JP3239537U - エレベータ位置識別及び運転品質検知システム - Google Patents

エレベータ位置識別及び運転品質検知システム Download PDF

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蔡振中
曹常俊
陳文振
蔡天貴
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鍾雅健
瞿光宸
許孝友
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長岡機電股▲分▼有限公司
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【課題】乗りかごの現在の階層位置を正確に比較・検出することができる上、検知エラーが発生することを防ぐ、エレベータ位置識別及び運転品質検知システムを提供する。【解決手段】エレベータ位置識別及び運転品質検知システムは、位置検出装置1、補助位置センサ2及び補助運転品質感知装置3を備える。位置検出装置は、乗りかごの現在の階層位置を検出するとともに、各種演算・制御を行うマイクロコントローラ11を有する。マイクロコントローラは、マンマシンインタフェース12に接続する。マンマシンインタフェースは、各操作設定を行い、関連したデジタルデータを表示する。マイクロコントローラは、可変周波数ドライブ13に接続する。可変周波数ドライブは、マンマシンインタフェースに接続する。マンマシンインタフェースは、可変周波数ドライブを介して乗りかごの現在の階層位置を得る。可変周波数ドライブには、モータ14を接続する。【選択図】図1

Description

本考案は、エレベータ位置識別及び運転品質検知システムに関し、特に、乗りかごの現在の階層位置を正確に比較・検出することができる上、検知エラーの発生を防ぎ、エレベータ装置の使用過程の安全性を確保し、乗りかごの運転過程の品質をチェックし、異音の有無を検知し、関連スタッフは乗りかごの運転過程の品質を良好に維持し易く、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護し、全体の使用上、実用的な特性を有する、エレベータ位置識別及び運転品質検知システムに関する。
現代社会では、狭い土地に多くの人が住んでおり、各種建物の高さが次第に高くなり、階層も増えているため、人々は各階層間で容易に上下移動して所望の階層に到達できるように、一般的に各種建物にエレベータ設備が設けられている。エレベータ設備の運行過程では、乗りかごの現在の階層位置を確実に知るために、エレベータ設備中に設置された位置検知装置により、乗りかごの現在の階層位置を識別していた。
例えば、特許文献1の「エレベータの位置判定システム及び位置判定システムを有するエレベータ」は、カメラ及び分析ユニットを有する。このカメラは、乗りかご上に配設される。乗りかごはセンサを有する。センサには、感光画素の数値が設定されるとともに、カメラはセンサを介して昇降路器材の表面構造の画像データを発生させる。昇降路器材は、乗りかごの移動経路に沿って配置される。分析ユニットは、画像データに基づいて乗りかごの位置及び/又は速度を判定する。その特徴は、位置判定システムが規定寸法を有する参考パターンを識別するようにされている。この参考パターンは、カメラのキャプチャ範囲内に位置する。分析ユニットは、参考パターンに基いてセンサを補正する。しかし、この特許文献1は、単純にカメラがキャプチャした画像を利用し、分析ユニットによりキャプチャした画像データを画像分析し、乗りかごの位置の推定しかできず、その乗りかごの位置を識別する際、より詳しく比較して確認することができなかったため、依然として識別が不正確であり、エレベータを使用する際の安全性に問題があった。
また例えば、特許文献2の「巻上機のエンコーダを利用してシャフト内のエレベータ位置を識別する方法」は、以下のステップ(1)~(4)を含む。
ステップ(1):巻上機上に取付けたロータリーエンコーダが相対計算方式により位置を測量するとともに、換速点位置、平層点位置、制動停車点位置に対応したパルス数を記録した後、処理アセンブリに送信する。
ステップ(2):上述した処理アセンブリが上述したロータリーエンコーダに対して送信した各位置データは、自身に対応した記憶ユニット(memory unit)にそれぞれ記憶する。
ステップ(3):エレベータの運行過程には、以下のサブステップ(A)~(C)が含まれる。
サブステップ(A):上述した処理アセンブリは、上述したロータリーエンコーダが送信するリアルタイムデータに基づき、エレベータの階層位置、換速点位置、平層点位置のデータをリアルタイムで計算する。
サブステップ(B):上述した処理アセンブリは、階層を計算し、上述したロータリーエンコーダを介してシミュレーションにより換速信号及び平層信号を巻上機に送信する。
