JP2003244031A - 通信装置及び通信システム並びに信号入力用機器 - Google Patents
通信装置及び通信システム並びに信号入力用機器Info
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- JP2003244031A JP2003244031A JP2002038228A JP2002038228A JP2003244031A JP 2003244031 A JP2003244031 A JP 2003244031A JP 2002038228 A JP2002038228 A JP 2002038228A JP 2002038228 A JP2002038228 A JP 2002038228A JP 2003244031 A JP2003244031 A JP 2003244031A
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で他の通信装置へ不必要な信号が
伝搬することを防ぐ通信装置及び通信システム並びに信
号入力用機器を得る。 【解決手段】スレーブ５はケーブル６を接続するための
外部端子５ｆと、外部からの信号を入力するための外部
端子５ｇと、外部端子５ｆと外部端子５ｇとの間に介在
し、外部端子５ｇからの信号を外部端子５ｆへ伝搬する
ことを防ぐためのダイオード５ｈと、外部端子５ｇとダ
イオード５ｈとの共通接続点５ｉとの間で信号のやりと
りを行うための信号処理回路５ａとを備える。
伝搬することを防ぐ通信装置及び通信システム並びに信
号入力用機器を得る。 【解決手段】スレーブ５はケーブル６を接続するための
外部端子５ｆと、外部からの信号を入力するための外部
端子５ｇと、外部端子５ｆと外部端子５ｇとの間に介在
し、外部端子５ｇからの信号を外部端子５ｆへ伝搬する
ことを防ぐためのダイオード５ｈと、外部端子５ｇとダ
イオード５ｈとの共通接続点５ｉとの間で信号のやりと
りを行うための信号処理回路５ａとを備える。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、電気通信において
構成が簡単な通信装置及び通信システム並びに信号入力
用機器に関する。
構成が簡単な通信装置及び通信システム並びに信号入力
用機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の通信システムを示す構成図
である。従来では、マスタ１と複数のスレーブ２とがケ
ーブル６を介して接続され、マスタ１及び複数のスレー
ブ２の間でデータ通信を行う。
である。従来では、マスタ１と複数のスレーブ２とがケ
ーブル６を介して接続され、マスタ１及び複数のスレー
ブ２の間でデータ通信を行う。
【０００３】ところで、マスタ１及びスレーブ２の間で
通信されるデータの送信先や送信元を示すために、スレ
ーブ２には固有のアドレスを示すデータ（以下、「アド
レスデータ」と称す）を予め設定しておく必要がある。
アドレスデータを設定するには、アドレス設定器（図示
せず）をアドレス設定専用の外部端子２ｇに接続してア
ドレスを示す信号を入力する。
通信されるデータの送信先や送信元を示すために、スレ
ーブ２には固有のアドレスを示すデータ（以下、「アド
レスデータ」と称す）を予め設定しておく必要がある。
アドレスデータを設定するには、アドレス設定器（図示
せず）をアドレス設定専用の外部端子２ｇに接続してア
ドレスを示す信号を入力する。
【０００４】また、構成を簡単にするため、信号処理回
路２ａは外部端子２ｇに入力されたアドレスを示す信号
を、ケーブル６から外部端子２ｆに与えられた信号と同
様に扱い、信号処理回路２ａ内に設定される。
路２ａは外部端子２ｇに入力されたアドレスを示す信号
を、ケーブル６から外部端子２ｆに与えられた信号と同
様に扱い、信号処理回路２ａ内に設定される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような構成では、外部端子２ｇからの信号は、外部端子
２ｆ、ケーブル６を介してマスタ１や他のスレーブ２に
も入力されてしまうという問題点がある。また、この問
題点を解決するために従来ではマスタ１や他のスレーブ
２をケーブル６から外したり、外部端子２ｇにアドレス
設定器が接続されたときに、当該スレーブ２の外部端子
２ｆを機械的に外部端子２ｇから切り離すための機構を
設けたりしていたが、これらの方法ではかえって構成が
複雑になるという問題点があった。
ような構成では、外部端子２ｇからの信号は、外部端子
２ｆ、ケーブル６を介してマスタ１や他のスレーブ２に
