JP3241764B2 - ケーブルの接続状態識別システム - Google Patents
ケーブルの接続状態識別システムInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機器と電源コンセント
や機器と機器の間を接続する、電源ケーブル、信号ケー
ブル、制御ケーブルなどのカスケード接続可能な接続状
態識別ケーブルに関する。オフィスのOA機器の増加に
伴い、機器と電源コンセントや機器と機器の間を接続す
る電源ケーブル、信号ケーブル、制御ケーブルなどの配
線量は近年増加する傾向にある。また、OA機器の普及
に合わせて床下に配線を隠すことができるフリーアクセ
スの床も普及してきており、大量のケーブルを床下に配
線するようになるにつれて、ケーブルの一端と他端を簡
単に識別するのが困難になっている。このような状況で
ケーブルの一端と他端を簡単に識別することができるケ
ーブルの開発が必要となっている。
や機器と機器の間を接続する、電源ケーブル、信号ケー
ブル、制御ケーブルなどのカスケード接続可能な接続状
態識別ケーブルに関する。オフィスのOA機器の増加に
伴い、機器と電源コンセントや機器と機器の間を接続す
る電源ケーブル、信号ケーブル、制御ケーブルなどの配
線量は近年増加する傾向にある。また、OA機器の普及
に合わせて床下に配線を隠すことができるフリーアクセ
スの床も普及してきており、大量のケーブルを床下に配
線するようになるにつれて、ケーブルの一端と他端を簡
単に識別するのが困難になっている。このような状況で
ケーブルの一端と他端を簡単に識別することができるケ
ーブルの開発が必要となっている。
【0002】
【従来の技術】従来、一台のOA端末の電源コンセント
を抜きたいとか、OA機器同士の接続を変更したいとい
うような場合には、ケーブルの一端と他端を識別する方
法として、接続先の識別機構を持った接続状態識別ケー
ブルを用いていた。このような従来の接続状態識別ケー
ブルとしては、例えば次のようなものがある。
を抜きたいとか、OA機器同士の接続を変更したいとい
うような場合には、ケーブルの一端と他端を識別する方
法として、接続先の識別機構を持った接続状態識別ケー
ブルを用いていた。このような従来の接続状態識別ケー
ブルとしては、例えば次のようなものがある。
【0003】すなわち、この接続状態識別ケーブルは、
一本のケーブルの中に、そのケーブル本来の伝達対象で
ある電源や信号を伝えるための信号線とは別に、ケーブ
ルの他端の状態を伝えるための状態信号伝送路と、コネ
クタの接続先などの情報を入力する入力部と、入力部の
入力をコード化した信号に変換するコード化信号発生部
と、コード化信号発生部により発生した信号を記憶する
記憶部と、記憶部で記憶しているコード化された信号を
元の信号に戻すコード化信号復元部と、復元された信号
を表示する表示部とを備え、さらに、入力部を操作する
ための制御信号をそのコネクタが接続される機器から受
信するための状態信号受信用コネクタと、コード化信号
復元部で復元した信号を、そのコネクタが接続される機
器に伝達するための状態信号送信用コネクタを持つこと
により、ケーブルの接続状態をそのコネクタが接続して
いる機器側から設定したり、そのコネクタが接続してい
る機器に伝えたりする。
一本のケーブルの中に、そのケーブル本来の伝達対象で
ある電源や信号を伝えるための信号線とは別に、ケーブ
ルの他端の状態を伝えるための状態信号伝送路と、コネ
クタの接続先などの情報を入力する入力部と、入力部の
入力をコード化した信号に変換するコード化信号発生部
と、コード化信号発生部により発生した信号を記憶する
記憶部と、記憶部で記憶しているコード化された信号を
元の信号に戻すコード化信号復元部と、復元された信号
を表示する表示部とを備え、さらに、入力部を操作する
ための制御信号をそのコネクタが接続される機器から受
信するための状態信号受信用コネクタと、コード化信号
復元部で復元した信号を、そのコネクタが接続される機
器に伝達するための状態信号送信用コネクタを持つこと
により、ケーブルの接続状態をそのコネクタが接続して
いる機器側から設定したり、そのコネクタが接続してい
