JP3239483U - 砕石道床断面走査用車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】走査車がレールに安定して走行でき、道床に対する走査結像の要求を満たす砕石道床断面走査用車体構造を提供する。【解決手段】車体及び走査装置を含む砕石道床断面走査用車体構造であり、車体は、車体フレームと、走行装置と、当接装置とを含み、走行装置は駆動アセンブリ及び従動アセンブリからなり、従動アセンブリは、車体フレームの後端に取り付けられる揺動ビーム及び揺動ビームの両端に取り付けられる従動輪からなり、当接装置は、車体フレームの底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する一方側のレールに当接するための第1の当接アセンブリ、及び他方側のレールを調整して当接するための第2の当接アセンブリからなる。これにより走行輪とレールとの調整を実現し、車体と軌道との隙間を小さくすることができ、走査車の車輪と軌道との密着が確保され、安定性を向上させる。【選択図】図1

Description

本考案は、鉄道レール敷設施工設備の技術分野に関し、特に、砕石道床断面走査用車体構造に関する。
バラスト式軌道のレールの敷設施工において、軌道を吊り上げてバラストを供給する作業及び後期に軌道を整理してバラストを補充する作業を複数回行い、バラストを供給する部位、ボリュームを制御することが難しく、現在、主に設計標準断面を利用して1つのセグメント領域におけるバラスト供給総量を先ず計算し、そして、経験豊富なラインマンによってラインに沿ってラインの状況を観測してから、該領域のセグメントにおけるバラストの供給部位を確定する。現在、複数の施工プロジェクトでは軌道のバラストのボリュームが足りなく、軌道バラスト道床の断面はバラストの供給施工に有効な参照を提供することができる。現在、道床を安定して走査し結像することができる砕石道床断面走査に専用される移動設備がないとともに、従来の軌道移動装置が運行する時に、走行装置と軌道との間にスリットが存在する場合が多く、スリットが存在するため、走行輪が走行する時にずれることがあり、スリットの存在は走行に影響を与えないが、走行時に極めて安定せず、砕石道床断面の走査結果に影響を与えやすく、そのため、軌道に安定して走行することに適することができる砕石道床断面走査用車が至急に待望される。
本考案の目的は、従来技術の欠点を解消し、砕石道床断面走査用途を実現することができ、走査車の走行輪列とレールとの間のスリットに適応することができ、走査車がレールに安定して走行することができることにより、道床に対する走査結像の要求を満たす砕石道床断面走査用車体構造を提供することである。
本考案の目的は、次の技術案によって実現される。
車体及び走査装置を含む砕石道床断面走査用車体構造であって、前記車体は車体フレームと、走行装置と、当接装置とを含み、前記車体フレームにベースブラケットが設置され、ベースブラケットに走査ブラケットが取付けられ、前記走査装置は前記走査ブラケットに取り付けられ、好ましくは、前記走査装置は、SICK 2Dレーザスキャナを採用することができ、前記走行装置は、駆動アセンブリ及び従動アセンブリからなり、前記駆動アセンブリは、前記車体フレームの前端に取り付けられ且つ走査対象の道床が位置するレールの表面に貼り合わせる駆動輪、及び駆動輪を駆動するための動力駆動部材からなり、前記従動アセンブリは、前記車体フレームの後端に取り付けられる揺動ビーム、及び揺動ビームの両端に取り付けられる従動輪からなり、前記揺動ビームに接続部が設置され、前記接続部は前記車体フレームにヒンジ接続され前記揺動ビームの両端の従動輪が揺動するように駆動し、前記従動輪は走査対象の道床が位置するレールの表面に貼り合わせ、前記当接装置は、前記車体フレームの底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する一方側のレールに当接するための第1の当接アセンブリ、及び前記車体フレームの底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する他方側のレールを調整して当接するための第2の当接アセンブリからなる。前記駆動輪は動力駆動部材に駆動されて、車体フレーム全体がレールに移動するように駆動し、従動輪は車体フレームの移動に伴って動作する。
前記走査ブラケットに前記走査装置を保護するための保護カバーが設置され、前記保護カバーは雨や雪による走査装置に対する影響を防止するために用いられる。
前記駆動輪の数は2つであり、前記道床の両側のレールに均一に分布し、前記車体フレームに前記駆動輪を取り付けるための取り付けベースが設置され、2つの前記駆動輪は同期動作する。特に説明すべきことは、駆動輪の動力駆動部材は同じものを用いてもよく、同期駆動装置を増設すればよく、これは従来の技術手段であるためここでは繰り返しの説明を省略する。2つの前記駆動輪にいずれも独立する動力駆動部材が設置される。前記動力駆動部材は、サーボモータ及びサーボモータに接続される減速機である。
