JP3241412B2 - バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回路 - Google Patents
バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回路Info
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- JP3241412B2 JP3241412B2 JP33813591A JP33813591A JP3241412B2 JP 3241412 B2 JP3241412 B2 JP 3241412B2 JP 33813591 A JP33813591 A JP 33813591A JP 33813591 A JP33813591 A JP 33813591A JP 3241412 B2 JP3241412 B2 JP 3241412B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給電ラインに付設され
るバックアップ用バッテリの電圧が所定値以下になる
と、このバッテリを給電ラインから切り離すための制御
信号を出すバッテリ切離し制御回路に関する。例えば構
内交換機(PBX)への電源としては図13に示すよう
なものがある。すなわち、交流電源100に整流回路1
01を接続し、更にスイッチング用制御素子102付き
の電力変換用トランス103を接続し、この電力変換用
トランス103の2次側に平滑回路104を接続して、
この平滑回路104の出力を構内交換機へ供給してい
る。なお、この平滑回路104の出力は、他のスイッチ
ング用制御素子102′付きの電力変換用トランス10
3′へ供給され、この電力変換用トランス103′の2
次側および3次側に平滑回路104′,104′′を接
続して、各平滑回路104′,104′′の出力も構内
交換機へ供給している。
るバックアップ用バッテリの電圧が所定値以下になる
と、このバッテリを給電ラインから切り離すための制御
信号を出すバッテリ切離し制御回路に関する。例えば構
内交換機(PBX)への電源としては図13に示すよう
なものがある。すなわち、交流電源100に整流回路1
01を接続し、更にスイッチング用制御素子102付き
の電力変換用トランス103を接続し、この電力変換用
トランス103の2次側に平滑回路104を接続して、
この平滑回路104の出力を構内交換機へ供給してい
る。なお、この平滑回路104の出力は、他のスイッチ
ング用制御素子102′付きの電力変換用トランス10
3′へ供給され、この電力変換用トランス103′の2
次側および3次側に平滑回路104′,104′′を接
続して、各平滑回路104′,104′′の出力も構内
交換機へ供給している。
【0002】さらに、平滑回路104の出力側には、バ
ッテリ105が接続されているが、このバッテリ105
は、電源正常時においては、充電状態となり、電源停電
時においては、放電状態となって、予備電源として機能
するようになっている。また、このバッテリ105は、
所定電圧値以下になると、バッテリ過放電防止用バッテ
リ切離し制御回路106によって、給電ラインから切り
離されるようになっている。
ッテリ105が接続されているが、このバッテリ105
は、電源正常時においては、充電状態となり、電源停電
時においては、放電状態となって、予備電源として機能
するようになっている。また、このバッテリ105は、
所定電圧値以下になると、バッテリ過放電防止用バッテ
リ切離し制御回路106によって、給電ラインから切り
離されるようになっている。
【0003】
【従来の技術】図6,図7は従来のバッテリ過放電防止
用バッテリ切離し制御回路の要部を示す電気回路図であ
るが、このバッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回
路は、ヒステリシス付与回路21,バッテリ電圧検出用
コンパレータ22,スイッチ回路23等をそなえて構成
されている。
用バッテリ切離し制御回路の要部を示す電気回路図であ
るが、このバッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回
路は、ヒステリシス付与回路21,バッテリ電圧検出用
コンパレータ22,スイッチ回路23等をそなえて構成
されている。
【0004】ここで、ヒステリシス付与回路21は、バ
ッテリを給電ラインから切り離す際にチャタリング現象
が生じるのを防止するための回路であり、このため、こ
のヒステリシス付与回路21は、基準電圧とバッテリ電
圧とを比較するコンパレータ21−1と、このコンパレ
ータ21−1の出力側に接続された抵抗R1′とからな
る。すなわち、この場合のコンパレータ21−1はDC
−DCコンバータの動作電源のオンオフ等に伴うバッテ
リ電圧の変化の影響を抑えるためにヒステリシスを設け
る目的のICとして抵抗R1′と共に使用しているので
ある。
ッテリを給電ラインから切り離す際にチャタリング現象
が生じるのを防止するための回路であり、このため、こ
のヒステリシス付与回路21は、基準電圧とバッテリ電
圧とを比較するコンパレータ21−1と、このコンパレ
ータ21−1の出力側に接続された抵抗R1′とからな
る。すなわち、この場合のコンパレータ21−1はDC
−DCコンバータの動作電源のオンオフ等に伴うバッテ
リ電圧の変化の影響を抑えるためにヒステリシスを設け
る目的のICとして抵抗R1′と共に使用しているので
ある。
【0005】バッテリ電圧検出用コンパレータ22は、