る機器に伝えたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の接続状態識別ケーブルにあっては、カスケー
ド接続してケーブルを延長して新たに長い一本のケーブ
ルを作った場合には、元々の一本目のケーブルの一端で
入力した接続状態の情報はつなぎ目の部分までしか伝わ
らないため、この情報を新しく作った長いケーブルの他
端まで伝えるには、元々の二本目のケーブルの一端でも
同様に情報を入力してやる必要があった。
うな従来の接続状態識別ケーブルにあっては、カスケー
ド接続してケーブルを延長して新たに長い一本のケーブ
ルを作った場合には、元々の一本目のケーブルの一端で
入力した接続状態の情報はつなぎ目の部分までしか伝わ
らないため、この情報を新しく作った長いケーブルの他
端まで伝えるには、元々の二本目のケーブルの一端でも
同様に情報を入力してやる必要があった。
【0005】このため、カスケード接続するのに、手間
と時間がかかるという問題点があった。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、手
間と時間をかけずにカスケード接続することができる接
続状態識別ケーブルを提供することを目的とする。
と時間がかかるという問題点があった。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、手
間と時間をかけずにカスケード接続することができる接
続状態識別ケーブルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号線(4)
とは別の接続状態を伝えるための状態信号伝送路(5)
と、接続情報を入力する入力手段(6A),(6B)
と、入力をコード化した信号に変換するコード化信号発
生手段(7A),(7B)と、コード化した信号を記憶
する記憶手段(8A),(8B)と、記憶している信号
を元の信号に戻すコード化信号復元手段(9A),(9
B)と、復元された信号を表示する表示手段(10
A),(10B)と、状態信号を受信するための状態信
号受信用コネクタ(12A),(12B)と、状態信号
を送信するための状態信号送信用コネクタ(13A),
(13B)を備えた接続状態識別ケーブルにおいて、前
記状態信号受信用コネクタ(12A),(12B)から
受信した信号と、前記記憶手段(8A),(8B)から
出力される信号を切り換える切換手段(17A),(1
7B)を備え、前記切換手段(17A),(17B)
を、前記状態信号受信用コネクタ(12A),(12
B)からの信号があるときは、カスケード接続されてい
ると判断し、自動的に状態信号受信用コネクタ(12
A),(12B)からの信号を前記記憶手段(8A),
(8B)からの信号に対して優先させる回路により構成
したことを特徴とする。
とは別の接続状態を伝えるための状態信号伝送路(5)
と、接続情報を入力する入力手段(6A),(6B)
と、入力をコード化した信号に変換するコード化信号発
生手段(7A),(7B)と、コード化した信号を記憶
する記憶手段(8A),(8B)と、記憶している信号
を元の信号に戻すコード化信号復元手段(9A),(9
B)と、復元された信号を表示する表示手段(10
A),(10B)と、状態信号を受信するための状態信
号受信用コネクタ(12A),(12B)と、状態信号
を送信するための状態信号送信用コネクタ(13A),
(13B)を備えた接続状態識別ケーブルにおいて、前
記状態信号受信用コネクタ(12A),(12B)から
受信した信号と、前記記憶手段(8A),(8B)から
出力される信号を切り換える切換手段(17A),(1
7B)を備え、前記切換手段(17A),(17B)
を、前記状態信号受信用コネクタ(12A),(12
B)からの信号があるときは、カスケード接続されてい
ると判断し、自動的に状態信号受信用コネクタ(12
A),(12B)からの信号を前記記憶手段(8A),
(8B)からの信号に対して優先させる回路により構成
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、入力手段から入力された接