サブステップ(C):上述した巻上機は、上述したロータリーエンコーダがシミュレーションした信号に基づき、シャフト内のレールに沿って乗りかごの位置を対応させる操作を行う。
ステップ(4):乗りかごが一階(ground floor)に到達したときに、シャフトの一階に設置した位置センサ(position sensor)を用い、上述したロータリーエンコーダに対してデータをゼロリセットして補正する。しかし、特許文献2は、単純に巻上機のロータリーエンコーダをシャフト内のエレベータの位置を識別するのに用いていたため、同様に乗りかごの位置を識別する際、より詳しく比較して確認することができなかったため、依然として識別が不正確となり、エレベータを使用する際の安全性に問題があった。
特許文献3の「エレベータ救援システム」のエレベータは、上昇ケーブルに作用する電動機を含む。上述した上昇ケーブルは、乗りかごを吊下げて停止及び/又は移動させる。上述したエレベータ電動機は、少なくとも1つの電気制動機と、上述したエレベータ電動機の速度に対応した信号を出力するエンコーダと、を含む。上述したシステムは、バックアップ電源と、バウンド監視回路と、制動フィード回路と、少なくとも1つのリリーススイッチと、を含む。バウンド監視回路は、上述したエンコーダと接続されてメモリを含む。上述したメモリは、上述した乗りかごの加速度及び/又は上述した加速度の時間上の導関数の少なくとも1つの第1の上閾値に用いる。制動フィード回路は、上述したバウンド監視回路により制御され、リリーススイッチは、上述したバウンド監視回路及び/又は上述した制動フィード回路に接続される。上述したシステムにおいて、上述したリリーススイッチの操作は、上述した制動フィード回路を稼働して上述した制動装置をリリースするとともに、上述したバウンド監視回路を起動し、上述したエンコーダの信号から得た上述した乗りかごの加速度及び/又は上述した加速度の導関数と、記憶した第1の上閾値とを比較し、その比較結果により上述した制動フィード回路から制御信号を送信し、制動の起動及び/又は停止を行う。しかし、上述した「エレベータ救援システム」は、単純に乗りかごの位置指示器により乗りかごの現在位置の指示しかできず、乗りかごの位置を識別する際、より詳しく比較して確認することができなかったため、依然として識別が不正確であり、エレベータを使用する際の安全性に問題があった。
こうした現状に鑑み、本考案者は鋭意研究を重ねた結果、本考案に係るエレベータ位置識別及び運転品質検知システムを完成したものである。
台湾特許第I675792号公報 中国特許出願公開第113336031A号公報 中国特許出願公開第105984775A号公報
本考案の主な目的は、乗りかごの現在の階層位置を正確に比較・検出することができる上、検知エラーの発生を防ぎ、エレベータ装置の使用過程の安全性を確保し、乗りかごの運転過程の品質をチェックし、異音の有無を検知し、関連スタッフは乗りかごの運転過程の品質を良好に維持し易く、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護し、全体の使用上、実用的な特性を有する、エレベータ位置識別及び運転品質検知システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、位置検出装置、補助位置センサ及び補助運転品質感知装置を備えた、エレベータ位置識別及び運転品質検知システムであって、前記位置検出装置は、乗りかごの現在の階層位置を検出するとともに、各種演算・制御を行うマイクロコントローラを有し、前記マイクロコントローラは、マンマシンインタフェースに接続し、前記マンマシンインタフェースは、各操作設定を行い、関連したデジタルデータを表示し、前記マイクロコントローラは、可変周波数ドライブに接続し、前記可変周波数ドライブは、前記マンマシンインタフェースに接続し、前記マンマシンインタフェースは、前記可変周波数ドライブを介して乗りかごの現在の階層位置を得て、前記可変周波数ドライブには、モータを接続し、前記可変周波数ドライブは、前記モータにより乗りかごを移動させ、前記モータには、エンコーダを接続し、前記エンコーダには、カウンタICを接続し、前記カウンタICには、前記マイクロコントローラを接続し、前記エンコーダから出力した信号を前記カウンタICにより変換して前記マイクロコントローラに帰還させ、乗りかごの現在の階層位置を算出するとともに、前記カウンタICを介して前記モータの正逆転を検知し、乗りかごの上昇又は下降を判断し得て、前記補助位置センサは、前記位置検出装置の前記マイクロコントローラに接続するとともに、前記補助位置センサを乗りかごに取り付け、前記補助位置センサにより乗りかごの異なる階層の識別をアシストし、乗りかごが移動しているか否かの識別をアシストし、前記補助運転品質感知装置は、前記位置検出装置の前記マイクロコントローラに接続し、前記補助運転品質感知装置を乗りかごに取り付け、前記補助運転品質感知装置を利用して乗りかごが移動しているか否かを検出し得る上、音声及び振動を検出することにより、乗りかごの運転過程の品質を判断し、異音を検出するとともに、音声及び振動を感知することにより、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護することを特徴とする、エレベータ位置識別及び運転品質検知システムを提供する。