基準電圧とヒステリシス付与回路21による影響を受け
たバッテリ電圧とを比較するバッテリ電圧を検出するた
めのものである。すなわち、コンパレータ22でバッテ
リ電圧に比例した検出電圧と基準電圧を比較して、その
出力でスイッチ回路23をオンオフさせることで、パワ
ーダウン信号〔POWER DOWN(PD)〕信号を
外部に送出しているのである。
基準電圧とヒステリシス付与回路21による影響を受け
たバッテリ電圧とを比較するバッテリ電圧を検出するた
めのものである。すなわち、コンパレータ22でバッテ
リ電圧に比例した検出電圧と基準電圧を比較して、その
出力でスイッチ回路23をオンオフさせることで、パワ
ーダウン信号〔POWER DOWN(PD)〕信号を
外部に送出しているのである。
【0006】なお、ヒステリシス付与回路21,バッテ
リ電圧検出用コンパレータ22の基準電圧は、抵抗R
2,ツェナーダイオードZD,ダイオードD1等によっ
て与えられるようになっている。すなわち、この場合の
基準電圧は、ツェナーダイオードZDの電圧をVdzと
し、ダイオードD1〜D3の順方向ドロップ電圧をVf
とし、給電電圧をVoとすると、Vo−(Vdz−V
f)となる。
リ電圧検出用コンパレータ22の基準電圧は、抵抗R
2,ツェナーダイオードZD,ダイオードD1等によっ
て与えられるようになっている。すなわち、この場合の
基準電圧は、ツェナーダイオードZDの電圧をVdzと
し、ダイオードD1〜D3の順方向ドロップ電圧をVf
とし、給電電圧をVoとすると、Vo−(Vdz−V
f)となる。
【0007】スイッチ回路23は、コンパレータ22か
ら信号を受けてオンオフすることによりバッテリの接続
または切離しを行なうもので、スイッチングトランジス
タTr1や発光素子PC1と受光素子(図示せず)から
なるフォトカップラPC等をそなえて構成されている。
なお、図中、R3〜R9は抵抗(但し、抵抗R9は可変
抵抗)、D2,D3はダイオード、C1〜C3はコンデ
ンサである。
ら信号を受けてオンオフすることによりバッテリの接続
または切離しを行なうもので、スイッチングトランジス
タTr1や発光素子PC1と受光素子(図示せず)から
なるフォトカップラPC等をそなえて構成されている。
なお、図中、R3〜R9は抵抗(但し、抵抗R9は可変
抵抗)、D2,D3はダイオード、C1〜C3はコンデ
ンサである。
【0008】このような構成により、給電ラインに付設
されるバックアップ用バッテリの電圧が所定値以下にな
ると、バッテリ電圧検出用コンパレータ22がヒステリ
シス付与回路21と協働して、これを検出し、スイッチ
回路23がバッテリを給電ラインから切り離すための制
御信号を出す。即ち、商用入力電源停電時に、バッテリ
入力に移行して運転中バッテリ電圧が低下し、放電終止
電圧になると電源は、パワーダウン信号(PD)信号を
送出しバッテリを切り離す動作を行なうことにより、バ
ッテリが給電ラインから切り離されて、バッテリの過放
電が防止される。
されるバックアップ用バッテリの電圧が所定値以下にな
ると、バッテリ電圧検出用コンパレータ22がヒステリ
シス付与回路21と協働して、これを検出し、スイッチ
回路23がバッテリを給電ラインから切り離すための制
御信号を出す。即ち、商用入力電源停電時に、バッテリ
入力に移行して運転中バッテリ電圧が低下し、放電終止
電圧になると電源は、パワーダウン信号(PD)信号を
送出しバッテリを切り離す動作を行なうことにより、バ
ッテリが給電ラインから切り離されて、バッテリの過放
電が防止される。
【0009】ところで、図12はコンパレータ22の入
力の関係を説明する図であるが、この図からコンパレー
タ22の入力の関係を考えると、この回路では、基準と
なる電位は出力のEであることがわかる。また、コンパ
レータでの比較について基準となる電位はICのグラン
ドラインが接続されているバッテリの−24ボルトライ
ンであり、この点を注意して以下に説明する。
力の関係を説明する図であるが、この図からコンパレー
タ22の入力の関係を考えると、この回路では、基準と
なる電位は出力のEであることがわかる。また、コンパ
レータでの比較について基準となる電位はICのグラン
ドラインが接続されているバッテリの−24ボルトライ
ンであり、この点を注意して以下に説明する。
【0010】まず、図12で示すように出力監視回路の
基準電圧は、図6,図7のツェナーダイオードZDの電
圧とダイオードD1の順方向ドロップの和(Vdz+V
f)で表すことができ、これは例えば中心値で約5.9
ボルトとなる。また、コンパレータに入力電圧として付
加される電圧は−24ボルトライン(バッテリの0ボル
トライン)を基準の0ボルトとして考えるので、前述の
ごとく、基準電圧のIC入力は〔Vo−(Vdz+V
f)〕となる。そして、バッテリの電圧及び−24ボル
ト出力としては+側のラインがE(接地)に固定される
ため、−側ラインが変化することになる。
基準電圧は、図6,図7のツェナーダイオードZDの電
圧とダイオードD1の順方向ドロップの和(Vdz+V
f)で表すことができ、これは例えば中心値で約5.9
ボルトとなる。また、コンパレータに入力電圧として付
加される電圧は−24ボルトライン(バッテリの0ボル
トライン)を基準の0ボルトとして考えるので、前述の
ごとく、基準電圧のIC入力は〔Vo−(Vdz+V
f)〕となる。そして、バッテリの電圧及び−24ボル
ト出力としては+側のラインがE(接地)に固定される
ため、−側ラインが変化することになる。
【0011】言い換えると、監視回路の基準電圧は固定
であるが、基準電圧としてのICへの入力電圧はバッテ
