application number: JP2023001028U
Authority: JP
Inventors: 修広中
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2023-03-31
Filing date: 2023-03-31
Publication date: 2023-05-29
Anticipated expiration: 2033-03-31

Abstract

【課題】形状や上下の色等が異なることにより上下非対称のペンダントトップの上下を入れ替えて２態様で使用できるようにして一つのペンダントトップでデザインのバリエーションを楽しめるようにすることにおいて、簡単な構造で、両使用態様の切り替えが容易で、審美性を損なわないようにすることである。【解決手段】ペンダントトップは、所定の厚みの上下非対称の宝石１を載せて固定するための前記宝石の平面形状と概ね同形状の所定の高さの上面側と下面側が開放された宝石取り付け枠２を設けて前記宝石を固定し、前記宝石取り付け枠の側面にチェーン６を通すため又はチェーンフック７を取り付けるための一対の孔４、５を２組設けた。【選択図】図１

Description

本考案はデザインのバリエーションを楽しむためにチェーンの掛け方を変えて上下を逆にして２態様で使用する、宝石を使用した上下非対称のペンダントトップに関する。

ペンダントトップのデザインのバリエーションを高めるために各種の提案がなされている。
特許文献１の考案は2つ以上のペンダントトップを合わせて表裏回転次第で両面使えるペンダントトップを提供するものである。

特許文献２の考案は多方向にネックチェーンを通すことが出来るように、送入穴を複数個所持つことを特徴とした装身具用ネックチェーンのバチカンの、挿通穴の一つにネックチェーンを通した場合のペンダントトップのデザインと、他方の挿通穴にネックチェーンを通した場合のデザインと、そのバチカンと同様の機能を持つペンダントトップについてであり、この機能により一つのペンダントトップでも多方向からの鑑賞が出来ることからデザインの幅が広がることとなるものである。

特許文献３の発明は、ペンダントトップの吊り下げる位置を変更可能にしてペンダントをした時のバリエーションの変化をペンダントをする人に与えるものであり、ペンダントチェーンが通る孔とペンダントチェーン留め金具を設け、留め金具を緩めたり、締め付けたりしてそれを行うものである。
前記いずれの考案も本件考案とは技術的構成及びデザインのバリエーションの態様が異なるものである。

また、細長い棒板状のペンダントトップの縦横使用のものが市販されているが上下非対称のものではなく、本件考案に係るものとは宝石の形状、チェーンへの取り付け方等の技術的構成及び効果が大きく異なるものである。

出願番号２０１４－２０５９５３実登３０２２２９９特開平１０－８０３０９

バリエーションを持たせて一つのペンダントトップで２態様のデザインを楽しめるようにすること、それを簡単な構造でかつ容易な操作で行えるようにすること、審美性を損なわないようにすることが解決すべき課題である。
具体的には前記の条件を満たしたうえで、上下非対称の、宝石を使用したペンダントトップを上下を逆にして２態様のデザインを楽しめるようにすることである。なお、上下非対称には本考案の実施形態の例で示す雫型、二等辺三角形、Ｕ字型だけでなく台形、正三角形、Ｔ字型、Ｌ字型等多種多様なものがある。

所定の厚みの上下非対称の宝石を載せて固定するための、前記宝石の平面形状と概ね同形状の所定の高さの上面側と下面側が開放された宝石取り付け枠を設けて前記宝石を固定し、上下を逆にして使用することを目的として、前記宝石取り付け枠の側面にチェーンを通すための又はチェーンの端部に取り付けたフックを引っ掛けるために、対辺の上方側に一対の孔を設けると共に上下逆向きにした態様で使用する際に使用する一対の孔を対辺の下方側にも設けた。

なお、前記非対称の宝石とは形状が上下非対称である場合だけでなく、形状は上下対称であっても、宝石の色等が上下で異なることによって上下非対称になるものも含む。
例えば縦長の長方形の宝石で上半分と下半分で色が異なるものや、円形の宝石で上半分と下半分の色が異なるものや、縦長の楕円形の宝石で上半分の色と下半分の色が異なる場合等である。

