JP3241555U - 吸収性物品の包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品の包装体の開封時に、本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる吸収性物品の包装体を提供する。【解決手段】吸収性物品の包装体100は、吸収コア31と重なる領域に少なくとも配置され、着用物品に接合するための本体接合部60を有する吸収性物品1と、吸収性物品の非肌面側に配置され、本体接合部を覆う被覆シート40と、を有する。吸収性物品及び被覆シートは、幅方向Wに沿う複数の幅折り目を基点に少なくとも折り畳まれることによって、吸収性物品が被覆シートによって個別に包装された個包装状態となる。被覆シートは、前後方向Lで、個包装状態において包装体の外側に位置する開封縁43を有する。サイド領域RSにおける本体接合部の開封縁側の外端縁60SFの少なくとも一部は、最も開封縁側に位置する外側幅折り目よりも前後方向の内側に位置する。【選択図】図2

Description

本考案は、被覆シートによって吸収性物品が個別に包装される吸収性物品の包装体に関する。
特許文献1には、吸収性物品を包装シートによって個別に包装した吸収性物品の包装体が開示されている。特許文献1の吸収性物品は、吸収コアと重なる領域に配置され、着用物品に接合するための本体接合部を有する。本体接合部は、前後方向に延び、かつ幅方向に間隔を空けて複数設けられている。吸収性物品の包装体は、本体粘着部を覆う本体剥離シートと、本体剥離シートの非肌面側に位置し、吸収性物品を包装する包装シートと、を有する。本体接合部は、本体剥離シートによって覆われ、使用前の劣化を抑制されている。
特開2011-45608号公報
特許文献1の吸収性物品の包装体は、使用前に、少なくとも幅方向に沿う幅折り目を基点に折り畳まれ、包装シートによって吸収性物品が個別に包装されている。そして、吸収性物品の包装体の開封時は、着用者は、一方の手で包装シートの幅方向の中央近傍を把持しつつ他方の手で吸収性物品を把持し、互いを離間する方向に引っ張る。包装シートと本懐剥離シートは、接合されているため、包装シートを吸収性物品から剥がす方向に引っ張ることにより、本体剥離シートが本体接合部から剥がれ、本体接合部が露出される。包装シートを引っ張る力は、包装シートの開封口側の外端縁における幅方向の中央に掛かる。そして、当該引っ張る力が各本体接合部の開封口側の外端縁に掛かり、各本体接合部の開封口側の外端縁側から前後方向に沿って徐々に本体接合部が露出する。
本体接合部のうち吸収性物品の幅方向の中心から離れて配置された本体接合部には、着用者が包装シートにおいて力がかかる点と、当該本体接合部において当該力がかかる点と、が前後方向に距離があり、かつ幅方向にずれているため、幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用する。その結果、吸収性物品の包装体の開封時に、吸収性物品の幅方向の外側部の非肌面同士が近づくように変形し、本体接合部が吸収性物品の非肌面に意図せずにくっついてしまい、本体接合部が使用時に適切に着用物品に接合できないことがあった。特に、本体接合部のうち幅方向の外側に位置する本体接合部は、最も吸収性物品の幅方向の中心から離れているため、吸収性物品の包装体の開封時に吸収性物品の非肌面側に向けて変形し易く、吸収性物品の非肌面に意図せずにくっつく不具合が発生し易かった。
そこで、吸収性物品の包装体の開封時に、本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる吸収性物品の包装体を提供する。
一態様に係る吸収性物品の包装体は、前後方向、前記前後方向に直交する幅方向、吸収コア、及び前記吸収コアと重なる領域に少なくとも配置され、着用物品に接合するための本体接合部を有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌面側に配置され、前記本体接合部を覆う被覆シートと、を有する。前記吸収性物品及び被覆シートは、前記幅方向に沿う複数の幅折り目を基点に少なくとも折り畳まれることによって、前記吸収性物品が前記被覆シートによって個別に包装された個包装状態となる。前記被覆シートは、前記被覆シートの前記前後方向の外端縁のうち、前記個包装状態において前記包装体の外側に位置する開封縁を有する。前記本体接合部は、中央領域と、前記中央領域よりも前記幅方向の外側に位置するサイド領域と、にそれぞれ設けられている。前記サイド領域における前記本体接合部の開封縁側の外端縁の少なくとも一部は、複数の前記幅折り目のうち最も開封縁側に位置する外側幅折り目よりも前記前後方向の内側に位置する。
図1は、肌対向面側から見た実施形態に係る吸収性物品の包装体の展開状態の平面図である。 図2は、非肌対向面側から見た実施形態に係る吸収性物品の包装体の展開状態の平面図である。 図3は、図1に示すA-A線に沿った断面図である。 図4は、図2に示すB部分の拡大図である。 図5は、個包装状態の吸収性物品を示した図である。 図6は、包装体の展開工程を説明するための図である。 図7は、包装体の展開工程を説明するための図である。 図8は、包装体の展開工程を説明するための図である。 図9は、包装体の展開工程を説明するための図である。 図10は、非肌対向面側から見た変形例に係る吸収性物品の包装体の展開状態の平面図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品の包装体は、前後方向、前記前後方向に直交する幅方向、吸収コア、及び前記吸収コアと重なる領域に少なくとも配置され、着用物品に接合するための本体接合部を有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌面側に配置され、前記本体接合部を覆う被覆シートと、を有する。前記吸収性物品及び被覆シートは、前記幅方向に沿う複数の幅折り目を基点に少なくとも折り畳まれることによって、前記吸収性物品が前記被覆シートによって個別に包装された個包装状態となる。前記被覆シートは、前記被覆シートの前記前後方向の外端縁のうち、前記個包装状態において前記包装体の外側に位置する開封縁を有する。前記本体接合部は、中央領域と、前記中央領域よりも前記幅方向の外側に位置するサイド領域と、にそれぞれ設けられている。前記サイド領域における前記本体接合部の開封縁側の外端縁の少なくとも一部は、複数の前記幅折り目のうち最も開封縁側に位置する外側幅折り目よりも前記前後方向の内側に位置する。外側幅折り目は、幅方向に延びており、吸収性物品が幅方向に延びる平面状態を維持させるように作用する。そのため、開封時に被覆シートを引っ張ることによって幅方向の内側に向かって引っ張られる力は、外側幅折り目で分断し、外側幅折り目よりも前後方向の内側の領域は、幅方向の内側に変形し過ぎず、平面状態を維持し易くなる。サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁の少なくとも一部は、外側幅折り目よりも前後方向の内側に位置するため、幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用し難く、意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁の少なくとも一部は、前記中央領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記前後方向の内側に配置されてよい。本態様によれば、中央領域における本体接合部の開封縁側の外端縁は、サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも開封縁側に位置するため、サイド領域よりも先に中央接合領域に被覆シートを剥がす力がかかる。開封時にサイド領域にかかる力を抑え、サイド領域の本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合をより抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記被覆シートは、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートであって、前記包装シートは、前記個包装状態において前記本体接合部に当接してよい。本態様によれば、個包装状態で包装シートの外側から着用者が触れた際に、本体接合部の厚みを体感することができるため、個包装状態から開封する際に本体接合部の位置を把握して開封できる。着用者は、本体接合部の位置を意識しつつ慎重に包装体を開封でき、使用前に本体接合部が吸収性物品の非肌面側にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記被覆シートは、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、前記包装シートよりも肌面側に位置し、前記個包装状態において前記本体接合部に当接する剥離シートであって、前記包装シートと前記剥離シートは、シート接合部を介して接合されており、前記シート接合部は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側かつ前記サイド領域における本体接合部の外側縁よりも前記幅方向の内側に配置されてよい。