JP3241907U - 放音制御装置 - Google Patents

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健太 井奥
総子 石村
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Abstract

【課題】振動板から放音された音を拡散し、かつ、水平方向の指向性を適度に抑制可能な放音制御装置を提供する。【解決手段】 放音制御装置200は、振動板120の放音面121に先端部を対向させた先細り形状のディフューザ210と、放音面121を取り囲む第1開口端201を有し、ディフューザ210の側に傾斜した傾斜面203を有するウェーブガイド220と、を有する。【選択図】図1

Description

この考案は、スピーカの指向性を制御する放音制御装置に関する。
振動板を振動させるダイナミック型スピーカ等のスピーカは、正面方向の指向性が強い。このため、電子楽器等では、スピーカの正面にディフューザと呼ばれる放音制御装置が配置され、スピーカから放音される音が拡散される。例えば特許文献1に開示された放音制御装置では、先端を振動板に対向させた円錐形状のディフューザがスピーカの正面に配置される。
特開2020-178336号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された放音制御装置は、ディフューザによって拡散された音が、振動板の正面において水平方向に広がった空間を伝搬するので、水平方向の指向性が過剰になるという問題があった。
この考案は、このような背景の下に案出されたものであり、水平方向の指向性を適度に抑制可能な放音制御装置を提供することを目的とする。
この考案は、振動板の放音面に先端部を対向させた先細り形状のディフューザと、前記放音面を取り囲む第1開口端を有し、前記ディフューザの側に傾斜した傾斜面を有するウェーブガイドと、を有する放音制御装置を提供する。
この考案の一実施形態である放音制御装置の構成を示す断面図である。 同実施形態におけるディフューザとウェーブガイドの第1構成例を示す断面図である。 同実施形態におけるディフューザとウェーブガイドの第2構成例を示す断面図である。 同実施形態におけるディフューザとウェーブガイドの第3構成例を示す断面図である。 この考案の他の実施形態である放音制御装置の構成を示す断面図である。
以下、図面を参照し、この考案の実施形態について説明する。
図1はこの考案の一実施形態である放音制御装置200の構成を示す断面図である。なお、図1には、放音制御装置200の構成の理解を容易にするため、スピーカユニット100が放音制御装置200とともに図示されている。
スピーカユニット100は、振動板120をZ軸方向に振動させて放音を行う装置である。本実施形態では、Z軸が振動板120の振動軸である。
スピーカユニット100は、磁気回路110を有する。この磁気回路110は、Z軸と直交する円盤状のヨーク111と、このヨーク111の中央領域からZ軸方向に突出した円柱状のポールピース112と、このポールピース112を囲ってヨーク111の周辺領域に積層された円環状のマグネット113と、このマグネット113に対して積層された円環状のプレート114とを有する。そして、プレート114の内側面と、ポールピース112の上部の外側面との間の空間が磁界を発生する磁気ギャップGとなっている。そして、プレート114の上方には円環状のスペーサ115が積層されている。
スピーカユニット100は、ドーム状の振動板120を有する。この振動板120の周辺にはボイスコイル(図示略)が巻回された円筒状のボイスコイルボビン122が固定されている。振動板120は、ドーム状に膨らんだ放音面121を+Z側(図1における上側)に向け、ボイスコイルボビン122を磁気ギャップGに挿入した状態で、エッジ123によりスペーサ115に支持されている。
放音制御装置200は、ディフューザ210と、ウェーブガイド220と、グリル230と、略円環状の枠240とを有する。
枠240は、電子楽器の筐体内の水平な板部250の孔に挿入固定されている。グリル230は、音を通過させる多数の孔が空いた天井面を有する略円筒状の部材である。このグリル230の-Z側の端部(下端)には、枠240および板部250の下面まで張り出した円環状の縁231があり、この縁231は複数本のボルト232により枠240に固定されている。
ウェーブガイド220は、ガイド部221と、円筒部222と、略円環状の縁部223とを有する。ここで、ガイド部221は、円形の第1開口端201と第1開口端201よりも内径が大きな円形の第2開口端202とを有する略円錐台形状の部材であり、第1開口端201がスペーサ115に接続され、第2開口端202がグリル230に接近している。円筒部222は、+Z側の端部がガイド部221の第2開口端202を囲む縁と接続されており、-Z側に延びている。縁部223は、円筒部222における-Z側の端部から放射状に張り出している。この縁部223は、円環状のスペーサ224を介して枠240に接続されている。
ガイド部221の第1開口端201は、振動板120の放音面121の周囲を取り囲んでいる。また、ガイド部221の内側は、振動軸であるZ軸に対して傾斜した傾斜面203となっている。本実施形態において傾斜面203は、曲面状の略円錐面となっている。
ディフューザ210は、振動板120の放音面121に先端部211を対向させた先細り形状の部材である。具体的には、本実施形態におけるディフューザ210は、先端部211が尖った円錐体形状をなしている。このディフューザ210の外側の表面をなす傾斜面213は、複数本の脚215を介してガイド部221の内側の表面をなす傾斜面203に支持されている。このガイド部221の傾斜面203は、ディフューザ210側に傾いた形状となっている。
本実施形態において、振動板120の放音面121から放音された音は、ディフューザ210によって水平方向に拡散され、ウェーブガイド220のガイド部221に向かう。ここで、ウェーブガイド220のガイド部221の内側の傾斜面203は、ディフューザ210側に傾いた形状になっている。ディフューザ210によって拡散された音は、この傾斜面203に案内されてグリル230から外部に伝搬される。従って、本実施形態によれば、放音される音の水平方向の指向性が適度に抑制される。
また、本実施形態において、ディフューザ210は、先端部211の反対側に断面積が広がった底部212を有し、振動板120の振動軸(Z軸)方向において、振動板120からディフューザ210の底部212までの距離H1が、振動板120から第2開口端202までの距離H2よりも短い。このような構成にした理由は次の通りである。
仮にディフューザ210の底部212と第2開口端202とがZ軸方向において同じ位置にあると、音の干渉により、放音制御装置200から放音される音の周波数特性にディップが発生する。そこで、本実施形態では、振動板120からディフューザ210の底部212までの距離H1を、振動板120から第2開口端202までの距離H2よりも短くすることで、このような音の干渉を防止している。
本実施形態において、ディフューザ210とウェーブガイド220に関しては各種の構成が考えられる。
図2に示す第1構成例において、ウェーブガイド220の傾斜面203は、振動板120の振動軸(Z軸)からの距離Rに応じて振動軸に対する傾斜角θが変化する。具体的には距離Rが長くなるのに従って傾斜角θが大きくなる。この態様によれば、不要な反射を発生させないように、傾斜面203の傾斜角θを徐々に変化させ、最終的に所望の指向性に対応した傾斜角に変化させることができる。
図3に示す第2構成例において、ディフューザ210の表面をなす傾斜面213と、ウェーブガイド220の傾斜面203とは略平行である。この態様によれば、2つの傾斜面を略平行にすることにより、2つの傾斜面に挟まれた空間の断面積の変化を少なくし、2つの傾斜面に挟まれた空間を進行する音の歪を少なくすることができる。
図4に示す第3構成例において、ディフューザ210の表面をなす傾斜面213と、ウェーブガイド220の傾斜面203との間隔Dは、振動板120の振動軸(Z軸)からの距離Rに応じて広がる。この態様によれば、音の歪を発生させることなく、音の進行方向の幅を徐々に広げ、所望の指向性を実現することができる。
<他の実施形態>
以上、この考案の一実施形態について説明したが、この考案には他にも実施形態があり得る。例えば、以下の通りである。
(1)ディフューザ210は、円錐形状以外の形状であってもよい。例えばディフューザ210は、8角錐、10角錐等の多角錐形状であってもよい。
(2)ディフューザ210の傾斜面213は、傾きの異なる傾斜面を繋ぎ合わせたものであってもよい。
(3)ウェーブガイド220は、傾斜面203を2以上有するものであってもよい。図5に示す構成例において、放音制御装置は、上記実施形態と同様な傾斜面を各々有するうち内側のウェーブガイド220aと外側のウェーブガイド220bとを有する。振動板120から放音された音は、ウェーブガイド220aおよび220b間の空間と、ウェーブガイド220bおよびディフューザ210間の空間に分かれて伝搬する。ウェーブガイド220bおよびディフューザ210が奏する効果は上記実施形態と同様である。
200……放音制御装置、210……ディフューザ、220,220a,220b……ウェーブガイド、100……スピーカユニット、110……磁気回路、111……ヨーク、112……ポールピース、113……マグネット、114……プレート、115……スペーサ、120……振動板、121……放音面、122……ボイスコイルボビン、201……第1開口端、202……第2開口端、203,213……傾斜面、221……ガイド部、222……円筒部、223,231……縁部、230……グリル、240……枠、250……板部、232……ボルト、215……脚。