また、前記宝石の形状が概ね雫型であり、前記宝石取り付け枠のとがった方の側の両側の辺即ち対辺の側面に一対の孔を設けると共に球形の方の側の両側面にもチェーンを通すための又はチェーンの端部に取り付けたフックを引っ掛けるための一対の孔を設けるようにしてもよい。
また、前記宝石の形状が概ね二等辺三角形であり、宝石取り付け枠の頂点を挟む両側の辺の即ち対辺の側面の頂点寄りに一対の孔を設けると共に、底辺側の両側の辺即ち対辺の側面の底辺寄りにも一対の孔を設ける。
また、宝石の形状が概ねＵ字型であり、宝石取り付け枠の開いた側の両側の辺即ち対辺の端部寄りの側面に一対の孔を設けると共に閉じた側の両側の辺即ち対辺の端部寄りの側面にも一対の孔を設けてもよい。

同じペンダントトップの上下の向きを変えて２態様で使用することによりデザインのバリエーションを楽しむことが出来る。

また、宝石の平面形状と概ね同じ形状の上面、下面が開放された宝石取り付け枠を作り、その側面の異なった位置に一対の孔を２組設けるだけであり、前記のことを極めて容易に実現できる。

また、ペンダントトップの上下の向きの変更はチェーンを通す孔の組み合わせを変えるだけ、またはフックを引っ掛ける孔を変えるだけなので極めて簡便にできる。

宝石取り付け枠の上面側と下面側は開放されているのでチェーンを通し易く、また、チェーンの端部に設けるフックの大きさの設計の自由度が増す。すなわち、宝石取り付け枠の下面側に蓋があればフックの大きさはその蓋の外へ出ない条件で設計しなければならないが、蓋はないのでフックの設計の自由度が増し、ひいては宝石の宝石取り付け枠からの意に反する離脱を防止できる。

また、チェーンを通す又はチェーンの端部に取り付けたフックを引っ掛ける宝石取り付け枠の一対の孔は枠の上方側に位置するようにしたので重力下でペンダントトップは安定して吊り下げられる。また、枠の側面に孔を設けるようにして孔に位置は自由に選択できるので、ペンダントトップの大きさや重さに応じて穴の位置を最適な位置に決めて安定して吊り下げるようにすることが出来る。

また、ペンダントトップの宝石を取り付けるベースの枠の側面に一対の孔を2組設けるだけあってチェーンを取り付けるための余分な取り付け具がなく審美性を損なわない。

また、宝石のベースとなる枠は宝石の平面形状と概ね同形状で、宝石の後方に位置するので審美性を損なわない。

本考案のペンダントトップの第１の実施形態の全体説明図である。本考案のペンダントトップの第２の実施形態の全体説明図である。本考案のペンダントトップの第３の実施形態の全体説明図である。

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、実施形態は本実施形態に限定されることなく、本考案の範囲内で適宜変更可能である。

図１は本考案の、宝石とそれを固定する枠からなるペンダントトップの第１の実施形態の全体説明図である。
（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は右側面図、（Ｄ）は上下向きを変えたペンダントトップの平面図である。

上下非対称である概ね雫型の宝石１が当該宝石１の平面形状と概ね同形状の金属製の宝石枠２の上に載せられ、当該宝石枠２に固定された宝石固定具部分３によって宝石枠２に宝石固定金具部分３を曲げて固定されている。
前記宝石固定枠２の頂点２（Ａ）を挟む両辺２（Ｂ）即ち対辺の側面の上部の対応する部分にはチェーンを通す、またはチェーンの端部に取り付けられてフックを引っ掛けるための一対の孔４が設けられている。
前記宝石取り付け枠２の両辺２（Ｂ）即ち対辺の下部の対応する側面にも同様にチェーンを通すため又はチェーンフックを引っ掛かるための一対の５が設けられている。

ペンダントトップを上下逆向きに吊るす時は例えばチェーンを対応する一対の孔５に通す。符号７はチェーン６の端部に取り付けられたフックであり、一対の孔４又は５にはチェーン６が通されてもよいし、フック７を引っ掛けてもよい。

図２は本考案のペンダントトップの第２の実施形態である。
（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は右側面図、（Ｄ）は上下逆にした実施態様の平面図である。
上下非対称である二等辺三角形の宝石８が当該宝石８の平面形状と概ね同形状の宝石取り付け枠９に載せられて宝石固定具部分３のよって固定されている。
前記宝石枠９の頂点９（Ａ）を挟む両辺９(Ｂ)即ち対辺の側面の上部の対応する一対の孔１０にチェーン６が通されるか、図１の（Ｄ）に示すようにチェーン６の端部に取り付けられたフック７を引っ掛けて吊り下げられてペンダントとして使用される。