リ電圧の変化によって変動をすると言うことである。ま
た、出力に対応した検出電圧は、分圧抵抗によって分圧
されて、((Vo−Vf)×R9)/(R9+R8+R
7)によって表される。これも基準と同様にマイナス側
のラインが変動している。
であるが、基準電圧としてのICへの入力電圧はバッテ
リ電圧の変化によって変動をすると言うことである。ま
た、出力に対応した検出電圧は、分圧抵抗によって分圧
されて、((Vo−Vf)×R9)/(R9+R8+R
7)によって表される。これも基準と同様にマイナス側
のラインが変動している。
【0012】しかし、ヒステリシス付与回路21が動作
して、抵抗R1′が抵抗R9に並列に接続されると、合
成抵抗値がRX=(R1′×R9)/(R1′+R9)
となり、この抵抗値が上記のR9に代わって使用される
ようになっている。そして、図12に示すように、回路
の起動時においては、基準電圧よりも検出電圧に対応し
た入力の方がハイの状態にあるものが、同レベルになっ
た時に起動すると共に、コンパレータ21−1も反転し
て検出側のコンパレータ22への入力は矢印のように変
化する。
して、抵抗R1′が抵抗R9に並列に接続されると、合
成抵抗値がRX=(R1′×R9)/(R1′+R9)
となり、この抵抗値が上記のR9に代わって使用される
ようになっている。そして、図12に示すように、回路
の起動時においては、基準電圧よりも検出電圧に対応し
た入力の方がハイの状態にあるものが、同レベルになっ
た時に起動すると共に、コンパレータ21−1も反転し
て検出側のコンパレータ22への入力は矢印のように変
化する。
【0013】次に、正常運転時では、検出入力の方がロ
ーになっており、最後に放電終止電圧まで低下した場合
には、ヒステリシス付与回路21によって、抵抗R9に
抵抗R1′が並列に接続されていたものが、抵抗R1′
が解放されて矢印のように検出入力を強制的にハイにす
るように動作する。このことでDC−DCコンバータの
動作またはバッテリ運転移行時の電圧低下等の電圧の変
動による誤動作を防止しているのである。
ーになっており、最後に放電終止電圧まで低下した場合
には、ヒステリシス付与回路21によって、抵抗R9に
抵抗R1′が並列に接続されていたものが、抵抗R1′
が解放されて矢印のように検出入力を強制的にハイにす
るように動作する。このことでDC−DCコンバータの
動作またはバッテリ運転移行時の電圧低下等の電圧の変
動による誤動作を防止しているのである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の動作を行なう過
程において、コンパレータ22の入力の関係が逆転して
出力が反転すると同時に、コンパレータ21−1の動作
も同期して行なわれれば、動作のズレの問題の発生はな
くなる。言い換えれば、時間の変化に対応する電圧の変
化量が大きい通常の使用(短時間に大きな電圧値の変動
のある動作)では、異常の発生は考えなくても良い。そ
の理由としては、例えば複数のコンパレータの動作にズ
レがあったとしても、その出力に動作のズレの影響が現
れない時間で電圧は変化していれば問題の発生はないか
らである。
程において、コンパレータ22の入力の関係が逆転して
出力が反転すると同時に、コンパレータ21−1の動作
も同期して行なわれれば、動作のズレの問題の発生はな
くなる。言い換えれば、時間の変化に対応する電圧の変
化量が大きい通常の使用(短時間に大きな電圧値の変動
のある動作)では、異常の発生は考えなくても良い。そ
の理由としては、例えば複数のコンパレータの動作にズ
レがあったとしても、その出力に動作のズレの影響が現
れない時間で電圧は変化していれば問題の発生はないか
らである。
【0015】以上、比較の回路動作について簡単に説明
したが、動作のズレが発生する理由について簡単に述べ
る。すなわち、今回使用しているクワッドタイプのIC
内の2個のコンパレータ21−1,22の入力に、それ
ぞれ同じ数値の電圧が付加されても、ICの内部の構成
部品のバラツキ、例えばトランジスタへの電圧等のバラ
ツキによって、動作点にズレが生じることが、コンパレ
ータの等価回路を考えると、容易に推測できる。このた
めに、バッテリ放電の際に(特にバッテリ容量が大きい
ものが顕著にわかる)、電圧の変化がmV単位の微妙な
低下(変化)であると、動作のズレの為に、コンパレー
タ22のみの出力が反転しても、コンパレータ21−1
の動作ができずにコンパレータ21−1の出力が反転し
ない状態が継続してしまうことになる。そして、この状
態が継続中にバッテリ電圧が変動すると、コンパレータ
22の入力で対応して出力も変化するので、PD信号も
変化することになり、検出入力がある振幅を持って変化
すると、出力はチャタリング現象を起こしているように
見える動作を行なう。
したが、動作のズレが発生する理由について簡単に述べ
る。すなわち、今回使用しているクワッドタイプのIC
内の2個のコンパレータ21−1,22の入力に、それ
ぞれ同じ数値の電圧が付加されても、ICの内部の構成
部品のバラツキ、例えばトランジスタへの電圧等のバラ
ツキによって、動作点にズレが生じることが、コンパレ
ータの等価回路を考えると、容易に推測できる。このた
めに、バッテリ放電の際に(特にバッテリ容量が大きい
ものが顕著にわかる)、電圧の変化がmV単位の微妙な
低下(変化)であると、動作のズレの為に、コンパレー
タ22のみの出力が反転しても、コンパレータ21−1
の動作ができずにコンパレータ21−1の出力が反転し
ない状態が継続してしまうことになる。そして、この状
態が継続中にバッテリ電圧が変動すると、コンパレータ
