JP3238452B2 - 金属の圧延用鍛鋼製ロール - Google Patents

金属の圧延用鍛鋼製ロール

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JP3238452B2 JP03816892A JP3816892A JP3238452B2 JP 3238452 B2 JP3238452 B2 JP 3238452B2 JP 03816892 A JP03816892 A JP 03816892A JP 3816892 A JP3816892 A JP 3816892A JP 3238452 B2 JP3238452 B2 JP 3238452B2
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義洋 大小森
勝夫 加来
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐摩耗性に優れ、且つス
リップ、絞り込み、かみ止め等の圧延事故によって受け
る被害が小さい耐事故性に優れた圧延用ロールに関する
もので、一体型および組立型のスリーブタイプの金属の
圧延用鍛鋼製ロールに適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属の圧延用鍛鋼製ロールには、
重量%でC;0.4〜0.7、Si;0.15〜1.
0、Mn;0.2〜1.0、Cr;3.0〜5.0、M
o;0.2〜0.6の成分を基本とし、Ni;1.0以
下、V;0.2以下を適宜添加した鋼が、概ねHS50
〜75の硬さ範囲で使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
圧延はスケジュールフリー圧延、高圧下圧延等その使用
条件の苛酷化と圧延製品の寸法精度向上に対する要求が
一段と厳しくなったことにより、補強ロールおよび中間
ロールの摩耗肌荒れによるロールの交換頻度が増大して
いるのが現状である。そして、このことが連続圧延操業
の中で生産性を阻害する大きな要因となっている。その
対策としてロールの耐摩耗性の向上が強く要望されてい
る。
【0004】この耐摩耗性は、ロール表面の硬さを現状
レベルより上昇させることにより向上するが、その反面
高硬度化に伴い靭性値の低下を招くことになる。また一
方、使用条件の苛酷化に伴ってスリップ、絞り込み、か
み止等の圧延事故によってロールが受ける熱衝撃の度合
も大きくなってきている。これらの圧延事故の際、ロー
ル表面に発生する熱衝撃クラックの深さは、ロール原単
位に大きな影響を及ぼすだけでなく、長期間使用される
補強ロールおよび中間ロールにおいては大きなスポーリ
ング事故を引き起す原因となる。このため耐摩耗性と共
に耐事故性に優れたロールが熱望されている。
【0005】本発明はこのような現状に鑑み、成分調整
特に微量のNbを添加することにより耐摩耗性および耐
事故性に対する要望を充分に満足する金属の圧延用鍛鋼
製ロールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は優れた耐摩耗性
および耐事故性を有するロール材を得るものであって、
調整されたCr−Mo−V系鋼にNbを添加することに
特徴がある。即ち、本発明は重量%で C ;0.35〜0.70、 Si;0.3以下、 Mn;0.2〜1.0、 Cr;3.0〜6.
0、 Mo,W;Mo+0.5Wとして0.4〜1.5、 Ni;0.1〜1.5、 V ;0.1〜0.
5、 Nb;0.01〜0.05、 Al;0.02以下 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物である合金
を圧延用鍛鋼製ロール材とすることにある。このような
成分構成にすることにより、ロール表面硬さがNb無添
加鋼のものより高くとも、またNb無添加鋼のものと同
じであっても耐摩耗性および靭性の面で優れた性質を付
与することができ、それによって耐事故性の向上を達し
得る。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。
【表1】
【0008】図3は、表1に記載する組成をもつ従来鋼
の1例である4%Cr−Mo鋼からなる金属圧延用ロー
ル材について、焼入れ温度を変化させ、硬さをHS65
(HRC換算)に焼戻し処理にて調整した時のオーステ
ナイト結晶粒度(以下、結晶粒度と記す)と常温衝撃値
との関係を示すものである。本図から明らかなように衝