続情報は、コード化信号発生手段によりコード化されて
記憶手段に記憶され、記憶手段に記憶された情報はさら
に切換手段と状態信号伝送路を通ってコード化信号復元
手段に達し、復元された接続情報は表示手段で表示され
る。記憶手段から出力される情報は、また、コード化信
号復元手段に入る直前で状態信号送信用コネクタにも伝
わるようになっている。
続情報は、コード化信号発生手段によりコード化されて
記憶手段に記憶され、記憶手段に記憶された情報はさら
に切換手段と状態信号伝送路を通ってコード化信号復元
手段に達し、復元された接続情報は表示手段で表示され
る。記憶手段から出力される情報は、また、コード化信
号復元手段に入る直前で状態信号送信用コネクタにも伝
わるようになっている。
【0008】ケーブルをカスケード接続した場合には、
一本目のケーブルの状態信号送信用コネクタには二本目
のケーブルの状態信号受信用コネクタに連結される。二
本目のケーブルでは、状態信号受信用コネクタから接続
情報に関する信号が入ってきて、これが切換手段に入
る。切換手段は、状態信号受信用コネクタと記憶手段の
両方から入ってくる信号を、希望により選択して切り換
える機能を持っている。ケーブルをカスケード接続する
場合には、状態信号受信用コネクタからの信号を優先す
るように切り換えればよい。これにより、状態信号受信
用コネクタから入ってきた信号は、状態信号伝送路を通
ってコード化信号復元手段に達し、復元された接続情報
は表示手段に表示される。
一本目のケーブルの状態信号送信用コネクタには二本目
のケーブルの状態信号受信用コネクタに連結される。二
本目のケーブルでは、状態信号受信用コネクタから接続
情報に関する信号が入ってきて、これが切換手段に入
る。切換手段は、状態信号受信用コネクタと記憶手段の
両方から入ってくる信号を、希望により選択して切り換
える機能を持っている。ケーブルをカスケード接続する
場合には、状態信号受信用コネクタからの信号を優先す
るように切り換えればよい。これにより、状態信号受信
用コネクタから入ってきた信号は、状態信号伝送路を通
ってコード化信号復元手段に達し、復元された接続情報
は表示手段に表示される。
【0009】このように、ケーブルをカスケード接続す
る場合に、切換手段で状態信号受信用コネクタ側に切り
換えれば良いので、ケーブルごとに接続情報を入力する
必要がなくなり、手間と時間を節約することができる。
る場合に、切換手段で状態信号受信用コネクタ側に切り
換えれば良いので、ケーブルごとに接続情報を入力する
必要がなくなり、手間と時間を節約することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図5は本発明の一実施例を示す図である。
図2はRS232Cケーブルを示す。図2において、1
はケーブル本体であり、ケーブル本体1の両側にはコネ
クタ2A,2Bが接続されている。コネクタ2A,2B
とは別に、接続情報を識別するための拡張コネクタ3
A,3Bが設けられ、標準のコネクタ2A,2Bを機器
に接続する際に邪魔にならないように配慮している。
する。図2〜図5は本発明の一実施例を示す図である。
図2はRS232Cケーブルを示す。図2において、1
はケーブル本体であり、ケーブル本体1の両側にはコネ
クタ2A,2Bが接続されている。コネクタ2A,2B
とは別に、接続情報を識別するための拡張コネクタ3
A,3Bが設けられ、標準のコネクタ2A,2Bを機器
に接続する際に邪魔にならないように配慮している。
【0011】ケーブル本体1はその中にケーブル本来の
伝達対象である電源や信号を伝えるための複数の信号線
4とは別に接続状態を伝えるための複数の状態信号伝送
路5を有する。6A,6Bは接続情報を入力する入力手
段としての外部キーボードであり、外部キーボード6
A,6Bは拡張コネクタ3A,3Bから分離独立して設
けられ、入力作業を行う場合にのみ外部キーボード6
A,6Bを接続して作業を行い、それ以外の場合は外部
キーボード6A,6Bを外すことにより、拡張コネクタ
3A,3Bのサイズを小さくするようにしている。
伝達対象である電源や信号を伝えるための複数の信号線
4とは別に接続状態を伝えるための複数の状態信号伝送