も入力されてしまうという問題点がある。また、この問
題点を解決するために従来ではマスタ１や他のスレーブ
２をケーブル６から外したり、外部端子２ｇにアドレス
設定器が接続されたときに、当該スレーブ２の外部端子
２ｆを機械的に外部端子２ｇから切り離すための機構を
設けたりしていたが、これらの方法ではかえって構成が
複雑になるという問題点があった。
【０００６】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、簡単な構成で他の通信装置へ不必要
な信号が伝搬することを防ぐ通信装置及び通信システム
並びに信号入力用機器を得ることを目的とする。
されたものであり、簡単な構成で他の通信装置へ不必要
な信号が伝搬することを防ぐ通信装置及び通信システム
並びに信号入力用機器を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の課題解
決手段において、配線を介して他の通信装置との間で信
号のやりとりを行う通信装置であって、前記配線を接続
するための第１の外部端子と、外部からの信号を入力す
るための第２の外部端子と、前記第１の外部端子と前記
第２の外部端子との間に介在し、前記第２の外部端子か
らの信号を前記第１の外部端子へ伝搬することを防ぐた
めの伝搬防止素子と、前記第２の外部端子及び前記伝搬
防止素子の共通接続点との間で信号のやりとりを行うた
めの信号処理回路とを備える。
決手段において、配線を介して他の通信装置との間で信
号のやりとりを行う通信装置であって、前記配線を接続
するための第１の外部端子と、外部からの信号を入力す
るための第２の外部端子と、前記第１の外部端子と前記
第２の外部端子との間に介在し、前記第２の外部端子か
らの信号を前記第１の外部端子へ伝搬することを防ぐた
めの伝搬防止素子と、前記第２の外部端子及び前記伝搬
防止素子の共通接続点との間で信号のやりとりを行うた
めの信号処理回路とを備える。
【０００８】請求項２に記載の課題解決手段において、
前記信号は電流であり、前記伝搬防止素子は前記第１の
外部端子から前記第２の外部端子への方向のみに電流を
流すダイオードである。
前記信号は電流であり、前記伝搬防止素子は前記第１の
外部端子から前記第２の外部端子への方向のみに電流を
流すダイオードである。
【０００９】請求項３に記載の課題解決手段において、
前記信号処理回路は、前記共通接続点における電流を検
出してデータに変換するデータ変換回路と、所望のデー
タに応じた電流を前記共通接続点から引き込む電流流入
回路と、前記データ変換回路と前記電流流入回路との動
作を選択的に切り替える切替回路とを備える。
前記信号処理回路は、前記共通接続点における電流を検
出してデータに変換するデータ変換回路と、所望のデー
タに応じた電流を前記共通接続点から引き込む電流流入
回路と、前記データ変換回路と前記電流流入回路との動
作を選択的に切り替える切替回路とを備える。
【００１０】請求項４に記載の課題解決手段において、
通信システムは請求項３に記載の通信装置と、前記配線
と、前記配線に接続された他の通信装置とを備え、前記
他の通信装置は、前記配線における電流を検出してデー
タに変換するデータ変換回路と、所望のデータに応じて
前記配線へ電流を流す電流流出回路と、前記データ変換
回路と前記電流流出回路との動作を切り替える切替回路
とを備える。
通信システムは請求項３に記載の通信装置と、前記配線
と、前記配線に接続された他の通信装置とを備え、前記
他の通信装置は、前記配線における電流を検出してデー
タに変換するデータ変換回路と、所望のデータに応じて
前記配線へ電流を流す電流流出回路と、前記データ変換
回路と前記電流流出回路との動作を切り替える切替回路
とを備える。
【００１１】請求項５に記載の課題解決手段において、
信号入力用機器は請求項４に記載の通信装置の前記第２
の外部端子に接続される信号入力用機器であって、前記
第２の外部端子に接続される外部端子と、前記外部端子
へ信号を出力するための信号出力回路と、前記信号出力
回路と前記外部端子との間に介在し、前記外部端子から
の信号を前記信号出力回路へ伝搬することを防ぐための
伝搬防止素子とを備える。
信号入力用機器は請求項４に記載の通信装置の前記第２
の外部端子に接続される信号入力用機器であって、前記
第２の外部端子に接続される外部端子と、前記外部端子
へ信号を出力するための信号出力回路と、前記信号出力
回路と前記外部端子との間に介在し、前記外部端子から
の信号を前記信号出力回路へ伝搬することを防ぐための
