JP3239542B2 - 振動ジャイロの調整装置 - Google Patents

振動ジャイロの調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロの調整装
置に関し、特にたとえば、良好な特性を有する振動ジャ
イロを得るための振動ジャイロの調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は振動ジャイロの一例を示す斜視図
であり、図4はその断面図である。振動ジャイロ10
は、たとえば正3角柱状の振動体12を含む。振動体1
2は、たとえばエリンバ,鉄−ニッケル合金,石英,ガ
ラス,水晶,セラミックなど、一般的に機械的な振動を
生じる材料で形成される。
【0003】振動体12の3つの側面の中央部には、圧
電素子14a,14b,14cが形成される。圧電素子
14aは、たとえば圧電セラミックなどからなる圧電層
16aを含む。この圧電層16aの両面には、電極18
a,20aが形成される。そして、一方の電極20a
が、振動体12の側面に接着される。同様に、圧電素子
14b,14cは圧電層16b,16cを含み、その両
面に電極18b,20bおよび電極18c,20cが形
成される。そして、それらの圧電素子14b,14cの
一方の電極20b,20cが、振動体12の側面に接着
される。
【0004】振動体12の2つのノード点付近の稜線部
には、支持部材22a,22bが取り付けられる。支持
部材22a,22bは、たとえば金属線をコ字状に折り
曲げることによって形成される。これらの支持部材22
a,22bの中央部が、たとえば溶接などによって、振
動体12の稜線部分に取り付けられる。そして、支持部
材22a,22bの端部は、支持板24に固着される。
【0005】このような振動ジャイロ10では、圧電素
子14aと14bとの間の稜線をC、圧電素子14aと
14cとの間の稜線をL、圧電素子14bと14cとの
間の稜線をRとすると、稜線Cの両側の圧電素子14
a,14bが検出用および駆動用として用いられ、圧電
素子14cが帰還用として用いられる。この振動ジャイ
ロ10を使用するためには、駆動用の圧電素子14a,
14bと帰還用の圧電素子14cとの間に発振回路が接
続され、この発振回路から振動ジャイロ10に駆動信号
が与えられる。この駆動信号によって、振動体12は圧
電素子14c形成面に直交する向きに屈曲振動する。
【0006】この状態では、検出用として用いられる圧
電素子14a,14bからの出力信号は同じであり、そ
の差を測定すれば0となる。そして、振動体12の軸を
中心として回転すると、コリオリ力によって振動方向が
変わり、圧電素子14a,14bの出力信号に差が生じ
る。したがって、圧電素子14a,14bの出力信号の
差を測定すれば、回転角速度を検出することができる。
【0007】このような振動ジャイロ10では、駆動方
向による振動の片寄りが発生すると回転角速度の検出が
不安定になるので、振動体12の稜線部を切削すること
によって各振動方向の周波数が調整される。この場合、
まず稜線Cの両側の圧電素子14a,14bと圧電素子
14cとの間に発振回路が接続され、それによって振動
体12は圧電素子14c形成面に直交する向きに屈曲振
動する。そして、そのときの共振周波数Fxが測定され
る。同様に、稜線Lの両側の圧電素子14a,14cと
圧電素子14bとの間に発振回路を接続して共振周波数
Fy1を測定し、また稜線Rの両側の圧電素子14b,
14cと圧電素子14aとの間に発振回路を接続して共
振周波数Fy2が測定される。そして、各共振周波数F
x,Fy1,Fy2の差が0Hzから数Hz以内になる
ように、振動体12の稜線部が切削される。このように
各振動方向における共振周波数を調整することによっ
て、振動体12を安定して振動させることができ、良好
な特性を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、振動ジ
ャイロには共振周波数の差だけでなく、温度変化に依存
した検出用の圧電素子の出力変動がある。このような温
度ドリフトが大きいと、振動体の振動が不安定となり、
回転角速度がないにもかかわらず、回転角速度があるよ
うに誤検知してしまう。
【0009】それゆえに、この発明の主たる目的は、温
度変化によるドリフトを小さくすることができる振動ジ
ャイロの調整装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動子の振
動を利用した振動ジャイロを調整するための振動ジャイ
ロの調整装置であって、振動ジャイロを加熱するための
