JP3241818U - 指輪類の拡径装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 指輪類の拡径作業を、熟練を必要とすることなく簡便且つ楽に、また内周面を正確な円形にして行うことができると共に、耐久性の低下を防止でき、更には複数の指輪類を一度の作業で迅速に且つ効率良く拡径できるようにする。【解決手段】 指輪類1を上方から嵌め挿す棒材2を起立状に備えているベース部材3と、棒材2に嵌め挿された指輪類1を押し下げる押し下げ部材4とで形成する。棒材2は、嵌め挿された指輪類1の径を徐々に押し拡げるよう下方に向かって径を拡大するテーパー部2aと、このテーパー部2aの下側にテーパー部2aに連ねて形成する丸棒部2bとを備えて形成する。この丸棒部2bを、テーパー部2aの下端の径と径を同一にすると共に、テーパー部2aと軸心Lを同一にして形成する。【選択図】 図1
Description
本考案は、指輪類の拡径装置に関し、更に詳しくは指輪や金属製円環状部材等の径を拡大するのに使用する指輪類の拡径装置に関するものである。
従来、この種の装置としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
この特許文献1に記載の従来品は、外周面が円錐形状に形成され、上部の口端から縦方向に割れ目が複数形成されている拡径工具本体と、この本体の上部の管口から挿入して割れ目で分割されている各割切片を拡開する棒材とから形成されている。そして、棒材は、拡径工具本体の上部の管口から挿入して各割切片を拡開できるよう上方に向かって径が次第に拡大するテーパーに形成されている。
上記の従来品は、拡径工具本体に指輪を上から嵌め入れ、次に棒材を拡径工具本体の中に上から挿し入れ、上記の各割切片を棒材のテーパー状の外周面で押し拡げて指輪の径を拡大するものであった。
従って、従来品の場合は、棒材を拡径工具本体の中に上から挿し入れる作業が不便で、熟練を要し、また各割切片の内周面と棒材の外周面とが擦れ合って摩耗し、耐久性が低下する、という問題点があった。
従って、従来品の場合は、棒材を拡径工具本体の中に上から挿し入れる作業が不便で、熟練を要し、また各割切片の内周面と棒材の外周面とが擦れ合って摩耗し、耐久性が低下する、という問題点があった。
また従来品は、上記の通り、拡径工具本体が各割切片を備えて円錐形状に形成され、各割切片を押し拡げて、指輪を拡径する構造であった。
従って、従来品の場合は、指輪の内周面が拡径工具本体の外周面にピタッと密着しない状態で押し拡げられることになった。そのため、従来品によると、指輪の内周面に無理な力が加わり易く、内周面を正確な円形に保った状態で拡径できない、という問題点があった。
従って、従来品の場合は、指輪の内周面が拡径工具本体の外周面にピタッと密着しない状態で押し拡げられることになった。そのため、従来品によると、指輪の内周面に無理な力が加わり易く、内周面を正確な円形に保った状態で拡径できない、という問題点があった。
また従来品は、このように内周面を正確な円形に保って拡径できないことから、複数の指輪を同時に同じ状態で拡径できなかった。
従って、従来品によると、多数の指輪を、迅速に且つ効率良く拡径できない、という問題点があった。
従って、従来品によると、多数の指輪を、迅速に且つ効率良く拡径できない、という問題点があった。
本考案は、このような従来品の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って、本考案の解決しようとする技術的課題は、指輪類の拡径作業を熟練を必要とすることなく簡便且つ楽に、また内周面を正確な円形にして行うことができると共に、耐久性の低下を防止でき、更には複数の指輪類を一度の作業で迅速に且つ効率良く拡径できるよう形成した指輪類の拡径装置を提供することにある。
従って、本考案の解決しようとする技術的課題は、指輪類の拡径作業を熟練を必要とすることなく簡便且つ楽に、また内周面を正確な円形にして行うことができると共に、耐久性の低下を防止でき、更には複数の指輪類を一度の作業で迅速に且つ効率良く拡径できるよう形成した指輪類の拡径装置を提供することにある。
本考案は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本考案の装置は、図1等に示されるように、指輪類1が上方から嵌め挿される棒材2を起立状に備えているベース部材3と、上記の棒材2に嵌め挿された指輪類1を押し下げる押し下げ部材4とで形成され、上記の棒材2は、嵌め挿された指輪類1の径を徐々に押し拡げるよう下方に向かって径が拡大されているテーパー部2aと、このテーパー部2aの下側にテーパー部2aに連ねて形成されている丸棒部2bとを備え、この丸棒部2bが、テーパー部2aの下端の径と径を同一にすると共に、テーパー部2aと軸心Lを同一にして形成されていることを特徴とする。