撃値は結晶粒度に依存し、結晶粒度が粗くなるに従い衝
撃値(靭性)の低下を招くことになる。この衝撃特性は
とりも直さず、圧延事故により発生した熱衝撃クラック
の伝播と脆性破壊に対する抵抗性(KIC)に影響を及ぼ
すものと考えられる。即ち、耐事故性といわれるクラッ
クの発生抵抗性と伝播および破壊に対する抵抗性のう
ち、結晶粒度の細粒化は後者にメリットがあることを示
唆している。
【0009】この結果、粒の細粒化については、熱処理
による工夫によって改善されるが、特に最近、誘導炉に
よる傾斜加熱を行っての傾斜熱処理(Differen
tial Heat Treatment 以下、DH
T法と記す)の実用化が挙げられる。このDHT法は、
ロール外層のみを所定の焼入れ温度まで急速に加熱する
方法で、硬化深度の増大や内部の残留応力の低減に効果
的である。しかも急速加熱を行うことにより従来の電気
炉、ガス炉内での加熱条件と異なり、結晶粒はかなりの
細粒を得ることが可能となった。
【0010】しかし、最近さらに硬化深度の増大ならび
に耐摩耗性の向上の要望により、Cr等の合金は増量添
加となっているが、この場合耐事故性の点で結晶粒を考
慮すると焼入れ加熱条件としては、当然粗粒化温度以下
になり合金の増量添加を図っても焼入れ時に未溶解炭化
物として残存し、ロール特性として必要なマトリックス
への固溶強化の効果をもたらしていない。
【0011】Nbは、これを微量添加することにより、
粗粒化温度を高めることができる。図1は、表2に記載
する5%Cr−Mo−Vベース成分鋼にNbを添加しな
いもの(A鋼)とNbを添加したもの(B鋼)につい
て、図3に示した実験と同様に焼入れ温度を変化させた
時の結晶粒度との関係を示した。
【0012】
【表2】
【0013】これらA,B鋼の結果を比較すると、明ら
かにNb添加の有無によって結晶粒度に差がみられ、粗
大化温度域をJIS G0551試験法による結晶粒度
番号を5以下(結晶粒が粗くなる)としてみると、Nb
無添加鋼(A鋼)の細粒化温度域の上限温度域は、約
1,000℃であるのに対してNb添加鋼(B鋼)は約
1,100℃で約100℃の差があることが判かる。こ
れらのことを考えても、B鋼は焼入れ温度を高めること
で合金のマトリックスへの固溶強化を図ることができ
る。
【0014】このことを確かめるため、A,B両鋼につ
いて胴径1,650mmの補強ロールをDHT法によって
熱処理を行うことを前提として熱処理を行い耐摩耗性、
破壊靭性および熱衝撃特性を調べた。なお、熱処理は
A,B両鋼の結晶粒度がほぼ一定となる焼入れ条件と
し、硬さは焼戻し処理でHS65に調整した。この時の
熱処理条件として、結晶粒度を粒度番号で7を目標と
してA鋼を970℃、B鋼を1,050℃の焼入れ加熱
温度として、冷却速度は対象ロールの胴表層部に模擬し
た冷速を与えた。次に、焼戻し処理は両鋼とも加熱保定
時間を一定として、焼戻し温度を変えて所定の硬さを得
たが、Nbを添加したB鋼は合金の固溶強化を図ったた
め、焼戻し温度がA鋼よりも50℃高く、その焼戻し温
度はA鋼が530℃でB鋼が580℃であった。
【0015】この結果は、以下に記すロール材としての
評価試験の外に重要な意味をもつものである。即ち、板
のかみ止め時あるいはスリップ等によりロール表面に発
生する熱を考えた場合、1回の発熱量およびその繰返し
によるロール表層部の温度上昇によっては材質変化につ
ながり、強度低下を来たして熱応力でクラックが発生
し、ややもするとスポーリング等の大事故となる。従っ
て、材質変化を防ぐ意味においても高温で所定の硬さが
得られる焼戻し処理が好ましい。このような耐事故性の
観点からしても、本発明鋼は優れていると言える。
【0016】次に、前記の熱処理を施した後のロール材
としての評価試験である材料特性結果を表3に示した。
A,B両鋼の耐摩耗性についてみると、硬さは両鋼とも
同一レベルにあるにも拘らずNb添加のB鋼がA鋼より
も優れ、しかも耐事故性の評価基準となる靭性面での破
壊靭性値(KIC)ならびに熱衝撃試験による最大クラッ
ク深さについても本発明鋼のB鋼が優れている。
【0017】このように、本発明においては現DHT法
による細粒化と相俟ってNbの微量添加によって粗粒化
温度を高め、合金をマトリックスに固溶させ、その後高
い温度における焼戻し処理によって微細な炭化物を析出
させ強度、靭性を高めることにある。即ち、耐摩耗性、
耐事故性の向上効果を狙う目的で固溶強化を積極的に行
うことができる。
【0018】
【表3】
【0019】次に、各元素の限定理由を述べる。C量に