加熱手段と、加熱手段によって加熱されることによって
振動ジャイロから出力される温度ドリフトを測定するた
めの温度ドリフト測定手段と、振動ジャイロの複数の向
きの振動の共振周波数を測定するための周波数測定手段
と、温度ドリフト測定手段で測定された温度ドリフトお
よび周波数測定手段で測定された共振周波数から前記振
動ジャイロの切削量を算出するための演算手段と、演算
手段によって算出された切削量に応じて振動ジャイロを
切削するための切削手段とを含む、振動ジャイロの調整
装置である。この調整装置では、演算手段において、複
数の温度における振動ジャイロの温度ドリフトから温度
ドリフトの変化量が算出され、この温度ドリフトの変化
量から振動ジャイロの切削量が算出され、算出された切
削量と温度ドリフトの変化量から経験的に得られた切削
量との加重平均により前記振動ジャイロの切削箇所と切
削量とが決定され、さらに振動ジャイロが切削されたの
ち再び振動ジャイロの温度ドリフトを測定することによ
って振動ジャイロの切削を終了するか継続するかが判断
される。
【0011】
【作用】温度ドリフトの発生原因は複雑な要素を含んで
いるが、少なくとも振動体の支持点を含む稜線に対し
て、左右均等な運動モーメントを有していれば、振動の
片寄りがなくなり温度ドリフトが減少するものと考えら
れる。左右の運動モーメントの差異は、振動体の稜線部
を切削することによって調整することができる。振動体
の切削位置および切削量は、温度ドリフトの変化量から
決定される。
【0012】温度ドリフトと振動体の切削量との関係
は、実際には複雑な場合が多いので、経験的な温度ドリ
フトの変化量と実際に切削したときの温度ドリフトの変
化量とで差が生じる。そこで、算出された切削量と経験
的に得られた切削量とに重みを付けて加重平均し、経験
量を加味した切削量が求められる。さらに、離調周波数
が大きくなると、感度が低下するなどの影響があるた
め、演算手段において、各振動方向の共振周波数を調整
するように切削量が決定される。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、温度ドリフトを測定
して振動体の切削量が決定され、しかも経験的に得られ
た温度ドリフトの変化量に対する切削量も加味されてい
るため、振動ジャイロの温度ドリフトを小さくすること
ができる。したがって、この調整装置で調整された振動
ジャイロを使用すれば、雰囲気温度が変化しても、回転
角速度の誤検知を防止することができる。たとえば、従
来の調整装置で調整した振動ジャイロをナビゲーション
システムに使用した場合、直進しているにもかかわらず
雰囲気温度の変化により曲がって走行しているように認
識してしまう場合があったが、この調整装置で調整した
振動ジャイロを用いれば、このような誤りを防ぐことが
できる。
【0014】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図解図であ
る。振動ジャイロの調整装置30は、加熱手段としての
ハロゲンランプ32を含む。このハロゲンランプ32に
よって、図3に示す振動ジャイロ10が加熱される。他
の加熱手段としては、たとえばドライヤなどで熱風を吹
きつけてもよい。そして、加熱温度は、熱電対や赤外線
温度計によって測定される。
【0016】さらに、調整装置30は、切削手段として
の切削装置34を含む。切削装置34は、3つの棒状や
すり36を含む。これらの棒状やすり36は、振動体1
2の3つの稜線部に対応する位置に配置される。そし
て、回転する棒状やすり36を振動体12に押しつける
ことによって、振動体12の稜線部が切削される。切削
条件としては、振動体12の切削位置,棒状やすり36
を振動体12に押しつける荷重,切削の長さ,切削回数
などが考えられるが、切削の荷重や切削の長さなどは固
定して、他の条件を調整することが多い。
【0017】また、調整装置30は、温度ドリフト測定
手段としての温度ドリフト測定装置38を含む。温度ド
リフト測定装置38は、振動ジャイロ10の温度ドリフ
トを測定するためのものである。この場合、ハロゲンラ
ンプ32で振動ジャイロ10を加熱し、温度ドリフト測
定装置38によって、振動ジャイロ10からの出力信号
の変化が測定される。温度ドリフト測定装置38には、
たとえば振動ジャイロ10の温度を表示するための温度
表示器40およびその温度におけるドリフト量を表示す
るためのドリフト量表示器42が形成される。さらに、
温度ドリフト測定装置38には、これらの温度とドリフ
ト量との関係を示すためのオシロスコープ44が形成さ
れる。また、温度ドリフト測定装置38には、これらの