伝搬防止素子とを備える。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態におけ
る通信システムの構成図である。図１の通信システム
は、マスタ４（通信装置）と複数のスレーブ５（通信装
置）とがケーブル６（配線）に接続され、ケーブル６を
介して互いに信号のやりとりを行う。複数のスレーブ５
は図では、互いに同じ構成である。
る通信システムの構成図である。図１の通信システム
は、マスタ４（通信装置）と複数のスレーブ５（通信装
置）とがケーブル６（配線）に接続され、ケーブル６を
介して互いに信号のやりとりを行う。複数のスレーブ５
は図では、互いに同じ構成である。
【００１３】スレーブ５は、信号処理回路５ａ、電源抽
出回路５ｂ、外部端子５ｆ、外部端子５ｇ及びダイオー
ド５ｈ（伝搬防止素子）を含む。外部端子５ｆはケーブ
ル６を接続するためのものである。外部端子５ｇは外部
のアドレス設定器３（図２参照）を接続し、アドレス設
定器３からの信号を入力するためのものである。
出回路５ｂ、外部端子５ｆ、外部端子５ｇ及びダイオー
ド５ｈ（伝搬防止素子）を含む。外部端子５ｆはケーブ
ル６を接続するためのものである。外部端子５ｇは外部
のアドレス設定器３（図２参照）を接続し、アドレス設
定器３からの信号を入力するためのものである。
【００１４】ダイオード５ｈは外部端子５ｆと外部端子
５ｇとの間に介在し、アノードが外部端子５ｆ側に接続
され、カソードが外部端子５ｇ側に接続され、外部端子
５ｆ側から外部端子５ｇ側への方向のみに電流を流す。
５ｉはダイオード５ｈのカソードと外部端子５ｇとの共
通接続点である。
５ｇとの間に介在し、アノードが外部端子５ｆ側に接続
され、カソードが外部端子５ｇ側に接続され、外部端子
５ｆ側から外部端子５ｇ側への方向のみに電流を流す。
５ｉはダイオード５ｈのカソードと外部端子５ｇとの共
通接続点である。
【００１５】信号処理回路５ａは共通接続点５ｉとの間
で信号のやりとりを行うものである。例えば、信号処理
回路５ａは、共通接続点５ｉにおける信号を入力して所
定の演算を行ったり記憶したり、所定の信号を生成して
共通接続点５ｉに出力したりする。信号処理回路５ａ
は、電流流入回路５ｃ、データ変換回路５ｄ及び切替回
路５ｅを含む。切替回路５ｅは後述のように、データ変
換回路５ｄと電流流入回路５ｃとの動作を選択的に切り
替える。
で信号のやりとりを行うものである。例えば、信号処理
回路５ａは、共通接続点５ｉにおける信号を入力して所
定の演算を行ったり記憶したり、所定の信号を生成して
共通接続点５ｉに出力したりする。信号処理回路５ａ
は、電流流入回路５ｃ、データ変換回路５ｄ及び切替回
路５ｅを含む。切替回路５ｅは後述のように、データ変
換回路５ｄと電流流入回路５ｃとの動作を選択的に切り
替える。
【００１６】また、電源抽出回路５ｂは共通接続点５ｉ
に接続され、共通接続点５ｉから電力を抽出して信号処
理回路５ａに供給して信号処理回路５ａを駆動させる。
に接続され、共通接続点５ｉから電力を抽出して信号処
理回路５ａに供給して信号処理回路５ａを駆動させる。
【００１７】一方、マスタ４は信号処理回路４ａ、電源
回路４ｂ及び外部端子４ｆを含む。信号処理回路４ａ及
び電源回路４ｂは外部端子４ｆに接続されている。信号
処理回路４ａは外部端子４ｆとの間で信号のやりとりを
行うものである。例えば、信号処理回路４ａはケーブル
６における信号を外部端子４ｆを介して入力して所定の
演算を行ったり記憶したり、所定の信号を生成して外部
端子４ｆを介してケーブル６に出力したりする。信号処
理回路４ａは電流流出回路４ｃ、データ変換回路４ｄ及
び切替回路４ｅを含む。切替回路４ｅは後述のように、
データ変換回路４ｄと電流流出回路４ｃとの動作を選択
的に切り替える。
回路４ｂ及び外部端子４ｆを含む。信号処理回路４ａ及
び電源回路４ｂは外部端子４ｆに接続されている。信号
処理回路４ａは外部端子４ｆとの間で信号のやりとりを
行うものである。例えば、信号処理回路４ａはケーブル
６における信号を外部端子４ｆを介して入力して所定の
演算を行ったり記憶したり、所定の信号を生成して外部
端子４ｆを介してケーブル６に出力したりする。信号処
理回路４ａは電流流出回路４ｃ、データ変換回路４ｄ及
び切替回路４ｅを含む。切替回路４ｅは後述のように、
データ変換回路４ｄと電流流出回路４ｃとの動作を選択
的に切り替える。
【００１８】また、電源回路４ｂはスレーブ５を駆動さ
せるのに充分な電力を外部端子４ｆに供給し、また、信
号処理回路４ａを駆動させるのに必要な電力を信号処理
回路４ａに供給して、信号処理回路４ａを駆動させる。