本態様によれば、シート接合部がサイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも開封縁側に配置されているため、包装シートを前後方向の内側に引っ張ることにより、剥離シートも前後方向の内側に引っ張られる。また、シート接合部がサイド領域における本体接合部の外側縁よりも幅方向の内側に配置されているため、サイド領域には、シート接合部を介して幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用する。サイド領域における本体接合部の外側縁に幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用した場合であっても、外側幅折り目によって平面状態を維持して、サイド領域の本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記被覆シートは、前記個包装状態から前記外側幅折り目のみを基点に展開した第1展開状態において、互いに重なる前記被覆シートの前記幅方向の外側部同士を接合するサイドシール部を有し、前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側に位置してよい。本態様によれば、サイド領域の本体接合部よりも開封縁側にサイドシール部が配置されているため、被覆シートを引っ張る力は、サイド領域の本体接合部よりも先にサイドシール部に掛かり易い。サイド領域の本体接合部が幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力は、被覆シートを引っ張る力が直接サイド領域の本体接合部にかかる形態と比較して作用し難く、サイド領域の捲れや当該捲れに起因してサイド領域の本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記外側幅折り目よりも前記前後方向の内側に配置されてよい。本態様によれば、サイドシール部の前記開封縁側の外端縁が外側幅折り目よりも前記前後方向の内側に配置されているため、被覆シートを引っ張ることによって幅方向の内側に変形させる力が外側幅折り目で分断し、サイドシール部及びサイド領域の本体接合部に掛かり難くなる。サイド領域が幅方向の内側に向かって引っ張られる力を抑え、サイド領域の本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、前記吸収性物品は、前記ウイングの前記前後方向の中心よりも前側において、前記吸収性物品の外縁が前記幅方向の内側に凹む物品凹部を有しており、前記物品凹部は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側に配置されてよい。本態様によれば、物品凹部が変形することで吸収性物品の外側部が幅方向の内側に引っ張られ力を吸収できる。よって、サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁が幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなり、サイド領域の本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記被覆シートは、前記個包装状態から前記外側幅折り目のみを基点に展開した第1展開状態において、互いに重なる前記被覆シートの前記幅方向の外側部同士を接合するサイドシール部を有し、前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記物品凹部よりも前記開封縁側に配置されてよい。本態様によれば、サイドシール部が物品凹部よりも開封縁側に配置されているため、被覆シートを引っ張る力は、物品凹部よりも先にサイドシール部に掛かり易い。被覆シートを引っ張る力は、サイドシール部及び物品凹部によって吸収された後に、サイド領域にかかるため、サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁が幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなり、サイド領域の本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記本体接合部は、間隔を空けて複数設けられており、前記本体接合部は、複数の本体接合部の外側縁のうち最も前記幅方向の外側に位置する第1側縁を有する第1本体接合部と、複数の本体接合部の外側縁のうち前記第1側縁の次に前記幅方向の外側に位置する第2側縁を有する第2本体接合部と、有してよい。前記第1本体接合部の開封縁側の外端縁は、前記第2本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記前後方向の内側かつ前記外側幅折り目よりも前記前後方向の内側であってよい。前記外側幅折り目よりも前記開封縁側において、前記吸収性物品の外側縁と、前記物品凹部の内側縁と、の距離をW21とし、前記外側幅折り目よりも前記開封縁側において、前記物品凹部の内側縁と、前記第2側縁と、の距離をW22とすると、前記W21<前記W22を満たしてよい。本態様によれば、開封時に吸収性物品の外側部を幅方向の内側に変形させる力がかかると、外側幅折り目よりも前記開封縁側では、物品凹部を基点に変形しやすい。このとき、吸収性物品の外側縁と物品凹部の内側縁との距離(W21)が、物品凹部の内側縁から第2側縁までの距離(W22)よりも短いため、吸収性物品の外側部が物品凹部を基点に幅方向の内側に折れ曲がった際に、第1本体接合部の次に幅方向の外側に位置する第2本体接合部に折り曲がった部分が重なり難い。よって、本体接合部が使用前に意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、前記吸収コアは、前記ウイングの前記前後方向の中心よりも前側において、前記吸収コアの外縁が前記幅方向の内側に凹むコア凹部を有しており、前記コア凹部は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側に配置されてよい。本態様によれば、コア凹部が変形することで吸収性物品の外側部が幅方向の内側に引っ張られ力を吸収できる。よって、サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁が幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなり、本体接合部が使用前に意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記本体接合部の少なくとも一部は、前記コア凹部と重なる領域に配置されてよい。本態様によれば、本体接合部の剛性によってコア凹部が変形し難くなる。よって、コア凹部が変形し過ぎることを抑制し、吸収性物品を平面状態で維持し易くなる。吸収性物品の外側部が幅方向の内側に向かって変形することを抑制し、サイド領域の本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記被覆シートは、前記個包装状態から前記外側幅折り目のみを基点に展開した第1展開状態において、互いに重なる前記被覆シートの前記幅方向の外側部同士を接合するサイドシール部を有し、前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記コア凹部よりも前記開封縁側に配置されてよい。本態様によれば、サイドシール部が物品凹部よりも開封縁側に配置されているため、被覆シートを引っ張る力は、コア凹部よりも先にサイドシール部に掛かり易い。被覆シートを引っ張る力は、サイドシール部及びコア凹部によって吸収された後に、サイド領域にかかるため、サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁が幅方向の内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなる。