路5を有する。6A,6Bは接続情報を入力する入力手
段としての外部キーボードであり、外部キーボード6
A,6Bは拡張コネクタ3A,3Bから分離独立して設
けられ、入力作業を行う場合にのみ外部キーボード6
A,6Bを接続して作業を行い、それ以外の場合は外部
キーボード6A,6Bを外すことにより、拡張コネクタ
3A,3Bのサイズを小さくするようにしている。
【0012】7A,7Bはコード化信号発生手段として
のエンコーダであり、エンコーダ7A,7Bは外部キー
ボード6A,6Bからの入力をコード化した信号に変換
する。8A,8Bは記憶手段としての記憶回路であり、
記憶回路8A,8Bはエンコーダ7A,7Bで変換した
信号を記憶する。
のエンコーダであり、エンコーダ7A,7Bは外部キー
ボード6A,6Bからの入力をコード化した信号に変換
する。8A,8Bは記憶手段としての記憶回路であり、
記憶回路8A,8Bはエンコーダ7A,7Bで変換した
信号を記憶する。
【0013】9A,9Bはコード化信号復元手段として
のデコーダであり、デコーダ9A,9Bは記憶回路8
A,8Bで記憶しているコード化された信号を元の信号
に戻す。10A,10Bは表示手段としての液晶表示器
であり、液晶表示器10A,10Bはデコーダ9A,9
Bで復元した信号を表示回路11A,11Bから受け取
り表示する。
のデコーダであり、デコーダ9A,9Bは記憶回路8
A,8Bで記憶しているコード化された信号を元の信号
に戻す。10A,10Bは表示手段としての液晶表示器
であり、液晶表示器10A,10Bはデコーダ9A,9
Bで復元した信号を表示回路11A,11Bから受け取
り表示する。
【0014】12A,12Bは状態信号受信用コネクタ
としての受信コネクタであり、受信コネクタ12A,1
2Bは状態信号を受信するためのものである。13A,
13Bは状態信号送信用コネクタとしての送信コネクタ
であり、送信コネクタ13A,13Bは状態信号と送信
するためのものである。14A,14Bは受信回路であ
り、受信回路14A,14Bは状態信号伝送路5に接続
され、状態信号を受信する。
としての受信コネクタであり、受信コネクタ12A,1
2Bは状態信号を受信するためのものである。13A,
13Bは状態信号送信用コネクタとしての送信コネクタ
であり、送信コネクタ13A,13Bは状態信号と送信
するためのものである。14A,14Bは受信回路であ
り、受信回路14A,14Bは状態信号伝送路5に接続
され、状態信号を受信する。
【0015】15A,15Bは送信回路であり、送信回
路15A,15Bは状態信号伝送路5に接続され、状態
信号を送信する。16A,16Bは太陽電池であり、太
陽電池16A,16Bは拡張コネクタ3A,3Bに電源
を供給する。17A,17Bは切換手段としての選択回
路であり、選択回路17A,17Bは受信コネクタ12
A,12Bから受信した信号と記憶回路8A,8Bから
出力される信号を切り換える。
路15A,15Bは状態信号伝送路5に接続され、状態
信号を送信する。16A,16Bは太陽電池であり、太
陽電池16A,16Bは拡張コネクタ3A,3Bに電源
を供給する。17A,17Bは切換手段としての選択回
路であり、選択回路17A,17Bは受信コネクタ12
A,12Bから受信した信号と記憶回路8A,8Bから
出力される信号を切り換える。
【0016】選択回路17A,17Bは、図3に示すよ
うに、スイッチ18からなり、作業者の選択により、受
信コネクタ12A,12B側または記憶回路8A,8B
側に切り換えられる。また、選択回路17A,17B
は、図4に示すように、スイッチ19と、スイッチ19
の出力と記憶回路8A,8Bからの信号が入力するアン
ド回路20Aと、アンド回路20Aの出力と受信コネク
タ12A,12Bからの信号が入力するオア回路20B
により構成される。
うに、スイッチ18からなり、作業者の選択により、受
信コネクタ12A,12B側または記憶回路8A,8B
側に切り換えられる。また、選択回路17A,17B
は、図4に示すように、スイッチ19と、スイッチ19
の出力と記憶回路8A,8Bからの信号が入力するアン
ド回路20Aと、アンド回路20Aの出力と受信コネク