データを記録するためのフロッピーディスク装置46が
形成される。
【0018】さらに、調整装置30は、周波数測定装置
48を含む。この周波数測定装置48では、振動ジャイ
ロ10の振動体12の各振動方向の共振周波数が測定さ
れる。周波数測定装置48には、振動ジャイロ10の測
定中の振動方向を表示するための振動方向表示器50お
よびその振動方向における共振周波数を表示するための
周波数表示器52が形成される。
【0019】温度ドリフト測定装置38や周波数測定装
置48で得られたデータは、演算手段を含む制御装置5
4で処理される。制御装置54には、棒状やすり36の
位置を表示するための切削器位置表示器56が形成され
る。この切削器位置表示器56には、たとえば座標によ
って棒状やすり36の位置が表示される。そして、得ら
れたデータに基づいて振動体12の切削すべき稜線が決
定されると、その稜線が切削位置表示器58に表示され
る。また、振動体12の切削量が決定されると、その切
削量を得るための切削回数および切削長さが計算され、
それぞれ切削回数表示器60および切削長さ表示器62
に表示される。そして、これらの切削位置,切削回数お
よび切削長さにしたがって、棒状やすり36の動きが制
御される。
【0020】次に、この振動ジャイロの調整装置30を
用いて、振動ジャイロ10を調整する方法について、図
2のフローチャート図を用いて説明する。まず、S1の
ステップにおいて、周波数測定装置48で、振動ジャイ
ロ10の3つの方向の屈曲振動の共振周波数が測定され
る。この場合、圧電素子14a,14b,14cが形成
された面に直交する向きの振動体12の共振周波数が測
定される。そして、ステップ2において、制御装置54
で各共振周波数の差が検出され、それらの共振周波数の
差の最大値が基準値を外れていれば、共振周波数の差が
基準値内になるように振動体12の切削位置と切削量が
算出される。そして、S3のステップにおいて、棒状や
すり36の動きが制御され、振動体12が切削される。
そして、振動体12の3つの共振周波数の差が基準値内
になるまで、このような工程が繰り返される。
【0021】振動体12の共振周波数の差の最大値が基
準値内になると、S4のステップにおいて、温度ドリフ
ト測定装置38で、振動ジャイロ10の温度ドリフトが
測定される。この場合、まず室温T0 において、振動ジ
ャイロ10の出力電圧V0 が測定される。次に、ハロゲ
ンランプ32により、振動ジャイロ10が加熱される。
そして、温度Tにおける振動ジャイロ10の出力電圧を
Vとすると、温度ドリフトDは次式で表される。 D=(V−V0 )/(T−T0 )
【0022】次に、S5のステップにおいて、得られた
温度ドリフトDは、予め設定された基準値と比較され
る。そして、温度ドリフトDが基準値内であれば、振動
ジャイロ10を調整する必要はなく、調整装置30が停
止する。温度ドリフトDが基準値を外れていれば、S6
のステップにおいて、振動ジャイロ10の出力信号の周
波数の差が測定される。出力信号の周波数に差がなけれ
ば、S7のステップにおいて、温度ドリフトDと参照デ
ータ初期値とが比較される。この参照データ初期値は、
経験的に得られた温度ドリフトと切削量との関係を示す
値である。そして、S8のステップにおいて、参照デー
タ初期値から振動体12の切削量が決定される。振動体
12の切削量としては、たとえば棒状やすり36を振動
体12に押しつける荷重および切削長さを固定し、棒状
やすり36で振動体12を切削する回数で決められる。
また、出力信号の周波数に差があれば、S8のステップ
において、参照データ初期値によらずに振動体12の切
削量が決定される。
【0023】振動体12の切削量が決定されると、S9
のステップにおいて、振動体12の稜線部が切削され
る。このとき、制御装置54が棒状やすり36の動きを
制御し、それによって振動体12の稜線部が切削され
る。振動体12が切削されると、S10のステップにお
いて、再び温度ドリフトが測定される。この場合、S4
のステップで温度ドリフトを測定したときと異なる温度
で、振動ジャイロ10の温度ドリフトが測定される。そ
して、S11のステップにおいて、温度ドリフトが基準
値と比較され、基準値内であれば調整装置30は停止す
る。
【0024】振動ジャイロ10の温度ドリフトが基準値
を外れている場合、S12のステップにおいて、温度ド
リフト変化量が算出される。1回目に測定された温度ド
リフトをD(1)、2回目に測定された温度ドリフトを
D(2)とすると、温度ドリフト変化量ΔD(1)は、
次式で表される。 ΔD(1)=D(2)−D(1) S9のステップで振動体12を切削した回数をN(1)