22の入力で対応して出力も変化するので、PD信号も
変化することになり、検出入力がある振幅を持って変化
すると、出力はチャタリング現象を起こしているように
見える動作を行なう。
【0016】このことを、図8,図9,図11を参照し
ながら、簡単に説明すると、次のようになる。すなわ
ち、バッテリ電圧が低下している状態で、コンパレータ
22,21−1の動作にズレ(コンパレータ22の動作
電圧の方が高い)があると、まずコンパレータ22の出
力は反転するが、コンパレータの出力の反転の影響でバ
ッテリ電圧が上昇すると、またコンパレータ22の出力
も反転してしまい、逆に電圧の低下が起こり、出力とし
て、オンオフの動作を行なって、チャタリング現象のよ
うに見えることになる。すなわち、図8,図11に示す
ように、コンパレータ21−1が反転する前に、検出用
のコンパレータ22がチャタリング動作してしまうので
ある。なお、バッテリ切り離し時における理想的な検出
動作用のコンパレータ22の出力は図10のようにな
る。
ながら、簡単に説明すると、次のようになる。すなわ
ち、バッテリ電圧が低下している状態で、コンパレータ
22,21−1の動作にズレ(コンパレータ22の動作
電圧の方が高い)があると、まずコンパレータ22の出
力は反転するが、コンパレータの出力の反転の影響でバ
ッテリ電圧が上昇すると、またコンパレータ22の出力
も反転してしまい、逆に電圧の低下が起こり、出力とし
て、オンオフの動作を行なって、チャタリング現象のよ
うに見えることになる。すなわち、図8,図11に示す
ように、コンパレータ21−1が反転する前に、検出用
のコンパレータ22がチャタリング動作してしまうので
ある。なお、バッテリ切り離し時における理想的な検出
動作用のコンパレータ22の出力は図10のようにな
る。
【0017】このようにして、商用入力電源停電時、バ
ッテリ入力に移行して運転中、バッテリ電圧が低下し、
放電終止電圧になると、電源がPD信号を送出しバッテ
リを切り離す動作を行なう際に、クワッドタイプのIC
コンパレータの動作がズレるために、出力が同時に反転
しないことから、ヒステリシス動作が働かず入力の微妙
な変化が影響してしまうことにより、PD信号がチャタ
リングするようにオンオフを繰り返してしまうという課
題があるのである。
ッテリ入力に移行して運転中、バッテリ電圧が低下し、
放電終止電圧になると、電源がPD信号を送出しバッテ
リを切り離す動作を行なう際に、クワッドタイプのIC
コンパレータの動作がズレるために、出力が同時に反転
しないことから、ヒステリシス動作が働かず入力の微妙
な変化が影響してしまうことにより、PD信号がチャタ
リングするようにオンオフを繰り返してしまうという課
題があるのである。
【0018】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、コンパレータの動作電圧(基準電圧)を考え
ることで、ヒステリシス付与用コンパレータの動作が早
くなるようにし、両コンパレータの動作が同時にならな
いようにした、バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制
御回路を提供することを目的とする。
たもので、コンパレータの動作電圧(基準電圧)を考え
ることで、ヒステリシス付与用コンパレータの動作が早
くなるようにし、両コンパレータの動作が同時にならな
いようにした、バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制
御回路を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するための電気回路図であるが、この図1に示す回路
も、給電ラインに付設されるバックアップ用バッテリの
電圧が所定値以下になると、バッテリを給電ラインから
切り離すための制御信号を出すバッテリ切離し制御回路
についてのものであり、このバッテリ過放電防止用バッ
テリ切離し制御回路は、図1に示すように、第1基準電
圧Vref1とバッテリ電圧とを比較する第1コンパレ
ータ1−1とこの第1コンパレータ1−1の出力側に接
続された抵抗R1とからなるヒステリシス付与回路1を
そなえるとともに、第2基準電圧Vref2とヒステリ
シス付与回路1による影響を受けたバッテリ電圧とを比
較する第2コンパレータ2とをそなえて構成されてい
る。
明するための電気回路図であるが、この図1に示す回路
も、給電ラインに付設されるバックアップ用バッテリの
電圧が所定値以下になると、バッテリを給電ラインから
切り離すための制御信号を出すバッテリ切離し制御回路
についてのものであり、このバッテリ過放電防止用バッ
テリ切離し制御回路は、図1に示すように、第1基準電
圧Vref1とバッテリ電圧とを比較する第1コンパレ
ータ1−1とこの第1コンパレータ1−1の出力側に接
続された抵抗R1とからなるヒステリシス付与回路1を
そなえるとともに、第2基準電圧Vref2とヒステリ
シス付与回路1による影響を受けたバッテリ電圧とを比
較する第2コンパレータ2とをそなえて構成されてい
る。
【0020】そして、第2コンパレータ2への検出電圧
を所要値だけ高めるように抵抗R1の値が設定されると
ともに、第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vre
f2とが異なった値に設定されている。また、ヒステリ
シス付与回路1,バッテリ電圧検出用コンパレータ2の
基準電圧Vref1,Vref2は、抵抗R10,R1
1,R12,ツェナーダイオードZD,ダイオードD1