せるのに充分な電力を外部端子４ｆに供給し、また、信
号処理回路４ａを駆動させるのに必要な電力を信号処理
回路４ａに供給して、信号処理回路４ａを駆動させる。
【００１９】次に動作について説明する。マスタ４の電
源回路４ｂは外部端子４ｆに電力を供給する。この電力
は、ケーブル６、スレーブ５の外部端子５ｆを介して共
通接続点５ｉへ伝わる。電源抽出回路５ｂは、信号処理
回路５ａを駆動させるのに必要な電力を共通接続点５ｉ
から抽出して信号処理回路５ａに供給する。これによっ
て、信号処理回路５ａは駆動できる。
源回路４ｂは外部端子４ｆに電力を供給する。この電力
は、ケーブル６、スレーブ５の外部端子５ｆを介して共
通接続点５ｉへ伝わる。電源抽出回路５ｂは、信号処理
回路５ａを駆動させるのに必要な電力を共通接続点５ｉ
から抽出して信号処理回路５ａに供給する。これによっ
て、信号処理回路５ａは駆動できる。
【００２０】次に、マスタ４からスレーブ５へデータを
伝送する場合、切替回路４ｅは電流流出回路４ｃ及びデ
ータ変換回路４ｄのうち、電流流出回路４ｃを選択して
動作させる。電流流出回路４ｃは伝送しようとする所望
のデータの”１”あるいは”０”に対応した大きさの電
流（信号）を外部端子４ｆを介してケーブル６に流す。
ケーブル６に流れた電流は、スレーブ５の外部端子５ｆ
に入力され、ダイオード５ｈを通り共通接続点５ｉを経
て、信号処理回路５ａに達する。信号処理回路５ａで
は、切替回路５ｅによって電流流入回路５ｃ及びデータ
変換回路５ｄのうち、データ変換回路５ｄが選択されて
動作されており、データ変換回路５ｄは信号処理回路５
ａに到達した前述の電流を検出し、この電流の大きさが
所定の閾値より大きければ”１”、小さければ”０”の
データに変換する。以上のようにして、マスタ４からス
レーブ５へデータを伝送することができる。
伝送する場合、切替回路４ｅは電流流出回路４ｃ及びデ
ータ変換回路４ｄのうち、電流流出回路４ｃを選択して
動作させる。電流流出回路４ｃは伝送しようとする所望
のデータの”１”あるいは”０”に対応した大きさの電
流（信号）を外部端子４ｆを介してケーブル６に流す。
ケーブル６に流れた電流は、スレーブ５の外部端子５ｆ
に入力され、ダイオード５ｈを通り共通接続点５ｉを経
て、信号処理回路５ａに達する。信号処理回路５ａで
は、切替回路５ｅによって電流流入回路５ｃ及びデータ
変換回路５ｄのうち、データ変換回路５ｄが選択されて
動作されており、データ変換回路５ｄは信号処理回路５
ａに到達した前述の電流を検出し、この電流の大きさが
所定の閾値より大きければ”１”、小さければ”０”の
データに変換する。以上のようにして、マスタ４からス
レーブ５へデータを伝送することができる。
【００２１】次に、スレーブ５からマスタ４へデータを
伝送する場合、切替回路５ｅはデータ変換回路５ｄ及び
電流流入回路５ｃのうち、電流流入回路５ｃを選択して
動作させる。電流流入回路５ｃは伝送しようとする所望
のデータの”１”あるいは”０”に対応した大きさの電
流（信号）を共通接続点５ｉから引き込む（例えば、共
通接続点５ｉをグランドのような低い電位に接続す
る）。これによって、ケーブル６にはマスタ４の電源回
路４ｂからケーブル６を介してスレーブ５の外部端子５
ｆに流れ込み、ダイオード５ｈを通る電流が生じる。マ
スタ４の信号処理回路４ａでは、切替回路４ｅによって
電流流出回路４ｃ及びデータ変換回路４ｄのうち、デー
タ変換回路４ｄが選択的に動作されており、データ変換
回路４ｄは外部端子４ｆを介してケーブル６に流れる前
述の電流を検出し、この電流の大きさが所定の閾値より
大きければ”１”、小さければ”０”のデータに変換す
る。以上のようにして、スレーブ５からマスタ４へデー
タを伝送することができる。
伝送する場合、切替回路５ｅはデータ変換回路５ｄ及び
電流流入回路５ｃのうち、電流流入回路５ｃを選択して
動作させる。電流流入回路５ｃは伝送しようとする所望
のデータの”１”あるいは”０”に対応した大きさの電
流（信号）を共通接続点５ｉから引き込む（例えば、共
通接続点５ｉをグランドのような低い電位に接続す
る）。これによって、ケーブル６にはマスタ４の電源回
路４ｂからケーブル６を介してスレーブ５の外部端子５
ｆに流れ込み、ダイオード５ｈを通る電流が生じる。マ
スタ４の信号処理回路４ａでは、切替回路４ｅによって
電流流出回路４ｃ及びデータ変換回路４ｄのうち、デー
タ変換回路４ｄが選択的に動作されており、データ変換
回路４ｄは外部端子４ｆを介してケーブル６に流れる前
述の電流を検出し、この電流の大きさが所定の閾値より
大きければ”１”、小さければ”０”のデータに変換す