好ましい一態様によれば、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁の全体は、前記吸収コアと重なる領域に配置されてよい。本態様によれば、サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁は、吸収コアの剛性によって変形し難く、平面状態を維持し易くなる。吸収性物品の外側部が幅方向の内側に向かって変形することを抑制し、サイド領域における本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記吸収コアは、保液性繊維を有し、前記本体接合部は、間隔を空けて配置されており、前記本体接合部どうしの間隔は、前記保液性繊維の平均繊維長よりも長くてよい。本態様によれば、保液性繊維が本体接合部同士を跨ぎにくいため、各本体接合部が独立して変形し易くなる。吸収性物品の外側部が幅方向の内側に向かう力が作用した際に、本体接合部同士の間隔が緩衝領域として機能し、相対的に本体接合部が変形し難くなる。本体接合部が変形することに起因して本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、前記本体接合部は、間隔を空けて複数設けられており、前記本体接合部は、複数の本体接合部のうち最も前記幅方向の外側に位置する第1側縁を有する第1本体接合部と、複数の本体接合部のうち前記第1側縁の次に前記幅方向の外側に位置する第2側縁を有する第2本体接合部と、を有し、前記第1本体接合部の開封縁側の外端縁は、前記第2本体接合部の開封縁側の外側縁よりも前記前後方向の内側かつ前記外側幅折り目よりも前記前後方向の内側であって、前記各ウイングにおいて前記ウイングの前端縁と前記ウイングの前記後端縁を繋ぐウイング折り線と、前記吸収コアの外側縁と、の前記幅方向の距離をW11とし、前記吸収コアの外側縁と、前記第2側縁と、の距離をW12とすると、前記W11<前記W12を満たしてよい。本態様によれば、着用状態では、ウイングは、ウイングの前端縁と前記ウイングの前記後端縁を繋ぐウイング折り線を基点に非肌面側に折り返される。着用時に幅方向の外側から内側に向かう力は、ウイング折り線に対してかかり、吸収コアの外側縁を基点に変形しやすい。このとき、ウイング折り線と吸収コアの外側縁の距離(W11)が、吸収コアの外側縁から第2本体接合部までの距離(W12)よりも短いため、吸収性物品の外側部が吸収コアの外側縁を基点に幅方向の内側に折れ曲がった際に、第2本体接合部に折り曲がった部分が重なり難い。よって、本体接合部が使用前に意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、前記本体接合部は、前記前後方向に延び、かつ前記幅方向に間隔を空けて配置されており、前記サイド領域における複数の前記本体接合部の開封縁側の外端縁のそれぞれは、前記ウイングの前記前後方向の中心よりも開封縁側に位置してよい。本態様によれば、サイド領域における本体接合部がウイングの前記前後方向の中心よりも前側に位置するため、ウイングが配置された股下域の剛性が本体接合部の有無によってばらつきにくく、全体に亘って剛性が安定し、吸収性物品がより平面状態を維持しやすくなる。
(2)吸収性物品の構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品の包装体(以下、包装体とする)について説明する。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド、糞便パッドのような吸収性物品であってよい。吸収性物品は、下着のような着用物品の内側に取り付けられて使用される物品であってよい。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、展開状態における包装体を肌対向面側から見た平面図である。図2は、展開状態における包装体を非肌対向面側から見た平面図である。図1及び図2に示す平面図は、展開状態の平面図である。図3は、図1に示す図1に示すA-A線に沿った断面図である。図4は、図2に示すB部分の拡大図である。展開状態は、吸収性物品及び被覆シートが折り畳まれていない状態であって、防漏ギャザー等による皺が形成されないまで吸収性物品を伸ばした状態である。ここで、「肌対向面側」は、使用中に着用者の肌に面する側に相当する。「非肌対向面側」は、使用中に着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。なお、図3の断面図では、説明の便宜上、吸収性物品を構成する構成部材を厚み方向に離間させている。しかし、実際の製品では、構成部材同士は、厚み方向に接しており、また、コア圧搾部80による凹みが形成されている。
吸収性物品の包装体100は、吸収性物品1と被覆シート40を有する。吸収性物品1は、スポーツ用の吸収性物品1であってよい。スポーツ用の吸収性物品1は、スポーツ時に適した吸収性物品1である。ここで、スポーツ用の吸収性物品1とは、以下の1から3の少なくともいずれかに当てはまる吸収性物品1である。1、吸収性物品自体、吸収性物品を個別に包装する包装シート、及び吸収性物品を複数収容したパッケージのうち少なくともいずれかに、スポーツ用であること、またはスポーツを想起させる文字や絵柄を有する吸収性物品。2、吸収性物品の販促ツール(広告、販売促進物)において、スポーツ用であることを示した吸収性物品。3、普通の生活では行われないスポーツ時ならではの動作にて違和感なく使用することができる吸収性物品。例えば、脚を大きく動かす等のスポーツの動きを阻害しない柔軟性がある吸収性物品。長時間走り続ける等長時間のスポーツにおいても吸収体や吸収性物品が破損せずに使用することができる耐久性がある吸収性物品。着用者が汗をかいてもヨレやズレが発生せず装着感に違和感がない吸収性物品。本実施形態は、コア圧搾部及び切り欠き部によってスポーツ時のねじれを吸収し、スポーツ時に違和感なく使用できるように構成されている。
吸収性物品1は、前後方向Lと幅方向Wと厚み方向Tとを有する。前後方向Lは、着用者の前側(腹側)DFから後側(背側)DRに延びる方向、又は着用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。厚み方向Tは、着用者の肌面側T1から非肌面側T2へ延びる方向であり、前後方向L及び幅方向Wに直交する方向である。肌面側T1は、使用時に、着用者の肌に面する側に相当する。非肌面側T2は、使用時に、肌面側T1とは反対側、すなわち着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。
吸収性物品1は、股下域S3、前側域S1及び後側域S2を有する。股下域S3は、着用者の排泄口(例えば膣口)に対向する領域である。吸収性物品1が下着に装着されたときに、股下域S3は、下着の股下部に位置する。つまり、股下域S3は、着用者の股下、すなわち着用者の両足の間に配置される領域である。前側域S1は、股下域S3よりも前側に位置する。前側域S1の前端縁は吸収性物品1の前端縁を規定する。後側域S2は、股下域S3よりも後側DRに位置する。後側域S2の後端縁は吸収性物品1の後端縁を規定する。後側域S2の前後方向Lの長さは、股下域S3の前後方向Lの長さよりも長くなってよい。
股下域S3には、後述するウイング3が設けられてよい。ウイング3の前端縁3Fは、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、前側に位置する部分に相当する。ウイング3の前端縁3Fは、股下域S3と前側域S1との境界を規定してもよい。ウイング3の後端縁3Rは、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、後側に位置する部分に相当する。ウイング3の後端縁3Rは、股下域S3と後側域S2との間に位置してよい。ここで、前後方向Lにおけるウイング3の前端縁とウイング3の後端縁との間の領域を「ウイング域」と称する。また、ウイングを有する吸収性物品1では、股下域S3は、ウイング域と実質的に同じ領域となる。したがって、本明細書において、「股下域S3」との語は、「ウイング域」と読み替えることができることに留意すべきである。また、股下域S3は、ウイングを有しない吸収性物品1にあっては、吸収コア31を前後方向Lに三等分した真ん中の領域であってもよいし、高坪量部33を有する吸収性物品1にあっては、高坪量部33を有する領域であってもよい。
股下域S3は、股下中心線S3CLを含む股下中心部S31と、股下中心部S31よりも前後方向Lの外側に位置する股下端部S32と、を有する。股下中心線S3CLは、股下域S3における前後方向Lの中心を通り、かつ幅方向Wに延びるラインであり、ウイング3の前後方向Lの中心に一致する。以下の説明において、ウイング3の前後方向Lの中心をS3CLとして説明する。股下中心部S31は、股下中心線S3CLを含み、股下中心線S3CLから前後方向Lに一定の範囲を有する領域である。股下端部S32は、股下域S3の前端縁から一定の範囲を有する領域と、股下域S3の後端縁から一定の範囲を有する領域と、によって構成されている。股下中心部S31は、前後方向Lにおいて股下端部S32によって挟まれている。股下中心部S31は、股下域S3を前後方向Lに3等分した領域のうち、中央に位置する領域によって構成されている。
吸収性物品1は、肌側シート10、非肌側シート20及び吸収体30を有する。肌側シート10は、吸収体30よりも肌面側T1に設けられる。非肌側シート20は、吸収体30よりも非肌面側T2に設けられる。吸収体30は、肌側シート10と非肌側シート20との間に設けられる。肌側シート10は、体液等の液体を透過する液透過性のシートであり、不織布、織布、有孔プラスチックシート、メッシュシート等、液体を透過する構造を有する任意のシート状の材料から構成される。また、肌側シート10は、吸収コア31の幅方向Wの中央を覆う表面シート11と、表面シート11の外側部を覆い、かつ表面シート11から幅方向Wの外側に延びるサイドシート12によって構成されよい。表面シート11は、少なくとも吸収コア31の幅方向Wの中央を覆い、サイドシート12は、幅方向Wにおける表面シート11の外側部を覆い、表面シート11よりも幅方向Wの外側へ延びてよい。サイドシート12は、防漏性の観点から疎水性のシートを用いてもよい。
