JP3238716U - 内視鏡的止血術の医療手技訓練モデルに接続するための対極板 - Google Patents

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Abstract

【課題】対極板に導電性液体が接触した状態でエネルギーデバイスを用いても、導通不良を引き起こす恐れの少ない対極板を提供する。【解決手段】電極と、導電性液体が接触しても通電しないように絶縁性材料で被覆された、導線及び電極接続部とを有する、内視鏡的止血術の医療手技訓練モデルに接続するための対極板とする。【選択図】図1

Description

本考案は、内視鏡的止血術の医療手技訓練モデルに接続するための対極板に関する。
近年、人体に対する負担が少なく、早期の回復が期待できる低侵襲手術、たとえば内視鏡や腹腔鏡を用いた手術、に対する期待が高まり、その事例が増加している。医療手技としては、内視鏡的止血術、内視鏡的粘膜下層剥離術、内視鏡的粘膜切除術等が挙げられる。例えば、消化管内の出血を内視鏡下で止血することにより、出血によるショックを防ぎ、緊急手術を避けることで、患者にとって身体的な負担が軽くなり、また、短い入院期間で早期の社会復帰が期待される。
そのため、医師や医学生の医療手技練習モデルに対する需要が高くなってきており、これまでに技術向上および医療行為の品質向上のため、医療手技訓練用モデルの提案がされている(特許文献1、2、3)。
特開2006-116206号公報 特開2008-197483号公報 特開2015-085017号公報
一方、内視鏡や腹腔鏡を用いた手術に使用される器具として、手術用エネルギーデバイスが用いられる事例が増えてきており、医療手技訓練においては医療手技訓練用モデルに対極板を貼り付けて手術用エネルギーデバイスを用いることになる。しかしながら、例えば内視鏡的止血術の訓練において、対極板の導線や導線と電極との接合部に模擬血液等の導電性液体が接触した状態でエネルギーデバイスを用いると、導線等の酸化により導通不良を引き起こす場合があった。
本考案は、内視鏡的止血術の医療手技訓練において、対極板に導電性液体が接触した状態でエネルギーデバイスを用いても、導通不良を引き起こす恐れの少ない対極板を提供することを課題とする。
本考案者は、様々な手段を検討した結果、導線及び電極接続部を、導電性液体が接触しても通電しないように絶縁性材料で被覆することで、導通不良を引き起こす恐れの少ない対極板となることを見出し、本考案を完成するに至った。
本考案は以下に関する。
[1]電極と、導電性液体が接触しても通電しないように絶縁性材料で被覆された、導線及び電極接続部とを有する、内視鏡的止血術の医療手技訓練モデルに接続するための対極板。
[2]電極を1つのみ有する、[1]に記載の対極板。
[3]エネルギーデバイスを備える高周波手術装置に接続可能な端子を少なくとも一つ有する、[1]又は[2]に記載の対極板。
本考案によれば、内視鏡的止血術の医療手技訓練において、対極板に導電性液体が接触した状態でエネルギーデバイスを用いても、導通不良を引き起こす恐れの少ない対極板を提供することができる。
本考案の第1実施形態の対極板の平面図である。 本考案の第1実施形態の対極板の断面図である。 本考案の第1実施形態の対極板の変形例を示す断面図である。 本考案の第1実施形態の対極板の変形例を示す断面図である。 本考案の第1実施形態の対極板の変形例を示す断面図である。 本考案の第1実施形態の対極板の変形例を示す平面図である。 本考案の第1実施形態の対極板を含む高周波手術装置を示す図である。
以下、本考案の一実施形態について詳細に説明する。本考案は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本考案の効果を阻害しない範囲で適宜変更を加えて実施することができる。一実施形態について記載した特定の説明が他の実施形態についても当てはまる場合には、他の実施形態においてはその説明を省略している場合がある。
図1は、本考案の第1の実施形態の対極板を示す図である。ここで、対極板1とは、エネルギーデバイス(例えば電気メス)から対象物(例えば生体)に流れた高周波電流を回収するために、対象物に接続する電極のことを意味する。図2に示されるように、本実施形態における対極板1は、電極2、導線4及び電極2と導線とを接続する電極接続部3を備えており、導線4及び電極接続部3は、導電性液体が接触しても通電しないように絶縁性材料5で被覆されている。
本考案の一実施形態においては、導線4及び電極接続部3は、一体に形成されていてもよい。また、対極板1は、基材及び粘着性ゲルをさらに備えていてもよい。
本考案の一実施形態においては、電極2は、電極接続部3を介して着脱自在に導線4と接合されている。別の実施形態においては、電極2と電極接続部3とは、接着剤等を介して接着されている。電極2と電極接続部3との接合部もまた、防水機能を備えていてもよい。
次に、上記の対極板1の作用効果について説明する。