る。以上のようにして、スレーブ５からマスタ４へデー
タを伝送することができる。
【００２２】また、アドレスデータをスレーブ５に設定
する場合、アドレス設定器３（信号入力用機器、図２参
照）の外部端子３ｆをスレーブ５の外部端子５ｇに接続
する。アドレス設定器３は、信号出力回路３ａ、電源回
路３ｂ、外部端子３ｆ及びダイオード３ｈを含む。外部
端子３ｆは外部端子５ｇに接続するためのものである。
ダイオード３ｈは外部端子３ｆと信号出力回路３ａ及び
電源回路３ｂとの間に介在し、アノードが信号出力回路
３ａ及び電源回路３ｂ側に接続され、カソードが外部端
子３ｆ側に接続され、信号出力回路３ａ及び電源回路３
ｂ側から外部端子３ｆ側への方向のみに電流を流す。信
号出力回路３ａはダイオード３ｈを介して外部端子３ｆ
へ所望のアドレスを示す信号を出力するためのものであ
る。
する場合、アドレス設定器３（信号入力用機器、図２参
照）の外部端子３ｆをスレーブ５の外部端子５ｇに接続
する。アドレス設定器３は、信号出力回路３ａ、電源回
路３ｂ、外部端子３ｆ及びダイオード３ｈを含む。外部
端子３ｆは外部端子５ｇに接続するためのものである。
ダイオード３ｈは外部端子３ｆと信号出力回路３ａ及び
電源回路３ｂとの間に介在し、アノードが信号出力回路
３ａ及び電源回路３ｂ側に接続され、カソードが外部端
子３ｆ側に接続され、信号出力回路３ａ及び電源回路３
ｂ側から外部端子３ｆ側への方向のみに電流を流す。信
号出力回路３ａはダイオード３ｈを介して外部端子３ｆ
へ所望のアドレスを示す信号を出力するためのものであ
る。
【００２３】電源回路３ｂはスレーブ５を駆動させるの
に充分な電力をダイオード３ｈを介して外部端子３ｆに
供給し、また、信号出力回路３ａを駆動させるのに必要
な電力を信号出力回路３ａに供給して、信号出力回路３
ａを駆動させる。この電力は、外部端子５ｇを介して共
通接続点５ｉへ伝わる。電源抽出回路５ｂは、信号処理
回路５ａを駆動させるのに必要な電力を共通接続点５ｉ
から抽出して信号処理回路５ａに供給する。これによっ
て、信号処理回路５ａは駆動できる。
に充分な電力をダイオード３ｈを介して外部端子３ｆに
供給し、また、信号出力回路３ａを駆動させるのに必要
な電力を信号出力回路３ａに供給して、信号出力回路３
ａを駆動させる。この電力は、外部端子５ｇを介して共
通接続点５ｉへ伝わる。電源抽出回路５ｂは、信号処理
回路５ａを駆動させるのに必要な電力を共通接続点５ｉ
から抽出して信号処理回路５ａに供給する。これによっ
て、信号処理回路５ａは駆動できる。
【００２４】信号処理回路５ａが駆動できる状態で、信
号出力回路３ａは設定しようとする所望のアドレスデー
タの”１”あるいは”０”に対応した大きさの電流（信
号）をダイオード３ｈを介して外部端子３ｆに流す。外
部端子３ｆから流れ出た電流は、スレーブ５の外部端子
５ｇに入力されて信号処理回路５ａに達する。信号処理
回路５ａでは、切替回路５ｅによって電流流入回路５ｃ
及びデータ変換回路５ｄのうち、データ変換回路５ｄが
選択されて動作されており、データ変換回路５ｄは信号
処理回路５ａに到達した前述の電流を検出し、この電流
の大きさが所定の閾値より大きければ”１”、小さけれ
ば”０”のデータに変換することでアドレスデータを復
元して信号処理回路５ａ内の記憶手段（図示せず）に保
持する。以上のようにして、アドレスデータをスレーブ
５に設定することができる。
号出力回路３ａは設定しようとする所望のアドレスデー
タの”１”あるいは”０”に対応した大きさの電流（信
号）をダイオード３ｈを介して外部端子３ｆに流す。外
部端子３ｆから流れ出た電流は、スレーブ５の外部端子
５ｇに入力されて信号処理回路５ａに達する。信号処理
回路５ａでは、切替回路５ｅによって電流流入回路５ｃ
及びデータ変換回路５ｄのうち、データ変換回路５ｄが
選択されて動作されており、データ変換回路５ｄは信号
処理回路５ａに到達した前述の電流を検出し、この電流
の大きさが所定の閾値より大きければ”１”、小さけれ
ば”０”のデータに変換することでアドレスデータを復
元して信号処理回路５ａ内の記憶手段（図示せず）に保
持する。以上のようにして、アドレスデータをスレーブ
５に設定することができる。
【００２５】また、外部端子５ｇに流れ込んだ前述の電
流（アドレスを示す信号）は、ダイオード５ｈによっ
て、ケーブル６には流れ出ないので、マスタ４や他のス
レーブ５に入力されることはない。これによって、従来
のようにマスタ４や他のスレーブ５をケーブル６から外
す必要がなく、あるいは外部端子５ｆを機械的に外部端