即ち、本考案の装置は、図1等に示されるように、指輪類1が上方から嵌め挿される棒材2を起立状に備えているベース部材3と、上記の棒材2に嵌め挿された指輪類1を押し下げる押し下げ部材4とで形成され、上記の棒材2は、嵌め挿された指輪類1の径を徐々に押し拡げるよう下方に向かって径が拡大されているテーパー部2aと、このテーパー部2aの下側にテーパー部2aに連ねて形成されている丸棒部2bとを備え、この丸棒部2bが、テーパー部2aの下端の径と径を同一にすると共に、テーパー部2aと軸心Lを同一にして形成されていることを特徴とする。
この場合、本考案は、テーパー部2aの上側の、棒材2の上端までの箇所が径の縮小された丸棒部2cに形成され、この径の縮小された丸棒部2cが、テーパー部2aの上端の径と径を同一にすると共に、テーパー部2aと軸心Lを同一にして形成されているのが好ましい。
なぜならこの場合は、径の縮小された丸棒部2cによって指輪類1を嵌め挿し易くなり、複数の指輪類1を拡径するとき、作業し易くなるからである。
なぜならこの場合は、径の縮小された丸棒部2cによって指輪類1を嵌め挿し易くなり、複数の指輪類1を拡径するとき、作業し易くなるからである。
また本考案は、押し下げ部材4が、棒材2に嵌め挿された指輪類1の環状の上面1aに下端が当接する円筒部4aを備え、且つプレス機5で押し下げ自在に形成されているのが好ましい。
なぜならこれによれば、指輪類1を安定した状態でバランス良く押し下げでき、また楽に且つ効率良く、多数の指輪類1を拡径できるからである。
なぜならこれによれば、指輪類1を安定した状態でバランス良く押し下げでき、また楽に且つ効率良く、多数の指輪類1を拡径できるからである。
本考案は、このように指輪類が上方から嵌め挿される棒材を起立状に備えているベース部材と、上記の棒材に嵌め挿された指輪類を押し下げる押し下げ部材とで形成され、上記の棒材は、嵌め挿された指輪類の径を徐々に押し拡げるよう下方に向かって径が拡大されているテーパー部と、このテーパー部の下側にテーパー部に連ねて形成されている丸棒部とを備え、この丸棒部が、テーパー部の下端の径と径を同一にすると共に、テーパー部と軸心を同一にして形成されているものである。
従って、本考案は、指輪類の拡径作業を、熟練を必要とすることなく簡便且つ楽にでき、また内周面を正確な円形にして行うことができる。
また本考案の場合は、指輪類が嵌め挿される棒材と、指輪類を押し下げる押し下げ部材とは接触することがない。
従って、本考案は、拡径作業にあたって主要な部材同士が接触摩擦によって摩耗することがないから、これによると、従来品のような耐久性の低下の問題を一掃できる。
従って、本考案は、拡径作業にあたって主要な部材同士が接触摩擦によって摩耗することがないから、これによると、従来品のような耐久性の低下の問題を一掃できる。
更に、本考案は、テーパー部の下側に、テーパー部の下端の径と同一径の丸棒部が形成されている。
従って、これによると、内周面を正確な円形に保って拡径できると共に、同時に複数の指輪類を迅速に且つ効率良く拡径できる、という実用上優れた効果を奏する。
従って、これによると、内周面を正確な円形に保って拡径できると共に、同時に複数の指輪類を迅速に且つ効率良く拡径できる、という実用上優れた効果を奏する。
以下、本考案を実施するための好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
本考案は、図1等に示されるように、指輪や金属製環状部材等の指輪類1が上方から嵌め挿される棒材2を起立状に備えているベース部材3と、上記の棒材2に嵌め挿された指輪類1を押し下げる押し下げ部材4とで形成されている。
上記の棒材2は、嵌め挿された指輪類1の径を徐々に押し拡げるよう下方に向かって径が拡大されているテーパー部2aと、このテーパー部2aの下側にテーパー部2aに連ねて形成されている丸棒部2bとを備えて形成されている。
丸棒部2bは、テーパー部2aの下端の径と径を同一にすると共に、テーパー部2aと軸心Lを同一にして形成されている。棒材2は、基板3aの上に固定されている台座部3bに、この実施形態では垂直状に設けられている。
またこの実施形態の本考案は、テーパー部2aの上側の、棒材2の上端までの箇所が径の縮小された丸棒部2cに形成されている。この径の縮小された丸棒部2cは、テーパー部2aの上端の径と径を同一にすると共に、テーパー部2aと軸心Lを同一にして形成されている。
また本考案は、押し下げ部材4が、棒材2に嵌め挿された指輪類1の環状の上面1aに下端が当接する円筒部4aを備え、且つプレス機5で押し下げ自在に形成されている。円筒部4aは、プレス機5が作動して押し下げ部材4が押し下げられたとき、棒材2の上部を内方に退避させることができるよう内径が選定されて形成されている。
次に、この実施形態の本考案品の作用を説明する。
先ず、作業者は、指輪類1としての指輪を棒材2に上から嵌め挿す。この実施形態の本考案は、上記の通り、テーパー部2aの上側の、棒材2の上端までの箇所が径の縮小された丸棒部2cに形成されている。従って、これによると、作業者は指輪の嵌め挿し作業を容易にできる。
