JP3241285B2 - タイヤ加硫機のアンローディング装置における高さ調整装置 - Google Patents
タイヤ加硫機のアンローディング装置における高さ調整装置Info
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Description
用されるアンローディング装置の高さ調整装置に関する
ものである。
ーディング装置としては、例えば、図11に示すような
ものがある。すなわち、このアンローディング装置にお
いて、加硫済タイヤ51を把持する時、または加硫済タ
イヤ51を載置する際の旋回アーム52およびチャック
装置53の下限位置は、旋回アーム52に組み込まれて
いる溶接ボルト54の高さをナット55で調整し、下降
の際に溶接ボルト54をサポートブラケット56に組み
込まれているショックアブソーバ57に衝突させること
により設定されるようになっている。このようにアンロ
ーディング装置の高さ位置を調整するのは、加硫金型側
で加硫済タイヤ51を把持または解除するとき、および
コンベアもしくはP.C.I側で加硫済タイヤ51を把
持または解除するときにアンローディング装置を下降さ
せる必要が生じるからである。さらに、タイヤの種類を
変えて装置を用いる場合は、加硫済タイヤ51の巾(図
11中で上下方向)が異なるため、アンローディング装
置を下げる位置が変わり、これに伴い加硫済タイヤ51
に合わせて下限位置を調整する必要が生じるからであ
る。なお、同図において、58は旋回アーム52の旋回
中心となる縦軸である。
アンローディング装置において、旋回アーム52および
チャック装置53の下限位置を設定する場合は、作業者
がスパナ等の締付工具を使用してナット55を回転させ
ることにより、旋回アーム52に組み込んでいる溶接ボ
ルト54の高さ調整を行ってアンローディング装置の下
限位置を設定しているので、高さ調整作業に多くの時間
が掛かっていた。また、従来のアンローディング装置に
は、スパナ等の締付工具を回転させるためのハンドスペ
ースが必要となるので、機械本体の構造が大きくなり、
機械の大型化を招来するという不具合を有していた。
ものであって、その目的は、アンローディング装置の下
限位置を短時間で調整できるとともに、機械の小型化を
図ることが可能なタイヤ加硫機のアンローディング装置
における高さ調整装置を提供することにある。
題を解決するために、請求項1の本発明においては、タ
イヤ加硫機に関連して縦軸回りに旋回および昇降自在な
旋回アームを配置し、該旋回アームの先端に拡縮自在な
チャック爪を備えたチャック装置を設け、前記旋回アー
ムを旋回および昇降させて加硫済タイヤを前記タイヤ加
硫機から取出すアンローディング装置において、前記縦
軸の下方に配置されるサポートブラケットの一端部に長
穴を穿設し、前記長穴にネジ孔を形成するとともに、前
記ネジ孔に90゜の位相で着脱可能なボルトを有するス
トッパ部材を設け、前記ストッパ部材を上下動可能なア
ンロック状態にすることによって前記ストッパ部材の高
さを変え、前記旋回アームの下限位置を調整し得るよう
に構成している。
ストッパ部材のボルトと関連して、前記ストッパ部材の
回り止め用の固定手段を配設している。
記ストッパ部材に前記旋回アームの下限位置を検出する
センサを設けている。
とストッパ部材のボルトとをアンロック状態にしてお
き、ストッパ部材を上下動させてその高さを決定し、ス
トッパ部材を90゜回転させてロック状態にして回り止
め用の固定手段で固定し、ストッパ部材の高さをワンタ
ッチで変更することによって旋回アームおよびチャック
装置の下限位置を調整する。
のアンローディング装置における高さ調整装置を図1〜
図9に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。ここ
で、図1はアンローディング装置の側面図、図2はその
平面図、図3はアンローディング装置が加硫側にある時
とコンベア(またはP.C.I)側にある時の状態を示
している。
1は、図示しないタイヤ加硫機に関連して水平方向に配
置される2本の旋回アーム2を備えており、これら旋回
アーム2は、その基端部2aが垂直方向に配置される縦
軸3の回りに旋回および昇降自在に取付けられている。
旋回アーム2の先端下部には、加硫済タイヤ4を把持す
るチャック装置5がそれぞれ配設されており、これらチ
ャック装置5は、チャック開閉用シリンダ6により作動
する拡縮自在なチャック爪7を備えている。また、上記
縦軸3の下部には、旋回自在なブラケット8が配設され
ており、このブラケット8はスイングシリンダ9によっ
て旋回アーム2と共に旋回するように構成されている。
しかも、当該ブラケット8には、旋回アーム2を昇降さ