子５ｇから切り離すための機構を設ける必要がない。よ
って、簡単で安価な構成でマスタ４や他のスレーブ５へ
不必要な信号（アドレスを示す信号）が伝搬することを
防ぐことができる。
流（アドレスを示す信号）は、ダイオード５ｈによっ
て、ケーブル６には流れ出ないので、マスタ４や他のス
レーブ５に入力されることはない。これによって、従来
のようにマスタ４や他のスレーブ５をケーブル６から外
す必要がなく、あるいは外部端子５ｆを機械的に外部端
子５ｇから切り離すための機構を設ける必要がない。よ
って、簡単で安価な構成でマスタ４や他のスレーブ５へ
不必要な信号（アドレスを示す信号）が伝搬することを
防ぐことができる。
【００２６】また、マスタ４及び複数のスレーブ５の間
でやりとりされる信号を電流で表し、伝搬防止素子をダ
イオード５ｈで構成することによって、外部端子５ｇに
流れ込んだアドレスを示す信号がケーブル６に流れ出な
いことを実現できる。
でやりとりされる信号を電流で表し、伝搬防止素子をダ
イオード５ｈで構成することによって、外部端子５ｇに
流れ込んだアドレスを示す信号がケーブル６に流れ出な
いことを実現できる。
【００２７】また、電流流入回路５ｃを設けたことによ
って共通接続点５ｉにおいて電流を引き込むことで、外
部端子５ｇに流れ込んだアドレスを示す信号がケーブル
６に流れ出ない構成にしているにもかかわらず、スレー
ブ５はケーブル６に電流（信号）を流すことができ、他
の通信装置へデータを伝送することができる。よって、
マスタ４及び複数のスレーブ５の間で、双方向にデータ
の通信を行うことができる。
って共通接続点５ｉにおいて電流を引き込むことで、外
部端子５ｇに流れ込んだアドレスを示す信号がケーブル
６に流れ出ない構成にしているにもかかわらず、スレー
ブ５はケーブル６に電流（信号）を流すことができ、他
の通信装置へデータを伝送することができる。よって、
マスタ４及び複数のスレーブ５の間で、双方向にデータ
の通信を行うことができる。
【００２８】また、この電流の源はスレーブ５を駆動さ
せるマスタ４内の電源回路４ｂを利用して構成するの
で、スレーブ５の構成が簡単になる。
せるマスタ４内の電源回路４ｂを利用して構成するの
で、スレーブ５の構成が簡単になる。
【００２９】また、仮に電流流入回路５ｃ及びデータ変
換回路５ｄが同時に動作すると、電流流入回路５ｃによ
って生じた信号をデータ変換回路５ｄが検出し、誤動作
することがある。これを防ぐために、切替回路５ｅを設
けて、電流流入回路５ｃ及びデータ変換回路５ｄを選択
的に動作させる。同様に、仮に電流流出回路４ｃ及びデ
ータ変換回路４ｄが同時に動作すると、電流流出回路４
ｃによって生じた信号をデータ変換回路４ｄが検出し、
誤動作することがある。これを防ぐために、切替回路４
ｅを設けて、電流流出回路４ｃ及びデータ変換回路４ｄ
を選択的に動作させる。
換回路５ｄが同時に動作すると、電流流入回路５ｃによ
って生じた信号をデータ変換回路５ｄが検出し、誤動作
することがある。これを防ぐために、切替回路５ｅを設
けて、電流流入回路５ｃ及びデータ変換回路５ｄを選択
的に動作させる。同様に、仮に電流流出回路４ｃ及びデ
ータ変換回路４ｄが同時に動作すると、電流流出回路４
ｃによって生じた信号をデータ変換回路４ｄが検出し、
誤動作することがある。これを防ぐために、切替回路４
ｅを設けて、電流流出回路４ｃ及びデータ変換回路４ｄ
を選択的に動作させる。
【００３０】（変形例）なお、本発明は図示するものに
限らない。例えば、スレーブ５内の伝搬防止素子は、外
部端子５ｇからの信号を外部端子５ｆへ伝搬することを
防ぎ、外部端子５ｆからの信号を外部端子５ｇへ伝搬す
るものであればよく、ダイオード５ｈ以外でもよい。同
様に、アドレス設定器３内の伝搬防止素子は、外部端子
３ｆからの信号を信号出力回路３ａへ伝搬することを防
ぎ、信号出力回路３ａからの信号を外部端子３ｆへ伝搬
するものであればよく、ダイオード３ｈ以外でもよい。
また、ダイオードとは、図示のように２端子素子のダイ
オード５ｈ，３ｈの他に、ダイオード５ｈ，３ｈと等価
な機能を有するものであればよく、例えばダイオード接
続のトランジスタであってもよい。また信号入力用機器
はアドレス設定器３以外であってもよく、外部端子５ｇ
に与えられるデータは、アドレス以外であってもよい。
限らない。例えば、スレーブ５内の伝搬防止素子は、外
部端子５ｇからの信号を外部端子５ｆへ伝搬することを
防ぎ、外部端子５ｆからの信号を外部端子５ｇへ伝搬す
るものであればよく、ダイオード５ｈ以外でもよい。同
様に、アドレス設定器３内の伝搬防止素子は、外部端子
