JP3241607B2 - アナログ/ディジタル変換装置 - Google Patents

アナログ/ディジタル変換装置

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JP3241607B2 JP26431796A JP26431796A JP3241607B2 JP 3241607 B2 JP3241607 B2 JP 3241607B2 JP 26431796 A JP26431796 A JP 26431796A JP 26431796 A JP26431796 A JP 26431796A JP 3241607 B2 JP3241607 B2 JP 3241607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアナログ信
号を少なくとも2群に分けて各群毎にアナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換装置
(以下、A/D変換装置と称す)に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のアナログ信号をマイクロコンピュ
ータにおいて入力してディジタルデータ処理するために
は、それらアナログ信号を先ず、A/D変換器によって
ディジタル信号に変換する必要がある。特に、複数のア
ナログ信号を単一のA/D変換器によってディジタル信
号に各々変換する場合には、複数のアナログ信号を所定
の順番で1つのアナログ信号単位でA/D変換器に供給
して複数のアナログ信号についてのディジタル信号を得
ることが行なわれ、それが繰り返される。
【0003】ところで、入力される複数のアナログ信号
にはそのレベル変化速度が高いパラメータのものと、レ
ベル変化速度が比較的低いパラメータのものとがある。
例えば、自動車用のエンジン制御処理においては、スロ
ットル弁開度、吸気管内の負圧、大気圧、エンジンの冷
却水温等の運転パラメータが検出されるが、スロットル
弁開度や吸気管内の負圧はレベル変化速度が高いパラメ
ータであり、大気圧やエンジンの冷却水温はレベル変化
速度が低いパラメータである。
【0004】かかるエンジン制御処理等のディジタルデ
ータ処理においては、レベル変化速度が高いパラメータ
の入力アナログ信号についてのディジタル信号を、レベ
ル変化速度が比較的低いパラメータの入力アナログ信号
のそれよりも高い頻度で読み取る必要がある。そこで、
複数のアナログ信号を2群に分け、一方の群のアナログ
信号は早い周期でディジタル信号に変換し、他方の群の
アナログ信号は遅い周期でディジタル信号に変換する方
式が例えば、特開昭63−143624号公報に示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな複数のアナログ信号を2群に分けて各群毎にアナロ
グ信号をディジタル信号に変換する場合、各群間での切
り替えるための処理が必要なだけでなく、1つのアナロ
グ信号がA/D変換器によってA/D変換される毎にそ
の結果のディジタル信号を、ディジタルデータ処理で必
要なときに直ちに取り出せるようにメモリに記憶させて
おくので、ディジタルデータ処理を司るCPU等の制御
回路がそのメモリへの書込動作をしなければならず、制
御負荷が大きくなるという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、複数のアナログ
信号を少なくとも2群に分けて各群毎にアナログ信号を
ディジタル信号に変換する方式を採用し、ディジタルデ
ータ処理の制御回路の制御負荷が比較的少なくて済むA
/D変換装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のA/D変換装置
は、複数のアナログ信号を少なくとも2群に分けて各群
毎にアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ
/ディジタル変換装置であって、少なくとも2群のうち
の一方の群のアナログ信号の中から順に1つのアナログ
信号を選択的に所定のタイミングで一方の群のアナログ
信号全てに亘って出力することを所定回数行う第1選択