等によって与えられるようになっているが、この場合、
抵抗R11〜R12が従来のものに追加されたものであ
り、この抵抗R10〜R12の存在によって、両基準電
圧Vref1,Vref2は異なった値に設定されるの
である。
を所要値だけ高めるように抵抗R1の値が設定されると
ともに、第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vre
f2とが異なった値に設定されている。また、ヒステリ
シス付与回路1,バッテリ電圧検出用コンパレータ2の
基準電圧Vref1,Vref2は、抵抗R10,R1
1,R12,ツェナーダイオードZD,ダイオードD1
等によって与えられるようになっているが、この場合、
抵抗R11〜R12が従来のものに追加されたものであ
り、この抵抗R10〜R12の存在によって、両基準電
圧Vref1,Vref2は異なった値に設定されるの
である。
【0021】なお、図中、R3,R7〜R9は抵抗、D
3はダイオードである。
3はダイオードである。
【0022】
【作用】上述の本発明のバッテリ過放電防止用バッテリ
切離し制御回路では、第2コンパレータ2への検出電圧
を所要値だけ高めるように抵抗R1の値が設定されると
ともに、第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vre
f2とが異なった値に設定されているので、バッテリ電
圧が所定値以下になると、第1コンパレータ1−1が動
作してから第2コンパレータ2が動作状態になって、そ
の後は第1コンパレータ1−1と第2コンパレータ2と
が共に動作状態になる。
切離し制御回路では、第2コンパレータ2への検出電圧
を所要値だけ高めるように抵抗R1の値が設定されると
ともに、第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vre
f2とが異なった値に設定されているので、バッテリ電
圧が所定値以下になると、第1コンパレータ1−1が動
作してから第2コンパレータ2が動作状態になって、そ
の後は第1コンパレータ1−1と第2コンパレータ2と
が共に動作状態になる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2,図3は本発明の一実施例としてのバッテリ
過放電防止用バッテリ切離し制御回路の要部を示す電気
回路図であるが、このバッテリ過放電防止用バッテリ切
離し制御回路は、ヒステリシス付与回路1,バッテリ電
圧検出用コンパレータ2,スイッチ回路3等をそなえて
構成されている。
する。図2,図3は本発明の一実施例としてのバッテリ
過放電防止用バッテリ切離し制御回路の要部を示す電気
回路図であるが、このバッテリ過放電防止用バッテリ切
離し制御回路は、ヒステリシス付与回路1,バッテリ電
圧検出用コンパレータ2,スイッチ回路3等をそなえて
構成されている。
【0024】ここで、ヒステリシス付与回路1は、バッ
テリを給電ラインから切り離す際にチャタリング現象が
生じるのを防止するための回路であり、このため、この
ヒステリシス付与回路1は、第1基準電圧Vref1と
バッテリ電圧とを比較するコンパレータ(第1コンパレ
ータ)1−1と、このコンパレータ1−1の出力側に接
続された抵抗R1とからなる。すなわち、この場合のコ
ンパレータ1−1もDC−DCコンバータの動作電源の
オンオフ等に伴うバッテリ電圧の変化の影響を抑えるた
めにヒステリシスを設ける目的のICとして抵抗R1と
共に使用しているのである。なお、コンパレータ2への
検出電圧を所要値だけ高めるように、抵抗R1の値が設
定されている。
テリを給電ラインから切り離す際にチャタリング現象が
生じるのを防止するための回路であり、このため、この
ヒステリシス付与回路1は、第1基準電圧Vref1と
バッテリ電圧とを比較するコンパレータ(第1コンパレ
ータ)1−1と、このコンパレータ1−1の出力側に接
続された抵抗R1とからなる。すなわち、この場合のコ
ンパレータ1−1もDC−DCコンバータの動作電源の
オンオフ等に伴うバッテリ電圧の変化の影響を抑えるた
めにヒステリシスを設ける目的のICとして抵抗R1と
共に使用しているのである。なお、コンパレータ2への
検出電圧を所要値だけ高めるように、抵抗R1の値が設
定されている。
【0025】また、バッテリ電圧検出用コンパレータ
(第2コンパレータ)2は、第2基準電圧Vref2と
ヒステリシス付与回路1による影響を受けたバッテリ電
圧とを比較してバッテリ電圧を検出するためのものであ
る。すなわち、このコンパレータ2でバッテリ電圧に比
例した検出電圧と第2基準電圧Vref2を比較して、
その出力でスイッチ回路3をオンオフさせることで、パ
ワーダウン信号(PD)信号を、外部に送出しているの
である。
(第2コンパレータ)2は、第2基準電圧Vref2と
ヒステリシス付与回路1による影響を受けたバッテリ電
圧とを比較してバッテリ電圧を検出するためのものであ
る。すなわち、このコンパレータ2でバッテリ電圧に比
例した検出電圧と第2基準電圧Vref2を比較して、
その出力でスイッチ回路3をオンオフさせることで、パ
ワーダウン信号(PD)信号を、外部に送出しているの
である。
【0026】ここで、第1基準電圧Vref1と第2基
準電圧Vref2とは異なった値に設定されている。そ
して、これらのヒステリシス付与回路1,バッテリ電圧
検出用コンパレータ2の基準電圧Vref1,Vref
2は、抵抗R10,R11,R12,ツェナーダイオー
ドZD,ダイオードD1等によって与えられるようにな