３ｆからの信号を信号出力回路３ａへ伝搬することを防
ぎ、信号出力回路３ａからの信号を外部端子３ｆへ伝搬
するものであればよく、ダイオード３ｈ以外でもよい。
また、ダイオードとは、図示のように２端子素子のダイ
オード５ｈ，３ｈの他に、ダイオード５ｈ，３ｈと等価
な機能を有するものであればよく、例えばダイオード接
続のトランジスタであってもよい。また信号入力用機器
はアドレス設定器３以外であってもよく、外部端子５ｇ
に与えられるデータは、アドレス以外であってもよい。
【００３１】また、アドレス設定器３のダイオード３ｈ
は省略してもよいが、設けることが望ましい。ダイオー
ド３ｈを設けることによって、マスタ４から共通接続点
５ｉまでの主要な構成要素（信号処理回路４ａ、電源回
路４ｂ、ダイオード５ｈ）と、アドレス設定器３から共
通接続点５ｉまでの主要な構成要素（信号出力回路３
ａ、電源回路３ｂ、ダイオード３ｈ）とが同様になる。
これによって、マスタ４をケーブル６を介してスレーブ
５の外部端子５ｆに接続して共通接続点５ｉに電圧が生
じている状態で、アドレス設定器３の外部端子３ｆをス
レーブ５の外部端子５ｇに接続しても、共通接続点５ｉ
の電圧が急激に変化しない。これによって信号処理回路
５ａに大きな電気的なストレスが生じにくく、スレーブ
５の破損が生じにくい。また、ダイオード３ｈを外部端
子５ｇと共通接続点５ｉとの間に設けず、アドレス設定
器３内に設けたことによって、スレーブ５の構成が簡単
になる。
は省略してもよいが、設けることが望ましい。ダイオー
ド３ｈを設けることによって、マスタ４から共通接続点
５ｉまでの主要な構成要素（信号処理回路４ａ、電源回
路４ｂ、ダイオード５ｈ）と、アドレス設定器３から共
通接続点５ｉまでの主要な構成要素（信号出力回路３
ａ、電源回路３ｂ、ダイオード３ｈ）とが同様になる。
これによって、マスタ４をケーブル６を介してスレーブ
５の外部端子５ｆに接続して共通接続点５ｉに電圧が生
じている状態で、アドレス設定器３の外部端子３ｆをス
レーブ５の外部端子５ｇに接続しても、共通接続点５ｉ
の電圧が急激に変化しない。これによって信号処理回路
５ａに大きな電気的なストレスが生じにくく、スレーブ
５の破損が生じにくい。また、ダイオード３ｈを外部端
子５ｇと共通接続点５ｉとの間に設けず、アドレス設定
器３内に設けたことによって、スレーブ５の構成が簡単
になる。
【００３２】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、第２の
外部端子からの信号は、信号処理回路によって処理され
るが、伝搬防止素子によって、外部には流れ出ないの
で、簡単な構成で他の通信装置へ不必要な信号が伝搬す
ることを防ぐことができる。
外部端子からの信号は、信号処理回路によって処理され
るが、伝搬防止素子によって、外部には流れ出ないの
で、簡単な構成で他の通信装置へ不必要な信号が伝搬す
ることを防ぐことができる。
【００３３】請求項２に記載の発明によれば、信号を電
流とし、伝搬防止素子をダイオードで構成することによ
って、信号が外部に流れ出ないことを実現できる。
流とし、伝搬防止素子をダイオードで構成することによ
って、信号が外部に流れ出ないことを実現できる。
【００３４】請求項３に記載の発明によれば、外部と双
方向のデータの通信を行うことができる。
方向のデータの通信を行うことができる。
【００３５】請求項４に記載の発明によれば、複数の通
信装置との間で互いに双方向のデータの通信を行うこと
ができる。
信装置との間で互いに双方向のデータの通信を行うこと
ができる。
【００３６】請求項５に記載の発明によれば、他の通信
装置から共通接続点までの構成と信号入力機器から共通
接続点までの構成とを同様の構成にすることで、例えば
第１の外部端子に他の通信装置が接続された状態で、第
２の外部端子に信号入力機器を接続しても、共通接続点
の電圧が急激に変化しないので、信号処理回路の破損が
生じにくい。
装置から共通接続点までの構成と信号入力機器から共通
接続点までの構成とを同様の構成にすることで、例えば
第１の外部端子に他の通信装置が接続された状態で、第
２の外部端子に信号入力機器を接続しても、共通接続点
の電圧が急激に変化しないので、信号処理回路の破損が
生じにくい。
【図１】 本発明の実施の形態の通信システムを示す概
念図である。
念図である。
【図２】 本発明の実施の形態の信号入力用機器を示す
概念図である。
概念図である。
【図３】 従来の通信システムを示す概念図である。
３ アドレス設定器、３ａ 信号出力回路、３ｂ 電源
回路、３ｆ 外部端子、４ マスタ、４ａ 信号処理回