前記接続部は前記揺動ビームの中部に位置し、このように、揺動ビームの両側の従動輪の揺動幅を一致させることを確保することができ、より安定して移動することができる。
前記第1の当接アセンブリは、車体フレームの底部に取り付けられる第1のブラケット、及び前記第1のブラケットに取り付けられる第1の当接輪からなり、前記第1の当接輪は、走査対象の道床が位置するレールの側壁に貼り合わせる。
前記第1の当接アセンブリの数は、該第1の当接アセンブリが当接するレールにおける走行輪の数と同じ、前記走行輪は、該レールに配置される駆動輪及び従動輪を含む。
前記第2の当接アセンブリは、第2のブラケット、ネジ伸縮ロッド、第2の当接輪及び張力センサからなり、前記第2のブラケットは前記車体フレームの底部に取り付けられ、前記張力センサの一方端は前記第2のブラケットに接続され、前記張力センサの他方端はネジ伸縮ロッドの固定端に接続され、ネジ伸縮ロッドにネジ伸縮ロッドを駆動するための当接モータが設置され、第2の当接輪はネジ伸縮ロッドの可動端に取り付けられ、当接モータは、ネジ伸縮ロッドが伸縮するように駆動し且つ第2の当接輪を走査対象の道床が位置するレールに当接させる。
前記車体フレームの両側に搬送するための取っ手が設置される。
使用する時に、走査車をレールに配置し、車体フレームとレールとの間の距離を調整し、第1の当接アセンブリの第1の当接輪をレールに当接させ、好ましくは、前記第1の当接アセンブリの第1の当接輪とレールとの間に、第1の当接アセンブリとレールとの間の当接力を検知するための圧力センサが更に設置され、前記第1の当接輪とレールとの間の圧力が予め設定した基準に達し、そして、第2の当接アセンブリによって走査対象の道床が位置する他方側のレールを調節して当接し、具体的には、第2の当接輪とレールが当接していない時に、張力センサによって感知される張力値は予め設定した値よりも低く、当接モータは、第2の当接輪がレールに当接するまで、ネジ伸縮ロッドが回動するように駆動することにより、走査車はレールに安定して走行する要求を満たす。
同時に、走行輪(駆動輪と従動輪)は当接装置によってレールに安定して走行することができるとともに、従動輪は揺動ビームに取り付けられ、レールの変化に伴って適応的に調整することができ、四輪は三箇所支持システムを形成し、走査車の車輪と軌道との密着が確保される。
本考案の有益な効果は次の通りである。
(1)前記車体フレームの底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する一方側のレールに当接するための第1の当接アセンブリ、及び前記車体フレームの底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する他方側のレールを調整して当接するための第2の当接アセンブリにより走行輪とレールとの調整を実現し、自動的に当接しており、車体と軌道との隙間を小さくすることができ、走査車がレールに安定して走行する要求を満たす。
(2)車体は四輪を採用して三箇所支持システムを形成し、走査車の車輪と軌道との密着が確保され、車体がレール上で走行する安定性をさらに向上させる。
本考案の構造概略図である。 本考案の側面図である。 本考案の上面図である。 本考案の第1の当接アセンブリ及び第2の当接アセンブリの位置概略図である。
以下は、実施例と結び付けながら、本考案の技術案を明確、完全に説明し、明らかに、説明される実施例は単に本考案の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本考案の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を払わずに得られる全ての他の実施例は、何れも本考案の保護範囲に属する。
図1、図2に示すように、車体及び走査装置12を含む砕石道床断面走査用車体構造であって、前記車体は車体フレーム1と、走行装置と、当接装置9とを含み、前記車体フレーム1にベースブラケット4が設置され、ベースブラケット4に走査ブラケット5が取付けられ、前記走査装置12は前記走査ブラケット5に取り付けられる。
図3に示すように、前記走行装置は、駆動アセンブリ及び従動アセンブリからなり、前記駆動アセンブリは、前記車体フレーム1の前端に取り付けられ且つ走査対象の道床が位置するレールの表面に貼り合わせる駆動輪6、及び駆動輪6を駆動するための動力駆動部材7からなり、前記従動アセンブリは、前記車体フレーム1の後端に取り付けられる揺動ビーム2、及び揺動ビーム2の両端に取り付けられる従動輪15からなり、前記揺動ビーム2に接続部16が設置され、前記接続部16は前記車体フレーム1にヒンジ接続され前記揺動ビーム2の両端の従動輪15が揺動するように駆動し、前記従動輪15は走査対象の道床が位置するレールの表面に貼り合わせる。