出力動作と、その第1選択出力動作を終了した時点で切
替指令を発生した後、少なくとも2群のうちの他方の群
のアナログ信号の中から順に1つのアナログ信号を選択
的に所定のタイミングで他方の群のアナログ信号全てに
亘って出力する第2選択出力動作と、を繰り返し行う
択手段と、少なくとも一方の群のアナログ信号の数だけ
のディジタル信号保持可能なレジスタ回路を備え選択
手段から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変
換しその変換結果をレジスタ回路に順次保持するA/D
変換器と、切替指令が発生されたときにレジスタ回路に
保持された一方の群のアナログ信号についての各ディジ
タル信号を第1記憶領域に記憶させ、選択手段が第2選
択出力動作から第1選択出力動作に戻る直前にレジスタ
回路に保持された他方の群のアナログ信号についての各
ディジタル信号を第2記憶領域に記憶させる制御回路
と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明によるA/D変
換装置を備えた内燃エンジンの制御装置を示している。
この装置においては、2つの入力回路1,2が備えられ
ている。入力回路1,2は共に8チャンネルのアナログ
入力(ANI0〜ANI7及びANI8〜ANI15)
を有し、1つチャンネルの入力信号を選択的に出力する
選択手段を形成している。その入力には内燃エンジンの
運転パラメータを検出する各種センサが接続される。ア
ナログ入力ANI0〜ANI7を有する入力回路1には
例えば、スロットルの開度を検出するスロットル開度セ
ンサ、吸気管内の負圧を検出する負圧センサ、排気管内
の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ等の単位時間当た
りのレベル変化が著しい運転パラメータを検出するセン
サが接続される。一方、アナログ入力ANI8〜ANI
15を有する入力回路2には大気圧を検出する大気圧セ
ンサ、バッテリ電圧を検出するバッテリセンサ、エンジ
ンの冷却水温を検出する水温センサ、外気温を検出する
外気温センサ等の単位時間当たりのレベル変化が小さい
運転パラメータを検出するセンサが接続される。入力回
路1,2に接続されるこれらのセンサは検出信号として
アナログ信号を出力する。
【0009】入力回路1,2の出力には切替スイッチ3
が接続されている。切替スイッチ3は入力回路1,2の
各出力信号のいずれか一方を選択的にA/D変換器4に
供給する。A/D変換器4は切替スイッチ3から供給さ
れたアナログ信号をディジタル信号に変換する。A/D
変換器4の出力にはレジスタ回路5が接続されている。
レジスタ回路5は通常、A/D変換器4と一体に構成さ
れており、8つのディジタルデータを保持する保持領域
ADCR0〜ADCR7を有している。レジスタ回路5
の保持出力はデータバス6に接続されている。
【0010】入力回路1,2各々のチャンネル選択、切
替スイッチ3の切替、レジスタ回路5の保持領域の設定
は切替コントローラ7によって制御される。切替コント
ローラ7は制御プログラムを内部に有するシーケンサで
あり、その制御プログラムに応じて制御動作を行なう。
また、切替コントローラ7はデータバス6に接続されて
いる。
【0011】データバス6にはレジスタ回路5及び切替
コントローラ7の他にCPU(中央処理装置)8、RA
M(ランダムアクセスメモリ)9、ROM(リードオン
リメモリ)10、入出力インターフェース11及び出力
回路12が接続されている。CPU8は制御装置全体を
制御するものである。RAM9には各々が8つのディジ
タルデータを記憶できる2群のデータ記憶領域が形成さ
れる。すなわち、一方のデータ記憶領域は入力回路1の
アナログ入力ANI0〜ANI7に入力されたセンサ信
号に対応したデータを記憶する第1データ記憶領域であ
り、他方のデータ記憶領域は入力回路2のアナログ入力
ANI8〜ANI15に入力されたセンサ信号に対応し
たデータを記憶する第2データ記憶領域である。ROM
10にはCPU8の動作プログラムやデータが予め書き
込まれている。
【0012】入出力インターフェース11はイグニッシ