なお、本明細書における外縁とは、平面視にて外側に位置する縁であり、前側に位置する前端縁、幅方向Wの外側に位置する外側縁、後側に位置する後端縁を含む。外側部とは、幅方向Wにおける外側縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、外側縁とは、幅方向Wにおける外側縁である。本考案における内側部とは、幅方向Wにおける内縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、内側縁とは、幅方向Wにおける内縁である。また、本考案における前端部及び後端部は、前後方向Lにおける縁を含む前後方向Lに一定の範囲を占める部分であり、前端縁及び後端縁は、前後方向Lにおける縁である。外端部は、前端部及び後端部を含んでいる。
非肌側シート20は、液不透過性のシートである。非肌側シート20は、ポリエチレンシート、ポリプロピレン等を主体としたラミネート不織布、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド、又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシートなどを用いることができる。吸収体30は、吸収コア31を有する。吸収コア31は、少なくとも股下域S3及び後側域S2に配置される。また、吸収コア31は、前側域S1にも配置されてよい。吸収コア31は、液体を吸収する吸収材料が積層されており、コアラップ(図示せず)によって覆われてよい。吸収コア31を構成する吸収材料は、例えば、親水性繊維、保液性繊維としてのパルプ、及び高吸水性高分子(SAP)から形成できる。吸収コア31は、保液性繊維を含んでいてよい。保液性繊維は、パルプを例示でき、体液を吸収する吸収コア31において主となる素材である。例えば、吸収コア31における保液性繊維の重量比率は、80%以上であってよい。コアラップは、例えば不織布やティッシュから構成することができる。コアラップは、吸収コア31よりも肌面側T1と吸収コア31よりも非肌面側T2にそれぞれ配置されてよい。変形例として、吸収コア31は、コアラップを有していなくてもよい。この場合、吸収コア31は、肌側シート10と非肌側シート20とによって覆われていればよい。吸収性物品1は、少なくとも吸収コア31が圧搾されたコア圧搾部80を有する。コア圧搾部80は、吸収コア31とともに肌側シート10が圧搾された部分であってもよい。
本実施の形態の吸収性物品1は、スポーツ用に好適な吸収性物品1であり、着用時よれないことが求められる。そのため、吸収体の吸収コアには、親水性、保液性繊維以外の素材(例えば、熱可塑性樹脂繊維、再生セルロース繊維(例えば、レーヨン繊維)、半合成繊維(例えば、アセテート繊維))が含まれていてもよい。本実施の形態の吸収コアには、熱可塑性樹脂繊維が保液性繊維とともに含まれている。熱可塑性樹脂繊維は、単一の成分を含むもの、例えば、単一繊維、又は複数の成分を含むもの、例えば、複合繊維を例示できる。上記成分としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、アイオノマー樹脂等のポリオレフィン;ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタラート(PTT)、ポリ乳酸等のポリエステル;ナイロン等のポリアミド等が挙げられる。複合繊維の例としては、例えば、芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、島/海型繊維等の複合繊維;中空型繊維;扁平、Y型、C型等の異型繊維;潜在捲縮又は顕在捲縮の立体捲縮繊維;水流、熱、エンボス加工等の物理的負荷により分割する分割繊維等が挙げられ、そして工業的に安価に得られ且つ安全性が高い、芯鞘型繊維、特に、PET/PE、PP/PE(芯/鞘)等が好ましい。さらに詳細説明すると、本開示の吸収コアでは、6~70mm、より好ましくは10~50mm、そしてさらに好ましくは15~40mmの平均繊維長を有する熱可塑性樹脂繊維が含まれており、吸収コアの骨格として機能しやすくなる。なお、保液性繊維と熱可塑性樹脂繊維(疎水性繊維)とを有する場合、吸収コアは、これらの繊維同士が互いに混合した状態で形成される。えて、熱可塑性樹脂繊維はヒンジ部が圧搾される際には、繊維同士が融着されていてよく、これにより吸収コアの骨格がゆがみにくく、ヨレ耐性が向上し、スポーツシーンにおいても耐久性を向上させることができる。
前述したように、吸収性物品1は、ウイング3を有する。ウイング3は、股下域S3における吸収コア31の外側縁31Eよりも幅方向Wの外側に延出している。ウイング3は、肌側シート10と非肌側シート20との積層によって構成されてよい。ウイング3は、非肌側シート20側に折り返し可能に構成されている。ウイング3は、使用時に着用物品としての下着のクロッチ部の非肌面側に折り返される。変形例において、吸収性物品1は、ヒップフラップを有してよい。ヒップフラップは、ウイング3と同様に、股下域S3における吸収コア31の外側縁31Eよりも幅方向Wの外側に延出し、肌側シート10と非肌側シート20との積層によって構成されてよい。ヒップフラップは、ウイング3よりも後側に位置し、後側域S2に設けられてよい。ヒップフラップは、使用時に折り返されず、下着と着用者の臀部との間に配置される。ヒップフラップには、吸収材料が設けられてなくてもよいし、吸収材料が設けられてもよい。ここで、吸収コア31の外側縁31Eは、吸収コア31の外縁において最も幅方向Wに位置する箇所である。吸収コア31の外縁は、吸収コア31の平面視における外形を形成する縁である。
図2に示すように、吸収性物品1は、吸収性物品1を下着等の着用物品に接合するための接合部を有する。接合部は、HMA型接着剤等の粘着剤が塗布された部分であってよい。接合部は、吸収コア31と重なる領域に少なくとも配置された本体接合部60と、ウイング3に配置されたウイング接合部69と、を有してよい。本体接合部60は、少なくとも一部が吸収コア31に重なる領域に配置された接合部であり、吸収コア31に重なる領域と吸収コア31に重ならない領域に跨ってよい。本体接合部60は、前後方向Lに延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて配置されてよい。本体接合部60は、吸収性物品1の幅方向Wの中心である物品幅中心線1WCに配置されてなく、物品幅中心線1WCの幅方向Wの両側にそれぞれ複数列ずつ配置されてよい。ここで、物品幅中心線1WCは、吸収性物品1の幅方向Wの中心を通り、かつ前後方向Lに延びるラインである。具体的には、本体接合部60は、物品幅中心線1WCの幅方向Wの両側にそれぞれ8列ずつ配置されている。最も幅方向Wの外側の列に位置する本体接合部60の前後方向Lの長さは、他の本体接合部60の前後方向Lの長さよりも短くてよい。接合部は、非肌側シート20の非肌面側に設けられている。本体接合部60は、使用前の状態において、被覆シート40によって覆われている。被覆シート40は、使用前に本体接合部60の非肌面側を覆う。被覆シート40は、吸収性物品1の使用前における本体接合部60の劣化を防止し、吸収性物品1の使用時に着用者によって取り外される。ウイング接合部69は、後述する個包装状態において吸収性物品1の表側(包装シート41に向かう面と反対側)に折り返され、図示しないフラップ剥離シートによって覆われてよい。
吸収性物品1は、ウイング3の前後方向Lの中心よS3CLよりも前側において、吸収性物品1の外縁が幅方向Wの内側に凹む物品凹部91を有してよい。物品凹部91は、吸収性物品1の幅方向Wにおける両方の側部において幅方向Wの内側へ括れた部分である。物品凹部91は、前後方向Lの外側の部分よりも幅方向Wの内側に凹んだ部分である。本実施の形態の物品凹部91の頂点(最も幅方向Wの内側に括れた内側縁)は、ウイング3の付け根となるウイングの前端縁3Fであってよい。
吸収コア31は、ウイング3の前後方向Lの中心S3CLよりも前側において、吸収コア31の外縁が幅方向Wの内側に凹むコア凹部35を有してよい。コア凹部35は、吸収コア31の幅方向Wにおける両方の側部において幅方向Wの内側へ括れた部分である。コア凹部35は、前後方向Lの外側の部分よりも幅方向Wの内側に凹んだ部分である。コア凹部35の頂点(最も幅方向Wの内側に括れた内側縁)は、物品凹部91の頂点よりも前後方向Lの内側に位置し、物品凹部91の頂点よりも幅方向Wの内側に位置してよい。
被覆シート40は、使用前に本体接合部60を覆う機能と、吸収性物品1を個別に包装する機能と、を備える。被覆シート40は、使用時に吸収性物品1から分離される。被覆シート40は、包装シート41のみであってもよいし、包装シート41及び剥離シート42の両方であってもよい。包装シート41は、吸収性物品1を個別に包装するシートである。剥離シート42は、包装シート41よりも肌面側に位置し、個包装状態において本体接合部60に当接するシートである。剥離シート42は、剥離処理が施され、本体接合部60を離間可能に覆うシートである。包装シート41のみが被覆シート40を構成する形態にあっては、フィルムからなる包装シートの内面(本体接合部60に当接する面)に剥離処理を施したものであってよい。また、包装シート41及び剥離シート42が被覆シート40を構成する形態にあっては、包装シート41と剥離シート42は、シート接合部44を介して接合されている。本実施の形態の被覆シート40は、包装シート41及び剥離シート42によって構成されている。シート接合部44は、前後方向Lに離間して複数配置されている。シート接合部44のうち前側に位置するシート接合部44は、後述する第2幅折り目FW2よりも前側に位置し、シート接合部44のうち後側に位置するシート接合部44は、後述する第1幅折り目FW1よりも後側に位置する。