Claims (6)

  1. 振動板の放音面に先端部を対向させた先細り形状のディフューザと、
    前記放音面を取り囲む第1開口端を有し、前記ディフューザの側に傾斜した傾斜面を有するウェーブガイドと、
    を有する放音制御装置。
  2. 前記ウェーブガイドの傾斜面は、前記振動板の振動軸からの距離に応じて前記振動軸に対する傾斜角が変化する請求項1に記載の放音制御装置。
  3. 前記ディフューザの表面をなす傾斜面と、前記ウェーブガイドの傾斜面とが略平行である請求項1に記載の放音制御装置。
  4. 前記ディフューザの表面をなす傾斜面と、前記ウェーブガイドの傾斜面との間隔が、前記振動板の振動軸からの距離に応じて広がる請求項1に記載の放音制御装置。
  5. 前記ウェーブガイドの傾斜面は、前記第1開口端の反対側に第2開口端を有し、
    前記ディフューザは、前記先端部の反対側に底面部を有し、
    前記振動板の振動軸方向において、前記振動板から前記ディフューザの底面部までの距離が、前記振動板から前記第2開口端までの距離よりも短い請求項1に記載の放音制御装置。
  6. 前記ウェーブガイドは、前記傾斜面を2以上有する請求項1に記載の放音制御装置。
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