ョンスイッチやアイドルスイッチ等の内燃エンジンの動
作を検出するオンオフスイッチ(図示せず)のオンオフ
を示す出力信号を受け入れてデータバス6を介してCP
U8に供給する。また、入出力インターフェース11は
CPU8からデータバス6を介して供給される内燃エン
ジンの吸気バルブ等の各バルブ(図示せず)の開閉を指
令する制御信号やフューエルポンプ等の装置(図示せ
ず)の動作の制御信号を出力する。出力回路12は例え
ば、エンジンに燃料を噴射供給するためのインジェクタ
(図示せず)を駆動する燃料噴射パルス、点火装置(図
示せず)の点火時期を定める点火時期制御信号やEGR
制御装置(図示せず)のEGR弁の開閉を制御するEG
R制御信号をCPU8からデータバス6を介して受け取
って出力する。
【0013】また、データバス6にはエンジン回転数を
検出するための回転数検出器13が接続されており、回
転数検出器13は図示しないクランク角センサから供給
されるエンジンのクランクシャフトの回転に同期したパ
ルスをカウンタによって計数することによりエンジン回
転数を示すディジタルデータを発生する。かかる構成に
おいて、CPU8は、通常、入力回路1に供給される各
運転パラメータのアナログ検出値をA/D変換器4でデ
ィジタル値にA/D変換させる。すなわち、CPU8は
切替コントローラ7に対して入力回路1からの各運転パ
ラメータの検出値のA/D変換を指令する。切替コント
ローラ7はこの指令に対して内部プログラムに従って、
先ず、切替スイッチ3を入力回路1の出力中継状態にす
る。この入力回路1の出力中継状態において、切替コン
トローラ7は入力回路1にアナログ入力ANI0の選択
出力を指令し、またレジスタ回路5に保持領域ADCR
0を選択させる。これにより、アナログ入力ANI0に
入力された運転パラメータ検出信号、例えば、スロット
ル開度センサの出力信号が入力回路1、そして切替スイ
ッチ3を介してA/D変換器4に供給され、A/D変換
器4によってディジタル化された値はレジスタ回路5の
保持領域ADCR0に保持される。次に、切替コントロ
ーラ7は入力回路1にアナログ入力ANI1の選択出力
を指令し、またレジスタ回路5に保持領域ADCR1を
選択させ、アナログ入力ANI1に入力された運転パラ
メータ検出信号をA/D変換器4によってディジタル値
にしてレジスタ回路5の保持領域ADCR1に保持させ
る。このように、切替コントローラ7はアナログ入力を
ANI0,ANI1,………,ANI7の順に選択し、
またそれに同期してレジスタ回路5の保持領域をADC
R0,ADCR1,………,ADCR7の順に選択す
る。これにより、レジスタ回路5の保持領域ADCR0
〜ADCR7各々には対応するアナログ入力ANI0〜
ANI7の入力運転パラメータ検出信号のディジタル値
が保持される。切替コントローラ7はアナログ入力AN
I7の入力運転パラメータ検出信号のディジタル値がA
DCR7に保持されると、入力回路1からの各運転パラ
メータの検出値のA/D変換動作が少なくとも一巡した
ことをCPU8に対して伝達する。その後、再び、入力
回路1にアナログ入力ANI0の選択出力を指令し、上
記の動作を繰り返す。よって、レジスタ回路5の保持領
域ADCR0〜ADCR7各々には最新の運転パラメー
タ検出信号のディジタル値が保持されることになるの
で、CPU8はレジスタ回路5の保持領域ADCR0〜
ADCR7の保持値を読み取れば、最新の運転パラメー
タ検出値を得ることができる。
【0014】なお、切替コントローラ7は入力回路1の
選択切替タイミングは所定周期で行っても良いし、レジ
スタ回路5に新たにA/D変換されたディジタル値が保
持されたことを検出して選択切替を行っても良い。この
ことは以下に述べる入力回路2についても同様である。
CPU8は、かかる入力回路1から得られる8チャンネ
ル分の運転パラメータの検出値をA/D変換するとは別
に、入力回路2から得られる8チャンネル分の運転パラ
メータの検出値をA/D変換するためのA/D入力回路
切替動作を行なう。A/D入力回路切替動作は、入力回
路1の8チャンネル分の運転パラメータの検出値をA/
D変換する周期より十分に大なる周期で切替指令が発生
し、それに応じてCPU8にて起動される。切替指令は