前記補助位置センサには、圧力センサ及び加速度センサをそれぞれ設け、乗りかごが異なる高さ・位置にあるときの異なる圧力値を利用し、前記圧力センサは、乗りかごの異なる階層の識別をアシストし、乗りかごの移動過程中で発生する加速度を利用し、前記加速度センサにより乗りかごが移動しているか否かの識別をアシストすることが好ましい。
前記補助運転品質感知装置は、音声を検出するノイズセンサと、振動を検知する振動検出センサと、を有することが好ましい。
本考案のエレベータ位置識別及び運転品質検知システムは、乗りかごの現在の階層位置を正確に比較・検出することができる上、検知エラーの発生を防ぎ、エレベータ装置の使用過程の安全性を確保し、乗りかごの運転過程の品質をチェックし、異音の有無を検知し、関連スタッフは乗りかごの運転過程の品質を良好に維持し易く、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護するので、全体の使用上、実用的な特性を有する。
本考案の一実施形態に係るエレベータ位置識別及び運転品質検知システムを示すブロック図である。
本考案の技術手段及びそれにより達成可能な効果を、より完全かつ明白に開示するために、開示した添付の図面及び符号と併せて本考案を以下に詳説する。
まず、図1を参照する。図1は、本考案の一実施形態に係るエレベータ位置識別及び運転品質検知システムを示すブロック図である。図1に示すように、本考案の一実施形態に係るエレベータ位置識別及び運転品質検知システムは、少なくとも位置検出装置1、補助位置センサ2及び補助運転品質感知装置3から構成する。
位置検出装置1は、乗りかごの現在の階層位置を検出する。位置検出装置1は、各種演算・制御を行うマイクロコントローラ11を有する。このマイクロコントローラ11は、マンマシンインタフェース12に接続する。マンマシンインタフェース12は、各操作設定を行い、関連したデジタルデータを表示する。マイクロコントローラ11は、可変周波数ドライブ(VFD:Variable Frequency Drive)13に接続する。可変周波数ドライブ13は、マンマシンインタフェース12に接続し、マンマシンインタフェース12が可変周波数ドライブ13を介して乗りかごの現在の階層位置を得る。可変周波数ドライブ13には、モータ14を接続し、可変周波数ドライブ13を利用してモータ14により乗りかごを移動させる。モータ14には、エンコーダ15を接続する。エンコーダ15には、カウンタIC(Counter IC)16を接続する。カウンタIC16には、マイクロコントローラ11を接続し、エンコーダ15から出力した信号をカウンタIC16により変換してマイクロコントローラ11に帰還させ、乗りかごの現在の階層位置を算出するとともに、カウンタIC16を介してモータ14の正逆転を検知し、乗りかごの上昇又は下降を判断する。
補助位置センサ2は、位置検出装置1のマイクロコントローラ11に接続するとともに、乗りかごに取り付ける。補助位置センサ2には、圧力センサ21及び加速度センサ22をそれぞれ設け、乗りかごが異なる高さ・位置にあるときの異なる圧力値を利用し、圧力センサ21は、乗りかごの異なる階層の識別して、乗りかごの移動過程中で発生する加速度を利用し、加速度センサ22により乗りかごが移動しているか否かの識別する。
補助運転品質感知装置3は、位置検出装置1のマイクロコントローラ11に接続し、補助運転品質感知装置3を乗りかごに取り付け、補助運転品質感知装置3は、ノイズセンサ(noise sensor)31及び振動検出センサ32をそれぞれ有し、ノイズセンサ31を利用して音声を検出し、振動検出センサ32を利用して振動を検知し、補助運転品質感知装置3を利用して乗りかごが移動しているか否かの検出ができる上、音声及び振動の検出により、乗りかごの運転過程の品質を判断し、異音を検出するとともに、音声及び振動の感知により、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護する。