ついては、0.35%未満ではロール材として十分な表
面硬さおよび硬化深度が得がたく、また0.70%を超
えると粗大な炭化物が増大し、焼入れロールとして望ま
しい微細な球状炭化物が均一に分散した顕微鏡組織が得
られなくなり、耐摩耗性、靭性向上効果が期待できな
い。このようなことから0.35〜0.70%の範囲に
限った。
【0020】Siは、通常の製鋼過程において脱酸に有
効な元素であるが、多量に含有させると鋼の清浄性を損
なう外、靭性の低下をもたらすので0.3%以下とし
た。Mnは、Siと同様に脱酸材であると共にマトリッ
クスの強度と靭性を向上させる。また、焼入れ性を向上
させロール材としての硬化深度を改善するのに有効であ
るが0.2%未満では、これらの効果が期待できない。
また、1.0%を超えるとMs点を低下させ焼割れ感受
性が高まるので0.20〜1.0%とした。Crは、C
と結合して炭化物を形成し、耐摩耗性を向上させると共
に焼入れ性および耐熱性を高める効果がある。しかし、
3.0%未満ではその効果が不十分で、6.0%を超え
ると粗大な炭化物の析出量が急激に増加し、鍛造性、靭
性を阻害するため3.0〜6.0%とした。
【0021】MoおよびWについて、Moはマトリック
スに固溶あるいはマトリックス中に微細炭化物を析出さ
せることにより、焼入れ性および焼戻し軟化抵抗性の向
上に有効である。また、WはMo量の約1/2でMoと
同等の効果を発揮し、Crと同様に耐摩耗性ならびに耐
熱性の向上に有効である。しかし、Mo+1/2Wが
0.4%未満では、これらの効果が期待できない。ま
た、1.5%を超えるとMo,Wの炭化物の析出量が増
大し、2次硬化現象が顕著になりロールの製造が難しく
なる。即ち品質の安定を損なうことから上限を1.5%
とした。
【0022】Niは、ロールの硬化深度を増大させ、し
かも靭性を向上させる元素として知られているが、その
効果は0.1%未満では期待できない。また、多量に添
加すると炭化物の球状化を阻害すると共にMs点を低下
させ焼割れ感受性を高めるのでNiの上限を1.5%と
した。
【0023】VはCと結合し極めて硬い炭化物を形成し
耐摩耗性を高める。また、オーステナイト結晶粒の粗粒
化を防止する細粒効果をもたらすが、その効果は加熱温
度約950℃程度が限界である。本発明の特徴は焼入れ
温度を950℃以上でしかも粗粒化温度以下で合金をマ
トリックスに固溶化させることにあるため、ここでのV
添加の期待効果はV炭化物の2次析出硬化による軟化抵
抗と硬い炭化物による耐摩耗性の向上にある。しかし、
0.1%未満ではその効果が不十分であり、またVの多
量の添加は2次硬化現象が著しくなることと粗大炭化物
が増加して靭性の低下を来たすことにより、その範囲を
0.1〜0.5%とした。
【0024】Nbは、本発明で最も重要な元素の一つで
ある。Nbは少量でVと同様に結晶粒微細化に効果があ
り靭性が改善される。特にNb炭化物は、V炭化物より
も高温で安定な性質を有しており、結晶粒の成長を抑え
る効果が強い。しかし、本合金系で多量に添加すると巨
大なNb炭化物が晶出しその量も増加する。また、補強
ロールおよび中間ロールのように鋼塊重量で40トンを
超す鋼塊については、小鋼塊に較べて凝固速度もかなり
遅く成分偏析も大きくなり、晶出するNb炭化物も巨大
化し、その量も更に増加する。この巨大なNb炭化物は
鍛造を行っても破砕されず、靭性を著しく低下させるこ
とになり好ましくない。図2は表2のA鋼を基本成分と
した小型真空溶解材に、Nbを添加し、1,050℃の
焼入れ温度に加熱した試料の結晶粒度に及ぼすNb含有
量の影響を調べたものであり、図から明らかのようにN
bは高温で結晶粒の成長を抑える効果を期待することか
らその限界量は、0.01%未満では前記効果は期待さ
れず0.05%を超えるとその効果は殆ど変らず、また
経済的に不利となることから上限を0.05%とした。
【0025】Alは、AlNならびにAl2 3 が鋼中
に散在し転動疲労、靭性を劣化させることから、その上
限を0.02%とした。
【0026】なお、これまで記述した以外の元素につい
ては特に限定しないが、不純物元素にP,Sや酸化物系
の非金属介在物を生成する〔O〕は、本発明の目的であ
るロールの耐事故性を損なうことになるため可及的に低
減させるのが好ましいことは言うまでもなく、これらの
微量元素や非金属介在物を少なくするためLF法、ES
R法等の精錬法を採用することが好ましい。
【0027】
【実施例】本発明鋼の具体例の特性を、表4,表5に基