せるための昇降シリンダ10が設けられており、旋回ア
ーム2の基端部2aと昇降シリンダ10とはプッシュロ
ッド10aを介して連結されている。なお、図3におい
て矢印A側はアンローダが加硫側にある時を示し、矢印
B側はアンローダがコンベアまたはP.C.I側にある
時を示している。
へ延びるサポートブラケット11が設けられ、当該サポ
ートブラケット11には既述のスイングシリンダ9の一
端が取付けられている。しかも、サポートブラケット1
1の一端部11aには、図4〜図6に示す如く、左右一
対の長穴12(加硫側ストッパ部材取付用)が穿設さ
れ、これら長穴12の中間部分には、長穴12の巾より
も大きな径の雌ネジ切りをしたネジ孔(ボルト孔)13
が形成されている。また、上記サポートブラケット11
の上部には、図7に示すような取付ブラケット14が設
けられており、当該取付ブラケット14には、左右一対
の長穴15(コンベアまたはP.C.I側ストッパ部材
取付用)が穿設され、これら長穴15の中間部分には、
長穴15の巾よりも大きな径の雌ネジ切りをしたネジ孔
(ボルト孔)16が形成されている。
よび取付ブラケット14には、ネジ孔13,16に90
゜の位相で着脱可能なボルト17,18を有する高低2
種類のストッパ部材19,20が設けられ、これらスト
ッパ部材19,20は、加硫済タイヤ4を把持する時の
ものと、加硫済タイヤ4を載置する時の2箇所に設けら
れている。ストッパ部材19,20のボルト17,18
には、図8に示すように、ネジ孔13,16と螺合する
雄ネジ部17a,18aと、長穴12,15の中間部分
に対応する平坦面形状の切欠き部17b,18bが設け
られている。そして、このようなボルト17,18の片
側近傍には、これと関連してストッパ部材19,20の
回り止め用の固定手段である回り止めピン21が配設さ
れており、当該回り止めピン21の一側端は、ロック時
において90゜回転させたボルト17,18の切欠き部
17b,18bと係合するような平面半円形状に形成さ
れている。
中間部分には、ショックアブソーバ22と対向して当て
板23,24が設けられており、この当て板23,24
とボルト17,18とは溶接により一体化されている。
ショックアブソーバ22は、旋回アーム2の基端部2a
のフランジ部25に組み込まれており、旋回アーム2の
下降時において、ショックアブソーバ22をストッパ部
材19,20の当て板23,24に衝突させることによ
り旋回アーム2の下限位置を制限する構造となってい
る。さらに、ストッパ部材19,20の上端部には、旋
回アーム2が下限に位置されたことを検出するための近
接センサ26,27が設けられている。
調整装置は、サポートブラケット11および取付ブラケ
ット14の長穴12,15およびネジ孔13,16、ス
トッパ部材19,20のボルト17,18等によって構
成されている。なお、コンベアまたはP.C.I側の場
合は、旋回アーム2の下限位置が高くなることから、図
9に示す如く、取付ブラケット14により固定位置14
aの部分が高く配置されている。このため、加硫済タイ
ヤ4を載置する側のストッパ部材20であって、これに
固定されたボルト18を取付けるネジ孔16は、サポー
トブラケット11の基端部11aに連結させた取付ブラ
ケット14の固定位置14aの部分に設けられている。
置1の高さ調整装置の作用について説明する。まず、図
5に示すように、サポートブラケット11の一端部11
aに設けた長穴12と、取付ブラケット14の固定位置
14aに設けた長穴15とにストッパ部材19,20の
ボルト17,18をそれぞれ挿入して上下動可能なアン
ロック状態にしておく。このアンロック状態では、長穴
12,15のネジ孔13,16とボルト17,18の雄
ネジ部17a,18aとが螺合しておらず、ネジの機能
は無くなり、スムーズに上下へ動かすことが可能とな
る。
18を上下方向に沿って移動させ、加硫済タイヤ4を把
持する側と載置する側の2箇所でストッパ部材19,2
0の高さを決定する。しかる後、図6に示す如く、スト
ッパ部材19,20を90゜回転させ、ボルト17,1
8の雄ネジ部17a,18aを長穴12,15のネジ孔
13,16に噛み合わせてロック状態とする。この状態
で、回り止めピン21を挿入してボルト17,18の切
欠き部17b,18bと係合させ、ストッパ部材19,
20を固定する。このようにストッパ部材19,20を
所望の高さ位置で固定すると、旋回アーム2の下降時
に、ショックアブソーバ22をストッパ部材19,20
の当て板23,24に衝突させることによって旋回アー
ム2の下限位置を制限することが可能となり、アンロー
ディング装置1の高さ調整が完了する。
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。