吸収性物品1及び被覆シート40は、複数の幅折り目FWを基点に少なくとも折り畳まれることによって、吸収性物品1が被覆シート40によって個別に包装された個包装状態となる。吸収性物品1及び被覆シート40は、幅方向Wに延びる複数の幅折り目FWのみならず、前後方向Lに延びる前後折り目FLを基点に折り畳まれてよい。本実施の形態の包装体100は、一対の前後折り目FLと、第1幅折り目FW1と、第2幅折り目FW2と、を基点に折り畳まれている。第1幅折り目FW1は、第2幅折り目FW2よりも後側に配置されており、折り畳む際に第2幅折り目FW2よりも先に折り畳まれる。図5は、吸収性物品1が折り目を基点に折り畳まれ、吸収性物品1が被覆シート40によって個別に包装された個包装状態を示した図である。図5(a)は、個包装状態の包装体の平面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すC-C線に沿った断面図である。
折り畳み態様の一例としては、被覆シート40上に吸収性物品1を配置した展開状態(図1に示す状態)で、前後折り目FLを基点にウイング3を幅方向Wの内側に折り畳む。次いで、第1幅折り目FW1を基点に吸収性物品1の後端縁1Rを前後方向Lの内側に折り畳む。次いで、第2幅折り目FW2を基点に吸収性物品1の前端縁1F側を前後方向Lの内側に折り畳む。第2幅折り目FW2を基点に折り畳んだ部分を、第1幅折り目FW1を基点に折り畳んだ部分の被覆シート40に止着テープ45によって接合する。このように折り畳まれることにより、吸収性物品1は、包装シート41によって個別に包装される。
なお、変形例において、包装体100は、止着テープ45を有していなくてもよい。被覆シート40は、被覆シート40の前後方向Lの外端縁のうち、個包装状態において包装体100の外側に位置する開封縁43を有する。開封縁43には、止着テープ45が止着されている。被覆シート40は、互いに重なる被覆シート40同士を接合するサイドシール部46を有してよい。サイドシール部46は、被覆シート40の外側部に設けられてよい。サイドシール部46は、個包装状態において設けられていてよく、後述する第1展開状態において設けられてよい。第1展開状態は、個包装状態から外側幅折り目のみを基点に展開した状態である。換言すると、第1展開状態は、複数の幅折り目のうち外側幅折り目以外の幅折り目を基点に折り畳まれた状態である。外側幅折り目は、複数の幅折り目のうち最も開封縁43側に位置する折り目であり、本実施の形態では、第2幅折り目FW2によって構成されている。サイドシール部46は、包装体100の前後方向Lの全域に亘って設けられてよく、包装体100の外側縁から幅方向Wの内側に延びる一定範囲に設けられてよい。サイドシール部46は、熱溶着等によって被覆シート40同士が接合された部分である。本実施の形態のサイドシール部46は、包装シート41同士が熱溶着された部分である。
着用者は、包装体100を開封する際は、被覆シート40の開封縁43近傍を把持し、被覆シート40及び吸収性物品1を展開する。本実施の形態の開封縁43は、包装シート41の前端縁によって構成されている。そのため、本実施の形態において、開封縁縁側は、前側DFと同義である。なお、変形例において、開封縁が包装シート41の後端縁によって構成されている形態にあっては、開封縁縁側は、後側と同義である。図5から図9に基づいて、包装体100の開封操作の一例について詳細に説明する。着用者は、図5に示す個包装状態から、被覆シート40の開封縁43を展開する。より詳細には、一方の手で被覆シート40の開封縁43を把持しつつ他方の手で包装体100の外側幅折り目(第2幅折り目FW2)近傍を把持し、第2幅折り目FW2を中心として被覆シート40の開封縁43を展開する。より詳細には、着用者によっては、止着テープ45又は止着テープ45近傍を把持し、包装シート41を引っ張り、第2幅折り目FW2を回転軸として包装シート41を回転しつつ展開する。包装シート41を引っ張ると、シート接合部44を介して剥離シート42が引っ張られ、第2幅折り目FW2を回転軸として剥離シート42も回転しつつ展開する。図6は、個包装状態から第1展開状態まで包装体100を展開している過程を示している。このとき、被覆シート40がサイドシール部46によって接合されている形態にあっては、サイドシール部46による包装シート41同士の接合を剥離させつつ包装シート41を展開する。そのため、吸収性物品には、開封過程で幅方向の内側に向かう力がよりかかり易い。
図7は、第2幅折り目FW2を基点に折り畳まれていない状態まで包装シート41及び剥離シート42を展開した第1展開状態を示している。第1展開状態において、第2幅折り目FW2を挟んだ前側と後側は、略面一となるように配置されている。次いで、着用者は、一方の手で被覆シート40の開封縁43を把持しつつ他方の手で吸収性物品1を把持し、互いを離間する方向に引っ張る。図8は、吸収性物品1の前端縁から第2幅折り目と重なる領域まで、吸収性物品1と被覆シート40を離間させている状態を示している。図8に示す状態から更に被覆シート40と吸収性物品1を互いに離間させる方向に引っ張ると、吸収性物品1が更に被覆シート40から離間する。図9は、第2幅折り目と重なる領域よりも更に後側までの領域で、吸収性物品1と被覆シート40を離間させている状態を示している。着用者は、吸収性物品1と被覆シート40を離間させる方向に引っ張り続けることにより、吸収性物品1と被覆シート40を分離させ、吸収性物品1を着用物品に装着できる。
本実施の形態の包装体100は、包装体の開封時に、本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できるように構成されている。次いで、包装体100の開封操作における本体接合部60の不具合を抑制できる構成について詳細に説明する。本体接合部60は、中央領域RCと、中央領域RCよりも幅方向Wの外側に位置するサイド領域RSと、のそれぞれに設けられている。中央領域RCとサイド領域RSは、次のように規定できる。複数の本体接合部60を有する形態にあっては、複数の本体接合部60全体を囲む領域を幅方向Wに三等分し、当該三等分したうち幅方向Wの中央に位置する領域を中央領域RCとし、当該三等分したうち幅方向Wの両側に位置する領域をサイド領域RSとする。中央領域RCとサイド領域RSの境界は、本体接合部60同士の間隔に設けられていてもよいし、任意の本体接合部60と重なる位置に設けられてよい。すなわち、任意の本体接合部60の一部が、中央領域RCに配置され、残りの部分がサイド領域RSに配置されてよい。また、1本の本体接合部60を有する形態にあっては、1本の本体接合部60を幅方向Wに三等分し、当該三等分したうち幅方向Wの中央に位置する領域を中央領域RCとし、当該三等分したうち幅方向Wの両側に位置する領域をサイド領域RSとする。本実施の形態では、左右8本ずつ配置された本体接合部のうち、物品幅中心線1WCを挟んだ左右2本ずつの本体接合部が中央領域RCに配置され、残りの左右6本ずつの本体接合部がサイド領域RSに配置されている。
サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側(前側DF)の外端縁の少なくとも一部は、複数の幅折り目のうち最も開封縁側(前側DF)に位置する外側幅折り目よりも前後方向Lの内側に位置する。本実施の形態において、複数の幅折り目のうち最も開封縁側(前側DF)に位置する外側幅折り目は、第2幅折り目FW2である。サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側(前側DF)の外端縁は、サイド領域RSに設けられた本体接合部60の前端縁であるサイド前端縁60SFである。サイド領域RSに複数の本体接合部60を有する形態にあっては、サイド前端縁60SFも複数設けられる。複数のサイド前端縁60SFのうち、いずれか1つのサイド前端縁60SFが、外側幅折り目(第2幅折り目FW2)よりも前後方向Lの内側(後側)に配置されている。
図8及び図9に示すように包装体100の開封時は、着用者は、被覆シート40の幅方向Wの中央近傍を把持しつつ他方の手で吸収性物品1を把持し、互いを離間する方向に引っ張る。当該引っ張る力が各本体接合部60の開封口側の外端縁に掛かり、各本体接合部60の開封口側の外端縁側から前後方向Lに沿って徐々に本体接合部60が露出する。すなわち、被覆シート40と本体接合部60が当接する点は、展開するにつれて後方に移動する。このとき、被覆シート40における力がかかる点と、当該力が本体接合部60側でかかる点と、が前後方向Lに距離があり、かつ幅方向Wにずれているため、サイド領域RSには、幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用する。そのため、図8に示すように、吸収性物品1の幅方向Wの外側部は、被覆シート40側に引っ張られ、吸収性物品1の非肌面同士が近づくように変形し易い。