っているが、この場合、抵抗R11〜R12が従来のも
のに追加されたものであり、この抵抗R10〜R12の
存在によって、両基準電圧Vref1,Vref2は異
なった値に設定されていることになるのである。
準電圧Vref2とは異なった値に設定されている。そ
して、これらのヒステリシス付与回路1,バッテリ電圧
検出用コンパレータ2の基準電圧Vref1,Vref
2は、抵抗R10,R11,R12,ツェナーダイオー
ドZD,ダイオードD1等によって与えられるようにな
っているが、この場合、抵抗R11〜R12が従来のも
のに追加されたものであり、この抵抗R10〜R12の
存在によって、両基準電圧Vref1,Vref2は異
なった値に設定されていることになるのである。
【0027】この場合、第1基準電圧Vref1は第2
基準電圧Vref2より小さく、例えばVref1=−
6 ボルト、Vref2=−5ボルトに設定される。この
ように設定されると、ヒステリシス用コンパレータ1−
1の反転電圧は−21.6ボルトとなり、電圧検出用コ
ンパレータ2の反転電圧は−21.4ボルトとなるた
め、各コンパレータ1−1,2の反転タイミングは図4
のようになる。すなわち、コンパレータ1−1,2は同
一場所に接続されているため、コンパレータ1−1が反
転すると、コンパレータ2も0.3ボルトの差をもって
反転するのである。このときの様子を、模式的に示す
と、図5のようになる。
基準電圧Vref2より小さく、例えばVref1=−
6 ボルト、Vref2=−5ボルトに設定される。この
ように設定されると、ヒステリシス用コンパレータ1−
1の反転電圧は−21.6ボルトとなり、電圧検出用コ
ンパレータ2の反転電圧は−21.4ボルトとなるた
め、各コンパレータ1−1,2の反転タイミングは図4
のようになる。すなわち、コンパレータ1−1,2は同
一場所に接続されているため、コンパレータ1−1が反
転すると、コンパレータ2も0.3ボルトの差をもって
反転するのである。このときの様子を、模式的に示す
と、図5のようになる。
【0028】スイッチ回路3は、コンパレータ2から信
号を受けてオンオフすることによりバッテリの接続また
は切離しを行なうもので、スイッチングトランジスタT
r1や発光素子PC1と受光素子(図示せず)からなる
フォトカップラPCやをそなえて構成されている。な
お、図中、R3〜R9は抵抗(抵抗R9は可変抵抗)、
D2,D3はダイオード、C1〜C3はコンデンサであ
る。
号を受けてオンオフすることによりバッテリの接続また
は切離しを行なうもので、スイッチングトランジスタT
r1や発光素子PC1と受光素子(図示せず)からなる
フォトカップラPCやをそなえて構成されている。な
お、図中、R3〜R9は抵抗(抵抗R9は可変抵抗)、
D2,D3はダイオード、C1〜C3はコンデンサであ
る。
【0029】ここで、従来のものに対して本回路のよう
にすれば、チャタリング現象を改善できる点について少
し説明する。まず、前述のように、従来のものでは、2
個のコンパレータの動作がズレると言う原因により不具
合が発生したのであるが、その対策として、本回路で
は、コンパレータ間の動作のズレを補正するようにして
いるので、上記の不具合に対しては改善されることにな
る。すなわち、比較検出のコンパレータ2とヒステリシ
ス用のコンパレータ1−1の動作を同時に行なわせ、動
作ズレをなくせば良いことになるので、その動作とし
て、バッテリ切離し時にヒステリシス付与回路1の方の
出力が先に反転する動作が行なわれればその時点で、図
5に示すように、検出の入力電圧がヒステリシスによっ
て強制的にハイに引き上げられるために、PD信号が送
出されるのである。
にすれば、チャタリング現象を改善できる点について少
し説明する。まず、前述のように、従来のものでは、2
個のコンパレータの動作がズレると言う原因により不具
合が発生したのであるが、その対策として、本回路で
は、コンパレータ間の動作のズレを補正するようにして
いるので、上記の不具合に対しては改善されることにな
る。すなわち、比較検出のコンパレータ2とヒステリシ
ス用のコンパレータ1−1の動作を同時に行なわせ、動
作ズレをなくせば良いことになるので、その動作とし
て、バッテリ切離し時にヒステリシス付与回路1の方の
出力が先に反転する動作が行なわれればその時点で、図
5に示すように、検出の入力電圧がヒステリシスによっ
て強制的にハイに引き上げられるために、PD信号が送
出されるのである。
【0030】また、ヒステリシス付与回路1において、
バッテリ電圧で数ボルト分、検出用の抵抗値が変化する
ために多少の変動では出力が替わることはない。また逆
に言えば、DC−DCコンバータのオンオフによる電圧
変動の影響がないようなヒステリシス幅にしておけば良
いことになる。よって、コンパレータ2への検出電圧を
所要値だけ高めるように抵抗R1の値を設定するととも
に、基準電圧も抵抗分圧して、両基準電圧を異なった値
に設定すれば、従来の回路に対する対策ができることに
なるのである。
バッテリ電圧で数ボルト分、検出用の抵抗値が変化する
ために多少の変動では出力が替わることはない。また逆
に言えば、DC−DCコンバータのオンオフによる電圧
変動の影響がないようなヒステリシス幅にしておけば良
いことになる。よって、コンパレータ2への検出電圧を
所要値だけ高めるように抵抗R1の値を設定するととも
に、基準電圧も抵抗分圧して、両基準電圧を異なった値
に設定すれば、従来の回路に対する対策ができることに
なるのである。
【0031】このような構成により、給電ラインに付設
されるバックアップ用バッテリの電圧が所定値以下にな