タ12A,12Bからの信号が入力するオア回路20B
により構成される。
【0017】スイッチ19は、受信コネクタ12A,1
2Bに送信コネクタ13A,13Bが実際に接続されて
いるとオンとなり、送信コネクタ13A,13Bが接続
されていない時にはオフである。スイッチ19がオンの
場合にはアンド回路20Aの一方の入力は0(偽)に保
たれ、スイッチ19がオフの状態ではアンド回路20A
の一方の入力は1(真)に保たれる。
2Bに送信コネクタ13A,13Bが実際に接続されて
いるとオンとなり、送信コネクタ13A,13Bが接続
されていない時にはオフである。スイッチ19がオンの
場合にはアンド回路20Aの一方の入力は0(偽)に保
たれ、スイッチ19がオフの状態ではアンド回路20A
の一方の入力は1(真)に保たれる。
【0018】受信コネクタ12A,12Bに送信コネク
タ13A,13Bがなにも接続されていない状態では、
スイッチ19がオフになっており、記憶回路8A,8B
からの信号があれば、それは次のオア回路20Bに入
る。オア回路20Bでは、記憶回路8A,8Bからの信
号とアンド回路20からの信号の和をとって送信回路1
5A,15Bに出力するが、仮定により受信コネクタ1
2A,12Bにはなにも接続されていないので、結果と
して記憶回路8A,8Bからの信号がそのまま送信回路
15A,15Bに送られることになる。
タ13A,13Bがなにも接続されていない状態では、
スイッチ19がオフになっており、記憶回路8A,8B
からの信号があれば、それは次のオア回路20Bに入
る。オア回路20Bでは、記憶回路8A,8Bからの信
号とアンド回路20からの信号の和をとって送信回路1
5A,15Bに出力するが、仮定により受信コネクタ1
2A,12Bにはなにも接続されていないので、結果と
して記憶回路8A,8Bからの信号がそのまま送信回路
15A,15Bに送られることになる。
【0019】受信コネクタ12A,12Bに送信コネク
タ13A,13Bが接続されている状態では、スイッチ
19がオンになっており、記憶回路8A,8Bからの信
号のあり、なしにかかわらず、アンド回路20Aからは
何の信号も出力されない。したがってオア回路20Bか
らは受信コネクタ12A,12Bからの信号だけが出力
され、それが送信回路15A,15Bに伝わる。
タ13A,13Bが接続されている状態では、スイッチ
19がオンになっており、記憶回路8A,8Bからの信
号のあり、なしにかかわらず、アンド回路20Aからは
何の信号も出力されない。したがってオア回路20Bか
らは受信コネクタ12A,12Bからの信号だけが出力
され、それが送信回路15A,15Bに伝わる。
【0020】このケーブルをカスケード接続した場合に
は、図5のような外観となる。次に、動作を説明する。
まず、ケーブルをカスケード接続しない場合について説
明する。外部キーボード6Aより接続情報を入力する
と、接続情報はエンコーダ7Aでコード化された信号に
変換され、記憶回路8Aに記憶される。
は、図5のような外観となる。次に、動作を説明する。
まず、ケーブルをカスケード接続しない場合について説
明する。外部キーボード6Aより接続情報を入力する
と、接続情報はエンコーダ7Aでコード化された信号に
変換され、記憶回路8Aに記憶される。
【0021】カスケード接続していないので、図3に示
す選択回路17Aの構成では、スイッチ18は記憶回路
8A側に切り換えられ、また、図4に示す選択回路17
Aの構成では、スイッチ19がオフで、アンド回路20
Aへの一方の入力は「1」になり、記憶回路8Aからの
信号がオア回路20Bに入る。記憶回路8Aからの信号
は、選択回路17A、送信回路15A、状態信号伝送路
5を通って受信回路14Bで受信され、デコーダ9Bで
復元された後に、表示回路11Bを経て液晶表示器10
Bに表示される。
す選択回路17Aの構成では、スイッチ18は記憶回路
8A側に切り換えられ、また、図4に示す選択回路17
Aの構成では、スイッチ19がオフで、アンド回路20
Aへの一方の入力は「1」になり、記憶回路8Aからの
信号がオア回路20Bに入る。記憶回路8Aからの信号
は、選択回路17A、送信回路15A、状態信号伝送路