例えば、A/D変換動作が入力回路1に供給される各運
転パラメータについて一巡することの繰り返しが所定回
数だけ行われたときに発生するようにすることができ
る。
【0015】A/D入力回路切替動作において、CPU
8は図2に示すように、先ず、レジスタ回路5の保持領
域ADCR0〜ADCR7の各保持値を読み取ってRA
M9の第1データ記憶領域に記憶させる(ステップS
1)。RAM9の第1データ記憶領域には保持領域AD
CR0〜ADCR7に対応する8チャンネル分のDM0
〜DM7が備えられているので、保持領域ADCR0〜
ADCR7の各保持値は、順にRAM9に転送されて第
1データ記憶領域DM0〜DM7に書き込まれる。ステ
ップS1の実行後、切替フラグFを1にセットし(ステ
ップS2)、切替コントローラ7に対して入力回路2か
らの各運転パラメータの検出値のA/D変換を指令する
(ステップS3)。
【0016】切替コントローラ7はこの指令に対して内
部プログラムに従って、先ず、切替スイッチ3を入力回
路2の出力中継状態にする。この入力回路2の出力中継
状態において、切替コントローラ7は入力回路2にアナ
ログ入力ANI8の選択出力を指令し、またレジスタ回
路5に保持領域ADCR0を選択させる。これにより、
アナログ入力ANI8に入力された運転パラメータ検出
信号、例えば、大気圧センサの出力信号が入力回路2、
そして切替スイッチ3を介してA/D変換器4に供給さ
れ、A/D変換器4によってディジタル化された値はレ
ジスタ回路5の保持領域ADCR0に保持される。次
に、切替コントローラ7は入力回路2にアナログ入力A
NI9の選択出力を指令し、またレジスタ回路5に保持
領域ADCR1を選択させ、アナログ入力ANI9に入
力された運転パラメータ検出信号をA/D変換器4によ
ってディジタル値にしてレジスタ回路5の保持領域AD
CR1に保持させる。このように、切替コントローラ7
はアナログ入力をANI8,ANI9,………,ANI
15の順に選択し、またそれに同期してレジスタ回路5
の保持領域をADCR0,ADCR1,………,ADC
R7の順に選択する。これにより、レジスタ回路5の保
持領域ADCR0〜ADCR7各々には対応するアナロ
グ入力ANI8〜ANI15の入力運転パラメータ検出
信号のディジタル値が保持される。切替コントローラ7
は、アナログ入力ANI15の入力運転パラメータ検出
信号のディジタル値がADCR7に保持されると、切替
制御を停止してCPU8に対してA/D変換動作の終了
を伝達する。これはA/D変換動作の終了を示すフラグ
を立てても良い。
【0017】CPU8は、ステップS3の実行後、入力
回路2からの各運転パラメータの検出値のA/D変換動
作が終了したか否かを判別する(ステップS4)。レジ
スタ回路5にアナログ入力ANI8〜ANI15の入力
運転パラメータ検出信号のディジタル値が保持されたた
め、切替コントローラ7から上記したようにA/D変換
動作の終了が伝達されると、CPU8はレジスタ回路5
の保持領域ADCR0〜ADCR7の各保持値を読み取
ってRAM9の第2データ記憶領域に記憶させる(ステ
ップS5)。RAM9の第2データ記憶領域には保持領
域ADCR0〜ADCR7に対応する8チャンネル分の
DM8〜DM15が備えられているので、保持領域AD
CR0〜ADCR7の各保持値は、順にRAM9に転送
されて第2データ記憶領域DM8〜DM15に書き込ま
れる。
【0018】ステップS5の実行後、CPU8は、切替
コントローラ7に対して入力回路1からの各運転パラメ
ータの検出値のA/D変換を指令する(ステップS
6)。切替コントローラ7はこの指令に対して内部プロ
グラムに従って、上記した入力回路1からの各運転パラ
メータの検出値のA/D変換動作を再開する。CPU8
は、ステップS6の実行後、入力回路1からの各運転パ
ラメータの検出値のA/D変換動作が一巡したか否かを
判別する(ステップS7)。そのA/D変換動作におい
て、切替コントローラ7はアナログ入力ANI7の入力
運転パラメータ検出信号のディジタル値がADCR7に
保持されると、入力回路1からの各運転パラメータの検
出値のA/D変換動作が少なくとも一巡したことをCP