づいて説明する。表4は、50kg真空溶解炉にて溶解し
た本発明試験材の化学成分(No.1〜13)と比較のた
め溶解した化学成分(No.14〜19)を示す。これら
の試験用供試鋼は、200mm径の丸型鋼塊より、1,2
00℃で加熱後、鍛錬比3Sで鍛造を行ないその後球状
化処理を施し供試材とした。その後、表5に示す条件で
加熱後強制冷却の焼入れ処理を行い直ちに焼戻し処理を
行った。なお、焼入れおよび焼戻し設定条件として、焼
入れ加熱温度はJIS G0551試験方法による結晶
粒度番号が7を目標とする加熱温度とし、焼入れ時の
冷却速度は胴径1,650mmの補強ロールをDHT法に
よって熱処理を行うことを前提として、実ロールの胴表
層部に模擬した冷速を与えた。
【0028】この結果、本発明鋼はNb元素の微量添加
によりオーステナイト結晶粒の粗大化温度を高めること
ができるため、表5に示すように比較材に較べて焼入れ
加熱温度に明瞭な差が認められた。また、このことは次
の焼戻し加熱温度にも認められ、合金のマトリックスへ
の固溶量の差として現われ、固溶量の大きい本発明鋼は
比較材に較べて高温での焼戻し温度が得られた。このこ
とは前記に説明したように、ロールの耐事故性の観点か
らしても本発明鋼は優れていることが判る。
【0029】次に、硬さをほぼ一定とした場合の摩耗試
験と耐事故性の評価試験として知られている熱衝撃試験
ならびに破壊靭性(KIC)試験を行った。結果は、表5
に併せて示した。
【0030】これらによると耐摩耗性は、一般に硬さで
一義的に決まると言われているが、ほぼ同一硬さの比較
材と本発明鋼では耐摩耗性は、本発明鋼の方が優れてい
る。また、耐事故性評価試験での熱衝撃クラック深さな
らびに破壊靭性値(KIC)の点においても本発明鋼が優
れ、いずれもNb添加による固溶強化の効果を示すもの
である。
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】以上の如く、本発明鋼を実ロールに適用す
ることにより、本発明の目的とする耐摩耗性および耐事
故性に優れたロールを製造することが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上の如く本発明は、成分調整、特にN
bを0.01〜0.05%添加したことにより、結晶粒
の粗大化を抑制し、高温焼入れにより合金のマトリック
スへの固溶強化を図ると共に、高温焼戻しを行うことが
できるのでロール表面硬さがNb無添加鋼のものより高
くとも、またNb無添加鋼のものと同じであっても耐摩
耗性および耐事故性の優れた性能を得ることができ、従
って耐摩耗性に優れ、且つスリップ、絞り込み、かみ止
め等の圧延事故によって受ける被害が小さい耐事故性に
優れた金属の圧延用鍛鋼製ロールの製造が可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】Nb添加および無添加の5%Cr−Mo−V鋼
について、焼入れ温度を変化させた時の結晶粒度との関
係を示す図。
【図2】5%Cr−Mo−V鋼を基本成分として1,0
50℃で焼入れしたときの結晶粒に及ぼすNb量の影響
を示す図。
【図3】4%Cr−Mo鋼からなる金属圧延用ロール材
について、焼入れ温度を変化させ硬さをHS65に焼戻
し処理にて調整した時の結晶粒度と常温衝撃値との関係
を示す図。
フロントページの続き (72)発明者 篠塚 啓吾 福岡県北九州市戸畑区大字中原先の浜46 −59 日本鋳鍛鋼株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−157836(JP,A) 特開 昭50−125915(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60 B21B 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C ;0.35〜0.70、 Si;0.3以下、 Mn;0.2〜1.0、 Cr;3.0〜6.0、 Mo,W;Mo+0.5Wとして0.4〜1.5、 Ni;0.1〜1.5、 V ;0.1〜0.5、 Nb;0.01〜0.05、 Al;0.02以下 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物である合金
    よりなることを特徴とする耐摩耗性、耐事故性に優れた
    金属の圧延用鍛鋼製ロール。
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