5を通って受信回路14Bで受信され、デコーダ9Bで
復元された後に、表示回路11Bを経て液晶表示器10
Bに表示される。
【0022】また、受信回路14Bで受信した信号は、
送信コネクタ13Bにも伝えられる。次に、ケーブルを
カスケード接続する場合について説明する。ケーブルを
カスケード接続する場合には、一本目のケーブルの送信
コネクタには二本目のケーブルの受信コネクタ12Aが
連結される。
送信コネクタ13Bにも伝えられる。次に、ケーブルを
カスケード接続する場合について説明する。ケーブルを
カスケード接続する場合には、一本目のケーブルの送信
コネクタには二本目のケーブルの受信コネクタ12Aが
連結される。
【0023】二本目のケーブルでは受信用コネクタ12
Aから接続情報に関する信号が選択回路17Aに入る。
ケーブルをカスケード接続する場合には、図3の甲制で
は、スイッチ18を受信コネクタ12A側に切り換えれ
ば良い。また、図4の構成では、スイッチ19がオンと
なり、アンド回路20Aの一方の入力は0(アース)に
なり、記憶回路8Aからの信号はオア回路20Bへは伝
わらなくなり、受信コネクタ12Aからの信号がオア回
路20Bに伝えられる。
Aから接続情報に関する信号が選択回路17Aに入る。
ケーブルをカスケード接続する場合には、図3の甲制で
は、スイッチ18を受信コネクタ12A側に切り換えれ
ば良い。また、図4の構成では、スイッチ19がオンと
なり、アンド回路20Aの一方の入力は0(アース)に
なり、記憶回路8Aからの信号はオア回路20Bへは伝
わらなくなり、受信コネクタ12Aからの信号がオア回
路20Bに伝えられる。
【0024】受信コネクタ12Aからの信号は選択回路
17A、送信回路15A、状態信号伝送路5を通して受
信回路14Bで受信され、デコーダ9Bで復元された後
に表示回路11Bを経て液晶表示器10Bに表示され
る。このように、ケーブルをカスケード接続する場合
に、二本目のケーブルの一部で接続情報を入力する必要
がなく、選択回路17Aで受信コネクタ12A側に切換
えるか、または、選択回路17Aで自動的に受信コネク
タ12A側に切り換えるので、手間と時間がかからなく
なる。
17A、送信回路15A、状態信号伝送路5を通して受
信回路14Bで受信され、デコーダ9Bで復元された後
に表示回路11Bを経て液晶表示器10Bに表示され
る。このように、ケーブルをカスケード接続する場合
に、二本目のケーブルの一部で接続情報を入力する必要
がなく、選択回路17Aで受信コネクタ12A側に切換
えるか、または、選択回路17Aで自動的に受信コネク
タ12A側に切り換えるので、手間と時間がかからなく
なる。
【0025】次に、図6は本発明の他の実施例を示す図
である。図6は電源ケーブルのカスケード接続の例を示
す。図6において、21Aは本体機器22に接続される
一本目の電源ケーブルであり、電源ケーブル21Aには
二本目の電源ケーブル21Bがカスケード接続される。
である。図6は電源ケーブルのカスケード接続の例を示
す。図6において、21Aは本体機器22に接続される
一本目の電源ケーブルであり、電源ケーブル21Aには
二本目の電源ケーブル21Bがカスケード接続される。
【0026】23A,23Bはケーブル本体であり、ケ
ーブル本体23A,23Bは電源線24A,24Bとは
別の接続状態を伝えるための状態信号伝送路25A,2
5Bを有する。一端側の本体側プラグ26Aと電源プラ
グ26Bには、状態信号伝送路25Aと電源線24A,
24Bの間に接続されるマイクロスイッチ(スイッチ手
段)27A,27Bと、状態信号伝送路25A,25B
同士を接続するための伝送路接続部28Bが設けられて
いる。
ーブル本体23A,23Bは電源線24A,24Bとは
別の接続状態を伝えるための状態信号伝送路25A,2
5Bを有する。一端側の本体側プラグ26Aと電源プラ
グ26Bには、状態信号伝送路25Aと電源線24A,
24Bの間に接続されるマイクロスイッチ(スイッチ手
段)27A,27Bと、状態信号伝送路25A,25B
同士を接続するための伝送路接続部28Bが設けられて
いる。
【0027】他端側の電源プラグ29A,29Bには、
状態信号伝送路25A,25Bと電源線24A,24B