着用者が更に吸収性物品1及び被覆シート40を離間させ続け、第2幅折り目と重なる領域よりも更に吸収性物品1と被覆シート40を離間させると、被覆シート40と本体接合部60が当接する点と、被覆シート40を引っ張る力がかかる点と、の間に、外側幅折り目が配置される。外側幅折り目は、幅方向Wに延びており、吸収性物品1が幅方向Wに延びる平面状態を維持させるように作用する。そのため、外側幅折り目よりも前後方向Lの内側の領域では、開封時に引っ張られる力によって湾曲せずに、平面状態を維持し易くなる。加えて、外側幅折り目によってサイド領域RSが幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力を分断できる。サイド領域RSにおける本体接合部60は、本体接合部60において比較的幅方向Wの外側に位置し、幅方向Wの内側に向かう力がかかり易い。しかし、サイド前端縁60SFが、外側幅折り目よりも前後方向Lの内側に位置するため、幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用し難く、意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。また、サイド前端縁60SFに幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用した場合であっても、外側幅折り目によって平面状態を維持して、サイド領域RSの本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁(サイド前端縁60SF)の少なくとも一部は、中央領域RCにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁である中央前端縁60CFよりも前後方向Lの内側に配置されてよい。なお、サイド領域RSに複数の本体接合部60を有する形態にあっては、サイド前端縁60SFも複数設けられ、中央領域RCに複数の本体接合部60を有する形態にあっては、中央前端縁60CFも複数設けられる。いずれか1つのサイド前端縁60SFが、いずれか1つの中央前端縁60CFよりも前後方向Lの内側(後側)に配置されていればよい。開封時に本体接合部60に掛かる力は、開封縁43側から前後方向Lの内側に向かって順々にかかる。中央前端縁60CFは、サイド前端縁60SFよりも開封縁43側に位置するため、サイド領域RSよりも先に中央領域RCに被覆シート40を剥がす力がかかる。開封時にサイド領域RSの本体接合部60にかかる力を抑え、サイド領域RSにおける本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合をより抑制できる。
シート接合部44は、サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁(サイド前端縁60SF)よりも開封縁43側(前側DF)かつサイド領域RSにおける本体接合部60の外側縁60Eよりも幅方向Wの内側に配置されている。サイド領域RSにおける本体接合部60の外側縁60Eは、後述する第1本体接合部61の第1側縁61Eと一致している。着用者が、開封時に包装シート41を引っ張ると、シート接合部44を介して剥離シート42が引っ張られ、剥離シート42が本体接合部60から離れる。このとき、シート接合部44がサイド前端縁60SFよりも前側DFに配置されているため、包装シート41を後側DRに引っ張ることにより、剥離シート42も前後方向Lの内側に引っ張られる。また、シート接合部44がサイド領域RSにおける本体接合部60の外側縁60Eよりも幅方向Wの内側に配置されているため、サイド領域RSには、シート接合部44を介して幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用する。サイド領域RSにおける本体接合部60の外側縁に幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用した場合に第2幅折り目FW2によって平面状態を維持して、サイド領域RSの本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
被覆シート40のサイドシール部46は、第1展開状態において設けられている。第1展開状態において、サイドシール部46の開封縁43側の外端縁は、サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁(サイド前端縁60SF)よりも開封縁43側に位置する。第1展開状態におけるサイドシール部46は、第1展開状態において被覆シート40同士が接合されている部分であり、個包装状態において被覆シート40同士が接合されていたが第1展開状態において接合されていない部分を含まない。サイド領域RSの本体接合部60よりも開封縁側にサイドシール部46が配置されているため、被覆シート40を引っ張る力は、サイド領域RSの本体接合部60よりも先にサイドシール部46に掛かり易い。サイド前端縁60SFが幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力は、被覆シートを引っ張る力が直接サイド領域RSの本体接合部60にかかる形態と比較して作用し難く、サイド領域RSの捲れや当該捲れに起因してサイド領域RSの本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
第1展開状態において、サイドシール部46の開封縁側の外端縁は、外側幅折り目(第2幅折り目FW2)よりも前後方向Lの内側(後側)に配置されてよい。被覆シート40を引っ張る力が第2幅折り目FW2で分断し、サイドシール部46及びサイド領域RSの本体接合部60に掛かり難くなる。サイド領域RSが幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力を抑え、サイド領域RSの本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。また、変形例において、第1展開状態において、サイドシール部46の開封縁側の外端縁は、外側幅折り目(第2幅折り目FW2)よりも前後方向Lの外側(前側)に配置されてもよい。サイドシール部46の開封縁側の外端縁は、サイドシール部46を剥離する際に最初に力がかかる箇所であり、剥離させる力が最も強くかかり易い箇所である。サイドシール部46の開封縁側の外端縁が開封口に近づく程、サイドシール部46の開封縁側の外端縁がサイド前端縁60SFから離れる。サイドシール部46を剥離する際に力がかかる箇所からサイド前端縁60SFが離れ、サイドシール部46を剥離する力及び剥離時の変形に起因してサイド領域RSの本体接合部60がよれたりねじれたりすることを抑制し、本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
物品凹部91は、サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁(サイド前端縁60SF)よりも開封縁43側(前側)に配置されてよい。サイド前端縁60SFよりも開封縁側に物品凹部91が配置されている。物品凹部91は、吸収性物品1の外縁が凹んだ部分であり、変形基点となり易い。物品凹部91が変形することで吸収性物品1の外側部が幅方向Wの内側に引っ張られ力を吸収できる。よって、サイド領域RSにおける本体接合部60が幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなり、サイド領域RSの本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
第1展開状態において、サイドシール部46の開封縁側の外端縁は、物品凹部91よりも開封縁側に配置されてよい。サイドシール部46が物品凹部91よりも開封縁側に配置されているため、被覆シート40を引っ張る力は、物品凹部91よりも先にサイドシール部46に掛かり易い。被覆シート40を引っ張る力は、サイドシール部46及び物品凹部91によって吸収された後に、サイド領域RSにかかるため、サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁が幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなり、サイド領域RSの本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
本体接合部60は、複数の本体接合部60の外側縁のうち最も幅方向Wの外側に位置する第1側縁61Eを有する第1本体接合部61と、複数の本体接合部60の外側縁のうち第1側縁61Eの次に幅方向Wの外側に位置する第2側縁62Eを有する第2本体接合部62と、を有する。第2本体接合部62は、外側幅折り目(第2幅折り目FW2)よりも開封縁側(前側DF)に配置されている。第1側縁61Eは、第1本体接合部61の外側縁であり、第2側縁62Eは、第2本体接合部62の外側縁である。本体接合部60が幅方向Wに間隔を空けて配置された形態にあっては、最も幅方向Wの外側に位置する本体接合部が第1本体接合部61を構成し、第1本体接合部61の次に幅方向Wの外側に位置する本体接合部が第2本体接合部62を構成する。また、本体接合部が前後方向Lに間隔を空けて配置された形態(後述する図10の変形例)にあっては、最も幅方向Wの外側に位置する外側縁を有する本体接合部が第1本体接合部61を構成し、第1本体接合部61の次に幅方向Wの外側に位置する外側縁を有する本体接合部が第2本体接合部62を構成する。第1本体接合部61の開封縁43側の外端縁(第1前端縁61F)は、第2本体接合部62の開封縁43側の外端縁(第2前端縁62F)よりも前後方向Lの内側かつ外側幅折り目(第2幅折り目FW2)よりも前後方向Lの内側(後側DR)に位置する。