U8に対して伝達するので、CPU8は、入力回路1か
らの各運転パラメータの検出値のA/D変換動作が一巡
したと判別するので、切替フラグFを0にリセットする
(ステップS8)。
【0019】CPU8は、このように入力回路1,2を
切り替えてA/D変換動作をさせるので、例えば、上記
したインジェクタによる燃料噴射のために燃料噴射パル
スのパルス幅、すなわち燃料噴射時間を算出する際に、
入力回路1に供給される各運転パラメータの検出値を読
み取るために次の如く一定周期割り込み処理動作を行な
う。
【0020】一定周期割り込みが発生すると、第3図に
示すように、CPU8は切替フラグFが1であるか否か
を判別する(ステップS11)。F=0ならば、入力回
路1からの各運転パラメータの検出値のA/D変換動作
が行われている最中であり、レジスタ回路5の保持領域
ADCR0〜ADCR7に保持されたディジタル値は最
新の運転パラメータ検出値であるので、CPU8は保持
領域ADCR0〜ADCR7の各保持値を読み取る(ス
テップS12)。一方、F=1ならば、入力回路2から
の各運転パラメータの検出値のA/D変換動作が行われ
ている最中であるので、CPU8はRAM9の第1デー
タ記憶領域DM0〜DM7に書き込まれた検出値を読み
取る(ステップS13)。
【0021】また、CPU8は入力回路2に供給される
各運転パラメータの検出値のディジタル値を必要とする
ときには、RAM9の第2データ記憶領域DM8〜DM
15に書き込まれた検出値を読み取る。図4に示された
ように一定周期割り込みが時点t1,t2又はtiで発生
した場合には、切替コントローラ7によって選択される
入力回路は入力回路1であり、入力回路1からの各運転
パラメータの検出値のA/D変換動作が行われているの
で、CPU8は保持領域ADCR0〜ADCR7の各保
持値を読み取る。一方、一定周期割り込みが時点ti+1
で発生した場合には、選択入力回路は入力回路2であ
り、入力回路2からの各運転パラメータの検出値のA/
D変換動作が行われているので、CPU8はRAM9の
第1データ記憶領域DM0〜DM7に書き込まれた検出
値を読み取るのである。
【0022】なお、上記した実施例においては、ステッ
プS4における入力回路2からの各運転パラメータの検
出値のA/D変換動作が終了したか否かの判別は、入力
回路2からの各運転パラメータの検出値のA/D変換動
作に必要な時間を計測することにより行っても良い。ま
た、同様に、ステップS7における入力回路1からの各
運転パラメータの検出値のA/D変換動作が一巡したか
否かの判別も、入力回路1からの各運転パラメータの検
出値のA/D変換動作に必要な時間を計測することによ
り行っても良い。
【0023】また、上記したA/D入力回路切替動作
は、入力回路2から得ることができる複数の運転パラメ
ータのいずれかの検出値がCPU8がデータ処理におい
て必要なときだけ行っても良い。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、第1記
領域への一方の群のアナログ信号のA/D変換結果の書
き込みは、他方の群のアナログ信号をA/D変換するた
めのA/D入力回路切替の際に行なうだけであり、ま
た、その他方の群のアナログ信号は一方の群のアナログ
信号に比べてレベル変化速度が低いパラメータの検出信
号であれば、A/D入力回路切替動作は少ないので、デ
ィジタルデータ処理の制御回路の制御負荷が比較的少な
くて済む。よって、ディジタルデータ処理の制御回路は
A/D変換装置に関係する制御負荷が減る分だけ他の処
理動作のために制御負荷を費やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるA/D変換装置を適用した内燃エ
ンジンの制御装置を示すブロック図である。
【図2】図1の制御装置中のCPUのA/D入力回路切
替動作を示すフローチャートである。
【図3】一定周期割り込み時のデータ読取動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】一定周期割り込み時の選択入力回路を示すタイ
ムチャートである。
【主要部分の符号の説明】