の間に接続される発光ダイオード(点灯手段)30A,
30Bと抵抗31A,31Bおよび状態信号伝送路25
A,25B同士を接続するため伝送路接続部32A,3
2Bが設けられている。本体側プラグ26Aのマイクロ
スイッチ27Aをオン、オフすると、電源プラグ29A
の発光ダイオード30Aと電源プラグ29Bの発光ダイ
オード30Bが同時に点灯する。
状態信号伝送路25A,25Bと電源線24A,24B
の間に接続される発光ダイオード(点灯手段)30A,
30Bと抵抗31A,31Bおよび状態信号伝送路25
A,25B同士を接続するため伝送路接続部32A,3
2Bが設けられている。本体側プラグ26Aのマイクロ
スイッチ27Aをオン、オフすると、電源プラグ29A
の発光ダイオード30Aと電源プラグ29Bの発光ダイ
オード30Bが同時に点灯する。
【0028】これにより、複数ある電源ケーブル21
A,21Bの中から一本のケーブルを識別することがで
きる。本実施例においても、手間と時間をかけることな
く、カスケード接続することができる。
A,21Bの中から一本のケーブルを識別することがで
きる。本実施例においても、手間と時間をかけることな
く、カスケード接続することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、状態信号受信用コネクタからの信号と記憶手段から
の信号を切り換える切換手段を設けたため、ケーブルを
カスケード接続するとき、ケーブルごとに接続情報を入
力する必要がなくなり、手間と時間がかからなくなる。
ば、状態信号受信用コネクタからの信号と記憶手段から
の信号を切り換える切換手段を設けたため、ケーブルを
カスケード接続するとき、ケーブルごとに接続情報を入
力する必要がなくなり、手間と時間がかからなくなる。
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示す図
【図3】選択回路の構成を示す図
【図4】選択回路の他の構成を示す図
【図5】RS232Cケーブルの接続形態を示す図
【図6】本発明の他の実施例を示す図
1:ケーブル本体 2A,2B:コネクタ 3A,3B:拡張コネクタ 4:信号線 5:状態信号伝送路 6A,6B:外部キーボード(入力手段) 7A,7B:エンコーダ(コード化信号発生手段) 8A,8B:記憶回路(記憶手段) 9A,9B:デコーダ(コード化信号復元手段) 10A,10B:液晶表示器(表示手段) 11A,11B:表示回路 12A,12B:受信コネクタ(状態信号受信用コネク
タ) 13A,13B:送信コネクタ(状態信号送信用コネク
タ) 14A,14B:受信回路 15A,15B:送信回路 16A,16B:太陽電池 17A,17B:選択回路(切換手段) 18,19:スイッチ 20A:アンド回路 20B:オフ回路 21A,21B:電源ケーブル 22:本体機器 23A,23B:ケーブル本体 24A,24B:電源線 25A,25B:状態信号伝送路 26A:本体側プラグ 26B:電源プラグ 27A,27B:マイクロスイッチ(スイッチ手段) 28B:伝送路接続部 29A,29B:電源プラグ 30A,30B:発光ダイオード(点灯手段) 31A,31B:抵抗 32A,32B:伝送路接続部
タ) 13A,13B:送信コネクタ(状態信号送信用コネク
タ) 14A,14B:受信回路 15A,15B:送信回路 16A,16B:太陽電池 17A,17B:選択回路(切換手段) 18,19:スイッチ 20A:アンド回路 20B:オフ回路 21A,21B:電源ケーブル 22:本体機器 23A,23B:ケーブル本体 24A,24B:電源線 25A,25B:状態信号伝送路 26A:本体側プラグ 26B:電源プラグ 27A,27B:マイクロスイッチ(スイッチ手段) 28B:伝送路接続部 29A,29B:電源プラグ 30A,30B:発光ダイオード(点灯手段) 31A,31B:抵抗 32A,32B:伝送路接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 7/36 H01R 13/64
Claims (4)
- 【請求項1】信号線(4)とは別の接続状態を伝えるた