図4に示すように、外側幅折り目(第2幅折り目FW2)よりも開封縁側(前側DF)において、吸収性物品1の外側縁1Eと、物品凹部91の内側縁(物品凹部91の頂点)と、の距離をW21とし、外側幅折り目(第2幅折り目FW2)よりも開封縁側(前側DF)において、物品凹部91の内側縁と、第2側縁62Eと、の距離をW22とすると、W21<W22を満たしてよい。ここで、W21を規定する吸収性物品1の外側縁は、吸収性物品全体の外側縁ではなく、外側幅折り目よりも開封縁側の領域における吸収性物品1の外側縁である。開封時に吸収性物品1の外側部を幅方向Wの内側に変形させる力がかかると、第2幅折り目FW2よりも前側では、物品凹部91を基点に変形しやすい。このとき、吸収性物品1の外側縁と物品凹部91の内側縁との距離(W21)が、物品凹部91の内側縁から第2側縁62Eまでの距離(W22)よりも短いため、吸収性物品1の外側部が物品凹部91を基点に幅方向Wの内側に折れ曲がった際に、第2本体接合部62に折り曲がった部分が重なり難い。よって、本体接合部60が使用前に意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
コア凹部35は、サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁(サイド前端縁60SF)よりも開封縁43側(前側)に配置されてよい。コア凹部35は、吸収コア31の外縁が凹んだ部分であり、変形基点となり易い。サイド領域RSよりも開封縁側にコア凹部35が配置されている。コア凹部35が変形することで吸収性物品1の外側部が幅方向Wの内側に引っ張られ力を吸収できる。よって、サイド前端縁60SFが幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなり、本体接合部60が使用前に意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
本体接合部60の少なくとも一部は、コア凹部35と重なる領域に配置されてよい。コア凹部35は、本体接合部60が重なっており、本体接合部60の剛性によってコア凹部35が変形し難くなる。よって、コア凹部35が変形し過ぎることを抑制し、吸収性物品1を平面状態で維持し易くなる。吸収性物品1の外側部が幅方向Wの内側に向かって変形することを抑制し、サイド領域RSが意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
第1展開状態において、サイドシール部46の開封縁側の外端縁は、コア凹部35よりも開封縁側に配置されてよい。サイドシール部46が物品凹部91よりも開封縁側に配置されているため、被覆シート40を引っ張る力は、コア凹部35よりも先にサイドシール部46に掛かり易い。被覆シート40を引っ張る力は、サイドシール部46及びコア凹部35によって吸収された後に、サイド領域RSにかかるため、サイド前端縁60SFが幅方向Wの内側に向かって引っ張られる力が作用し難くなる。
サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁(サイド前端縁60SF)の全体は、吸収コア31と重なる領域に配置されてよい。サイド領域RSに複数の本体接合部60が配置された形態にあっては、全ての本体接合部60の開封縁側の外端縁が吸収コア31に重なってよい。サイド領域RSにおける本体接合部60の開封縁側の外端縁は、吸収コア31の剛性によって変形し難く、平面状態を維持し易くなる。吸収性物品1の外側部が幅方向Wの内側に向かって変形することを抑制し、サイド領域RSにおける本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
本体接合部60どうしの間隔は、保液性繊維の平均繊維長よりも長くてよい。本体接合部60どうしの間隔は、本体接合部60が幅方向Wに間隔を空けて配置された形態にあっては、本体接合部60間の幅方向Wの距離であり、本体接合部60が前後方向Lに間隔を空けて配置された形態にあっては、本体接合部60間の前後方向Lの距離である。保液性繊維が本体接合部60同士を跨ぎにくいため、各本体接合部60が独立して変形し易くなる。吸収性物品1の外側部が幅方向Wの内側に向かう力が作用した際に、本体接合部60同士の間隔が緩衝領域として機能し、相対的に本体接合部60が変形し難くなる。本体接合部60が変形することに起因して本体接合部60が意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
保液性繊維の平均繊維長は、中心線繊維長(Cont)による測定で長さ加重平均繊維長L(l)を意味する。長さ加重平均繊維長は、メッツォオートメーション(metso automation)社製のカヤーニファイバーラボファイバープロパティーズ(オフライン)[kajaaniFiberLab fiber properties(off-line)]により、L(l)値として測定される。なお、これはJIS P 8226-2(パルプ-工学的自動分析法による繊維長測定方法非偏光法に準ずる)で推奨されている方法でもある。
図4に示すように、各ウイング3においてウイング3の前端縁3Fとウイング3の後端縁3Rを繋ぐウイング折り線と、吸収コア31の外側縁と、の幅方向Wの距離をW11とし、吸収コア31の外側縁と、第2側縁と、の距離をW12とすると、W11<W12を満たしてよい。W11及びW12を規定する吸収コア31の外側縁は、吸収コア31の外側縁ではなく、ウイング域(股下域)における吸収コアの外側縁である。着用状態では、ウイング3は、ウイング3の前端縁とウイング3の後端縁を繋ぐウイング折り線を基点に非肌面側に折り返される。着用時に幅方向Wの外側から内側に向かう力は、ウイング折り線に対してかかり、吸収コア31の外側縁を基点に変形しやすい。このとき、ウイング折り線と吸収コア31の外側縁の距離(W11)が、吸収コア31の外側縁から第2本体接合部62までの距離(W12)よりも短いため、吸収性物品1の外側部が吸収コア31の外側縁を基点に幅方向Wの内側に折れ曲がった際に、第2本体接合部62に折り曲がった部分が重なり難い。よって、本体接合部60が使用前に意図せずに吸収性物品1の非肌面にくっつく不具合を抑制できる。
本体接合部60は、前後方向Lに延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて配置されており、サイド領域RSにおける複数の本体接合部60の開封縁側の外端縁(サイド前端縁60SF)のそれぞれは、ウイング3の前後方向Lの中心S3CLよりも開封縁43側に位置してよい。すなわち、全てのサイド前端縁60SFが、ウイング3の前後方向Lの中心S3CLよりも開封縁側に位置してよい。サイド領域RSにおける本体接合部60がウイング3の前後方向Lの中心S3CLよりも前側に位置するため、ウイング3が配置された股下域S3の剛性が本体接合部60の有無によってばらつきにくく、全体に亘って剛性が安定し、吸収性物品1がより平面状態を維持しやすくなる。股下域S3の剛性のばらつきを抑制する好適な形態としては、サイド領域RSにおける複数の本体接合部60の開封縁側の外端縁は、股下中心部S31よりも前側に位置してよい。
以上、上述の実施形態を用いて本考案について詳細に説明したが、当業者にとっては、本考案が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本考案は、実用新案登録請求の範囲の記載により定まる本考案の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本考案に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
例えば、図10は、変形例に係る吸収性物品1Xを示した図である。変形例に係る吸収性物品1Xの本体接合部60Xは、幅方向Wに延び、前後方向Lに間隔を空けて配置されてよい。変形例に係る吸収性物品にあっても、サイド領域RSにおける本体接合部60Xの開封縁側の外端縁の少なくとも一部は、複数の幅折り目のうち最も開封縁側に位置する外側幅折り目よりも前後方向Lの内側に位置している。より詳細には、サイド領域RSには、前後方向Lに間隔を空けて配置された全ての本体接合部60Xが配置されている。そのため、いずれの本体接合部も、サイド領域RSにおける本体接合部を構成するとともに、中央領域RCにおける本体接合部を構成する。変形例においては、サイド領域RSに配置された本体接合部のうち、最も幅方向の外側に位置する第1側縁61Fを有する第1本体接合部61の前端縁が、外側幅折り目よりも後側に位置している、加えて、第1本体接合部61の前端縁は、第1本体接合部61よりも前側において、第1側縁61Fよりも幅方向の内側に位置する第2側縁62Eを有する第1本体接合部61の前端縁よりも後側に配置されている。
他の変形例に係る吸収性物品の包装体において、被覆シート40は、吸収性物品を個別に包装する包装シートであって、包装シートは、個包装状態において本体接合部に当接してよい。個包装状態で包装シートの外側から着用者が触れた際に、本体接合部の厚みを体感することができるため、個包装状態から開封する際に本体接合部の位置を把握して開封できる。着用者は、本体接合部の位置を意識しつつ慎重に包装体を開封でき、使用前に本体接合部が吸収性物品の非肌面側にくっつく不具合を抑制できる。
