JP3241258U - 卓上用串焼き器 - Google Patents

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賢 三ッ谷
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三ッ谷電機株式会社
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Abstract

Figure 0003241258000001
【課題】食品の串刺しが不適切で、串焼き調理に際して食品が電熱ヒーターに近づき過ぎて食品を焦がし、他の部分の焼きが足りなくなる等の焼きムラを防止する卓上用串焼き器を提供する。
【解決手段】卓上用串焼き器は、上部を開放した小型の箱状本体1内の下方に中空支持状態で電熱ヒーター13を配置し、上方に食品を串刺した串部分を載置する串載置部14を設けた。串載置部14に串載置位置から下方1~2cmの箇所に網板を載置可能とする網載置部(L状鉤杆17)を設けると共に、前記網載置部に載置可能な形状に形成した補助網体2を付属させてなる。
【選択図】図2

Description

本考案は、卓上用串焼き器に関するものである。
卓上用串焼き器は、特許文献1,2,3に示されているように、上部を開放した小型の箱状本体内の下方に、底面側から水盤用の受け皿、中空支持の電熱ヒーターを配置し、上方に串掛け用の横杆を対向して架設し、或いは串掛け用の枠杆を装着して構成されている。串焼き調理は、串刺した鶏肉などの調理対象食品を串刺して、前記の対向横杆或いは枠杆上に串部分を載置して調理を行うものである。また対向横杆上或いは枠杆上に、焼き網や鉄板を載置して網焼き調理や鉄板焼き調理を卓上で行う器具として使用している。
意匠登録第1282086号公報。 意匠登録第1291997号公報。 意匠登録第1652837号公報。
上記した従前器具による串焼き調理は、食品を刺し貫いた串の前後露出部分を串載置部(横杆若しくは枠杆)上に載置して行われる。しかし前記の調理において不定形の串刺し食品が適切に加熱調理されるように、例えば平串を使用する場合は食品加熱面を考慮して平串の平面位置に対して食品の形状を考慮して適切な串刺しを行う必要があり、丸串を使用する場合は、串刺しされた食品の全体の重心位置を考慮して安定した串載置状態となるようにする。
即ち平串の場合は平串の平面部分が串載置部材上に載置されるので、食品の串刺しが適切に行われていない場合、食品の一部が熱源に近づきすぎて焦げ易くなり、串を表裏逆に載置しても、同様に熱源に対する距離が異なることを原因とする焼きムラが生じやすい。また丸串では、食品が適切な加熱状となるように串載置部材上に載置しても、串刺しされた食品の重量バランスによって丸串が串載置部材上で転がり、適切な串焼きが行われない。
そこで本考案は、多少雑に食品の串刺しを行ったとしても、適切な焼き調理がなされる新規な卓上用串焼き器を提案したものである。
本考案に係る卓上用串焼き器は、上部を開放した小型の箱状本体内の下方に中空支持状態で電熱ヒーターを配置し、上方に食品を串刺した串部分を載置する串載置部を設けた卓上用串焼き器において、串載置部に串載置位置から下方1~2cmの箇所に網板を載置可能とする網載置部を設けると共に、前記網載置部に載置可能な形状に形成した補助網体を付属させてなることを特徴とするものである。
而して従前の器具のとおり串刺し食品を串載置部(対向横杆或いは枠杆等)上に載置して串焼き調理を行うもので、特に付属品とした補助網体を網板載置部に載置装着して串焼き調理を行うと、例えば平櫛に対して食品が斜めに串刺しされていた場合でも食品は補助網体に当接することで、熱源への不適切な近接が阻止され、また丸串の場合も同様に、食品が補助網体に当接することで丸串が串載置部上を転がることが防止される。
本考案の構成は上記のとおり付属品とした補助網体を使用することで、串焼き調理に際して仮に食品の串刺し状態が多少不適切であったとしても、串刺し食品を串載置部に載置した際に、串載置部の串載置位置から下方1~2cmに配置されている補助網体によって、食品の熱源への近づき過ぎが阻止され、適切な串焼き調理を実現する。