前記当接装置9は、前記車体フレーム1の底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する一方側のレールに当接するための第1の当接アセンブリ901、及び前記車体フレーム1の底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する他方側のレールを調整し当接するための第2の当接アセンブリ902からなる。
前記走査ブラケット5に前記走査装置12を保護するための保護カバー13が設置される。
前記駆動輪6の数は2つであり、且つ前記道床の両側のレールに均一に分布し、前記車体フレーム1に前記駆動輪6を取り付けるための取り付けベースが設置され、2つの前記駆動輪6は同期動作する。
2つの前記駆動輪6にいずれも独立する動力駆動部材7が設置される。
前記動力駆動部材7は、サーボモータ及びサーボモータに接続される減速機である。
前記接続部16は前記揺動ビーム2の中部に位置する。
図4に示すように、前記第1の当接アセンブリ901は、車体フレーム1の底部に取り付けられる第1のブラケット9011、及び前記第1のブラケット9011に取り付けられる第1の当接輪9012からなり、前記第1の当接輪9012は、走査対象の道床が位置するレールの側壁に貼り合わせる。
前記第1の当接アセンブリ901の数は、該第1の当接アセンブリ901が当接するレールにおける走行輪の数と同じ、前記走行輪は、該レールに配置される駆動輪6及び従動輪15を含む。本考案では、駆動輪6及び従動輪15の数はいずれも2つであり、各レールにいずれも駆動輪6と従動輪15が配置される。
前記第2の当接アセンブリ902は、第2のブラケット9021、ネジ伸縮ロッド9022、第2の当接輪9023及び張力センサ9024からなり、前記第2のブラケット9021は前記車体フレーム1の底部に取り付けられ、前記張力センサ9024の一方端は前記第2のブラケット9021に接続され、前記張力センサ9024の他方端はネジ伸縮ロッド9022の固定端に接続され、ネジ伸縮ロッド9022にネジ伸縮ロッド9022を駆動するための当接モータ9025が設置され、第2の当接輪9023はネジ伸縮ロッド9022の可動端に取り付けられ、当接モータ9025は、ネジ伸縮ロッド9022が伸縮するように駆動し且つ第2の当接輪9023を走査対象の道床が位置するレールに当接させる。
前記車体フレームの両側に搬送するための取っ手10が設置され、前記取っ手10はボルトによって車体フレーム1に取り付けられ、車体の搬送及び運搬を実現することができる。前記車体フレーム1は軽量で防食性に優れたアルミ合金フレームである。車体フレームの左右にそれぞれ1つのアルミ合金材料の電気制御ボックスが取付けられ、左側のボックス内に走行駆動モジュールが取付けられ、右側のボックス内にデータ収集及び処理モジュールが取付けられ、2つの部分は互いに独立しており、データに対するモータパルスの干渉を完全にシールドする。
走査車の走査ブラケット5を使用する時にはボルトによって固定され、収容する時に取り外して保存する必要がある。スキャナが走査ブラケット5に取り付けられる時に、中心から軌道面との距離は1200mmであり、道床面との距離は1300~1400mmであり、幅が±4400mmである道床の上面が走査有効領域内に位置することが確保される。これから分かるように、本考案は、走査車がレールに安定して走行する要求を満たし、車の走行速度の範囲は1km/h~5km/hである。
ここで説明すべきことは、本案における「左」、「右」、「上」、「下」という方位概念はいずれも相対的な方向であり、支持板2の延びる必要がある方向に実施例1の構造を増設すればよく、ここでは1つずつ列挙しない。
以上の説明は本考案の好ましい実施形態に過ぎず、本考案は本明細書に開示される形式に限定されず、他の実施例を排除するものとして見なされてはならない。他の様々な組み合わせ、修正及び環境に適用することが可能であり、本明細書に記載される思想範囲内で、上記示唆又は関連分野の技術又は知識によって変更することができることを理解されたい。当業者によりなされた修正及び変更は、本考案の精神と範囲を逸脱しない限り、本考案の請求項の保護範囲内に含まれるものとする。
1-車体フレーム、2-揺動ビーム、4-ベースブラケット、5-走査ブラケット、6-駆動輪、7-動力駆動部材、9-当接装置、10-取っ手、12-走査装置、13-保護カバー、15-従動輪、901-第1の当接アセンブリ、902-第2の当接アセンブリ、9011-第1のブラケット、9012-第1の当接輪、9021-第2のブラケット、9022-ネジ伸縮ロッド、9023-第2の当接輪、9024-張力センサ、9025-当接モータ。

Claims (10)

  1. 車体及び走査装置(12)を含む砕石道床断面走査用車体構造であって、