ると、バッテリ電圧検出用コンパレータ2がヒステリシ
ス付与回路1と協働してこれを検出し、コンパレータ1
−1の出力がローとなり、その結果コンパレータ2の出
力がハイとなって、スイッチングトランジスタTr1の
ベースがハイとなり、フォトカップラPCがオフ状態に
なることにより、スイッチ回路3がバッテリを給電ライ
ンから切り離すための制御信号を出す。即ち、商用入力
電源停電時に、バッテリ入力に移行して運転中バッテリ
電圧が低下し、放電終止電圧になると電源は、パワーダ
ウン信号〔POWER DOWN(PD)〕信号を送出
しバッテリを切り離す動作を行なうことにより、バッテ
リが給電ラインから切り離される。これにより、バッテ
リの過放電が防止される。
されるバックアップ用バッテリの電圧が所定値以下にな
ると、バッテリ電圧検出用コンパレータ2がヒステリシ
ス付与回路1と協働してこれを検出し、コンパレータ1
−1の出力がローとなり、その結果コンパレータ2の出
力がハイとなって、スイッチングトランジスタTr1の
ベースがハイとなり、フォトカップラPCがオフ状態に
なることにより、スイッチ回路3がバッテリを給電ライ
ンから切り離すための制御信号を出す。即ち、商用入力
電源停電時に、バッテリ入力に移行して運転中バッテリ
電圧が低下し、放電終止電圧になると電源は、パワーダ
ウン信号〔POWER DOWN(PD)〕信号を送出
しバッテリを切り離す動作を行なうことにより、バッテ
リが給電ラインから切り離される。これにより、バッテ
リの過放電が防止される。
【0032】このとき、コンパレータ2への検出電圧を
所要値だけ高めるように抵抗R1の値が設定されるとと
もに、第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vref
2とが異なった値に設定されているので、バッテリ電圧
が所定値以下になると、第1コンパレータ1−1が動作
してから第2コンパレータ2が動作状態になって、その
後は第1コンパレータ1−1と第2コンパレータ2とが
共に動作状態になる。これにより、コンパレータ2にチ
ャタリング現象が生じることを防止できる。
所要値だけ高めるように抵抗R1の値が設定されるとと
もに、第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vref
2とが異なった値に設定されているので、バッテリ電圧
が所定値以下になると、第1コンパレータ1−1が動作
してから第2コンパレータ2が動作状態になって、その
後は第1コンパレータ1−1と第2コンパレータ2とが
共に動作状態になる。これにより、コンパレータ2にチ
ャタリング現象が生じることを防止できる。
【0033】なお、バッテリ電圧正常時においては、コ
ンパレータ1−1の出力がハイとなっており、その結
果、コンパレータ2の出力もローとなっていて、これに
よりスイッチングトランジスタTr1のベースがロー状
態となっていて、フォトカップラPCがオン状態になっ
ているのである。これにより、バッテリは給電ラインか
ら切り離されることなく、バッテリ電圧が給電ラインに
供給される。
ンパレータ1−1の出力がハイとなっており、その結
果、コンパレータ2の出力もローとなっていて、これに
よりスイッチングトランジスタTr1のベースがロー状
態となっていて、フォトカップラPCがオン状態になっ
ているのである。これにより、バッテリは給電ラインか
ら切り離されることなく、バッテリ電圧が給電ラインに
供給される。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のバッテリ
過放電防止用バッテリ切離し制御回路によれば、給電ラ
インに付設されるバックアップ用バッテリの電圧が所定
値以下になると、該バッテリを該給電ラインから切り離
すための制御信号を出すバッテリ切離し制御回路におい
て、第1基準電圧とバッテリ電圧とを比較する第1コン
パレータと、第1コンパレータの出力側に接続された抵
抗とからなるヒステリシス付与回路と、第2基準電圧と
ヒステリシス付与回路による影響を受けたバッテリ電圧
とを比較する第2コンパレータとをそなえて構成され、
第2コンパレータへの検出電圧を所要値だけ高めるよう
にヒステリシス付与回路の抵抗の値が設定されるととも
に、第1基準電圧と第2基準電圧とが異なった値に設定
されているので、バッテリ電圧が所定値以下になると、
第1コンパレータが動作してから第2コンパレータが動
作状態になって、第1コンパレータと第2コンパレータ
とが共に動作状態になり、これにより、第1コンパレー
タにチャタリング現象が生じることを確実に防止できる
利点がある。
過放電防止用バッテリ切離し制御回路によれば、給電ラ
インに付設されるバックアップ用バッテリの電圧が所定
値以下になると、該バッテリを該給電ラインから切り離
すための制御信号を出すバッテリ切離し制御回路におい
て、第1基準電圧とバッテリ電圧とを比較する第1コン
パレータと、第1コンパレータの出力側に接続された抵
抗とからなるヒステリシス付与回路と、第2基準電圧と
ヒステリシス付与回路による影響を受けたバッテリ電圧
とを比較する第2コンパレータとをそなえて構成され、
第2コンパレータへの検出電圧を所要値だけ高めるよう
にヒステリシス付与回路の抵抗の値が設定されるととも
に、第1基準電圧と第2基準電圧とが異なった値に設定
されているので、バッテリ電圧が所定値以下になると、
第1コンパレータが動作してから第2コンパレータが動
作状態になって、第1コンパレータと第2コンパレータ
とが共に動作状態になり、これにより、第1コンパレー