本考案の実施形態の全体斜視図(補助網体装着前)。 同図(補助網体装着時)。 同使用状態の説明図。 同対向横杆の高さ調整機構の説明図。 同網載置部の別例図。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した串焼き器は、本体1と付属品としての補助網体2及び受け皿3と、図示していないが串載置部に対応する大きさの網焼き調理用の焼き網及び鉄板調理用の鉄板も適宜付属させてなる。
本体1は、短尺側を形成する左右側面11と長尺側を形成する前後面12で構成される上部を開放した小型の箱状で、電熱ヒーター13と串載置部となる対向横杆14を付設してなる。
電熱ヒーター13は、金属被覆の棒状で、本体内下方に中空支持状態で配置したものであり、対向横杆(串載置部)14は、適宜な間隔を有せしめて長尺前後面12と平行となるように、左右側面11間に架設したものである。前記の架設手段は左右側面11の所定位置に階段状溝15を形成し、対向横杆14を溝縁に載置すると共に、対向横杆14と連続する操作部16を左右側面11外に突出させ、前記操作部16を操作して対向横杆14の架設高さ(載架設載置位置)を選択装着してなる。
また対向横杆14の適宜位置複数個所(左右両端近傍4カ所)に、L状鉤杆(網載置部)17を下設したもので、特に前記L状鉤杆の内方側突出する横短杆部の位置が、対向横杆14の載置部位(上面)から下方1~2cmとなるように設けたものである。
補助網体2は、前記したL状鉤杆(網載置部)17に載置される大きさで、受け皿3は、本体1の底面(電熱ヒーター13の下方)に収まる大きさで、本体1の前後面12の下方を開口させ、前記開口部18から出し入れを可能としたものである。
而して上記の串焼き器による串焼き調理は、補助網体2をL状鉤杆(網載置部)17に載置装着し、受け皿3に水を入れて本体1の底面に開口部から差し入れ、電熱ヒーター13に通電し、串aに食品bを刺した串刺し食品Aを、串a部分を対向横杆(串載置部)14上に載置して行うものである。
特に本考案は、串刺し食品Aを載置する箇所(対向横杆14)より1~2cm下方位置に補助網体2を設けているため、前記の串焼き調理において、食品bの電熱ヒーター13への近づき過ぎが補助網体2で阻止されるので、仮に食品の串刺し状態が多少不適切であったとしても、何ら支障なく適切な調理がなされるものである。
また本考案は串載置部(上記の対向横杆14の他、枠杆でも可)に補助網体を装着できる構造であれば良いので、例えば図5に示すように、L状鉤杆17に替えて、対向横杆14間を複数の上方開口コの字状の差渡杆17aで連結して網載置部としても良い。
1 本体
11 左右側面
12 前後面
13 電熱ヒーター
14 対向横杆(串載置部)
15 階段状溝
16 操作部
17 L状鉤杆(網載置部)
17a 差渡杆(網載置部)
18 開口部
2 補助網体
3 受け皿

Claims (5)

  1. 上部を開放した小型の箱状本体内の下方に中空支持状態で電熱ヒーターを配置し、上方に食品を串刺した串部分を載置する串載置部を設けた卓上用串焼き器において、串載置部に串載置位置から下方1~2cmの箇所に網板を載置可能とする網載置部を設けると共に、前記網載置部に載置可能な形状に形成した補助網体を付属させてなる卓上用串焼き器。
  2. 串載置部を適宜な間隔を有する対向横杆とし、前記対向横杆を本体の短尺側面を構成する左右側面間に、本体長尺前後面と平行に架設してなる請求項1記載の卓上用串焼き器。
  3. 対向横杆の適宜位置複数個所にL状鉤杆を下設して網載置部としてなる請求項2記載の卓上用串焼き器。
  4. 対向横杆間を複数の上方開口コの字状の差渡杆で連結して網載置部としてなる請求項2記載の卓上用串焼き器。
  5. 本体側面に対向横杆の架設箇所となる本体側面に階段状溝に形成し、対向横杆を前記の溝縁に載置すると共に、対向横杆と連続する操作部を本体側面外に突出させ、前記操作部で対向横杆の架設高さを調整してなる請求項2乃至4記載の何れかの卓上用串焼き器。
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