1,2 入力回路 3 切替スイッチ 4 A/D変換器 5 レジスタ回路 6 データバス 7 切替コントローラ 8 CPU 9 RAM 10 ROM 13 回転数検出器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアナログ信号を少なくとも2群に
    分けて各群毎にアナログ信号をディジタル信号に変換す
    るアナログ/ディジタル変換装置であって、前記少なくとも2群のうちの一方の群のアナログ信号の
    中から順に1つのアナログ信号を選択的に所定のタイミ
    ングで前記一方の群のアナログ信号全てに亘って出力す
    ることを所定回数行う第1選択出力動作と、前記第1選
    択出力動作を終了した時点で切替指令を発生した後、前
    記少なくとも2群のうちの他方の群のアナログ信号の中
    から順に1つのアナログ信号を選択的に所定のタイミン
    グで前記他方の群のアナログ信号全てに亘って出力する
    第2選択出力動作と、を繰り返し行う 選択手段と、 少なくとも前記一方の群のアナログ信号の数だけのディ
    ジタル信号保持可能なレジスタ回路を備え前記選択手
    段から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換
    しその変換結果を前記レジスタ回路に順次保持するA/
    D変換器と、 前記切替指令が発生されたときに前記レジスタ回路に保
    持された前記一方の群のアナログ信号についての各ディ
    ジタル信号を第1記憶領域に記憶させ、前記選択手段が
    前記第2選択出力動作から前記第1選択出力動作に戻る
    直前に前記レジスタ回路に保持された前記他方の群のア
    ナログ信号についての各ディジタル信号を第2記憶領域
    に記憶させる制御回路と、を備えたことを特徴とするア
    ナログ/ディジタル変換装置。
  2. 【請求項2】 前記一方の群のアナログ信号についての
    ディジタル信号は、前記第1記憶領域に前記一方の群の
    アナログ信号についての各ディジタル信号が記憶された
    直後から前記選択手段が前記第1選択出力動作に戻って
    前記一方の群の全てのアナログ信号についてのディジタ
    ル信号への変換結果が前記レジスタ回路に保持されるま
    では前記第1記憶領域から読み取り可能にされ、それ以
    外のときには前記レジスタ回路から読み取り可能にさ
    れ、前記他方の群のアナログ信号についてのディジタル
    信号は、第2記憶領域から読み取り可能にされているこ
    とを特徴とする請求項1記載のアナログ/ディジタル変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記第1記憶領域に
    記一方の群のアナログ信号についての各ディジタル信号
    が記憶されたとき切替フラグをセットし、前記選択手段
    前記第1選択出力動作に戻って前記一方の群の全ての
    アナログ信号についてのディジタル信号への変換結果が
    前記レジスタ回路に保持されたとき前記切替フラグをリ
    セットする手段と、 前記切替フラグの内容を判別する判別手段と、 前記判別手段によって前記切替フラグがセット状態と判
    別されたとき前記第1記憶領域から前記一方の群のアナ
    ログ信号についてのディジタル信号を読み取り、前記判
    別手段によって前記切替フラグがリセット状態と判別さ
    れたとき前記レジスタ回路から前記一方の群のアナログ
    信号についてのディジタル信号を読み取る手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載のアナログ/ディジタル
    変換装置。
  4. 【請求項4】 前記一方の群のアナログ信号はレベル変
    化速度が高いパラメータの検出信号であり、前記他方の
    群のアナログ信号はレベル変化速度が低いパラメータの
    検出信号であることを特徴とする請求項1記載のアナロ
    グ/ディジタル変換装置。
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