タにチャタリング現象が生じることを確実に防止できる
利点がある。
【図1】本発明の原理を説明するための電気回路図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例を示す電気回路図である。
【図3】本発明の一実施例を示す電気回路図である。
【図4】本発明の一実施例の作用を説明する図である。
【図5】本発明の一実施例の作用を説明する図である。
【図6】従来例を示す電気回路図である。
【図7】従来例を示す電気回路図である。
【図8】従来例の作用を説明する図である。
【図9】図8のIX部を拡大して示す図である。
【図10】従来例の作用を説明する図である。
【図11】従来例の作用を説明する図である。
【図12】電圧検出用コンパレータの入力関係を説明す
る図である。
る図である。
【図13】バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回
路の配置位置を説明する図である。
路の配置位置を説明する図である。
1 ヒステリシス付与回路 1−1 第1コンパレータ 2 第2コンパレータ 3 スイッチ回路 21 ヒステリシス付与回路 21−1 第1コンパレータ 22 第2コンパレータ 23 スイッチ回路 100 交流電源 101 整流回路 102,102′ スイッング用制御素子 103,103′電力変換用トランス 104,104′,104′′ 平滑回路 105 バッテリ 106 バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回路 C1〜C3 コンデンサ D1〜D3 ダイオード PC フォトカップラ PC−1 発光素子 R1〜R12 抵抗 Tr1 スイッチングトランジスタ ZD ツェナーダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/34
Claims (1)
- 【請求項1】 給電ラインに付設されるバックアップ用
バッテリの電圧が所定値以下になると、該バッテリを該
給電ラインから切り離すための制御信号を出すバッテリ
切離し制御回路において、 第1基準電圧とバッテリ電圧とを比較する第1コンパレ
ータ(1−1)と、該第1コンパレータ(1−1)の出
力側に接続された抵抗(R1)とからなるヒステリシス
付与回路(1)と、 第2基準電圧と該ヒステリシス付与回路(1)による影
響を受けたバッテリ電圧とを比較する第2コンパレータ
(2)とをそなえて構成されて、 該バッテリ電圧が所定値以下になると、該第1コンパレ
ータ(1−1)が動作してから該第2コンパレータ
(2)が動作状態になって、該第1コンパレータ(1−
1)と該第2コンパレータ(2)とが共に動作状態にな
るように、該第2コンパレータ(2)への検出電圧を所
要値だけ高めるように該抵抗(R1)の値が設定される
とともに、該第1基準電圧と該第2基準電圧とが異なっ
た値に設定されていることを特徴とする、バッテリ過放
電防止用バッテリ切離し制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33813591A JP3241412B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33813591A JP3241412B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176479A JPH05176479A (ja) | 1993-07-13 |
JP3241412B2 true JP3241412B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18315243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33813591A Expired - Fee Related JP3241412B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | バッテリ過放電防止用バッテリ切離し制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241412B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3753492B2 (ja) * | 1997-01-29 | 2006-03-08 | ローム株式会社 | 電源監視ic及び電池パック |
JP2009131101A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Canon Inc | 電力供給装置及び電力供給装置における過放電制御方法 |
JP2015055598A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | アルプス電気株式会社 | 電圧検出装置 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP33813591A patent/JP3241412B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05176479A (ja) | 1993-07-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010925 |
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