両辺９（Ｂ）即ち対辺の側面の対応する下部側には一対の孔１１が設けられている。
ペンダントトップを上下逆向きに使用するときには一対の孔１１にチェーン６が通されるか又はチェーン６の端部に取り付けられたフック７を引っ掛けて吊り下げられてペンダントとして使用される。
いずれの使用態様においてチェーン６にペンダントトップが吊るされるときはチェーン６を通すか又はチェーン６の端部に取り付けられたフック７を引っ掛ける一対の孔１０、１１は宝石枠９の上方側に寄った位置に設けられるのでペンダントトップは重力下で安定して吊り下げられる。
符号Ｋはチェーン６の首の方向を示している。

図３は本考案のペンダントトップの第３の実施形態の説明図である。
上下非対称のＵ字型の宝石１２が幅は異なるが概ね同形状の宝石取り付け枠１３の上に載せられて宝石固定部分３によって固定されている。
宝石取り付け枠１３の両辺１３（Ａ）即ち対辺の開いた側の側面の端部寄りには一対の孔１４が設けられ、チェーン６を通すか、その端部に取り付けられたフック７を引っ掛けて吊るされてペンダントとして使用される。
Ｕ字型の閉じた方の下部寄りの両側の辺即ち対辺の側面には一対の孔１５が設けられている。
上下逆向きに使用されるときには一対の孔１５の方にチェーン６が通されるか、その端部に取り付けられたフック７が引っ掛けられて吊るして使用される。

形状は上下対称でも例えば縦長の長方形の宝石で上半分と下半分で宝石の色が異なって上下非対称になる場合、縦長の楕円形の宝石で上半分と下半分の宝石の色が異なって上下非対称になる場合、円形の宝石で上半分と下半分の色が異なって上下非対称になる場合等もある。

本考案のペンダントトップは産業的に生産されるものであり、産業上の利用
性を有する。

１雫型宝石
２宝石取り付け枠
２（Ａ）宝石取り付け枠頂点
２（Ｂ）宝石取り付け枠頂点を挟む両辺
３宝石固定具部分
４頂点側チェーン用一対の孔
５他方側チェーン用一対の孔
６チェーン
７チェーンフック
８二等辺三角形型宝石
９宝石取り付け枠
１０枠の頂点側の一対の孔
１１枠の底辺側の一対の孔
１２Ｕ字型宝石
１３宝石取り付け枠
１４開放側の一対のチェーン用穴
１４閉じた側の一対のチェーン用穴
図１（Ａ）雫型ペンダントトップ平面図
図１（Ｂ）雫型ペンダントトップ正面図
図１（Ｃ）雫型ペンダントトップ右側面図
図１（Ｄ）雫型ペンダントトップ平面図
図２（Ａ）二等辺三角形型ペンダントトップ平面図
図２（Ｂ）二等辺三角形型ペンダントトップ正面図
図２（Ｃ）二等辺三角形型ペンダントトップ右側面図
図２（Ｄ）二等辺三角形型ペンダントトップ平面図
図３（Ａ）Ｕ字型ペンダントトップ平面図
図３（Ｂ）Ｕ字型ペンダントトップ正面図
図３（Ｃ）Ｕ字型ペンダントトップ右側面図
図３（Ｄ）Ｕ字型ペンダントトップ平面図
Ｋペンダントチェーンの首側を示す矢印

Claims

所定の厚みの上下非対称の宝石を載せて固定するための、前記宝石の平面形状と概ね同形状の所定の高さの上面側と下面側が開放された宝石取り付け枠を設けて前記宝石を固定し、上下を逆にして使用することを目的として前記宝石取り付け枠にチェーンを通すため又はチェーンの端部に取り付けたフックを引っ掛けるために、前記宝石取り付け枠の対辺の側面の上方側に一対の孔を設けると共に上下逆向きにした態様で使用する際に使用する一対の孔を対辺の側面の下方側にも設けたことを特徴とするペンダントトップ
前記宝石の形状が概ね雫型である請求項１に記載したペンダントトップ
前記宝石の形状が概ね二等辺三角形である請求項１に記載したペンダントトップ
前記宝石の形状が概ねＵ字型である請求項１に記載したペンダントトッ