    前記車体は車体フレーム(1)と、走行装置と、当接装置(9)とを含み、前記車体フレーム(1)にベースブラケット(4)が設置され、ベースブラケット(4)に走査ブラケット(5)が取付けられ、前記走査装置(12)は前記走査ブラケット(5)に取り付けられ、
    前記走行装置は、駆動アセンブリ及び従動アセンブリからなり、前記駆動アセンブリは、前記車体フレーム(1)の前端に取り付けられ且つ走査対象の道床が位置するレールの表面に当接する駆動輪(6)、及び駆動輪(6)を駆動するための動力駆動部材(7)からなり、前記従動アセンブリは、前記車体フレーム(1)の後端に取り付けられる揺動ビーム(2)、及び揺動ビーム(2)の両端に取り付けられる従動輪(15)からなり、前記揺動ビーム(2)に接続部(16)が設置され、前記接続部(16)は前記車体フレーム(1)にヒンジ接続され前記揺動ビーム(2)の両端の従動輪(15)が揺動するように駆動し、前記従動輪(15)は走査対象の道床が位置するレールの表面に当接し、
    前記当接装置(9)は、前記車体フレーム(1)の底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する一方側のレールに当接するための第1の当接アセンブリ(901)、及び前記車体フレーム(1)の底部に取り付けられ走査対象の道床が位置する他方側のレールを調整し当接するための第2の当接アセンブリ(902)からなることを特徴とする、砕石道床断面走査用車体構造。
  2. 前記走査ブラケット(5)に前記走査装置(12)を保護するための保護カバー(13)が設置されることを特徴とする、請求項1に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  3. 前記駆動輪(6)の数は2つであり、前記道床の両側のレールに均一に分布し、前記車体フレーム(1)に前記駆動輪(6)を取り付けるための取り付けベースが設置され、2つの前記駆動輪(6)は同期動作することを特徴とする、請求項1に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  4. 2つの前記駆動輪(6)にいずれも独立する動力駆動部材(7)が設置されることを特徴とする、請求項3に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  5. 前記動力駆動部材(7)は、サーボモータ及びサーボモータに接続される減速機であることを特徴とする、請求項1又は4に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  6. 前記接続部(16)は前記揺動ビーム(2)の中部に位置することを特徴とする、請求項1に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  7. 前記第1の当接アセンブリ(901)は、前記車体フレーム(1)の底部に取り付けられる第1のブラケット(9011)、及び前記第1のブラケット(9011)に取り付けられる第1の当接輪(9012)からなり、前記第1の当接輪(9012)は、走査対象の道床が位置するレールの側壁に貼り合わせることを特徴とする、請求項1に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  8. 前記第1の当接アセンブリ(901)の数は、該第1の当接アセンブリ(901)が当接するレールにおける走行輪の数と同じ、前記走行輪は、該レールに配置される駆動輪(6)及び前記従動輪(15)を含むことを特徴とする、請求項7に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  9. 前記第2の当接アセンブリ(902)は、第2のブラケット(9021)、ネジ伸縮ロッド(9022)、第2の当接輪(9023)及び張力センサ(9024)からなり、前記第2のブラケット(9021)は前記車体フレーム(1)の底部に取り付けられ、前記張力センサ(9024)の一方端は前記第2のブラケット(9021)に接続され、前記張力センサ(9024)の他方端はネジ伸縮ロッド(9022)の固定端に接続され、ネジ伸縮ロッド(9022)にネジ伸縮ロッド(9022)を駆動するための当接モータ(9025)が設置され、第2の当接輪(9023)はネジ伸縮ロッド(9022)の可動端に取り付けられ、当接モータ(9025)は、ネジ伸縮ロッド(9022)が伸縮するように駆動し且つ第2の当接輪(9023)を走査対象の道床が位置するレールに当接させることを特徴とする、請求項1に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
  10. 前記車体フレームの両側に搬送するための取っ手(10)が設置されることを特徴とする、請求項1に記載の砕石道床断面走査用車体構造。
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