本考案によれば、吸収性物品の包装体の開封時に、本体接合部が意図せずに吸収性物品の非肌面にくっつく不具合を抑制できる吸収性物品の包装体を提供できる。
1:吸収性物品、10:肌側シート、20:非肌側シート、31:吸収コア、35:コア凹部、40:被覆シート、41:包装シート、42:剥離シート、43:開封縁、44:シート接合部、45:止着テープ、46:サイドシール部、60:本体接合部、91:物品凹部、RC:中央領域、RS:サイド領域、FW1:第1幅折り目、FW2:第2幅折り目(外側幅折り目)

Claims (16)

  1. 前後方向、前記前後方向に直交する幅方向、吸収コア、及び前記吸収コアと重なる領域に少なくとも配置され、着用物品に接合するための本体接合部を有する吸収性物品と、
    前記吸収性物品の非肌面側に配置され、前記本体接合部を覆う被覆シートと、を有し、
    前記吸収性物品及び被覆シートは、前記幅方向に沿う複数の幅折り目を基点に少なくとも折り畳まれることによって、前記吸収性物品が前記被覆シートによって個別に包装された個包装状態となる、吸収性物品の包装体であって、
    前記被覆シートは、前記被覆シートの前記前後方向の外端縁のうち、前記個包装状態において前記包装体の外側に位置する開封縁を有し、
    前記本体接合部は、中央領域と、前記中央領域よりも前記幅方向の外側に位置するサイド領域と、にそれぞれ設けられており、
    前記サイド領域における前記本体接合部の開封縁側の外端縁の少なくとも一部は、複数の前記幅折り目のうち最も開封縁側に位置する外側幅折り目よりも前記前後方向の内側に位置する、吸収性物品の包装体。
  2. 前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁の少なくとも一部は、前記中央領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記前後方向の内側に配置されている、請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
  3. 前記被覆シートは、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートであって、
    前記包装シートは、前記個包装状態において前記本体接合部に当接している、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品の包装体。
  4. 前記被覆シートは、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、前記包装シートよりも肌面側に位置し、前記個包装状態において前記本体接合部に当接する剥離シートであって、
    前記包装シートと前記剥離シートは、シート接合部を介して接合されており、
    前記シート接合部は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側かつ前記サイド領域における本体接合部の外側縁よりも前記幅方向の内側に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品の包装体。
  5. 前記被覆シートは、前記個包装状態から前記外側幅折り目のみを基点に展開した第1展開状態において、互いに重なる前記被覆シートの前記幅方向の外側部同士を接合するサイドシール部を有し、
    前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側に位置する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  6. 前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記外側幅折り目よりも前記前後方向の内側に配置されている、請求項5に記載の吸収性物品の包装体。
  7. 前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、
    前記吸収性物品は、前記ウイングの前記前後方向の中心よりも前側において、前記吸収性物品の外縁が前記幅方向の内側に凹む物品凹部を有しており、
    前記物品凹部は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側に配置されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  8. 前記被覆シートは、前記個包装状態から前記外側幅折り目のみを基点に展開した第1展開状態において、互いに重なる前記被覆シートの前記幅方向の外側部同士を接合するサイドシール部を有し、
    前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記物品凹部よりも前記開封縁側に配置されている、請求項7に記載の吸収性物品の包装体。
  9. 前記本体接合部は、間隔を空けて複数設けられており、
    前記本体接合部は、複数の本体接合部の外側縁のうち最も前記幅方向の外側に位置する第1側縁を有する第1本体接合部と、複数の本体接合部の外側縁のうち前記第1側縁の次に前記幅方向の外側に位置する第2側縁を有する第2本体接合部と、を有し、
    前記第1本体接合部の開封縁側の外端縁は、前記第2本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記前後方向の内側かつ前記外側幅折り目よりも前記前後方向の内側であって、
    前記外側幅折り目よりも前記開封縁側において、前記吸収性物品の外側縁と、前記物品凹部の内側縁と、の距離をW21とし、
    前記外側幅折り目よりも前記開封縁側において、前記物品凹部の内側縁と、前記第2側縁と、の距離をW22とすると、
    前記W21<前記W22を満たす、請求項7又は請求項8のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  10. 前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、
    前記吸収コアは、前記ウイングの前記前後方向の中心よりも前側において、前記吸収コアの外縁が前記幅方向の内側に凹むコア凹部を有しており、
    前記コア凹部は、前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁よりも前記開封縁側に配置されている、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  11. 前記本体接合部の少なくとも一部は、前記コア凹部と重なる領域に配置されている、請求項10に記載の吸収性物品の包装体。
  12. 前記被覆シートは、前記個包装状態から前記外側幅折り目のみを基点に展開した第1展開状態において、互いに重なる前記被覆シートの前記幅方向の外側部同士を接合するサイドシール部を有し、
    前記第1展開状態において、前記サイドシール部の前記開封縁側の外端縁は、前記コア凹部よりも前記開封縁側に配置されている、請求項10又は請求項11に記載の吸収性物品の包装体。
  13. 前記サイド領域における本体接合部の開封縁側の外端縁の全体は、前記吸収コアと重なる領域に配置されている、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  14. 前記吸収コアは、保液性繊維を有し、
    前記本体接合部は、間隔を空けて配置されており、
    前記本体接合部どうしの間隔は、前記保液性繊維の平均繊維長よりも長い、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  15. 前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、
    前記本体接合部は、間隔を空けて複数設けられており、
    前記本体接合部は、複数の本体接合部のうち最も前記幅方向の外側に位置する第1側縁を有する第1本体接合部と、複数の本体接合部のうち前記第1側縁の次に前記幅方向の外側に位置する第2側縁を有する第2本体接合部と、を有し、
    前記第1本体接合部の開封縁側の外端縁は、前記第2本体接合部の開封縁側の外側縁よりも前記前後方向の内側かつ前記外側幅折り目よりも前記前後方向の内側であって、
    前記各ウイングにおいて前記ウイングの前端縁と前記ウイングの後端縁を繋ぐウイング折り線と、前記吸収コアの外側縁と、の前記幅方向の距離をW11とし、
    前記吸収コアの外側縁と、前記第2側縁と、の距離をW12とすると、
    前記W11<前記W12を満たす、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
  16. 前記吸収性物品は、使用時に前記着用物品の非肌面側に折り返される一対のウイングを有しており、
    前記本体接合部は、前記前後方向に延び、かつ前記幅方向に間隔を空けて配置されており、
    前記サイド領域における複数の前記本体接合部の開封縁側の外端縁のそれぞれは、前記ウイングの前記前後方向の中心よりも開封縁側に位置する、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
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