めの状態信号伝送路(5)と、接続情報を入力する入力
手段(6A),(6B)と、入力をコード化した信号に
変換するコード化信号発生手段(7A),(7B)と、
コード化した信号を記憶する記憶手段(8A),(8
B)と、記憶している信号を元の信号に戻すコード化信
号復元手段(9A),(9B)と、復元された信号を表
示する表示手段(10A),(10B)と、状態信号を
受信するための状態信号受信用コネクタ(12A),
(12B)と、状態信号を送信するための状態信号送信
用コネクタ(13A),(13B)を備えた接続状態識
別ケーブルにおいて、 前記状態信号受信用コネクタ(12A),(12B)か
ら受信した信号と、前記記憶手段(8A),(8B)か
ら出力される信号を切り換える切換手段(17A),
(17B)を備え、前記切換手段(17A),(17
B)を、前記状態信号受信用コネクタ(12A),(1
2B)からの信号があるときは、カスケード接続されて
いると判断し、自動的に状態信号受信用コネクタ(12
A),(12B)からの信号を前記記憶手段(8A),
(8B)からの信号に対して優先させる回路により構成
したことを特徴とするケーブルの接続状態識別システ
ム。 - 【請求項2】前記入力手段(6A),(6B)として、
外部入力機器を用いたことを特徴とする前記請求項1の
ケーブルの接続状態識別システム。 - 【請求項3】電力を供給する態様電池(16A),(1
6B)を設けたことを特徴とする前記請求項1、2のケ
ーブルの接続状態識別システム。 - 【請求項4】電源線(24A),(24B)とは別の接
続状態を伝えるための状態信号伝送路(25A),(2
5B)と、該状態信号伝送路(25A),(25B)と
電源線(24A),(24B)の間に接続された各スイ
ッチ手段(27A),(27B)と、前記状態信号伝送
路(25A),(25B)と電源線(24A),(24
B)の間に接続された各点灯手段(30A),(30
B)と、前記状態伝送路(25A),(25B)同士を
接続するための伝送路接続部(28B),(32A),
(32B)を備えたことを特徴とするケーブルの接続状
態識別システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27587791A JP3241764B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ケーブルの接続状態識別システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27587791A JP3241764B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ケーブルの接続状態識別システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114312A JPH05114312A (ja) | 1993-05-07 |
JP3241764B2 true JP3241764B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=17561681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27587791A Expired - Fee Related JP3241764B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | ケーブルの接続状態識別システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241764B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP27587791A patent/JP3241764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05114312A (ja) | 1993-05-07 |
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