路、４ｂ 電源回路、４ｃ 電流流出回路、４ｄ デー
タ変換回路、４ｅ 切替回路、４ｆ 外部端子、５ ス
レーブ、５ａ信号処理回路、５ｂ 電源抽出回路、５ｃ
電流流入回路、５ｄ データ変換回路、５ｅ 切替回
路、５ｆ 外部端子、５ｇ 外部端子、６ ケーブル。
回路、３ｆ 外部端子、４ マスタ、４ａ 信号処理回
路、４ｂ 電源回路、４ｃ 電流流出回路、４ｄ デー
タ変換回路、４ｅ 切替回路、４ｆ 外部端子、５ ス
レーブ、５ａ信号処理回路、５ｂ 電源抽出回路、５ｃ
電流流入回路、５ｄ データ変換回路、５ｅ 切替回
路、５ｆ 外部端子、５ｇ 外部端子、６ ケーブル。
Claims (5)
- 【請求項１】 配線を介して他の通信装置との間で信号
のやりとりを行う通信装置であって、 前記配線を接続するための第１の外部端子と、 外部からの信号を入力するための第２の外部端子と、 前記第１の外部端子と前記第２の外部端子との間に介在
し、前記第２の外部端子からの信号を前記第１の外部端
子へ伝搬することを防ぐための伝搬防止素子と、 前記第２の外部端子及び前記伝搬防止素子の共通接続点
との間で信号のやりとりを行うための信号処理回路と、
を備えた通信装置。 - 【請求項２】 前記信号は電流であり、 前記伝搬防止素子は前記第１の外部端子から前記第２の
外部端子への方向のみに電流を流すダイオードである請
求項１に記載の通信装置。 - 【請求項３】 前記信号処理回路は、 前記共通接続点における電流を検出してデータに変換す
るデータ変換回路と、 所望のデータに応じた電流を前記共通接続点から引き込
む電流流入回路と、 前記データ変換回路と前記電流流入回路との動作を選択
的に切り替える切替回路と、を含む請求項２に記載の通
信装置。 - 【請求項４】 請求項３に記載の通信装置と、 前記配線と、 前記配線に接続された他の通信装置と、を備え、 前記他の通信装置は、 前記配線における電流を検出してデータに変換するデー
タ変換回路と、 所望のデータに応じて前記配線へ電流を流す電流流出回
路と、 前記データ変換回路と前記電流流出回路との動作を切り
替える切替回路と、を備えた通信システム。 - 【請求項５】 請求項４に記載の通信装置の前記第２の
外部端子に接続される信号入力用機器であって、 前記第２の外部端子に接続される外部端子と、 前記外部端子へ信号を出力するための信号出力回路と、 前記信号出力回路と前記外部端子との間に介在し、前記
外部端子からの信号を前記信号出力回路へ伝搬すること
を防ぐための伝搬防止素子と、を備えた信号入力用機
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002038228A JP3971620B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 通信装置及び通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002038228A JP3971620B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 通信装置及び通信システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003244031A true JP2003244031A (ja) | 2003-08-29 |
| JP3971620B2 JP3971620B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=27779596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002038228A Expired - Fee Related JP3971620B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 通信装置及び通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3971620B2 (ja) |
-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002038228A patent/JP3971620B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3971620B2 (ja) | 2007-09-05 |
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