上述したように、例えば内視鏡的止血術等の医療手技訓練においては、医療手技訓練用モデルに対極板1を貼り付けて手術用エネルギーデバイスを用いることになるが、そのような医療手技訓練においては、模擬血液等の導電性液体が医療手技訓練用モデルの表面や貼り付けた対極板1等に付着することとなる。対極板1の導線4や電極2との接合部に導電性液体が接触した状態でエネルギーデバイスを用いると、導線4等の酸化により導通不良を引き起こす場合があるが、導線4及び電極接続部3を導電性液体が接触しても通電しないように絶縁性材料5で被覆することで、導線4及び電極接続部3への導電性液体の付着が抑制され、対極板1に導電性液体が接触した場合でも導通不良を引き起こす恐れが低減されることとなる。
ここで、「導電性液体が接触しても通電しない」とは、外部から導電性液体が接触した場合に、導電性液体には回路の電流が全く流れない、もしくは回路全体の通電状態からして無視できる程度の微小な電流しか流れていないことを意味する。
したがって、本考案の一実施形態においては、対極板1は、内視鏡的止血術の医療手技訓練用モデルに接続して用いる場合に特に適している。
電極2とは、対象物と電気的に接続する部位を意味する。本考案の一実施形態においては、電極2は金属製の薄膜である。用いられる金属としては、アルミニウム、銅、銀、銀や錫等を添加した銅合金等が挙げられる。また、対象物と電極2とは直接的に接触しなくてもよく、例えば電解質をポリアクリル酸に分散した粘着性ゲルやカーボンブラック粉などの導電性フィラーを含有したシートや粘着剤を介して接続してもよい。
また、対極板1が有する電極2の数は特に限定されず、1、2、3、4であってもよく、それ以上、例えば8以上であってもよい。本考案の一実施形態においては、対極板1は、電極2を1つのみ有する。
導線4とは、電流を通すための導体となる線を意味する。本考案の一実施形態においては、導線4は金属製の線であり、用いられる金属としては、アルミニウム、銅、銀や錫等を添加した銅合金等が挙げられる。導線4は、その一部又は全体が絶縁性材料5に被覆されている。
電極接続部3とは、電極2と導線4を接続する部位を意味する。本考案の一実施形態においては、電極接続部3は、金属等の導体製の部材を含み、導線4と繋がっていて、電極2と接続可能となっている。用いられる導体としては、アルミニウム、銅、銀や錫等を添加した銅合金等の金属や、グラファイト、導電性高分子等が挙げられる。電極接続部3は、その一部又は全体が絶縁性材料5に被覆されている。
本考案の一実施形態においては、電極2と電極接続部3とが一体に形成されている。図3に示されるように、電極接続部31は、導電性を有する接着剤を含み、電極2と導線4とを接着している。
また、本実施形態の変形例においては、電極2と導線4とは、導体性の部材を含む電極接続部3を介して接続されている。図4に示されるように、本実施形態においては、電極接続部3は、金属プレート等の導体性部材32及び導体性部材32と電極2とを繋げるステープル部33を含み、電極2と導線4とを接続している。
本考案の別の実施形態においては、図5に示されるように、電極2と導線4との接続は、着脱自在となっている。本実施形態においては、電極接続部3及び導線4の一方の端部がそれぞれ端子34、41となっており(プラグ及びジャック)、電極2と導線4とが着脱自在に接続される。端子34、41の形状としては、クリップ端子、ネジ端子等が挙げられる。
絶縁性材料5とは、電気伝導率が一定以下(例えば電気伝導率が10S/m以下)の材料を意味し、特に限定しないが、ガラス繊維等の無機物繊維又は有機物繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフロンを含有する樹脂又はこれらの層状複合体、コーティング剤等を挙げることができる。これらの中では、ポリエチレン、ポリプロピレンから選択される1種以上の樹脂を含む層状複合体が好ましい。
図6及び図7に示されるように、本考案の一実施形態においては、対極板1は、導線4の一方の端部に、エネルギーデバイス6を備える高周波手術装置7に接続可能な端子9を少なくとも一つ有している。本実施形態においては、対極板1は、電極2と、電極接続部3と、導線4と、端子9とを有する。端子9の形状等は特に限定されないが、コネクタ、特に医療機器用の高電圧コネクタが好ましい。
ここで、エネルギーデバイス6とは、高周波止血鉗子、電気メス、超音波メス、高周波ラジオ波メス、ヒートプローブ、マイクロ波メス、レーザーメス等が挙げられる。
また、高周波手術装置7は、対極板1、エネルギーデバイス6、高周波出力装置8等を備える。対極板1と高周波出力装置8とは導線4及び端子9を介して接続される。エネルギーデバイス6もまた高周波出力装置8と導線4及び端子9を介して接続される。
これ以外にも、本考案の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 対極板
2 電極
3 電極接続部
31 導電性接着剤
32 導体性部材
33 ステープル部
34 電極接続部側端子
4 導線
41 導線側端子
5 絶縁性材料
6 エネルギーデバイス
7 高周波手術装置
8 高周波出力装置
9 端子

Claims (3)

  1. 電極と、導電性液体が接触しても通電しないように絶縁性材料で被覆された、導線及び電極接続部とを有する、内視鏡的止血術の医療手技訓練モデルに接続するための対極板。
  2. 電極を1つのみ有する、請求項1に記載の対極板。
  3. エネルギーデバイスを備える高周波手術装置に接続可能な端子を少なくとも一つ有する、請求項1又は2に記載の対極板。

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