部材19,20の回り止め用の固定手段として回り止め
ピン21を用いたが、この回り止めピン21の代わり
に、図10に示す如く、ハンドル28が取付けられてい
る蝶番(ヒンジ)29をサポートブラケット11の一端
部11a上などに設けてストッパ部材19,20の回り
止めを行っても良い。なお、図10において、矢印C方
向はロックする方向を示し、矢印D方向はアンロックす
る方向を示している。
のアンローディング装置における高さ調整装置は、サポ
ートブラケットの一端部に長穴を穿設し、前記長穴にネ
ジ孔を形成するとともに、前記ネジ孔に90゜の位相で
着脱可能なボルトを有するストッパ部材を設け、前記ス
トッパ部材を上下動可能なアンロック状態にすることに
より前記ストッパ部材の高さを変え、旋回アームの下限
位置を調整し得るように構成しているので、締付工具な
しに、かつワンタッチでストッパ部材を90゜回転させ
ることによりアンローディング装置の下限位置を設定す
ることができる。したがって、本発明のアンローディン
グ装置における高さ調整装置を使用すれば、アンローデ
ィング装置の下限位置の調整作業時間を短縮でき、生産
性を向上させることができるとともに、機械の小型化を
図ることができる。
ローディング装置を示す側面図である。
図である。
ある時とコンベア側にある時の状態を示す部分拡大平面
図である。
装置を構成するサポートブラケットを示す平面図であ
る。
のアンロック状態を示す拡大平面図である。
のロック状態を示す拡大平面図である。
高さ調整装置を構成する取付ブラケットを示す平面図、
(b)はその正面図である。
高さ調整装置を構成するストッパ部材を示す平面図、
(b)はその正面図である。
側の場合のストッパ部材付近を示す側面図である。
部材の回り止め用の蝶番を示す平面図である。
を示す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 タイヤ加硫機に関連して縦軸回りに旋回
および昇降自在な旋回アームを配置し、該旋回アームの
先端に拡縮自在なチャック爪を備えたチャック装置を設
け、前記旋回アームを旋回および昇降させて加硫済タイ
ヤを前記タイヤ加硫機から取出すアンローディング装置
において、前記縦軸の下方に配置されるサポートブラケ
ットの一端部に長穴を穿設し、前記長穴にネジ孔を形成
するとともに、前記ネジ孔に90゜の位相で着脱可能な
ボルトを有するストッパ部材を設け、前記ストッパ部材
を上下動可能なアンロック状態にすることによって前記
ストッパ部材の高さを変え、前記旋回アームの下限位置
を調整し得るように構成したことを特徴とするタイヤ加
硫機のアンローディング装置における高さ調整装置。 - 【請求項2】 前記ストッパ部材のボルトと関連して、
前記ストッパ部材の回り止め用の固定手段を配設したこ
とを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫機のアンロ
ーディング装置における高さ調整装置。 - 【請求項3】 前記ストッパ部材に前記旋回アームの下
限位置を検出するセンサを設けたことを特徴とする請求
項1または請求項2に記載のタイヤ加硫機のアンローデ
ィング装置における高さ調整装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34301796A JP3241285B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | タイヤ加硫機のアンローディング装置における高さ調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP34301796A JP3241285B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | タイヤ加硫機のアンローディング装置における高さ調整装置 |
Publications (2)
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JPH10180764A JPH10180764A (ja) | 1998-07-07 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34301796A Expired - Fee Related JP3241285B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | タイヤ加硫機のアンローディング装置における高さ調整装置 |
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