とすると、切削1回当たりの温度ドリフト変化量dは次
式で表される。 d=ΔD(1)/N(1) したがって、S10で測定した温度ドリフトD(2)を
切削1回当たりの温度ドリフト変化量dで割れば、振動
体12の次の切削量を求めることができる。
【0025】振動ジャイロ10の温度ドリフトの原因と
しては、複雑な要因が関係しているため、経験的に得ら
れたデータを加味して、振動体12の切削量が決定され
る。つまり、経験から作製された切削回数と温度ドリフ
トの変化量の表を参照し、温度ドリフトの測定によって
算出された切削量と経験的に得られた切削量に適当な重
みを加え、加重平均することによって実際の切削量が決
定される。
【0026】さらに、S13のステップにおいて、再び
振動ジャイロ10の3方向の振動の共振周波数が測定さ
れる。そして、S14のステップにおいて、それぞれの
方向の共振周波数の差の最大値が基準値と比較される。
共振周波数の差の最大値が基準値内であれば、S6のス
テップにもどり、S12のステップで得られた温度ドリ
フト変化量により算出された切削量で、振動体12が切
削される。また、共振周波数の差が基準値から外れてい
ると、S3のステップにもどり、共振周波数が調整され
る。そして、再びS1のステップから始まり、振動ジャ
イロ10の温度ドリフトが小さくなるように調整され
る。
【0027】このような調整が繰り返され、振動ジャイ
ロ10の温度ドリフトが小さくなっていく。そして、振
動ジャイロ10の温度ドリフトが基準値内になったと
き、調整装置30は停止して、振動ジャイロ10の調整
が終了する。
【0028】このように、この振動ジャイロの調整装置
30を用いれば、振動体12の共振周波数の差だけでな
く、温度ドリフトも小さくすることができる。しかも、
振動ジャイロ10の温度ドリフトを実際に測定しながら
調整することができるため、正確に調整を行うことがで
きる。したがって、この調整装置30で調整された振動
ジャイロを用いれば、雰囲気温度の変化による不要な信
号の発生が少なく、回転角速度の誤検知を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1に示す振動ジャイロの調整装置の動作を示
すフローチャート図である。
【図3】調整装置で調整される振動ジャイロの一例を示
す斜視図である。
【図4】図3に示す振動ジャイロの断面図である。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動体 30 振動ジャイロの調整装置 32 ハロゲンランプ 34 切削装置 36 棒状やすり 38 温度ドリフト測定装置 48 周波数測定装置 54 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/56 G01P 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子の振動を利用した振動ジャイロを
    調整するための振動ジャイロの調整装置であって、 前記振動ジャイロを加熱するための加熱手段、 前記加熱手段によって加熱されることによって前記振動
    ジャイロから出力される温度ドリフトを測定するための
    温度ドリフト測定手段、 前記振動ジャイロの複数の向きの振動の共振周波数を測
    定するための周波数測定手段、 前記温度ドリフト測定手段で測定された温度ドリフトお
    よび前記周波数測定手段で測定された共振周波数から前
    記振動ジャイロの切削量を算出するための演算手段、お
    よび前記演算手段によって算出された切削量に応じて前
    記振動ジャイロを切削するための切削手段を含む、振動
    ジャイロの調整装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段において、 複数の温度における前記振動ジャイロの温度ドリフトか
    ら温度ドリフトの変化量が算出され、 この温度ドリフトの変化量から前記振動ジャイロの切削
    量が算出され、 算出された切削量と温度ドリフトの変化量から経験的に
    得られた切削量との加重平均により前記振動ジャイロの
    切削箇所と切削量とが決定され、さらに前記振動ジャイ
    ロが切削されたのち再び前記振動ジャイロの温度ドリフ
    トを測定することによって前記振動ジャイロの切削を終
    了するか継続するかが判断される、請求項1の振動ジャ
    イロの調整装置。
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