而して、嵌め挿された指輪類1は、棒材2のテーパー部2aに係止される。この場合、指輪類1を一遍に複数嵌め挿したときは、図5に示されるように、最初に嵌め挿した指輪類1がテーパー部2aに係止し、その上に後から嵌め挿した指輪類1が積み重ねられる。
次に、作業者は、プレス機5を作動させる。すると、押し下げ部材4が押し下げられ、図2に示されるように、円筒部4aの下端が棒材2に嵌め挿された指輪類1の環状の上面1aにあたり、指輪類1を押し下げる。
指輪類1は、テーパー部2aで徐々に径が押し拡げられ、テーパー部2aの下端と、その下側の丸棒部2bにおいて所定の径に押し拡げられる。そして、押し下げ部材4が更に下降すると、指輪類1は下側の丸棒部2bを介して台座部3bに抜け落ち、回収可能になる。
本考案品は、このように形成されているから、特に丸棒部2bで内周面を正確な円形にして指輪類1を拡径できる。また本考案は、複数の指輪類1を一度に押し下げても、内周面が正円の状態の指輪類1を得られるから、これによると、多数の指輪類1を楽に且つ効率良く拡径できる。
以上の処において、本考案の場合、押し下げ部材4の動作は、プレス機5によることなく、手動で行うのでも良いことは勿論である。
また本考案の場合、上側の丸棒部2cや下側の丸棒部2bの長さ(高さ)は、一度に嵌め挿す指輪類1の個数等に鑑み、適宜選定されるので良い。
また本考案の場合、丸棒部2bの径は、押し拡げる指輪類1のサイズに合わせて適宜選定されるものである。
従って、本考案は、指輪類1の拡径希望サイズに柔軟に対応できるよう、丸棒部2bの径を違えた棒材2や、径を違えた円筒部4aを複数揃え、これらをベース部材3や押し下げ部材4に適宜交換可能に形成されているのが好ましい。
従って、本考案は、指輪類1の拡径希望サイズに柔軟に対応できるよう、丸棒部2bの径を違えた棒材2や、径を違えた円筒部4aを複数揃え、これらをベース部材3や押し下げ部材4に適宜交換可能に形成されているのが好ましい。
1 指輪類
1a 環状の上面
2 棒材
2a テーパー部
2b 下側の丸棒部
2c 径の縮小された丸棒部
3 ベース部材
4 押し下げ部材
4a 円筒部
5 プレス機
L 軸心
1a 環状の上面
2 棒材
2a テーパー部
2b 下側の丸棒部
2c 径の縮小された丸棒部
3 ベース部材
4 押し下げ部材
4a 円筒部
5 プレス機
L 軸心
Claims (3)
- 指輪類が上方から嵌め挿される棒材を起立状に備えているベース部材と、上記の棒材に嵌め挿された指輪類を押し下げる押し下げ部材とで形成され、上記の棒材は、嵌め挿された指輪類の径を徐々に押し拡げるよう下方に向かって径が拡大されているテーパー部と、このテーパー部の下側にテーパー部に連ねて形成されている丸棒部とを備え、この丸棒部が、テーパー部の下端の径と径を同一にすると共に、テーパー部と軸心を同一にして形成されていることを特徴とする指輪類の拡径装置。
- 請求項1記載の指輪類の拡径装置であって、テーパー部の上側の、棒材の上端までの箇所が径の縮小された丸棒部に形成され、この径の縮小された丸棒部が、テーパー部の上端の径と径を同一にすると共に、テーパー部と軸心を同一にして形成されていることを特徴とする指輪類の拡径装置。
- 請求項1又は2記載の指輪類の拡径装置であって、押し下げ部材が、棒材に嵌め挿された指輪類の環状の上面に下端が当接する円筒部を備え、且つプレス機で押し下げ自在に形成されていることを特徴とする指輪類の拡径装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000668U JP3241818U (ja) | 2023-03-06 | 2023-03-06 | 指輪類の拡径装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2023000668U JP3241818U (ja) | 2023-03-06 | 2023-03-06 | 指輪類の拡径装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3241818U true JP3241818U (ja) | 2023-05-09 |
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Family Applications (1)
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JP2023000668U Active JP3241818U (ja) | 2023-03-06 | 2023-03-06 | 指輪類の拡径装置 |
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2023
- 2023-03-06 JP JP2023000668U patent/JP3241818U/ja active Active
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