このように、本考案を実際に操作して使用する際、エレベータ装置の運転過程において、マイクロコントローラ11が可変周波数ドライブ13を介してモータ14を制御し、乗りかごを上昇又は下降させて移動させ、乗りかごの移動過程において、マンマシンインタフェース12が可変周波数ドライブ13を介して乗りかごの現在の階層位置を得て、エンコーダ15を介して読取ってマイクロコントローラ11に帰還し、乗りかごの現在の階層位置を算出する。これととともに、カウンタIC16によりモータ14の正逆転を検知し、乗りかごの上昇又は下降を直ちに判断することができ、補助位置センサ2により乗りかごの異なる階層の識別し、乗りかごが移動しているか否かの識別をアシストするとともに、補助運転品質感知装置3を利用して乗りかごが移動しているか否かをも検知する。また、音声及び振動の検知により、乗りかごの運転過程の品質を判断し、異音を検出するとともに、音声及び振動を感知することにより、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護することができる。これによって、正確に比較して乗りかごの現在の階層位置を確実に検知し、検知エラーの発生を防ぎ、エレベータ装置を安全に使用できるようにするとともに、乗りかごの運転過程の品質を検知して判断することができ、異音を検出することもできるため、関連スタッフは乗りかごの運転過程の品質を保つことができる。
上述したことから分かるように、本考案のエレベータ位置識別及び運転品質検知システムは、以下(1)及び(2)の長所を有する。
(1)多種類の検知方式により乗りかごの現在の階層位置を検知し、乗りかごの正確な階層位置を検出し、検知エラーの発生を防ぎ、エレベータ装置の使用過程の安全性を確保し、全体の使用上、実用的な特性を有する。
(2)乗りかごの運転過程の品質を検知して判断することができる上、異音を検知し、関連スタッフは乗りかごの運転過程の品質を保ち、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護することができる。
1 位置検出装置
2 補助位置センサ
3 補助運転品質感知装置
11 マイクロコントローラ
12 マンマシンインタフェース
13 可変周波数ドライブ
14 モータ
15 エンコーダ
16 カウンタIC
21 圧力センサ
22 加速度センサ
31 ノイズセンサ
32 振動検出センサ

Claims (3)

  1. 位置検出装置、補助位置センサ及び補助運転品質感知装置を備えた、エレベータ位置識別及び運転品質検知システムであって、
    前記位置検出装置は、乗りかごの現在の階層位置を検出するとともに、各種演算・制御を行うマイクロコントローラを有し、前記マイクロコントローラは、マンマシンインタフェースに接続し、前記マンマシンインタフェースは、各操作設定を行い、関連したデジタルデータを表示し、前記マイクロコントローラは、可変周波数ドライブに接続し、前記可変周波数ドライブは、前記マンマシンインタフェースに接続し、前記マンマシンインタフェースは、前記可変周波数ドライブを介して乗りかごの現在の階層位置を得て、前記可変周波数ドライブには、モータを接続し、前記可変周波数ドライブは、前記モータにより乗りかごを移動させ、前記モータには、エンコーダを接続し、前記エンコーダには、カウンタICを接続し、前記カウンタICには、前記マイクロコントローラを接続し、前記エンコーダが出力した信号を前記カウンタICにより変換して前記マイクロコントローラに帰還させ、乗りかごの現在の階層位置を算出するとともに、前記カウンタICを介して前記モータの正逆転を検知し、乗りかごの上昇又は下降を判断し、
    前記補助位置センサは、前記位置検出装置の前記マイクロコントローラに接続するとともに、前記補助位置センサを乗りかごに取り付け、前記補助位置センサにより乗りかごの異なる階層を識別し、乗りかごが移動しているか否かを識別し、
    前記補助運転品質感知装置は、前記位置検出装置の前記マイクロコントローラに接続し、前記補助運転品質感知装置を乗りかごに取り付け、前記補助運転品質感知装置を利用して乗りかごが移動しているか否かを検出し、音声及び振動を検出することにより、乗りかごの運転過程の品質を判断し、異音を検出するとともに、音声及び振動を感知することにより、地震が発生したときに乗りかごを停止させて保護することを特徴とする、エレベータ位置識別及び運転品質検知システム。
  2. 前記補助位置センサには、圧力センサ及び加速度センサをそれぞれ設け、乗りかごが異なる高さ・位置にあるときの異なる圧力値を利用し、前記圧力センサは、乗りかごの異なる階層を識別し、乗りかごの移動過程中で発生する加速度を利用し、前記加速度センサにより乗りかごが移動しているか否かを識別することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ位置識別及び運転品質検知システム。
  3. 前記補助運転品質感知装置は、音声を検出するノイズセンサと、振動を検知する振動検出センサと、を有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ位置識別及び運転品質検知システム。
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